JP2011166681A - コンテンツ送受信装置およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 HDMIデータをディスプレイ装置にスルーする必要がない場合に、スタンバイ時の消費電力を低減することができるAVアンプを提供すること。
【解決手段】 AVアンプは、ディスプレイ装置がAVアンプからHDMデータを受信することができるか否かを判断する。ディスプレイ装置がAVアンプからHDMデータを受信できないと判断された場合、AVアンプは、HDMI受信部およびHDMI送信部に電源電圧を供給しない完全スタンバイ状態に移行する。従って、消費電力をより低減できる。ディスプレイ装置がAVアンプからHDMデータを受信できると判断された場合、AVアンプは、HDMI受信部およびHDMI送信部に電源電圧を供給するスタンバイスルー状態に移行する。従って、AVアンプはHDMIデータををディスプレイ装置にスルーすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンテンツ送受信装置およびそのプログラムに関する。
DVD(又はBD)プレーヤと、AVアンプと、ディスプレイ装置とを備えるコンテンツ送受信システムが利用されている。DVDプレーヤは、DVDディスクに記録されているコンテンツデータを再生し、HDMIデータに変換し、AVアンプに送信する。AVアンプは、コンテンツデータに含まれる音声データに音声処理を実行し、スピーカーから音声を出力する。AVアンプは、映像データをHDMIデータに変換し、ディスプレイ装置に送信する。ディスプレイ装置は、AVアンプから供給された映像データに映像処理を実行し、表示する。
AVアンプをスタンバイ状態(このスタンバイ状態は、HDMIデータをスルーするために、HDMI受信部やHDMI送信部には電源電圧が供給される。)に移行させることにより、AVアンプがDVDプレーヤから送信されるHDMIデータをディスプレイ装置にスルーすることが提案されている(例えば、特許文献1)。しかし、AVアンプをスタンバイ状態にする際に、必ずしもDVDプレーヤからのHDMIデータをディスプレイ装置にスルーする必要があるとは限らず、スルーする必要がないときには、スタンバイ状態においてHDMI受信部やHDMI送信部に電源電圧が供給される分、無駄な消費電力が発生するという問題がある。
特開2007−124469号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スタンバイ状態においてコンテンツ送信装置からのコンテンツをコンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送受信装置であって、コンテンツ送信装置からのコンテンツをコンテンツ受信装置に送信する必要がない場合には、スタンバイ時の消費電力を低減することができるコンテンツ送受信装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ送受信装置は、コンテンツ送信装置と、コンテンツ受信装置とが接続可能なコンテンツ送受信装置であって、前記コンテンツ送信装置からコンテンツを受信する受信手段と、前記コンテンツ受信装置にコンテンツを送信する送信手段と、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができるか否かを判断する判断手段と、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断された場合、前記受信手段および前記送信手段に電源電圧を供給しない第1スタンバイ状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させ、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断された場合、前記受信手段および前記送信手段に電源電圧を供給する第2スタンバイ状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させるスタンバイ制御手段とを備える。
コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができない場合、第1スタンバイ状態にコンテンツ送受信装置を移行させる。従って、消費電力をより削減することができる。一方、コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができる場合、第2スタンバイ状態にコンテンツ送受信装置を移行させる。従って、スタンバイ状態においても、コンテンツ送受信装置は、コンテンツ送信装置からのコンテンツをコンテンツ受信装置に送信することができる。
好ましい実施形態においては、前記判断手段が、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態であるか否かを判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態である場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態でない場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断する。
コンテンツ受信装置がスタンバイ状態である場合には、コンテンツ送受信装置からコンテンツ受信装置にコンテンツを送信してもコンテンツ受信装置はコンテンツを受信できない。従って、コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断できる。コンテンツ受信装置がスタンバイ状態でない場合には、コンテンツ送受信装置からコンテンツ受信装置にコンテンツを送信するとコンテンツ受信装置はコンテンツを受信し、再生できる。従って、コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断できる。
好ましい実施形態においては、前記判断手段が、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態であるか否か、及び、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれているか否かを判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態である場合、又は、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれていない場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態でない、かつ、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれている場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断する。
コンテンツ受信装置がスタンバイ状態である場合、又は、コンテンツ受信装置の信号経路にコンテンツ送受信装置が含まれていない場合には、コンテンツ送受信装置からコンテンツ受信装置にコンテンツを送信してもコンテンツ受信装置はコンテンツを受信できない。従って、コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断できる。コンテンツ受信装置がスタンバイ状態ではなく、かつ、コンテンツ受信装置の信号経路にコンテンツ送受信装置が含まれている場合には、コンテンツ送受信装置からコンテンツ受信装置にコンテンツを送信するとコンテンツ受信装置はコンテンツを受信し、再生できる。従って、コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断できる。
好ましい実施形態においては、前記判断手段が、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれているか否かを判断し、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれていない場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断し、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれている場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断する。
コンテンツ受信装置の信号経路にコンテンツ送受信装置が含まれていない場合には、コンテンツ送受信装置からコンテンツ受信装置にコンテンツを送信してもコンテンツ受信装置はコンテンツを受信できない。従って、コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断できる。コンテンツ受信装置の信号経路にコンテンツ送受信装置が含まれている場合には、コンテンツ送受信装置からコンテンツ受信装置にコンテンツを送信するとコンテンツ受信装置はコンテンツを受信し、再生できる。従って、コンテンツ受信装置がコンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断できる。
好ましい実施形態においては、前記コンテンツ送受信装置が前記第1スタンバイ状態であるときに、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断された場合、前記判断手段が、ユーザ操作によって所定モードがオンに設定されているか否かをさらに判断し、前記所定モードがオンに設定されている場合、前記スタンバイ制御手段が、前記第2スタンバイ状態ではなく、電源オン状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させる。
本発明によると、スタンバイ状態においてコンテンツ送信装置からのコンテンツをコンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送受信装置において、コンテンツ送信装置からのコンテンツをコンテンツ受信装置に送信する必要がない場合には、スタンバイ時の消費電力を低減することができるコンテンツ送受信装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態によるAVアンプ20を示すブロック図である。 AVアンプ20、ディスプレイ装置40、DVDプレーヤ10A〜10Cの接続関係および物理アドレスを示すブロック図である。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。 制御部24の処理を示すフローチャートである。
[実施例1]
以下、本発明の好ましい実施形態によるDVD(又はBD(Blue Lay Disk))プレーヤ(ソース機器やコンテンツ送信装置ともいう。)、AVアンプ(コンテンツ送受信装置ともいう。)、及び、ディスプレイ装置(コンテンツ受信装置ともいう。)を備えるコンテンツ送受信システムについて、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本例において、コンテンツは、映像(画像も含む、以下同様。)データおよび/または音声データ等の総称である。
図1および図2は、DVDプレーヤ10A〜10C、AVアンプ20、ディスプレイ装置40の構成及び接続関係を示すブロック図である。これらの機器は、例えばHDMI規格に準拠しており、HDMIケーブルを介して相互に接続されている。HDMIケーブルには通信ラインであるCECラインが含まれており、これらの機器は、CECラインを介して相互にコマンド(以下、CECメッセージという。)を送受信し、相互に制御することができる。例えば、図2に示すように、ディスプレイ装置40のHDMI入力1(IN1)にはAVアンプ20のHDMI出力1(OUT1)が接続されている。ディスプレイ装置40のHDMI入力2(IN2)にはDVDプレーヤ10CのHDMI出力が接続されている。AVアンプ20のHDMI入力1(IN1)にはDVDプレーヤ10AのHDMI出力が接続されている。AVアンプ20のHDMI入力2(IN2)にはDVDプレーヤ10BのHDMI出力が接続されている。
各機器には、コンテンツ送受信システムの接続関係に基づいて、物理アドレスが付与される。物理アドレスは、コンテンツ送受信システムを構成する各機器のツリー構造を示すものであり、主として入力切り換え先を指定するために使用される。最下流(シンク)の機器であるディスプレイ装置40には、物理アドレス[0.0.0.0.]が付与される。ディスプレイ装置40の1つ上流側に接続されているAVアンプ20には[1.0.0.0]が付与される。つまり、ディスプレイ装置40の物理アドレス[0.0.0.0]の一番左の数字が、その機器が接続されているHDMI入力の番号に変更されたものが物理アドレスになる。同様に、ディスプレイ装置40の1つ上流側に接続されているDVDプレーヤ10Cには[2.0.0.0]が付与される。AVアンプ20の1つ上流側に接続されているDVDプレーヤ10Aには[1.1.0.0]、DVDプレーヤ10Bには[1.2.0.0]がそれぞれ付与される。つまり、AVアンプ20の物理アドレス[1.0.0.0]の左から2番目の数字が、DVDプレーヤ10A、10Bが接続されているHDMI入力の番号に変更された[1.1.0.0]、[1.2.0.0]が、DVDプレーヤ10A、10Bの各物理アドレスになる。
DVDプレーヤ10A、10Bは、DVDから映像データ及び音声データを読み出して、HDMIデータに変換し、HDMIケーブルを介してAVアンプ20に送信する。DVDプレーヤ10Cは、DVDから映像データ及び音声データを読み出して、HDMIデータに変換し、HDMIケーブルを介してディスプレイ装置40に送信する。
AVアンプ20は、HDMI受信部21と、HDMI送信部22と、音声処理部23と、制御部24と、メモリ(ROM、RAM等)25と、操作部26と、表示部27と、電源部28と、HDMI入力端子29A(図2のHDMI入力1(IN1)に対応)と、HDMI入力端子29B(図2のHDMI入力2(IN2)に対応)と、HDMI出力端子29C(図2のHDMI出力1(OUT1)に対応)とを有している。
HDMI受信部21は、ユーザ操作によってインプットセレクタにHDMI入力1が選択されている場合、HDMI入力1に接続されているDVDプレーヤ10AからHDMIデータを受信する。HDMI受信部21は、ユーザ操作によってインプットセレクタにHDMI入力2が選択されている場合、HDMI入力2に接続されているDVDプレーヤ10BからHDMIデータを受信する。HDMI受信部21は、DVDプレーヤ10A、又は、DVDプレーヤ10BからHDMIデータを受信すると、受信したHDMIデータから元の映像データ(HDMI変換前の映像データ)を生成し、HDMI送信部22に供給する。また、HDMI受信部21は、受信したHDMIデータから元の音声データを生成し、音声処理部23に供給する。
HDMI送信部22は、HDMI受信部21から供給された映像データをHDMIデータに変換する。HDMI送信部22は、HDMI出力端子29Cを介してディスプレイ装置40にHDMIデータを送信する。
また、AVアンプ20において音声を再生しない場合には、HDMI受信部21は、受信したHDMIデータをそのまま(すなわち、一旦HDMIデータを元の映像データ及び音声データに変換することなく)HDMI送信部22に供給する。HDMI送信部22は、HDMI受信部21から供給されたHDMIデータを、HDMI出力端子29Cを介してそのまま(すなわち、元の映像データ及び音声データをHDMIデータに変換することなく)ディスプレイ装置40に供給する。以下、この状態を、AVアンプ20がHDMIデータをスルーするという。
音声処理部23は、HDMI受信部21から供給された音声データに対して、例えば、信号処理、遅延処理、イコライザ処理、音量調整処理、増幅処理、DA変換等の音声処理を実行し、外部に接続されたスピーカー60に音声信号を供給する。
制御部24は、メモリ(ROM)25に記憶されているプログラムに基づいて、AVアンプ20の各部を制御するものであり、例えば、マイコンやCPU等である。制御部24は、HDMIのCECラインを介してDVDプレーヤ10A〜10C、及び、ディスプレイ装置40の各制御部に接続されており、各制御部とCECメッセージを送受信する。
制御部24は、ユーザ操作によってAVアンプ20を電源オン状態からスタンバイ状態に移行する指示が入力されると、電源部28を制御し、AVアンプ20を電源オン状態からスタンバイ状態に移行させる。スタンバイ状態とは、制御部24(その周辺回路も含む場合がある)(及び、必要に応じて、HDMI受信部21およびHDMI送信部22)のみに電源部28から電源電圧が供給され、その他の部分には電源電圧が供給されない電源オフ状態の一状態である。本実施形態では、スタンバイ状態には、第1スタンバイ状態と、第2スタンバイ状態とが存在する。
第1スタンバイ状態は、制御部24のみに電源電圧が供給され、HDMI受信部21及びHDMI送信部22を含むその他の部分には電源電圧が供給されない状態である。つまり、第1スタンバイ状態では、消費電力をより削減することができるが、HDMI受信部21及びHDMI送信部22は動作を実行することができないので、AVアンプ20はHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーすることができず、AVアンプ20がHDMIデータをスルーする必要がない場合にこの状態に移行される。以下、第1スタンバイ状態を完全スタンバイ状態という。
第2スタンバイ状態は、制御部24、HDMI受信部21及びHDMI送信部22に電源電圧が供給され、その他の部分には電源電圧が供給されない状態である。つまり、第2スタンバイ状態では、第1スタンバイ状態よりは消費電力が大きくなるものの、HDMI受信部21及びHDMI送信部22は動作を実行することができるので、AVアンプ20がHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーすることができ、AVアンプ20がHDMIデータをスルーする必要がある場合にこの状態に移行される。以下、第2スタンバイ状態をスタンバイスルー状態という。
制御部24は、AVアンプ20がスタンバイ状態の場合でも、ディスプレイ装置40にHDMIデータをスルーする必要があるか否かを判断する。つまり、制御部24は、ディスプレイ装置40がAVアンプ20からHDMIデータを受信できるか否かを判断する。制御部24は、ディスプレイ装置40がAVアンプ20からHDMIデータを受信できないと判断すると、AVアンプ20を完全スタンバイ状態に移行させ、ディスプレイ装置40がAVアンプ20からHDMIデータを受信できると判断すると、AVアンプ20をスタンバイスルー状態に移行させる。
制御部24は、ディスプレイ装置40から送信されるCECメッセージの内容に基づいて、スタンバイ状態の時にHDMIデータをスルーする必要があるか否かを判断する。すなわち、制御部24は、CECメッセージに基づいてディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かを判断する。制御部24は、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であると判断すると、ディスプレイ装置40がHDMIデータをAVアンプ20から受信できないので、AVアンプ20がHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないと判断し、AVアンプ20を完全スタンバイ状態に移行させる。一方、制御部24は、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態ではない(つまり、電源オン状態である)と判断すると、ディスプレイ装置40がHDMIデータをAVアンプ20から受信できるので、AVアンプ20がHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があると判断し、AVアンプ20をスタンバイスルー状態に移行させる。
表示部27は、AVアンプ20の設定画面等を表示するものであり、LCDやFL管等である。操作部28は、ユーザ操作を受け付けるものであり、操作ボタンやリモコン等である。
ディスプレイ装置40は、AVアンプ20又はDVDプレーヤ10CからHDMIデータを受信し、HDMIデータから元の映像データを生成し、表示部に表示させる。また、AVアンプ20がHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする場合、ディスプレイ装置40が内蔵するスピーカーから音声を出力する必要がある。従って、ディスプレイ装置40は、HDMIデータから元の音声データを生成し、増幅し、スピーカーから音声を出力する。
以下、本実施形態の動作を説明する。図3は、ユーザ操作によってAVアンプ20を電源オン状態からスタンバイ状態に移行する指示が入力された場合の制御部24の処理を示すフローチャートである。制御部24は、ユーザ操作によってスタンバイ状態に移行する指示が入力されたか否かを判断する(S1)。入力された場合(S1でYES)、制御部24は、ディスプレイ装置40に電源状態を問い合わせるCECメッセージを送信する(S2)。詳細には、’5 0 Give Device Power Status’というCECメッセージが送信される。先頭の5は送信元であるAVアンプ20の論理アドレスであり、2番目の0は送信先であるディスプレイ装置40の論理アドレスである。
制御部24は、ディスプレイ装置40から電源状態に関するCECメッセージを受信したか否かを判断する(S3)。詳細には、’0 5 Report Power Status’というCECメッセージをディスプレイ装置40から受信したか否かが判断される。受信した場合(S3でYES)、制御部24は、受信したCECメッセージの内容に基づいて、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かを判断する(S4)。特に限定されないが、Report Power Statusには、Standby、Going-Standby、Going-Power-On、Power-On等の種類が存在し、この中のStandbyであるか否かが判断される。
ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であれば(S4でYES)、ディスプレイ装置40はAVアンプ20からHDMIデータを受信できず、AVアンプ20がHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24は、AVアンプ20を電源オン状態から完全スタンバイ状態に移行させる(S6)。一方、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でなければ(S4でNO)、ディスプレイ装置40はAVアンプ20からHDMIデータを受信でき、AVアンプ20はHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20を電源オン状態からスタンバイスルー状態に移行させる(S5)。
以上の処理によって、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態の場合には、AVアンプ20は完全スタンバイ状態に移行するので、消費電力を十分に削減することができる。一方、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でない場合には、AVアンプはスタンバイスルー状態に移行するので、DVDプレーヤからのHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーすることができる。
なお、図3の処理の代わりに図4の処理が実行されてもよい。図4では、スタンバイ状態に移行する指示に応じて最初はスタンバイスルー状態に移行し、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であると判断された場合に、すぐに完全スタンバイ状態に移行せずに、所定時間経過後にディスプレイ装置がスタンバイ状態であるか否かを再度判断し、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であれば、完全スタンバイ状態に移行する。なお、図4では図3と同一の処理には同一符号を付している。
ユーザ操作によってスタンバイ状態に移行する指示が入力された場合(S1でYES)、制御部24は、AVアンプ20を電源オン状態からスタンバイスルー状態に移行させる(S11)。次に、制御部24は、ディスプレイ装置40に電源状態を問い合わせるCECメッセージを送信する(S2)。ディスプレイ装置40から電源状態に関するCECメッセージを受信した場合(S3でYES)、制御部24は、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かを判断する(S4)。ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でなければ(S4でNO)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20をスタンバイスルー状態に移行させる(S5)。
ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であれば(S4でYES)、制御部24は、タイマーカウントを実行し(S12)、タイマーカウントが所定時間経過したか否かを判断する(S13)。経過した場合(S13でYES)、制御部24は、ディスプレイ装置40に電源状態を問い合わせるCECメッセージを再度送信する(S14)。
制御部24は、ディスプレイ装置40から電源状態に関するCECメッセージを受信したか否かを判断する(S15)。受信した場合(S15でYES)、制御部24は、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かを判断する(S16)。
ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であれば(S16でYES)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24は、AVアンプ20をスタンバイスルー状態から完全スタンバイ状態に移行させる(S17)。一方、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でなければ(S16でNO)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20をスタンバイスルー状態に維持させる(S5)。
なお、以降に説明する各処理においても、図4のようにスタンバイ状態に移行する指示に応じて最初はスタンバイスルー状態に移行し、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であると判断された場合に、すぐに完全スタンバイ状態に移行せずに、所定時間経過後にディスプレイ装置がスタンバイ状態であるか否かを再度判断し、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であれば、完全スタンバイ状態に移行するようにしてもよい。
図5は、AVアンプ20がスタンバイスルー状態の場合の制御部24の処理を示すフローチャートである。図5の処理は定期的に実行される。スタンバイスルー状態のときに、制御部24は、ディスプレイ装置40に電源状態を問い合わせるCECメッセージを送信する(S21)。
制御部24は、ディスプレイ装置40から電源状態に関するCECメッセージを受信したか否かを判断する(S22)。受信した場合(S22でYES)、制御部24は、CECメッセージに基づいて、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かを判断する(S23)。
ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であれば(S23でYES)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24は、AVアンプ20をスタンバイスルー状態から完全スタンバイ状態に移行させる(S25)。一方、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でなければ(S23でNO)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20をスタンバイスルー状態に維持させる(S24)。
図6は、AVアンプ40が完全スタンバイ状態の場合の制御部24の処理を示すフローチャートである。図6の処理は定期的に実行される。完全スタンバイ状態のときに、制御部24は、ディスプレイ装置40に電源状態を問い合わせるCECメッセージを送信する(S31)。
制御部24は、ディスプレイ装置40から電源状態に関するCECメッセージを受信したか否かを判断する(S32)。受信した場合(S32でYES)、制御部24は、CECメッセージに基づいて、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かを判断する(S33)。
ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であれば(S33でYES)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態に維持させる(S35)。一方、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でなければ(S33でNO)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態からスタンバイスルー状態に移行させる(S34)従って、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーさせることができるようになる。
図7は、図6の変形例であり、図6と同一の処理には同一の符号を付し、説明を援用する。S33において、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でないと判断されると(S33でNO)、制御部24は、ユーザ操作によってシステムオーディオモードがオンに設定されているか否かを判断する(S36)。ここで、システムオーディオモードとは、ユーザ操作によってディスプレイ装置40に設定可能であり、その設定内容がAVアンプ20にCECメッセージによって通知され、AVアンプ20のメモリ25にその設定内容が記憶される。システムオーディオモードがオンであれば、音声信号がAVアンプ20で増幅され、AVアンプ20に接続されているスピーカー60から音声が出力される。一方、システムオーディオモードがオフであれば、音声信号がディスプレイ装置40で増幅され、ディスプレイ装置40に内蔵されているスピーカーから音声が出力される。
システムオーディオモードがオンであれば(S36でYES)、AVアンプ20で音声信号を増幅する必要があるので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態から電源オン状態に移行させる(S37)。一方、システムオーディオモードがオフであれば(S36でNO)、AVアンプ20で音声信号を増幅する必要が無く、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーさえすればよいので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態からスタンバイスルー状態に移行させる(S34)。
なお、システムスタンバイモードの代わりに、完全スタンバイ状態から復帰する際にスタンバイスルー状態に移行するか、又は、電源オン状態に移行するかをユーザ操作によってAVアンプ20に設定可能でもよい。
[実施例2]
次に、本発明の別の好ましい実施形態を説明する。本例では、実施例1と比較し、制御部24は、ディスプレイ装置40のHDMIデータの(入力)信号経路にAVアンプ20が含まれるか否かをさらに判断する。つまり、ディスプレイ装置40の入力としてAVアンプ20が接続されたHDMI入力が選択されており、ディスプレイ装置40がAVアンプ20からのHDMIデータを受信し、再生する状態であるか否かが判断される。ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれていない場合には、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でなくても、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24はAVアンプ20を完全スタンバイ状態に移行させる。
ここで、ディスプレイ装置40のHDMIデータの信号経路にAVアンプ20が含まれるか否かの判断手法について説明する。ディスプレイ装置40は、ユーザ操作に応じて、HDMIデータ送信元のソース機器としてDVDプレーヤ10Bを選択すると、CECラインに接続されている全機器にその旨を示すCECメッセージを送信する。詳細には、’0 F Set Stream Path 1.2.0.0’というCECメッセージが送信される。なお、1番目の0は送信元であるディスプレイ装置40の論理アドレスを示し、2番目のFはCECライン上の全ての機器宛のメッセージであることを示し、最後の1.2.0.0はHDMIデータの送信元として選択したDVDプレーヤ10Bの物理アドレスを示す。制御部24は、このCECメッセージを受信すると、CECメッセージに含まれている物理アドレスを判別し、ディスプレイ装置40がAVアンプ20に接続されているDVDプレーヤ10BをHDMIデータの送信元として選択した結果、ディスプレイ装置40の入力がHDMI入力IN1に変更され、AVアンプ20がディスプレイ装置40の信号経路に含まれることを判断する。
一方、ディスプレイ装置40は、ユーザ操作に応じて、HDMIデータ送信元のソース機器としてDVDプレーヤ10Cを選択すると、CECラインに接続されている全機器にその旨を示すCECメッセージを送信する。詳細には、’0 F Set Stream Path 2.0.0.0’というCECメッセージが送信される。制御部24は、このCECメッセージを受信すると、CECメッセージに含まれている物理アドレスを判別し、ディスプレイ装置40がAVアンプ20に接続されていないDVDプレーヤ10CをHDMIデータの送信元として選択した結果、ディスプレイ装置40の入力がHDMI入力IN2に変更され、AVアンプ20がディスプレイ装置40の信号経路に含まれないことを判断する。
ディスプレイ装置40は、ユーザ操作に応じて、HDMIデータの入力を、HDMI入力IN2からHDMI入力IN1に変更すると、CECラインに接続されている全機器にその旨を示すCECメッセージを送信する。詳細には、’0 F Rooting Change 2.0.0.0, 1.0.0.0’というCECメッセージが送信される。なお、最後の2.0.0.0, 1.0.0.0はDVDプレーヤ10Cの物理アドレスとAVアンプ20の物理アドレスとを示し、入力がDVDプレーヤ10CからAVアンプ20に変更されたことを示す。制御部24は、このCECメッセージを受信すると、CECメッセージに含まれている物理アドレスを判別し、ディスプレイ装置40がHDMIデータの入力を、HDMI入力IN2からHDMI入力IN1に変更した結果、AVアンプ20がディスプレイ装置40の信号経路に含まれることを判断する。
一方、ディスプレイ装置40は、ユーザ操作に応じて、HDMIデータの入力を、HDMI入力IN1からHDMI入力IN2に変更すると、CECラインに接続されている全機器にその旨を示すCECメッセージを送信する。詳細には、’0 F Rooting Change 1.0.0.0, 2.0.0.0’というCECメッセージが送信される。制御部24は、このCECメッセージを受信すると、CECメッセージに含まれている物理アドレスを判別し、ディスプレイ装置40がHDMIデータの入力を、HDMI入力IN1からHDMI入力IN2に変更した結果、AVアンプ20がディスプレイ装置40の信号経路に含まれないことを判断する。
DVDプレーヤ10Cは、再生開始すると、CECラインに接続されている全機器にその旨を示すCECメッセージを送信する。詳細には、’2 F Active Source 2.0.0.0’というCECメッセージが送信される。なお、最後の2.0.0.0はDVDプレーヤ10Cの物理アドレスを示す。ディスプレイ装置40は、このCECメッセージを受信すると、DVDプレーヤ10CからのHDMIデータを受信し再生するように、HDMIデータの入力を、HDMI入力IN1からHDMI入力IN2に変更する。制御部24は、このCECメッセージを受信すると、CECメッセージに含まれている物理アドレスを判別し、AVアンプ20に接続されていないDVDプレーヤ10Cが再生開始した結果、ディスプレイ装置40がHDMIデータの入力を、HDMI入力IN1からHDMI入力IN2に変更するので、AVアンプ20がディスプレイ装置40の信号経路に含まれないことを判断する。
ディスプレイ装置40がTV受像機である場合、ディスプレイ装置40が内蔵するTVチューナで受信されるTV放送データを再生開始すると、CECラインに接続されている全機器にその旨を示すCECメッセージを送信する。詳細には、’0 F Active Source 0.0.0.0’というCECメッセージが送信される。なお、最後の0.0.0.0はディスプレイ装置40の物理アドレスを示す。制御部24は、このCECメッセージを受信すると、CECメッセージに含まれている物理アドレスを判別し、ディスプレイ装置40がTVチューナで受信されるTV放送データを再生する結果、AVアンプ20がディスプレイ装置40の信号経路に含まれないことを判断する。
図8は、ユーザ操作によってAVアンプ20を電源オン状態からスタンバイ状態に移行する指示が入力された場合の制御部24の処理を示すフローチャートであり、図3と同じ処理に同じ符号を付し、説明を援用する。S4において、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でないと判断されると(S4でNO)、制御部24は、ディスプレイ装置40のHDMIデータの信号経路にAVアンプ20が含まれているか否かを判断する(S41)。ここでの判断は、CECメッセージを受信した際に上記の判断手法によって判断された信号経路に関する情報がメモリ25に記憶されているので、メモリ25に記憶されている情報に基づいて判断される。
ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれていなければ(S41でNO)、ディスプレイ装置40はAVアンプ20からHDMIデータを受信できず、AVアンプ20はHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24は、AVアンプ20を電源オン状態から完全スタンバイ状態に移行させる(S6)。一方、ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれていれば(S41でYES)、ディスプレイ装置40はAVアンプ20からHDMIデータを受信でき、AVアンプ20はHDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20を電源オン状態からスタンバイスルー状態に移行させる(S5)。
図9は、スタンバイスルー状態のときの制御部24の処理を示すフローチャートであり、図5と同じ処理には同一符号を付し説明を援用する。図9は定期的に実行される。S23において、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でないと判断されると(S23でNO)、制御部24は、ディスプレイ装置40のHDMIデータの信号経路にAVアンプ20が含まれているか否かを判断する(S51)。
ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれていなければ(S51でNO)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24は、AVアンプ20をスタンバイスルー状態から完全スタンバイ状態に移行させる(S25)。一方、ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれていれば(S51でYES)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20をスタンバイスルー状態に維持させる(S24)。
図10は、完全スタンバイ状態のときの制御部24の処理を示すフローチャートであり、図6と同じ処理には同一符号を付し説明を援用する。図10は定期的に実行される。S33において、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態でないと判断されると(S33でNO)、制御部24は、ディスプレイ装置40のHDMIデータの信号経路にAVアンプ20が含まれているか否かを判断する(S61)。
ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれていなければ(S61でNO)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要がないので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態に維持させる(S35)。一方、ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれていれば(S61でYES)、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーする必要があるので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態からスタンバイスルー状態に移行させる(S34)。
図11は、図10の変形例であり、図10と同一の処理には同一の符号を付し、説明を援用する。S61において、ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれている場合(S61でYES)、制御部24は、ユーザ操作によってシステムオーディオモードがオンに設定されているか否かを判断する(S36)。
システムオーディオモードがオンであれば(S36でYES)、AVアンプ20で音声信号を増幅する必要があるので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態から電源オン状態に移行させる(S37)。一方、システムオーディオモードがオフであれば(S36でNO)、AVアンプ20で音声信号を増幅する必要が無く、HDMIデータをディスプレイ装置40にスルーさえすればよいので、制御部24は、AVアンプ20を完全スタンバイ状態からスタンバイスルー状態に移行させる(S34)。
[実施例3]
次に、本発明のさらに別の好ましい実施形態を説明する。本例では、実施例2と比較し、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かの判断処理が省略されており、単に、ディスプレイ装置40の信号経路にAVアンプ20が含まれているか否かの判断処理のみに応じて、AVアンプ20を完全スタンバイ状態に移行させるか、又は、スタンバイスルー状態に移行させるかが決定される。図12は、ユーザ操作によってAVアンプ20を電源オン状態からスタンバイ状態に移行する指示が入力された場合の制御部24の処理を示すフローチャートであり、図8と比較し、S2〜S4の処理が省略されている。図13は、スタンバイスルー状態のときの制御部24の処理を示すフローチャートであり、図9と比較し、S21〜S23の処理が省略されている。図14は、完全スタンバイ状態のときの制御部24の処理を示すフローチャートであり、図10と比較し、S31〜S33の処理が省略されている。図15は、図14の変形例であり、図11と比較し、S31〜S33の処理が省略されている。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。HDMIの代わりに、DVI、IEEE1394、LAN、USB等の他の通信規格が適用されてもよい。また、コンテンツ送信装置は、コンテンツファイルを記録するHDD等を備えるHDDレコーダ、TVチューナ、ゲーム機等でもよい。また、ディスプレイ装置40がスタンバイ状態であるか否かを、HDMIの+5V電源ラインやホットプラグラインを使用して判断してもよい。また、HDMI送信部21とHDMI受信部22とが共通の1つの部品によって構成されていてもよい。また、AVアンプの上記動作をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこれを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。
本発明は、AVアンプ等に好適に採用され得る。
10A DVDプレーヤ
10B DVDプレーヤ
10C DVDプレーヤ
20 AVアンプ
21 HDMI受信部
22 HDMI送信部
23 音声処理部
24 制御部
25 メモリ
26 操作部
27 表示部
28 電源部
29A HDMI入力1
29B HDMI入力2
29C HDMI出力1
40 ディスプレイ装置

Claims (6)

  1. コンテンツ送信装置と、コンテンツ受信装置とが接続可能なコンテンツ送受信装置であって、
    前記コンテンツ送信装置からコンテンツを受信する受信手段と、
    前記コンテンツ受信装置にコンテンツを送信する送信手段と、
    前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができるか否かを判断する判断手段と、
    前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断された場合、前記受信手段および前記送信手段に電源電圧を供給しない第1スタンバイ状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させ、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断された場合、前記受信手段および前記送信手段に電源電圧を供給する第2スタンバイ状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させるスタンバイ制御手段とを備える、コンテンツ送受信装置。
  2. 前記判断手段が、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態であるか否かを判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態である場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態でない場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断する、請求項1に記載のコンテンツ送受信装置。
  3. 前記判断手段が、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態であるか否か、及び、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれているか否かを判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態である場合、又は、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれていない場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断し、前記コンテンツ受信装置がスタンバイ状態でない、かつ、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれている場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断する、請求項1に記載のコンテンツ送受信装置。
  4. 前記判断手段が、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれているか否かを判断し、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれていない場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断し、前記コンテンツ受信装置の信号経路に前記コンテンツ送受信装置が含まれている場合に、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断する、請求項1に記載のコンテンツ送受信装置。
  5. 前記コンテンツ送受信装置が前記第1スタンバイ状態であるときに、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断された場合、前記判断手段が、ユーザ操作によって所定モードがオンに設定されているか否かをさらに判断し、前記所定モードがオンに設定されている場合、前記スタンバイ制御手段が、前記第2スタンバイ状態ではなく、電源オン状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させる、請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ送受信装置。
  6. コンテンツ送信装置と、コンテンツ受信装置とが接続可能であり、前記コンテンツ送信装置からコンテンツを受信する受信手段と、前記コンテンツ受信装置にコンテンツを送信する送信手段とを備えるコンテンツ送受信装置の動作プログラムであって、
    前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができるか否かを判断する判断ステップと、
    前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができないと判断された場合、前記受信手段および前記送信手段に電源電圧を供給しない第1スタンバイ状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させ、前記コンテンツ受信装置が前記コンテンツ送受信装置からコンテンツを受信することができると判断された場合、前記受信手段および前記送信手段に電源電圧を供給する第2スタンバイ状態に前記コンテンツ送受信装置を移行させるスタンバイ制御ステップとをコンピュータに実行させる、コンテンツ送受信装置の動作プログラム。
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