JP2011171147A - 燃料電池の制御 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、OCVの発生を回避するために、セルに抵抗部を備えた燃料電池システムにおいて、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することを目的とする。
【解決手段】電解質膜を有するセルを少なくとも1つ含む燃料電池を備える燃料電池システムは、各セルにそれぞれ接続される抵抗部と、抵抗部の温度に相関する温度指標値を取得する指標値取得部と、温度指標値が、抵抗部の温度が抵抗部の溶断温度より小さくなるように設定された所定の範囲内になるように、抵抗部の温度に影響を与える燃料電池の制御パラメータについての制御を行う制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池の制御に関する。
燃料電池、例えば、固体高分子型燃料電池は、電解質膜と、電解質膜を挟んで配置される一対の電極(アノードおよびカソード)を含むセルに反応ガス(燃料ガスおよび酸化ガス)を供給して電気化学反応を引き起こすことにより、物質の持つ化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する。
燃料電池を有する燃料電池システムは、セルに開回路電圧(以下、「OCV」とも呼ぶ)が生じると、電極に含まれる白金が溶出するなど燃料電池システムの構成部材に不具合が生じることがあった。この問題を解決するために、セルに可変抵抗部を取り付ける技術が知られている(特許文献1)。また、セルに抵抗部とスイッチを取り付ける技術が知られている(特許文献2)。
特公平8−33782号公報 特許第3895960号公報
しかし、上記技術のように、セルに抵抗部を備える燃料電池システムは、抵抗部が可変抵抗であっても、発熱量や耐熱温度を考慮せずに抵抗値を制御した場合には、抵抗部が発熱により溶断する虞があった。また、抵抗部の溶断や電気的損失を抑制するためのスイッチを新たに設置する必要性が生じるなど、抵抗部を備えることによる不具合が生じる虞があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、OCVの発生を回避するために、セルに抵抗部を備えた燃料電池システムにおいて、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本願発明は、以下の態様を採る。
第1の態様は、電解質膜を有するセルを少なくとも1つ含む燃料電池を備える燃料電池システムを提供する。第1の態様に係る燃料電池システムは、各前記セルにそれぞれ接続される抵抗部と、前記抵抗部の温度に相関する温度指標値を取得する指標値取得部と、前記温度指標値が、前記抵抗部の温度が前記抵抗部の溶断温度より小さくなるように設定された所定の範囲内になるように、前記抵抗部の温度に影響を与える前記燃料電池の制御パラメータについての制御を行う制御部と、を備える。
第1の態様に係る燃料電池システムによれば、抵抗部の温度に相関する温度指標値が取得され、温度指標値が、抵抗部の温度が抵抗部の溶断温度より小さくなるように設定された所定の範囲内になるように、抵抗部の温度に影響を与える燃料電池の制御パラメータについての制御が行われるため、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記制御パラメータは、前記燃料電池の電圧値であってもよい。この場合、燃料電池の電圧値についての制御を行うことにより、抵抗部の温度を抵抗部の溶断温度より小さくすることができ、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記温度指標値が前記所定の範囲外である場合には、前記燃料電池の電圧の絶対値を低下させる制御を行ってもよい。この場合、抵抗部の温度は燃料電池の電圧の絶対値に依存するため、燃料電池の電圧の絶対値を低下させる制御を行うことにより、抵抗部の温度を抵抗部の溶断温度より小さくすることができ、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記温度指標値は各前記セルの電圧値であり、前記制御部は、前記温度指標値が前記所定の範囲外であり、かつ、前記温度指標値としての前記電圧値がゼロ未満である場合には、前記燃料電池の電圧を上昇させる制御を行ってもよい。この場合、負電圧運転時において抵抗部の温度を抵抗部の溶断温度より小さくすることができ、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記温度指標値は各前記セルの電圧値であり、前記制御部は、前記温度指標値が前記所定の範囲外であり、かつ、前記温度指標値としての前記電圧値がゼロ以上である場合には、前記燃料電池の電圧を下降させる制御を行ってもよい。この場合、正電圧(通常)運転時において抵抗部の温度を抵抗部の溶断温度より小さくすることができ、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記抵抗部の抵抗値と、前記抵抗部を溶断するために必要な熱量に基づいて前記温度指標値の前記所定の範囲を設定してもよい。この場合、抵抗部の抵抗値と、抵抗部を溶断するために必要な熱量に基づいて温度指標値の所定の範囲が設定されるため、温度指標値の許容範囲を精度良く設定することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記抵抗部の抵抗値は可変であり、前記制御パラメータは、前記抵抗部の抵抗値であってもよい。この場合、抵抗部の抵抗値についての制御を行うことにより、抵抗部の温度を抵抗部の溶断温度より小さくすることができ、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記温度指標値は前記抵抗部の抵抗値であり、前記制御部は、前記セルの電圧値が所定値以上の場合には、前記抵抗部の抵抗値を下降させる制御を行ってもよい。この場合、セルの電圧値は抵抗部の抵抗値に依存するため、抵抗部の抵抗値を下降させる制御を行うことにより、セルの電圧値を小さくすることができ、燃料電池システムの不具合の発生を抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムはさらに、前記抵抗部を冷却するための冷却部を備え、前記制御部は、前記抵抗部の抵抗値が前記所定の範囲の下限値であって、かつ、前記セルの電圧値が所定値以上の場合には、前記冷却部を制御して前記抵抗部を冷却しつつ、前記抵抗部の抵抗値を下降させる制御をおこなってもよい。この場合、セルの電圧値を所定値より小さくなるように制御しつつ、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記制御部は、前記セルの電圧値と、前記抵抗部を溶断するために必要な熱量に基づいて前記温度指標値の前記所定の範囲を設定してもよい。この場合、前記セルの電圧値と、抵抗部を溶断するために必要な熱量に基づいて温度指標値の所定の範囲が設定されるため、温度指標値の許容範囲を精度良く設定することができる。
第1の態様に係る燃料電池システムにおいて、前記セルは開口部を備えた略板形状を有し、前記抵抗部は、前記開口部の内側に配置されていてもよい。この場合、抵抗部は、セルに設けられた開口部の内側に配置されているため、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、燃料電池、燃料電池システム、燃料電池および燃料電池システムの制御方法等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施例における燃料電池システム20を適用可能な電気自動車10の構成を概略的に示す説明図である。 第1実施例におけるセル21の概略構成を表わす断面模式図である。 第1実施例における燃料電池システム20の制御の流れを示すフローチャートである。 第1実施例における燃料電池22の運転制御の流れを示すフローチャートである。 第2実施例におけるセル21の概略構成を表わす断面模式図である。 第2実施例における燃料電池システム20の制御の流れを示すフローチャートである。 第2実施例における燃料電池22の運転制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3実施例における燃料電池システム20を適用可能な電気自動車10の構成を概略的に示す説明図である。 第3実施例における燃料電池22の運転制御の流れを示すフローチャートである。 変形例における燃料電池22の外観構成を例示した説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.第1実施例:
A−1.燃料電池システムの構成:
図1は、本発明の第1実施例における燃料電池システム20を適用可能な電気自動車10の構成を概略的に示す説明図である。電気自動車10は、燃料電池システム20と、二次電池30と、車両駆動軸39を駆動する駆動モータ33と、を有している。燃料電池システム20は、燃料電池22と、燃料電池22に供給する水素を貯蔵する水素タンク23と、燃料電池22に圧縮空気を供給するためのエアコンプレッサ24と、を含んでいる。
水素タンク23に貯蔵された燃料ガスとしての水素は、水素ガス供給路60に放出されて、水素ガス供給路60に設けられた減圧弁61によって減圧された後、圧力調整弁62によって所定の圧力に調整されて、燃料電池22のアノードに供給される。アノードから排出されるアノード排ガスは、アノード排ガス路63に導かれ、水素ポンプ65によって再び水素ガス供給路60に供給される。また、アノード排ガス路63から分岐した排ガス排出路64に設けられた開閉弁66を開状態とすることで、アノード排ガスの一部を外部に排出することができる。
エアコンプレッサ24は、フィルタを備えたエアフロメータ28を介して外部から取り込まれた酸化ガスとしての空気を加圧し、酸化ガス供給路67を介して燃料電池22のカソードに供給する。空気は、燃料電池22に供給される前に加湿されるとしてもよい。カソードから排出されるカソード排ガスは、カソード排ガス路68に導かれて外部に排出される。
燃料電池22としては種々の種類の燃料電池を用いることが可能であるが、本実施例では、燃料電池22として固体高分子型燃料電池を用いている。燃料電池22は、複数のセル21がセパレータを介して積層されたスタック構造を有している。セル21は燃料電池22における発電を行う単位モジュールであり、各セル21は、電解質膜の各面にアノードおよびカソードの電極が形成された膜電極接合体(MEAとも呼ばれる)を含んでいる。各セル21は、さらに、MEAを挟むように配置され、反応ガスとしての水素ガスおよび空気を拡散させつつMEAに供給するガス拡散層を含んでいる。燃料電池22の各セル21は、水素ガスと空気に含まれる酸素との電気化学反応により発電を行う。なお、本実施例において、各セル21の構成や仕様は互いに同一である。各セルの具体的な構成は図2を用いて後述する。
燃料電池システム20は、また、燃料電池22の各セル21の電圧(セル電圧)を測定する電圧計26と、各セル21にそれぞれ並列に接続されている抵抗部25と、電圧計26から出力されるセル電圧を示す信号や他の信号を利用して後述する燃料電池システム20の制御を行う制御部70と、を有している。制御部70は、CPUや、ROM、RAMを有するマイクロコンピュータを利用して構成される。
燃料電池システム20は、インバータ35を介して駆動モータ33と接続されていると共に、DC/DCコンバータ32を介して二次電池30と接続されている。燃料電池システム20から出力される電力は、駆動モータ33に供給され、駆動モータ33による車両駆動軸39の駆動に使用される。また、二次電池30の残存容量が所定値以下になった場合等には、燃料電池システム20によって二次電池30の充電が行われる。二次電池30の電力は、電力不足時における駆動モータ33の駆動等に使用される。
A−2.セルの構成:
図2は、第1実施例における燃料電池セルの概略構成を表わす断面模式図である。セル21は、電解質膜MEと、アノードAEと、カソードCEと、ガス拡散層GDと、セパレータSPと、抵抗部25と、電圧計26と、を備えている。
電解質膜MEは、固体高分子材料であるフッ素系樹脂や、炭化水素系樹脂により構成されている。アノードAEおよびカソードCEは、例えば、電気化学反応を進行する触媒金属(例えば白金)を担持したカーボン粒子(触媒担持担体)と、プロトン伝導性を有する高分子電解質(例えばフッ素系樹脂)によって構成されている。
ガス拡散層GDは、例えば、カーボンクロスやカーボンペーパなどのガス透過性および電子伝導性を有する部材によって構成されている。セパレータSPは、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン等のカーボン製部材や、プレス成形したステンレス鋼など、ガス不透過の導電性部材によって形成されている。セパレータSPは、表面にガス流路を形成するための凹凸形状を有している。セパレータSPは、アノードAE側においてガス拡散層GDとの間に、水素を含有する燃料ガスが通過するセル内燃料ガス流路AGCを形成する。また、セパレータSPは、カソードCE側においてガス拡散層GDとの間に、酸素を含有する酸化ガスが通過するセル内酸化ガス流路CGCを形成する。
抵抗部25は、各セパレータSPの間に跨ってそれぞれ配置され、隣り合うセパレータSP間に電流を流すことができる構成を備えている。第1実施例における抵抗部25の抵抗値は既知の固定値である。本実施例では、各抵抗部25の抵抗値はすべて同じ値であるが、必ずしも同じ値である必要はなく、少なくとも一部の抵抗部25の抵抗値が他の抵抗部25の抵抗値と異なる構成であってもよい。電圧計26は、各セパレータSPの間に跨ってそれぞれ配置され、隣り合うセパレータSP間の電位差を検出することができる構成を備えている。
A−3.燃料電池システムの制御:
図3は、第1実施例における燃料電池システム20の制御の流れを示すフローチャートである。抵抗部25の溶断温度Tm(℃)を用いて、抵抗部25が溶断温度Tmまで温度上昇するのに要する熱量(必要熱量Q)が算出される(ステップS120)。抵抗部25の溶断温度Tmは、抵抗部25の材質などの仕様に応じて予め設定することができる。
抵抗部25が溶断温度Tmまで温度上昇するのに要する熱量(必要熱量Q)は、下記の式(1)を用いて算出することができる。式(1)において、ΔTは、溶断温度Tmと初期温度Taとの温度差(℃)であり、Crは、抵抗部25の比熱(J/(kg・℃))であり、Wrは、抵抗部25の重量(g)である。
Q=ΔT×Cr×Wr×1/1000 ・・・(1)
必要熱量Qが算出されると、燃料電池22の制御の際に、抵抗部25の溶断を抑制するために用いられる電圧の閾値V1およびV2が設定される(ステップS130)。抵抗部25の溶断は、負電圧での発電時(セル電圧が0(ゼロ)V未満での発電時)と通常発電時(セル電圧が0V以上での発電時)との両方において発生する可能性がある。
電圧の閾値V1は負電圧発電時における閾値であり、閾値V2は通常発電時における閾値である。本実施例における燃料電池22の電圧値は、抵抗部25の温度に相関する指標値であると共に、抵抗部25の温度に影響を与える燃料電池22の制御パラメータである。
セル21のセル電圧が0V未満である負電圧発電時における閾値V1の設定の際には、まず、下記の式(2)を用いて原閾値V1oを算出する。式(2)において、Rは抵抗部25の抵抗値であり、Qは上述した必要熱量Qである。原閾値V1oは、抵抗部25の温度が抵抗部25の溶断温度Tmと等しくなる際のセル21の電圧である。従って、セル21の電圧が原閾値V1oより大きくなるように燃料電池22の制御を行えば、抵抗部25の温度は抵抗部25の溶断温度Tmより小さくなる。
V1o=−(R×Q)0.5 ・・・(2)
閾値V1は、原閾値V1oに安全係数を加味して、原閾値V1oより大きい値として設定される。閾値V1は、セル21毎に、当該セル21に接続されている抵抗部25の抵抗値に基づき設定される。セル21のセル電圧が閾値V1より大きくなるように燃料電池22の制御を行えば、抵抗部25の溶断を抑制できる。
また、セル21のセル電圧が0V以上である通常発電時における閾値V2の設定の際には、まず、下記の式(3)を用いて原閾値V2oを算出する。式(3)において、Rは抵抗部25の抵抗値であり、Qは上述した必要熱量Qである。原閾値V2oは、抵抗部25の温度が抵抗部25の溶断温度Tmと等しくなる際のセル21の電圧である。従って、セル21の電圧が原閾値V2oより小さくなるように燃料電池22の制御を行えば、抵抗部25の温度は抵抗部25の溶断温度Tmより小さくなる。
V2o=(R×Q)0.5 ・・・(3)
閾値V2は、原閾値V2oに安全係数を加味して、原閾値V2oより小さい値として設定される。閾値V2は、セル21毎に、当該セル21に接続されている抵抗部25の抵抗値に基づき設定される。セル21のセル電圧が閾値V2より大きくならないように燃料電池22の制御を行えば、抵抗部25の溶断を抑制できる。
閾値V1,V2の設定が完了すると、制御部70による燃料電池22の運転制御が行われる(ステップS140)。図4は、第1実施例における燃料電池22の運転制御の流れを示すフローチャートである。制御部70は、燃料電池システム20の各部を制御して燃料電池22の発電を行い(ステップS210)、所定のタイミングで電圧計26により測定された各セル21の電圧値を取得する(ステップS220)。このとき、制御部70は、抵抗部25の温度に相関する温度指標値としての電圧値を取得する指標値取得部として機能する。電圧測定のタイミングは、所定時間経過毎であってもよいし、所定時間発電した毎であってもよい。
制御部70は、セル21のセル電圧が0V未満であり(ステップS230:NO)、かつ、セル電圧がセル21毎に設定された閾値V1以上である場合には(ステップS240:NO)、抵抗部25の溶断の恐れが無いとして、発電を継続する(ステップS210)。一方、制御部70は、セル21のセル電圧が0V未満であり、かつ、セル電圧が閾値V1より小さい場合には(ステップS240:YES)、セル電圧の絶対値が大きくなることから抵抗部25の溶断の恐れがあるため、燃料電池22の電圧を上昇させる制御を実行する(ステップS250)。具体的には、制御部70は、例えば、負荷(電流)を下げたり、水素ガス循環系の循環量を増加したり、エアストイキ比を増加させたり、加湿量を増加したりする制御を行う。これにより、各セル21のセル電圧が閾値V1以上となり、抵抗部25の溶断が回避される。
また、制御部70は、セル21のセル電圧が0V以上であり(ステップS230:YES)、かつ、セル電圧がセル21毎に設定された閾値V2以下である場合には(ステップS260:NO)、抵抗部25の溶断の恐れが無いとして、発電を継続する(ステップS210)。一方、制御部70は、セル21のセル電圧が0V以上であり、かつ、セル電圧が閾値V2より大きい場合には(ステップS260:YES)、抵抗部25の溶断の恐れがあるため、燃料電池22の電圧を下降させる制御を実行する(ステップS270)。具体的には、制御部70は、例えば、発電を行って二次電池30を充電したり、エアストイキ比を減少させたりする制御を行う。これにより、各セル21のセル電圧が閾値V2以下となり、抵抗部25の溶断が回避される。
すなわち、本実施例の燃料電池システム20では、セル21のセル電圧を用いた判定(ステップS240およびS260)において抵抗部25の溶断の恐れがあると判定された場合には、燃料電池22の電圧の絶対値を低下させる制御が実行される(ステップS250およびS270)。
以上説明したように、本実施例の燃料電池システム20によれば、制御部70による燃料電池22の運転制御の際に、各セル21の電圧値が取得され、取得された電圧値が閾値V1,V2により規定される所定の範囲内になるように燃料電池22の電圧制御が行われるため、抵抗部による不具合の発生を効率的に抑制することができる。具体的には、セル21の電圧は、抵抗部25の電流に相関するため、抵抗部25の温度に相関する。また、電圧の閾値V1,V2は、抵抗部25の温度が抵抗部25の溶断温度Tmより小さくなるような電圧の範囲を規定するように設定される。これにより、本実施例の燃料電池システム20では、抵抗部25への電流を制御するためのスイッチなどを新たに設けることなく、抵抗部の溶断などの不具合の発生を効率的に抑制することができる。
本実施例の燃料電池システム20では、電圧の閾値V1,V2がセル21毎に設定され、電圧の測定値と閾値V1,V2との判定もセル21毎に実行されるため、すべてのセル21に一律の閾値を設定して電圧制御を行う場合と比較して、燃料電池22の電圧の許容範囲を広くとることができ、同様にドライバビリティの低下を抑制することができる。
B.第2実施例:
第1実施例では、燃料電池22の電圧を制御することにより、抵抗部25の溶断を抑制する燃料電池システム20について説明したが、第2実施例では、燃料電池22の電圧ではなく、抵抗部25の抵抗値を制御することにより抵抗部25の溶断を抑制する燃料電池システム20について説明する。第2実施例における燃料電池システム20は、抵抗部25が可変抵抗となっていること、および、制御部70が抵抗部25の抵抗値を制御する点が第1実施例と異なるが、それ以外の機能や構成については、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
B−1.セルの構成:
図5は、第2実施例における燃料電池セルの概略構成を表わす断面模式図である。各セパレータSPの間に跨ってそれぞれ配置される抵抗部25の抵抗値が可変である点が第1実施例の図2と異なるが、それ以外の点は第1実施例の図2と同様である。
B−2.燃料電池システムの制御:
図6は、第2実施例における燃料電池システム20の制御の流れを示すフローチャートである。第1実施例と同様に、式(1)を用いて、抵抗部25が溶断温度Tmまで温度上昇するのに要する熱量(必要熱量Q)が算出される(ステップS320)。
必要熱量Qが算出されると、燃料電池22の制御の際に、抵抗部25の溶断を抑制するために用いられる抵抗部25の抵抗値の閾値R1が設定される(ステップS330)。閾値R1の設定の際には、下記の式(4)を用いて原閾値R1oを算出する。式(4)において、Vはセル21の電圧値であり、Qは上述した必要熱量Qである。原閾値R1oは、抵抗部25の温度が抵抗部25の溶断温度Tmと等しくなる際の抵抗部25の抵抗値である。従って、抵抗部25の抵抗値が原閾値R1oより大きくなるように燃料電池22の制御を行えば、抵抗部25の温度は抵抗部25の溶断温度Tmより小さくなる。
R1o=V2/Q・・・(4)
閾値R1は、原閾値R1oに安全係数を加味して、原閾値R1oより大きい値として設定される。閾値R1は、セル21毎に設定される。抵抗部25の抵抗値が閾値R1より小さくならないように燃料電池22の制御を行えば、抵抗部25の溶断を抑制できる。
閾値R1の設定が完了すると、制御部70による燃料電池22の運転制御が行われる(ステップS340)。図7は、第2実施例における燃料電池22の運転制御の流れを示すフローチャートである。第1実施例と同様に、制御部70は、燃料電池システム20の各部を制御して燃料電池22の発電を行い(ステップS410)、所定のタイミングで電圧計26により測定された各セル21の電圧値を取得する(ステップS420)。本実施例では、燃料電池22は、ステップS410において発電をおこなう態様で説明しているが、本発明は燃料電池22が無負荷時の場合においても適用することができる。すなわち、燃料電池22が無負荷時において(ステップS410)、所定のタイミングで電圧計26により測定された各セル21の電圧値を取得し(ステップS420)、その後以下の制御を行う態様であってもよい。
制御部70は、セル21のセル電圧が0.85Vより小さい場合には(ステップS430:NO)、電極に含まれる白金が溶出するなど燃料電池システムの構成部材に不具合が生じる恐れが無いとして、発電を継続する(ステップS410)。一方、制御部70は、セル21のセル電圧が0.85V以上である場合には(ステップS430:YES)、燃料電池システムの構成部材に不具合が生じる恐れがあるため、抵抗部25の抵抗値を下降させる制御を実行する(ステップS440)。これにより、電極に含まれる白金の溶出など、燃料電池システムの不具合の発生を抑制することができる。
ステップS440において、抵抗部25の抵抗値を下降させたときに、制御部70は、抵抗値を取得し、取得した抵抗値が閾値R1より大きい場合には(ステップS450:YES)、抵抗部25の溶断の恐れが無いとして、発電を継続する(ステップS410)。一方、制御部70は、取得した抵抗値が閾値R1より大きくない場合には(ステップS450:NO)、抵抗部25の抵抗値を閾値R1以上とした状態で抵抗値の制御を終了する(ステップS460)。第2実施例では、制御部70は、抵抗部25の温度に相関する温度指標値としての抵抗値を取得する指標値取得部として機能する。
本実施例の燃料電池システム20では、抵抗部25の抵抗値を所定の範囲(閾値R1以上)に維持しつつ、セル21のセル電圧が所定値(0.85V)以上の場合には、抵抗値を降下させる制御が実行される。
以上説明した第2実施例の燃料電池システム20によれば、制御部70による燃料電池22の運転制御の際に、セル21の電圧値が所定(例えば、0.85V)以上となった場合には、抵抗部25の抵抗値を所定の範囲内(例えば、閾値R1以上)において、抵抗値を下降させる制御を行うため、燃料電池システムの不具合の発生を抑制することができる。具体的には、抵抗部25の抵抗値は、抵抗部25の電流に相関するため、抵抗部25の温度に相関する。そのため、抵抗部25の抵抗値を閾値R1以上となるように制御することにより、抵抗部の溶断などの不具合の発生を効率的に抑制することができる。すなわち、抵抗部25への電流を制御するためのスイッチなどを新たに設けることなく、溶断などの不具合の発生を抑制することができる。一方、抵抗部25の抵抗値は、セル21の電圧値とも相関する。そのため、セル21の電圧値が所定の値(例えば、0.85V)以上となった場合には、抵抗部25の抵抗値を閾値R1以上となるように制御しつつ、抵抗値を下降させることにより、セル21の電圧値を低下させることができる。これにより、燃料電池システムの不具合の発生を抑制することができる。燃料電池システムの不具合とは、例えば、各セル21の電圧値が高くなることにより生じる白金の溶出などである。
C.第3実施例:
第3実施例では、第2実施例における燃料電池システム20に、さらに、抵抗部25を冷却するための冷却部を備えた燃料電池システム20について説明する。第3実施例における燃料電池システム20は、冷却部を備えていること、および、制御部70による燃料電池システムの制御方法の一部が第2実施例と異なるが、それ以外の機能や構成については、第2実施例と同様であるため、ここでは、第2実施例と異なる点について説明する。
C−1.燃料電池システムの構成:
図8は、本発明の第3実施例における燃料電池システム20を適用可能な電気自動車10の構成を概略的に示す説明図である。本実施例における電気自動車10は、抵抗部25を冷却するための冷却部80を備えている点以外は、第1実施例や第2実施例で示した構成(図1)と同様であるため、冷却部80以外の構成についての説明は省略する。
冷却部80は、冷媒循環ポンプ81と、冷媒循環流路82と、ラジエータ83と、水温センサ84と、を備えている。冷媒循環ポンプ81は、冷媒循環流路82を介して、抵抗部25に冷媒を供給する。抵抗部25で暖められた冷媒は、ラジエータ83で冷却され、再び抵抗部25に供給される。冷媒としては、水や、水とエチレングリコールとの混合液などを用いることができる。水温センサ84は、冷媒循環流路82における冷媒の水温を検出する。本実施例では、冷却部80は、冷媒として液体を用いているが、冷媒として空気を用いる構成であってもよい。
C−2.燃料電池システムの制御:
第3実施例における燃料電池システム20の制御は、第2実施例と比較して、制御部70による燃料電池22の運転制御(図6、ステップS340)のみが異なる。これ以外の制御については第2実施例と同様であるため説明を省略する。
図9は、第3実施例における燃料電池22の運転制御の流れを示すフローチャートである。ステップ410〜ステップS450までは、第2実施例(図7)と同様の制御である。本実施例では、ステップS450において、抵抗部25の抵抗値が閾値R1より大きくない場合に(ステップS450:NO)、制御部70は、冷却部80を制御して、抵抗部25の冷却をおこなう(ステップS470)。制御部70は、抵抗部25の冷却をおこなった後、所定のタイミングで再度、電圧計26により測定された各セル21の電圧値を取得する(ステップS420)。制御部70は、セル21のセル電圧が0.85V以上である場合には(ステップS430:YES)、抵抗部25の抵抗値を再度、下降させる制御を実行する(ステップS440)。すなわち、制御部70は、抵抗部25を冷却しつつ、抵抗部25の抵抗値が閾値R1以下となるように抵抗値を下降させる。
第3実施例の燃料電池システム20によれば、制御部70による燃料電池22の運転制御の際に、抵抗部25の抵抗値が所定の範囲(例えば、閾値R1以上)の下限値であり、かつ、セル21の電圧値が所定(例えば、0.85V)以上となった場合には、冷却部80を制御して抵抗部25を冷却しつつ、抵抗部25の抵抗値をさらに下降させる制御を行うため、燃料電池システムの不具合の発生を抑制することができる。具体的には、抵抗部25の抵抗値を閾値R1以下となるように制御すると、抵抗部25の温度が溶断温度Tm以上となる虞がある。しかし、抵抗部25を冷却部80により冷却することで抵抗部25の温度を溶断温度Tm以下に低下させることができるため、抵抗部25の溶断を抑制することができる。一方、抵抗部25の抵抗値を閾値R1以下に下降させることにより、セル21の電圧値を低下させることができる。これにより、セル21の電圧値が高くなることにより生じる燃料電池システムの不具合の発生をより抑制することができる。ここで、下限値は、必ずしも正確に所定の範囲の下限(閾値R1)である必要はない。下限値は、冷却部80による冷却を開始するための条件となる値であり、閾値R1以上の値であれば任意の値でよい。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
図10は、変形例における燃料電池22の外観構成を例示した説明図である。上記実施例では、抵抗部25を格納する場所については、特に限定していないが、抵抗部25をセル21に設けられた開口部Mrの内側に配置する構成としても良い。具体的には、セル21を構成するセパレータや、セル21の積層体を両側から挟持するエンドプレートEPにそれぞれ開口部Mrを形成し、セル21およびエンドプレートEPを積層することでそれぞれの開口部Mrが連通して形成されるマニホールドの内部に抵抗部25を配置する構成としても良い。これにより、燃料電池22の外部からの衝撃等から抵抗部25を保護することができる。また、第3実施例においては、このマニホールドを利用して冷却した空気や冷却水などを流通させることができる。
D2.変形例2:
上記各実施例では、抵抗部25の温度に相関する温度指標値として、セル21の電圧や抵抗部25の抵抗値が取得されるとしているが、温度指標値として例えば電流値といった他の指標値が取得されるとしてもよい。また、上記各実施例では、抵抗部25の温度に影響を与える制御パラメータとしての燃料電池22の電圧や抵抗値についての制御が行われるとしているが、制御パラメータとして例えば電流といった他の制御パラメータが用いられるとしてもよい。
D3.変形例3:
上記各実施例では、抵抗部25の抵抗値は、予め設定された値として説明しているが、抵抗値をセル21の電流や電圧から算出する構成であっても良い。こうすることで、経年等により抵抗部25の抵抗値が変化しても、制御部70は、正確な抵抗値を用いて燃料電池22の制御を行うことができる。
D4.変形例4:
上記実施例では、抵抗部25の溶断温度Tmが設定され、比重や重量といった抵抗部25の仕様に基づき、抵抗部25が溶断温度Tmまで温度上昇するのに要する熱量(必要熱量Q)が算出されるとしているが、必要熱量Qは実験により予め設定される構成としてもよい。
D5.変形例5:
上記各実施例では、燃料電池システム20を有する電気自動車10を例に用いて説明したが、本発明は、電気自動車10用に限らず他の用途の燃料電池システム20に適用可能である。また、上記各実施例における電気自動車10や燃料電池システム20の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。
10…電気自動車
20…燃料電池システム
21…セル
22…燃料電池
23…水素タンク
24…エアコンプレッサ
25…抵抗部
26…電圧計
28…エアフロメータ
30…二次電池
33…駆動モータ
35…インバータ
39…車両駆動軸
60…水素ガス供給路
61…減圧弁
62…圧力調整弁
63…アノード排ガス路
64…排ガス排出路
65…水素ポンプ
66…開閉弁
67…酸化ガス供給路
68…カソード排ガス路
70…制御部
80…冷却部
81…冷媒循環ポンプ
82…冷媒循環流路
83…ラジエータ
84…水温センサ

Claims (12)

  1. 電解質膜を有するセルを少なくとも1つ含む燃料電池を備える燃料電池システムであって、
    各前記セルにそれぞれ接続される抵抗部と、
    前記抵抗部の温度に相関する温度指標値を取得する指標値取得部と、
    前記温度指標値が、前記抵抗部の温度が前記抵抗部の溶断温度より小さくなるように設定された所定の範囲内になるように、前記抵抗部の温度に影響を与える前記燃料電池の制御パラメータについての制御を行う制御部と、を備える、燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記制御パラメータは、前記燃料電池の電圧値である、燃料電池システム。
  3. 請求項2に記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記温度指標値が前記所定の範囲外である場合には、前記燃料電池の電圧の絶対値を低下させる制御を行う、燃料電池システム。
  4. 請求項3に記載の燃料電池システムであって、
    前記温度指標値は各前記セルの電圧値であり、
    前記制御部は、前記温度指標値が前記所定の範囲外であり、かつ、前記温度指標値としての前記電圧値がゼロ未満である場合には、前記燃料電池の電圧を上昇させる制御を行う、燃料電池システム。
  5. 請求項3に記載の燃料電池システムであって、
    前記温度指標値は各前記セルの電圧値であり、
    前記制御部は、前記温度指標値が前記所定の範囲外であり、かつ、前記温度指標値としての前記電圧値がゼロ以上である場合には、前記燃料電池の電圧を下降させる制御を行う、燃料電池システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記抵抗部の抵抗値と、前記抵抗部を溶断するために必要な熱量に基づいて前記温度指標値の前記所定の範囲を設定する、燃料電池システム。
  7. 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
    前記抵抗部の抵抗値は可変であり、
    前記制御パラメータは、前記抵抗部の抵抗値である、燃料電池システム。
  8. 請求項7に記載の燃料電池システムであって、
    前記温度指標値は前記抵抗部の抵抗値であり、
    前記制御部は、前記セルの電圧値が所定値以上の場合には、前記抵抗部の抵抗値を下降させる制御を行う、燃料電池システム。
  9. 請求項8に記載の燃料電池システムはさらに、
    前記抵抗部を冷却するための冷却部を備え、
    前記制御部は、前記抵抗部の抵抗値が前記所定の範囲の下限値であって、かつ、前記セルの電圧値が所定値以上の場合には、前記冷却部を制御して前記抵抗部を冷却しつつ、前記抵抗部の抵抗値を下降させる制御をおこなう、燃料電池システム。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記セルの電圧値と、前記抵抗部を溶断するために必要な熱量に基づいて前記温度指標値の前記所定の範囲を設定する、燃料電池システム。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の燃料電池システムであって、
    前記セルは開口部を備えた略板形状を有し、
    前記抵抗部は、前記開口部の内側に配置されている、燃料電池システム。
  12. 電解質膜を有するセルを少なくとも1つ含む燃料電池の制御方法であって、
    (a)前記セルにそれぞれ接続される抵抗部の温度に相関する温度指標値を取得する工程と、
    (b)前記温度指標値が、前記抵抗部の温度が前記抵抗部の溶断温度より小さくなるように設定された所定の範囲内になるように、前記抵抗部の温度に影響を与える前記燃料電池の制御パラメータについての制御を行う工程と、を備える、燃料電池の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013176213A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Toyota Motor Corp 燃料電池システム

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