JP2011168294A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブランクを大型化させることなく、内部空間を区画する仕切部材を安定して設置できる構造とする。
【解決手段】底面板1と、その底面板1の周縁から立ち上がる側面板7,8及び端面板3,4,5,6と、その上面を閉じる上面板2と、前記底面板1と前記上面板2との間に設けられ内部の空間を区画する機能を有する仕切部材10とを備え、一枚のブランクによって形成される包装用容器において、前記仕切部材10は、前記底面板1に沿って伸びる中間部材14と、前記中間部材14に設けた切目線10aによって前記中間部材14から前記底面板1側に立ち上がる保持片11aと、その保持片11aの先端に設けられ前記底面板1に面接触する接着片11bとを備え、前記保持片11aと前記接着片11bが、前記中間部材14と前記底面板1との間で突っ張る構成を採用した。
【選択図】図3

Description

この発明は、内部に収容される物品を保持する仕切板を備えた包装用容器に関するものである。
菓子や食品、その他各種物品を収容するための包装用容器として、従来から、例えば、図20及び図21に示すものがある。
この包装用容器31は、図19に示すブランク30によって形成される。ブランク30には、箱体を構成する底面板1と上面板2とが、折目線rを介して連設された側面板8で連結されている。また、底面板1の側面板8が連設されている側の反対側の端縁には、折目線rを介して側面板7が連設されている。
底面板1と上面板2には、それぞれ、折目線rを介して端面板3,5,4,6が連設され、また、前記側面板7には、折目線rを介して仕切部材9が連設されている。仕切部材9は、前記側面板7に直接連設された第一部材9aと、その第一部材9aに連設された第二部材9b、さらには、第三部材9cとを備える。
この図19に示すブランク30を用い包装用容器31を組み立てる際には、まず、底面板1から側面板7,8を起立させる。そして、側面板7の上縁から仕切部材9を折り曲げ、図20及び図21に示すように、第一部材9a、第二部材9b、第三部材9cを順に折り曲げ、第三部材9cを底面板1の上面に接着固定する。
さらに、側面板8の上縁から上面板2を底面板1上に被せるように折り曲げ、各側面板7,8に連設された折込片7a,8aを内側に折り曲げた後、端面板4,6を閉じ、その後、端面板3,5を閉じて接着し、包装用容器31が完成する。
このように形成された包装用容器31は、その内部空間を仕切部材9が2つに区画しているので、内部に収容された物品は、その仕切部材9の介在によって、所定の位置に保持され、不用意に移動することが防止される。また、例えば、異なる種類の物品を収容する場合等においては、その区画された空間毎に、単一の種類の物品を収容できるので、見映えがよく、また、所望の物品を取出しやすいという利点もある。
なお、内部の物品を取り出す際には、いずれかの端面板を開いて開封することができるが、この例では、端面板5に切目線5aが設けられているので、その切目線5aを切り裂くことで、端面板5,6の開封が容易である。
また、特許文献1には、側面板に連設された内フラップ(上面板)の先端縁に仕切部材(仕切り板)を連設し、その仕切部材を下方に折り込むことで、包装容器の内部空間を仕切るものが記載されている。
さらに、特許文献2には、側面板に連設された上板の一部を底面板に向かって押し込むことにより仕切部材(区画片)を形成し、その仕切部材の下端が底面板の上面に当たることでその仕切部材がその位置で固定されて、包装容器の内部空間を仕切るものが記載されている。
特開平7−89531号公報 特開2007−22599号公報(第6頁第1〜2図)
上記、図19〜図21に示す包装用容器31によれば、仕切部材9を設けることによって、ブランク30が大型化するという問題がある。
すなわち、図19に示すように、仕切部材9が、側面板7の上縁7bから距離L0だけ張り出しており、この距離L0は、仕切部材9を構成する第一部材9a、第二部材9b、第三部材9cの3つの部材で決定されるため、図20に示すように、包装用容器31の深さ(上面板と底面板間の距離)L1や、底面板への接着片の有効幅L2等に応じて、一定の長さが必要となるからである。
また、特許文献1に記載の包装用容器においても、仕切部材を設けることでブランクが大型化する点は同様である。
この点、特許文献2に記載の包装用容器では、仕切部材を設けることのみによってブランクが著しく大型化することはないが、その仕切部材が、安定しないという問題がある。
これは、仕切部材が、上板の突出側の端縁に臨んで設けられているため、その端縁が分断されることにより、その仕切部材の周囲の上板の剛性が弱くなってしまうからである。周囲の上板が不安定であると、仕切部材も安定しない。
また、その仕切部材の下端が底面板に当たって止まる構成であるため、その下端が底面板に対して摺動することで、仕切部材の位置が安定しない。
そこで、この発明は、ブランクを大型化させることなく、内部空間を区画する仕切部材を安定して設置できる構造とすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、底面板と、その底面板の周縁から立ち上がる側面板及び端面板と、その上面を閉じる上面板と、前記底面板と前記上面板との間に設けられ内部の空間を区画する機能を有する仕切部材とを備え、一枚のブランクによって形成される包装用容器において、前記仕切部材は、前記底面板に沿って伸びる中間部材と、前記中間部材に設けた切目線によって前記中間部材から前記底面板側に立ち上がる保持片と、その保持片の先端に設けられ前記底面板に面接触する接着片とを備え、前記保持片と前記接着片が、前記中間部材と前記底面板との間で突っ張る構成を採用した。
保持片と接着片が、中間部材と底面板との間で突っ張るから、中間部材と底面板とが一定の間隔で保持される。中間部材が一定の位置で保持されるから、その中間部材や保持片でもって包装用容器内の空間を区画する機能を維持し得る。このとき、保持片の先端に底面板に面接触する接着片とを備えていることから、その突っ張りが安定する。
なお、接着片は、底面板に面接触するだけでも、保持片とともに所定の突っ張り効果を発揮し得るが、接着片を底面板に接着固定すれば、その突っ張りはさらに安定する。以下、接着片の各部への面接触箇所に関しても同様である。
また、このとき、包装用容器内の空間を区画する機能は、その中間部材と保持片の双方で成すものとしてもよいし、そのいずれか一方で成すものとしてもよい。例えば、中間部材が上面板と底面板のそれぞれに隙間をもって位置していれば、その中間部材を夾んで底面板側と上面板側とに空間を区画することができるし、それに加えて、保持片の位置する側の空間(底面板側の空間)は、その保持片によってもさらに空間を区画することができる。また、中間部材が上面板に接していても、その保持片によって前記区画する機能を期待できる。
また、保持片を中間部材から上面板側に立ち上げてもよい。すなわち、その構成は、底面板と、その底面板の周縁から立ち上がる側面板及び端面板と、その上面を閉じる上面板と、前記底面板と前記上面板との間に設けられ内部の空間を区画する機能を有する仕切部材とを備え、一枚のブランクによって形成される包装用容器において、前記仕切部材は、前記底面板に沿って伸びる中間部材と、前記中間部材に設けた切目線によって前記中間部材から前記上面板側に立ち上がる保持片と、その保持片の先端に設けられ前記上面板に面接触する接着片とを備え、前記保持片と前記接着片が、前記中間部材と前記上面板との間で突っ張る構成を採用し得る。
この構成では、保持片と接着片が、中間部材と上面板との間で突っ張るから、中間部材と上面板とが一定の間隔で保持される。中間部材が一定の位置で保持されるから、その中間部材や保持片でもって包装用容器内の空間を区画する機能を維持し得る。このとき、保持片の先端に上面板に面接触する接着片とを備えていることから、その突っ張りが安定する。
また、このとき、包装用容器内の空間を区画する機能は、その中間部材と保持片の双方で成すものとしてもよいし、そのいずれか一方で成すものとしてもよい。例えば、中間部材が上面板と底面板のそれぞれに隙間をもって位置していれば、その中間部材を夾んで底面板側と上面板側とに空間を区画することができるし、それに加えて、保持片の位置する側の空間(上面板側の空間)は、その保持片によってもさらに空間を区画することができる。また、中間部材が底面板に接していても、その保持片によって前記区画する機能を期待できる。
これらの各構成において、前記切目線は、前記ブランクの端縁から離脱した位置に設けられる構成を採用することができる。
切目線がブランクの端縁から離脱していれば、その保持片や接着片の介在による、その中間部材の強度の低下を最小限に抑えることができる。切目線がブランクの端縁に至っていないので、保持片や接着片を中間部材から立ち上げた際にできる穴が、その中間部材によってその全周が囲まれているからである。
これらの各構成における前記中間部材は、前記側面板に連設されている構成を採用することができる。中間部材を側面板に連設すれば、その側面板によっても中間部材と底面板、又は中間部材と上面板とを一定の間隔に保持し得る。
また、これらの各構成における前記仕切部材は、前記底面板又は前記上面板から立ち上がる立上部材を備え、前記中間部材は、前記立上部材に連設されている構成を採用することもできる。
さらに、これらの各構成において、前記仕切部材は、前記中間部材の端縁に連設された接着部材を備え、その接着部材が前記側面板又は端面板に面接触することで前記中間部材を保持している構成を採用することができる。
中間部材に連設された接着部材が、側面板や端面板に面接触することで、中間部材は、さらにしっかりと保持される。
なお、前述の接着片と同様、この接着部材に関しても、その面接触箇所を接着固定することで、その保持効果をさらに高めることができる。
また、これらの各構成において、その接着部材は、中間部材に直接連設してもよいし、間接的に連設してもよい。
すなわち、接着部材を中間部材に間接的に連設した構成とは、前記仕切部材は、前記中間部材の端縁に連設され前記底面板側又は前記上面板側に立ち上がる第二の立上部材と、その第二の立上部材の端縁に連設された接着部材を備え、その接着部材が前記底面板又は前記上面板に面接触することで、前記中間部材を保持している構成である。
この発明は、ブランクを大型化させることなく、内部空間を区画する仕切部材を安定して設置できる構造とできる。
第一の実施形態の包装用容器を構成するブランクAの平面図 第一の実施形態の包装用容器の断面図 (a)は第一の実施形態の包装用容器の斜視図、(b)はその開封状態を示す要部拡大図 第二の実施形態の包装用容器を構成するブランクBの平面図 第二の実施形態の包装用容器の断面図 第二の実施形態の包装用容器の斜視図 第三の実施形態の包装用容器を構成するブランクCの平面図 第三の実施形態の包装用容器の断面図 第三の実施形態の包装用容器の斜視図 第四の実施形態の包装用容器を構成するブランクDの平面図 第四の実施形態の包装用容器の断面図 第四の実施形態の包装用容器の斜視図 第五の実施形態の包装用容器を構成するブランクEの平面図 第五の実施形態の包装用容器の断面図 第五の実施形態の包装用容器の斜視図 第六の実施形態の包装用容器を構成するブランクFの平面図 第六の実施形態の包装用容器の断面図 第六の実施形態の包装用容器の斜視図 従来例の包装用容器を構成するブランク30の平面図 従来例の包装用容器の断面図 従来例の包装用容器の斜視図
以下、図面に基づいて、この発明の実施形態について説明する。これらの実施形態は、菓子や食品を収容するための包装用容器であり、その包装用容器内の空間を仕切部材10で複数に区画することを可能とするものである。いずれの包装用容器も、その主要部は一枚のブランクによって形成される。
(第一の実施形態)
第一の実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。この実施形態の包装用容器20a
は、図1に示すブランクAによって形成される。
ブランクAには、包装用容器20aの箱体を構成する底面板1と上面板2とが、折目線rを介して連設された側面板8で連結されている。また、底面板1の側面板8が連設されている側の反対側の端縁には、折目線rを介して側面板7が連設されている。各側面板7,8には、それぞれその幅方向両端に折込片7a,8aが連設されている。
底面板1には、その幅方向両端縁に、それぞれ折目線rを介して端面板3,5が連設されている。また、上面板2にも、その幅方向両端縁に、それぞれ折目線rを介して端面板4,6が連設されている。
前記側面板7には、折目線rを介して仕切部材10が連設されている。仕切部材10は、このブランクAを組み立てた状態で、前記底面板1と前記上面板2との間に設けられ内部の空間を区画する機能を有するものである。
前記仕切部材10は、前記底面板1に連設された側面板7の上縁に連設された中間部材14を備える。この中間部材14は、前記側面板7の上縁から折目線rで折り曲げられ、底面板1に沿って並行に配置されることとなる。
その中間部材14には、平面視コ字状を成す切目線10aが設けられ、この切目線10aによって、中間部材14と底面板1との間を突っ張る機能を有する保持手段11を形成できるようになっている。
この切目線10aを切断すると、保持片11aと接着片11bは、中間部材14に対して切目線10aの介在しない部分に設けた折目線r1部分のみによって、中間部材14と繋がった状態となるようになっている。
なお、この実施形態では、中間部材14に保持手段11を二つ設けているが、この保持手段11の数は、必要により増減することができる。
この発明によれば、仕切部材10を設けた部分に対応する張り出し長さL(図1参照)が、従来例の仕切部材9の張り出し長さL0(図19参照)に対して短くすることができる。このためブランクAの大型化が避けられる。
この図1に示すブランクAを用いて、包装用容器20aを組み立てる際の方法、手順について説明する。
まず、底面板1から側面板7,8を起立させる。そして、側面板7の上縁から仕切部材10を折り曲げ、図2及び図3に示すように、その仕切部材10の中間部材14を底面板1と並行にする。
保持片11a及び接着片11bを切目線10aに沿って切断し、折目線r1に沿って保持片11aを底面板1側に折り曲げることで、その保持片11aを底面板1側に立ち上がらせる。
さらに、その保持片11aに対して、接着片11bを折目線r2を介して折り曲げることにより、その接着片11bが底面板1の上面に面接触する。この面接触部分は、接着剤で固定される。
この状態で、保持片11aと接着片11bが、中間部材14と底面板1との間で突っ張った状態となる。
さらに、側面板8の上縁から上面板2を底面板1上に被せるように折り曲げる。各側面板7,8に連設された折込片7a,8aを内側に折り曲げた後、端面板3,4,5,6を閉じて接着し、包装用容器20aが完成する。この実施形態では、中間部材14は上面板2に接しているから、包装用容器20a内の空間は、図2に示すように、二つの保持手段11,11によって、3つの空間に区画されることとなる。
このとき、内部に収容される物品は、例えば、一方の端面板3,4を閉じた後、反対側の端面板5,6を閉じる前に、その端面板5,6側から内部に収容することができる。
なお、内部の物品を取り出す際には、いずれかの側の端面板3,4,5,6を開いて開封することができるが、この例では、端面板5に切目線5aが設けられているので、図3(b)に示すように、切目線5aを切り裂くことで、端面板5,6の開封が容易である。
(第二の実施形態)
この発明の第二の実施形態を図4〜図6に示す。この第二の実施形態の包装用容器20bは、図4に示すブランクBによって形成される。
主たる構成は、第一の実施形態と同様であるが、ここでは、中間部材14に保持手段11を一つだけ設けている点で異なる。
この実施形態では、中間部材14は上面板2に接しているから、包装用容器20b内の空間は、図5及び図6に示すように、一つの保持手段11によって、2つの空間に区画されることとなる。他の部分については、第一の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(第三の実施形態)
この発明の第三の実施形態を図7〜図9に示す。この第三の実施形態の包装用容器20cは、図7に示すブランクCによって形成される。
この実施形態は、図7に示すように、仕切部材10は、底面板1から立ち上がる立上部材12を備えている。中間部材14は、この立上部材12に連設されている。
また、仕切部材10は、前記中間部材14の先端縁(立上部材12の反対側の端縁)に連設された接着部材15を備えている。この接着部材15は、前記立上部材12が連設されている側の反対側の側面板8の内面に面接触し、その面接触部分が接着固定されるようになっている。
その他の主たる構成は、前述の各実施形態と同様であるので説明を省略するが、この図7に示すブランクCを用いて、包装用容器20cを組み立てる際の方法、手順について、前述の実施形態との差異点を中心に説明する。
まず、底面板1から側面板8を起立させる。そして、底面板1から立上部材12を起立させる。立上部材12の上縁から仕切部材10を折り曲げ、図8及び図9に示すように、その仕切部材10の中間部材14を底面板1と並行にする。この実施形態では、中間部材14は、底面板1と上面板2との間、ほぼ中央に位置する。
保持片11a及び接着片11bを切目線10aに沿って切断し、折目線r1に沿って保持片11aを底面板1側に折り曲げることで、その保持片11aを底面板1側に立ち上がらせる。
さらに、その保持片11aに対して、接着片11bを折目線r2を介して折り曲げることにより、その接着片11bが底面板1の上面に面接触する。この面接触部分は、接着剤で固定される。
この状態で、保持片11aと接着片11bが、中間部材14と底面板1との間で突っ張った状態となる。
また、接着部材15を、折目線rを介して上面板2側に折り曲げ、その接着部材15を側面板8の内面に面接触させる。この面接触部分は、接着剤で固定される。その後、上面板2、側面板7が折目線rに沿って折り曲げられ、側面板7が立上部材12の外面に接着固定される。さらに、折込片7a,8aを内側に折り曲げた後、端面板3,4,5,6が閉じられることで、図9に示すように、底面板1の周縁に側面板7,8、端面板3,4,5,6が立ち上がり、その上面を上面板2で閉じた包装用容器20cとなる。
この実施形態では、中間部材14は、底面板1と上面板2とに隔てて設けられているから、包装用容器20c内の空間は、図8及び図9に示すように、その中間部材14によって底面板1側と上面板2側との2つに区画される。
さらに、底面板1側の空間は、一つの保持手段11によって、2つの空間に区画されることとなる。このため、包装用容器20c内の空間が3つに区画される。
なお、この実施形態の変形例としては、例えば、立上部材12を上面板2に連設し、その立上部材12を上面板2側から底面板1側に起立させる構成も考えられる。また、保持手段11を、上面板2側に立ち上がらせる構成も考えられる。
(第四の実施形態)
この発明の第四の実施形態を図10〜図12に示す。この第四の実施形態の包装用容器20dは、図10に示すブランクDによって形成される。
この実施形態は、前述の第三の実施形態における接着部材15を省略した構成である。接着部材15が省略されているから、中間部材14は、立上部材12の上縁から内側に伸びて、その先端は、図11に示すように、反対側の側面板8に至らない場所となっている。
他の部分については、前述の各実施形態と同様であるので、説明を省略する。
(第五の実施形態)
この発明の第五の実施形態を図13〜図15に示す。この第五の実施形態の包装用容器20eは、図13に示すブランクEによって形成される。
この実施形態は、上記第三、第四の実施形態と同様、仕切部材10が、底面板1から立ち上がる立上部材12を備えている。中間部材14は、この立上部材12に連設されている。
また、仕切部材10は、前記中間部材14の先端縁(立上部材12の反対側の端縁)に折目線rを介して連設された第二の立上部材13と、さらに、その第二の立上部材13に折目線rを介して連設された接着部材15を備えている。
第二の立上部材13は、中間部材14に対して折目線rで折り曲げられて上面板2側に起立する。また、接着部材15は、その第二の立上部材13に対して折目線rで折り曲げられて、上面板2の内面に面接触し、その面接触部分が接着固定されるようになっている。
その他の主たる構成は、前述の各実施形態と同様である。この図13に示すブランクEを用いて、包装用容器20eを組み立てる際の方法、手順について、前述の実施形態との差異点を中心に説明する。
まず、底面板1から側面板8を起立させる。そして、底面板1から立上部材12を起立させる。立上部材12の上縁から中間部材14を折り曲げ、図14及び図15に示すように、その中間部材14を底面板1と並行にする。この実施形態では、中間部材14は、底面板1と上面板2との間、ほぼ中央に位置する。
保持片11a及び接着片11bを切目線10aに沿って切断し、折目線r1に沿って保持片11aを底面板1側に折り曲げることで、その保持片11aを底面板1側に立ち上がらせる。
さらに、その保持片11aに対して、接着片11bを折目線r2を介して折り曲げることにより、その接着片11bが底面板1の上面に面接触する。この面接触部分は、接着剤で固定される。
この状態で、保持片11aと接着片11bが、中間部材14と底面板1との間で突っ張った状態となる。
また、第二の立上部材13を、折目線rを介して上面板2側に折り曲げ、さらに、接着部材15を折目線rを介して折り曲げて上面板2の内面に面接触させる。この面接触部分は、接着剤で固定される。その後の工程は、前述の実施形態と同様である。
この実施形態では、中間部材14は、底面板1と上面板2とに隔てて設けられているから、包装用容器20e内の空間は、図14及び図15に示すように、その中間部材14によって底面板1側と上面板2側との2つに区画される。また、その中間部材14は、その先端が第二の立上部材13で上面板2側へ保持されているから、中間部材14、保持手段11、第二の立上部材13によって、包装用容器20e内の空間が3つに区画される。
なお、この実施形態の変形例としては、例えば、第二の立上部材13を底面板1側に起立させる構成も考えられる。また、保持手段11を、逆に、上面板2側に立ち上がらせる構成も考えられる。
(第六の実施形態)
この発明の第六の実施形態を図16〜図18に示す。この第六の実施形態の包装用容器20fは、図16に示すブランクFによって形成される。
この実施形態は、上記第五の実施形態における、中間部材14に対する第二の立上部材13の立上がり位置を、その中間部材14に設けた保持手段11の保持片11aの位置と一致させたものである。他の部分については、前述の各実施形態と同様であるので、説明を省略する。
1 底面板
2 上面板
3,4,5,6 端面板
7,8 側面板
9,10 仕切部材
11 保持手段
11a 保持片
11b 接着片
12 立上部材
13 第二の立上部材
14 中間部材
15 接着部材
A,B,C・・・・ ブランク
20a,20b,20c・・・ 包装用容器
30 ブランク
31 包装用容器

Claims (7)

  1. 底面板(1)と、その底面板(1)の周縁から立ち上がる側面板(7,8)及び端面板(3,4,5,6)と、その上面を閉じる上面板(2)と、前記底面板(1)と前記上面板(2)との間に設けられ内部の空間を区画する機能を有する仕切部材(10)とを備え、一枚のブランクによって形成される包装用容器において、
    前記仕切部材(10)は、前記底面板(1)に沿って伸びる中間部材(14)と、前記中間部材(14)に設けた切目線(10a)によって前記中間部材(14)から前記底面板(1)側に立ち上がる保持片(11a)と、その保持片(11a)の先端に設けられ前記底面板(1)に面接触する接着片(11b)とを備え、前記保持片(11a)と前記接着片(11b)が、前記中間部材(14)と前記底面板(1)との間で突っ張ることを特徴とする包装用容器。
  2. 底面板(1)と、その底面板(1)の周縁から立ち上がる側面板(7,8)及び端面板(3,4,5,6)と、その上面を閉じる上面板(2)と、前記底面板(1)と前記上面板(2)との間に設けられ内部の空間を区画する機能を有する仕切部材(10)とを備え、一枚のブランクによって形成される包装用容器において、
    前記仕切部材(10)は、前記底面板(1)に沿って伸びる中間部材(14)と、前記中間部材(14)に設けた切目線(10a)によって前記中間部材(14)から前記上面板(2)側に立ち上がる保持片(11a)と、その保持片(11a)の先端に設けられ前記上面板(2)に面接触する接着片(11b)とを備え、前記保持片(11a)と前記接着片(11b)が、前記中間部材(14)と前記上面板(2)との間で突っ張ることを特徴とする包装用容器。
  3. 前記切目線(10a)は、前記ブランクの端縁から離脱した位置に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 前記中間部材(14)は、前記側面板(7,8)に連設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の包装用容器。
  5. 前記仕切部材(10)は、前記底面板(1)又は上面板(2)から立ち上がる立上部材(12)を備え、前記中間部材(14)は、前記立上部材(12)に連設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の包装用容器。
  6. 前記仕切部材(10)は、前記中間部材(14)の端縁に連設された接着部材(15)を備え、その接着部材(15)が前記側面板(7,8)又は端面板(3,4,5,6)に面接触することで前記中間部材(14)を保持していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の包装用容器。
  7. 前記仕切部材(10)は、前記中間部材(14)の端縁に連設され前記底面板(1)側又は前記上面板(2)側に立ち上がる第二の立上部材(13)と、その第二の立上部材(13)の端縁に連設された接着部材(15)を備え、その接着部材(15)が前記底面板(1)又は前記上面板(2)に面接触することで、前記中間部材(14)を保持していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の包装用容器。
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