JP2010070223A - 展示用捻り箱 - Google Patents

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Yoichi Nishikawa
洋一 西川
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Abstract

【課題】窓カバーを容易に装着でき、商品の展示に際し、視覚的に強い印象を与えることができる捻り箱を提供する。
【解決手段】角筒状の周壁1を形成する各側板2に、窓3を設けると共に、対角線方向に延びる折目線4を入れ、側板2を折目線4に沿って谷折りすることにより、周壁1の下部と上部とを90°捻り、折目線4で区画された側板2の隣り合う部分同士を密着させて、窓3の側方の柱部5が傾斜した捻り状態に保持し、周壁1の下部に台状の受部材6を挿入し、透明樹脂製の筒状に形成した窓カバー15を周壁1に挿入して窓3に嵌め、受部材6に載せた商品が窓カバー15を介して外部から見えるようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、捻られた特徴ある外観を有し、商品の展示ケースとして使用される箱に関するものである。
従来、下記特許文献1には、図5に示すように、多角筒状の周壁51を形成する側板52の中間部分を斜行させ、隣り合う側板52同士を境界の折目線53に沿って山折りし、捻られた外観を有する形状とした包装容器が記載されている。
米国特許第3912156号明細書
しかしながら、上記のような包装容器では、側板の中間部分が湾曲しているため、その部分に窓やこれを覆う透明な窓カバーを設けて、商品の展示ケースとすることが難しいという問題がある。
また、周壁をあまり大きな角度で捻ることができず、周壁に変化が乏しいため、視覚的な印象が弱いという問題がある。
そこで、この発明は、窓カバーを容易に装着でき、商品の展示に際し、視覚的に強い印象を与えることができる展示用捻り箱を提供しようとするものである。
上記のような課題を解決するため、この発明は、角筒状の周壁を形成する各側板に、窓を設けると共に、対角線方向に延びる折目線を入れ、側板を折目線に沿って谷折りすることにより、周壁の下部と上部とを捻り、折目線で区画された側板の隣り合う部分同士を密着させて、窓の側方の柱部が傾斜した捻り状態に保持し、周壁の下部に台状の受部材を挿入し、透明樹脂製の筒状に形成した窓カバーを周壁に挿入して窓に嵌め、受部材に載せた商品が窓カバーを介して外部から見えるようにしたのである。
この展示用捻り箱では、組み立てに際し、周壁の捻りに伴い傾斜した柱部の内側に、筒状に形成した透明樹脂製の窓カバーを挿入するだけで、窓カバーを窓に簡単に嵌めることができ、商品の陳列に際しては、周壁が大きく捻られて、傾斜した柱部の間から受部材上の商品が見えるので、視覚的に強い印象を与える展示が可能となる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
この捻り箱は、図1に示すような形態に組み立てて、携帯電話機等の商品の展示に使用するものであり、図2に示す板紙製ブランクを基本構成部材とする。
このブランクでは、周壁1を形成する長方形の側板2が横方向に4枚連設され、一端の側板2の外側には継代片2aが形成されている。側板2には、長方形の窓3が設けられると共に、対角線方向に延びる切目入りリード罫の折目線4が入れられている。窓3の両側方は、柱部5とされている。
一端の側板2の上下端には、受部材6が連設され、各受部材6は、一対の台形の内側板7の間に正方形の受板8を設け、受板8の両側に折曲片9を連設し、受板8に折曲片9との境界に臨むスリット状の係止穴8aを形成したものとされている。
受部材6を有する側板2に隣接した側板2及び他端の側板2の上下端には、台形の内側板10が連設され、その先端には、組立時に係止穴8aに係合する係止突起10aが設けられている。
内側板10を有する一対の側板2に挟まれた側板2の上下端には、蓋部材11が連設され、各蓋部材11は、正方形の蓋板12の3辺に折曲片13を連設し、蓋板12に折曲片13との境界に臨むスリット状の封止穴13aを形成したものとされている。
一端の側板2の上下端部と内側板7との境界部分には、封止片14が切込により設けられている。
このブランクを組み立てて、商品の携帯電話機を展示するには、図3に示すように、側板2を巻き込み、継代片2aを他端の側板2に貼着して、周壁1を角筒状に形成する。
次に、下方の受部材6を上窄まりの台状に形成して、周壁1の下部に挿入し、内側板10を内側に折り曲げ、係止突起10aを係止穴8aに係合させ、蓋部材11を閉じて、封止片14を封止穴13aに差し込む。
そして、図4に示すように、側板2を折目線4に沿って谷折りすることにより、周壁1の下部と上部とを90°捻る。
このとき、柱部5は、一旦湾曲するように変形して抵抗するが、思案点となる角度を超えて捻ると、弾性により復元し、折目線4で区画された側板2の隣り合う部分同士が密着して、柱部5が傾斜した捻り状態に保持される。なお、保形性を高めるため、柱部5の裏面で両面粘着テープ等により側板2同士を貼り合わせてもよい。
その後、透明樹脂板製の窓カバー15を角筒状に曲げ、周壁1に挿入し、図1に示すように、窓3に嵌めて下方の受部材6で支持し、窓カバー15の内側に商品を収納して、下方の受部材6の受板8に商品を載せると、商品が窓カバー15を介して外部から見える。
この状態で、上方の受部材6を下窄まりの台状に形成して、周壁1の上部に挿入し、内側板10を内側に折り曲げ、蓋部材11を閉じて、封止片14を封止穴13aに差し込むと、組立作業が完了する。
上記のような捻り箱では、組み立てに際し、周壁1の捻りに伴い傾斜した柱部5の内側に、角筒状に折り曲げた透明樹脂板製の窓カバー15を挿入するだけで、窓カバー15を窓3に簡単に嵌めることができる。
そして、商品の陳列に際しては、周壁1が大きく90°捻られて、傾斜した4本の柱部5の間から受部材6に載せられた商品が見えるので、視覚的に強い印象を与える展示が可能となり、商品は窓カバー15で保護されて、取り出すことができず、いたずらによる商品の破損等が防止される。
また、このように捻り箱に収納したままで商品を輸送する際、外箱で捻り箱を梱包すると、商品の外周からの衝撃が柱部5により緩和され、天地方向からの衝撃も柱部5により緩和されるので、商品を輸送時の衝撃から保護することができる。
なお、上記実施形態では、四角筒状の周壁1を捻ったものを例示したが、六角筒状や八角筒状等の周壁1を捻る捻り箱も上記と同様に構成することができる。
また、商品収納部の上方にも受部材6及び蓋部材11を設けたが、これらのいずれか又は双方を省略しても、周壁1の捻り状態は保持される。
さらに、受部材6と周壁1とを一体としたが、受部材6を、周壁1とは別体で独立して保形されるものとし、これを周壁1の下部に挿入するようにしてもよい。
そのほか、窓3を長方形とし、窓カバー15を四角筒として、窓3の開口縁全長に亘って窓カバー15が沿うものとしたが、窓3の開口縁を曲線としたり、窓カバー15を円筒状とする等により、窓3の開口縁に窓カバー15が部分的に沿うようにしてもよい。
この発明に係る捻り箱による商品展示状態を示す斜視図 同上の捻り箱のブランクを示す図 同上の組立過程を示す斜視図 同上の周壁を捻った状態を示す斜視図 従来の捻り包装容器を示す斜視図
符号の説明
1 周壁
2 側板
2a 継代片
3 窓
4 折目線
5 柱部
6 受部材
7 内側板
8 受板
8a 係止穴
9 折曲片
10 内側板
10a 係止突起
11 蓋部材
12 蓋板
13 折曲片
13a 封止穴
14 封止片
15 窓カバー

Claims (1)

  1. 角筒状の周壁(1)を形成する各側板(2)に、窓(3)を設けると共に、対角線方向に延びる折目線(4)を入れ、側板(2)を折目線(4)に沿って谷折りすることにより、周壁(1)の下部と上部とを捻り、折目線(4)で区画された側板(2)の隣り合う部分同士を密着させて、窓(3)の側方の柱部(5)が傾斜した捻り状態に保持し、周壁(1)の下部に台状の受部材(6)を挿入し、透明樹脂製の筒状に形成した窓カバー(15)を周壁(1)に挿入して窓(3)に嵌め、受部材(6)に載せた商品が窓カバー(15)を介して外部から見えるようにした展示用捻り箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180532A (ja) * 2012-03-04 2013-09-12 Paperkan Co Ltd 片面段ボール製容器及びその製造方法
JP2020158125A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 大日本印刷株式会社 包装体

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