JP2011166820A - 電子機器及び電子機器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンテナ装置7は、アンテナ構造体5とこのアンテナ構造体5を保持する回路基板4とから構成されている。アンテナ構造体5は、コア51とこのコア53の外周に巻き付けられたコイル53とから構成されている。アンテナ構造体5は回路基板4に保持された際に、互いに電気的に接続可能となる。
【選択図】図7
Description
この点、特許文献1に記載されているように、他の部品とは別体のケースにアンテナ構造体を収納した上で、そのケースを後から腕時計等の電子機器に組み込むこととすると、ケースの分だけ厚みが必要となり、電子機器が大型化してしまうとの問題がある。
回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体とを備え、
前記回路基板に、前記アンテナ構造体を保持するためのアンテナ保持部を形成した
を備えていることを特徴としている。
回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体とを備え、
このアンテナ構造体と前記回路基板とは、嵌合部を介して機械的に接続されていることを特徴としている。
回路基板と、
コアと、このコアが収納されたコアケース部と、このコアケース部に巻回されたコイルとをそれぞれ有するアンテナ構造体と、
前記回路基板に一体に形成され、前記アンテナ構造体を収納するアンテナケース部と、
を備えていることを特徴としている。
回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体と、
前記回路基板に一体に形成され、前記アンテナ構造体を収納するアンテナケース部と、
を備えていることを特徴としている。
回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体と、
前記回路基板に一体に形成された第1のアンテナケース部と、
この第1のアンテナケース部と接合された第2のアンテナケース部とを備え、
前記アンテナ構造体は、前記第1のアンテナケース部と前記第2のアンテナケース部とにより形成された空間内に収納されていることを特徴としている。
回路基板と、
コアと、このコアが収納されたコアケース部と、このコアケース部に巻回されたコイルとをそれぞれ有するアンテナ構造体と、
前記コアケース部は、前記回路基板に嵌合された嵌合部を備え、
前記アンテナ構造体は、前記コアケース部における嵌合部が前記回路基板に嵌合され前記回路基板と機械的に接続されていることを特徴としている。
前記回路基板には、当該回路基板と前記コアケース部とが嵌合された際に、前記コイルから引き出されたコイルの端部が近傍となるような位置にアンテナ接続電極が形成されていることを特徴としている。
コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板に形成されたアンテナ保持部に収納するアンテナ保持工程と、
を備えていることを特徴としている。
コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体と回路基板とを嵌合部を介して機械的に接続する嵌合工程と、
を備えていることを特徴としている。
コアをコアケース部に収納し、前記コアが収納されたコアケース部にコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板に形成されたアンテナケース部に収納するケース収納工程と、
を備えていることを特徴としている。
コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板と形成されたアンテナケース部に収納するケース収納工程と、
を備えていることを特徴としている。
コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板に形成された第1のアンテナケース部と第1のアンテナケース部と接合された第2のアンテナケース部とにより形成された空間内に収納するケース収納工程と、
を備えていることを特徴としている。
コアをコアケース部に収納し、前記コアが収納されたコアケース部にコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体のうちのコアケース部を、回路基板と嵌合させ、前記アンテナ構造体と前記回路基板とを機械的に接続させるアンテナ接続工程と、
を備えていることを特徴としている。
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載されたアンテナ装置と、
このアンテナ装置が設けられた機器本体と、
を備えていることを特徴としている。
また、本発明によれば、アンテナ構造体と回路基板とを用いてアンテナ装置を製造することができるので、これら部品同士の位置合わせを高精度に行いながら迅速かつ確実にアンテナ装置を製造することができる。
さらに、本発明によれば、アンテナ装置と機器本体とを用いて電子機器を構成することができるので、これら部品同士の位置合わせを高精度に行うことができるばかりでなく、これら部品同士の組み立てを迅速かつ確実に行うことができる。そればかりでなく、アンテナ装置と回路基板とを一体化する構成としているので、その分、部品点数の削減を図ることができるばかりでなく、電子機器全体の小型、薄型化を図ることができる。
先ず、図1から図7を参照しつつ、本発明の第1実施形態について説明する。
また、図4は、時計ケース内に収納された回路基板を視認側から見た平面図である。また、図5(A)は、図4のアンテナケース部の拡大図であり、図5(B)は、図5(A)のII−II線断面図である。また、図6(A)および図6(B)は、本発明の第1の実施形態のアンテナ装置を構成する各部材を示した分解斜視図である。また、図7は、本発明の第1の実施形態のアンテナ装置の組み立て工程を示す斜視図である。
本実施形態において腕時計100は、標準電波を受信するアンテナ構造体5を備えたアンテナ装置10により受信した標準電波を増幅変調してタイムコードを解読することにより現在時刻を修正する電波腕時計である。
図4に示すように、受信回路部41は、回路基板4の視認側の面に搭載されており、同じく回路基板4の視認側の面に設けられているアンテナ接続電極42と接続されている。後述するように、アンテナ接続電極42にはアンテナ構造体5が電気的に接続されており、これによりアンテナ構造体5によって受信された電波がアンテナ接続電極42を介して受信回路部41に送られるようになっている。
図5(A)は、図4に示すアンテナケース部43の拡大図であり、図5(B)は、図5(A)のII−II断面図である。
コア51は、アモルファス金属等の比透磁率が高く、導電率が小さい磁性材料からなる複数の板状部材を積層して形成されている。板状部材としては、アモルファス合金、Fe-Cu-Nb-Si-B系等のナノ結晶磁性合金、Fe-Si系磁性合金等の軟磁性金属箔帯を板厚20μm以下に薄く形成して用いているが、これに限られない。
図5(A)に示すように、コア51のほぼ中央部は、コイル53が巻回されるコイル巻回部である幅狭の直状部55となっており、コア51の両端部にはコア51の幅方向に大きく延出する延出部56が形成されている。各延出部56は、一方側の端縁が時計ケース2の内周面に沿う形状に形成されており、アンテナ構造体5を時計ケース2内に収納したときにアンテナ構造体5が時計ケース2の内周面に沿って配置され、時計ケース2とアンテナ構造体5との間に必要以上の隙間が生じないようになっている。
延出部保持部58は延出部56の基端側の形状に沿う形状に形成されており、コアケース部52にコア51を収納した際に、コア51の延出部56の基端側が延出部保持部58によって被覆されるとともに、延出部56の端部が延出部保持部58から露出するようになっている。
図6(A)は、アンテナ装置50を構成する各部材を示した分解斜視図であり、図6(B)は、アンテナ構造体5の構成を示す斜視図である。図7は、アンテナ構造体5を回路基板4のアンテナケース部43に組み付けるアンテナ収納工程を示す図である。この図6および図7は回路基板4等を腕時計100の裏面側から見た図である。
アンテナ装置50が完成すると、アンテナケース部43が腕時計100の文字板1の12時の位置に対応する向きで回路基板4をモジュールハウジング3の下方に配置する。これにより、モジュールハウジング3、回路基板を時計ケース2内に組み込んだときに、アンテナケース部43がモジュールハウジング3のケース収納スペース31内に収納されるようになっている。
アンテナ接続電極42を介して回路基板4上の受信回路部41と接続されたアンテナ構造体5を、回路基板4と一体に形成されたアンテナケース部43に収納してアンテナ装置50を構成し、このアンテナ装置50により標準電波を受信する。そして、アンテナ装置50により受信された電波がアンテナ接続電極42を介して受信回路部41に送られ、この電波に基づいて腕時計100の現在時刻データが修正される。
また、このようにアンテナ装置50を構成する部品の数を少なくすることにより部品の管理が簡単になるとともに、部品の組み付けの際にも部品同士の位置決めを簡易かつ確実に行うことができる。これにより、生産効率を向上させ、安価な装置を実現することができる。
次に、図8を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びこれを搭載する電子機器の第2の実施形態について説明する。この図8は回路基板4等を腕時計100の裏面側から見た図である。なお、第2の実施形態は、アンテナ装置を構成するアンテナ構造体の構成が第1の実施形態と異なるものであるので、以下においては、第1の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態においては、アンテナ構造体6と回路基板4とによりアンテナ装置60が構成されている。回路基板4には、腕時計の各種電子部品と接続されるとともに、受信回路部(図示せず)等の各種ICチップが実装されている。
次に、図9及び図10を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びこれを搭載した電子機器の第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態は、アンテナ装置の構成が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるものであるので、以下においては、第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。
図10(A)は、アンテナ装置70を構成する各部材を示した分解斜視図であり、図10(B)は、アンテナ構造体7を回路基板80に組み付けた状態を示す図である。
次に、図11を参照しつつ、本発明に係るアンテナ装置及びこれを搭載した電子機器の第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態は、アンテナ装置の構成が第1の実施形態から第3の実施形態と異なるものであるので、以下においては、第1の実施形態から第3の実施形態と異なる点について説明する。
また、文字板90は、第1の実施形態等と同様に指針軸34が貫通する軸孔93、時字94が施された時字部95を備えている。
本実施形態においては、アンテナ構造体5と文字板側ケース部91を備える文字板90と基板側ケース部97を備える回路基板96とによってアンテナ装置110が構成されている。
また、回路基板96は、図2等に示す第1の実施形態等と同様に、コイル53の端部が接続されるアンテナ接続電極及び受信回路部等(いずれも図示せず)を備えている。
2 時計ケース
3 モジュールハウジング
4、80、96 回路基板
5、6、7 アンテナ構造体
10、60、70、110 アンテナ装置
31 ケース収納スペース
34 指針軸
35 指針
40 裏蓋
41 受信回路部
42 アンテナ接続電極
43 アンテナケース部
44 延出部収納部
45 巻き線収納部
51 コア
52 コアケース部
53 コイル
55 直状部
56 延出部
57 巻き線部
58 延出部保持部
91 文字板側ケース部
97 基板側ケース部
99 アンテナ収納スペース
100 腕時計(電子機器)
Claims (14)
- 回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体とを備え、
前記回路基板に、前記アンテナ構造体を保持するためのアンテナ保持部を形成したことを特徴とするアンテナ装置。 - 回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体とを備え、
このアンテナ構造体と前記回路基板とは、嵌合部を介して機械的に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 回路基板と、
コアと、このコアが収納されたコアケース部と、このコアケース部に巻回されたコイルとをそれぞれ有するアンテナ構造体と、
前記回路基板に一体に形成され、前記アンテナ構造体を収納するアンテナケース部と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置。 - 回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体と、
前記回路基板に一体に形成され、前記アンテナ構造体を収納するアンテナケース部と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置。 - 回路基板と、
コアと、このコアに巻回されたコイルとを有するアンテナ構造体と、
前記回路基板に一体に形成された第1のアンテナケース部と、
この第1のアンテナケース部と接合された第2のアンテナケース部とを備え、
前記アンテナ構造体は、前記第1のアンテナケース部と前記第2のアンテナケース部とにより形成された空間内に収納されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 回路基板と、
コアと、このコアが収納されたコアケース部と、このコアケース部に巻回されたコイルとをそれぞれ有するアンテナ構造体と、
前記コアケース部は、前記回路基板に嵌合された嵌合部を備え、
前記アンテナ構造体は、前記コアケース部における嵌合部が前記回路基板に嵌合され前記回路基板と機械的に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記回路基板には、当該回路基板と前記コアケース部とが嵌合された際に、前記コイルから引き出されたコイルの端部が近傍となるような位置にアンテナ接続電極が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。
- コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板に形成されたアンテナ保持部に収納するアンテナ保持工程と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。 - コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体と回路基板とを嵌合部を介して機械的に接続する嵌合工程と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。 - コアをコアケース部に収納し、前記コアが収納されたコアケース部にコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板に形成されたアンテナケース部に収納するケース収納工程と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。 - コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板と形成されたアンテナケース部に収納するケース収納工程と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。 - コアにコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体を、回路基板に形成された第1のアンテナケース部と第1のアンテナケース部と接合された第2のアンテナケース部とにより形成された空間内に収納するケース収納工程と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。 - コアをコアケース部に収納し、前記コアが収納されたコアケース部にコイルを巻回してアンテナ構造体を形成するアンテナ形成工程と、
このアンテナ形成工程により形成されたアンテナ構造体のうちのコアケース部を、回路基板と嵌合させ、前記アンテナ構造体と前記回路基板とを機械的に接続させるアンテナ接続工程と、
を備えていることを特徴とするアンテナ装置の製造方法。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のアンテナ装置と、
このアンテナ装置が設けられた機器本体と、
を備えていることを特徴とする電子機器。
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JP2011095580A JP5392294B2 (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | 電子機器及び電子機器の製造方法 |
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WO2015194083A1 (en) | 2014-06-16 | 2015-12-23 | Sony Corporation | Antenna device |
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---|---|---|---|---|
JP2008141387A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Casio Comput Co Ltd | アンテナ装置、アンテナ装置の製造方法及び電子機器 |
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- 2011-04-22 JP JP2011095580A patent/JP5392294B2/ja active Active
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WO2015194083A1 (en) | 2014-06-16 | 2015-12-23 | Sony Corporation | Antenna device |
US10256533B2 (en) | 2014-06-16 | 2019-04-09 | Sony Corporation | Antenna device |
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