JP2011170076A - 情報表示パネル用積層シート、及び情報表示パネル、及びその情報表示パネルを具備した輸送機器 - Google Patents

情報表示パネル用積層シート、及び情報表示パネル、及びその情報表示パネルを具備した輸送機器 Download PDF

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Abstract

【課題】光源の点灯により、文字・絵柄等に立体感を生じさせるとともに、光源の非点灯時との色変化をつけて文字・絵柄を美しく表現できる情報表示パネルを提供する。
【解決手段】積層シート18は、第1の領域1と、第1の領域1に隣接し且つ互いに離れた、第2の領域2、第3の領域3に分かれている。支持体4の光源19側の面のうち、第1の領域には、第1の反射層7、第1の遮光層が順に積層され、第2の領域2、第3の領域3には、光透過性着色層9が積層される。支持体4の観察者21側の面のうち、第2の領域2には、第2の反射層5、第1の加飾層6が順に積層され、第3の領域3には、第2の反射層5、第2の加飾層10が順に積層される。
【選択図】図1

Description

本発明は、表裏の印刷層を備える情報表示パネル用積層シートに関し、特に遮光層および反射層の遮光性と光反射性を有する情報表示パネル用積層シート、及び情報表示パネル、及びその情報表示パネルを具備した輸送機器に関する。
輸送機器には多くの計測器が搭載されているが、その表示機等に使用される情報表示パネルに対して、視認性のみならずデザイン性に対する要求がある。
従来の情報表示パネルとして、透明基板の背面の文字・絵柄に対応する部分に開口部を含む有彩色の遮光反射層と白色の透過性反射層が順に積層され、表面には白色層と暗色層が順に積層され、文字・絵柄に対応する部分が開口部となっている構成を有するものがある。
上記の情報表示パネルの構成を用いることで、ランプ非点灯時は、外光により、文字・絵柄部分が有彩色で囲まれた白色で視認され、文字・絵柄の周囲は暗色で視認される。また、ランプ点灯時は白色の透過反射層を透過し、有彩色の遮光反射層の開口部を抜けた白色の光が視認されるとともに、裏面から入射し、表面の白色層で反射した光が裏面の有彩色の遮光反射層で再度反射されて表面の開口部から抜けて有彩色の間接光状に視認される(特許文献1)。
しかしながら、従来の技術ではランプ点灯時に有彩の間接光と白色の直接光で文字・絵柄の立体感を表現するものの、ランプ非点灯に外光により観察する場合と色は変わらず、ランプ点灯、非点灯で色変化をつけて表現することができなかった。
実開平4−120990号
本発明は光源の点灯により、文字・絵柄等の外周部から漏れる間接光を観察者が視認することで文字・絵柄等に立体感を生じさせるとともに、光源の非点灯時との色変化をつけて文字・絵柄を美しく表現することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために次のような構成を備えている。
請求項1に記載の発明は、
背面に設置された光源により照明されることで情報を表示する情報表示パネル用の積層シートであって、
光透過性を有する支持体と、
前記支持体の前記光源側の面のうち、第1の領域に積層された第1の反射層と、
前記第1の反射層の前記光源側の面に積層された第1の遮光層と、
前記支持体の前記光源側の面のうち、前記第1の領域に隣接する第2の領域と、前記第1の領域に隣接し且つ前記第2の領域と離れた第3の領域に積層された光透過性着色層と、
前記支持体の前記光源と逆側の面のうち、前記第2の領域と前記第3の領域に、それぞれ積層された第2の反射層と、
前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、第2の領域に対応する領域に積層された第1の加飾層とを備える、
ことを特徴とする積層シートである。
請求項2に記載の発明は、
背面に設置された光源により照明されることで情報を表示する情報表示パネル用の積層シートであって、
光透過性を有する支持体と、
前記支持体の前記光源側の面のうち、第1の領域に積層された第1の反射層と、
前記支持体の前記光源側の面のうち、前記第1の領域に隣接する第2の領域と、前記第1の領域に隣接し且つ前記第2の領域と離れた第3の領域に積層された光透過性着色層と、
前記第1の反射層の前記光源側であって、前記第1の領域に対応する領域に積層された第1の遮光層と、
前記支持体の前記光源と逆側の面のうち、前記第2の領域と前記第3の領域に、それぞれ積層された第2の反射層と、
前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、第2の領域に対応する領域に積層された第1の加飾層とを備える、
ことを特徴とする積層シートである。
請求項3に記載の発明は、
前記第1の領域の最も広い部分の幅をw1とし、前記第2の領域の最も狭い部分の幅をw2とした時に、以下の式(1)が成り立つことを特徴とする請求項1又は2記載の積層シート。
w2/w1≧0.15・・・(1)
請求項4に記載の発明は、
前記第1の領域の最も広い部分の幅をw1とし、前記第3の領域の最も狭い部分の幅をw3とした時に、以下の式(2)が成り立つことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の積層シート。
w3/w1≧0.15・・・(2)
請求項5に記載の発明は、
前記支持体の厚さをdとし、第2の領域の最も狭い部分の幅w2とした時に、以下の式(3)が成り立つことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の積層シートである。
d×w2≧1.00mm・・・(3)
請求項6に記載の発明は、
前記支持体の厚さをdとし、第3の領域の最も狭い部分の幅w3とした時に、以下の式(4)が成り立つことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の積層シートである。
d×w3≧1.00mm・・・(4)
請求項7に記載の発明は、
前記支持体の厚さdが0.1mm以上5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の積層シートである。
請求項8に記載の発明は、
前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、前記第3の領域に対応する領域に積層された第2の加飾層をさらに備え、
前記第2の加飾層は全光線透過率が0%以上20%以下の範囲で略一定であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の積層シートである。
請求項9に記載の発明は、
前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、前記第3の領域に対応する領域に積層された第2の加飾層をさらに備え、
前記第2の加飾層は、前記第3の領域のうち前記第1の領域との境界における全光線透過率が0%以上20%以下であって、前記第3の領域の中央の部分における全光線透過率が40%以上100%以下であり、前記全光線透過率が前記境界から前記中央に向かって段階的に変化することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の積層シートである。
請求項10に記載の発明は、
前記第1の加飾層の全光線透過率が0%以上20%以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の積層シートである。
請求項11に記載の発明は、
前記第1の遮光層の全光線透過率が0%以上20%以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の積層シートである。
請求項12に記載の発明は、
前記第2の反射層における380〜780nmの光線の反射率が60%以上95%以下であり、前記第2の反射層の全光線透過率が5%以上40%以下であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の積層シートである。
請求項13に記載の発明は、
前記第1の反射層における380〜780nmの光線の反射率が40%以上98%以下であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の積層シートである。
請求項14に記載の発明は、
前記支持体の前記光源と逆側の面のうち第1の領域の一部に全光線透過率が0%以上20%以下の第4の加飾層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の積層シートである。
請求項15に記載の発明は、
前記第1の加飾層は、第2の領域の内部に文字等意匠形状の開口部を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の積層シートである。
請求項16に記載の発明は、
前記光透過性着色層は、前記第1の加飾層の前記開口部の外周から0.050mm以上外側に外周を有する開口部を有し、前記光透過性着色層の開口部の外周が前記第2の領域と第1の領域との境界から1.000mm以上離れていることを特徴とする請求項15に記載の積層シートである。
請求項17に記載の発明は、
前記光透過性着色層は全光線透過率が20%以上90%以下の有彩色の層であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の積層シートである。
請求項18に記載の発明は、
前記第2の加飾層の前記光源と逆側の面に、全光線透過率が4%以上40%以下の第3の加飾層をさらに備えることを特徴とする請求項9乃至17に記載の積層シートである。
請求項19に記載の発明は、
前記第3の加飾層の前記光源と逆側の面に、全光線透過率が80%以上100%以下の透明加飾層をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の積層シートである。
請求項20に記載の発明は、
前記支持体は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、アクリル、ポリスチレン、メタクリル・スチレン共重合体またはアクリルニトリル・スチレン共重合体のいずれかの樹脂であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の積層シートである。
請求項21に記載の発明は、
前記支持体は、ヘイズ値が12%以上92%以下の樹脂であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の積層シートである。
請求項22に記載の発明は、
前記支持体は透明樹脂層と拡散性樹脂層を含み、前記透明樹脂層はポリカーボネート、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、アクリル、ポリスチレン、メタクリル・スチレン共重合体またはアクリルニトリル・スチレン共重合体のいずれかの樹脂であり、前記拡散性樹脂層はヘイズ値が12%以上92%以下の樹脂であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の積層シートである。
請求項23に記載の発明は、
前記支持体と前記第2の反射層の間にヘイズ値5%以上90%以下、全光線透過率60%以上98%以下の第1の拡散層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至22のいずれかに記載の積層シートである。
請求項24に記載の発明は、
前記支持体の前記光源と逆側の面のうち、第1の領域に、ヘイズ値5%以上90%以下、全光線透過率60%以上98%以下の第2の拡散層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の積層シートである。
請求項25に記載の発明は、
光源と、請求項1乃至24のいずれかに記載の積層シートを少なくとも含む情報表示パネルである。
請求項26に記載の発明は、
前記光源が、LED光源であることを特徴とする請求項25に記載の情報表示パネルである。
請求項27に記載の発明は、
前記光源が、エッジライト式光源と導光板からなる面光源であることを特徴とする請求項25に記載の情報表示パネルである。
請求項28に記載の発明は、
請求項25乃至27のいずれかに記載の情報表示パネルを具備した輸送機器である。
本発明は光源の射出光が反射層で拡散反射され、文字・絵柄等の外周部である第1の領域から間接光として観察者に視認されるため、文字・絵柄等に立体感を生じさせる効果がある。また、光源射出光が光透過性着色層を透過して、間接光として視認されるため、光源の点灯時と非点灯時とで色の変化をつけて文字・絵柄を美しく表現することができる効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る積層シートの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る積層シートの断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る積層シートの断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る積層シートの断面図である。
以下に図面を参照して、本発明に係る情報表示パネルの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報表示パネル用の積層シート18をシート延在方向に垂直な面で切った断面図である。(A)は積層の順序をわかりやすくするために各層を分離してあらわしたものであり、(B)は実際に積層された状態を表したものである。
図1に示すように、積層シート18は、第1の領域1と、第1の領域1に隣接し且つ互いに離れた、第2の領域2、第3の領域3に分かれている。
積層シート18の延在面上における第1乃至第3の領域の形状により絵柄等の意匠形状が構成されている。
なお、第2、第3の領域と離れた他の領域がさらに設けられていても構わない。その場合、第1の領域は、さらに設けた領域とも隣接する配置となる。
図1において、観察者21は光透過性の支持体4の一方の面側から目視し、光源19は支持体4の他方の面側に設置される。
支持体4の光源側の面の所定の領域に第1の反射層7、第1の遮光層8、光透過性着色層9が積層され、支持体4の観察者21側の面の所定の領域に第2の反射層5、第1の加飾層6、第2の加飾層10、第4の加飾層13が積層されている。
支持体4は、透明樹脂のみで構成するか、又は拡散性樹脂のみで構成するか、又は透明樹脂層と拡散性樹脂層との積層によって構成することができる。
ここで、支持体4のヘイズ値は12%以上92%以下であることが望ましい。
支持体4のヘイズ値が12%未満の場合、支持体4に入射して拡散反射して第1の領域1に抜ける光が減少するために、間接光の輝度が低下するという弊害があるからである。
支持体4を透明樹脂のみで構成する場合、ポリカーボネート、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、メタクリル・スチレン共重合体、アクリルニトリル・スチレン共重合体、ポリメタクリル酸メチルまたはアクリルを利用することができる。この時の支持体4の厚さは第2の反射層5で拡散反射された光を多く第1の領域1に進ませるために0.1mm以上が好ましく、情報表示機器筐体内の空間的制約を受けないために5mm以下が好ましい。また、透明樹脂のみで構成すると支持体4における光量の損失を少なく出来るため、光源19の点灯時により明るく文字・絵柄を表示することができる。
支持体4を拡散性樹脂のみで構成する場合、球形または無定形の形状であり有機又は無機からなる光拡散性微粒子を含んだポリカーボネート、PS、MS、アクリルのうち少なくともいずれかを含む有機系樹脂を利用することができる。この時の支持体4の厚さは第2の反射層5で拡散反射された光を多く第1の領域1に進ませるために0.1mm以上が好ましく、情報表示機器筐体内の空間的制約を受けないために5mm以下が好ましい。また、拡散性樹脂のみで構成することにより、光源19からの直接入射光の一部が拡散性樹脂で拡散されて第1の領域1の観察者21の方向に出るために間接光の光量を高められる。
支持体4を透明樹脂層と拡散性樹脂層との積層構成にする場合、透明樹脂層にはポリカーボネート、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、メタクリル・スチレン共重合体、アクリルニトリル・スチレン共重合体、ポリメタクリル酸メチルまたはアクリルを、拡散性樹脂層には球形または無定形の形状であり有機又は無機からなる光拡散性微粒子を含んだポリカーボネート、ポリスチレン、メタクリル・スチレン共重合体、アクリルのうち少なくともいずれかを含む有機系樹脂を利用することができる。この時の支持体4の厚さは第2の反射層5で拡散反射された光を多く第1の領域1に進ませるために0.1mm以上が好ましく、情報表示機器筐体内の空間的制約を受けないために5mm以下が好ましい。また、拡散性樹脂層を含む構成であることにより、光源19からの直接入射光の一部が拡散性樹脂層で拡散されて第1の反射層7でさらに拡散反射され、第1の領域1の観察者21の方向に出るために間接光の光量を高められる。
ここで、拡散性樹脂層はヘイズ値が12%以上92%以下の樹脂であることが望ましい。拡散性樹脂層のヘイズ値が12%未満の場合、支持体に入射して拡散反射して、第1の領域1に抜ける光が減少するために、間接光の輝度が低下するという弊害があるからである。
次に支持体4の観察者21側の積層構造について説明する。
支持体4の観察者21側の面のうち、第2の領域2及び第3の領域3に第2の反射層5が積層される。
なお、前述したように第2、第3の領域と離れた他の領域をさらに設ける場合は、その領域にも反射層5が積層される。
第2の反射層5はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。
第2の反射層5は入射した光が所定の確率で拡散反射する効果を有するものである。
第2の反射層5には白色インキを用いるのが望ましいが、光の反射効果、透過効果があれば白色インキに限らない。厚みに制限は無いが、5μm〜30μmにすると反射効果が出やすい。
また、第2の反射層5における380〜780nmの光線の反射率は60%以上95%以下であり、第2の反射層5の全光線透過率は5%以上40%以下であることが望ましい。
第2の反射層5の反射率が60%未満であった場合、第2の反射層5で反射される間接光の輝度が低下し、第1の領域1と第2の領域2の境界における立体感が損なわれるからである。また、第2の反射層5の全光線透過率が5%未満であると、第1の加飾層6に文字等意匠形状の開口部が設けられた場合にその部分の輝度が低く、文字等意匠形状が視認されないからである。一方、全光線透過率が40%以上であると反射率が低下して、前述のように間接光の輝度低下による第1の領域と第2の領域の境界における立体感の低下が起こるためである。
光源19が点灯した際には第2の反射層5で拡散反射した光が第1の領域1で間接光として視認される。この時、第2の領域2及び第3の領域3の第2の反射層5の幅が広い方が第1の領域1に向けて拡散反射される光が多いために輝度が高くなり、第1の領域1の立体感が高まる。また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、第2の反射層5において拡散反射されずに透過した光が後述する第1の加飾層6の開口部を抜けることにより、観察者21から直接光として文字等意匠形状が視認される。
なお、支持体4と第2の反射層5の間にヘイズ値5%以上90%以下、全光線透過率60%以上98%以下の第1の拡散層をさらに備えてもよい。この数値範囲は、第1の拡散層のヘイズ値が5%未満の場合、第1の拡散層への入射光を第1の領域1へ拡散反射する効果が十分に得られず、第1の拡散層の全光線透過率が60%未満の場合、第2の反射層5は入射する光量が低下することにより、第1の領域1への反射光の輝度が低下して立体感が損なわれることを考慮したものである。
第2の領域2において第2の反射層5の観察者21側の面に第1の加飾層6が積層される。
第1の加飾層6はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。第1の加飾層6には黒色インキを用いるのが望ましいが、遮光効果があれば黒色インキに限らない。厚みに制限は無いが、5μm〜30μmにすると遮光効果が出やすい。
また、第1の加飾層6の全光線透過率は、0%以上20%以下の範囲で略一定であることが望ましい。
全光線透過率が20%より大きい場合、第2の領域2における第2の反射層5の透過光を遮光できず、第1の領域1と第2の領域2との間のコントラストが低下し、立体感が損なわれるという弊害があるからである。
第1の加飾層6は第2の領域2における絵柄を表すとともに、第2の反射層5で拡散反射されずに透過する光源19の光を遮光する。また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けたい場合には、第1の加飾層6に文字等意匠形状の開口部を設けてもよい。第2の反射層5において拡散反射されずに透過した光が第1の加飾層6が積層されていない開口部を抜けることにより、観察者21から文字等意匠形状が直接光により視認される。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、必要がある場合に設けるものである。
第3の領域3において第2の反射層5の観察者21側に第2の加飾層10を積層してもよい。第2の加飾層10はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。第2の加飾層10には黒色インキを用いるのが望ましいが、遮光効果があれば黒色インキに限らない。厚みに制限は無いが、5μm〜30μmにすると遮光効果が出やすい。
また、第2の加飾層10の全光線透過率は、0%以上20%以下の範囲で略一定であることが望ましい。全光線透過率が20%より大きい場合、第3の領域3における第2の反射層5の透過光を遮光できず、第1の領域1と第3の領域3との間のコントラストが低下し、立体感が損なわれるという弊害があるからである。
第2の加飾層10は第3の領域3における絵柄を表すとともに、第2の反射層5で拡散反射されずに透過する光源19の光を遮光する。
なお、第2の反射層5が設けられない第1の領域1において、ヘイズ値5%以上90%以下、全光線透過率60%以上98%以下の第2の拡散層をさらに備えてもよい。この数値範囲は、第2の拡散層のヘイズ値が5%未満の場合、第2の拡散層への入射光を第1の領域1へ拡散反射する効果が十分に得られず、第2の拡散層の全光線透過率が60%未満の場合、第1の反射層7で反射して視認される間接光の輝度が下がって立体感が損なわれることを考慮したものである。
次に支持体4の光源19側の積層構造について説明する。
支持体4の光源19側の第1の領域1に第1の反射層7を設ける。
第1の反射層7はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。
第1の反射層7は入射した光が所定の確率で拡散反射する効果を有するものである。
第1の反射層7には白色インキを用いるのが望ましいが、光の反射効果があれば白色インキに限らない。厚みに制限は無いが、5μm〜30μmにすると反射効果が出やすい。
また、第1の反射層7における380〜780nmの光線の反射率は40%以上98%以下であることが望ましい。
第1の反射層7における反射率が40%未満であった場合に、第1の反射層7で反射される間接光の輝度が低下し、立体感が損なわれるという弊害があるからである。
光源19が点灯した際には第2の反射層5で反射した光が、第1の反射層7で再反射して第1の領域1の観察者21側に抜けることにより、立体感を持たせる。
第1の領域において、第1の反射層7の光源19側に第1の遮光層8を積層する。
第1の遮光層8はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。
第1の遮光層8には黒色インキを用いるのが望ましいが、遮光効果があれば黒色インキに限らない。厚みに制限は無いが、5μm〜30μmにすると遮光効果が出やすい。
第1の遮光層8の全光線透過率は0%以上20%以下であることが望ましい。第1の遮光層8の全光線透過率が20%より大きい場合、第1の遮光層8の入射光を遮光できず、第1の領域において直接光が視認されるために間接光の視認性が低下し立体感が損なわれるという弊害があるからである。
光源が点灯した際に第1の遮光層8が遮光するため、直接光が第1の領域1を透過しない。それにより、第2の領域2及び第3の領域3の第2の反射層5で反射された間接光の第1の領域1における視認性が高められ、文字・絵柄等が美しく表示される。
第1の遮光層8が積層されていない第2及び第3の領域において、支持体4の光源側に光透過性着色層9を設ける。特に第2及び第3の領域だけに限定することはなく、製造上の利便性を考慮し、図1(B)のように、第1の遮光層8も含め全体に積層されてもかまわない。
光透過性着色層9はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。
光透過性着色層9には光透過性のある有彩色のインキが用いられるのが望ましいが、光透過性のある有彩色の層を設けられるのであればこれに限らない。
また、光透過性着色層9は全光線透過率が20%以上90%以下であることが望ましい。光透過性着色層9の全光線透過率が20%未満の場合、第2の反射層5に入射して反射され第1の領域で視認される間接光の輝度が低くなることから立体感が損なわれるという弊害があるからである。
光源が点灯した際に光透過性着色層9を透過した光が第2の反射層5、第1の反射層7で反射して第1の領域1で間接光として視認されるため、間接光は光透過性着色層9の色に依存する。光透過性着色層9を任意の色にすることにより、文字・絵柄等が美しく表示される。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、光透過性着色層9の文字等意匠形状に対応する部分よりやや大きい領域に開口部を設けることができる。光透過性着色層9に開口部を設けると、光源点灯時に直接光が光透過性着色層9を通らないため、観察者21から文字等意匠形状が第2の反射層に依存する白色の直接光として視認される。ここで、光透過性着色層9の開口部を文字等意匠形状よりやや大きくするのは、光透過性着色層9を透過した光が文字等意匠形状の端部へ干渉することを防ぐためである。
具体的には、光透過性着色層9の開口部は、第1の加飾層6の開口部の外周から0.050mm以上外側に外周を有し、光透過性着色層9の開口部の外周が第2の領域2と第1の領域1との境界から1.000mm以上離れているのが望ましい。
光透過性着色層9の開口部が第1の加飾層の開口部の外周から0.050mm以上外側にない場合、第1の加飾層6の開口部から視認される光が、白色光でなく光透過性着色層9を透過した有彩色の光として視認されてしまうという弊害があるからである。なお、デザイン上、第1の加飾層6の開口部から視認される光が有彩色でよい場合は、この限りではない。
また、光透過性着色層9の開口部の外周が第2の領域と第1の領域の境界から1.000mm以上離れていない場合、光透過性着色層9の開口部から第2の反射層に入射して第1の領域に反射される間接光が有彩色でなくなるという弊害があるからである。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、光源点灯時の文字等意匠形状が光透過性着色層9の色に依存する必要があるのであれば開口部を設ける必要はない。
支持体4の観察者21側の第1の領域1の一部に第4の加飾層13を設ける。
なお、図1(A)において、積層の順序、種類をわかりやすくするため、加飾層13を第1、第2の加飾層と同じ段に表示しているが、実際は(B)のように支持体4の観察者21側の面に積層されている。
第4の加飾層13はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。
第4の加飾層13には黒色インキを用いるのが望ましいが、遮光効果があれば黒色インキに限らない。厚みに制限は無いが、5μm〜30μmにすると遮光効果が出やすい。
また、第4の加飾層13の全光線透過率は0%以上20%以下であることが望ましい。
第4の加飾層13の全光線透過率が20%より大きい場合に、第4の加飾層13の透過光が視認され、第1の領域における第4の加飾層のない部分とのコントラストが低下し、第4の加飾層13の視認性が低下するという弊害があるからである。
光源が点灯した際に第1の領域1には間接光が広がるが、第1の領域1の一部に第4の加飾層13があるためにその部分は遮光され、絵柄として視認される。第4の加飾層13はデザイン上必要があれば設けることができ、第4の加飾層13が無くても情報表示パネル20における他の機能には影響がない。
光源19からの光は、積層シート18の入射面より光透過性着色層9に入射する。光透過性着色層9を透過した光は第1の遮光層8及び第1の反射層7が積層されていない第2、第3の領域から支持体4を通り、第2の反射層5に入射した光の一部が第2の反射層5で反射される。その光は支持体4内を透過し、第1の反射層7で反射され、支持体4内を観察者21に向けて抜ける。光源19からの直接光は文字意匠形状の部分を除き、第1の加飾層6及び第1の遮光層8、第2の加飾層10で遮光されるために視認されない。したがって、第1の領域1において、第2の領域2と第3の領域3を縁取りしたような間接光が認識されるため、第1の領域1に立体感が生じる。間接光の成分は、支持体4に拡散性を持たせたり、支持体4と遮光層の内側に光を散乱反射する層を設けたりすることで強くすることが出来る。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る情報表示パネル用の積層シート18をシート延在方向に垂直な面で切った断面図である。(A)は積層の順序をわかりやすくするために各層を分離してあらわしたものであり、(B)は実際に積層された状態を表したものである。
図2に示すように、積層シート18は、第1の領域1と、第1の領域1に隣接し且つ互いに離れた、第2の領域2、第3の領域3に分かれている。
積層シート18の延在面上における第一乃至第1の領域の形状により絵柄等の意匠形状が構成されている。
なお、第2、第3の領域と離れた他の領域がさらに設けられていても構わない。その場合、第1の領域は、さらに設けた領域とも隣接する配置となる。
図2において、観察者21は支持体4の一方の面側から目視し、光源19は支持体4の他方の面側に設置される。
支持体4の光源側の面の所定の領域に第1の反射層7、光透過性着色層9、第1の遮光層8が積層され、支持体4の観察者21側の面の所定の領域に第2の反射層5、第1の加飾層6、第2の加飾層10、第4の加飾層13が積層されている。
支持体4の構成、材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の観察者21側の面のうち、第2の領域2及び第3の領域3に第2の反射層5が積層される。
なお、前述したように第2、第3の領域と離れた他の領域をさらに設ける場合は、その領域にも反射層5が積層される。
第2の反射層5の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、第2の反射層5において拡散反射されずに透過した光が後述する第1の加飾層6の開口部を抜けることにより、観察者21から直接光として文字等意匠形状が視認される。
第2の領域2において第2の反射層5の観察者21側の面に第1の加飾層6が積層される。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けたい場合には、第1の加飾層6に文字等意匠形状の開口部を設けてもよい。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、必要がある場合に設けるものである。
第3の領域3において第2の反射層5の観察者21側に第2の加飾層10が積層される。
第1の加飾層6、第2の加飾層10の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の光源側の第1の領域1に第1の反射層7を設ける。
第1の反射層7の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
第1の反射層7が積層されていない第2及び第3の領域において、支持体4の光源側に光透過性着色層9を設ける。特に第2及び第3の領域だけ限定することはなく、製造上の利便性を考慮し、図2(B)のように、第1の反射層7も含め全体に積層されてもかまわない。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、光透過性着色層9の文字等意匠形状に対応する部分よりやや大きい領域に開口部を設けることができる。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、光源点灯時の文字等意匠形状が光透過性着色層9の色に依存する必要があるのであれば開口部を設ける必要はない。
光透過性着色層9の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の光源側の第2、第3の領域を含む領域に光透過性着色層9を積層後、第1の反射層7に対応する部分、即ち第1の領域1に第1の遮光層8を積層する。第1の遮光層8の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の観察者21側の第1の領域1の一部に第4の加飾層13を設ける。
なお、図2(A)において、積層の順序、種類をわかりやすくするため、加飾層13を第1、第2の加飾層と同じ段に表示しているが、実際は(B)のように支持体4の観察者21側の面に積層されている。
第4の加飾層13の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
光源19からの光は、積層シート18の入射面のうち、第1の遮光層8が積層されていない第2、第3の領域から光透過性着色層9に入射する。
光透過性着色層9を透過した光は第1の反射層7が積層されていない第2、第3の領域から支持体4を通り、第2の反射層5に入射した光の一部が第2の反射層5で反射される。その光は支持体4内を透過し、第1の反射層7で反射され、支持体4内を観察者21に向けて抜ける。光源19からの直接光は文字意匠形状の部分を除き、第1の加飾層6及び第1の遮光層8、第2の加飾層10で遮光されるために視認されない。したがって、第1の領域1において、第2の領域2と第3の領域3を縁取りしたような間接光が認識されるため、第1の領域1に立体感が生じる。間接光の成分は、支持体4に拡散性を持たせたり、支持体4と遮光層の内側に光を散乱反射する層を設けたりすることで強くすることが出来る。
図3は、本発明の第3の実施形態に係る情報表示パネル用の積層シート18をシート延在方向に垂直な面で切った断面図である。図3は積層の順序をわかりやすくするために各層を分離してあらわしたものであり、実際に積層された状態は、図1(B)と同様である。
図3に示すように、積層シート18は、第1の領域1と、第1の領域1に隣接し且つ互いに離れた、第2の領域2、第3の領域3に分かれている。
積層シート18の延在面上における第1乃至第3の領域の形状により絵柄等の意匠形状が構成されている。
なお、第2、第3の領域と離れた他の領域がさらに設けられていても構わない。その場合、第1の領域は、さらに設けた領域とも隣接する配置となる。
図3において、観察者21は支持体4の一方の面側から目視し、光源19は支持体4の他方の面側に設置される。
支持体4の光源側の面の所定の領域に第1の反射層7、第1の遮光層8、光透過性着色層9が積層され、支持体4の観察者21側の面の所定の領域に第2の反射層5、第1の加飾層6、第2の加飾層10、第3の加飾層11、透明加飾層12、第4の加飾層13が積層さている。
支持体4の構成、材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の観察者21側の面のうち、第2の領域2及び第3の領域3に第2の反射層5が積層される。
なお、前述したように第2、第3の領域と離れた他の領域をさらに設ける場合は、その領域にも反射層5が積層される。
第2の反射層5の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、第2の反射層5において拡散反射されずに透過した光が後述する第1の加飾層6の開口部を抜けることにより、観察者21から直接光として文字等意匠形状が視認される。
第2の領域2において第2の反射層5の観察者21側の面に第1の加飾層6が積層される。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けたい場合には、第1の加飾層6に文字等意匠形状の開口部を設けてもよい。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、必要がある場合に設けるものである。
第1の加飾層6、の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
第3の領域3において第2の反射層5の観察者21側に第2の加飾層10が積層される。
第2の加飾層10は第1の領域1との境界で最も全光線透過率が低く遮光性を持ち、第1の領域1との境界から離れるに従い段階的に全光線透過率が高くなり光透過性を持つようになる。
第2の加飾層10はオフセット印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。第2の加飾層10には黒色インキを用いるのが望ましいが、遮光部分と光透過部分の階調表現をすることができるのであれば黒色インキに限らない。厚みに制限は無いが、5μm〜30μmにすると遮光効果が出やすい。
光源19が点灯した際には第2の加飾層10は第3の領域3において、第1の領域1との境界では第2の反射層5を透過して入射する光を遮光し、第1の領域1との境界から離れるに従って透過する光の光量を段階的に高くすることができる。
具体的には、第2の加飾層10は、第3の領域のうち第1の領域との境界における全光線透過率が0%以上20%以下であって、第3の領域の中央の部分における全光線透過率が40%以上100%以下であり、全光線透過率が境界から中央に向かって段階的に変化するように積層する。
第1の領域と第3の領域の境界における第2の加飾層10の全光線透過率が20%より大きい場合、第2の反射層5の透過光を遮光できず、第1の領域と第3の領域との間のコントラストが低下し、立体感が損なわれるという弊害があるからである。また、第3の領域の中央部分における第2の加飾層の全光線透過率が40%未満の場合、第3の領域で視認される透過光の輝度が低く、第3の領域(グラデーション)を美しく表示することができないからである。
第2の加飾層10の観察者21側に第3の加飾層11が積層される。第3の加飾層11はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。
第3の加飾層11には銀色インキを用いるのが望ましいが、半透過性であれば銀色インキに限らない。厚みに制限は無いが、10μm〜30μmにすると隠蔽効果が出やすい。
また、第3の加飾層11の全光線透過率は4%以上40%以下であることが望ましい。
第3の加飾層11の全光線透過率が4%未満の場合、第2の加飾層10の透過光が視認できず、光源点灯時に第3の領域3の絵柄が視認できないという弊害があるからである。一方、第3の加飾層11の全光線透過率が40%より大きい場合、光源非点灯時に第2の加飾層10を隠蔽することができず、光源の点灯時、非点灯時の第3の領域3の絵柄の違いを表現することができないという弊害があるからである。
光源19の非点灯時には第2の加飾層10を第3の加飾層11が隠蔽する。一方で、光源19が点灯した際には、光量が段階的に変わる第2の加飾層10の透過光を第3の加飾層11は透過させるため、光源19の非点灯時との外観の違いを出すことができる。
第3の加飾層11の観察者21側にスピン柄など任意のパターンの透明加飾層12が積層される。
透明加飾層12はスクリーン印刷によって設けることができる。特にスクリーン印刷に限定することなく、凸版印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット等を用いることができる。
透明加飾層12は透明インキを用いるのが望ましい。厚みに制限は無いが、50μm〜100μmにすると視認しやすい。
また、透明加飾層12の全光線透過率は80%以上100%以下であることが望ましい。
透明加飾層12の全光線透過率が80%未満である場合、光源点灯時の第3の領域3の輝度が低下し、視認を妨げてしますという弊害があるからである。
光源19の非点灯時、点灯時ともに、第3の加飾層11を下地として透明加飾層12が見えることにより第3の領域3を美しく表現される。
支持体4の光源側の第1の領域1に第1の反射層7を設ける。
第1の反射層7の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
第1の領域において、第1の反射層7の光源19側に第1の遮光層8を積層する。
第1の遮光層8の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
第1の遮光層8が積層されていない第2及び第3の領域において、支持体4の光源側に光透過性着色層9を設ける。特に第2及び第3の領域だけに限定することはなく、製造上の利便性を考慮し、図1(B)と同様に、第1の遮光層8も含め全体に積層されてもかまわない。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、光透過性着色層9の文字等意匠形状に対応する部分よりやや大きい領域に開口部を設けることができる。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、光源点灯時の文字等意匠形状が光透過性着色層9の色に依存する必要があるのであれば開口部を設ける必要はない。
光透過性着色層9の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の観察者21側の第1の領域1の一部に第4の加飾層13を設ける。
なお、図3において、積層の順序、種類をわかりやすくするため、加飾層13を第1、第2の加飾層と同じ段に表示しているが、実際は図1(B)と同様に支持体4の観察者21側の面に積層されている。
第4の加飾層13の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
光源19からの光は積層シート18の入射面より光透過性着色層9に入射する。光透過性着色層9を透過した光は第1の遮光層8及び第1の反射層7が積層されていない第2、第3の領域から支持体4を通過し、第2の反射層5に入射した光の一部が第2の反射層5で反射される。その光は支持体4内を透過し、第1の反射層7で反射され、支持体4内を観察者21に向けて抜ける。
光源19からの直接光は第2の領域2においては文字意匠形状の部分を除き、第1の加飾層6で遮光され、第1の領域1においては第1の遮光層8で遮光されるために視認されない。また、第3の領域3においては第1の領域1との境界付近では第2の加飾層10の全光線透過率が低いために遮光され、第1の領域1との境界付近から離れるに従って第2の加飾層10の全光線透過率が高くなっていくため、第3の加飾層11に抜ける光の輝度が高くなる。第3の加飾層11は半透過性であり、透明加飾層12は透過性であるため第2の加飾層10から第3の加飾層11に入射した光は第3の加飾層11と透明加飾層12を透過して観察者から視認される。一方で光源19の非点灯時には第3の領域3の色の階調変化がないために、光源の点灯、非点灯での違いからデザイン上の変化を出すことができる。
したがって、光源19の点灯時には第1の領域1において、第2の領域2と第3の領域3を縁取りしたような間接光が認識されるため、第1の領域1に立体感が生じる。間接光の成分は、支持体4に拡散性を持たせたり、支持体4と遮光層の内側に光を散乱反射する層を設けたりすることで強くすることが出来る。また、同時に第3の領域3で光源19の点灯、非点灯での階調変化の違いを表現することができる。
図4は、本発明の第4の実施形態に係る情報表示パネル用の積層シート18をシート延在方向に垂直な面で切った断面図である。図4は積層の順序をわかりやすくするために各層を分離してあらわしたものであり、実際に積層された状態は、図2(B)と同様である。
図4に示すように、積層シート18は、第1の領域1と、第1の領域1に隣接し且つ互いに離れた、第2の領域2、第3の領域3に分かれている。
積層シート18の延在面上における第1乃至第3の領域の形状により絵柄等の意匠形状が構成されている。
なお、第2、第3の領域と離れた他の領域がさらに設けられていても構わない。その場合、第1の領域は、さらに設けた領域とも隣接する配置となる。
図4において、観察者21は支持体4の一方の面側から目視し、光源19は支持体4の他方の面側に設置される。
支持体4の光源側の面の所定の領域に第1の反射層7、光透過性着色層9、第1の遮光層8が積層され、支持体4の観察者21側の面の所定の領域に第2の反射層5、第1の加飾層6、第2の加飾層10、第3の加飾層11、透明加飾層12、第4の加飾層13が積層されている。
支持体4の構成、材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の観察者21側の面のうち、第2の領域2及び第3の領域3に第2の反射層5が積層される。
なお、前述したように第2、第3の領域と離れた他の領域をさらに設ける場合は、その領域にも反射層5が積層される。
第2の反射層5の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、第2の反射層5において拡散反射されずに透過した光が後述する第1の加飾層6の開口部を抜けることにより、観察者21から直接光として文字等意匠形状が視認される。
第2の領域2において第2の反射層5の観察者21側の面に第1の加飾層6が積層される。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けたい場合には、第1の加飾層6に文字等意匠形状の開口部を設けてもよい。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、必要がある場合に設けるものである。
第1の加飾層6、の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
第3の領域3において第2の反射層5の観察者21側に第2の加飾層10が積層される。
第2の加飾層10は第1の領域1との境界で最も全光線透過率が低く遮光性を持ち、第1の領域1との境界から離れるに従い段階的に全光線透過率が高くなり光透過性を持つようになる。
第2の加飾層10の材料、作成方法、効果は、前述した第3の実施形態の場合と同様である。
第2の加飾層10の観察者21側に第3の加飾層11が積層される。
第3の加飾層11の材料、作成方法、効果は、前述した第3の実施形態の場合と同様である。
第3の加飾層11の観察者21側にスピン柄など任意のパターンの透明加飾層12が積層される。
透明加飾層12の材料、作成方法、効果は、前述した第3の実施形態の場合と同様である。
支持体4の光源側の第1の領域1に第1の反射層7を設ける。
第1の反射層7の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
第1の反射層7が積層されていない第2及び第3の領域において、支持体4の光源側に光透過性着色層9を設ける。特に第2及び第3の領域だけ限定することはなく、製造上の利便性を考慮し、図2(B)と同様に、第1の反射層7も含め全体に積層されてもかまわない。
また、第2の領域2の内部に文字等意匠形状が設けられる場合、光透過性着色層9の文字等意匠形状に対応する部分よりやや大きい領域に開口部を設けることができる。
なお、この開口部は必ず設けなければならないわけではなく、デザイン上、光源点灯時の文字等意匠形状が光透過性着色層9の色に依存する必要があるのであれば開口部を設ける必要はない。
光透過性着色層9の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の光源側の第2、第3の領域を含む領域に光透過性着色層9を積層後、第1の反射層7に対応する部分、即ち第1の領域1に第1の遮光層8を積層する。第1の遮光層8の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
支持体4の観察者21側の第1の領域1の一部に第4の加飾層13を設ける。
なお、図4において、積層の順序、種類をわかりやすくするため、加飾層13を第1、第2の加飾層と同じ段に表示しているが、実際は図2(B)と同様に支持体4の観察者21側の面に積層されている。
第4の加飾層13の材料、作成方法、効果は、前述した第1の実施形態の場合と同様である。
光源19からの光は、積層シート18の入射面のうち、第1の遮光層8が積層されていない第2、第3の領域から光透過性着色層9に入射する。
光透過性着色層9を透過した光は第1の反射層7が積層されていない第2、第3の領域から支持体4を通り、第2の反射層5に入射した光の一部が第2の反射層5で反射される。その光は支持体4内を透過し、第1の反射層7で反射され、支持体4内を観察者21に向けて抜ける。
光源19からの直接光は第2の領域2においては文字意匠形状の部分を除き、第1の加飾層6で遮光され、第1の領域1においては第1の遮光層8で遮光されるために視認されない。また、第3の領域3においては第1の領域1との境界付近では第2の加飾層10の全光線透過率が低いために遮光され、第1の領域1との境界付近から離れるに従って第2の加飾層10の全光線透過率が高くなっていくため、第3の加飾層11に抜ける光の輝度が高くなる。第3の加飾層11は半透過性であり、透明加飾層12は透過性であるため第2の加飾層10から第3の加飾層11に入射した光は第3の加飾層11と透明加飾層12を透過して観察者から視認される。一方で光源19の非点灯時には第3の領域3の色の階調変化がないために、光源の点灯、非点灯での違いからデザイン上の変化を出すことができる。
したがって、光源19の点灯時には第1の領域1において、第2の領域2と第3の領域3を縁取りしたような間接光が認識されるため、第1の領域1に立体感が生じる。間接光の成分は、支持体4に拡散性を持たせたり、支持体4と遮光層の内側に光を散乱反射する層を設けたりすることで強くすることが出来る。また、同時に第3の領域3で光源19の点灯、非点灯での階調変化の違いを表現することができる。
本発明に係る情報表示パネル20は、前述した積層シート18と光源19を少なくとも備える。
光源19は、LED光源や、エッジライト式光源と導光板からなる面光源が用いられる。
本発明に係る輸送機器は、例えば、自動車および飛行機等がある。輸送機器は、前述した情報表示パネル20を少なくとも具備しており、例えば、情報表示パネル20の観察者21側に樹脂製カバーを備えた形で、速度計測器の表示パネル等に使用される。輸送機器の構造は一般的に用いられるものである。
本発明の第1の実施例について図1の構成に沿って具体的に説明する。
支持体4として厚さdのポリカーボネートの一方の面側にスクリーン印刷で白インキの第2の反射層5が第2の領域2及び第3の領域3に設けられ、黒インキの第1の加飾層6が第2の領域の第2の反射層5上に積層され、黒インキの第2の加飾層10が第3の領域3の第2の反射層5上に配置され、黒インキの第4の加飾層13が第1の領域1の支持体4上の一部に設けられる。また、支持体4の他方の面側の第1の領域1に白インキの第1の反射層7が設けられ、黒インキの第1の遮光層8が第1の反射層7上に積層され、第1の遮光層8が配置された後に、青インキの光透過性着色層9が第1の領域1、第2の領域2及び第3の領域3に設けられている。
そして、本発明の情報表示パネル20の他方の面側に光源19となる1,000cd/m2のLED光源を置き、非点灯時と点灯時に一方の面側の観察者21が目視した。
表1に図1の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を変えた際のw2/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2との境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
なお、立体感は目視による官能評価であり、評価が3以上で合格とする。
表1から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw2/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w2/w1が0.15未満では第2の領域2が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表2に図1の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を変えた際のw3/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
表2から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw3/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w3/w1が0.15未満では第3の領域3が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表3に図1の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw2を変えた際のd×w2の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表3から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w2が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w2が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第2の領域2の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表4に図1の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw3を変えた際のd×w3の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表4から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w3が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w3が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第3の領域3の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
本発明の第2の実施例について図2の構成に沿って具体的に説明する。
支持体4として厚さdのポリカーボネートの一方の面側にスクリーン印刷で白インキの第2の反射層5が第2の領域2及び第3の領域3に設けられ、黒インキの第1の加飾層6が第2の領域の第2の反射層5上に積層され、黒インキの第2の加飾層10が第3の領域3の第2の反射層5上に配置され、黒インキの第4の加飾層13が第1の領域1の支持体4上の一部に設けられる。また、支持体4の他方の面側の第1の領域1に白インキの第1の反射層7が設けられ、第1の反射層7が配置された後に、青インキの光透過性着色層9が第1の領域1、第2の領域2及び第3の領域3に設けられ、光透過性着色層9が積層された後に、黒インキの第1の遮光層8が第1の反射層7に対応する部分に積層された。
そして、本発明の情報表示パネル20の他方の面側に光源19となる1,000cd/m2のLED光源を置き、一方の面側の観察者21が目視した。
表5に図2の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を変えた際のw2/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2の境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
なお、立体感は目視による官能評価であり、評価が3以上で合格とする。
表5から、第1の領域1において、各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw2/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w2/w1が0.15未満では第2の領域2が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表6に図2の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を変えた際のw3/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
表6から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw3/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w3/w1が0.15未満では第3の領域3が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表7に図2の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw2を変えた際のd×w2の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表7から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w2が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w2が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第2の領域2の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表8に図2の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw3を変えた際のd×w3の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表8から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w3が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w3が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第3の領域3の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
実施例1の表1〜表4とそれに対応する実施例2の表5〜表8は同じ結果となっている。これは光透過性着色層9が図1のように第1の遮光層8の後に積層されても、図2のように第1の反射層7の後に積層されても、第1の遮光層8の開口部に配置されるので効果が同じなのだと考えられる。
本発明の第3の実施例について図3の構成に沿って具体的に説明する。
支持体4として厚さdのポリカーボネートの一方の面側にスクリーン印刷で白インキの第2の反射層5が第2の領域2及び第3の領域3に設けられ、黒インキの第1の加飾層6が第2の領域の第2の反射層5上に積層され、黒インキの第2の加飾層10が第3の領域3の第2の反射層5上に配置され、半透過性の銀インキの第3の加飾層11が第2の加飾層10の上に積層され、透明インキでスピン柄を形成した透明加飾層12が第3の加飾層11の上に積層され、黒インキの第4の加飾層13が第1の領域1の支持体4上の一部に設けられる。なお、第2の加飾層10は第3の領域3と第1の領域1の境界付近の全光線透過率を0%とし、第1の領域1から離れるに従って段階的に全光線透過率が高くしていき、最も高い部分を90%になるようにしている。
また、支持体4の他方の面側の第1の領域1に白インキの第1の反射層7が設けられ、黒インキの第1の遮光層8が第1の反射層7上に積層され、第1の遮光層8が配置された後に青インキの光透過性着色層9が第1の領域1、第2の領域2及び第3の領域3に設けられている。
そして、本発明の情報表示パネル20の他方の面側に光源19となる1,000cd/m2のLED光源を置き、一方の面側の観察者21が目視した。
表9に図3の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を変えた際のw2/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2の境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
なお、立体感は目視による官能評価であり、評価が3以上で合格とする。
表9から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw2/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w2/w1が0.15未満では第2の領域2が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表10に図3の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を変えた際のw3/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
表10から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw3/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w3/w1が0.15未満では第3の領域3が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表11に図3の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw2を変えた際のd×w2の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表11から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w2が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w2が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第2の領域2の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表12に図3の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw3を変えた際のd×w3の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表12から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w3が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w3が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第3の領域3の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
実施例1の表1〜表4とそれに対応する実施例3の表9〜表12は同じ結果となっている。これは実施例3における第2の加飾層10の第3の領域3と第1の領域1の境界付近の全光線透過率が0%のためにその部分が完全に遮光され、第1の領域1との輝度差が実施例1の場合と同様なことから立体感が出るためである。さらに、実施例3では第2の加飾層10の第3の領域3と第1の領域1の境界付近から離れるほど全光線透過率が高くなるために第3の領域3において透明加飾層12を透過した直接光が視認されるために、実施例1より意匠性が高まる。
本発明の第3の実施例について図3の構成に沿って具体的に説明する。
支持体4として厚さdのポリカーボネートの一方の面側にスクリーン印刷で白インキの第2の反射層5が第2の領域2及び第3の領域3に設けられ、黒インキの第1の加飾層6が第2の領域の第2の反射層5上に積層され、黒インキの第2の加飾層10が第3の領域3の第2の反射層5上に配置され、半透過性の銀インキの第3の加飾層11が第2の加飾層10の上に積層され、透明インキでスピン柄を形成した透明加飾層12が第3の加飾層11の上に積層され、黒インキの第4の加飾層13が第1の領域1の支持体4上の一部に設けられる。なお、第2の加飾層10は第3の領域3と第1の領域1の境界付近の全光線透過率を0%とし、第1の領域1から離れるに従って段階的に全光線透過率が高くしていき、最も高い部分を90%になるようにしている。
また、支持体4の他方の面側の第1の領域1に白インキの第1の反射層7が設けられ、第1の反射層7が配置された後に、青インキの光透過性着色層9が第1の領域1、第2の領域2及び第3の領域3に設けられ、光透過性着色層9が配置された後に黒インキの第1の遮光層8が第1の反射層7に対応する部分に積層された。
そして、本発明の情報表示パネル20の他方の面側に光源19となる1,000cd/m2のLED光源を置き、一方の面側の観察者21が目視した。
表13に図4の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を変えた際のw2/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2の境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
なお、立体感は目視による官能評価であり、評価が3以上で合格とする。
表13から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw2/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w2/w1が0.15未満では第2の領域2が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表14に図4の構成で、支持体4の厚さdを1mm、第2の領域2の最も狭い部分の幅w2を20mmとし、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第3の領域3の最も狭い部分の幅w3を変えた際のw3/w1の計算結果及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。
Figure 2011170076
表14から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはw3/w1が0.15以上である必要があることが確認できる。w3/w1が0.15未満では第3の領域3が狭いために、第2の反射層5で拡散反射され第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表15に図4の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw2を変えた際のd×w2の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第2の領域2の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表15から、第1の領域1において各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w2が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w2が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第2の領域2の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
表16に図4の構成で、第1の領域1の最も広い部分の幅w1と第2の領域2の最も狭い部分の幅w2及び第3の領域3の最も狭い部分の幅w3において、w2/w1が1であり、w3/w1が1としたときに、支持体4の厚さdとw3を変えた際のd×w3の計算値及び光源19の非点灯時の色と点灯時の第1の領域1における色及び第1の領域1と第3の領域3の境界部分の立体感を示す。なお、dは情報表示機器筺体内の空間的な設計上の制約を受けないようにするため、0.10mm〜5.00mmの範囲にしている。
Figure 2011170076
表16から第1の領域1において、各条件で光源19の点灯時は青色が視認され、非点灯時の白色と異なることから、光源19の点灯、非点灯により色の変化を表現できていることがわかる。また、第1の領域1で十分な立体感を得るためにはd×w3が1.00以上である必要があることが確認できる。d×w3が1.00未満では第2の反射層5で拡散反射された光が第3の領域3の支持体4で広がる範囲が狭く、第1の領域1に向かう光の輝度が低くなってしまうためと推測される。
実施例3の表9〜表12とそれに対応する実施例4の表13〜表16は同じ結果となっている。これは光透過性着色層9が図3のように第1の遮光層8の後に積層されても、図4のように第1の反射層7の後に積層されても、第1の遮光層8の開口部に配置されるので効果が同じなのだと考えられる。
前記実施例の積層シート18を用いた情報表示パネル20において、光源19を点灯させることにより、文字・絵柄等に相当する第1の領域1に立体感を生じさせるとともに、光源19の点灯時と非点灯時とに色変化をつけて文字・絵柄を美しく表現することができた。
1 第1の領域
2 第2の領域
3 第3の領域
4 支持体
5 第2の反射層
6 第1の加飾層
7 第1の反射層
8 第1の遮光層
9 光透過性着色層
10 第2の加飾層
11 第3の加飾層
12 透明加飾層
13 第4の加飾層
18 積層シート
19 光源
20 情報表示パネル
21 観察者

Claims (28)

  1. 背面に設置された光源により照明されることで情報を表示する情報表示パネル用の積層シートであって、
    光透過性を有する支持体と、
    前記支持体の前記光源側の面のうち、第1の領域に積層された第1の反射層と、
    前記第1の反射層の前記光源側の面に積層された第1の遮光層と、
    前記支持体の前記光源側の面のうち、前記第1の領域に隣接する第2の領域と、前記第1の領域に隣接し且つ前記第2の領域と離れた第3の領域に積層された光透過性着色層と、
    前記支持体の前記光源と逆側の面のうち、前記第2の領域と前記第3の領域に、それぞれ積層された第2の反射層と、
    前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、第2の領域に対応する領域に積層された第1の加飾層とを備える、
    ことを特徴とする積層シート。
  2. 背面に設置された光源により照明されることで情報を表示する情報表示パネル用の積層シートであって、
    光透過性を有する支持体と、
    前記支持体の前記光源側の面のうち、第1の領域に積層された第1の反射層と、
    前記支持体の前記光源側の面のうち、前記第1の領域に隣接する第2の領域と、前記第1の領域に隣接し且つ前記第2の領域と離れた第3の領域に積層された光透過性着色層と、
    前記第1の反射層の前記光源側であって、前記第1の領域に対応する領域に積層された第1の遮光層と、
    前記支持体の前記光源と逆側の面のうち、前記第2の領域と前記第3の領域に、それぞれ積層された第2の反射層と、
    前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、第2の領域に対応する領域に積層された第1の加飾層とを備える、
    ことを特徴とする積層シート。
  3. 前記第1の領域の最も広い部分の幅をw1とし、前記第2の領域の最も狭い部分の幅をw2とした時に、以下の式(1)が成り立つことを特徴とする請求項1又は2記載の積層シート。
    w2/w1≧0.15・・・(1)
  4. 前記第1の領域の最も広い部分の幅をw1とし、前記第3の領域の最も狭い部分の幅をw3とした時に、以下の式(2)が成り立つことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の積層シート。
    w3/w1≧0.15・・・(2)
  5. 前記支持体の厚さをdとし、第2の領域の最も狭い部分の幅w2とした時に、以下の式(3)が成り立つことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の積層シート。
    d×w2≧1.00mm・・・(3)
  6. 前記支持体の厚さをdとし、第3の領域の最も狭い部分の幅w3とした時に、以下の式(4)が成り立つことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の積層シート。
    d×w3≧1.00mm・・・(4)
  7. 前記支持体の厚さdが0.1mm以上5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の積層シート。
  8. 前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、前記第3の領域に対応する領域に積層された第2の加飾層をさらに備え、
    前記第2の加飾層は全光線透過率が0%以上20%以下の範囲で略一定であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の積層シート。
  9. 前記第2の反射層の前記光源と逆側の面のうち、前記第3の領域に対応する領域に積層された第2の加飾層をさらに備え、
    前記第2の加飾層は、前記第3の領域のうち前記第1の領域との境界における全光線透過率が0%以上20%以下であって、前記第3の領域の中央の部分における全光線透過率が40%以上100%以下であり、前記全光線透過率が前記境界から前記中央に向かって段階的に変化することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の積層シート。
  10. 前記第1の加飾層の全光線透過率が0%以上20%以下であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の積層シート。
  11. 前記第1の遮光層の全光線透過率が0%以上20%以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の積層シート。
  12. 前記第2の反射層における380〜780nmの光線の反射率が60%以上95%以下であり、前記第2の反射層の全光線透過率が5%以上40%以下であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の積層シート。
  13. 前記第1の反射層における380〜780nmの光線の反射率が40%以上98%以下であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の積層シート。
  14. 前記支持体の前記光源と逆側の面のうち第1の領域の一部に全光線透過率が0%以上20%以下の第4の加飾層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の積層シート。
  15. 前記第1の加飾層は、第2の領域の内部に文字等意匠形状の開口部を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の積層シート。
  16. 前記光透過性着色層は、前記第1の加飾層の前記開口部の外周から0.050mm以上外側に外周を有する開口部を有し、前記光透過性着色層の開口部の外周が前記第2の領域と第1の領域との境界から1.000mm以上離れていることを特徴とする請求項15に記載の積層シート。
  17. 前記光透過性着色層は全光線透過率が20%以上90%以下の有彩色の層であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の積層シート。
  18. 前記第2の加飾層の前記光源と逆側の面に、全光線透過率が4%以上40%以下の第3の加飾層をさらに備えることを特徴とする請求項9乃至17のいずれかに記載の積層シート。
  19. 前記第3の加飾層の前記光源と逆側の面に、全光線透過率が80%以上100%以下の透明加飾層をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載の積層シート。
  20. 前記支持体は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、アクリル、ポリスチレン、メタクリル・スチレン共重合体またはアクリルニトリル・スチレン共重合体のいずれかの樹脂であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の積層シート。
  21. 前記支持体は、ヘイズ値が12%以上92%以下の樹脂であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の積層シート。
  22. 前記支持体は透明樹脂層と拡散性樹脂層を含み、前記透明樹脂層はポリカーボネート、ポリプロピレン、発泡ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメタクリル酸メチル、アクリル、ポリスチレン、メタクリル・スチレン共重合体またはアクリルニトリル・スチレン共重合体のいずれかの樹脂であり、前記拡散性樹脂層はヘイズ値が12%以上92%以下の樹脂であることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の積層シート。
  23. 前記支持体と前記第2の反射層の間にヘイズ値5%以上90%以下、全光線透過率60%以上98%以下の第1の拡散層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至22のいずれかに記載の積層シート。
  24. 前記支持体の前記光源と逆側の面のうち、第1の領域に、ヘイズ値5%以上90%以下、全光線透過率60%以上98%以下の第2の拡散層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の積層シート。
  25. 光源と、請求項1乃至24のいずれかに記載の積層シートを少なくとも含む情報表示パネル。
  26. 前記光源が、LED光源であることを特徴とする請求項25に記載の情報表示パネル。
  27. 前記光源が、エッジライト式光源と導光板からなる面光源であることを特徴とする請求項25に記載の情報表示パネル。
  28. 請求項25乃至27のいずれかに記載の情報表示パネルを具備した輸送機器。
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