JP2011171261A - ポール型ライト - Google Patents

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博臣 馬渕
Yoshikazu Yokose
義和 横瀬
Shinzo Murase
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Abstract

【課題】 構造が簡単でしかも全周にわたって明るく均一な高光出力照明を行えるポール型ライトを提供する。
【解決手段】 放熱性の優れた支持体11に固設されるLEDモジュール2と、このLEDモジュール2の発光面に端面を対向させ、かつこの端面とは異なる面に多数の反射ドット31を配設してなる複数に分割された導光部材3とを備え、前記導光部材3を反射ドット31を設けた面が対峙するように束ねていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は照明器具とりわけ光源としてLEDを使用したポール型ライトに関する。
プラスチック製の柱体の端面にLEDを配置して前記柱体を発光面とするポール型照明器具が知られているが、LEDは垂直方向の照度は高いものの垂直方向と交差する方向である周囲への拡散がほとんどないため暗く、このため照明用としては実用上不適であり、デザイン重視の置物に仕様が限定される問題があった。
かかる問題を改善し、周囲への照度を高めるためにはLEDをポールの中心軸に沿って全方向に多数並べる必要があるが、高価になり、かつ構造が複雑になると共にLEDの発光単位がドット状に光り、均一な発光面を実現できない問題があった。
そこで本出願人らはLEDを光源として端面がこれと対峙する導光板を組み合わせた一般照明装置を提案している(特許文献1)。しかし、導光板の一面にドットを形成して反対面に反射させるだけであったので、ポール型ライトのような全周にわたって明るくできるだけ均一な発光が求められる照明としてはいまだ不十分なうらみがあった。
特開2009−238733号
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、省エネルギーで、長寿命で,ランニングコストが安く、環境に対する負荷が小さく、しかも発熱による問題を生じることないLED照明の利点を生かしつつ、構造が簡単でしかも全周にわたって明るく均一な高光出力照明を行えるポール型ライトを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のポール型ライトは、 放熱性の優れた支持体と、この支持体に固設されるLEDモジュールと、このLEDモジュールの発光面にそれぞれ端面を対向させ、かつこの端面とは異なる面に多数の反射ドットを配設してなる複数の導光部材と、前記導光部材の長さ方向を軸として周囲に設けられた拡散層を備え、前記複数の導光部材は、前記反射ドットを設けた面同士を反射層を介して対峙させていることを特徴としている。
本発明によれば、LEDモジュールの発光面にそれぞれ端面を対向させ、かつこの端面とは異なる面に多数の反射ドットを配設してなる複数の導光部材とを備えており、前記複数の導光部材は前記反射ドットを設けた面同士を反射層を介して合わせており、分割された発光部を構成する各導光部材の少なくとも2面の反射ドットから光が反射されるため反射光量が増し、周囲に強い光を拡散することができる。かつ、反射ドットは、入射光を入射角より小の反射角で反射することからLEDモジュールからの発光をポール型ライトの軸方向と直角な方向に的確に配光することができるとともに、反射ドット面側に導光部材から漏れた光を反射する反射層を有することから、さらに光量を増すことができる。
また、LEDモジュールは複数個の導光部材の端面に対峙させればよいのでコストが安く、構造も簡単で済む。
導光部材はそれぞれ2面に反射ドットを形成した4本からなり、前記反射ドット面側を対峙させて束ねられている。(請求項2)
これによれば、2面すなわち×軸とY軸に反射ドットを形成してあるので、×軸ドットからの反射光に加えてY軸ドットからの反射光が加わる。2面の反射ドットから反射する光は強いので、明るさを増すことができるとともに、全周に均一に光を拡散することができる。
各導光部材はその長軸に垂直な断面形状が4角形である。(請求項3)
これによれば、導光部材として矩形断面の板や棒類を用いることができるため、安価で加工がしやすく、かつひずみが生じにくいので精度もよくすることができる。
導光部材は束状態で両端部が導光部材に対応する嵌合用凹部を有する導光部ホルダで保持され、導光部ホルダは拡散層を構成するパイプ状ないし中空状体の両端部も保持している。(請求項4)
これによれば、複数の分割された導光部材を束ねた状態で簡単、確実に拡散層の中心部に保持、固定することができる。
導光部ホルダは導光部材の膨張収縮分のギャップを有し、そのギャップに緩衝材を設けている。(請求項5)
これによれば、導光部材の温度変化による膨張、収縮を吸収してひずみの発生を防止することができ、精度のよい反射特性を安定して維持することができる。
導光部材はその断面における角部が面取りされている。(請求項6)
これによれば、導光部材の断面形状が矩形や三角形である場合にはエッジ部分が外周の拡散層の発光面に影を発生させる問題を解消することができる。
導光部材の間に設けられる反射層の長さを組み合わせた導光部材の幅寸法より短くしている。(請求項7)
これによれば、導光部材間のギャップに起因する影を低減することができる。
LEDモジュールが導光部材の両端面に対峙して配置されている。(請求項8)
これによれば、軸方向両端からLED光が入射されそれぞれが導光部材と反射層により反射されるので出力する光量が大幅に増え、長尺や高照度の遠くまで明るいポールライトを構成することができる。
導光部材の集合する中央部位に空洞を設け、これに片側のLEDモジュールのリード線を通している。(請求項9)
これによれば、デザインを害することなく円滑に配線を行え、周囲の遠くまで明るいポールライトを得ることができる。
導光部材が2〜3本である。(請求項10)。
これによれば4本組みよりは劣るものの、旧来のものよりも明るさを増すことができる。
本発明によるポール型ライトの第1実施例の横断面図である。 (a)は図1に示す第1実施例の縦断正面図、(b)はA−A線に沿う断面図、(c)は(b)の拡大図である。 本発明で使用されるLEDモジュールの一例を示す平面図である。 (a)は本発明で使用されるLEDモジュールの取り付けの一例を示す平面図、(b)は(a)の断面図、(c)(d)は本発明で適用されるLEDモジュールの取り付けの他例を示す平面図である。 (a)は本発明の第2実施例の横断面図、(b)は断面図である。 (a)は本発明の第3実施例の横断面図、(b)は断面図である。 本発明の第4実施例の縦断側面図である。 本発明の第5実施例の縦断側面図である。 本発明の第6実施例の縦断側面図である。 本発明の第7実施例の縦断側面図である。 本発明の第8実施例の縦断側面図である。 本発明の第9実施例の縦断側面図である。 (a)は本発明の第10実施例の縦断正面図、(b)は縦断側面図である。 (a)は本発明の第11実施例の縦断正面図、(b)は縦断側面図である。 (a)は反射ドットの相対的な形状・大きさを模式的に示す図であり、(b)は(a)に対応する光の強弱を示す図である。 (a)は本発明を自立型のポール型ライトに適用した例を示す斜視図、(b)は発光面に布を巻いて装飾した例を示す斜視図、(c)はシェードを掛けた例を示す斜視図である。 本発明を天井吊り下げ型のペンダントタイプのライトに適用した例を示す斜視図である。 本発明を壁取り付け型のブラケットタイプのライトに適用した例を示す斜視図である。
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明によるポール型ライトの基本的な構成を示しており、1はポール型ライトの全体を示し、2は複数のLEDチップを実装し基板側を後述する支持体11に取り付けた板状の高出力・高光束なLEDモジュールである。
3は前記高出力LEDモジュール2からの光を効率よく導光するための導光部材であり、透明度の高いプラスチックたとえばアクリル樹脂から作られ、所望の長さと幅と厚さを有している。形状としては、板状、ブロック状、柱状、短冊状など任意である。アクリルなどの合成樹脂を素材とするため、機械的、熱的衝撃に対しても割れることがなく、従来の器具のようなガラスの破片や水銀飛散の問題がなく、シーリングライトやペンダントなどに使用しても安全である。
この例では導光部材3は断面形状が矩形(ここでは正方形)となった4本が束ねて用いられており、それぞれの導光部材は2面、すなわち×軸面302とこれと90度変位したY軸面302にそれぞれ多数の反射ドット31を施してなる。
前記導光部材3は、その束ね中心がLEDモジュール2のLED実装中心と位置するように、長手方向の端面(エッジ)300をLEDモジュール2に対峙させて入光面としており、前記反射ドット31を施した2面302、302は導光部材3の隣接するもの同士が対峙し、間に図2(c)のようにL状に屈曲したシート状ないしフィルム状の反射層3A、3Aが介在され、そうした4本の導光部材3,3,3,3は反射層3A、3Aをサンドイッチ状に挟んでぴったりと合わさって形状固定されている。
そして、導光部材3の反反射ドット面である出光面、すなわち×軸面302と180度対照位置の面301と、Y軸面302と180度対照の位置の面301を囲むようにたとえばパイプ状の乳白プラスチックが拡散層3Bとしてが配され、導光部材3の前記入光面と反対側の端面(先端面)300には、これから軸線方向前方への光の通過を阻止するために端部反射層3Aが張られている。
集合され束ねられた状態の導光部材3の入光面300とこれと反対側の端面300は、導光部材の断面形状に即した凹入部を有する導光部ホルダ3C、3Cに嵌合され、それによって束ね状態が保持、固定されており、それら導光部ホルダ3C、3Cの外縁付近には、拡散層3Bの軸方向両端が嵌合して保持、固定されている。少なくとも入光面300を保持する導光部ホルダ3Cはアクリルなどの透明部材で構成されている。
そして、入光面300と反対側の端面300に対する導光部ホルダ3Cの凹部は導光部材3の膨張収縮分に相当する底深さに構成されることでギャップを形成しており、そのギャップに導光部材3の温度による伸長・縮退を吸収するための緩衝材3Dが介装されている。緩衝材3Dとしてはたとえばシリコーンゴムなどの弾性材料が挙げられる。
反射ドット31はアクリルなどの部材にドットして傷をつけることにより、その傷(ドット)が光を異なる方向に反射することを応用するもので、その反射の結果、反射角度が小さく変わり、部材表面から光が出てくる。
このような反射ドット31は、スクリーン印刷等の印刷的手法で施されていてもよいし、導光部材たるプラスチック材の成形時に型に加工したドットにより一体成形していてもよい。あるいは、プラスチック材をレーザー加工したグリッド(格子)で構成されていてもよく、これも本発明の反射ドットに含まれる。
反射ドット31は、高出力LEDモジュール2の配光特性と使用される導光部材3の厚さ、幅、長さに対応したドットパターン(ドット径、間隔など)に設定される。より具体的には、反射ドットはその面積を変化させることにより、反射光量をその面積に応じて変更することができるので、LEDモジュール2から遠くなるに従って面積を大きくする。またドット部と透明部(ドットが無い部分)との面積比が長さや明るさに影響することから、適宜、最適になるように構成する。これにより明るさをコントロールでき、必要な明るさ分布を得ることができる。
2面の反射ドット間に介在される反射層3Aは、反射ドット31に当たった光の一部で×軸面302、Y軸面302に出てしまう成分を反射して外側に面する出光面301,301に向わせるためのもので、高い反射率を有する素材たとえばPETやポリカーボネ―トなどの光学的に透明度の高い樹脂を微細発泡させて作ったもの、たとえば東レ株式会社の製造にかかる商品名E−60などが用いられる。層はシート、フィルムなどが用いられる。
拡散層3Bは、出光面301から内部を見たときに反射ドットを見えなくするとともに、光の輝度を高めるために用いられ、たとえばPETやポリカーボネ―ト、乳半アクリルなどが素材としてあげられ、パイプ状をなし軸方向端部は同じ材料の蓋部で遮蔽されている。断面形状は通常の場合円筒形であるが、そうでなくてもよい。
この第1実施例においては、LEDモジュール2の集合端子部に導線を接続し、通電すれば、LEDモジュール2が複数個のLEDチップを高密度に実装して構成されているので、単位面積あたりの光出力が高く、その高い光出力が4本の導光部材3の各端面300に導入され、4本の導光部材3,3,3,3の中を全反射しながら進みながら2面に配されている反射ドット31に当たって向きを変え、全反射角より小さくなった成分光が導光部材表面に出て、拡散層3Bにより拡散され、均一に放射される。
本発明では4本の導光部材のそれぞれの2面(×軸、y軸)にドット31,31を形成してあり、その導光板間には膜状ないしシート状の反射層3Aを介在しているので、図2の矢印のように、×軸ドットによる反射光に加えY軸ドットからの反射光が加わるので、反射光は強く明るさが増すとともに、全周で均一な非常に明るい照明光が得られる。なお、図1は×軸ドットからの反射光のみを示している。
上記LEDモジュール2は特に限定はなく、たとえば松下電器産業株式会社が製造した白色LED光源「LUGA(登録商標)」があげられる。これは、図3に示されているように、熱伝導率の高いセラミック製のプリント基板200上に、ウェーハー上にP−N半導体層を積層して電極を形成した複数個の青色LEDチップなどのLEDチップ201を実装し、複数個のLEDチップ201を覆うように蛍光体202を層着して構成されている。
前記LEDモジュール2の光色は蛍光体202により適宜創成されるが、たとえば、昼白や温白があげられる。前者は、青色LEDチップと黄色蛍光体の組合せ、後者は青色LEDチップと赤色蛍光体、緑色蛍光体の組合せで得られる。仕様例としては、前者が、全光束400lm,後者が280lmで、消費電力7W,形状は長さ37mm程度、幅12mm程度、厚み2.3mm程度である。
なお、LEDモジュール2は、単一でもよいし、複数のLEDモジュール2を間隔をおいて配していてもよい。これは、第2実施例以降でも同じである。
前記LEDモジュール2は、図4(a)(b)のように背面側の基板200が支持体11に密接して固定され、これにより高出力・高光束LEDモジュール2からの放熱は体積が大きい支持体11から効率よく拡散させることができる。
なお、支持体11はアルミニウムで代表される熱伝導率の高いヒートシンク13を含み、少なくとも後述する高出力・高光束なLEDで構成されるLEDモジュール2の支持と放熱を行う。
図4(c)(d)は単一のLEDモジュール2を用いた例を示している。
次に、図5を参照して本発明の第2実施例を説明する。この図5に示す第2実施例は、第1実施例の正方形の4本の導光部材3を2本の半円柱に変えたもので、2本の導光部材3、3の対向する1面(×軸面)302にはそれぞれ反射ドット31が配設されており、2本の導光部材3、3の反射ドット31、31間には反射層3Aが介在されている。
その他の構成は第1実施例と同様であるため同じ部分に同じ符号を付し、説明は援用する。
この第2実施例の場合には第1実施例のようなエッジ部3Eが無いため、影部Sが少ない利点がある。
次に図6を参照して本発明の第3実施例を説明する。この図6に示す第3実施例は、第1実施例の4本の導光部材3を、2本の矩形状断面この例では長方形断面の導光部材3に変更したもので、2本の導光部材3、3の対向する1面(×軸面)302にはそれぞれ反射ドット31が配設されており、2本の導光部材3、3の反射ドット31、31間には反射層3Aが介在されている。
その他の構成は第1実施例と同様であるため説明を省略することとする。この第3実施例の場合には、合わせて断面が正方形となるような長方形で構成されており、厚めのアクリル板から容易に作成できるというメリットがある。
これら第2実施例と第3実施例の作用を第1実施例の作用と比較すると、反射ドット31からの反射光はその対向する面301から出ていくが、90度変位した面への反射光成分は少ないため、特許文献1の先行技術に比べると明るいが、実施例1に比べては暗くなることは否めない。
すなわち、図5と図6に反射光の量を本数で表していることからわかるように、1面(×軸)のみの反射ドットからの反射光であるため、実施例1のような×軸反射ドットによる反射光プラスY軸反射ドットからの反射光よりも強さが弱く、横方向(y軸)は光量が不足しがちになる。
ポール型ライトは全周にわたり均一で明るいことが要求されるので、第1実施例のように、一本の導光部材ごとに2面に反射ドット31を形成し、その対向面301への反射光を増やすのが好適である。
導光部材内の光の進み方は実施例1に図示しているように端面300から入った光はほとんどが導光部材内で反射を繰り返す。(臨界角=約42度)この反射繰り返しの過程で、反射ドット31に当たった光は乱反射して臨界角より小さい光として反射ドット対向面301から出る。第2、第3実施例では反射ドット面と90度の面への光の成分が小さいため、90度面は対向面に比べて暗くなる。
従って、第1実施例の構成にすれば、全方向に反射ドットの対向面があるため、全方向にわたり明るいエルプレーンが実現できるのである。
導光部材は1/4円の割円状断面のものを4本組合せた方がエッジによる影が発生しないが、円柱型の素材たとえばアクリルを切断加工するとひずみが発生し、長軸方向に反りが発生するので使用が困難になる。これに対して平板を切断加工した場合は反りが発生しないので、加工しやすくしかも安価になる。このことから実施例1は矩形状断面の4本の導光部材を使用しているのである。
次に本発明のバリエーションをそれぞれの横断側面図を用いて説明する。以下において、上述してきた各実施例と同一部材や同じ部分には同一番号を付与して、その詳細な説明を省略する。
図7は本発明の第4実施例であり、導光部材3が円柱を縦方向(長さ方向)に4分割した形状であり、各導光部材3には2つの分割面(背面)302のそれぞれに反射ドット31を設け、反射ドット31を設けた面間に反射層3Aを介装したものである。このような円柱形の場合には、図1で示した影部Sの発生が少なく、導光部材3としては好適であるが、成型の際の歪みの発生には注意を要する必要がある。
図8は本発明の第5実施例であり、導光部材3が断面正方形の四角柱を対角線に沿って縦方向(長さ方向)に4分割した形状であり、各導光部材3には2つの分割面(背面)302のそれぞれに反射ドット31を設け、反射ドット31を設けた面間に反射層3Aを介装したものである。
図9は本発明の第6実施例であり、導光部材3が第1実施例のように断面正方形の四角柱を各辺の中心で縦方向(長さ方向)に4分割した形状であり、上記実施例と同じように、2面の分割面(背面)302のそれぞれに反射ドット31を設け、反射層3Aを介装したものである。そして、各導光部材3の外周に面した隅角に面取り304を施したもので、この面取り304によりエッジにより外周の拡散層3Bの発光面に生じがちな影を低減することができる。なお、この面取り304は、第3実施例、第5実施例、後述する第7実施例、第8実施例などにも適用される。
図10は本発明の第7実施例であり、導光部材3が断面正方形の四角柱を各辺の中心で縦方向(長さ方向)に4分割した形状であり、前記実施例と同じく分割面(背面)302のそれぞれに反射ドット31を設け、反射層3Aを介して対峙させたものである。
この第7実施例における反射層3Aは、4本の導光部材3組み合わせた状態での幅寸法よりも反射層3Aの長さを若干短くし、合わせ面の慨歎たもので、これにより図2(b)に示すような導光部材3間の距離(ギャップ)gによる影Sの発生を著しく低減することができる。
本発明に好適な導光部材3が4本の場合について説明してきたが、本発明はこれらに限定されることなく、2本または3本を除外するものではないので、その数例を以下に示す。また、4本を越える本数とし、それぞれ2面以上に反射ドットを設けることも可能である。なお、断面形状は矩形のほか、三角形、割円形、扇形などがあり得る。
図11は本発明の第8実施例であり、導光部材3が断面正方形の四角柱の対角線に沿って縦方向(長さ方向)に2分割した形状となっており、分割面(背面)302のそれぞれに反射ドット31を設け、反射層3Aを介して対峙させたものである。
図12は本発明の第9実施例であり、導光部材3が断面正三角形の各頂角と中心を結ぶ線に沿って縦方向(長さ方向)に3分割した形状であり、その分割面(背面)302のそれぞれに反反射ドット31を設け、反射層3Aを介して対峙させたものである。この実施例は×軸ドットだけの2分割の場合(第2,3実施例、第8実施例)に比べて直交状ではないが2軸的に反射ドットの対向面があるため、全方向に近い明るいエルプレーンが実現できる。
図13(a)は本発明の第10実施例であり、長尺や高照度が要求される場合に適するよう、高出力LEDモジュール2を導光部材3の軸方向両端に配置したものである。
4本の導光部材3の中心部分に対応する隅角派カットされて面取り305が形成されており、これら面取りにより軸方向に空洞が形成され、これに対向するLEDモジュール2へのリード線3Lが導通されている。これによりリード線3Lによる影の発生を抑えることができる。
図14(a)は本発明の第11実施例であり、乳白プラスチック製パイプなどからなる拡散層3Bの外周に布、紙等のシェード3Pを巻き付けたものである。発光面の発熱がないためこうした装飾を自由に施すことができる。
図15(a)は本発明における反射ドット31の相対的な形状・大きさを模式的に示すものである。この図に示すように反射ドット31の外径を大とした反射ドット31M×の場合、図15(b)の矢印に示されるように反射ドット31M×に対応する位置で光量も大となり、反射ドット31の外径を小とした反射ドット31MNの場合、反射ドット31MNに対応する位置で光量も小となり、さらに中間の反射ドット31MDの場合、(b)に示されるように反射ドット31MDに対応する位置で光量も中間程度となる。
なお、反射ドット31は本実施例では円形であり、またLEDモジュール2からの位置に応じて、すなわちLEDモジュール2からの距離が遠くなるに従ってドット面積が大きくなるように形成される。
図15において7はコントローラであり、LEDモジュール2の点灯と輝度の制御回路が組み込まれている。
本発明による照明器具は種々のものに適用あるいは応用することができる。その例を説明すると、図16(a)は本発明を適用した自立型のポール型の照明器具を示しており、この図に示すポール型ライトはLEDモジュール2を支持する支持部材のヒートシンク13の重量によって安定して自立するようになっている。
図16(b)のポール型ライト1Aは、(a)に示したポール型ライトの乳白色のプラスチック製カバーにシート状の装飾体3Pを巻いて装飾したものであり、これは発光面であるプラスチック製カバーが熱を持たないことから可能となったものである。さらに発光面を均一または任意の光量とし得ることから、装飾体の素材や模様に適した光量配分として内側から効果的に照らし出すことを可能としたものでもある。なお、本発明にあっては、巻き付けるシートは布に限定されることなく、和紙等の紙、薄いプラスチック製シート(フィルムも含む)、あるいはこれらの複合製品をシート状にして巻き付けても良いものである。
図16(c)は、(a)に示したポール型ライト1にシェード3Sを掛けた照明器具1Bを示している。この場合もシェードの素材や模様、あるいはシェード形状によってデザインのバリエーションを広げることが可能となるものである。
図17は本発明を適用した天井吊り下げ型のペンダントタイプのライト1Cを示しており、この天井吊り下げ型のポール型ライトも図16の場合と同様に布等のシートを巻き付けたり、シェードを掛けるようにしても良い。
図18は本発明を適用した壁取り付け型のブラケットタイプのライト1Dを示している。この壁取り付け型の場合は布等のシートを巻き付けることにより、特に配光方向や発光量を変更することが可能となり、例えば床面側のみ布を貼ることで天井方向の照度を保ちつつ、デザイン性に優れた照明器具を提供することが可能となるものである。
なお、上述してきた各種ポール型ライトにあっては適宜、両端にLEDモジュール2を設けて発光量を増やすようにしてもよく、あるいは両端にLEDモジュール2を設けることにより発光量を保ちつつ、発熱を両端に分散するようにするようにしてもよい。
1 ポール型ライト
2 LEDモジュール
3 導光部材
3A 反射層
3B 拡散層
3C 導光部ホルダ
3D 緩衝材
3E エッジ部
3L リード線
3P シート
11 支持体
13 ヒートシンク
31 反射ドット
300 端面
301 出光面
302 1面(分割面、背面)

Claims (10)

  1. 放熱性の優れた支持体と、この支持体に固設されるLEDモジュールと、このLEDモジュールの発光面にそれぞれ端面を対向させ、かつこの端面とは異なる面に多数の反射ドットを配設してなる複数の導光部材と前記導光部材の長さ方向を軸として周囲に設けられた拡散層を備え、前記複数の導光部材は、前記反射ドットを設けた面同士を反射層を介して対峙させていることを特徴とするポール型ライト。
  2. 導光部材はそれぞれ2面に反射ドットを形成した4本からなり、前記反射ドット面側を対峙させて束ねられている請求項1に記載のポール型ライト。
  3. 各導光部材はその長軸に垂直な断面形状が4角形である請求項1または2に記載のポール型ライト。
  4. 導光部材は束状態で両端部が導光部材に対応する嵌合用凹部を有する導光部ホルダで保持され、導光部ホルダは拡散層を構成するパイプ状ないし中空状体の両端部も保持している請求項1ないし3のいずれかに記載のポール型ライト。
  5. 導光部ホルダは導光部材の膨張収縮分のギャップを有し、そのギャップに緩衝材を配している請求項4に記載のポール型ライト。
  6. 導光部材はその断面における角部が面取りされている請求項1ないし5のいずれかに記載のポール型ライト。
  7. 導光部材の間に設けられる反射層の長さを、組み合わせた導光部材の幅寸法よりも短くしている請求項1ないし6のいずれかに記載のポール型ライト。
  8. LEDモジュールが導光部材の両端面に対峙して配置されている請求項1ないし7のいずれかに記載のポール型ライト。
  9. 集合した導光部材の中央部位に空洞を設け、これに片側のLEDモジュールのリード線を通している請求項8に記載のポール型ライト。
  10. 導光部材が2本または3本である請求項1又は4〜9のいずれかに記載のポール型ライト。
JP2010036700A 2010-02-22 2010-02-22 ポール型ライト Pending JP2011171261A (ja)

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