JP2014162463A - 自動二輪車におけるスイッチ装置 - Google Patents

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泰斗 小林
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Abstract

【課題】自動二輪車に搭載された各種機器を容易に操作し得、且つ小型化を図ることが可能なスイッチ装置を提供する。
【解決手段】自動二輪車10のハンドル16において、グリップ18、20の近傍にはクラッチレバー22又はブレーキレバー24が配設される。この中、例えば、クラッチレバー22には、固定グリップ18を臨む側に凹部48aが陥没形成され、該凹部48a内には、スイッチ装置26aを構成するスイッチ部50aが設けられる。スイッチ部50aにおいては、車体幅方向に沿って第1ボタン54と第2ボタン56が並列配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動二輪車の乗員に把持されるグリップの近傍に配設され、該自動二輪車に搭載された各種機器を操作するためのスイッチ装置に関する。
自動二輪車には、ホーン(クラクション)やグリップヒータ等の機器が搭載される。近時、利便性やアメニティを充実させるべく、ナビゲーションシステムやオーディオ等が搭載されることもある。
このような機器を操作するためのスイッチ装置として、特許文献1には、オン/オフボタンが設けられたパネルとして構成され、乗員に把持されるグリップの近傍に配設されるものが提案されている。この場合、パネルは、ハンドルに支持される。
特開平2−114079号公報
特許文献1に記載されるスイッチ装置によって機器を操作するとき、特に、グリップから離間したボタンを親指で押圧することは困難であるので、人指し指等でボタンを押圧する場合がある。このとき、乗員は、例えば、自動二輪車を停止した後にグリップから手を離してボタンを押圧せざるを得ず、煩雑である。
しかも、自動二輪車では配置スペースが狭小であり、従って、スイッチ装置は可及的に小型であることが望まれるが、特許文献1の第1図や第4図に示されるようにスイッチ装置をパネルとして構成すると、小型化することが困難である。また、スイッチ装置をハンドルの側方で支持するので、グリップ近傍の構造が複雑となる上、自動二輪車の車幅が大きくなってしまう。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、ボタンの押圧、換言すれば、機器の操作が容易であり、しかも、十分に小型化された、自動二輪車におけるスイッチ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、操舵を行うためのハンドル(16)と、前記ハンドル(16)に設けられて乗員に把持される左方グリップ(18)及び右方グリップ(20)と、前記左方グリップ(18)及び前記右方グリップ(20)の近傍にそれぞれ配設されて前記乗員に握持される左方レバー(22)及び右方レバー(24)とを備える自動二輪車(10)に搭載された機器を操作し前記ハンドル(16)の近傍に設けられる自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)であって、
前記乗員によって操作される操作部(54、56、84、86)を含むスイッチ部(50a、50b)が、前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)の少なくともいずれか一方に設けられていることを特徴とする。
すなわち、本発明においては、スイッチ装置が左方レバー又は右方レバーの少なくともいずれかに設けられ、左方レバーや右方レバーとは別体のパネル等として構成されることはない。従って、スイッチ装置の十分な小型化を図ることができる。また、車体の幅方向が大きくなるようなこともない。
さらに、左方レバーや右方レバーは乗員によって握持される部材であるので、乗員にとって、このようなレバーに設けられたスイッチ装置を操作することは容易である。従って、操作部の操作、換言すれば、機器の操作(オン/オフ操作等)が容易となる。
しかも、スイッチ装置が小型であるので、操作部の操作(機器の操作)を、ハンドルを把持した手を離すことなく、指先で行うことも可能である。
操作部(54、56、84、86)は、左方レバー(22)の左方グリップ(18)に臨む側、又は右方レバー(24)の右方グリップ(20)に臨む側に配設することが好ましい。この場合、乗員の指先と操作部との位置が近いので、指先で操作部を操作することが容易である。
ここで、左方レバー(22)又は右方レバー(24)に凹部(48a、48b)を陥没形成し、操作部(54、56、84、86)を該凹部(48a、48b)に配置することが好ましい。この場合、操作部を操作するためには指先を凹部に進入させる必要がある。従って、指先が意図せず操作部に触れることや、このために所望外の機器が操作されることが回避される。また、操作部のレバーからの突出量が低減されるので、美観が良好となる。
さらに、操作部(54、56、84、86)を車両の鉛直方向に対して傾斜させることが好ましい。この場合、操作部を指先で操作することが一層容易となるからである。
また、スイッチ部(50a、50b)の基板(60)を左方レバー(22)又は右方レバー(24)の内部に設け、且つ前記基板(60)と前記機器とを電気的に接続するための配線(82a、82b)を左方レバー(22)又は右方レバー(24)の内部に通すことが好ましい。この場合、外部から配線を視認し難くなるので、美観が向上する。
また、複数本の配線を束ねて配線束としたときには、個々の配線を配策する場合に比して効率よく配策することが可能となる。
この配線(82a、82b)は、左方レバー(22)又は右方レバー(24)の回動中心であるピボット(46a、46b)の近傍から、左方レバー(22)又は右方レバー(24)の外方に導出することが好ましい。
配線は、左方レバー又は右方レバーの回動に追従して引き出され、又は引き戻されるが、該配線の外部への導出箇所がピボットの近傍であると、引き出し・引き戻し量が最小限となる。このため、配線が過度に弛緩したり、逆に過度に緊張したりすることが回避される。
以上の構成においては、スイッチ部(50a、50b)をメンブレンスイッチで構成することが好ましい。メンブレンスイッチは薄型・小型であるので、スイッチ装置の小型化に一層寄与する。
また、メンブレンスイッチによれば、ボタンを押圧した際、軽快な操作感とメカニカルな感覚が得られる。
スイッチ部(50a、50b)は、好適には、左方レバー(22)又は右方レバー(24)の双方に設けられる。この場合のボタンの好適な配置例としては、左方レバー(22)にグリップヒータオン/オフボタン(54)及びインジケータ切替ボタン(56)を設ける一方、右方レバー(24)にオーディオの音量アップボタン(84)及び音量ダウンボタン(86)を設けることが挙げられる。
この場合には、操作頻度が多いと想定されるボタンをレバーのピボット側に配置することが好ましい。例えば、上記の場合、インジケータ切替ボタン(56)を、前記左方レバー(22)の、前記ピボット(46a、46b)に近接する側に配置すると、操作頻度が多い機器であるインジケータを、乗員が比較的力を入れ易い人差し指を用いて操作できるので、操作性を向上させることが期待できる。
本発明によれば、乗員によって操作される操作部を含むスイッチ部を、ハンドルのグリップに近接配置される左方レバー又は右方レバーの少なくともいずれか一方に設けるようにしてスイッチ装置を構成するようにしている。このため、スイッチ装置を、左方レバーや右方レバーとは別体のパネル等として構成する必要がないので、スイッチ装置の十分な小型化を図ることができる。また、車体の幅方向が大きくなることを回避することもできる。
さらに、乗員にとって、左方レバーや右方レバーに設けられた操作部を操作することは容易である。従って、機器の操作(オン/オフ操作等)が容易となる。しかも、場合によっては、ハンドルを握持した手を離す必要もない。
自動二輪車の運転者シートから視認したコックピットの概略正面図である。 本発明の実施の形態に係るスイッチ装置が設けられた左方レバーの概略平面図である。 視線を図2中の矢印X方向とした概略正面図である。 図2中のIV−IV線矢視断面図である。 スイッチ装置のスイッチ部を構成するメンブレンスイッチの概略縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るスイッチ装置が設けられた右方レバーの概略平面図である。 図5のメンブレンスイッチを押圧して下部接点と上部接点を当接させた状態を示す概略縦断面図である。 別の実施の形態に係るスイッチ装置(左方レバー側)の概略斜視図である。
以下、本発明に係る自動二輪車におけるスイッチ装置につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、自動二輪車10の運転者シート12から視認したコックピット14の概略正面図である。自動二輪車10は、図示しない前輪を操舵して進行方向を変更するためのハンドル16を有する。ハンドル16の左端(運転者シート12に着座した乗員の左手側)には固定グリップ18が設けられ、右端(乗員の右手側)にはアクセルグリップ20が設けられる。これら固定グリップ18及びアクセルグリップ20には、グリップヒータが内蔵されている。
さらに、固定グリップ18の近傍にはクラッチレバー22(左方レバー)が配設され、アクセルグリップ20の近傍には、前輪ブレーキ用のブレーキレバー24(右方レバー)が配設される。クラッチレバー22は、乗員がギアをシフトチェンジする際に握持され、一方、ブレーキレバー24は、乗員がブレーキ操作を行う際に握持される。
これらクラッチレバー22及びブレーキレバー24のそれぞれには、本実施の形態に係るスイッチ装置26a、26bが設けられる。この点については後述する。
コックピット14において、車体幅方向の略中央にはメータユニット28が配設される。メータユニット28は、例えば、タコメータ30、スピードメータ32、冷却水用温度計34及び燃料計36が並列されてなる。
メータユニット28の車体後方側、すなわち、乗員に近接する側には、情報を表示する液晶マルチディスプレイ38(インジケータ)が設けられる。この液晶マルチディスプレイ38は、積算距離、航続距離、時刻、気温、オーディオの音量や音質の設定状況、カーエアコンの設定状況、図示しないリアサスペンションの状態、図示しないトランクの開閉状態等を切替表示することが可能である。すなわち、液晶マルチディスプレイ38は、いわゆるモード変更により、オドメータ、トリップメータ、時計、気温計、オーディオ設定画面、エアコン設定画面、車体状況確認画面等として機能する。
なお、図1中の参照符号40、42及び44は、それぞれ、エアコン調整風吹出口、バックミラー、風防を示す。
次に、本実施の形態に係るスイッチ装置26a、26bにつき説明する。
図2〜図4は、それぞれ、本実施の形態に係るスイッチ装置26aの概略平面図、視線を図2中の矢印X方向とした概略正面図、図2中のIV−IV線矢視断面図である。このスイッチ装置26aは、前記クラッチレバー22に設けられている。なお、クラッチレバー22は、ピボット46aを回動中心として図2中の矢印Y方向に沿って回動可能である。
図2から諒解されるように、クラッチレバー22において、車体後方側、すなわち、固定グリップ18側に臨む端面には凹部48aが陥没形成される。スイッチ装置26aを構成するスイッチ部50aは、該凹部48a内に収容されている。凹部48aの開口寸法は、乗員が冬季用グローブ52を装着していた場合であっても、該冬季用グローブ52の指先が進入可能に幅広に設定される。
図2及び図3に示すように、スイッチ部50aは、乗員によって押圧(操作)される第1ボタン54、第2ボタン56(いずれも操作部)を有する。これら第1ボタン54及び第2ボタン56の高さ方向寸法は、該第1ボタン54及び該第2ボタン56の押圧側端面が凹部48aから突出しないように設定される。すなわち、第1ボタン54及び第2ボタン56の全体は、凹部48a内に収まっている。
第1ボタン54、第2ボタン56は、車体幅方向に沿って並列配置される。車体左方(外方)側に配置された第1ボタン54は、グリップヒータオン/オフボタンであり、一方、車体右方(内方)側に配置された第2ボタン56は、前記液晶マルチディスプレイ38のモード変更を行うためのインジケータ切替ボタンである。
図4に示すように、凹部48aの底壁(車体前方側の壁面)は、鉛直下方から鉛直上方になるにつれ、車体前方から車体後方に向かうように傾斜している。このため、第1ボタン54及び第2ボタン56は、鉛直下方から鉛直上方に向かうに伴い、乗員に接近するように傾斜している。
本実施の形態において、第1ボタン54及び第2ボタン56を含むスイッチ部50aは、図5に示すように、粘着シート58を介して凹部48aの底壁に接合される基板60を有するメンブレンスイッチで構成される。なお、メンブレンスイッチは公知のものであり、従って、以下、概略説明を行うに留める。
前記基板60は、下部接点62が設けられた下部接点シート64と、スペーサシート66を介して該下部接点シート64上に配設され且つ上部接点68が設けられた上部接点シート70とを有する積層体からなる。
この中、下部接点62と上部接点68は、互いに対向するように配設される。図5に示すように互いが所定距離で離間しているときには、下部接点62と上部接点68が絶縁状態にあるため、電気的に開回路が形成されたオフ状態となる。一方、後述するように第1ボタン54(又は第2ボタン56)が押圧されると、下部接点62と上部接点68が互いに接触し、これにより電気的な導通状態が形成される。すなわち、閉回路が形成されたオン状態となる。
上部接点シート70において、上部接点68の裏面側に対応する部位には、断面が略円弧形状である金属ドーム72が設けられる。さらに、上部接点シート70上には、糊シート74が積層される。糊シート74の一部は、前記金属ドーム72を収容するための収容穴76が貫通形成される。
糊シート74上には、表皮シート78が貼付される。この表皮シート78が、第1ボタン54又は第2ボタン56の外表面である。
以上からも諒解されるように、メンブレンスイッチは、薄型・小型の積層回路である。このため、クラッチレバー22のような狭小スペースしかない部材であっても、スイッチ部50aを配設することが可能である。また、これによりスイッチ装置26aの小型化を図ることもできる。
図2及び図3に示すように、クラッチレバー22には、凹部48aの右方端部から車体の右前方側に向かい、ピボット46aの近傍で開口した通し穴80aが形成されている。スイッチ部50aの基板60と、グリップヒータ及び液晶マルチディスプレイ38の各々とは、この通し穴80aに挿通されて開口から導出された配線束82aを介して電気的に接続される。
一方、スイッチ装置26bを構成するスイッチ部50bは、運転者シート12(車両後方側)からブレーキレバー24を視認した図6に示すように、該ブレーキレバー24の、アクセルグリップ20を臨む側に設けられている。なお、ブレーキレバー24は、ピボット46bを回動中心として回動可能である。
ブレーキレバー24の、アクセルグリップ20を臨む側には、凹部48bが陥没形成される。スイッチ部50bは、該凹部48b内に収容されている。凹部48bの開口寸法も、凹部48aと同様に、乗員が冬季用グローブ52を装着していた場合であっても、該冬季用グローブ52の指先が進入可能に設定される。
スイッチ部50bは、乗員によって押圧(操作)される第3ボタン84、第4ボタン86(いずれも操作部)を有する。これら第3ボタン84及び第4ボタン86の全体が凹部48b内に収まっている点、第3ボタン84及び第4ボタン86が鉛直下方から鉛直上方に向かうに伴って乗員に接近するように傾斜している点、及びスイッチ部50bがメンブレンスイッチから構成されている点も、スイッチ部50aと同様である。
第3ボタン84、第4ボタン86は、車体幅方向に沿って並列配置される。車体左方(内方)側に配置された第3ボタン84は、オーディオの音量を大きくする音量アップボタンであり、一方、車体右方(外方)側に配置された第4ボタン86は、音量を小さくする音量ダウンボタンである。
ブレーキレバー24には、凹部48bの左方端部から車体の左前方側に向かい、ピボット46bの近傍で開口した通し穴80bが形成されている。スイッチ部50bの基板60(図5参照)と、オーディオコントロール回路とは、この通し穴80bに挿通された配線束82bを介して電気的に接続される。
このように、本実施の形態においては、配線束82a、82bをクラッチレバー22(図2参照)又はブレーキレバー24(図6参照)の内部に通すようにしている。従って、外部から配線束82a、82bを視認し難くなるので、美観に優れる。また、配線束82a、82bは複数本の配線を束ねたものであることから、配線束82a、82bを配策することにより、複数本の配線の配策がなされることになる。従って、個々の配線を配策する場合に比して効率よく配策することができる。
以上の構成において、ブレーキレバー24及びクラッチレバー22には、軽量化のための切欠部88a、88bが、スイッチ部50a、50bよりも車体外方側に形成される。
本実施の形態に係るスイッチ装置26a、26bは、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
運転者シート12に着席した乗員がアクセルグリップ20を右手で回動することに伴い、自動二輪車10が走行する。シフトチェンジを行う際やブレーキ操作を行う際には、乗員がクラッチレバー22又はブレーキレバー24を握持する。ここで、スイッチ部50a、50bの全体が凹部48a内又は凹部48b内に収まっているので、指先が第1ボタン54〜第4ボタン86に意図せず触れてしまうことが回避される。このため、所望外の機器を起動させたり、停止させたりすることを防止することができる。
乗員がクラッチレバー22又はブレーキレバー24を握持したときや解放したときには、クラッチレバー22又はブレーキレバー24がピボット46a、46bを回動中心として回動する。通し穴80a、80bの開口から導出された配線束82a、82bは、クラッチレバー22又はブレーキレバー24の回動に追従して引き出され、又は引き戻される。
ここで、前記開口がピボット46a、46bの近傍に位置しているので、配線束82a、82bの引き出し・引き戻し量を最小限に抑制することができる。このため、配線束82a、82bが回動に追従して引き出し、又は引き戻されることが容易であるので、該配線束82a、82bが過度に弛緩したり、逆に過度に緊張したりすることが回避される。
このように自動二輪車10を運転している最中、例えば、冬季では、乗員がグリップヒータを起動して手先を暖めることを望むときがある。このような場合、乗員は、固定グリップ18を左手で把持したまま、左手の人指し指(親指や中指であってもよい)を伸ばしてスイッチ部50aを構成する第1ボタン54を押圧すればよい。すなわち、乗員は、第1ボタン54を押圧するために固定グリップ18(ハンドル16)から左手を離す必要は特にない。
しかも、この際、指先が凹部48a内に容易に進入する。上記したように、凹部48aの開口寸法が十分に幅広に設定されているからである。
加えて、第1ボタン54が凹部48a内で傾斜するように設けられている(図4参照)ので、乗員が指先で押圧することが容易である。すなわち、グリップヒータを容易に起動させることができる。
第1ボタン54が押圧されると、図7に示すように下部接点62と上部接点68が当接した状態が保たれるようになる。これに追従してグリップヒータを含む電気回路が閉回路、換言すれば、オン状態となり、基板60から配線束82a(図2及び図3参照)を介して情報信号が伝達される。その結果、グリップヒータが起動されて固定グリップ18、アクセルグリップ20の双方の温度が上昇し、乗員が暖を取ることができる。
グリップヒータをオフ状態とするときには、乗員は、第1ボタン54を再度押圧すればよい。これに伴って下部接点62と上部接点68が離間した状態(図5参照)に戻り、電気的に絶縁状態(開回路状態)となる。従って、グリップヒータが停止され、固定グリップ18及びアクセルグリップ20の双方が定常温度に戻る。勿論、この際にも左手を固定グリップ18から離す必要が特にない上、指先が凹部48a内に容易に進入する。また、第1ボタン54が凹部48a内で傾斜するように設けられているため、容易に指先で押圧することができる点も上記と同様である。
スイッチ部50aは、メンブレンスイッチによって構成されている(図5及び図7参照)。この場合、上記したようにスイッチ部50aを薄型・小型のものとして構成し得るという利点がある。しかも、メンブレンスイッチでは、小さな押圧力で下部接点62と上部接点68を離間状態から当接状態に切り替えたり、その逆に切り替えたりすることができる。すなわち、軽快な操作感が得られる。
また、メンブレンスイッチでは、金属ドーム72を押圧することになるので、金属ドーム72の弾力が指先に伝わる。乗員は、これにより、第1ボタン54を押圧したことをメカニカルな感覚として認識することができる。
ところで、液晶マルチディスプレイ38(図1参照)は、通常、エンジンを付勢した際にオン状態となり、積算距離等を表示している。これを他の情報に変更したい(モード変更を行いたい)ときには、乗員は、車体内方側に配置された第2ボタン56(図2及び図3参照)を押圧すればよい。第2ボタン56が車体内方側に配置されているので、第2ボタン56は、第1ボタン54に比して親指や人指し指で押圧することが容易である。
グリップヒータの想定使用時期が主に冬季であるのに対し、液晶マルチディスプレイ38の表示切替は頻繁に行われると想定される。すなわち、第2ボタン56の操作頻度は、第1ボタン54に比して多いと考えられる。そこで、第2ボタン56を親指や人指し指で操作し易い車体内方側(ピボット46aに近接する側)に配置することにより、液晶マルチディスプレイ38の表示切替操作を容易に行うことができるようになる。
オーディオの音量を大きく又は小さくする場合、乗員は、ブレーキレバー24に設けられたスイッチ部50b(図6参照)の第3ボタン84又は第4ボタン86のいずれかを押圧すればよい。第3ボタン84を押圧したときには音量が大きくなり、一方、第4ボタン86を押圧したときには音量が小さくなる。
音量アップボタン(第3ボタン84)と音量ダウンボタン(第4ボタン86)とを比較した場合、一般的には、前者の方が操作頻度が多いと想定される。そこで、第3ボタン84を車体内方側(ピボット46bに近接する側)に配置することにより、親指や人指し指でオーディオの音量を大きくすることが容易となる。
上記のようにして第2ボタン56、第3ボタン84及び第4ボタン86を押圧するときにも、第1ボタン54を押圧するときと同様の作用効果が得られることは勿論である。
以上のように、本実施の形態によれば、第1ボタン54、第2ボタン56、第3ボタン84又は第4ボタン86を指先で押圧するという簡便な動作を行うことによって、各種機器を容易に操作することができる。また、スイッチ装置26a、26bをクラッチレバー22及びブレーキレバー24に収まるように設けているので、固定グリップ18及びアクセルグリップ20近傍の構造が大型化及び複雑化することが回避される。すなわち、スイッチ装置26a、26bをクラッチレバー22及びブレーキレバー24に設けることも、スイッチ装置26a、26bの小型化に寄与する。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、この実施の形態では、第1ボタン54及び第2ボタン56を具備するスイッチ部50a(スイッチ装置26a)をクラッチレバー22に設けるとともに、第3ボタン84及び第4ボタン86を具備するスイッチ部50b(スイッチ装置26b)をブレーキレバー24に設けるようにしているが、図8に示すように、例えば、クラッチレバー22にのみ第4ボタン86、第3ボタン84、第2ボタン56及び第1ボタン54を有するスイッチ装置26cを設ける一方、ブレーキレバー24にはスイッチ装置を設けないようにしてもよい。勿論、これとは逆に、ブレーキレバー24にスイッチ装置を設ける一方、クラッチレバー22にスイッチ装置を設けないようにしてもよい。また、このことから諒解されるように、第1ボタン54、第2ボタン56、第3ボタン84又は第4ボタン86の配列順序は任意である。
そして、各ボタンによって操作される機器が上記の機器以外のものであってもよいことは勿論である。
いずれの場合においても、ボタン(操作部)の個数は2個に限定されるものではなく、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。
10…自動二輪車 12…運転者シート
14…コックピット 16…ハンドル
18…固定グリップ 20…アクセルグリップ
22…クラッチレバー 24…ブレーキレバー
26a〜26c…スイッチ装置 38…液晶マルチディスプレイ
46a、46b…ピボット 48a、48b…凹部
50a、50b…スイッチ部 52…冬季用グローブ
54…第1ボタン 56…第2ボタン
60…基板 62…下部接点
68…上部接点 72…金属ドーム
78…表皮シート 80a、80b…通し穴
82a、82b…配線束 84…第3ボタン
86…第4ボタン 88a、88b…切欠部

Claims (9)

  1. 操舵を行うためのハンドル(16)と、前記ハンドル(16)に設けられて乗員に把持される左方グリップ(18)及び右方グリップ(20)と、前記左方グリップ(18)及び前記右方グリップ(20)の近傍にそれぞれ配設されて前記乗員に握持される左方レバー(22)及び右方レバー(24)とを備える自動二輪車(10)に搭載された機器を操作し前記ハンドル(16)の近傍に設けられる自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)であって、
    前記乗員によって操作される操作部(54、56、84、86)を含むスイッチ部(50a、50b)が、前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)の少なくともいずれか一方に設けられていることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  2. 請求項1記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記操作部(54、56、84、86)が、前記左方レバー(22)の前記左方グリップ(18)に臨む側、又は前記右方レバー(24)の前記右方グリップ(20)に臨む側に配設されていることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  3. 請求項2記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)に凹部(48a、48b)が陥没形成され、前記操作部(54、56、84、86)が前記凹部(48a、48b)に配置されていることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記操作部(54、56、84、86)が車両の鉛直方向に対して傾斜していることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記スイッチ部(50a、50b)の基板(60)が前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)の内部に設けられ、且つ前記基板(60)と前記機器とを電気的に接続するための配線(82a、82b)が前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)の内部に通されていることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  6. 請求項5記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記配線(82a、82b)は、前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)の回動中心であるピボット(46a、46b)の近傍から前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)の外方に導出されていることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記スイッチ部(50a、50b)がメンブレンスイッチで構成されていることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記左方レバー(22)又は前記右方レバー(24)の双方に前記スイッチ部(50a、50b)が設けられ、且つ前記左方レバー(22)にグリップヒータオン/オフボタン(54)及びインジケータ切替ボタン(56)が配設される一方、前記右方レバー(24)にオーディオの音量アップボタン(84)及び音量ダウンボタン(86)が配設されていることを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
  9. 請求項8記載のスイッチ装置(26a〜26c)において、前記インジケータ切替ボタン(56)を、前記左方レバー(22)の、前記ピボット(46a、46b)に近接する側に配置したことを特徴とする自動二輪車(10)におけるスイッチ装置(26a〜26c)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2022009372A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13

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