JP2011166573A - 演算増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】全ての位相補償容量に対して充放電の加速電流を供給することでスルーレートを増大させた演算増幅器を提供する。
【解決手段】ゲートが正転入力端子IN+に接続されたトランジスタ11a、ゲートが反転入力端子IN−に接続されたトランジスタ11b、トランジスタ11a,11bのソースに共通接続された電流源CS1、及びトランジスタ11a、11bのドレインに接続された負荷を有する第1の差動回路11と、該第1の差動回路11の正転出力信号を増幅する1又は2段以上縦続接続された増幅器121〜12nと、増幅器121〜12nの入力側と出力端子OUTの間に接続された位相補償容量CC1〜CCnとを備えた演算増幅器において、正転入力端子IN+の電圧が反転入力端子IN-の電圧よりもVdif1より高くなると位相補償容量CC1〜CCnに対し放電電流を追加し、Vdif3より低くなると充電電流を追加する電流制御部13を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】ゲートが正転入力端子IN+に接続されたトランジスタ11a、ゲートが反転入力端子IN−に接続されたトランジスタ11b、トランジスタ11a,11bのソースに共通接続された電流源CS1、及びトランジスタ11a、11bのドレインに接続された負荷を有する第1の差動回路11と、該第1の差動回路11の正転出力信号を増幅する1又は2段以上縦続接続された増幅器121〜12nと、増幅器121〜12nの入力側と出力端子OUTの間に接続された位相補償容量CC1〜CCnとを備えた演算増幅器において、正転入力端子IN+の電圧が反転入力端子IN-の電圧よりもVdif1より高くなると位相補償容量CC1〜CCnに対し放電電流を追加し、Vdif3より低くなると充電電流を追加する電流制御部13を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、スルーレート増大を図った演算増幅器に関するものである。
演算増幅器では、高速かつ安定性の高いパルス応答特性を持つことが理想とされる。一般的な演算増幅器では、帰還回路(ボルテージホロア等)構成時の安定性を確保するための位相補償容量が備え付けられており、高速化するためには、この位相補償容量の値を小さくするか、この容量に流れる電流を増大させる必要がある。しかし、これらの方法で高速化を実現しようとすると、演算増幅器の安定性が低下する。
図4に、従来の演算増幅器40の構成例を示す(例えば、特許文献1の図5)。この演算増幅器は、高電圧電源線V+と低電圧電源線V−の電圧範囲内で、正転入力端子IN+と反転入力端子IN−に入力された電圧信号の差分を増幅し、単相の電圧信号として出力する差動回路41、その差動回路41の正相側の出力電圧信号を増幅して出力する高入力インピーダンスの電圧増幅器42、増幅された電圧信号を低出力インピーダンスで出力端子OUTに出力するためのバッファ回路43、増幅された電圧信号の周波数特性に極をつくることで位相余裕を増加させ、帰還回路構成時の演算増幅器の安定性を保つ位相補償容量CC1で構成される。差動回路41は、PMOSトランジスタM1,M2、カレントミラー接続され能動負荷を構成するNMOSトランジスタM3,M4、電流I1の電流源CS1からなる。
上記のように構成された演算増幅器を、図5に示すように、反転入力端子IN−と出力端子OUTの間を直結してボルテージホロアを構成し、低電圧VLが入力されていた正転入力端子IN+に、高電圧VH(>VL)のパルス信号が入力されたときの動作を説明する。
最初は、入力端子IN+とIN−は電圧VLで同電位である。次に、端子IN+に電圧VHが任意のパルス立ち上がり速度で印加されると、トランジスタM1がオフ状態でトランジスタM2がオン状態となり、定電流源CS1から流れる電流I1が全てトランジスタM2に流れる。電流I1はトランジスタM3とM4によって構成されたカレントミラー回路によってミラーされ、トランジスタM3のドレイン電流の値はI1となる。ここでトランジスタM1はオフ状態であるため、トランジスタM1のドレイン電流はゼロである。また電圧増幅器42は高入力インピーダンスであるため、トランジスタM3のドレイン電流は位相補償容量CC1からの引き込み電流となり、その容量CC1を放電させ、P点の電位を上昇させる。P点から出力端子OUTまではバッファ回路43であるので、出力端子OUTの電位である出力電圧VOUTもP点の電位に追従して上昇する。このとき、P点の電位と出力電圧VOUTは、ある速度で電圧VHに達する。この速度は、パルス応答速度としてスルーレートSRとも呼ばれ、電流I1が位相補償容量CC1を放電する次の式で定義される。
このスルーレートSRの値が大きいほど、パルス応答速度が速い。
このスルーレートSRの値が大きいほど、パルス応答速度が速い。
従来の技術では、式(1)を参考に、スルーレートSRを増大させるために、電流I1の値を大きくするか、位相補償容量CC1の値を小さくする方法を用いてきた。しかし上記のような手法でスルーレートSRを増大させると、演算増幅器の安定性の指標である位相余裕が減少し、出力電圧VOUTに振動が発生し、動作の安定性が損なわれる問題がある。
この問題を解決し、演算増幅器の安定性を損なうことなくスルーレートを増加させる回路が特許文献1の図1,図2に記載されている。図1のスルーレート増大回路は、電流源を含む2組の差動対とカレントミラー回路により構成される。このスルーレート増大回路の特徴は、各入力端子に接続された各差動対の一方のトランジスタのエミッタにダイオードが接続されていることである。この非平衡な差動対により入力端子間電位差Vdifを検出する。カレントミラー回路の出力は、演算増幅器の差動増幅回路のエミッタ共通接続点に接続されている。
これらにより、入力端子間電位差Vdifが約0.5Vを超えたときに、差動増幅回路に電流を追加供給し始め、容量Cpを放電する電流を増加させることで、スルーレートを増大させる。また、入力端子間電位差Vdifが約0.5V未満の場合は、このスルーレート増大回路から差動増幅回路へは電流が供給されないため、演算増幅器の安定性は損なわれない。
ところで、演算増幅器が出力側に複数段の増幅器を備え、その各増幅器の入力側と出力端子の間に個々に位相補償容量が接続されている場合は、スルーレートは各位相補償容量の内の充放電時間の遅いもので制限されてしまう。この点で、図4を用いて説明した従来の演算増幅器では、入力端子間電位差Vdifが約0.5Vを超えたときに差動増幅回路に電流を追加供給するのみであり、初段の位相補償容量CC1の充放電の電流の追加にしか寄与できず、後段に接続された位相補償容量に対しての充放電の電流の追加供給は行われない。したがって、この場合のスルーレートは、充放電の遅いものによって制限され、スルーレートの増大が見込めないといった欠点がある。
本発明の目的は、回路の安定性を保持したまま増幅器の段数に関わらず任意の位相補償容量に対して同時に充放電の加速電流を供給することでスルーレートを増大させた演算増幅器を提供することである。
請求項1にかかる発明の演算増幅器は、ゲートが正転入力端子に接続された第1のトランジスタ、ゲートが反転入力端子に接続された第2のトランジスタ、該第1および第2のトランジスタのソースに共通接続された第1の電流源、並びに前記第1および第2のトランジスタのドレインに接続された負荷を有する第1の差動回路と、該第1の差動回路からの出力信号を増幅する1又は2段以上縦続接続された増幅器と、該1又は2段以上の各増幅器の入力側と出力端子の間に接続された1又は2以上の位相補償容量とを備えた演算増幅器において、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧よりも第1の所定値以上高くなると前記1又は2以上の位相補償容量に対し放電電流を追加供給し、第2の所定値以上低くなると前記1又は2以上の位相補償容量に対し充電電流を追加供給する電流制御部を備えたことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の演算増幅器において、前記電流制御部は、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧より前記第1の所定値以上高くなると出力電流を増大させる第2の差動回路と、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧よりも前記第2の所定値以上低くなると出力電流を増大させる第3の差動回路と、前記第2の差動回路の前記出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に放電電流を追加供給する第1のカレントミラー回路と、前記第3の差動回路の前記出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に充電電流を追加供給する第2のカレントミラー回路とを含む、ことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1に記載の演算増幅器において、前記電流制御部は、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧より前記第1の所定値以上高くなると出力電流を増大させる第2の差動回路と、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧よりも前記第2の所定値以上低くなると出力電流を増大させる第3の差動回路と、前記第2の差動回路の前記出力電流をミラーする第3のカレントミラー回路と、該第3のカレントミラー回路の出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に放電電流を追加供給する第1のカレントミラー回路と、前記第3の差動回路の前記出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に充電電流を追加供給する第2のカレントミラー回路とを含む、ことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の演算増幅器において、前記第2の差動回路を前記第1の差動回路を構成する差動接続トランジスタと同じ極性の差動接続トランジスタで構成し、前記第3の差動回路を前記第1の差動回路を構成する差動接続トランジスタと逆の極性の差動接続トランジスタで構成したことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項3に記載の演算増幅器において、前記第2の差動回路および前記第3の差動回路を、前記第1の差動回路を構成する差動接続トランジスタと逆の極性の差動接続トランジスタで構成したことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項1、2、3又は4に記載の演算増幅器において、前記各トランジスタをバイポーラトランジスタに置き換え、前記ゲートをベースに、前記ドレインをコレクタに、前記ソースをエミッタにそれぞれ置き換えたことを特徴とする。
本発明によれば、入力電圧が低電位から高電位に遷移するときに、1又は2以上の位相補償容量に対して、同時に放電電流を追加供給して出力電圧の上昇を加速させ、高電位から低電位に遷移する際に、同時に充電電流を追加供給して出力電圧の低下を加速させるため、動作の安定性を損なうことなく、スルーレートを増大させることかできる。また、位相補償容量を接続した増幅器の段数が何段であってもその全ての位相補償容量に対して同時に充放電の加速電流を供給しスルーレートを増大させることができる。
図1に本発明の演算増幅器の原理図を示す。本発明の演算増幅器10は、ゲートが正転入力端子IN+に接続された第1のトランジスタ11a、ゲートが反転入力端子IN−に接続された第2のトランジスタ11b、該第1および第2のトランジスタ11a,11bのソースに共通接続された第1の電流源CS1、および該第1および第2のトランジスタ11a,11bのドレインに接続された負荷(図示せず)を有する第1の差動回路11と、該第1の差動回路11の出力信号を増幅するn段の縦続接続された増幅器121〜12nと、該n段の各増幅器121〜12nの入力側と出力端子OUTの間に接続されたn個の位相補償容量CC1〜CCnとを備える。13は電流制御部であり、両入力端子IN+,IN−の電圧とトランジスタ11a,11bの共通ソースの電圧を入力し、正転入力端子IN+の電圧が反転入力端子IN−の電圧よりも第1の所定値以上高くなるとn個の位相補償容量121〜12nに放電電流(出力端子OUTの出力電圧を高くする電流)を同時に追加して出力端子OUTの電圧の上昇を促進させ、第2の所定値以上低くなるとn個の位相補償容量121〜12nに充電電流(出力端子OUTの出力電圧を低くする電流)を同時に追加して出力端子OUTの電圧の低下を促進させる。
これにより、入力電圧が低電位から高電位に遷移する際および高電位から低電位に遷移する際に、出力電圧の上昇、下降が迅速化し、動作の安定性を損なうことなく、スルーレートを増大させることかできる。また、位相補償容量を接続した増幅器の段数が何段であってもその全ての位相補償容量に対して同時に充放電の加速電流を供給しスルーレートを増大させることができる。
<第1の実施例>
図2に本発明の第1の実施例の演算増幅器20の構成を示す。差動接続のPMOSトランジスタM1,M2、電流I1の電流源CS1、トランジスタM1,M2の能動負荷としてのカレントミラー接続されたNMOSトランジスタM3,M4により、第1の差動回路21が構成される。また、差動接続のPMOSトランジスタMC1,MC2、電流I2の電流源CS2により、第2の差動回路22を構成される。さらに、差動接続のPMOSトランジスタMC3,MC4、電流I3の電流源CS3により、第3の差動回路23を構成される。NMOSトランジスタMC5,MC6,MC7は第2の差動回路22のトランジスタMC2のドレイン電流を基準電流とする第1のカレントミラー回路24を構成し、PMOSトランジスタMC8,MC9,MC10は第3の差動回路23のトランジスタMC3のドレイン電流を基準電流とする第2のカレントミラー回路25を構成する。26,27は単相増幅器、CC1,CC2は出力端子OUTから単相増幅器26,27の入力側に帰還接続された位相補償容量である。第1のカレントミラー回路24は、位相補償容量CC1,CC2に対して放電電流を同時に追加供給する。また、第2のカレントミラー回路25は、位相補償容量CC1,CC2に対して充電電流を同時に追加供給する。
図2に本発明の第1の実施例の演算増幅器20の構成を示す。差動接続のPMOSトランジスタM1,M2、電流I1の電流源CS1、トランジスタM1,M2の能動負荷としてのカレントミラー接続されたNMOSトランジスタM3,M4により、第1の差動回路21が構成される。また、差動接続のPMOSトランジスタMC1,MC2、電流I2の電流源CS2により、第2の差動回路22を構成される。さらに、差動接続のPMOSトランジスタMC3,MC4、電流I3の電流源CS3により、第3の差動回路23を構成される。NMOSトランジスタMC5,MC6,MC7は第2の差動回路22のトランジスタMC2のドレイン電流を基準電流とする第1のカレントミラー回路24を構成し、PMOSトランジスタMC8,MC9,MC10は第3の差動回路23のトランジスタMC3のドレイン電流を基準電流とする第2のカレントミラー回路25を構成する。26,27は単相増幅器、CC1,CC2は出力端子OUTから単相増幅器26,27の入力側に帰還接続された位相補償容量である。第1のカレントミラー回路24は、位相補償容量CC1,CC2に対して放電電流を同時に追加供給する。また、第2のカレントミラー回路25は、位相補償容量CC1,CC2に対して充電電流を同時に追加供給する。
このように、本実施例は3段増幅構成で、2個所に位相補償容量CC1,CC2を備えた入れ子型補償の演算増幅器である。このような複数の位相補償容量を備えた演算増幅器でスルーレートを増大するには、これらの位相補償容量CC1,CC2の充放電電流を同時に追加する必要がある。これについて、特許文献1の技術では1段目の位相補償容量CC1への充放電電流を追加することができても、2段目の位相補償容量CC2の充放電電流を追加できず、結果としてスルーレートは位相補償容量CC2の充放電時間で制限される。これに対し、本発明では第1、第2のカレントミラー回路24,25において出力電流を出力するトランジスタの数を増やしていけば、位相補償容量を接続した増幅器の段数が何段であってもその全ての位相補償容量に対して充放電電流を同時に追加させることができ、スルーレート増大の効果を得るという特長を持つ。
本実施例の回路動作説明を簡単にするために、第2および第3の差動回路22,23のトランジスタMC1,MC2,MC3、MC4のゲート幅Wおよびゲート長Lは同じ値とする。トランジスタMC1,MC2,MC3,MC4において、電流の流れる経路が完全に切り替わる時の入力端子間電位差Vdifは、それぞれのトランジスタのオーバードライブ電圧Vovとの間に以下の関係がある。
ここで、Idはトランジスタのドレイン電流、μはチャネルでのキャリア移動度、Coxは単位面積当たりのゲート酸化膜容量、Wはゲート幅、Lはゲート長である。
ここで、Idはトランジスタのドレイン電流、μはチャネルでのキャリア移動度、Coxは単位面積当たりのゲート酸化膜容量、Wはゲート幅、Lはゲート長である。
上記のようにして構成される演算増幅器を、図5に示すように反転入力端子IN-と出力端子OUTを接続してボルテージホロアを構成し、正転入力端子IN+にパルス信号が入力されたときの信号伝播について述べる。ここで正転入力端子IN+の電位をVIN+、反転入力端子IN−(OUT)の電位をVIN−(VOUT)と表記する。図6は入出力電圧の特性図であり、実線が本実施例の特性、破線が図4の従来例の特性である。
始めに、パルス上昇時、すなわち正転入力端子IN+に低電圧VLから高電圧VHへのパルス信号が入力された時について述べる。図6において、時刻t0からt1までは電圧VIN+とVIN−は同電位VLである。このとき第2の差動回路22では、トランジスタMC1がオン状態、トランジスタMC2がオフ状態であり、電流源CS2より流れる電流I2は全てトランジスタMC1に流れ、第1のカレントミラー回路24には電流が流れない。同様に第3の差動回路23では、トランジスタMC3がオフ状態、トランジスタMC4がオン状態であり、電流源CS3へと流れる込む電流I3は全てトランジスタMC4から供給され、第2のカレントミラー回路25には電流が流れない。従って、時刻t0からt1までの演算増幅器20の状態は従来例と同じであり、演算増幅器の安定性も従来例と同じである。
次に、時刻t1で反転入力端子IN+に高電位VHが任意のパルス立ち上がり速度で印加され、時刻t2で正転入力端子IN+と反転入力端子IN−の入力端子間電位差Vdifが、式(3)から決まる値Vdif1に達するまでの状態を説明する。Vdif1は第2の差動回路22トランジスタMC1に流れていた電流I2がトランジスタMC2に流れ始める電位差である。
ここで|VovM1|はトランジスタM1のオーバードライブ電圧、|VtpM1|はトランジスタM1の閉値電圧、|VovMC2|はトランジスタMC2のオーバードライブ電圧である。
ここで|VovM1|はトランジスタM1のオーバードライブ電圧、|VtpM1|はトランジスタM1の閉値電圧、|VovMC2|はトランジスタMC2のオーバードライブ電圧である。
時刻t1とt2の間では、トランジスタM1がオフ状態、M2がオン状態となり、電流源CS1から流れる電流I1が全てトランジスタM2に流れる。また、トランジスタMC1とMC2、MC3とMC4の状態は、時刻t0からt1までの状態と変わらない。したがって、トランジスタM4のドレイン電流は電流I1となり、トランジスタM3にはそのトランジスタM4のドレイン電流がミラーされるので、トランジスタM3のドレイン電流はI1となる。このときのスルーレートは図6の実線に示されるように従来例と同じであり、式(1)で表わされる。
時刻t2で入力端子間電位差Vdifが式(3)のVdif1より大きくなると、電流I2はトランジスタMC2に流れ始め、入力端子間電位差Vdifが式(4)で決まる値Vdif2以上になったとき電流I2は全てトランジスタMC2に流れる。
トランジスタMC2を経由した電流12はトランジスタMC5に流れ、第1のカレントミラー回路24の基準電流となる。そしてトランジスタMC6,MC7によってミラーされ、位相補償容量CC1,CC2の放電を加速する電流を同時に生成する。トランジスタMC5、MC6、MC7のゲートサイズを任意にすることで、それぞれの補償容量CC1,CC2に対する放電電流の追加量を任意に設定することができる。一方、第3の差動回路23では状態に変化はない。
トランジスタMC2を経由した電流12はトランジスタMC5に流れ、第1のカレントミラー回路24の基準電流となる。そしてトランジスタMC6,MC7によってミラーされ、位相補償容量CC1,CC2の放電を加速する電流を同時に生成する。トランジスタMC5、MC6、MC7のゲートサイズを任意にすることで、それぞれの補償容量CC1,CC2に対する放電電流の追加量を任意に設定することができる。一方、第3の差動回路23では状態に変化はない。
このときのスルーレートは次式で表わされる。
ここで、K1は第1のカレントミラー回路24のミラー倍率である。この式で表されるスルーレートは従来例である式(1)と比べて、「K1×I2/CC1」だけ大きな値となる。よって、図6に示すように出力電圧VOUTの立ち上がりが急峻となり、スルーレートが増大する。一方、図6の破線で示したように、従来例では「K1×I2」の供給がないため、スルーレートは時刻t2以前と同じ大きさである。
ここで、K1は第1のカレントミラー回路24のミラー倍率である。この式で表されるスルーレートは従来例である式(1)と比べて、「K1×I2/CC1」だけ大きな値となる。よって、図6に示すように出力電圧VOUTの立ち上がりが急峻となり、スルーレートが増大する。一方、図6の破線で示したように、従来例では「K1×I2」の供給がないため、スルーレートは時刻t2以前と同じ大きさである。
時刻t3で入力端子間電位差Vdifが式(3)で決まる値より小さくなった場合の動作を説明する。このとき、第2の差動回路22では、トランジスタMC1がオン状態、トランジスタMC2がオフ状態となり、電流源CS2の電流I2は全てトランジスタMC1に流れ、第1のカレントミラー回路24に電流I2は供給されない。一方、第3の差動回路23の状態に変化はない。また、第1の差動回路21のトランジスタM1はオフ状態のままで、トランジスタM2に電流源CS1の電流I1が流れる。このときのスルーレートは従来例と同じであり、式(1)で表わされる。その後、時刻t4で電圧VIN+と電圧VOUTは同電位VHとなる。従来例ではスルーレートが増加しないため、本実施例よりも遅れて時刻t5で電圧VIN+とVOUTは同電位VHとなっていた。
次にパルス下降時、すなわち正転入力端子IN+に高電圧VHから低電圧VLへのパルス信号が入力されたときの信号伝播については、これまで述べた動作が第3の差動回路23と第2のカレントミラー回路25について起こり、同様にスルーレートの増大効果を得る。
本実施例で示した演算増幅器20はMOSトランジスタのP型とN型は反対にすることができる。また、本実施例はバイポーラトランジスタの構成でも実現できる。
<第2の実施例>
図3に本発明の第2の実施例の演算増幅器30の構成を示す。差動接続のPNPトランジスタQ1,Q2、電流I1の電流源CS1、トランジスタQ1,Q2の能動負荷としてのカレントミラー接続されたNPNトランジスタQ3,Q4により、第1の差動回路31が構成される。また、差動接続のNPNトランジスタQC1,QC2、電流I2の電流源CS2により、第2の差動回路32が構成される。さらに、差動接続のNPNトランジスタQC3,QC4、電流I3の電流源CS3により、第3の差動回路33が構成される。PNPトランジスタQC5,QC6はトランジスタQC1のコレクタ電流を基準電流とする第4のカレントミラー回路38を構成し、NPNトランジスタQC7,QC8,QC9はトランジスタQC6のコレクタ電流を基準電流とする第1のカレントミラー回路34を構成し、PNPトランジスタMC10,MC11,MC12はトランジスタQC3のコレクタ電流を基準電流とする第2のカレントミラー回路35を構成する。36,37は単相増幅器、CC1,CC2は出力端子OUTから単相増幅器36,37の入力側に帰還接続された位相補償容量である。第1のカレントミラー回路34は、位相補償容量CC1,CC2に対して放電電流を同時に追加供給する。また、第2のカレントミラー回路35は、位相補償容量CC1,CC2に対して充電電流を同時に追加供給する。
図3に本発明の第2の実施例の演算増幅器30の構成を示す。差動接続のPNPトランジスタQ1,Q2、電流I1の電流源CS1、トランジスタQ1,Q2の能動負荷としてのカレントミラー接続されたNPNトランジスタQ3,Q4により、第1の差動回路31が構成される。また、差動接続のNPNトランジスタQC1,QC2、電流I2の電流源CS2により、第2の差動回路32が構成される。さらに、差動接続のNPNトランジスタQC3,QC4、電流I3の電流源CS3により、第3の差動回路33が構成される。PNPトランジスタQC5,QC6はトランジスタQC1のコレクタ電流を基準電流とする第4のカレントミラー回路38を構成し、NPNトランジスタQC7,QC8,QC9はトランジスタQC6のコレクタ電流を基準電流とする第1のカレントミラー回路34を構成し、PNPトランジスタMC10,MC11,MC12はトランジスタQC3のコレクタ電流を基準電流とする第2のカレントミラー回路35を構成する。36,37は単相増幅器、CC1,CC2は出力端子OUTから単相増幅器36,37の入力側に帰還接続された位相補償容量である。第1のカレントミラー回路34は、位相補償容量CC1,CC2に対して放電電流を同時に追加供給する。また、第2のカレントミラー回路35は、位相補償容量CC1,CC2に対して充電電流を同時に追加供給する。
本実施例では入力段の第1の差動回路31がPNP型であるのに対し、第2の差動回路32と第3の差動回路33をどちらもNPN型トランジスタで構成せれる。
上記のように構成される演算増幅器30を図5に示すように反転入力端子IN−と出力端子OUTを接続してボルテージホロアを構成し、正転入力端子IN+にパルス信号が入力されたときの信号伝播について述べる。ここで正転入力端子IN+の電位をVIN+、反転入力端子IN-(OUT)の電位をVIN−(VOUT)と表記する。
始めに、パルス上昇時、すなわち正転入力端子IN+に低電圧VLから高電圧VHへのパルス信号が入力された時について述べる。図6において、時刻t0からt1までは電圧VIN+とVIN−は同電位VLである。このとき、第2の差動回路32ではトランジスタQC1がオフ状態、トランジスタQC2がオン状態であり、電流源CS2へ流れる電流I2は全てトランジスタQC2から供給され、第3、2のカレントミラー回路36、37にも電流が流れない。同様に、第3の差動回路33ではトランジスタQC3がオフ状態、トランジスタQC4がオン状態であり、電流源CS3へと流れる電流I3は全てトランジスタQC4から供給され、第2のカレントミラー回路35には電流が流れない。従って、時刻t0からt1までの演算増幅器30の状態は従来例と同じであり、演算増幅器の安定性も従来例と同じである。
次に、時刻t1で正転入力端子IN+に電圧VHが任意のパルス立ち上がり速度で印加され、時刻t2で入力端子IN+とIN−の入力端子間電位差Vdifが式(6)で決まる値Vdif3に達するまでの状態を説明する。このVdif3は、第2の差動回路32のトランジスタQC2に流れていた電流I2がトランジスタQC1に流れ始める電位差である。
ここで、|VBEQ2|はトランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧、VtはVt=kt/qで熱電位である。
ここで、|VBEQ2|はトランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧、VtはVt=kt/qで熱電位である。
時刻t1とt2の間では、トランジスタQ1がオフ状態、トランジスタQ2がオン状態となり、電流源CS1から流れる電流I1が全てトランジスタQ2に流れる。また、第2、第3の差動回路32、33の状態は時刻t0からt1までの状態と変わらない。したがって、トランジスタQ4のコレクタ電流はI1となり、トランジスタQ3にはトランジスタQ4のコレクタ電流がミラーされるので、トランジスタQ3のコレクタ電流はI1となる。このときのスルーレートは、図6の実線に示されるように従来例と同じであり、式(1)で表わされる。
時刻t2で入力端子間電位差VdifがVdif3より大きくなると、電流I2はトランジスタQC1に流れ始め、入力端子間電位差Vdifが式(7)で決まる値Vdif4以上になったとき、電流I2は全てトランジスタQC1に流れる。
トランジスタQC1に流れる電流12はトランジスタQC5を流れ、第3のカレントミラー回路38の基準電流となる。そしてトランジスタQC6によってミラーされトランジスタQC7を流れ第1のカレントミラー回路34の基準電涜となり、トランジスタQC8,QC9によってミラーされ、位相補償容量CC1,CC2の放電を加速する電流を同時に生成する。トランジスタQC7,QC8,QC9のエミッタサイズを仕意に設定することで、それぞれの位相補償容量に対する放電電流を任意に追加することができる。一方、第3の差動回路33では状態に変化はない。
トランジスタQC1に流れる電流12はトランジスタQC5を流れ、第3のカレントミラー回路38の基準電流となる。そしてトランジスタQC6によってミラーされトランジスタQC7を流れ第1のカレントミラー回路34の基準電涜となり、トランジスタQC8,QC9によってミラーされ、位相補償容量CC1,CC2の放電を加速する電流を同時に生成する。トランジスタQC7,QC8,QC9のエミッタサイズを仕意に設定することで、それぞれの位相補償容量に対する放電電流を任意に追加することができる。一方、第3の差動回路33では状態に変化はない。
このときのスルーレートは式(5)で表わされる。この式で表されるスルーレートは従来例である式(1)と比べて、「K1×I2/CC1」だけ大きな値となる。よって、図6に示すように出力パルスの立ち上がりが急峻となりスルーレートが増大する。一方、図6の破線で示したように、従来例では「K1×I2」の供給がないため、スルーレートは時刻t2以前と同じ大きさである。
次に、時刻t3で入力端子間電位差VdifがVdif3より小さくなった場合の動作を説明する。このとき、第2の差動回路32ではトランジスタQC1がオフ状態、トランジスタQC2がオン状態となり、電流源CS2の電流I2は全てトランジスタQC2に流れ、第3のカレントミラー回路36に電流I2は供給されない。一方、第3の差動回路33の状態に変化はない。また、第1の差動回路31のトランジスタQ1はオフ状態のままで、トランジスタQ2に電流11が流れる。このときのスルーレートは従来例と同じであり、式(1)で表わされる。その後、時刻t4で電圧VIN+とVOUTは同電位VHとなる。従来例ではスルーレートが増加しないため、本実施例より遅れて時刻t5で電圧VIN+とVOUTは同電位VHとなる。
パルス下降時、すなわち正転入力端子IN+に高電圧VHから低電圧VLへのパルス信号が入力されたときの信号伝播については、これまで述べた動作が第3の差動回路33と、第2、第3のカレントミラー回路35,38について起こり、同様にスルーレートの増大効果を得る。
なお、本実施例で示した図3の回路は、各バイポーラトランジスタの導電型を反対にしても同等の効果を得ることができる。また、当然ながらバイポーラトランジスタをMOSトランジスタに置き換えることもできる。
10:本発明の原理の演算増幅器、11:第1の差動回路、11a,11b:トランジスタ、CS1:電流源、121〜12n:単相増幅器、13:電流制御部、CC1〜CCn:位相補償容量
20:第1の実施例の演算増幅器、21:第1の差動回路、22:第2の差動回路、23:第3の差動回路、24:第1のカレントミラー回路、25:第2のカレントミラー回路、26,27:増幅器
30:第2の実施例の演算増幅器、31:第1の差動回路、32:第2の差動回路、33:第3の差動回路、34:第1のカレントミラー回路、35:第2のカレントミラー回路、36,37:増幅器、38:第3のカレントミラー回路
20:第1の実施例の演算増幅器、21:第1の差動回路、22:第2の差動回路、23:第3の差動回路、24:第1のカレントミラー回路、25:第2のカレントミラー回路、26,27:増幅器
30:第2の実施例の演算増幅器、31:第1の差動回路、32:第2の差動回路、33:第3の差動回路、34:第1のカレントミラー回路、35:第2のカレントミラー回路、36,37:増幅器、38:第3のカレントミラー回路
Claims (6)
- ゲートが正転入力端子に接続された第1のトランジスタ、ゲートが反転入力端子に接続された第2のトランジスタ、該第1および第2のトランジスタのソースに共通接続された第1の電流源、並びに前記第1および第2のトランジスタのドレインに接続された負荷を有する第1の差動回路と、該第1の差動回路からの出力信号を増幅する1又は2段以上縦続接続された増幅器と、該1又は2段以上の各増幅器の入力側と出力端子の間に接続された1又は2以上の位相補償容量とを備えた演算増幅器において、
前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧よりも第1の所定値以上高くなると前記1又は2以上の位相補償容量に対し放電電流を追加供給し、第2の所定値以上低くなると前記1又は2以上の位相補償容量に対し充電電流を追加供給する電流制御部を備えたことを特徴とする演算増幅器。 - 請求項1に記載の演算増幅器において、
前記電流制御部は、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧より前記第1の所定値以上高くなると出力電流を増大させる第2の差動回路と、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧よりも前記第2の所定値以上低くなると出力電流を増大させる第3の差動回路と、前記第2の差動回路の前記出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に放電電流を追加供給する第1のカレントミラー回路と、前記第3の差動回路の前記出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に充電電流を追加供給する第2のカレントミラー回路とを含む、
ことを特徴とする演算増幅器。 - 請求項1に記載の演算増幅器において、
前記電流制御部は、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧より前記第1の所定値以上高くなると出力電流を増大させる第2の差動回路と、前記正転入力端子の電圧が前記反転入力端子の電圧よりも前記第2の所定値以上低くなると出力電流を増大させる第3の差動回路と、前記第2の差動回路の前記出力電流をミラーする第3のカレントミラー回路と、該第3のカレントミラー回路の出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に放電電流を追加供給する第1のカレントミラー回路と、前記第3の差動回路の前記出力電流をミラーして前記1又は2以上の位相補償容量に充電電流を追加供給する第2のカレントミラー回路とを含む、
ことを特徴とする演算増幅器。 - 請求項2に記載の演算増幅器において、
前記第2の差動回路を前記第1の差動回路を構成する差動接続トランジスタと同じ極性の差動接続トランジスタで構成し、前記第3の差動回路を前記第1の差動回路を構成する差動接続トランジスタと逆の極性の差動接続トランジスタで構成したことを特徴とする演算増幅器。 - 請求項3に記載の演算増幅器において、
前記第2の差動回路および前記第3の差動回路を、前記第1の差動回路を構成する差動接続トランジスタと逆の極性の差動接続トランジスタで構成したことを特徴とする演算増幅器。 - 請求項1、2、3又は4に記載の演算増幅器において、
前記各トランジスタをバイポーラトランジスタに置き換え、前記ゲートをベースに、前記ドレインをコレクタに、前記ソースをエミッタにそれぞれ置き換えたことを特徴とする演算増幅器。
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- 2010-02-12 JP JP2010028794A patent/JP2011166573A/ja active Pending
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