JP2011172506A - プロバイオティクス用のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス菌株及びこれを用いたプロバイオティクス乳酸菌発酵食品又はその他のプロバイオティクス経口食品。 - Google Patents

プロバイオティクス用のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス菌株及びこれを用いたプロバイオティクス乳酸菌発酵食品又はその他のプロバイオティクス経口食品。 Download PDF

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亮 青木
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晶啓 石塚
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康雄 齋藤
Tomohiko Nishijima
智彦 西嶋
Takashi Mawatari
隆志 馬渡
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Abstract

【課題】 腸管到達後に腸管内で高倍率に増殖する新規なビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis)GCL2505菌株を提供する。
【解決手段】 ヒト由来のビフィズス菌であり、経口摂取により生きておなかに到達する腸内到達性を備えるとともに顕著な腸管内増殖性能を呈する。リアルタイムPCR法の定量によれば、腸管内の平均増殖相対量(倍率)は、ヨーグルトに添加した低投与量摂取のとき、摂取後1週間で約30倍、高投与量摂取のとき、摂取後1週間で約11倍の高倍率を呈する。プロバイオティクス菌として有用であり、各種の食品に添加適用することによって、ビフィズス菌について指摘される各種の保健効果を高度に発揮することが期待できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プロバイオティクス用の新規なビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス菌株(以下ビフィズス菌株と称することがある)に関し、また、該菌株を用いたプロバイオティクス乳酸菌発酵食品又はその他のプロバイオティクス経口食品に関する。
「適量を摂取したとき、宿主によい影響をあたえる生きた微生物」とされるプロバイオティクス菌として種々の乳酸菌やビフィズス菌が産業利用されており、プロバイオティクス菌の中でも、特にビフィズス菌については、免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等、各種の保健効果があることが広く指摘されている。
プロバイオティクス菌が宿主に良い影響を与えるためには、量的に多くの菌がなるべく消化管、特に腸内に生きて到達すること、すなわち腸管到達性が、その保健効果の確保の上で重要視されるところ、乳酸菌に関して、下記非特許文献1は、Lactobacillus acidophilus L−92について、摂取菌数の93%が糞便から回収されていることによって、該菌株の腸管到達性が優れているとしており、下記非特許文献2は、L.gasseri SBT2055の腸管生存性を調べ、1−5×106cfu/gを含む発酵乳100gを投与したところ、糞便中から最大で105cfu/g程度検出されたと報告している。また、下記非特許文献3は、L.brevis KB290の腸管到達性が優れていたと報告している(但し、摂取菌数より排泄菌数の方が少ない)。ビフィズス菌に関して、下記非特許文献4は、B.animalis ssp. lactis DN−173 010を成人に投与したところ、摂取した菌数に比べて糞便中からDN−173 010が20%程度検出されたと報告している。このように種々のプロバイオティクス菌においてその腸管到達性が調べられているが、いずれもが摂取した菌数と同等かそれ以下の菌数が腸管に到達したことが報告されるに止まるか、もしくは腸管に到達した菌数を測定していないものとされている。
日本乳酸菌学会誌 2001年12号「ヒト腸管内で生残性の良いLactobacillus acidophilus L−92株の単離とその性質」28−35頁 Microbiol. Immunol. 2006年50号「Monitoring and survival of Lactobacillus gasseri SBT2055 in the human intestinal tract.」867−870頁 ミルクサイエンス 2007年55号「Lactobacillus brevis KB290(ラブレ菌)の特徴とその生理機能」151−156頁 J. Mol. Microbiol. Biotechnol. 2008年14号「Survival of Bifidobacterium animalis DN−173 010 in the faecal microbiota after administration in lyophilized form or in fermented product − a randomized study in healthy adults.」128−136頁
上記のようにプロバイオティクスの分野において、上記Lactobacillus acidophilus L−92、L.gasseri SBT2055、L.brevis KB290、B.animalis ssp. lactis DN‐173 010等の乳酸菌やビフィズス菌のプロバイオティクス菌について、その腸管到達性の優位性が認められるとするところ、プロバイオティクス菌の産業利用の面からは、より有効なプロバイオティクス菌、特に、その腸管到達性の優位性とともに又はこれに代えて腸管において増殖する腸管内増殖性を備えたプロバイオティクス菌を取得すれば、その宿主に対する保健効果を更に発揮することも可能になり、従って、このように腸管内増殖性を有する新規なプロバイオティクス菌を取得することが求められるとともにその積極的な産業利用が求められる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、その解決課題とするところは、腸管到達後の腸管内増殖性に優れた新規なプロバイオティクス菌、特にビフィズス菌の菌株を提供するにあり、また、該菌株を用いたプロバイオティクス乳酸菌発酵食品又はその他のプロバイオティクス経口食品を提供するにある。
上記課題に沿って、出願人会社保有のビフィドバクテリウム属の各種菌株について腸管内増殖性が優れた菌株取得の観点から、鋭意研究を重ねた結果、ある種のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis)菌株が、経口摂取の菌数を基準にすると、その数倍乃至それ以上の顕著な腸管内増殖性を有していることを見出し、従って該菌株をプロバイオティクス用とすることによって、上記免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等の保健効果を期待し得ることから本発明をなすに至ったもので、即ち、請求項1に記載の発明を、腸管到達後における腸管内増殖性能を保有してなることを特徴とするプロバイオティクス用ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis)菌株としたものである。
請求項2に記載の発明は、該菌株は、その腸管内増殖性能を培養法又はリアルタイムPCR法の定量によって測定すると、その平均増殖相対量(倍率。以下同じ)は、少なくとも、摂取翌日に摂取量の約2倍乃至それ以上の高倍率を呈するものであることから、これを、上記菌株の培養法又はリアルタイムPCR法の定量による腸管内増殖性能が高倍率であり且つその平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約2倍又はそれ以上の高倍率を呈してなることを特徴とする請求項1に記載の菌株としたものである。
請求項3に記載の発明は、該菌株を、GCL2505と命名した(出願人会社命名。特許生物寄託センター受領番号 FERM AP−21918)ことから、これを、上記菌株が、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis) GCL2505(FERM AP−21918)菌株であることを特徴とする請求項1又は2に記載の菌株としたものである。
請求項4に記載の発明は、上記高倍率の腸管内増殖性から、該菌株を、産業利用することによって、上記免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等の有効な保健効果を期待し得るヨーグルトその他の乳酸菌発酵食品を提供するように、これを、請求項1乃至3のいずれかに記載の菌株を含有して経口摂取用としてなることを特徴とするプロバイオティクス乳酸菌発酵食品としたものである。
請求項5に記載の発明は、この種乳酸菌発酵食品、例えばヨーグルト100gに一般に好適に用い得る生菌数(コロニー数)の如くに標準的な低投与量とするように摂取する約20億CFUとしたとき、その摂取による培養法又はリアルタイムPCR法の定量による平均増殖相対量は、摂取翌日(摂取1日後)に約20倍又はそれ以上、例えば30倍程度という如くに高倍率を呈するものであることから、これを、上記菌株を約20億CFU含有したものを摂取することによって、培養法又はリアルタイムPCR法の定量による該菌株の腸管内増殖性能の平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約20倍又はそれ以上の高倍率を呈することを特徴とする請求項4に記載のプロバイオティクス乳酸菌発酵食品としたものである。
請求項6に記載の発明は、同じくこの種乳酸菌発酵食品における生菌数(コロニー数)の約200億乃至300億CFUという如くに多量な高投与量とするように摂取し、又は、例えば1000億CFUという如くに極めて多量な超高投与量とするように摂取したとき、その摂取による培養法又はリアルタイムPCR法の定量による平均増殖相対量(倍率)は、少なくとも、摂取翌日(摂取1日後)に約2倍又はそれ以上、例えば11倍程度という如くに高倍率を呈するものであることから、これを、上記菌株を約200億乃至300億CFU又はそれ以上含有したものを摂取することによって、該菌株の培養法又はリアルタイムPCR法の定量による腸管内増殖性能の平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約2倍又はそれ以上の高倍率を呈することを特徴とする請求項4に記載のプロバイオティクス乳酸菌発酵食品としたものである。
請求項7に記載の発明は、該菌株を、適宜の投与量とするように含有した各種の飲料、食品、食品素材、食品添加物、医薬品、サプリメント等の乳酸菌発酵食品以外の食品に産業利用することによって上記免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等の有効な保健効果を期待し得る各種経口摂取用の経口食品を提供するように、これを、請求項1乃至3のいずれかに記載の菌株を含有して乳酸菌発酵食品以外の経口摂取用としてなることを特徴とするプロバイオティクス経口食品としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として、上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから、請求項1に記載の発明は、腸管到達後の腸管内増殖性に優れて、上記免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等の保健効果を期待し得る、新規なビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis)菌株を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、該菌株は、その腸管内増殖性能を培養法又はリアルタイムPCR法の定量によって測定することによって、その平均増殖相対量を、少なくとも、摂取翌日に摂取量の約2倍乃至それ以上の高倍率を呈するものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、該菌株を、GCL2505(特許生物寄託センター受領番号 FERM AP−21918)菌株によるものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、上記高倍率の腸管内増殖性から、該菌株を、産業利用することによって、上記免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等の有効な保健効果を期待し得るヨーグルトその他のプロバイオティクス乳酸菌発酵食品を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、この種乳酸菌発酵食品、例えばヨーグルト100gに一般に好適に用い得る生菌数(コロニー数)の如くに標準的な低投与量とするように摂取する約20億CFUとしたとき、その摂取による培養法又はリアルタイムPCR法の定量による平均増殖相対量は、摂取翌日(摂取1日後)に約20倍又はそれ以上、例えば30倍程度という如くに高倍率を呈するものとすることができる。
請求項6に記載の発明は、同じくこの種乳酸菌発酵食品における生菌数(コロニー数)の約200億乃至300億CFUという如くに多量な高投与量とするように摂取し、又は、例えば1000億CFUという如くに極めて多量な超高投与量とするように摂取したとき、その摂取による培養法又はリアルタイムPCR法の定量による平均増殖相対量(倍率)は、少なくとも、摂取翌日(摂取1日後)に約2倍又はそれ以上、例えば11倍程度という如くに高倍率を呈するものとすることができる。
請求項7に記載の発明は、該菌株を、各種の飲料、食品、食品素材、食品添加物、医薬品、サプリメント等の乳酸菌発酵食品以外の食品に産業利用することによって上記免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等の有効な保健効果を期待し得る各種経口摂取用のプロバイオティクス経口食品を提供することができる。
試験スケジュールを示す図である。 リアルタイムPCR法による高投与量摂取群の摂取後1週間のGCL2505菌数の折線グラフである。 リアルタイムPCR法による低投与量摂取群の摂取後1週間のGCL2505菌数の折線グラフである。 リアルタイムPCR法による高投与量摂取群の摂取後1週間のGCL2505累計菌数の棒グラフである。 リアルタイムPCR法による低投与量摂取群の摂取後1週間のGCL2505累計菌数の棒グラフである。
本発明にあって、上記腸管到達後における腸管内増殖性能を保有するビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis)菌株、そのGCL2505(特許生物寄託センター受領番号 FERM AP−21918)菌株は、ヒト由来のビフィズス菌であり、糞便を希釈し培養によってビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスの菌数を測定する培養法によって、また、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスからDNAを抽出し、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス特異的プライマーを用いたリアルタイムPCRによって同じく菌数を検出することによって得ることができる。
ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス、特にそのGCL2505菌株について、光学顕微鏡による形態観察、カタラーゼ反応、オキシダーゼ反応、ブドウ糖からの酸/ガス産生、ブドウ糖の酸化/発酵(O/F)の試験結果による菌株の性状を表1に、API20A(フランス国リオンのbioMerieux社製)による追加試験結果による菌株の同じく性状を、表2及び表3に示す。
Figure 2011172506
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該ビフィズス菌の腸管内増殖性能は、下記実施例の記載に基づいて、試験食を調整し、これを、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスの検出されないことをPCR法によって確認した被験者に摂取させ、摂取当日及びその後の各日に糞便を回収し、上記培養法又はリアルタイムPCR法によって、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスの菌数を測定乃至検出して、これを、試験食の菌数に対する平均増殖相対量を求めることによって、これを確認することができる。
該ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス、特にそのGCL2505の腸内増殖性能は、極めて優れており、例えば、下記実施例の結果によると、試験食による、高投与量の、例えば2.27×1010cfu摂取群では、摂取1日後において、被験者10名の平均増殖相対量は、培養法による検証で2倍以上、特に6.4倍、リアルタイムPCR法では同じく2倍以上、特に8.9倍に増加していることが確認された。また、2.92×1010cfuを摂取した場合、平均増殖相対量は、リアルタイムPCR法で同じく2倍以上、特に9.6倍という結果であり、従って、上記高投与量においてその摂取1日後の平均増殖相対量は、摂取量の約2倍又はそれ以上の高倍率であった。
糞便中の菌数は摂取1日後に最大となった後減少し、7日後にはほとんど検出されなかった。摂取後1週間で排泄された菌数の合計と摂取菌数とを比較したところ、図4に示すように、被験者10名の平均増殖相対量は、上記2.27×1010cfu摂取群では11.7倍、図5に示すように、例えば、低投与量の2.21×109cfu摂取群では31.8倍というそれぞれ顕著に高倍率を示すものであった。因みに、被験者10名のうち、図4では、2倍程度の被験者が見られるから、最低でも平均増殖相対量は約2倍又はそれ以上であるということができるが、該平均増殖相対量は、概ね5倍乃至それ以上であるということができる。また、図5では、同様に摂取1日後に確認不能(排便なし)の被験者があるが、平均増殖相対量は、同じく最低でも約2倍又はそれ以上ということができるが、同様に該平均相対量は、概ね20倍乃至それ以上であるということができる。
従って、該ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス、そのGCL2505は、経口摂取により生きておなかに到達する腸内到達性を備えるとともに顕著な腸管内増殖性能を呈するものであり、このとき、その腸内増殖性能による平均の増殖相対量は、少なくとも摂取翌日に摂取量の約5倍又はそれ以上、上記低投与量の場合において、少なくとも摂取翌日に摂取量の約20倍又はそれ以上、上記高投与量の場合において、少なくとも摂取翌日に摂取量の約5倍又はそれ以上の高倍率を呈するものということができる。背景技術に示されるプロバイオティクス菌に腸内到達性の優位性は認められるとしても、本発明の上記ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス、そのGCL2505は、少なくとも摂取翌日において高倍率による顕著な腸管内増殖性能を有するプロバイオティクスに好適なものであることが判明した。
該ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス菌株、そのGCL2505菌株が腸管内増殖性能を呈するメカニズムは明らかではないが、上記顕著な腸管内増殖性から、該菌株を添加適用することによって、ヨーグルト、ドリンクヨーグルトの他、チーズ、ぬか漬け等を含めた各種の乳酸菌発酵食品やこれ以外の各種経口食品として産業利用を行うことができ、これによってビフィズス菌が有するとされる、上記免疫賦活作用、感染防御、下痢・便秘・炎症性腸疾患、ビタミンやカルシウムの吸収、コレステロールの分解と調整、大腸がん予防等、各種の保健効果を期待できる各種の食品を提供することができる。
即ち、上記ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス菌株、そのGCL2505菌株を含有して経口摂取用としたプロバイオティクス乳酸菌発酵食品、このとき、上記菌株を約20億CFU含有したものを摂取することによって、培養法又はリアルタイムPCR法の定量による該菌株の腸管内増殖性能の平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約20倍又はそれ以上、好ましくは約30倍又はそれ以上を呈する高倍率を呈するものとすること、上記菌株を約200億乃至300億CFU又はそれ以含有したものを摂取することによって、該菌株の培養法又はリアルタイムPCR法の定量による腸管内増殖性能の平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約2倍又はそれ以上、好ましくは5倍乃至10倍又はそれ以上の高倍率を呈するものとすることが可能であり、更には、上記菌株を含有して乳酸菌発酵食品以外の経口摂取用とした、例えば、各種の飲料、食品、食品素材、食品添加物、医薬品、サプリメント等のプロバイオティクス経口食品とすることや、該菌株を、例えば約1000億CFUといった超高投与量のものとしたドリンクやサプリメントという如くに、少量の摂取によって保健効果の発揮を期待し得るものとすることも可能である。
ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス菌株、特にそのGCL2505(FERM AP−21918)菌株を、10%脱脂粉乳培地を用い37℃で17時間培養し、目標菌数となるように牛乳に懸濁し試験食とした。BL寒天培地を用い試験食中の生菌数を測定したところ、高投与量摂取群では2.27×108cfu/g、低投与量摂取群では2.21×107cfu/gであった(摂取した菌数の合計はそれぞれ2.27×1010cfu、2.21×109cfu)。
26〜40才の健常な成人男性19人を被験者とし、試験開始4日前に糞便の一部を回収し、糞便中にビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスの菌が検出されず陰性であることをPCRにより確認した。試験終了までビフィズス菌を含む食品および医薬品の摂取は禁止し、図1の試験スケジュールに従って、被験者をランダムに2群にわけ、片方を高投与量摂取群(n=10、30.7±5.1才、平均±標準偏差)、もう一方を低投与量摂取群(n=9、30.2±5.8才)とし、試験開始日(0日目)に糞便を回収した後、昼食後に試験食100gを摂取させた。摂取1、2、3、4、7日後の糞便を全量回収し、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の菌数測定に用いた(但し、摂取2日後以降の夜間に排泄された糞便は採取していない)。
高投与量摂取群の被験者の糞便提出状況と糞便重量を表4に、低投与量摂取群の被験者の糞便提出状況と糞便重量を表5にそれぞれ示す。なお、表4及び表5を含めて、表4乃至13及び図2乃至図5において、高用量群、低用量群とは、それぞれ高投与量摂取群、低投与摂取群を示す意味に用いる。
Figure 2011172506
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該糞便について、培養法によるビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の検出を行った。即ち、試験食摂取1日後の糞便サンプルを生理食塩水で希釈し、BL寒天培地およびBLPLi培地(BL寒天培地にプロピオン酸ナトリウム12g/Lおよび塩化リチウム4g/Lを加えたもの)でCO2置換を行った後、アネロパックケンキ(三菱ガス化学)を併用し37℃で72時間嫌気培養を行った。
出現したコロニーを、ガラスビーズ(0.1mm)0.3gとBead Solution(MOBIO Laboratories)0.3mlが入った2mlスクリューキャップチューブに懸濁し、FastPrep FP120 (SAVANT)を用いて破砕した(破砕条件; 作動スピード5.0m/sec、10秒間)。菌体抽出物からMagneSil REDとRNA Lysis Solution(ともにPromega)を用いて、Biomek 3000(Beckman Coulter)によりDNA抽出を行った。
ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の検出は、Malinenらの方法(Malinen E et al.(2003) Comparison of real−time PCR with SYBR Green I or 59−nuclease assays and dot−blot hybridization with rDNA−targeted oligonucleotide probes in quantification of selected faecal bacteria. Microbiology 149, 269−277)のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスの特異的プライマー(forward;5’−CCC TTT CCA CGG GTC CC −3’, reverse;5’−AAG GGA AAC CGT GTC TCC AC −3’)によるPCRにより行った。但し、PCR反応液は、2.5μl SYBR Premix EX taq II(Takara Bio)、0.25μl each Primer(10pmol/μl)、2μl鋳型DNAとした。また、PCR反応は、CFX96 Real−Time System(Bio Rad)を用いて、95℃30秒の後、95℃30秒、60℃30秒を30サイクル繰り返し蛍光強度を測定した。増幅終了後、65℃から95℃へ温度を上昇させ、この間0.5℃の間隔で蛍光シグナルを検出して融解曲線を作成した。増幅の有無と融解曲線のTm値からビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の同定を行い、糞便重量と希釈倍率からその菌数を算出した。
培養法による高投与量摂取群でのビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数及び増加倍率を表6に、低投与量摂取群での同じく菌数及び増加率を表7に示す。
Figure 2011172506
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高投与量摂取群では9人中9人の被験者の糞便から摂取量以上の菌数が検出され、その平均増殖相対量は6.4倍であった。また、糞便重量あたりの菌数は9.4×108cfu/gであった。低投与量摂取群では9人中7人の被験者で菌数の顕著な増加が確認され、その平均増殖相対量は19.0倍、糞便重量あたりの菌数は3.0×108cfu/gであった。
また、上記糞便について、リアルタイムPCR法によるビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の検出を行った。即ち、試験食摂取1、2、3、4、7日後の糞便を全量採取し、重量測定後、Matsukiらの方法(松木隆広(2006)糞便サンプルからのDNAの抽出法 腸内細菌学雑誌20、259−262)に従って糞便中の全DNAを抽出した。抽出したDNAを鋳型にリアルタイムPCRを行い、糞便中のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の菌数を定量した。PCR反応には前述のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の特異的プライマーを用いた。PCR反応液は、Premix EX taq II(Takara Bio)、2μl each Primer(10pmol/μl)、4μl鋳型DNA、4μl滅菌水とした。また、PCR反応は、CFX96 Real−Time System(Bio Rad)を用いて、95℃30秒の後、95℃5秒、60℃30秒を35サイクル繰り返し蛍光強度を測定した。増幅終了後、65℃から95℃へ温度を上昇させ、この間0.5℃の間隔で蛍光シグナルを検出して融解曲線を作成した。ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の検量線は、108から103cfu/gに段階希釈したGCL2505培養液を、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス陰性ボランティアの糞便に懸濁しDNA抽出したものを用いた。
被験者は陰性であることから、被験者の腸内には、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスは常在していないと判断され、従って、発酵乳摂取後に糞便から分離され、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌株の特異的プライマーを用いたPCRで増幅があった場合には、GCL2505であると判断した。
リアルタイムPCR法による高投与量摂取群での便重量あたりのビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数を表8に、糞便総量中のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数を表9に、高投与量摂取群でのビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数の増加倍率を表10に、また、低投与量摂取群での同じく便重量あたりのビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数を表11に、糞便総量中のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数を表12に、高投与量摂取群でのビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数の増加倍率を表13にそれぞれ示す。
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これらリアルタイムPCR法の結果に基づく、摂取後1週間の糞便中に排泄された高低投与量摂取群と低投与量摂取群のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数の折線グラフによる推移を図2及び図3に、その高投与量摂取群と低投与量摂取群の累積菌数の棒グラフを図4及び図5にそれぞれ示す。
検量線は、108−103cfu/g fecesまでの間で直線性があり、PCRの増幅効率は102%であった。検出限界は102cfu/g fecesであった。高投与量摂取群では9人中9人で増加が確認され、摂取1週間で排泄されたビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数は、摂取菌数に比べて平均で11.7倍(最大で29.7倍、最少で3倍)であり、糞便重量あたりの菌数は摂取1日後に最大となり平均で1.4×109cfu/gとなった。1日目で最大となった被験者が多かったが、被験者Iにおいては2日目に菌数が最大となった。その後減少し、7日目には1名を除き検出限界以下であった。低投与量摂取群でおいても9人中9人において増加が確認され、平均で31.8倍(最大で67.6倍、最小で2.0倍、2日目以降糞便提出がなかった被験者Jは集計から除外した)であった。糞便重量あたり菌数は摂取1日後に最大となる被験者が多く、平均で3.8×108cfu/gであり、摂取7日後には9人中3人で検出限界以下となった。
被験者を27才〜38才の健常な成人男性8人(34±3.6才、平均±標準偏差)とし、試験食のビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数を2.92×1010cfu/100gとし、PCR反応液は、25μl SYBR Premix EX taq II(Takara Bio)、4μl each Primer(10pmol/μl)、4μl鋳型DNA、1μl ROX Reference Dye、16μl滅菌水とした以外、上記実施例1と同様にリアルタイムPCR法による菌数の検出を行った。
試験食摂取前の糞便から、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスが検出された被験者が1名おり、試験をスケジュールどおり終えたものは8人中7人であり、試験食の菌数は2.92×108cfu/g(摂取菌数の合計は2.92×1010cfu)であった。
糞便提出状況と重量を表14に、リアルタイムPCRによる便重量あたりのビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数を表15に、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティスGCL2505菌数の増加倍率を表16にそれぞれ示す。
Figure 2011172506
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この場合も、全員に菌数の増加が認められ、その糞便重量あたりの菌数は、1.3×109cfu/gであり、平均増殖相対量は13.4倍(最大で32.6倍、最小で1.3倍)であった。

Claims (7)

  1. 腸管到達後における腸管内増殖性能を保有してなることを特徴とするプロバイオティクス用ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis)菌株。
  2. 上記菌株の培養法又はリアルタイムPCR法の定量による腸管内増殖性能が高倍率であり且つその平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約2倍又はそれ以上の高倍率を呈してなることを特徴とする請求項1に記載の菌株。
  3. 上記菌株が、ビフィドバクテリウム・アニマリス・サブスピーシーズ・ラクティス(Bifidobacterium animalis ssp. lactis) GCL2505(FERM AP−21918)菌株であることを特徴とする請求項1又は2に記載の菌株。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の菌株を含有して経口摂取用としてなることを特徴とするプロバイオティクス乳酸菌発酵食品。
  5. 上記菌株を約20億CFU含有したものを摂取することによって、培養法又はリアルタイムPCR法の定量による該菌株の腸管内増殖性能の平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約20倍又はそれ以上の高倍率を呈することを特徴とする請求項4に記載のプロバイオティクス乳酸菌発酵食品。
  6. 上記菌株を約200億乃至300億CFU又はそれ以上含有したものを摂取することによって、該菌株の培養法又はリアルタイムPCR法の定量による腸管内増殖性能の平均増殖相対量が、摂取翌日に摂取量の約2倍又はそれ以上の高倍率を呈することを特徴とする請求項4に記載のプロバイオティクス乳酸菌発酵食品。
  7. 請求項1乃至3のいずれかに記載の菌株を含有して乳酸菌発酵食品以外の経口摂取用としてなることを特徴とするプロバイオティクス経口食品。
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