JP2011165756A - 太陽電池パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】光電変換効率が高く、しかも、低コストで容易に製造することができる太陽電池パネルを提供すること。
【解決手段】波長変換光学板9に斜めの端面11が形成されているので、波長変換光学板9内部で波長変換され集光された光は、板端面で好適に太陽電池7側に反射し、太陽電池7に入射する。そのため、太陽電池パネル1全体における光電変換効率が向上する。しかも、簡単には折れたり曲がったりしない硬質な波長変換光学板9を貼り付けた太陽電池モジュール5を配列してフレーム3に固定するので、詳しくは、上下フレーム13、15の間に太陽電池モジュール5を挟み、その平面方向の端部を固定部21にて固定する構造であるので、太陽電池パネル1を低コストで容易に製造することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、太陽電池を複数配置した太陽電池パネルに関するものである。
太陽などの光によって発電を行う太陽電池は、光の全波長域に対して同一の発電効果をもつわけではなく、材料自体の特性によって最大効率の波長域がある程度限定される。従って、太陽電池の効率を追求する場合、どうしても利用できる波長域が狭くなる傾向がある。
そこで、最大効率の波長域が異なる材料の太陽電池を薄膜状にし複数層重ねることによって、利用できる波長域を広げようにした、所謂、複層太陽電池(タンデム型太陽電池)が提案されている。
また、(内部に蛍光物質を混入した)蛍光光学板を用いたり、蛍光色素をガラス基板に塗布した基板を用いて、光の波長変換により、発電効率の低い波長から発電効率の高い波長に変換して、太陽電池に入射させる構造の太陽電池モジュール(下記特許文献1参照)が提案されている。
更に、上述した波長変換が可能な光学板(波長変換光学板)の端面に太陽電池を貼り合わせ、その光学板の導波作用(全反射)によって、光学板端面の太陽電池に光を集中させる構造の太陽電池モジュール(下記特許文献2参照)が提案されている。
また、太陽電池は、太陽電池単体(太陽電池セル)で使用されるだけでなく、複数の太陽電池を平面方向に並べて配置した太陽電池パネルが使用されている(下記特許文献3参照)。
この太陽電池パネルを製造する場合には、太陽電池セルは厚みが150μm〜200μmと薄いので、太陽電池セルを強化ガラスの基板に貼り付け、その表面に樹脂を充填し、更にその表面を樹脂シートで覆い、それを例えばアルミニウム製のフレームに嵌め込むという作業が行われていた。
特公平8−4147号公報 特開昭57−95675号公報 特開昭51−110985号公報
しかしながら、太陽電池セルを用いて太陽電池パネルを製造するには、上述した様に、太陽電池セルの貼り付け、樹脂充填、樹脂シートの被覆、フレームに固定等の作業が必要であるので、作業工程が複雑化し、製造コストが増加するという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、光電変換効率が高く、しかも、低コストで容易に製造することができる太陽電池パネルを提供することである。
(1)請求項1の発明は、平板状の太陽電池と太陽光の波長を変換する波長変換光学板とを用いるとともに、該波長変換光学板の板厚方向に前記太陽電池を貼り合わせて積層した太陽電池モジュールを、複数配置した板状の太陽電池パネルであって、前記太陽電池モジュールとして、前記波長変換光学板にて波長変換された光が前記太陽電池側に入射するように、前記波長変換光学板の平面方向における端部を、該平面方向に対して斜めの端面とした太陽電池モジュールを用い、且つ、前記複数の太陽電池モジュールを前記太陽電池パネルの平面方向に並べて配置するフレーム(枠体)を備えるとともに、該フレームには、各太陽電池モジュールを所定の固定位置に配置した際に、該各太陽電池モジュールの平面方向の端部を固定する固定部を備えたことを特徴とする。
本発明では、波長変換光学板によって、特定波長域の光を別の波長の光(太陽電池における光電変換効率を上げるような光)に変換し、その変換した光を太陽電池に入射する構造を有している。
また、この波長変換光学板の平面方向の斜めの端面(例えば平面)は、平面方向に対して、90°<傾斜角θ<180°の角度で傾斜するように形成されているので、波長変換光学板内部で波長変換され集光された光は、板端面で好適に太陽電池側に反射し、太陽電池に入射する。そのため、太陽電池モジュール全体、ひいては太陽電池パネル全体における光電変換効率が向上する。
更に、本発明では、波長変換光学板の板厚方向に例えば通常のSi太陽電池を(光学接着剤等で)貼り付けるだけで、発電効率が向上する効果が出るため、製造が容易であり、製造コストも低減できる。
特に本発明では、従来の薄膜の太陽電池セルを貼り付けた太陽電池パネルではなく、簡単には折れたり曲がったりしない波長変換光学板(例えば厚みが1〜30mm)に太陽電池を貼り付けた太陽電池モジュールを用い、その板状の太陽電池モジュールをフレームに固定するので、詳しくは、太陽電池パネルの平面方向に沿って複数の板状の太陽電池モジュールを(太陽電池モジュール自身の平面方向を合わせて)並べて配置し、各太陽電池モジュールの平面方向の端部をフレームの固定部にて固定する構造であるので、太陽電池パネルを低コストで容易に製造することができる。
なお、前記太陽電池としては、例えば薄膜Si、CIGS、CdTe、GaAs、色素増感型、有機色素型などを用いることができる。
また、前記傾斜角θとしては、125°<θ<145°の範囲が好適である。
(2)請求項2の発明では、前記フレームに、前記太陽電池の電極と電気的に接続される配線を備えたことを特徴とする。
本発明では、フレーム(特に固定部)に配線を備えているので、太陽電池モジュールをフレームに固定する際に、太陽電池の電極とフレームの配線との電気的接続を容易に行うことができる。
従って、複数の太陽電池を例えば直列に接続する場合には、太陽電池モジュールを固定部に固定するだけで、固定部に形成された配線を介して各太陽電池の接続を行うことができる。これにより、組み立て製造が簡単になり、コストダウンに寄与する。
なお、太陽電池の電極は、フレームの配線と接続可能なように、即ちフレームに太陽電池モジュールを固定する際に、太陽電池の電極とフレームの配線が接触するように、従来より延長して(例えば波長変換光学板の平面方向の端部(端面)に露出するように)形成することが望ましい。
(3)請求項3の発明では、前記固体部は、前記波長変換光学板の斜めの端面に係合するとともに、前記太陽電池の入光側と反対側に係合する構成を備えたことを特徴とする。
本発明では、フレームの固定部は、波長変換光学板の斜めの端面と太陽電池の入光側と反対側(裏側)とに係合するので、即ち太陽電池モジュールを板厚方向の両側から挟み込むので、太陽電池モジュールをフレームに容易に且つ確実に固定することができる。
(4)請求項4の発明では、前記固定部は、前記波長変換光学板の斜めの端面に当接する斜めの端面を備えたことを特徴とする。
本発明は、固定部の構成を例示したものであり、波長変換光学板の斜めの端面と固定部の斜めに端面とが当接(例えば全面で当接:傾斜角が同じ)することにより、太陽電池モジュールを確実に固定することができる。
(5)請求項5の発明では、前記フレームは、前記波長変換光学板を入光側より固定する上部フレームと、前記太陽電池を入光側と反対側より固定する下部フレームとを有することを特徴とする。
本発明では、フレームは、上部フレームと下部フレームとを備えているので、両フレームによって太陽電池モジュールを挟むことにより、太陽電池モジュールを容易に且つ確実に固定することができる。
(6)請求項6の発明では、前記フレームの太陽光の入射側の表面に、前記波長変換光学板への光の入射が可能なように、補助用の波長変換光学板を配置したことを特徴とする。
本発明では、例えば上フレームを覆うように補助用の波長変換光学板を配置することにより、太陽光を無駄なく有効に利用することができる(即ち太陽光を利用する際の損失を少なくできる)。
なお、補助用の波長変換光学板の構造としては、前記平面方向に斜めの端面を有する波長変換光学板と同様な構造を採用できる。
(7)請求項7の発明では、前記隣接する太陽電池モジュールの間に、太陽光を前記波長変換光学板の平面方向の端部側に反射させる反射部材を配置したことを特徴とする。
本発明では、隣接する太陽電池モジュールの間のフレーム上に、例えば三角柱形状の反射部材を配置し、その斜面にて太陽光を反射させて、波長変換光学板の平面方向の端部側に太陽光を入射させるので、太陽光を無駄なく有効に利用することができる(即ち太陽光を利用する際の損失を少なくできる)。
(8)請求項8の発明では、前記フレームの前記太陽光の入射側と反対側に、冷却用のフィンを備えたことを特徴とする。
本発明では、フレームに冷却用のフィンを備えているので、太陽電池の熱による効率低下を抑える効果がある。
(9)請求項9の発明では、前記フレームと前記冷却用のフィンとの間に、熱電素子を備えたことを特徴とする。
本発明では、フレームと冷却用のフィンとの間に(熱を電気に変換する)熱電素子を備えているので、熱によっても発電を行うことができ、よって、太陽光のエネルギーを更に有効利用できる。
(10)請求項10の発明では、前記複数の太陽電池モジュールと該複数の太陽電池モジュールを配置する前記フレームの一部(例えば上フレーム)又は全体とを、透光性の保護シート又は保護板で覆ったことを特徴とする。
これにより、湿度の影響を抑制できるとともに、塵等の汚れを防ぐことができる。
(11)請求項11の発明では、前記各太陽電気モジュールを透光性の保護シート又は保護板で覆い、該保護シート又は保護板で覆った各太陽電池モジュールを前記フレームに固定したことを特徴とする。
これにより、湿度の影響を抑制できるとともに、塵等の汚れを防ぐことができる。
実施例1の太陽電池パネルを板厚方向に切断した状態(図2(a)のA−A断面)を模式的に示す説明図である。 (a)実施例1の太陽電池パネルの平面図、(b)実施例1の太陽電池パネルの底面図である。 (a)実施例1に用いられる太陽電池モジュールの斜視図、(b)同太陽電池モジュールの平面図である。 実施例1の太陽電池の分光感度特性を示すグラフである。 (a)実施例2の太陽電池パネルを板厚方向に切断した状態(図2(a)のB−Bの位置での断面)を模式的に示す説明図、(b)実施例2の太陽電池モジュールの断面の要部を拡大して示す説明図、(c)実施例3の太陽電池モジュールを板厚方向に切断した状態(図2(a)のA−Aの位置での断面)を模式的に示す説明図、(d)実施例4の太陽電池モジュールを板厚方向に切断した状態(図2(a)のB−Bの位置での断面)を模式的に示す説明図である。 (a)実施例5の太陽電池パネルを板厚方向に切断した状態(図2(a)のA−Aの位置での断面)を模式的に示す説明図、(b)実施例6の太陽電池パネルを板厚方向に切断した状態(図2(a)のA−Aの位置での断面)を模式的に示す説明図、(c)実施例7の太陽電池モジュールを板厚方向に切断した状態(図2(a)のA−Aの位置での断面)を模式的に示す説明図、(d)実施例8の太陽電池モジュールを板厚方向に切断した状態(図2(a)のB−Bの位置での断面)を模式的に示す説明図である。
次に、本発明の太陽電池パネルの実施例について、いくつかの具体的な例を挙げて説明する。
a)まず、本実施例の太陽電池パネルの構成について説明する。
図1及び図2に示す様に、本実施例の太陽電池パネル1は、格子状の(例えばAB樹脂からなる)樹脂製のフレーム3に、複数(例えば9枚)の板状の太陽電池モジュール5を平面方向に配置して固定した板状の部材である。
このうち、前記太陽電池モジュール5は、図3に示す様に、平面形状が正方形の波長変換光学板9の厚み方向の一方の側(図3(a)下側)に、同様な平面形状が正方形の太陽電池7を、透光性を有する光学接着剤(例えば光学シリコン樹脂接着剤)で貼り合わせたものである。
前記太陽電池7は、縦100mm×横100mm×厚み200nmのSi単結晶電池であり、図4に示す様な分光特性(分光感度特性)を有している。同図に示すように、この太陽電池7は、400nm以下の紫外光領域ではほとんど発電しないことがわかる。なお、同図では、実線で分光感度特性を示し、破線で太陽光のエネルギー分布を模式的に示してある。
また、前記波長変換光学板9は、縦100mm×横100mm×厚み3mmの透明で硬質な平板であり、その平面方向(板厚方向と垂直の方向)の全周の端面(4辺)11は、太陽電池7側が広くなるように、平面方向に対して斜めに(例えば45°傾斜して)切断されている。
前記波長変換光学板9は、例えばルミラスG9(商品名)からなり、Tb添加の蛍光ガラス(B23・CaO・SiO2・La23・Tb3+)から構成されている。この波長変換光学板9は、光の波長400nm以下の紫外線領域で光を吸収し、545nmの波長で蛍光を示す。
一方、前記図1及び図2に示す様に、前記フレーム3は、同一平面上にて格子状に広がる(平面形状が正方形の)部材であり、太陽電池モジュール5を図1の上下方向から挟む上フレーム13と下フレーム15とから構成されている。なお、この上フレーム13と下フレーム15とはネジ17によって一体に固定されている。
前記フレーム3には、9枚の太陽電池モジュール5を、太陽電池モジュール5自身の平面方向と太陽電池パネル1の平面方向と一致させて格子状に並べて収容するために、9箇所に開口する(平面形状が正方形の)収容部19が設けられている。
そして、前記フレーム3の収容部19に面する内周部には、図1に示す様に、太陽電池モジュール5の平面方向の端部を固定するための固定部21が設けられている。
詳しくは、上フレーム13の収容部19に面する内周部には、波長変換光学板9の平面方向の斜めの端面11に全面に渡って当接するように、同じ角度で傾斜する固定部側端面23が設けられるとともに、固定側端面23から下方フレーム15側に伸びる固定部側垂直面25が設けられている。一方、下フレーム15の収容部19に面する内周部(その上面)には、太陽電池7の下面(入光側と反対側の裏面)の外周部分に当接するように、固定部側上面27が設けられている。
従って、太陽電池モジュール5は、収容部19において、上フレーム13と下フレーム15とによって挟まれる際に、太陽電池モジュール5の端部が固定部21にて固定されることになる。
b)次に、本実施例の太陽電池パネル1の機能を説明する。
外部から太陽電池モジュール5に入射した太陽光の一部は、波長変換光学板9にて545nmの蛍光を発生し、その光(蛍光)は、波長変換光学板9内にて反射して集光され、波長変換光学板9の45°に傾斜した斜めの端面11に入射して反射し、波長変換光学板9の(入射側と反対側の)裏面より太陽電池7に入射する。
と同時に、外部から太陽電池モジュール5に入射した全反射条件の入射光(蛍光でない光)も、同様に端面11にて反射し、太陽電池7に入射する。これらの効果により、この部分の光電変換量は向上する。
また、波長変換光学板9にて発生した545nmの蛍光のうち、端面11に入射しない光は、そのまま、太陽電池7に入射するので、光電変換量がわずかに向上する。
更に、この波長変換光学板9を構成するガラスは透明であるため、可視光から赤外光の多くは波長変換光学板9を透過し、太陽電池7に入射して光電変換される。
c)次に、本実施例の太陽電池パネル1の製造方法について簡単に説明する。
例えば上フレーム13の上下を逆にして配置する(例えば図1の上下を逆にする)。即ち、収容部19の大きな開口を上にして配置する。
この開口した収容部19に、太陽電池モジュール5を波長変換光学板7側を下にして格納する。これにより、波長変換光学板7の斜めの端面11と固定部側端面23とが当接する。
その後、上フレーム13と下フレーム15との位置を合わせてネジ17により一体に固定する。
これにより、フレーム3の収容部19内に太陽電池モジュール5が固定される。
d)本実施例では、波長変換光学板9に斜めの端面11が形成されているので、波長変換光学板9内部で波長変換され集光された光は、板端面で好適に太陽電池7側に反射し、太陽電池7に入射する。そのため、太陽電池モジュール5全体、ひいては太陽電池パネル1全体における光電変換効率が向上する。
しかも、本実施例では、従来の薄膜の太陽電池セルを貼り付けた太陽電池パネルではなく、簡単には折れたり曲がったりしない厚みが3mmのガラス製の硬質な波長変換光学板9に太陽電池7に貼り付けた太陽電池モジュール5を配列してフレーム3に固定するので、詳しくは、上下フレーム13、15の間に太陽電池モジュール5を挟み、その平面方向の端部を固定部21にて固定する構造であるので、太陽電池パネル1を低コストで容易に製造することができる。
特に、波長変換光学板9の斜めの端面11と固定部21の斜めに端面(固定部側端面23)とが全面で当接するので、太陽電池モジュール5を容易に確実に固定することができる。
次に、実施例2について説明するが、実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図5(a)及びその要部を拡大した図5(b)に示す様に、本実施例の太陽電池パネル21は、前記実施例1と同様に、太陽電池23及び波長変換光学板25からなる太陽電池モジュール27を、上フレーム29及び下フレーム31からなるフレーム33によって挟んで固定したものである。
特に本実施例では、太陽電池23の板厚方向の一方の側(同図上方)に形成された上側電極35と電気的に接続される様に、波長変換光学板25の平面方向の斜めの端面37に導電層39が形成されている。なお、太陽電池23の他方の電極(下側電極41)は、上側電極35と反対側(同図下方)の表面に形成されている。
一方、上フレーム29には、その斜めの固定部側端面43に、波長変換光学板25の斜めの端面37上の導電層39と当接するように、上フレーム導電層45が形成されており、この上フレーム導電層45は、下フレーム31に達するように延設されている。
また、下フレーム31の上側表面には、隣接する他の太陽電池23の下側電極41と当接するように、下フレーム導電層47が形成されており、この下フレーム導電層47は、前記上フレーム導電層45の下端と電気的に接続されるように、平面方向(図5(b)の右方)に延設されている。
従って、本実施例では、複数の太陽電池モジュール27を、上フレーム29と下フレーム31とで挟んで固定する際に、自動的に複数の太陽電池23を直列に接続することができる。これにより、組み立て製造が簡単になり、コストダウンに寄与するという顕著な効果を奏する。
次に、実施例3について説明するが、実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図5(c)に示す様に、本実施例の太陽電池パネル51は、前記実施例1と同様に、太陽電池53及び波長変換光学板55からなる太陽電池モジュール57を、上フレーム59及び下フレーム61からなるフレーム63によって挟んで固定したものである。
特に本実施例では、上フレーム59の上面側(太陽光の入射側)には、前記波長変換光学板55と同様な(平面方向に)斜めの端面65を有する補助用の波長変換光学板67が貼り付けられている。
この補助用の波長変換光学板67の同図左右の端部の下面(斜めの端面65の下方の面)は、波長変換光学板55の上面の端部を覆うように配置されている。
従って、本実施例では、上フレーム59側に入射した太陽光は、補助用の波長変換光学板67内で波長変換され集光されて、波長変換光学板55に導入されるので、太陽光を無駄なく有効に利用することができる。即ち、太陽光を利用する際の損失を少なくできる。
次に、実施例4について説明するが、実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図5(d)に示す様に、本実施例の太陽電池パネル71は、前記実施例1と同様な太陽電池73及び波長変換光学板75からなる太陽電池モジュール77を、下フレーム79に例えば光学接着剤によって固定したものである。
特に本実施例では、隣接する太陽電池モジュール77の間に露出する下フレーム61の表面上に、三角柱の反射部材81を例えば接着剤によって固定している。この反射部材81は、樹脂部材等の表面に、アルミニウムを蒸着、スパッタすることによって反射膜(アルミミラー)を形成したものである。なお、この反射部材81は、軸方向に対して垂直の断面が三角形(例えば正三角形)の部材である。
従って本実施例では、太陽電池モジュール77の間に入射した太陽光は、反射部材81の斜面にて反射し、波長変換光学板71の平面方向の端部側に入射するので、太陽光を無駄なく有効に利用することができる。即ち、太陽光を利用する際の損失を少なくできる。
次に、実施例5について説明するが、実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図6(a)に示す様に、本実施例の太陽電池パネル91は、前記実施例1と同様に、太陽電池93及び波長変換光学板95からなる太陽電池モジュール97を、上フレーム99及び下フレーム101からなるフレーム103によって挟んで固定したものである。
特に本実施例では、下フレーム101の下面側に、冷却用のフィン(放熱フィン)105を例えば接着剤で貼り付けて固定している。よって、太陽電池93の熱による効率低下を抑える効果がある。
なお、本実施例では、上フレーム99と下フレーム101とは、上フレーム99側よりネジ込まれたネジ107により固定されている。
次に、実施例6について説明するが、実施例5と同様な内容の説明は省略する。
図6(b)に示す様に、本実施例の太陽電池パネル111は、前記実施例5と同様に、太陽電池113及び波長変換光学板115からなる太陽電池モジュール117を、上フレーム119及び下フレーム121からなるフレーム123によって挟んで固定したものである。
特に本実施例では、下フレーム121の下面側に、例えば接着剤で貼り付けた例えばBiTe等からなる熱電素子125を備えるとともに、更に熱電素子125の下面側に、例えば接着剤で貼り付けた冷却用のフィン(放熱フィン)127を備えている。
よって、前記実施例5の効果を奏するとともに、熱によっても発電を行うことができるので、太陽光のエネルギーを更に有効に利用できる。
次に、実施例7について説明するが、実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図6(c)に示す様に、本実施例の太陽電池パネル131は、前記実施例1と同様に、太陽電池133及び波長変換光学板135からなる太陽電池モジュール137を、上フレーム139及び下フレーム141からなるフレーム143によって挟んで固定したものである。
特に本実施例では、太陽電池モジュール137及び上フレーム141を、例えば(塩化ビニール)からなる透光性の樹脂シート(又は樹脂板)145で覆い、その外側(同図の下側)から下フレーム141を上フレーム139に固定したものである。
これにより、湿度の影響を抑制できるとともに、塵等の汚れを防ぐことができる。
次に、実施例8について説明するが、実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図6(d)に示す様に、本実施例の太陽電池パネル151は、前記実施例1と同様に、太陽電池153及び波長変換光学板155からなる太陽電池モジュール157を、上フレーム159及び下フレーム161からなるフレーム163によって挟んで固定したものである。
特に本実施例では、各太陽電池モジュール157を、例えば(塩化ビニール)からなる樹脂シート(又は樹脂板)165で覆い、それらを下フレーム159と上フレーム161とで固定している。
これにより、湿度の影響を抑制できるとともに、塵等の汚れを防ぐことができる。
なお、以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の具体的な実施例に限定されず、本発明の範囲内でこの他にも種々の形態で実施することができる。
例えば太陽光以外の光も利用可能である。
1、21、61、71、91、111、131、151…太陽電池パネル
3、13、63、103、123、143、163…フレーム
5、27、57、77、97、117、137、157…太陽電池モジュール
7、23、53、73、93,113、133、153…太陽電池
9、25、55、67、75、95、115、135、155…波長変換光学板
11、37、65…端面
13、29、59、99、119、139、159…上フレーム
15、31、61、79、101、121、141、161…下フレーム
19…収容部
21…固定部
81…反射部材

Claims (11)

  1. 平板状の太陽電池と太陽光の波長を変換する波長変換光学板とを用いるとともに、該波長変換光学板の板厚方向に前記太陽電池を貼り合わせて積層した太陽電池モジュールを、複数配置した板状の太陽電池パネルであって、
    前記太陽電池モジュールとして、前記波長変換光学板にて波長変換された光が前記太陽電池側に入射するように、前記波長変換光学板の平面方向における端部を、該平面方向に対して斜めの端面とした太陽電池モジュールを用い、
    且つ、前記複数の太陽電池モジュールを前記太陽電池パネルの平面方向に並べて配置するフレームを備えるとともに、
    該フレームには、各太陽電池モジュールを所定の固定位置に配置した際に、該各太陽電池モジュールの平面方向の端部を固定する固定部を備えたことを特徴とする太陽電池パネル。
  2. 前記フレームに、前記太陽電池の電極と電気的に接続される配線を備えたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネル。
  3. 前記固体部は、前記波長変換光学板の斜めの端面に係合するとともに、前記太陽電池の入光側と反対側に係合する構成を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネル。
  4. 前記固定部は、前記波長変換光学板の斜めの端面に当接する斜めの端面を備えたことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池パネル。
  5. 前記フレームは、前記波長変換光学板を入光側より固定する上部フレームと、前記太陽電池を入光側と反対側より固定する下部フレームとを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池パネル。
  6. 前記フレームの太陽光の入射側の表面に、前記波長変換光学板への光の入射が可能なように、補助用の波長変換光学板を配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池パネル。
  7. 前記隣接する太陽電池モジュールの間に、太陽光を前記波長変換光学板の平面方向の端部側に反射させる反射部材を配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池パネル。
  8. 前記フレームの前記太陽光の入射側と反対側に、冷却用のフィンを備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の太陽電池パネル。
  9. 前記フレームと前記冷却用のフィンとの間に、熱電素子を備えたことを特徴とする請求項8に記載の太陽電池パネル。
  10. 前記複数の太陽電池モジュールと該複数の太陽電池モジュールを配置する前記フレームの一部又は全体とを、透光性の保護シート又は保護板で覆ったことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の太陽電池パネル。
  11. 前記各太陽電気モジュールを透光性の保護シート又は保護板で覆い、該保護シート又は保護板で覆った各太陽電池モジュールを前記フレームに固定したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の太陽電池パネル。
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