JP2004260723A - 音源パケットのコピー方法及び装置 - Google Patents

音源パケットのコピー方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【目的】音源パケットの入力逆転によらず、コピーパケットの送出の揺らぎを十分に低減できることを課題とする。
【構成】異なる音源パケットA,Bの入力に従い、それぞれに所定数n,mをコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー方法であって、入力パケットの音源種別A/Bと、予め音源種別の入力順序A,Bを規定した情報とを比較し、順序通りの音源パケットA,Bが入力した場合は、該入力順に各所定数n.mをコピーして出力し、順序通りでない音源パケットBが先に入力した場合は、該入力パケットBのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源パケットAが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源パケットAが入力した場合は、該入力パケットAを所定数nコピーして出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は音源パケットのコピー方法及び装置に関し、更に詳しくは、異なる音源パケット(固定長パケットであるATM音源セルを含む)の入力に従い、それぞれに所定数をコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー方法及び装置に関する。
【0002】
昨今,移動体通信サービスに対する要求は幅広く,高速ディジタルデータ通信、及びパケット通信等の可変速度通信もその要求内容の一つとなっている。高速ディジタルデータ通信、パケット通信等を考慮した場合の交換機としては、定速度データの伝送を念頭においたSTM通信よりも、高速、可変速データとの親和性の高いATM(asynchronous Transfer Mode)通信での網構成が適しており、今後、移動体通信に広く適用されて行くと考えられる。また、近年は、ボイスオーバインターネットゲートウェイを使用して音声回線とインターネット回線とを接続し、IPパケットを利用して通話するところの所謂IP電話も普及しつつある。
【0003】
【従来の技術】
係る状況の下、例えば、ATM網を用いて電話系サービスを実現する場合には、従来からの音声通信の交換を実現する必要があるが、その場合には、リングバックトーン(RBT)、ダイヤルトーン(DT)、ビジートーン(BT)等の可聴音信号やアナウンス音声等の各種音源信号を同時に複数の発信者に分配する機能の提供が必要になる。この機能を実現するには、入力のATMセルを必要数分コピーして各方路に分配するコピートランクを用いることが多いが、音声通信のように、リアルタイム性及び定速度性を要求される場合には、もしATMセルにタイミングの揺らぎがあると、受信側ではセル未受信時雑音となるため、音源セルの揺らぎを極力抑えて送出しなくてはならない。
【0004】
従来は、電話系ユーザからの発呼接続の度に、ユーザ端末と音源装置との間で仮想パスを張るものが知られている(特許文献1)。しかし、この方法では、音源セルのコピー数が呼の接続数に応じて変化するため、ユーザ端末に送出されるコピーセルにタイミングの揺らぎが生じる。
【0005】
これを図8の例で具体的に説明する。今、入力のRBT音源セルAとアナウンス音源セルBとをそれぞれの呼接続数n,mに応じてコピーし、ATMスイッチを介して送出するとすると、まずn個のRBTコピーセルA1〜Anを生成して各方路(VPI/VCI)宛に送出し、次にm個のアナウンスコピーセルB1〜Bmを生成して各方路宛に送出する。この状態で、例えばRBTコピーセルAnに着目すると、図の始めの2回目までは呼の接続数に変更が無いため、各セルAnは所定時間間隔(例えば5.875ms)で送出されるが、3回目については、この区間に呼の接続数に変更があり、コピーセルA1〜An−1の生成が削除されたため、コピーセルAnが前倒しされて送出されることになり、該セルAnの送出に揺らぎが生じる。更に、この影響がアナウンスセルB1〜Bmの生成タイミングに及ぶ場合もある。
【0006】
この揺らぎ対策として、常に各種音源セルを方式最大数分コピーし、各コピーセルを各分配先に割り付けると共に、呼が接続されていない方路(パス)については、コピートランクの出口で不要セルを遮断(廃棄)し、出力させないものが知られている。ここで、方式最大数とは、例えば交換機として処理可能な呼数を50万BHC(Busy Houre Call)とするときに、これをカバーできるRBTセルの方式最大数=256方路、等と決定される。
【0007】
これを図9の例で具体的に説明する。図において、常時方式最大数分のコピーセルA1〜An,B1〜Bmを生成すると共に、パスが貼られていない方路(VPI/VCI)のセルを廃棄することで、必要なコピーセルを提供できる。しかも、図9の3回目では、接続パス数の変更によりコピ−セルA1〜An−1の生成が省略されないため、コピーセルAnの送出に揺らぎが生じていない。
【0008】
また、従来は、有音のトーン信号について有音セルのみ送出し、無音のトーン信号について無音セルを生成しないことにより、ATMスイッチのセルトラフィックを軽減するものが知られている(特許文献2)。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−262051号公報(段落「0007」,図10)。
【0010】
【特許文献2】
特開2000−332783号公報(要約,図1)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記各音源をそれぞれの方式最大数分コピーしておく方法によると、コピートランクへの入力セルが常に同じ順序で入力していれば問題はないが、例えばトーン音源とアナウンス音源とが異なる装置となり、コピートランクへの入力ルートが異なるような場合には、システム内部の揺らぎ等により入力音源セルが逆転する可能性が有り、この逆転が発生すると、常に各音源を方式最大数分コピーしているため、出力としてはコピー数分の逆転となり、分配先では大きな揺らぎとなる問題があった。
【0012】
これを図10の例で具体的に説明すると、この図の3回目では、入力音源セルの順序がセルB,Aと逆転したため、まずセルBが方式最大数m分コピーされて後、セルAが方式最大数n分コピーされることになり、このため、セルAnの3回目の送出はセルBの方式最大数m個分程度遅れてしまうことになる。
【0013】
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とする所は、音源パケットの入力逆転によらず、コピーパケットの送出の揺らぎを十分に低減できる音源パケットのコピー方法及び装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は例えば図1の構成により解決される。即ち、本発明(1)の音源パケットのコピー方法は、異なる音源パケットA,Bの入力に従い、それぞれに所定数n,mをコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー方法であって、入力パケットの音源種別A/Bと、予め音源種別の入力順序A,Bを規定した情報とを比較し、順序通りの音源パケットA,Bが入力した場合は、該入力順に各所定数n.mをコピーして出力し、順序通りでない音源パケットBが入力した場合は、該入力パケットBのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源パケットAが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源パケットAが入力した場合は、該入力パケットAを所定数nコピーして出力するものである。従って、コピーパケットAi(i=1〜n)の送出の揺らぎを十分に低減できる。
【0015】
本発明(2)では、上記本発明(1)において、前記所定時間内に順序通りの音源パケットAが入力した場合は、該入力パケットAの所定数nコピー終了後に、前記コピーを待たせた音源パケットBのコピーを開始するものである。従って、コピーパケットAi(i=1〜n)のみならずコピーパケットBj(j=1〜m)の送出の揺らぎも十分に低減できる。
【0016】
本発明(3)では、上記本発明(1)において、前記所定時間内に順序通りの音源パケットAが入力しない場合は、前記コピーを待たせた音源パケットBのコピーを開始するものである。従って、音源パケットAがロスした場合でも、コピーパケットBj(j=1〜m)の揺らぎを十分に低減して送出できる。
【0017】
本発明(4)では、上記本発明(1)において、所定時間内に入力した各音源パケットの音源種別A,Bに従って音源種別の入力順序A,Bを規定するものである。従って、ある時点における各音源パケットの実際の流れ(入力順序)に基づいて音源種別の入力順序を規定できる。
【0018】
本発明(5)の音源パケットのコピー装置は、異なる音源パケットの入力に従い、それぞれに所定数をコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー装置であって、入力パケットを記憶するバッファ手段と、音源パケットの入力順序を規定した情報を記憶する記憶手段と、入力パケットの音源種別と、音源種別の入力順序を規定した情報とを比較し、順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力順に各所定数をコピーして出力し、順序通りでない音源パケットが入力した場合は、該入力パケットのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源パケットが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットを所定数コピーして出力する制御手段とを備えるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0020】
図2は実施の形態による移動体通信用交換機のブロック図で、ATM通信網への適用例を示している。図において、10はATM回線を介して他の中継交換機(MSC)や無線基地局(BSC)等に接続する加入者交換機(MSC)、12〜12はATM回線を終端するATM回線対応部(ALU)、11はATMセルを交換するATMスイッチ(ASW)、13は例えばリングバックトーン(RBT)の音源データを発生するトーン音源(TNS)、14はアナウンス音声の音源データを発生するアナウンス音源(ANS)、15,15は入力の音源データをセル化して出力するセル化装置(CLAD)、20は入力の音源セルをそれぞれに方式最大数分コピーして各方路宛に出力するコピートランク(CPY)、16は交換機10の主制御・処理を行う制御部である。
【0021】
トーン音源13からのRBTデータ(STMデータ)はセル化装置15でATMセルにセル化され、更にATMスイッチ11を介してルーティングされ、コピートランク20に入力する。一方、アナウンス音源14からのアナウンス音声データ(STMデータ)はセル化装置15でATMセルにセル化され、更にATMスイッチ11を介してルーティングされ、コピートランク20に入力する。こに状態では、通常は、各音源セルが所定の順序でコピートランク20に入力するが、システム内(ATMスイッチ11等)の動作の揺らぎにより、到着音源セルの順序が逆転する場合がある。
【0022】
図3は実施の形態によるコピートランクのブロック図で、図において、20はコピートランク、21は入力ポートIPからの各種入力音源セルを受信するセル受信IF(インタフェース)部、22は入力の音源セルを記憶するセルバッファ、23は特定の宛先(VPI/VCI)のコピーセルを廃棄するセルフィルタ、24はセルフィルタ23を通過した各コピーセルを出力ポートOPに出力するセル送信IF部、25は入力の各音源セルをセルバッファ22に書き込むと共に、各音源セルの入力順序を監視してコピー制御の起動/待ちの制御を行うセル受信制御部、26は所定時間(例えば1セル時間を2.7μsとする場合に1ms程度)を計数するためのタイマ、27はセル受信制御を実行する上で必要な各種情報を記憶するセル受信制御テーブル、28はセル受信制御部25からのコピー起動命令に従って対応する音源セルのコピーセルを生成するセルコピー制御部、29はセルコピー制御を実行する上で必要な各種情報を記憶するセルコピー制御テーブル、30はコピートランク20を上位の制御部16に接続するためのプロセッサIF部である。
【0023】
図4は実施の形態によるセル制御テーブルを説明する図で、図4(A)にセル受信制御テーブルの記憶内容を示す。図において、「テーブルアドレス」はこのセル受信制御テーブル27の各欄(行)の先頭アドレスA,B,C等を表し、フラグ「EN」は各欄の制御情報の有効/無効(1/0)を表す。即ち、「EN」=1は各欄の制御情報に対応する音源セルがその入力を予定されていることを表す。また「入力セル格納番地」は入力音源セルのセルバッファ22内における格納アドレスを表し、「コピーセルパス情報先頭格納番地」はセルコピー制御テーブル29内に格納されているコピーセル宛先情報群(VPI/VCI)の先頭格納番地ABC,DEF等を表す。更に「SN」は各音源セルの入力順序を規定するシーケンス番号1,2,3等を表し、そして、「コピー強制待ちフラグ」は当該入力音源セルのコピーが強制的に待ち/非待ち状態(1/0)にされていることを表す。
【0024】
図4(B)はセルコピー制御テーブルの記憶内容を示し、図において、「テーブルアドレス」はこのセルコピー制御テーブル29の各欄(行)の先頭アドレスABC,DEF等を表し、「VPI/VCI」は各コピー音源セルに合成するための宛先情報111/111,222/222等を表す。また「コピー制御フラグ」は当該音源セルのコピーを継続するか/終了するか(1/0)のコピー制御情報を表す。
【0025】
音源セルのコピー数や各宛先情報VPI/VCIは、呼の接続制御等を行う上位の制御部16により予め設定される。この場合に「VPI/VCI」=111/111,222/222等を付された各コピーセルは、ATMスイッチ11に入力されて該スイッチ11の各対応する出力ポートに自己ルーティングされるが、「VPI/VCI」=000/000のコピーセルはセルトランク20内のセルフィルタ23で廃棄される。従って、ATMスイッチ11内のセルトラフィックを軽減できる。
【0026】
また、各音源セルの入力順序「SN」については、システムで既知の場合はこれを制御部16で設定してもよいが、多数の呼の接続状態の遷移によって音源セルの入力順序もダイナミックに変化するため、既知でない場合も少なくない。この場合は、コピートランク20に入力する各音源セルを定期的に監視すると共に、所定時間内に入力した各音源セルの音源種別に従って音源セルの入力順序「SN」を規定してもよい。以下、実施の形態による音源セルのコピー動作を説明する。
【0027】
図5は実施の形態によるセル受信制御のフローチャートであり、セル受信制御部25で実行される。まず各音源セルがコピートランク20に正しい順序で受信(入力)される場合を説明する。ステップS11では音源セルの受信を待ち、やがて受信されると、ステップS16では当該音源セルのヘッダ情報(VPI/VCI,音源識別フラグ等)に基づいてどの音源セルかのセル種別(A/B等)を判定する。ステップS17では前記判定したセル種別A/Bでセル受信制御テーブル27を参照し、対応するアドレスA/Bの制御フラグ「EN」=1(有効)か否かを判別する。フラグ「EN」=1(セル受信を予定されている)の場合は、ステップS18で当該入力音源セルをセルバッファ22内の対応する入力セル格納番地に格納する。
【0028】
ステップS19では当該受信セルの受信順序を調べ、受信順序が正しいか否かを判別する。この判別処理は、図示しないが、別途にセル受信制御テーブル27のシーケンス番号「SN」=1,2,3を管理すると共に、各所定区間の最初に音源セルAが受信されれば入力順序適正と判別され、またその次に音源セルBが受信されれば入力順序適正と判別される。以下も同様である。
【0029】
ステップS19の判別で受信シーケンスが正常の場合は、ステップS20でタイマ26をリセットする。ステップS21ではセル受信制御テーブル27の当該受信音源セルに対応するコピーセルパス情報先頭格納番地を選択する。ステップS22ではセルコピー制御部28にセルコピ−起動命令を送り、ステップS11に戻る。こうして、各音源セルが正しい順序で受信される場合には,セルコピー制御部28にその都度セルコピ−起動命令が送られ、各命令がセルコピー制御部28でキューイングされ、よって各方式最大数分のコピーセルが順序通りに出力される。なお、上記ステップS17の判別で「EN」=0(無効)の場合は、コピー対象の音源セルではないため、処理はステップS11に戻り、次の音源セルの受信を待つ。
【0030】
次に、システム内のセル転送揺らぎにより音源セルの受信順序が逆転した場合を説明する。ステップS11で受信された音源セルは、上記同様にしてステップS18でセルバッファ22内の対応する入力セル格納番地に格納されると共に、ステップS19では今回受信を予定された音源セルではないと判別される。この場合は、ステップS23でセル受信制御テーブル27中の当該受信音源セルについてのコピー強制待ちフラグ=1(コピー待ち)にセットすると共に、ステップS24ではタイマ26を起動し、ステップS11に戻る。
【0031】
ステップS11では次のセル受信か否かを判別すると共に、セル受信でない場合は更にステップS12でタイマ26のタイムアウトか否かを判別する。タイムアウトでもない場合は、更にステップS13でそれ以前の音源セルについてのコピー終了か否かを判別し、通常はコピー終了でないのでステップS11の処理に戻る。
【0032】
こうして、やがて、タイマ26のタイムアウト前に次の音源セルが受信されると、処理はステップS16〜S19に進み、該ステップS19の判別で該音源セルの入力順序が正しい(即ち、受信待ちセル)と判別されると、ステップS20ではタイマ26をリセットする。ステップS21ではセル受信制御テーブル27における当該受信音源セルに対応するコピーセルパス情報先頭格納番地を選択する。ステップS22ではセルコピー制御部28にセルコピ−起動命令を送り、ステップS11に戻る。こうして、タイムアウト前に正しい順番の音源セルが受信された場合は,セルコピー制御部28に当該セルのコピ−起動命令が送られることで、当該音源セルの起動命令が前回の起動命令の次にキューイングされ、よって、各コピーセルが順序通りに出力される。
【0033】
次に、コピーを強制的に待たされた音源セルのコピー制御を説明する。ステップS13では前回起動された音源セルのコピー終了を待つと共に、やがて、コピー終了を判別すると、ステップS14ではセル受信制御テーブル27の「コピー強制待ちフラグ」を検索してコピー強制待ちの音源セルがあるか否かを判別する。ある場合はステップS15で当該コピー強制待ちフラグ=0(リセット)にし、ステップS20に進む。これによって、上記遅れて到着した音源セルのコピー終了に引き続き、先に到着してコピー待ちとされていた音源セルのコピーが行われる。
【0034】
次に、所定時間以内に待ち音源セルが受信されなかった場合の処理を説明する。この場合は、ステップS12でタイムアウトを検出したことにより、当該音源セルはロスしたものと判断され、ステップS14ではコピーを強制的に待たされた音源セルありか否かを判別する。ある場合はステップS15に進み、上記同様にして当該コピーを待たされた音源セルのコピーが起動される。システム内におけるセルロスの確率は非常に小さく、また、音声データでは、低頻度の1セルロス程度であれば音質への影響が少ないため、セルロスを許容する動作を行う。以上の動作により、コピートランク20への入力音源セルに逆転が発生しても、コピーセルの順序を適正に維持できると共に、セル分配先でのコピーセルの揺らぎを少なくできる。
【0035】
図6は実施の形態によるセルコピー制御のフローチャートであり、セルコピー制御部28で実行される。ステップS31ではコピー起動されたセルがありか否かを判別し、ある場合には、ステップS32でコピー処理中であることを表すコピー中フラグをセットする。ステップS33ではセルバッファ22中の対応音源セルのコピーに対してセルコピー制御テーブル29中の対応パス情報を合成して出力する。ステップS34では当該パス情報に対応するコピー制御フラグ=1(継続)か否かを判別し、継続の場合はステップS35でセルコピー制御テーブル29の参照アドレスを更新してステップS33に戻る。また上記ステップS34の判別でコピー制御フラグ=0(終了)の場合は、ステップS36でコピー中フラグをリセットして、ステップS31に戻る。なお、これにより上記図5のステップS13におけるコピー終了がYESと判別される。
【0036】
図7は実施の形態によるセルコピー制御のタイミングチャートである。図において、順序通りの音源セルA,Bが入力した場合は、該入力順に各方式最大数n.mをコピーして出力(但し、一部はセルフィルタ23で廃棄)し、順序通りでない音源セルBが先に入力した場合は、該入力セルBのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源セルAが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源セルAが入力した場合は、該入力セルAを所定数nコピーして出力し、該コピーの終了後に、前記コピーを待たせた音源セルBのコピーを開始する。従って、コピートランク20への入力音源セルに逆転が発生しても、そのコピー出力セルの揺らぎを小さく抑えることが可能となる。また、前記所定時間内に順序通りの音源セルAが入力しない場合は、前記コピーを待たせた音源セルBのコピーを開始する。
【0037】
なお、上記実施の形態ではリングバックトーン(RBT)信号への適用例を示したが、これに限らない。他のダイヤルトーン(DT)、ビジートーン(BT)等の可聴音(トーン)信号にも適用できる。
【0038】
また、上記実施の形態は本発明のATM音源セルへの適用例を述べたが、これに限らない。本発明は、例えばIP電話等に使用される音源パケットのコピー制御にも適用可能である。
【0039】
また、上記本発明に好適なる実施の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構成、制御、処理及びこれらの組み合わせの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0040】
(付記1) 異なる音源パケットの入力に従い、それぞれに所定数をコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー方法であって、入力パケットの音源種別と、予め音源種別の入力順序を規定した情報とを比較し、順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力順に各所定数をコピーして出力し、順序通りでない音源パケットが入力した場合は、該入力パケットのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源パケットが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットを所定数コピーして出力することを特徴とする音源パケットのコピー方法。
【0041】
(付記2) 前記所定時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットの所定数コピー終了後に、前記コピーを待たせた音源パケットのコピーを開始することを特徴とする付記1記載の音源パケットのコピー方法。
【0042】
(付記3) 前記所定時間内に順序通りの音源パケットが入力しない場合は、前記コピーを待たせた音源パケットのコピーを開始することを特徴とする付記1記載の音源パケットのコピー方法。
【0043】
(付記4) 所定時間内に入力した各音源パケットの音源種別に従って音源種別の入力順序を規定することを特徴とする付記1記載の音源パケットのコピー方法。
【0044】
(付記5) 音源パケットはATM通信方式による音源セルであることを特徴とする付記1乃至4の何れか1に記載の音源パケットのコピー方法。従って、ATM網においても、音源セルの入力順序によらず、コピーセルの送出の揺らぎを十分に低減できる。
【0045】
(付記6) 異なる音源パケットの入力に従い、それぞれに所定数をコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー装置であって、入力パケットを記憶するバッファ手段と、音源パケットの入力順序を規定した情報を記憶する記憶手段と、入力パケットの音源種別と、音源種別の入力順序を規定した情報とを比較し、順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力順に各所定数をコピーして出力し、順序通りでない音源パケットが入力した場合は、該入力パケットのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源パケットが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットを所定数コピーして出力する制御手段とを備えることを特徴とする音源パケットのコピー装置。
【0046】
(付記7) 制御手段は、前記所定時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットの所定数コピー終了後に、前記コピーを待たせた音源パケットのコピーを開始することを特徴とする付記6記載の音源パケットのコピー装置。
【0047】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、コピートランクへの入力音源パケットに逆転が発生しても、そのコピー出力の揺らぎを小さく抑えることが可能となるため、音源情報転送の品質向上に寄与するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態による移動体通信用交換機のブロック図である。
【図3】実施の形態によるコピートランクのブロック図である。
【図4】実施の形態によるセル制御テーブルを説明する図である。
【図5】実施の形態によるセル受信制御のフローチャートである。
【図6】実施の形態によるセルコピー制御のフローチャートである。
【図7】実施の形態によるセルコピー制御のタイミングチャートである。
【図8】従来技術を説明する図(1)である。
【図9】従来技術を説明する図(2)である。
【図10】従来技術を説明する図(3)である。
【符号の説明】
10 加入者交換機(MSC)
11 ATMスイッチ(ASW)
12〜12 ATM回線対応部(ALU)
13 トーン音源(TNS)
14 アナウンス音源(ANS)
15,15 セル化装置(CLAD)
16 制御部
20 コピートランク(CPY)
21 セル受信IF部
22 セルバッファ
23 セルフィルタ
24 セル送信IF部
25 セル受信制御部
26 タイマ
27 セル受信制御テーブル
38 セルコピー制御部
29 セルコピー制御テーブル
30 プロセッサIF部

Claims (5)

  1. 異なる音源パケットの入力に従い、それぞれに所定数をコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー方法であって、入力パケットの音源種別と、予め音源種別の入力順序を規定した情報とを比較し、順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力順に各所定数をコピーして出力し、順序通りでない音源パケットが入力した場合は、該入力パケットのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源パケットが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットを所定数コピーして出力することを特徴とする音源パケットのコピー方法。
  2. 前記所定時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットの所定数コピー終了後に、前記コピーを待たせた音源パケットのコピーを開始することを特徴とする請求項1記載の音源パケットのコピー方法。
  3. 前記所定時間内に順序通りの音源パケットが入力しない場合は、前記コピーを待たせた音源パケットのコピーを開始することを特徴とする請求項1記載の音源パケットのコピー方法。
  4. 所定時間内に入力した各音源パケットの音源種別に従って音源種別の入力順序を規定することを特徴とする請求項1記載の音源パケットのコピー方法。
  5. 異なる音源パケットの入力に従い、それぞれに所定数をコピーして各方路宛に出力する音源パケットのコピー装置であって、入力パケットを記憶するバッファ手段と、音源パケットの入力順序を規定した情報を記憶する記憶手段と、入力パケットの音源種別と、音源種別の入力順序を規定した情報とを比較し、順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力順に各所定数をコピーして出力し、順序通りでない音源パケットが入力した場合は、該入力パケットのコピーを待たせて所定時間の間順序通りの音源パケットが入力するのを待つと共に、該時間内に順序通りの音源パケットが入力した場合は、該入力パケットを所定数コピーして出力する制御手段とを備えることを特徴とする音源パケットのコピー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007062586A1 (fr) * 2005-11-29 2007-06-07 Huawei Technologies Co., Ltd. Terminal de communication et procede de choix de la tonalite de rappel lors d'un appel
JP2011164755A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Fujitsu Ltd データ変換装置、データ変換方法及びプログラム

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