JP2011171261A - ポール型ライト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 放熱性の優れた支持体11に固設されるLEDモジュール2と、このLEDモジュール2の発光面に端面を対向させ、かつこの端面とは異なる面に多数の反射ドット31を配設してなる複数に分割された導光部材3とを備え、前記導光部材3を反射ドット31を設けた面が対峙するように束ねていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
かかる問題を改善し、周囲への照度を高めるためにはLEDをポールの中心軸に沿って全方向に多数並べる必要があるが、高価になり、かつ構造が複雑になると共にLEDの発光単位がドット状に光り、均一な発光面を実現できない問題があった。
また、LEDモジュールは複数個の導光部材の端面に対峙させればよいのでコストが安く、構造も簡単で済む。
これによれば、2面すなわち×軸とY軸に反射ドットを形成してあるので、×軸ドットからの反射光に加えてY軸ドットからの反射光が加わる。2面の反射ドットから反射する光は強いので、明るさを増すことができるとともに、全周に均一に光を拡散することができる。
これによれば、導光部材として矩形断面の板や棒類を用いることができるため、安価で加工がしやすく、かつひずみが生じにくいので精度もよくすることができる。
これによれば、複数の分割された導光部材を束ねた状態で簡単、確実に拡散層の中心部に保持、固定することができる。
導光部ホルダは導光部材の膨張収縮分のギャップを有し、そのギャップに緩衝材を設けている。(請求項5)
これによれば、導光部材の温度変化による膨張、収縮を吸収してひずみの発生を防止することができ、精度のよい反射特性を安定して維持することができる。
これによれば、導光部材の断面形状が矩形や三角形である場合にはエッジ部分が外周の拡散層の発光面に影を発生させる問題を解消することができる。
導光部材の間に設けられる反射層の長さを組み合わせた導光部材の幅寸法より短くしている。(請求項7)
これによれば、導光部材間のギャップに起因する影を低減することができる。
これによれば、軸方向両端からLED光が入射されそれぞれが導光部材と反射層により反射されるので出力する光量が大幅に増え、長尺や高照度の遠くまで明るいポールライトを構成することができる。
導光部材の集合する中央部位に空洞を設け、これに片側のLEDモジュールのリード線を通している。(請求項9)
これによれば、デザインを害することなく円滑に配線を行え、周囲の遠くまで明るいポールライトを得ることができる。
これによれば4本組みよりは劣るものの、旧来のものよりも明るさを増すことができる。
図1は本発明によるポール型ライトの基本的な構成を示しており、1はポール型ライトの全体を示し、2は複数のLEDチップを実装し基板側を後述する支持体11に取り付けた板状の高出力・高光束なLEDモジュールである。
前記導光部材3は、その束ね中心がLEDモジュール2のLED実装中心と位置するように、長手方向の端面(エッジ)300をLEDモジュール2に対峙させて入光面としており、前記反射ドット31を施した2面302、302は導光部材3の隣接するもの同士が対峙し、間に図2(c)のようにL状に屈曲したシート状ないしフィルム状の反射層3A、3Aが介在され、そうした4本の導光部材3,3,3,3は反射層3A、3Aをサンドイッチ状に挟んでぴったりと合わさって形状固定されている。
そして、入光面300と反対側の端面300に対する導光部ホルダ3Cの凹部は導光部材3の膨張収縮分に相当する底深さに構成されることでギャップを形成しており、そのギャップに導光部材3の温度による伸長・縮退を吸収するための緩衝材3Dが介装されている。緩衝材3Dとしてはたとえばシリコーンゴムなどの弾性材料が挙げられる。
このような反射ドット31は、スクリーン印刷等の印刷的手法で施されていてもよいし、導光部材たるプラスチック材の成形時に型に加工したドットにより一体成形していてもよい。あるいは、プラスチック材をレーザー加工したグリッド(格子)で構成されていてもよく、これも本発明の反射ドットに含まれる。
本発明では4本の導光部材のそれぞれの2面(×軸、y軸)にドット31,31を形成してあり、その導光板間には膜状ないしシート状の反射層3Aを介在しているので、図2の矢印のように、×軸ドットによる反射光に加えY軸ドットからの反射光が加わるので、反射光は強く明るさが増すとともに、全周で均一な非常に明るい照明光が得られる。なお、図1は×軸ドットからの反射光のみを示している。
前記LEDモジュール2は、図4(a)(b)のように背面側の基板200が支持体11に密接して固定され、これにより高出力・高光束LEDモジュール2からの放熱は体積が大きい支持体11から効率よく拡散させることができる。
なお、支持体11はアルミニウムで代表される熱伝導率の高いヒートシンク13を含み、少なくとも後述する高出力・高光束なLEDで構成されるLEDモジュール2の支持と放熱を行う。
図4(c)(d)は単一のLEDモジュール2を用いた例を示している。
その他の構成は第1実施例と同様であるため同じ部分に同じ符号を付し、説明は援用する。
この第2実施例の場合には第1実施例のようなエッジ部3Eが無いため、影部Sが少ない利点がある。
その他の構成は第1実施例と同様であるため説明を省略することとする。この第3実施例の場合には、合わせて断面が正方形となるような長方形で構成されており、厚めのアクリル板から容易に作成できるというメリットがある。
すなわち、図5と図6に反射光の量を本数で表していることからわかるように、1面(×軸)のみの反射ドットからの反射光であるため、実施例1のような×軸反射ドットによる反射光プラスY軸反射ドットからの反射光よりも強さが弱く、横方向(y軸)は光量が不足しがちになる。
ポール型ライトは全周にわたり均一で明るいことが要求されるので、第1実施例のように、一本の導光部材ごとに2面に反射ドット31を形成し、その対向面301への反射光を増やすのが好適である。
従って、第1実施例の構成にすれば、全方向に反射ドットの対向面があるため、全方向にわたり明るいエルプレーンが実現できるのである。
この第7実施例における反射層3Aは、4本の導光部材3組み合わせた状態での幅寸法よりも反射層3Aの長さを若干短くし、合わせ面の慨歎たもので、これにより図2(b)に示すような導光部材3間の距離(ギャップ)gによる影Sの発生を著しく低減することができる。
4本の導光部材3の中心部分に対応する隅角派カットされて面取り305が形成されており、これら面取りにより軸方向に空洞が形成され、これに対向するLEDモジュール2へのリード線3Lが導通されている。これによりリード線3Lによる影の発生を抑えることができる。
なお、反射ドット31は本実施例では円形であり、またLEDモジュール2からの位置に応じて、すなわちLEDモジュール2からの距離が遠くなるに従ってドット面積が大きくなるように形成される。
図15において7はコントローラであり、LEDモジュール2の点灯と輝度の制御回路が組み込まれている。
図16(b)のポール型ライト1Aは、(a)に示したポール型ライトの乳白色のプラスチック製カバーにシート状の装飾体3Pを巻いて装飾したものであり、これは発光面であるプラスチック製カバーが熱を持たないことから可能となったものである。さらに発光面を均一または任意の光量とし得ることから、装飾体の素材や模様に適した光量配分として内側から効果的に照らし出すことを可能としたものでもある。なお、本発明にあっては、巻き付けるシートは布に限定されることなく、和紙等の紙、薄いプラスチック製シート(フィルムも含む)、あるいはこれらの複合製品をシート状にして巻き付けても良いものである。
図18は本発明を適用した壁取り付け型のブラケットタイプのライト1Dを示している。この壁取り付け型の場合は布等のシートを巻き付けることにより、特に配光方向や発光量を変更することが可能となり、例えば床面側のみ布を貼ることで天井方向の照度を保ちつつ、デザイン性に優れた照明器具を提供することが可能となるものである。
なお、上述してきた各種ポール型ライトにあっては適宜、両端にLEDモジュール2を設けて発光量を増やすようにしてもよく、あるいは両端にLEDモジュール2を設けることにより発光量を保ちつつ、発熱を両端に分散するようにするようにしてもよい。
2 LEDモジュール
3 導光部材
3A 反射層
3B 拡散層
3C 導光部ホルダ
3D 緩衝材
3E エッジ部
3L リード線
3P シート
11 支持体
13 ヒートシンク
31 反射ドット
300 端面
301 出光面
302 1面(分割面、背面)
Claims (10)
- 放熱性の優れた支持体と、この支持体に固設されるLEDモジュールと、このLEDモジュールの発光面にそれぞれ端面を対向させ、かつこの端面とは異なる面に多数の反射ドットを配設してなる複数の導光部材と前記導光部材の長さ方向を軸として周囲に設けられた拡散層を備え、前記複数の導光部材は、前記反射ドットを設けた面同士を反射層を介して対峙させていることを特徴とするポール型ライト。
- 導光部材はそれぞれ2面に反射ドットを形成した4本からなり、前記反射ドット面側を対峙させて束ねられている請求項1に記載のポール型ライト。
- 各導光部材はその長軸に垂直な断面形状が4角形である請求項1または2に記載のポール型ライト。
- 導光部材は束状態で両端部が導光部材に対応する嵌合用凹部を有する導光部ホルダで保持され、導光部ホルダは拡散層を構成するパイプ状ないし中空状体の両端部も保持している請求項1ないし3のいずれかに記載のポール型ライト。
- 導光部ホルダは導光部材の膨張収縮分のギャップを有し、そのギャップに緩衝材を配している請求項4に記載のポール型ライト。
- 導光部材はその断面における角部が面取りされている請求項1ないし5のいずれかに記載のポール型ライト。
- 導光部材の間に設けられる反射層の長さを、組み合わせた導光部材の幅寸法よりも短くしている請求項1ないし6のいずれかに記載のポール型ライト。
- LEDモジュールが導光部材の両端面に対峙して配置されている請求項1ないし7のいずれかに記載のポール型ライト。
- 集合した導光部材の中央部位に空洞を設け、これに片側のLEDモジュールのリード線を通している請求項8に記載のポール型ライト。
- 導光部材が2本または3本である請求項1又は4〜9のいずれかに記載のポール型ライト。
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