JP2017079397A - 増幅回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】位相余裕が改善された高利得な増幅回路を提供する。【解決手段】一実施形態に係る増幅回路は、第1の増幅器と、第2の増幅器と、第3の増幅器と、容量と、を備える。第1の増幅器は、入力信号が入力される。第2の増幅器は、第1の増幅器より後段に接続される。第3の増幅器は、入力信号が入力され、第2の増幅器の出力信号と同位相の出力信号を出力する。容量は、第2の増幅器の出力端子と、第3の増幅器の出力端子と、の間に接続される。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、増幅回路に関する。
従来、高利得な増幅回路として、増幅器を多段に縦続接続した多段増幅回路が提案されている。多段増幅回路では、増幅器の段数の分だけ入力信号の位相が回転するため、出力信号が不安定になるという問題がある。このような不安定性を改善するために、ミラー効果を利用した位相補償(ミラー補償)が利用されている。しかしながら、ミラー補償を利用すると、増幅回路の信号帯域が狭くなる。このため、多段増幅回路の位相余裕の改善と、信号帯域の広域化と、を両立することは困難であった。
従来、位相余裕と信号帯域とを両立する方法として、2段増幅回路の2段目の増幅器と並列に、直列に接続された増幅器及び容量を含む補償経路を設ける方法が提案されている。しかしながら、この増幅回路では、補償経路も2段増幅回路を構成するため、位相余裕の改善量が小さかった。
また、他の方法として、2段増幅回路と並列に1段増幅回路を接続する構成も提案されている。しかしながら、この増幅回路では、出力抵抗の低下により、直流利得が低下するため、高利得な増幅回路の実現が困難である。
IEEE JSSC Vol.32, No.12, pp.2000-2011, 1997
位相余裕が改善された高利得な増幅回路を提供する。
一実施形態に係る増幅回路は、第1の増幅器と、第2の増幅器と、第3の増幅器と、容量と、を備える。第1の増幅器は、入力信号が入力される。第2の増幅器は、第1の増幅器より後段に接続される。第3の増幅器は、入力信号が入力され、第2の増幅器の出力信号と同位相の出力信号を出力する。容量は、第2の増幅器の出力端子と、第3の増幅器の出力端子と、の間に接続される。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る増幅回路について、図1〜図3を参照して説明する。本実施形態では、単相構成を有する増幅回路について説明する。図1は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図1の増幅回路は、2つの増幅器が縦続接続された2段増幅回路であり、入力端子TINと、出力端子TOUTと、増幅器A1〜A3と、容量CCと、を備える。
第1実施形態に係る増幅回路について、図1〜図3を参照して説明する。本実施形態では、単相構成を有する増幅回路について説明する。図1は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図1の増幅回路は、2つの増幅器が縦続接続された2段増幅回路であり、入力端子TINと、出力端子TOUTと、増幅器A1〜A3と、容量CCと、を備える。
図1のCLは、増幅回路が駆動する負荷容量である。負荷容量CLは、出力端子TOUTと接地線(第1基準電圧線)との間に接続されている。
入力端子TINは、増幅回路の入力信号を入力される。以下では、入力信号は、電圧信号VINであるものとするが、電流信号であってもよい。以下、入力信号VINという。
出力端子TOUTは、入力信号VINを所定の利得で増幅した、増幅回路の出力信号を出力する。以下では、出力信号は、電圧信号VOUTであるものとするが、電流信号であってもよい。以下、出力信号VOUTという。
増幅器A1(第1の増幅器)は、単相構成(シングルエンド入力かつシングルエンド出力)を有する反転増幅器である。増幅器A1は、増幅回路の1段目の増幅段(入力増幅段)を構成する。増幅器A1は、入力端子が入力端子TINに接続され、出力端子が増幅器A2の入力端子に接続されている。増幅器A1は、入力信号VINを入力され、所定の利得で反転増幅する。増幅器A1の出力信号は、増幅器A2に入力される。
増幅器A2(第2の増幅器)は、単相構成を有する反転増幅器であり、増幅器A1の後段に接続されている。増幅器A2は、増幅回路の2段目の増幅段(出力増幅段)を構成する。増幅器A2は、入力端子が増幅器A1の出力端子に接続され、出力端子が出力端子TOUTに接続されている。増幅器A2は、増幅器A1の出力信号を入力され、所定の利得で反転増幅する。増幅器A2の出力信号は、出力信号VOUTとして出力される。
容量CCは、容量値CCを有するフィードフォワード容量であり、一端が増幅器A2の出力端子に接続され、他端が増幅器A3の出力端子に接続されている。すなわち、容量CCは、増幅器A2の出力端子と、増幅器A3の出力端子と、の間に接続されている。
増幅器A3(第3の増幅器)は、単相構成を有する非反転増幅器である。増幅器A3は、入力端子が増幅器A1の入力端子に接続され、出力端子が容量CCの他端に接続されている。すなわち、増幅器A3は、容量CCとともに、増幅器A1,A2と並列なフォワード経路を構成している。増幅器A3は、入力信号VINを入力され、所定の利得で非反転増幅する。増幅器A3の出力信号は、増幅器A2の出力信号と同位相であり、容量CCを介して、増幅器A2の出力信号に重畳される。
図2は、図1の増幅回路の等価回路を示す図である。図2に示すように、増幅器A1は、並列に接続された、電圧制御電流源gm1と、抵抗rO1と、容量C1と、により表される。容量C1は、増幅器A2の入力端子が有する寄生容量である。電圧制御電流源gm1の電圧電流変換係数はgm1、抵抗rO1の抵抗値はrO1、容量C1の容量値はC1であるものとする。
また、増幅器A2は、並列に接続された、電圧制御電流源gm2と、抵抗rO2と、容量CLと、により表される。電圧制御電流源gm1の電圧電流変換係数はgm1、抵抗rO1の抵抗値はrO1であるものとする。
さらに、増幅器A3は、並列に接続された、電圧制御電流源gm3と、抵抗rO3、により表される。電圧制御電流源gm3の電圧電流変換係数は−gm3、抵抗rO3の抵抗値はrO3であるものとする。
このとき、図1の増幅回路の伝達関数VOUT/VINは、以下の式で表される。
式(1)において、sはラプラス演算子である。式(1)のsに0を代入することにより、図1の増幅回路の直流利得ADCは以下のように求められる。
式(2)からわかるように、図1の増幅回路の直流利得ADCは、増幅回路A1の直流利得であるgm1×rO1と、増幅回路A2の直流利得であるgm2×rO2と、の積となる。すなわち、図1の増幅回路の直流利得ADCは、増幅器A1,A2と並列に接続された増幅器A3の影響を受けない。これは、増幅器A2,A3の出力端子間に、容量CCが接続されているためである。
上述の通り、従来の増幅回路では、2段増幅回路と並列に1段増幅回路を接続すると、直流利得が低下する。これに対して、図1の増幅回路は、増幅器A1,A2と並列に増幅器A3を接続しても、直流利得が低下しない。したがって、図1の増幅回路により、従来の増幅回路より高い直流利得を有する増幅回路を実現できる。
また、式(1)におけるCC×CL及びC1×CCは非常に小さい。そこで、説明のために、CC×CL,C1×CCを0とすると、式(1)は以下のように書き換えられる。
式(3)の伝達関数より、図1の増幅回路が1つのゼロ点Z1と、2つのポールP1,P2と、を有することがわかる。説明を簡単にするために、gm1=gm2=gm3=gm、rO1=rO2=rO3=rOであり、各増幅器A1〜A3の利得が十分に高いとすると、ゼロ点Z1の周波数は1/rOCC、第1のポールP1の周波数は1/rOC1、第2のポールP2の周波数は1/rO(2CC+CL)となる。負荷容量CLは、寄生容量C1より大きいため、第2のポールP2の周波数は、第1のポールP1の周波数より、小さくなる。
図3は、図1の増幅回路の周波数特性を示すゲイン線図である。図3のX軸は周波数(Freq)、Y軸は利得(Gain)である。図3において、実線(フォワード経路あり)は図1の増幅回路の周波数特性、破線(フォワード経路なし)は図1の増幅回路がフォワード経路を備えない場合の周波数特性、一点鎖線は図1の増幅回路の出力信号VOUTにおける増幅器A3の寄与分を示す。
まず、フォワード経路を備えない場合の周波数特性について説明する。フォワード経路を備えない増幅回路の伝達関数は、式(3)のCCに0を代入したものである。したがって、フォワード経路を備えない増幅回路は、ゼロ点を有さず、2つのポールP1′,P2′を有する。
第1のポールP1′の周波数は、図1の増幅回路の第1のポールP1の周波数と同じである。一方、第2のポールP2′の周波数は、容量CCがないことにより、1/rOCLとなり、図1の増幅回路の第2のポールP2の周波数より高くなる。
しかしながら、フォワード経路を備えない増幅回路では、2つのポールP1′,P2′の周波数が、いずれもユニティゲイン周波数FUG′(利得が1になる周波数)より低くなる。このため、ユニティゲイン周波数FUG′において、位相が180°程度遅れてしまう。この結果、フォワード経路を備えない増幅回路では、十分な位相余裕が得られない。
これに対して、図1の増幅回路は、第2のポールP2の周波数が、第2のポールP2′の周波数より低くなるものの、ゼロ点Z1の周波数がユニティゲイン周波数FUGより低くなる。すなわち、ユニティゲイン周波数FUGより低い周波数に、ゼロ点が形成される。これは、増幅器A3の出力信号が、容量CCを介して出力信号VOUTに重畳されるためである。
図1の増幅回路では、このゼロ点Z1において位相が進むため、ユニティゲイン周波数FUGにおける位相の遅れは、90°程度となる。すなわち、フォワード経路を備えない増幅回路に比べて、位相余裕を改善(大きく)することができる。
また、図3からわかるように、図1の増幅回路のユニティゲイン周波数FUGは、フォワード経路を備えない増幅回路のユニティゲイン周波数FUG′より高くなる。すなわち、図1の構成により、増幅回路の信号帯域を広くすることができる。
なお、本実施形態では、2段増幅回路を例に説明したが、本実施形態に係る増幅回路は、3段以上の増幅器を備えてもよい。この場合、増幅器A1(入力増幅段)と増幅器A2(出力増幅段)との間に、新たな増幅器を縦続接続するとともに、増幅器A2の出力信号と増幅器A3の出力信号とが同位相となるように、帰還経路を構成すればよい。
例えば、本実施形態に係る増幅回路を3段増幅回路とする場合、増幅器A1と増幅器A2との間に、新たな増幅器を接続すればよい。このとき、増幅器A2は、3段目の増幅段(出力増幅段)を構成する。新たな増幅器が反転増幅器である場合には、増幅器A3を反転増幅器とし、増幅器A1,A2と並列なフォワード経路を構成すればよい。これにより、増幅器A3の出力信号が、増幅器2の出力信号と同位相となり、本実施形態における上述の効果が得られる。すなわち、増幅回路の位相余裕を改善し、信号帯域を広くすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る増幅回路について、図4及び図5を参照して説明する。本実施形態では、差動構成(差動入力かつ差動出力)を有する増幅回路について説明する。図4は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。
第2実施形態に係る増幅回路について、図4及び図5を参照して説明する。本実施形態では、差動構成(差動入力かつ差動出力)を有する増幅回路について説明する。図4は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。
図4の増幅回路は、2つの増幅器が縦続接続された2段増幅回路であり、正入力端子TINPと、負入力端子TINMと、正出力端子TOUTPと、負出力端子TOUTMと、増幅器A1〜A3と、を備える。また、本実施形態に係る増幅回路は、差動構成を有するため、2つの容量CC1,CC2を備える。図4におけるCLP,CLMは、図4の増幅回路が駆動する負荷容量である。負荷容量CLPは、正出力端子TOUTPと接地線との間に接続されている。負荷容量CLMは、負出力端子TOUTMと接地線との間に接続されている。
正入力端子TINPは、差動入力される2つの入力信号のうち、正極性(第2極性)を有する入力信号VINPが入力される。負入力端子TINMは、差動入力される2つの入力信号のうち、負極性(第1極性)を有する入力信号VINMが入力される。
正出力端子TOUTPは、差動出力される2つの出力信号のうち、正極性を有する出力信号VOUTPを出力する。負出力端子TOUTMは、差動出力される2つの出力信号のうち、負極性を有する出力信号VOUTMを出力する。
増幅器A1は、差動構成(差動入力かつ差動出力)を有する完全差動増幅器である。増幅器A1は、増幅回路の1段目の増幅段(入力増幅段)を構成する。増幅器A1は、正入力端子と、負入力端子と、正出力端子と、負出力端子と、を備える。
正入力端子は、正入力端子TINPに接続され、入力信号VINPが入力される。負入力端子は、負入力端子TINMに接続され、入力信号VINMが入力される。正出力端子は、増幅器A2の正入力端子に接続され、正極性を有する出力信号を出力する。負出力端子は、増幅器A2の負入力端子に接続され、負極性を有する出力信号を出力する。
なお、本実施形態に係る増幅回路は、増幅器A1の代わりに、単相構成を有する2つの反転増幅器を備えてもよい。この場合、一方の反転増幅器の入力端子を正入力端子TINPに接続し、出力端子を増幅器A2の負入力端子に接続するとともに、他方の反転増幅器の入力端子を負入力端子TINMに接続し、出力端子を増幅器A2の正入力端子に接続すればよい。
増幅器A2は、差動構成を有する完全差動増幅器である。増幅器A2は、増幅回路の2段目の増幅段(出力増幅段)を構成する。増幅器A2は、正入力端子と、負入力端子と、正出力端子と、負出力端子と、を備える。
正入力端子は、増幅器A1の正出力端子に接続され、増幅器A1の正極性を有する出力信号が入力される。負入力端子は、増幅器A1の負出力端子に接続され、増幅器A1の負極性を有する出力信号が入力される。正出力端子は、正出力端子TOUTPに接続され、正極性を有する出力信号を出力する。負出力端子は、負出力端子TOUTMに接続され、負極性を有する出力信号を出力する。
なお、本実施形態に係る増幅回路は、増幅器A2の代わりに、単相構成を有する2つの反転増幅器を備えてもよい。この場合、一方の反転増幅器の入力端子を増幅器A1の正出力端子に接続し、出力端子を負出力端子TOUTMに接続するとともに、他方の反転増幅器の入力端子を増幅器A1の負出力端子に接続し、出力端子を正出力端子TOUTPに接続すればよい。
容量CC1,CC2は、それぞれ増幅器A2及び増幅器A3の同極性を有する出力端子間に接続されている。同極性を有する出力端子からは、同極性を有する出力信号、すなわち、同位相の出力信号が出力される。
容量CC1(第1の容量)は、容量値CC1を有するフィードフォワード容量であり、一端が増幅器A2の負出力端子に接続され、他端が増幅器A3の負出力端子に接続されている。すなわち、容量CC1は、増幅器A2の負出力端子と、増幅器A3の負出力端子と、の間に接続されている。
容量CC2(第2の容量)は、容量値CC2を有するフィードフォワード容量であり、一端が増幅器A2の正出力端子に接続され、他端が増幅器A3の正出力端子に接続されている。すなわち、容量CC1は、増幅器A2の正出力端子と、増幅器A3の正出力端子と、の間に接続されている。
増幅器A3(第3の増幅器)は、差動構成を有する完全差動増幅器である。増幅器A3は、容量CC1とともに、正入力端子TINPと負出力端子TOUTMとの間を接続するフォワード経路を構成する。また、増幅器A3は、容量CC2とともに、負入力端子TINMと正出力端子TOUTPとの間を接続するフォワード経路を構成する。増幅器A3は、正入力端子と、負入力端子と、正出力端子と、負出力端子と、を備える。
正入力端子は、増幅器A1の正入力端子に接続され、入力信号VINPが入力される。負入力端子は、増幅器A1の負入力端子に接続され、入力信号VINMが入力される。正出力端子は、容量CC2の他端に接続され、正極性を有する出力信号を出力する。負出力端子は、容量CC1の他端に接続され、負極性を有する出力信号を出力する。
このような構成により、出力信号VOUTPは、容量CC2を介して、2つの同位相の信号である、増幅器A2の正極性を有する出力信号と、増幅器A3の正極性を有する出力信号と、を重畳した信号となる。したがって、増幅回路の正極性側の位相余裕を改善し、信号帯域を広くすることができる。
これと同様に、出力信号VOUTMは、容量CC1を介して、2つの同位相の信号である、増幅器A2の負極性を有する出力信号と、増幅器A3の負極性を有する出力信号と、を重畳した信号となる。したがって、増幅回路の負極性側の位相余裕を改善し、信号帯域を広くすることができる。
なお、本実施形態に係る増幅回路は、増幅器A3の代わりに、単相構成を有する2つの反転増幅器を備えてもよい。この場合、一方の反転増幅器の入力端子を増幅器A1の正入力端子に接続し、出力端子を容量CC1の他端に接続するとともに、他方の反転増幅器の入力端子を増幅器A1の負入力端子に接続し、出力端子を容量CC2の他端に接続すればよい。
図5は、図4の増幅回路の具体例を示す図である。図5の例では、増幅器A1は、差動対を構成するトランジスタM1,M2と、電流源I1〜I3と、を備える。
トランジスタM1は、NチャネルMOSトランジスタ(以下、「NMOS」という)であり、ソース端子が電流源I3の一端に接続され、ドレイン端子が電流源I1の一端に接続され、ゲート端子が正入力端子TINPに接続されている。
トランジスタM2は、NMOSであり、ソース端子が電流源I3の一端に接続され、ドレイン端子が電流源I2の一端に接続され、ゲート端子が負入力端子TINMに接続されている。
電流源I1は、トランジスタM1の負荷であり、一端がトランジスタM1のドレイン端子に接続され、他端が電源線(第2基準電圧線)に接続されている。
電流源I2は、トランジスタM2の負荷であり、一端がトランジスタM2のドレイン端子に接続され、他端が電源線に接続されている。
電流源I3は、トランジスタM1,M2のテール電流源であり、一端がトランジスタM1,M2のソース端子に接続され、他端が接地線に接続されている。
トランジスタM1のゲート端子は、増幅器A1の正入力端子に相当し、トランジスタM1のドレイン端子は増幅器Aの負出力端子に相当する。また、トランジスタM2のゲート端子は、増幅器A1の負入力端子に相当し、トランジスタM2のドレイン端子は増幅器Aの正出力端子に相当する。
増幅器A2は、トランジスタM7〜M10と、電圧源Vb5〜Vb8と、を備える。
トランジスタM7は、NMOSであり、ソース端子が接地線に接続され、ドレイン端子が容量CC2の一端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb5の一端に接続されている。
トランジスタM8は、PチャネルMOSトランジスタ(以下、「PMOS」という)であり、ソース端子が電源線に接続され、ドレイン端子が容量CC2の一端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb6の一端に接続されている。
電圧源Vb5は、一端がトランジスタM7のゲート端子に接続され、他端がトランジスタM1のドレイン端子に接続されている。
電圧源Vb6は、一端がトランジスタM8のゲート端子に接続され、他端がトランジスタM1のドレイン端子に接続されている。
電圧源Vb5,Vb6の他端は、増幅器A2の負入力端子に相当する。トランジスタM7,M8のドレイン端子は、増幅器A2の正出力端子に相当する。
トランジスタM9は、NMOSであり、ソース端子が接地線に接続され、ドレイン端子が容量CC1の一端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb7の一端に接続されている。
トランジスタM10は、PMOSであり、ソース端子が電源線に接続され、ドレイン端子が容量CC1の一端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb8の一端に接続されている。
電圧源Vb7は、一端がトランジスタM9のゲート端子に接続され、他端がトランジスタM2のドレイン端子に接続されている。
電圧源Vb8は、一端がトランジスタM10のゲート端子に接続され、他端がトランジスタM2のドレイン端子に接続されている。
電圧源Vb7,Vb8の他端は、増幅器A2の正入力端子に相当する。トランジスタM9,M10のドレイン端子は、増幅器A2の負出力端子に相当する。
増幅器A3は、トランジスタM3〜M6と、電圧源Vb1〜Vb4と、を備える。
トランジスタM3は、NMOSであり、ソース端子が接地線に接続され、ドレイン端子が容量CC2の他端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb1の一端に接続されている。
トランジスタM4は、PMOSであり、ソース端子が電源線に接続され、ドレイン端子が容量CC2の他端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb2の一端に接続されている。
電圧源Vb1は、一端がトランジスタM3のゲート端子に接続され、他端が負入力端子TINMに接続されている。
電圧源Vb2は、一端がトランジスタM4のゲート端子に接続され、他端が負入力端子TINMに接続されている。
電圧源Vb1,Vb2の他端は、増幅器A3の負入力端子に相当する。トランジスタM3,M4のドレイン端子は、増幅器A2の正出力端子に相当する。
トランジスタM5は、NMOSであり、ソース端子が接地線に接続され、ドレイン端子が容量CC1の他端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb3の一端に接続されている。
トランジスタM6は、PMOSであり、ソース端子が電源線に接続され、ドレイン端子が容量CC1の他端に接続され、ゲート端子が電圧源Vb4の一端に接続されている。
電圧源Vb3は、一端がトランジスタM5のゲート端子に接続され、他端が正入力端子TINPに接続されている。
電圧源Vb8は、一端がトランジスタM6のゲート端子に接続され、他端が正入力端子TINPに接続されている。
電圧源Vb3,Vb4の他端は、増幅器A3の正入力端子に相当する。トランジスタM5,M6のドレイン端子は、増幅器A3の負出力端子に相当する。
以上のような構成により、図4の増幅回路を実現することができる。図5において、増幅器A2,A3は、いわゆるプッシュプル回路であり、高い電流効率及び広い出力信号振幅範囲を有する。したがって、図5の構成により、増幅回路の電流効率を向上させ、出力信号振幅範囲を拡大することができる。
なお、図5の例では、増幅器A1は、差動対により構成されているが、増幅器A2,A3と同様に、プッシュプル回路により構成することも可能である。また、図1の増幅回路の増幅器A1〜A3の少なくとも1つを、プッシュプル回路により構成してもよい。
さらに、以上の説明では、増幅回路をMOSトランジスタにより構成する場合を例に説明したが、バイポーラトランジスタにより構成することも可能である。増幅回路をバイポーラトランジスタにより構成する場合、本明細書におけるNMOS、PMOS、ソース端子、ドレイン端子、及びゲート端子を、それぞれNPN型バイポーラトランジスタ、PNP型バイポーラトランジスタ、エミッタ端子、コレクタ端子、及びベース端子と読み替えればよい。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る増幅回路について、図6を参照して説明する。本実施形態では、同相帰還回路(CMFB:Common Mode Feedback Loop)を備える増幅回路について説明する。図6は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図6の増幅回路は、同相帰還回路1〜3を備える。他の構成は、図4と同様である。
第3実施形態に係る増幅回路について、図6を参照して説明する。本実施形態では、同相帰還回路(CMFB:Common Mode Feedback Loop)を備える増幅回路について説明する。図6は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図6の増幅回路は、同相帰還回路1〜3を備える。他の構成は、図4と同様である。
同相帰還回路1は、増幅器A1の正出力端子及び負出力端子の電圧に基づいて、増幅器A1の出力同相電圧(動作点)を所定の電圧に設定する。出力同相電圧の設定方法は、任意に選択可能である。同相帰還回路1は、例えば、増幅器A1のバイアス電流を制御することにより、増幅器A1の出力同相電圧を設定する。
同相帰還回路2は、増幅器A2の正出力端子及び負出力端子の電圧に基づいて、増幅器A2の出力同相電圧を所定の電圧に設定する。出力同相電圧の設定方法は、任意に選択可能である。同相帰還回路2は、例えば、増幅器A2のバイアス電流を制御することにより、増幅器A2の出力同相電圧を設定する。
同相帰還回路3は、増幅器A3の正出力端子及び負出力端子の電圧に基づいて、増幅器A3の出力同相電圧を所定の電圧に設定する。出力同相電圧の設定方法は、任意に選択可能である。同相帰還回路3は、例えば、増幅器A3のバイアス電流を制御することにより、増幅器A3の出力同相電圧を設定する。
以上のような構成により、増幅器A1〜A3の直流利得が高い場合であっても、増幅器A1〜A3の出力同相電圧を、それぞれ安定させることができる。
本実施形態では、増幅器A2,A3は、容量CC1,CC2を介して接続されている。このため、増幅器A2,A3の動作点は異なってもよい。同相帰還回路2,3をそれぞれ設けることにより、増幅器A2,A3の動作点をそれぞれ最適な値に設定することができる。
なお、図6の例では、増幅回路は、同相帰還回路を3つ備えるが、いずれか1つ又は2つを備える構成も可能である。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る増幅回路について、図7を参照して説明する。本実施形態では、ミラー補償を適用した増幅回路について説明する。図7は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図7の増幅回路は、ミラー容量CM1,CM2を備える。他の構成は、図4と同様である。
第4実施形態に係る増幅回路について、図7を参照して説明する。本実施形態では、ミラー補償を適用した増幅回路について説明する。図7は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図7の増幅回路は、ミラー容量CM1,CM2を備える。他の構成は、図4と同様である。
ミラー容量CM1は、一端が増幅器A2の負入力端子に接続され、他端が増幅器A2の正出力端子に接続されている。すなわち、ミラー容量CM1は、増幅器A2の負入力端子と正出力端子との間に接続されており、ミラー補償回路を構成している。本実施形態では、ミラー容量CM1によるミラー補償により、増幅回路の正極性側の位相余裕をさらに改善することができる。
ミラー容量CM2は、一端が増幅器A2の正入力端子に接続され、他端が増幅器A2の負出力端子に接続されている。すなわち、ミラー容量CM2は、増幅器A2の正入力端子と負出力端子との間に接続されており、ミラー補償回路を構成している。本実施形態では、ミラー容量CM2によるミラー補償により、増幅回路の負極性側の位相余裕をさらに改善することができる。
なお、本実施形態と同様に、単相構成を有する第1実施形態に係る増幅回路に、ミラー補償を適用することも可能である。この場合、図1の増幅器A2の入力端子と出力端子との間にミラー容量を接続し、ミラー補償回路を構成すればよい。これにより、出力信号VOUTの位相余裕をさらに改善することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る増幅回路について、図8を参照して説明する。本実施形態では、3つの増幅器が縦続接続された3段増幅回路について説明する。図8は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図8の増幅回路は、増幅器A4と、容量CC3,CC4と、増幅器A5と、を備える。他の構成は、図4と同様である。
第5実施形態に係る増幅回路について、図8を参照して説明する。本実施形態では、3つの増幅器が縦続接続された3段増幅回路について説明する。図8は、本実施形態に係る増幅回路の一例を示す図である。図8の増幅回路は、増幅器A4と、容量CC3,CC4と、増幅器A5と、を備える。他の構成は、図4と同様である。
増幅器A4(第4の増幅器)は、差動構成を有する完全差動増幅器である。増幅器A4は、増幅器A2の後段に接続されており、増幅回路の3段目の増幅段(出力増幅段)を構成する。増幅器A4は、正入力端子と、負入力端子と、正出力端子と、負出力端子と、を備える。
正入力端子は、増幅器A2の正出力端子に接続され、増幅器A2の正極性を有する出力信号が入力される。負入力端子は、増幅器A2の負出力端子に接続され、増幅器A2の負極性を有する出力信号が入力される。正出力端子は、正出力端子TOUTPに接続され、正極性を有する出力信号を出力する。負出力端子は、負出力端子TOUTMに接続され、負極性を有する出力信号を出力する。
なお、本実施形態に係る増幅回路は、増幅器A4の代わりに、単相構成を有する2つの反転増幅器を備えてもよい。この場合、一方の反転増幅器の入力端子を増幅器A2の正出力端子に接続し、出力端子を負出力端子TOUTMに接続するとともに、他方の反転増幅器の入力端子を増幅器A1の負出力端子に接続し、出力端子を正出力端子TOUTPに接続すればよい。
容量CC3,CC4は、それぞれ増幅器A4及び増幅器A5の同極性を有する出力端子間に接続されている。同極性を有する出力端子からは、同極性を有する出力信号、すなわち、同位相の出力信号が出力される。
容量CC3(第3の容量)は、容量値CC3を有するフィードフォワード容量であり、一端が増幅器A4の負出力端子に接続され、他端が増幅器A5の負出力端子に接続されている。すなわち、容量CC3は、増幅器A4の負出力端子と、増幅器A5の負出力端子と、の間に接続されている。
容量CC4(第4の容量)は、容量値CC4を有するフィードフォワード容量であり、一端が増幅器A4の正出力端子に接続され、他端が増幅器A5の正出力端子に接続されている。すなわち、容量CC4は、増幅器A4の正出力端子と、増幅器A5の正出力端子と、の間に接続されている。
増幅器A5(第5の増幅器)は、差動構成を有する完全差動増幅器である。増幅器A5は、容量CC3とともに、正入力端子TINPと負出力端子TOUTMとの間を接続するフォワード経路を構成する。また、増幅器A3は、容量CC4とともに、負入力端子TINMと正出力端子TOUTPとの間を接続するフォワード経路を構成する。増幅器A5は、正入力端子と、負入力端子と、正出力端子と、負出力端子と、を備える。
正入力端子は、増幅器A1の正入力端子に接続され、入力信号VINPが入力される。負入力端子は、増幅器A1の負入力端子に接続され、入力信号VINMが入力される。正出力端子は、容量CC4の他端に接続され、正極性を有する出力信号を出力する。負出力端子は、容量CC3の他端に接続され、負極性を有する出力信号を出力する。
このような構成により、出力信号VOUTPは、容量CC4を介して、2つの同位相の信号である、増幅器A4の正極性を有する出力信号と、増幅器A5の正極性を有する出力信号と、を重畳した信号となる。したがって、増幅回路の正極性側の位相余裕を改善し、信号帯域を広くすることができる。
これと同様に、出力信号VOUTMは、容量CC3を介して、2つの同位相の信号である、増幅器A4の負極性を有する出力信号と、増幅器A5の負極性を有する出力信号と、を重畳した信号となる。したがって、増幅回路の負極性側の位相余裕を改善し、信号帯域を広くすることができる。
なお、本実施形態に係る増幅回路は、増幅器A5の代わりに、単相構成を有する2つの反転増幅器を備えてもよい。この場合、一方の反転増幅器の入力端子を増幅器A1の正入力端子に接続し、出力端子を容量CC3の他端に接続するとともに、他方の反転増幅器の入力端子を増幅器A1の負入力端子に接続し、出力端子を容量CC4の他端に接続すればよい。
また、本実施形態の構成を、図1の増幅回路に適用することも可能である。この場合、増幅器A4,A5として、単相構成を有する反転増幅器を接続し、増幅器A4,A5の出力端子の間に容量を接続すればよい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
Claims (10)
- 入力信号が入力される第1の増幅器と、
前記第1の増幅器より後段に接続された第2の増幅器と、
前記入力信号が入力され、前記第2の増幅器の出力信号と同位相の出力信号を出力する第3の増幅器と、
前記第2の増幅器の出力端子と、前記第3の増幅器の出力端子と、の間に接続された容量と、
を備える増幅回路。 - ユニティゲイン周波数より低い周波数にゼロ点を有する
請求項1に記載の増幅回路。 - 前記第1の増幅器及び第2の増幅器は、反転増幅器であり、
前記第3の増幅器は、非反転増幅器である
請求項1又は請求項2に記載の増幅回路。 - 前記第1の増幅器と、前記第2の増幅器と、前記第3の増幅器と、は差動構成を有する
請求項1又は請求項2に記載の増幅回路。 - 前記第1の増幅器の入力端子は、前記第3の増幅器の同極性を有する入力端子に接続され、
前記第1の増幅器の出力端子は、前記第2の増幅器の同極性を有する入力端子に接続され、
前記第2の増幅器の第1極性を有する出力端子と、前記第3の増幅器の第1極性を有する出力端子と、の間に接続された第1の容量と、
前記第2の増幅器の第2極性を有する出力端子と、前記第3の増幅器の第2極性を有する出力端子と、の間に接続された第2の容量と、
を備える請求項4に記載の増幅回路。 - 前記第1の増幅器、前記第2の増幅器、及び前記第3の増幅器の少なくとも1つは、プッシュプル回路により構成される
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の増幅回路。 - 前記第1の増幅器、前記第2の増幅器、及び前記第3の増幅器の少なくとも1つの出力同相電圧を所定値に設定する同相帰還回路を備える
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の増幅回路。 - 逆極性を有する、前記第2の増幅器の前記入力端子と前記出力端子と、の間に接続されたミラー容量を備える
請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の増幅回路。 - 前記第2の増幅器の後段に接続された第4の増幅器と、
前記入力信号を入力され、前記第4の増幅器の出力信号と同位相の出力信号を出力する第5の増幅器と、
前記第4の増幅器の出力端子と、前記第5の増幅器の出力端子と、の間に接続された容量と、
を備える請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の増幅回路。 - 前記第4の増幅器と、前記第5の増幅器と、は差動構成を有し、
前記第1の増幅器の入力端子は、前記第5の増幅器の同極性を有する入力端子に接続され、
前記第4の増幅器の出力端子は、前記第5の増幅器の同極性を有する入力端子に接続され、
前記第3の増幅器の第1極性を有する出力端子と、前記第4の増幅器の第1極性を有する出力端子と、の間に接続された第3の容量と、
前記第3の増幅器の第2極性を有する出力端子と、前記第4の増幅器の第2極性を有する出力端子と、の間に接続された第4の容量と、
を備える請求項9に記載の増幅回路。
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JP2015206392A JP2017079397A (ja) | 2015-10-20 | 2015-10-20 | 増幅回路 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021084809A1 (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 演算増幅器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS644105A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Nippon Telegraph & Telephone | Amplifier circuit |
JP2007129720A (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Marvell World Trade Ltd | 補償付き増幅器 |
-
2015
- 2015-10-20 JP JP2015206392A patent/JP2017079397A/ja active Pending
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