JP2011164755A - データ変換装置、データ変換方法及びプログラム - Google Patents

データ変換装置、データ変換方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存のコンピュータ間で送信されるデータの順序と同じ順序で試験対象コンピュータにデータを送信する。
【解決手段】第1の装置から第2の装置へ送信される第1のデータ及び第1の順序情報、及び、第2のデータ及び第2の順序情報であって、第1の順序情報は第1のデータが第2のデータの先に送信されることを示し、第2の順序情報は第2のデータが第1のデータの後に送信されることを示す、第1のデータ及び第1の順序情報、及び、第2のデータ及び第2の順序情報を受信する受信部と、第1のデータ及び第2のデータを第3の装置へ送信する送信部と、第1の順序情報及び第2の順序情報に示される順序に従って、送信部に第1のデータ及び第2のデータを送信することを送信部に指示する制御部と、を有するデータ変換装置が提供される。
【選択図】図3

Description

本発明は、データ変換装置、データ変換方法及びプログラムに関する。
ソフトウェアの開発では、開発中のソフトウェアがコンピュータにより正しく実行されるか否かを確認する試験が行われる。このような試験を行うことで、ソフトウェアの不具合に加え、ハードウェアの不具合も発見することができる。
ソフトウェアやハードウェアの不具合には、ハードウェアがソフトウェアの実行を短時間で行っているときには発見されないものがある。そのため、コンピュータにソフトウェアの実行を長時間行わせる試験が行われる。
そのような試験を実行するために、コンピュータ間で送信されるデータを、データの取得順と取得時間と共に取得する装置が提案されている。提案される装置は、データ取得順及びデータ取得時間に従う通信間隔で取得データを、データの送信先のコンピュータと異なるコンピュータへ転送する。
また、クライアントコンピュータとサーバ間で送信されるデータを取得し、サーバの代わりにクライアントコンピュータにデータを送信することで、クライアントコンピュータで実行されるアプリケーションを試験する装置が提案されている。提案される装置は、データの送信元アドレスを自装置のアドレスに変える変換をデータに対して行った後で、アドレス変換したデータを、クライアントコンピュータに送信する。
特開2006−148358号公報 特開2000−278359号公報
試験装置は、CPU(Central Processing Unit)と、ネットワーク接続用のネットワークインタフェースとを有している。ネットワークインタフェースは、送受信されるデータを格納するバッファメモリ、及び通信処理を行う制御回路を有する。ネットワークインタフェースは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)に従う通信処理を行う場合、データの送信順序を示すシーケンス番号を、データのヘッダ部に付す処理を行う。
ネットワークインタフェースが、制御回路の処理能力を超えるデータを受信すると、パケット欠損が生じて、バッファメモリに、シーケンス番号順とは異なる順序でデータが格納される場合がある。CPUは、バッファメモリに格納された順序でネットワークインタフェースからデータを受け取り、データの取得順や取得時間を特定するので、シーケンス番号順とは異なる順序でバッファメモリに格納されたデータの順序でデータの取得順や取得時間を特定する。このように、試験装置が特定されたデータの取得順や取得時間に従ってデータを送信すると、被試験装置がデータの送信元から送信先に送信されたデータのデータ順序と異なる順序で送信データを処理するため、被試験装置のデータ処理が中断する。
開示のデータ変換装置は、送信元装置から送信先装置に送信されるデータを、送信先装置に送信されるデータの順序と同じ順序で、送信先装置と異なる装置に送信することを目的とする。
第1の装置から第2の装置へ送信される第1のデータ及び第1の順序情報、及び、第2のデータ及び第2の順序情報であって、第1の順序情報は第1のデータが第2のデータの先に送信されることを示し、第2の順序情報は第2のデータが第1のデータの後に送信されることを示す、第1のデータ及び第1の順序情報、及び、第2のデータ及び第2の順序情報を受信する受信部と、第1のデータ及び第2のデータを第3の装置へ送信する送信部と、第1の順序情報及び第2の順序情報に示される順序に従って、送信部に第1のデータ及び第2のデータを送信することを送信部に指示する制御部と、を有するデータ変換装置が提供される。
開示のデータ変換装置は、送信元装置から送信先装置に送信されるデータを、送信先装置に送信されるデータの順序と同じ順序で、送信先装置と異なる装置に送信することができる。
データ変換装置が用いられるシステム構成の一例を示す図である。 データ変換装置の第1例を示す図である。 データ変換装置の受信部と通信装置との接続関係の一例を説明する図である。 クライアントと既存サーバとの送信データのシーケンスの一例を示す図である。 データ変換装置と新規サーバとの送信データのシーケンスの一例を示す図である。 データ送信制御処理の一例を示すフローチャートである。 データ変換装置の第2例を示す図である。 データ送信制御処理の一例を示すフローチャートである。 受信情報の一例を示す図である。 送信順序情報の一例を示す図である。 データ送信制御処理の一例を示す処理フローの一例を示す。 データ送信制御処理の一例を示す処理フローの一例を示す。 データ変換装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 通信部の一例を示す図である。 通信部の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、データ変換装置及びデータ変換方法の実施形態を説明する。
[システム構成]
図1は、データ変換装置100が用いられるシステム構成の一例を示す図である。図1に示すシステム構成1は、ネットワーク2、データ変換装置100、クライアント200A〜200C、既存サーバ300A〜300C、試験サーバ400A〜400C、及び通信装置500、通信装置510A、510Bを有する。データ変換装置100、クライアント200A〜200C、既存サーバ300A〜300C、試験サーバ400A〜400Cは、通信装置500、510A、510Bを介してネットワーク2に接続されている。ネットワーク2は、コンピュータネットワークであり、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネットである。
なお、図1に示すクライアント200、既存サーバ300、試験サーバ400の台数は例示であり、図示される台数に限定されない。また、以下の説明では、200は、クライアント200A〜200Cの何れかを示し、300は、既存サーバ300A〜300Cの何れかを示し、400は、試験サーバ400A〜400Cの何れかを示すものとする。
クライアント200は、既存サーバ300に所定の機能を要求する情報処理装置であり、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末である。クライアント200は、既存サーバ300と伝送制御プロトコルに従うデータ通信を行う。伝送制御プロトコルは、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)や、UDP(User Datagram Protocol)である。
既存サーバ300は、CPUとメモリを有し、CPUでメモリに格納されたソフトウェアを実行することにより、クライアント200に所定の機能を提供する情報処理装置である。既存サーバ300は、例えば、ソフトウェア開発が終了して、運用が開始された情報処理装置である。既存サーバ300は、クライアント200によるデータの送信先になり、クライアント200と、伝送制御プロトコルに従ってデータ通信を行う。
試験サーバ400は、CPUとメモリを有し、CPUでメモリに格納されたソフトウェアを実行することにより、クライアント200に対して、既存サーバ300と同じ機能を提供するプログラムを実行する情報処理装置である。試験サーバ400は、例えば、ソフトウェアのデバッグ作業が終了して、そのソフトウェアを実行することで、クライアント200にサービスを提供する予定の情報処理装置であり、且つ長時間ソフトウェアを実行する試験の対象となる情報処理装置である。
試験サーバ400は、例えば、既存サーバ300に含まれると同じ機能を提供するが、既存サーバ300に含まれるプログラムをコーディングしたプログラム言語と異なるプログラム言語によりコーディングされたプログラムを実行する情報処理装置である。或いは、試験サーバ400は、例えば、既存サーバ300と同じアプリケーションプログラムを実行するが、OS(Operating System)及び/又はハードウェアが既存サーバ300と異なる情報処理装置である。また、試験サーバ400は、例えば、既存サーバ300と同じアプリケーションプログラム及びOS及び仮想化ソフトウェアを、既存サーバ300のハードウェアとは異なるハードウェアにより実行する情報処理装置である。試験サーバ400は、例えば、データ変換装置100がデータの送信先として指定し、既存サーバ300と同じ伝送制御プロトコルに従って、データ変換装置100とデータ通信を行う。
データ変換装置100は、クライアント200が既存サーバ300に送信したデータを取得し、取得したデータを、クライアント200に代わって試験サーバ400に送信する情報処理装置である。データ変換装置100は、例えば、長時間ソフトウェアを実行する試験を試験サーバ400に行わせるために、ソフトウェア実行に要するデータを試験サーバ400に送信する試験装置として機能する。
データ変換装置100は、既存サーバ300がクライアント200に送信したデータも取得し、クライアント200と既存サーバ300との間のデータ送信の順序を検出する。データ変換装置100は、クライアント200と既存サーバ300との間のデータ送信の順序が、データ変換装置100と試験サーバ400との間でも維持されるように、試験サーバ400へのデータ送信の順序を制御するデータ送信制御処理を実行する。データ変換装置100についての詳細な説明は、例えば、図2を用いて後述される。
クライアント200から送信されたデータの宛先は既存サーバ300であるので、データ変換装置100は、データの宛先を試験サーバ400に変換するアドレス変換処理を実行する。データ変換装置100は、擬似データを使用せず、クライアント200と既存サーバ300との間の送信データを試験サーバ400に送信する。そのため、実際に使用されていたデータの送信を長時間行う試験を行うことで、試験サーバ400が実際に運用を開始する前に、ソフトウェアやハードウェアに生ずる不具合が発見することができる。このような、不具合は、例えば、試験サーバ400のメモリに格納されるログファイル(アプリケーションプログラム、OS等の処理内容、警告などの時間履歴)等に保存されて、試験後又は試験中にログファイルを参照することで発見される。
通信装置500、510A、510Bは、入力されたデータを、データの転送先の機器を宛先アドレスに従って転送する装置である。宛先アドレスは、例えば、IP(Internet Protocol)アドレス、又は、MAC(Media Access Control)アドレスである。通信装置500、510A、510Bは、例えば、L3(Layer 3)スイッチ、又は、L2(Layer 2)スイッチである。
通信装置500は、データ変換装置100、クライアント200A〜200C、既存サーバ300A〜300C、及び試験サーバ400A〜400Cに接続される。
通信装置500は、クライアント200が接続されるポートと、既存サーバ300が接続されるポートと接続することで、クライアント200と既存サーバ300との間のデータ通信を提供する。通信装置500はさらに、データ変換装置100が接続されるポートと、試験サーバ400が接続されるポートとを接続することで、データ変換装置100と試験サーバ400との間のデータ通信を提供する。
また、通信装置500は、クライアント200又は既存サーバ300と接続されるポートを経由するフレームを、データ変換装置100が接続されるポートにコピーする動作を行う。このようにして、通信装置500は、クライアント200と既存サーバ300との間で送信されるデータを、データ変換装置100に送信することができる。
図1では、通信装置500とデータ変換装置100は、別々の装置として示されるが、通信装置500とデータ変換装置100は、同じ装置であってもよい。通信装置500とデータ変換装置100が同じ装置となる場合の機能並びにハードウェア構成の説明は、図13Bを用いて後述される。
[データ変換装置の第1例]
以下に、データ変換装置の第1例を、図2〜図5を参照して説明する。
図2は、データ変換装置100の第1例を示す図である。データ変換装置100の第1例であるデータ変換装置100aは、制御部110a、受信部170a、及び送信部180aを有する。
[データ変換装置の第1例:送信部]
送信部180aは、制御部110aにより指示を受けたデータを、試験サーバ400に送信する処理を行う。
[データ変換装置の第1例:受信部]
受信部170aは、クライアント200から既存サーバ300に送信されるデータ、及び、試験サーバ400から送信されたデータを受信する。受信部170aは、受信したデータを制御部110aに伝送する処理を行う。
図3は、データ変換装置の受信部と通信装置との接続関係の一例を説明する図である。通信装置500は、クライアント200に接続される物理ポート501、既存サーバ300に接続される物理ポート502、データ変換装置100に接続される物理ポート503、試験サーバ400に接続される物理ポート504、及びCPU505を有する。CPU505は、クライアント200又は既存サーバ300と接続される物理ポート501、502を経由するフレームをコピーして、接続線506を介してデータ変換装置100が接続される物理ポート503に送信する。なお、以下において上記のコピー動作を、「ポートミラーリング」と称す。受信部170aのバッファメモリ171aは、物理ポート503においてデータを受信した順序でデータを格納し、受信部170aはバッファメモリ171aに格納したデータを制御部110aに送信する。このようにして、通信装置500は、クライアント200と既存サーバ300との間で送信されるデータを、データ変換装置100に送信することができる。
しかしながら、物理ポート501、502においてデータを受信した順序で、物理ポート503にデータが送信されない場合がある。このような、データ順序の反転は、例えば、以下のような状況によって生じる。
(1)CPU505のポートミラーリングの処理に異常が生じて、物理ポート501、502においてデータを受信した順序が異なる。
(2)CPU505が、物理ポート501、502において受信した優先度が高い後続データを、優先度の低い先行データより先に物理ポート503に送信する。
物理ポート501、502においてデータを受信した順序と異なる順序で受信部170aが受信したデータは、後述のように、制御部110aは、受信データの順序を変える物理ポート501、502においてデータを受信した順序に戻す処理を実行する。
[データ変換装置の第1例:制御部]
制御部110aは、クライアント200から既存サーバ300に送信されるデータを、クライアント200と既存サーバ300との間で送信されるデータの順序で試験サーバ400に送信するようにデータの送信順序を制御するデータ送信制御処理を実行する。
制御部110aはさらに、クライアント200が既存サーバ300に送信したデータの宛先を試験サーバ400に変換すると共に、データの発信元を示すアドレスをクライアント200からデータ変換装置100に変えるアドレス変換処理を実行する。
[データ変換装置の第1例:データ順序反転の例]
データ変換装置100が、試験サーバ400に対して送信するデータの送信順序と、クライアント200が既存サーバ300に対して送信するデータの送信順序が異なると、試験サーバ400で予期せぬ不具合が生じる。図4A及び図4Bを用いて、既存サーバへの送信データと試験サーバへの送信データとの順序が一致しないシーケンスの一例を説明する。図4Aは、クライアントと既存サーバとの送信データのシーケンスの一例を示す図である。図4Bは、データ変換装置と新規サーバとの送信データのシーケンスの一例を示す図である。
図4Aに示す例では、既存サーバ300は電子商取引サービスを実行する。まず、クライアント200は商品Zの購入要求であるデータA10を既存サーバ300に送信することで、既存サーバ300が実行する電子商取引サービスの提供を要求する(S301)。既存サーバ300は、クライアント200からデータA10に含まれる商品Zの購入価格を受け取り、購入価格が他クライアントから受け取った購入価格より高ければ、クライアント200に商品の引き当て処理を実行する(S302)。既存サーバ300は、クライアントからの要求に対する応答として、クライアント200に商品Zが購入可能であることを通知するデータB10をクライアント200に送信する(S303)。
クライアント200はデータA11を既存サーバ300に送信することで、商品Zに対する購入要求を既存サーバ300に送信する(S304)。既存サーバ300は、クライアント200への商品Zの引き当てを確認して、クライアント200に商品Zを発注する処理を実行して(S305)、クライアント200に商品Zが発注されたことを通知するデータB11をクライアント200に送信する(S306)。
上記のS301、S303、S304、及びS306で送信されるデータを、データ変換装置100は、受信部170aを介して取得する。
図4Bに示す例では、試験サーバ400は電子商取引サービスを実行し、データ変換装置100が、データの送信順序を制御するデータ送信制御処理を行わない場合の例を示す。試験サーバ400は、既存サーバ300へ対するデータの送信順序と異なる送信順序でデータが送信されることにより、データ変換装置100によりデータA10ではなくデータA11が送信される(S351)。このような場合、試験サーバ400は、クライアント200に対する商品Zの引き当てが終了していない状況で、クライアント200から商品Zの購入要求を受け取ることになる。その後、クライアント200としてのデータ変換装置100は、商品Zの購入要求であるデータA10を既存サーバ300に送信することで(S353)、試験サーバ400が実行する電子商取引サービスの提供を要求する(S354)。試験サーバ400は、クライアント200からデータA10に含まれる商品Zの購入価格を受け取り、購入価格が他クライアントから受け取った購入価格より高ければ、クライアント200に商品の引き当て処理を実行する(S354)。試験サーバ400は、クライアント200に商品Zが購入可能であることを通知するデータB10をクライアント200としてのデータ変換装置100に送信する(S355)。その後、試験サーバ400は、クライアント200から商品Zの購入要求であるデータA11を待つが、ステップS351で既に送信されているため、試験サーバ400は、データA11を受信せず、試験サーバ400の処理は中断することになる。
上記例に示すように、試験サーバ400は、既存サーバ300へ対するデータの送信順序と異なる送信順序でデータが送信されることにより、試験サーバ400が既存サーバ300と同じ処理を実行できるか否かという試験が中断する。
このようなデータ送信順序に関する不具合を回避するため、制御部110aは、クライアント200から既存サーバ300に送信されるデータを、クライアント200と既存サーバ300との間で送信されるデータの順序で試験サーバ400に送信する。以下に、データ送信制御処理の一例を説明する。
[データ変換装置の第1例:データ送信制御処理]
図5は、データ送信制御処理の一例を示すフローチャートである。まず、制御部110aは、受信部170aからデータを読み出す(S501)。制御部110aは、読み出したデータが、先に受信部170aから制御部110aが読み出したデータの後続データであるか否かを判断する(S502)。ステップS502は、例えば、ステップS501で読み出したデータの順序情報が、先に受信部170aから読み出したデータの順序情報の後続を示すか否かで判断することができる。順序情報は、例えば、データがTCPに従って送信されるデータである場合、データのヘッダ部にあるシーケンス番号である。また、順序情報は、例えば、データがUDPに従って送信される場合、データ本体にあるシーケンス番号である。
読み出したデータが、先に受信部170aから読み出したデータの後続である場合(S502 Yes)、制御部110aは先に読み出したデータを送信するように送信部180aに指示すると共に、後に読み出したデータを保持する(S503)。読み出したデータが、先に受信部170aから読み出したデータの後続で無い場合(S502 No)、制御部110aは後に読み出したデータを送信するように送信部180aに指示すると共に、先に読み出したデータを保持する(S504)。なお、ステップS503、S504のデータ送信は、制御部110aが、アドレス変換処理を実行して、送信元をクライアント200からデータ変換装置100に、送信先を既存サーバ300から試験サーバ400に変換して得た電文を送信部180bに送信する。
このように、制御部110aはデータの順序情報を用いて、データ送信制御を行うことで、データ変換装置100は、クライアント200から既存サーバ300への送信順序と同じ順序で、試験サーバ400にクライアント200から送信されるデータを送信できる。データの順序情報は、送信元であるクライアント200によって作成されたものであるため、図3を用いて説明したように、データ順序の反転は、例えば、ポートミラーリングやデータの優先度制御によって生じうる。しかしながら、データの順序情報自体は変わらないため、制御部110aがデータを受信した順序ではなく、データの順序情報に従ってデータを送信することで、既存サーバ300に送信されるデータの順序と同じ順序で、試験サーバ400に送信することができる。
[データ変換装置の第2例]
図6は、データ変換装置の第2例を示す図である。図6に示す第2例に係るデータ変換装置100bは、図2に示すデータ変換装置100aに加えて記憶部160bを有する。記憶部160bは、後述する受信情報310、送信順序情報330を格納する。制御部110bは、制御部110aが実行するアドレス変換処理並びにデータ送信制御処理に加えて、記憶部160bに格納される情報にデータを書き込む処理を実行する。受信部170b及び送信部180bは、図2に示す受信部170a及び送信部180bと同様の動作を行う。以下に、データ変換装置の第2例を、図6〜図9を用いて説明する。
[データ変換装置の第2例:データ送信制御処理]
図7は、データ送信制御処理の一例を示すフローチャートである。まず、制御部110bは、受信部170bで受信したデータを読み出す(S601)。制御部110bは、受信部170bで受信したデータを記憶部160bに格納する(S602)。制御部110bは、例えば、受信情報310のように受信したデータを記憶部160bに格納する。受信情報310について以下に説明する。
[データ変換装置の第2例:データ送信制御処理(受信情報)]
図8は、受信情報の一例を示す図である。図8に示される受信情報310aは、識別番号列311、受信時間列312、送信元アドレス列313、送信元ポート列314、クライアント側シーケンス番号(Cseq)列315、送信先アドレス列316を含む。受信情報310aはさらに、送信先ポート列317、サーバ側シーケンス番号(Sseq)列318、データ内容列319、及びデータフラグ列320を含む。
識別番号列311の識別番号は、受信データを受信時間の昇順で並べた各エントリを識別する番号である。受信時間列312は、データを制御部110bが受信部170bから受け取った時間である。送信元アドレス列313及び送信元ポート列314には、データ送信元であるクライアント200のアドレスとポート番号とがそれぞれ登録される。送信先アドレス列316及び送信先ポート列317には、データ送信先である既存サーバ300のアドレスとポート番号とがそれぞれ登録される。なお、本明細書及び図では、送信元アドレス及び送信先アドレスは参照符号で示す。
クライアント側シーケンス番号列315には、クライアント200から送信されるシーケンス番号が登録され、サーバ側シーケンス番号列318には、既存サーバ300から送信されるシーケンス番号が登録される。クライアント200とサーバ間でコネクションを確立すると、それらの間には通信路が形成される。例えば、TCPでは、通信路におけるバイト単位のストリーム型通信を実現するため、通信路内を流れるバイトデータに対して、バイト位置を決める「シーケンス番号」を送信する。TCPの例では、シーケンス番号は、例えば、32bitの符号なしの整数である。図7に示す例では、10進数表記でシーケンス番号を示す。データフラグ列320には、データが制御部110bにより処理されているか否かを特定するデータフラグが格納される。データフラグ列320には、例えば、ステップS601により読み出されたデータの場合、「1」が設定され、先に読みだしたデータには「1」が設定されない。データフラグ列320の使用方法は、ステップS605において後述される。
図7に示すステップS602の後、制御部110bは、記憶部160bに格納したデータを順序情報で並べ替える(S603)。図8に示される受信情報310bは、ステップS502により、受信情報310aを順序情報で並べ替えられたものである。受信情報310aでは、識別番号1001のエントリにおけるクライアント側シーケンス番号列315に示すシーケンス番号は「4」であり、識別番号1002のエントリにおけるクライアント側シーケンス番号列315に示すシーケンス番号は「3」である。そのため、制御部110bは、シーケンス番号を昇順で並べ変え、受信情報310bに示すように、識別番号1001で特定されるエントリと、識別番号1002で特定されるエントリの順序を反転する。
図7に示すステップS603の後、制御部110bは、ステップS601で読み出したデータが要求データか否かを判断する(S604)。読み出したデータが、要求データではない場合(S604 No)、制御部110bは、応答データとして送信順序情報330を更新する(S606)。
[データ変換装置の第2例:データ送信制御処理(送信順序情報)]
図9は、送信順序情報の一例を示す図である。図9に示される送信順序情報330は、識別番号列331、送信元アドレス列332、送信先アドレス列333、データ順序列334、及び送信回数列335を含む。
データ順序列334には、ステップS601で受信したデータを含むデータの順序が登録される。図8に示すA10、A11は要求データであり、B10、B11は応答データである。なお、要求データであるか否かは、例えば、TCPのデータ部にある「get request」により判別可能であり、応答データであるか否かは、例えば、TCPのデータ部にある「get response」により判別可能である。このように、制御部110bは、データ部を解析して、送信データが、要求データか応答データかを判別する。
送信順序情報330では、データ順序列334に示すように、要求データと、応答データとの一組に対して、エントリが設けられる。
識別番号列331の識別番号は、受信したデータの順序を識別する番号である。送信元アドレス列332には、データ送信元であるクライアント200又は既存サーバ300のアドレスが登録される。送信先アドレス列333には、クライアント200又は既存サーバ300のアドレスが登録される。なお、データ順序列は、識別番号2001に示されるデータ順序では、4つのデータが登録され、識別番号2002に示されるデータ順序では、2つのデータが登録されるが、このデータ数に限定されない。
送信回数列335は、識別番号により特定されるデータ順序が送信された回数が登録される。
図7に示すステップS606の後、制御部110bは、再度ステップS601を実行する。
読み出したデータが要求データである場合(S604 Yes)、制御部110bは、送信順序情報330を参照して、読み出したデータのデータ順序を判断する(S605)。例えば、現在読み出したデータの送信元がクライアント「200A」であり且つ送信先が「300A」でありデータが「A11」の場合、図9に示す識別番号2001、2003が対応するデータ順序になる。制御部110bが、識別番号2001、2003の送信回数列335を参照すると、識別番号「2001」のデータ順序の送信回数「1234」は、識別番号「2003」のデータ順序の送信回数「7」より多い。よって、制御部110bは、データ「A11」は、「A10」→「A11」→「B10」→「B11」の順序で送信されるデータであると判断する。
制御部110bは、ステップS605で選択されたデータ送信順序において、未だ読み出していないデータがある場合(S606 Yes)、再度ステップS601に戻り後続のデータを読み出す。なお、選択されたデータ送信順序において、要求データ「A11」の先に「A10」が読み出され、「A11」の後続の応答データ「B10、B11」を待つが、要求データ「A10」が読み出されていない場合は、要求データ「A10」のデータの読み出しを待つ。このような処理を行うのは、要求データ「A10」の受信が遅れている場合があるからである。
制御部110bは、ステップS605で選択されたデータ送信順序において、未だ読み出されていないデータが無い場合(S606 No)、選択されたデータ送信順序でデータを送信するように送信部180bに指示する(S607)。なお、ステップS607において、制御部110bは、上記したアドレス変換処理を実行して、送信元をクライアント200からデータ変換装置100に、送信先を既存サーバ300から試験サーバ400に変換して生成した電文を送信部180bに送信させてもよい。データ送信後、制御部110bは、送信順序情報の送信回数列335の該当レコードを更新する(S608)。
選択されたデータ送信順序において、未だ読み出されていないデータがある場合(S606 Yes)は、制御部110bは、再度ステップS601に戻り読み出し処理を実行する。
なお、データに順序を識別する情報が無い場合は、制御部110bは、ステップS603を実行せずに、上記したデータ送信制御処理を実行することができる。
このように、データ変換装置100は、データ送信順序の実績情報を用いて、データ送信順序を判別して、データを送信する。このように、制御部110aはデータの順序情報を用いてデータ送信制御を行うことで、データ変換装置100は、クライアント200から既存サーバ300への送信順序と同じ順序で、試験サーバ400にクライアント200から送信されるデータを送信できる。
[データ変換装置の第3例:データ送信制御処理]
データ変換装置の第3例は、データ変換装置の第2例におけるステップS605と異なる処理を実行する。他の制御部110bの動作は、第2例で説明した動作と同じであるので説明を省略し、データ変換装置の第3例におけるステップS605の説明を以下に示す。
データ変換装置の第2例におけるステップS605では、現在読み出したデータの送信元がクライアント200Aでありデータが「A11」の場合を例として説明した。データ変換装置の第2例では、送信順序情報330の送信回数列335には、識別番号「2001」で示すデータ順序列の送信回数が一番多いと判定されたが、第3例では、識別番号「2001」に示すデータが無い場合の処理を行う。
ステップS605で、制御部110bは、送信先が同じデータのデータ順序列のうち、送信回数が最も多いデータ順序列を、読み出したデータのデータ順序であると判断する。例えば、現在読み出したデータの送信先が「300A」でありデータが「A11」の場合、図9に示す識別番号2002、2003、2004が対応するデータ順序になる。このように、送信先が同じであるが、送信元が異なるデータ順序列の情報を用いるのは、送信元である既存サーバ300は、要求が同じであれば、同じデータシーケンスで応答するからである。
制御部110bは、識別番号2002、2003、2004の送信回数列335を参照すると、識別番号「2004」のデータ順序の送信回数「5678」は、識別番号「2002、2003」のデータ順序の送信回数「7」より多い。よって、制御部110bは、データ「A11」は、「A10」→「A11」→「B10」→「B11」の順序で送信されるデータであると判断する。
このように、データ変換装置100は、送信元の実績情報が無い場合であっても、他の送信元のデータ送信順序の実績情報を用いて、データ送信順序を判別して、データを送信する。
[データ変換装置の第4例:データ送信制御処理]
データ変換装置の第4例は、データ変換装置の第2例におけるステップS604とS605との間に、データ変換装置100が送信順序情報330にデータを登録する処理を実行する。他の制御部110bの動作は、第2例で説明した動作と同じであるので説明を省略し、上記データ登録処理の説明を以下に示す。
図10は、ステップS604とステップS605との間に制御部110bになされるデータ送信制御処理の一例を示す。制御部110bは、送信順序情報330の送信回数列に所定の送信回数があるか否か判断する(S701)。所定の送信回数とは、ステップS605で、データ順序を判断するために要する回数である。送信順序情報330の送信回数列に所定の送信回数がなければ(S701 No)、制御部110bは、制御部は所定の回数送信されたデータ順序を得るために、送信部180bに要求データを送信することを指示する(S702)。ステップS702では、例えば、図9に示す送信順序情報330の識別番号「2001」及び「2003」に示すデータを得るために、データ変換装置100は、要求データ「A10」、「A11」を連続して送信する。
送信順序情報330の送信回数列に所定の送信回数があれば(S701 Yes)、制御部110bは、ステップS605を実行する。
このように、データ変換装置100は、データ送信順序の実績情報が無い場合は、クライアント200の代わりに要求データを試験サーバ400に送信することで、送信順序情報330を作成して、データ送信順序の実績判断を可能にする。
[データ変換装置の第5例:データ送信制御処理]
データ変換装置の第5例は、データ変換装置の第2例におけるステップS604とS605との間に、データ変換装置100が送信順序情報330にデータを登録する処理を実行する。他の制御部110bの動作は、第2例で説明した動作と同じであるので説明を省略し、上記データ登録処理の説明を以下に示す。
図11は、ステップS603とステップS604との間に制御部110bになされるデータ送信制御処理の一例を示す。制御部110bは、読み出したデータの受信時間と、先行送信データの受信時間との時間差が所定値以上か否かを判断する(S801)。所定値より長い場合(S801 Yes)、データの順序反転が生じた可能性が高いため、制御部110bは、ステップS604以降のデータ送信制御処理を実行する。所定値より短い場合(S801 No)、データの順序反転が生じた可能性が引いため、制御部110bは、ステップS601に戻る。なお、制御部110bは、ステップS801における受信時間の判断を、受信情報310の受信時間を参照して行うことができる。
このように、データ変換装置100は、データ送信制御処理を一定条件の下で行わないことによって、データ変換装置100の処理負荷を低減することが出来る。
[データ変換装置のハードウェア構成]
図12は、データ変換装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図12に示すデータ変換装置100は、演算処理部212、記憶部222、メモリコントローラ226、バスインタフェース228、ドライブ部232、外部記憶部234、及び通信部270を有する。
演算処理部212は、プロセッサコア214、L2キャッシュ(2次キャッシュ)RAM(Random Access Memory)216、L2キャッシュRAM216の制御を行うL2キャッシュコントローラ218を有する。演算処理部212は、メモリコントローラ226を介して記憶部222に接続する。また、演算処理部212は、バスインタフェース228を介してドライブ部232、外部記憶部234、通信部270と接続する。
L2キャッシュRAM216は、プロセッサコア214からの命令に従って記憶部222に格納される内容の一部を記憶する。L2キャッシュRAM216は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)である。
プロセッサコア214は、L2キャッシュRAM216からデータ又は命令を読み出し、命令に従ってデータに対して演算を行うと共に、演算結果をL2キャッシュRAM216又は記憶部222に格納する。命令又はデータは、プログラム900として記憶部222に格納される。演算処理部212は、プロセッサコア214を複数搭載するマルチコアプロセッサであっても良い。演算処理部212は、例えば、CPUである。
演算処理部212はプログラム900を実行することで、図2で説明した制御部110aや、図6で説明した制御部110bとして動作することができる。
メモリコントローラ226は、演算処理部212又はバスインタフェース228からロード命令を受け取り、記憶部222からデータ又は命令をロードして、演算処理部212又はバスインタフェース228に出力する。メモリコントローラ226はさらに、演算処理部212又はバスインタフェース228からストア命令並びに対象となるデータを受け取り、受け取ったデータを記憶部222に格納する。
記憶部222は、半導体素子により構成される記憶装置であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。外部記憶部234は、記憶部222より、記憶容量が大きく、電源を供給しなくても記録が消えない記憶装置であり、例えば、磁気ディスクを有するディスクアレイ、又はフラッシュメモリを用いたSSD(Solid State Drive)である。外部記憶部234は、記憶部222に格納される命令、データ、及びプログラムを記憶することができる。
バスインタフェース228は、演算処理部212と、他の接続装置とを繋ぐバスである。バスインタフェース228は、例えば、AGP(Accelerated Graphics Port)又はPCI Express(Peripheral Component Interconnect Express)などの規格に従って機能する回路である。
ドライブ部232は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM、DVDなどの記憶媒体236を読み書きする装置である。ドライブ部232は、記憶媒体236を回転させるモータや記憶媒体236上でデータを読み書きするヘッド等を含む。なお、記憶媒体236は、プログラム900を格納することができる。ドライブ部232は、ドライブ部232にセットされた記憶媒体236からプログラム900を読み出す。演算処理部212は、ドライブ部232により読み出されたプログラム900を、記憶部222及び/又は外部記憶部234に格納する。
通信部270は、ネットワークに接続され、ネットワークに接続される情報処理装置と通信を行うために使用される装置である。図1に示されるように、通信部270は、通信装置500とネットワーク接続する。通信部270は、例えば、NIC(Network Interface Controller)である。
通信部270は、例えば、図2に示す受信部170a及び送信部180a、又は、図6に示す受信部170b及び送信部180bとして動作することができる。
[通信部:データ変換装置が通信装置と別装置であるケース]
図13Aは、データ変換装置100が通信装置500と別装置である場合のデータ変換装置100の通信部の一例を示す図である。図13Aに示す通信部270aは、図12に示す通信部270の一例である。通信部270aは、メモリ271A、CPU273A、コマンドキュー274A、及び送受信キュー275A、物理ポート279Aを有する。コマンドキュー274Aは、演算処理部212から転送されたコマンドを保持する。コマンドには、データ転送の転送先のIPアドレス、又はMACアドレス等が特定される。
CPU273Aは、メモリ271Aに格納された通信プログラムを実行して、所定のプロトコルに従う通信処理機能を実現する。所定のプロトコルとは、例えば、イーサネット(登録商標)や、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に規定されるプロトコルである。CPU273Aが実現する通信処理機能は、コマンドキュー274Aに保持されるコマンドを読み取り、CPU273Aは、コマンドに含まれるメモリアドレスで特定される記憶部222の位置からデータを取得し、試験サーバ400に取得データを転送する。または、CPU273Aは、送受信キュー275Aに保持されるデータとデータを特定するコマンドを取得して、コマンドに含まれるメモリアドレスで特定される記憶部222の位置にデータを格納する。
物理ポート279Aは、ネットワークケーブルに接続され、ネットワークケーブルに対してデータの入出力を行う。送受信キュー275Aは、試験サーバ400から物理ポート279Aに送信されたデータを保持し、又は、試験サーバ400が送信するデータを保持するとともに物理ポート279Aに出力する。
[通信部:データ変換装置が通信装置と同じ装置であるケース]
図13Bは、データ変換装置100が通信装置500と同じ装置である場合のデータ変換装置100の通信部の一例を示す図である。図13Bに示す通信部270bは、図12に示す通信部270の一例である。図13Bに示す通信部270bは、データ変換装置100が通信装置500を含むため、データ変換装置100に含まれる通信部270が通信装置500として動作するときの構成を有する。通信部270bは、メモリ271B、CPU273B、コマンドキュー274B、受信キュー276B、送信キュー277B、及び物理ポート279Bを有する。メモリ271B及びコマンドキュー274Bは、図13Aに示す通信部270aに含まれるメモリ271A及びコマンドキュー274Aと同じように動作するため、それらの説明は省略する。
物理ポート279Bは、各々が、複数のネットワークケーブルに接続される複数の物理ポートであり、ネットワークに対してデータの入出力を行う。例えば、物理ポート279B−1は、受信用物理ポートとして動作し、クライアント200から送信されるデータが入力される。入力されたデータは、受信キュー276Bに保持される。物理ポート279B−2は、送信用物理ポートとして動作し、既存サーバ300、及び試験サーバ400に送信するデータを出力する。送信するデータは、送信キュー277Bに保持される。
メモリ271Bは、物理ポートとIPアドレス及び/又はMAC(Media Access Control addres)アドレスとを関係付けた情報を含むルーティングテーブルを格納する。CPU273Bは、CPU273A同様に、メモリ271Bに格納された通信プログラムを実行して、所定のプロトコルに従う通信処理機能を実現すると共に、ルーティングテーブルを参照してルーティング処理を実行する。ルーティング処理とは、例えば、ルーティングテーブルを参照して、ある受信用物理ポート279B−1から受信したデータのあて先アドレスを調べて、対応する送信用物理ポート279B−2へ受信したデータを送り出すことである。
CPU273Bは、コマンドキュー274Bに保持されるコマンドを読み取り、コマンドに含まれるメモリアドレスで特定される記憶部222の位置からデータを取得し、試験サーバ400に取得データを転送する。または、CPU273Bは、受信キュー276Bに保持されるデータと、コマンドキュー274Bに保持されるコマンドを取得して、コマンドに含まれるメモリアドレスで特定される記憶部222の位置にデータを格納する。
また、物理ポート279B−1、279B−2のいずれかは、図3で説明したポート503に相当する。CPU273Bは、図3を用いて説明した「ポートミラーリング」を実行して、ポート503に相当する物理ポートで受け取ったデータを受信キュー276Bに格納する。
100、100a、100b データ変換装置
110a、110b 制御部
160b 記憶部
170a、170b 受信部
180a、180b 送信部
200 クライアント
300 既存サーバ
400 試験サーバ

Claims (7)

  1. 第1の装置から第2の装置へ送信される第1のデータ及び第1の順序情報、及び、第2のデータ及び第2の順序情報であって、前記第1の順序情報は前記第1のデータが前記第2のデータの先に送信されることを示し、前記第2の順序情報は前記第2のデータが前記第1のデータの後に送信されることを示す、前記第1のデータ及び前記第1の順序情報、及び、前記第2のデータ及び前記第2の順序情報を受信する受信部と、
    受信した前記第1のデータ及び前記第2のデータを第3の装置へ送信する送信部と、
    前記第1の順序情報及び前記第2の順序情報に示される順序に従って、前記送信部に前記第1のデータ及び前記第2のデータを送信することを前記送信部に指示する制御部と、を有することを特徴とするデータ変換装置。
  2. 前記受信部は、前記第1の装置から前記第2の装置へ送信される第3のデータ及び第4のデータを受信し、前記第1のデータ及び前記第3のデータは、前記第3の装置に格納される第5のデータの取得要求であり、前記第2のデータ及び前記第4のデータは、前記第3の装置に格納される第6のデータの取得要求であり、
    前記制御部はさらに、前記第3のデータと前記第4のデータとの受信順序を判断するとともに、前記受信順序に従って前記第1のデータ及び前記第2のデータを送信することを前記送信部に指示することを特徴とする請求項1に記載のデータ変換装置。
  3. 前記受信部は、前記第1の装置から前記第2の装置へ送信される第3のデータ及び第4のデータを受信し、前記第1のデータ及び前記第3のデータは、前記第3の装置に格納される第5のデータの取得要求であり、前記第2のデータ及び前記第4のデータは、前記第3の装置に格納される第6のデータの取得要求であり、
    前記制御部は、前記第3のデータを前記第4のデータより先に送信する第1の送信順序により前記第3のデータと前記第4のデータとを前記制御部に送信するように指示し、さらに、前記第4のデータを前記第3のデータより先に送信する第2の送信順序により前記第3のデータと前記第4のデータとを前記制御部に送信するように指示すると共に、前記第1の送信順序又は前記第2の送信順序による送信に対する応答が前記第3の装置からあった場合、前記応答に対応する前記第1の送信順序又は第2の送信順序により、前記第1のデータと前記第2のデータとを送信するように前記送信部に指示することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ変換装置。
  4. 受信部と送信部と制御部におけるデータ変換方法であって、
    前記受信部が、第1の装置から第2の装置へ送信される第1のデータ及び第1の順序情報と、第2のデータ及び第2の順序情報を受信し、前記第1の順序情報は前記第1のデータが前記第2のデータの先に送信されることを示し、前記第2の順序情報は前記第2のデータが前記第1のデータの後に送信されることを示し、
    前記第1の順序情報及び前記第2の順序情報に示される順序に従って、前記送信部に前記第1のデータ及び前記第2のデータを送信することを前記送信部に指示し、
    前記送信部が、受信した前記第1のデータ及び前記第2のデータを第3の装置へ送信することを特徴とするデータ変換方法。
  5. 前記受信部が、前記第1の装置から前記第2の装置へ送信される第3のデータ及び第4のデータを受信し、前記第1のデータ及び前記第3のデータは、前記第3の装置に格納される第5のデータの取得要求であり、前記第2のデータ及び前記第4のデータは、前記第3の装置に格納される第6のデータの取得要求であり、
    前記制御部は、前記第3のデータと前記第4のデータとの受信順序を判断するとともに、前記受信順序に従って前記第1のデータ及び前記第2のデータを送信することを前記送信部に指示することを特徴とする請求項4に記載のデータ変換方法。
  6. 前記受信部は、前記第1の装置から前記第2の装置へ送信される第3のデータ及び第4のデータを受信し、前記第1のデータ及び前記第3のデータは、前記第3の装置に格納される第5のデータの取得要求であり、前記第2のデータ及び前記第4のデータは、前記第3の装置に格納される第6のデータの取得要求であり、
    前記制御部は、前記第3のデータを前記第4のデータより先に送信する第1の送信順序により前記第3のデータと前記第4のデータとを前記制御部に送信するように指示し、さらに、前記第4のデータを前記第3のデータより先に送信する第2の送信順序により前記第3のデータと前記第4のデータとを前記制御部に送信するように指示すると共に、前記第1の送信順序又は前記第2の送信順序による送信に対する応答が前記第3の装置からあった場合、前記応答に対応する前記第1の送信順序又は第2の送信順序により、前記第1のデータと前記第2のデータとを送信するように前記送信部に指示することを特徴とする請求項4又は5に記載のデータ変換方法。
  7. 受信部、送信部、及び制御部を有するデータ変換装置にデータ変換を実行させるプログラムであって、
    前記受信部に、第1の装置から第2の装置へ送信される第1のデータ及び第1の順序情報と、第2のデータ及び第2の順序情報を受信させ、前記第1の順序情報は前記第1のデータが前記第2のデータの先に送信されることを示し、前記第2の順序情報は前記第2のデータが前記第1のデータの後に送信されることを示し、
    前記制御部に、前記第1の順序情報及び前記第2の順序情報に示される順序に従って、前記送信部に前記第1のデータ及び前記第2のデータを送信することを前記送信部に指示させるためのプログラム。
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