JP2011164391A - 反射型スクリーン - Google Patents

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Abstract

【課題】予め設定された視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、視野範囲外でも投影画像を視認させることができる反射型スクリーンを提供する。
【解決手段】反射型スクリーン1は、投影面Sfに複数、設けられ、凹曲面で構成された単位構造体2を備える。単位構造体2は、凹曲面の少なくとも一部に、画像光R1を反射させる反射部20を有する。複数の単位構造体2における各反射部20は、入射した画像光R1を予め設定された視野範囲に反射させる第1反射部20Aと、入射した画像光R1の少なくとも一部を視野範囲外に反射させる第2反射部20Bとを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、反射型スクリーンに関する。
従来、投影画像を表示するスクリーンとして、会議室や学校の教室等の明室環境下において、蛍光灯等からの外光の影響による投影画像のコントラスト低下を抑制する種々のスクリーンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のスクリーンは、投影面に凸曲面状の複数の単位形状部が2次元的に規則的に配置されている。また、単位形状部には、画像光の入射方向に向う一部の表面部分のみに反射面が形成されている。
以上の構成により、スクリーンに対して斜め下方から入射するプロジェクターからの画像光は、複数の単位形状部における各反射面にて反射されることで、観察者のいる視認側に向い、観察者にて投影画像として認識される。
一方、スクリーンに対して斜め上方から入射する蛍光灯等からの外光は、複数の単位形状部における各反射面に入射せずに、反射面を除く部分に入射して吸収される。すなわち、外光は、スクリーンを介して視認側に反射されることが抑制される。
特開2006−215162号公報
ところで、特許文献1に記載されたスクリーン等のコントラスト低下を抑制するスクリーンでは、投影画像を視認できる視野範囲が予め設定されるものである。
このような視野範囲は、視認される投影画像の明るさとトレードオフの関係に有る。例えば、投影画像の明るさを十分に確保するためには、視野範囲を狭める必要が有る。
すなわち、投影画像の明るさを十分に確保するために視野範囲を狭めると、例えば、プレゼンテーションにおいて、プレゼンターが投影面の近くに立った場合に、プレゼンターは、予め設定された視野範囲外からスクリーンを見ることになり、投影画像を視認し難くなる。また、視野範囲外の観察者も投影画像を視認し難いことになる。
そこで、上述した場合であっても投影画像を視認可能とするために、単純に視野範囲を拡げることが考えられるが、上述したように投影画像の明るさが低下してしまう。
本発明の目的は、予め設定された視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、視野範囲外でも投影画像を視認させることができる反射型スクリーンを提供することにある。
本発明の反射型スクリーンは、画像光が投影される投影面を有する反射型スクリーンであって、前記投影面に複数、設けられ、凹曲面または凸曲面で構成された単位構造体を備え、前記単位構造体は、凹曲面または凸曲面に、画像光を反射させる反射部を有し、前記複数の単位構造体における各前記反射部は、入射した画像光を予め設定された視野範囲に反射させる第1反射部と、入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させる第2反射部とを備えることを特徴とする。
本発明では、複数の単位構造体における各反射部は、上述した第1反射部及び第2反射部を備える。すなわち、スクリーンに入射した画像光は、第1反射部により予め設定された視野範囲に反射されるとともに、第2反射部により視野範囲外に反射されることとなる。
このことにより、例えば、プレゼンテーションにおいて、プレゼンターが投影面の近くに立つことで視野範囲外から投影面を見ることになった場合であっても、第2反射部により反射された画像光を認識できる。また、視野範囲外にいる観察者についても、第2反射部により反射された画像光を認識できる。
また、第1反射部及び第2反射部の位置や面積比率等を適宜、設定すれば、第1反射部により反射される画像光の輝度を十分に維持し、すなわち、視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、第2反射部により反射される画像光を投影画像として投影面近くに立ったプレゼンターや視野範囲外の観察者に視認させることができる。
本発明の反射型スクリーンでは、前記第2反射部は、光を反射させる反射面上に透光性部材が設けられ、前記透光性部材にて画像光を屈折させることで入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させることが好ましい。
本発明では、第2反射部は、光を反射させる反射面上に設けられた透光性部材による画像光の屈折を利用して、入射した画像光の少なくとも一部を視野範囲外に反射させる。
このことにより、従来のスクリーンにおける投影面に透光性部材を設けるだけで第2反射部を形成できるので、スクリーンを容易に製造できる。
また、透光性部材を設ける領域の面積や位置等を適宜、設定すれば、上述した視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、視野範囲外でも投影画像を視認させることができるという効果を好適に図れる。
本発明の反射型スクリーンでは、前記複数の単位構造体は、所定の曲率を有する凹曲面でそれぞれ構成され、前記複数の単位構造体のうち一部の単位構造体は、他の単位構造体に対して断面視で凹曲面の弧の長さが延長された延長面を有し、前記第2反射部は、前記延長面に設けられていることが好ましい。
本発明では、第2反射部は、一部の単位構造体の上述した延長面に設けられている。すなわち、延長面(第2反射部)に入射する画像光は、比較的に大きい入射角で入射することとなる。このため、第2反射部は、入射した画像光の少なくとも一部を比較的に大きい反射角で反射させ、すなわち、視野範囲外に反射させる。
このことにより、一部の単位構造体の数や位置、延長面の面積等を適宜、設定すれば、上述した視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、視野範囲外でも投影画像を視認させることができるという効果を好適に図れる。
本発明の反射型スクリーンでは、前記一部の単位構造体のうち少なくとも2つの単位構造体は、互いに隣り合うように設けられ、前記投影面には、前記少なくとも2つの単位構造体の各前記延長面により前記投影面の面外方向に突出した突起部が設けられ、前記突起部の先端は、凹曲面で構成され、前記突起部の先端には、入射した画像光を前記視野範囲に反射させる第3反射部が設けられていることが好ましい。
本発明では、投影面に設けられた上述した突起部の先端は、凹曲面で構成されている。そして、この先端には、入射した画像光を視野範囲に反射させる第3反射部が設けられている。
このことにより、突起部の先端(第3反射部)に第1反射部と同様の機能を持たせることができ、視野範囲での投影画像の明るさ低下を効果的に抑制できる。
本発明の反射型スクリーンでは、前記一部の単位構造体のうち少なくとも2つの単位構造体は、互いに隣り合うように設けられ、前記投影面には、前記少なくとも2つの単位構造体の各前記延長面により前記投影面の面外方向に突出した突起部が設けられ、前記突起部の先端は、平坦面で構成され、前記突起部の先端には、入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させる第4反射部が設けられていることが好ましい。
本発明では、投影面に設けられた上述した突起部の先端は、平坦面で構成されている。そして、この先端には、入射した画像光の少なくとも一部を視野範囲外に反射させる第4反射部が設けられている。
このことにより、突起部の先端(第4反射部)に第2反射部と同様の機能を持たせることができ、視野範囲外での投影画像の明るさを向上させることができる。
本発明の反射型スクリーンでは、前記第2反射部は、入射した光を拡散して反射させる拡散加工が施されることで、入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させることが好ましい。
本発明では、第2反射部が上述したように構成されているので、第2反射部に入射した画像光は、拡散して反射され、少なくとも一部が視野範囲外に向うこととなる。
このことにより、拡散加工を施す領域の面積や位置等を適宜、設定すれば、上述した視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、視野範囲外でも投影画像を視認させることができるという効果を好適に図れる。
第1実施形態におけるスクリーンの使用状態を模式的に示す図。 第1実施形態における投影面の一部を示す図。 第1実施形態における投影面の一部を示す図。 第1実施形態におけるスクリーンの製造方法を説明するための図。 第1実施形態におけるスクリーンの製造方法を説明するための図。 第1実施形態におけるスクリーンに対して入射する光の挙動を示す図。 第1実施形態におけるスクリーンに対して入射する光の挙動を示す図。 第2実施形態における投影面の一部を示す図。 第2実施形態における投影面の一部を示す図。 第2実施形態におけるスクリーンに対して入射する光の挙動を示す図。 第2実施形態におけるスクリーンに対して入射する光の挙動を示す図。 第2実施形態におけるスクリーンの製造方法を説明するための図。 第2実施形態におけるスクリーンの製造方法を説明するための図。 第3実施形態における投影面の一部を示す図。 第4実施形態におけるスクリーンの製造方法を説明するための図。 第4実施形態における投影面の一部を示す図。 第1実施形態の変形例を示す図。 第1実施形態の変形例を示す図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔スクリーンの構成〕
図1は、スクリーン1の使用状態を模式的に示す図である。
図2及び図3は、投影面Sfの一部を示す図である。具体的に、図2は斜視図であり、図3は平面図である。また、図2及び図3では、説明の便宜上、投影面Sfにおける左右方向の中心位置近傍の領域を示している。
なお、以下では、説明の便宜上、スクリーン1において、プロジェクターPJが設置される側を「前面側」、前面側の反対側を「背面側」、スクリーン1の自重が掛かる側を「下」、その反対側を「上」、前面側から見て左を「左」、その反対を「右」として記載する。
また、図2及び図3では、説明の便宜上、反射膜21の図示を省略している。
スクリーン1は、平面視略矩形状の反射型スクリーンで構成され、平坦状に形成された背面側の端面(以下、裏面Sb)が鉛直線と略平行になるように会議室や学校の教室等の明室内に設置される。
このスクリーン1は、前面側の端面Sf(以下、投影面Sfと記載)に、プロジェクターPJからの画像光を反射させる反射部20(図6、図7参照)を有し、球面(以下、第1球面)の一部を構成する凹曲面状の単位構造体2が複数、設けられている。
また、単位構造体2における断面視での弧の長さは、前記第1球面をその直径を通る平面で切断した際の円における円周の1/2未満となるように設定されている。
また、前記明室内には、図1に示すように、床や机等にプロジェクターPJが載置されている。
なお、本実施形態では、具体的な図示は省略したが、プロジェクターPJは、画像光R1を短焦点で広角に投射する投射光学装置を備え、スクリーン1に対して近接した位置から画像光を投射させる近接投射型のプロジェクターで構成されている。また、本実施形態では、プロジェクターPJは、鉛直軸に沿う方向から見て、スクリーン1の左右方向の略中心位置に対向する位置に配設されている。
〔単位構造体の構成〕
複数の単位構造体2は、具体的な図示は省略したが、以下のように形成されている。
すなわち、複数の単位構造体2は、投影面Sfの延長面上にある基準点(プロジェクターPJの前記投射光学装置の光軸と前記延長面とが交わる位置)を中心とした略同心円状の曲線軌跡上に隣接して配列されている。
また、複数の単位構造体2は、前記基準点から遠ざかるにしたがって、単位構造体2同士のピッチが大きくなるように形成されている。
さらに、複数の単位構造体2のうち、投影面Sfにおける左右方向の中心位置近傍に配設された各単位構造体2は、図2または図3に示すように、平面視で矩形形状を有する。
また、複数の単位構造体2は、投影面Sfにおける左右方向の中心位置から左右両側に向うにしたがって、平面視で矩形形状から六角形状に近付くように形成されている。
上述した複数の単位構造体2において、凹曲面の上方側の領域には、入射した光を反射させる反射膜21(図6または図7参照)がそれぞれ形成されている。
また、投影面Sfの一部の領域Ar1(図3の二点鎖線で示す領域)には、透光性部材22(図4、図6、図7参照)が設けられている。
具体的に、複数の単位構造体2のうち一部の第2単位構造体2B(図4、図6(B)、図7(B)参照)は、透光性部材22が充填されている。
〔スクリーンの製造方法〕
次に、上述したスクリーン1の製造方法について説明する。
図4及び図5は、スクリーン1の製造方法を説明するための図である。
具体的に、図4は透光性部材22の形成方法を説明するための断面図であり、図5は透光性部材22の形成配置を説明するための平面図である。
先ず、製造者は、一方の面に上述した投影面Sf(複数の単位構造体2)の凹凸に対応する凹凸(エンボスパターン)を有する金型(図示略)を製造する(金型製造工程)。
次に、製造者は、黒色の塩化ビニール製の樹脂シートに対して、上述した金型を用いてエンボス加工により金型のエンボスパターンを転写させ、複数の凹曲面(単位構造体2)を形成する(加工工程)。
次に、製造者は、各凹曲面の上方側の領域に蒸着やスパッタリング、あるいはスプレー塗装等により反射膜21(図6、図7参照)を形成する(反射膜形成工程)。
次に、製造者は、図4に示すように、インクジェット技術を利用して、透光性部材22の元となる透明インクInを投影面Sfの一部の領域Ar1に塗布し、透光性部材22を形成する(透光性部材形成工程)。
なお、本実施形態では、領域Ar1は、以下のように設定されている。
すなわち、領域Ar1は、図5に示すように、所定のピッチPで行方向(上下方向)及び列方向(左右方向)に規則的に並列するように投影面Sf全体に亘って複数、設けられている。そして、複数の領域Ar1は、平面で見た場合に、その全面積が複数の単位構造体2の全面積の10%以下となるように設定されている。
以上のような工程により、スクリーン1が製造される。
〔スクリーンの反射構造〕
図6及び図7は、スクリーン1に対して入射する光の挙動を示す図である。具体的に、図6はスクリーン1の一部を鉛直面で切断し、水平軸に沿う方向から見た縦断面図であり、図7はスクリーン1の一部(反射膜21が形成されている部分)を水平面で切断し、鉛直軸に沿う方向から見た横断面図である。また、図6(A)及び図7(A)は透光性部材22が形成されていない単位構造体2(以下、第1単位構造体2A)に入射する光の挙動を示し、図6(B)及び図7(B)は透光性部材22が形成されている単位構造体2(以下、第2単位構造体2B)に入射する光の挙動を示している。さらに、図6(A)及び図6(B)では画像光R1の入射方向が同一のものとして図示している。図7でも同様である。また、図7では、画像光R1が左斜め前方からスクリーン1に入射する場合を例示している。
スクリーン1は、水平軸に沿う方向から見た場合、プロジェクターPJから投射され、当該スクリーン1に対して下方側(斜め下方)から入射する画像光R1を以下に示すように反射させる。
すなわち、第1単位構造体2Aは、図6(A)に示すように、反射膜21に斜め下方から入射する画像光R1を予め設定された所定の垂直視野角(スクリーン1の中心位置を通り裏面Sbに直交する中心軸に対して上方側または下方側に傾いた角度)の範囲(以下、垂直視野範囲)に向けて主に反射させる。このため、垂直視野範囲にいる観察者は、上述したように反射された画像光R1を投影画像として認識する。
一方、第2単位構造体2Bは、図6(B)に示すように、斜め下方から入射する画像光R1を垂直視野範囲外に向けて主に反射させる。
具体的に、第2単位構造体2Bに入射した画像光R1は、空気層と透光性部材22との境界面にて屈折されて反射膜21に入射し、反射膜21にて反射された後、再度、空気層と透光性部材22との境界面にて屈折されることで、第1単位構造体2Aを介した画像光R1の反射方向に対して裏面Sbに近付く方向に角度を変えて進行する。このため、第2単位構造体2Bに入射した画像光R1は、垂直視野範囲外に向けて主に反射されることとなる。すなわち、投影面Sf近くに立ったプレゼンターや垂直視野範囲外にいる観察者も、上述したように反射された画像光R1を投影画像として認識することとなる。
また、スクリーン1は、図6に示すように、水平軸に沿う方向から見た場合、前記明室内の蛍光灯等から照射され、各単位構造体2A,2Bに対して上方側(斜め上方)から入射する外光R2を吸収する。
具体的に、スクリーン1は、上述したように黒色の塩化ビニール製の樹脂シートを元に製造されたものである。そして、外光R2は、斜め上方からスクリーン1に対して入射するため、各単位構造体2A,2Bにおいて、反射膜21の形成されていない領域(凹曲面の下方側の領域)に主に入射することとなる。このため、スクリーン1に入射した外光R2は、スクリーン1にて主に吸収されることとなる。したがって、垂直視野範囲、及び垂直視野範囲外にいる観察者は、スクリーン1を介して外光R2を認識することがなく、高コントラストの投影画像を認識することとなる。
また、スクリーン1は、鉛直軸に沿う方向から見た場合でも同様に、当該スクリーン1に対して入射する画像光R1を以下に示すように反射させる。
すなわち、第1単位構造体2Aは、図7(A)に示すように、反射膜21に入射する画像光R1を予め設定された所定の水平視野角(スクリーン1の中心位置を通り裏面Sbに直交する中心軸に対して左側または右側に傾いた角度)の範囲(以下、水平視野範囲)に向けて主に反射させる。このため、水平視野範囲にいる観察者は、上述したように反射された画像光R1を投影画像として認識する。
一方、第2単位構造体2Bは、図7(B)に示すように、透光性部材22に入射する画像光R1を、上記同様に空気層と各透光性部材22との境界面による屈折を利用して、水平視野範囲外に向けて主に反射させる。
以上説明したように、複数の第1単位構造体2Aにおける各反射膜21は、予め設定された視野範囲(垂直視野範囲、水平視野範囲)に向けて主に画像光R1を反射させるため、本発明に係る第1反射部20A(図6、図7)に相当する。
また、複数の第2単位構造体2Bにおける各透光性部材22及び各反射膜21は、視野範囲外(垂直視野範囲外、水平視野範囲外)に向けて主に画像光R1を反射させるため、本発明に係る第2反射部20B(図6、図7)に相当する。
そして、第1反射部20A及び第2反射部20Bは、画像光R1を反射させる本発明に係る反射部20(図6、図7)に相当する。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果がある。
本実施形態では、複数の単位構造体2における各反射部20は、第1反射部20A及び第2反射部20Bを備える。すなわち、スクリーン1に入射した画像光R1は、第1反射部20Aにより予め設定された視野範囲に反射されるとともに、第2反射部20Bにより視野範囲外に反射されることとなる。
このことにより、例えば、プレゼンテーションにおいて、プレゼンターが投影面Sfの近くに立つことで予め設定された視野範囲外から投影面Sfを見ることになった場合であっても、第2反射部20Bにより反射された画像光R1を認識できる。また、視野範囲外にいる観察者についても、第2反射部20Bにより反射された画像光R1を認識できる。
また、第2反射部20Bが設けられる複数の領域Ar1は、平面で見た場合に、その全面積が複数の単位構造体2の全面積の10%以下となるように設定されているとともに、所定のピッチPで行方向及び列方向に規則的に並列するように投影面Sf全体に亘って設けられている。
このことにより、第1反射部20Aにより反射される画像光R1の輝度を十分に維持し、すなわち、視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、第2反射部20Bにより反射される画像光R1を投影画像としてプレゼンターや観察者に視認させることができる。
さらに、第2反射部20Bは、透光性部材22による画像光R1の屈折を利用して、入射した画像光R1を視野範囲外に向けて主に反射させる。
このことにより、従来のスクリーンにおける投影面に透光性部材22を設けるだけで第2反射部20Bを形成できるので、スクリーン1を容易に製造できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造及び同一部材には同一符号を付してその詳細な説明は省略または簡略化する。
前記第1実施形態では、複数の単位構造体2のうち一部の第2単位構造体2Bに透光性部材22を設けることで、第2反射部20Bを形成していた。
これに対して第2実施形態では、透光性部材22を設けずに、第2反射部20Bを形成している。その他の構成は、前記第1実施形態と同様のものである。
図8及び図9は、第2実施形態における投影面Sfの一部を示す図である。具体的に、図8は斜視図であり、図9は平面図である。また、図8及び図9では、図2及び図3と同様に、説明の便宜上、投影面Sfにおける左右方向の中心位置近傍の領域を示している。
第2実施形態におけるスクリーン1の投影面Sfには、図8または図9に示すように、一部の領域Ar2(図9中、二点鎖線で示す領域)に単位構造体2が形成されていないものである。
なお、本実施形態では、領域Ar2は、単位構造体2の1個分に相当するものである。
複数の単位構造体2のうち、一部の領域Ar2に対して行方向及び列方向に隣接した4つの単位構造体2は、図8または図9に示すように、領域Ar2に向けて、断面視で弧の長さが延長された延長面2C1(図8、図9に一点鎖線で示す領域)を有する。
なお、以下では、説明の便宜上、延長面2C1を有する単位構造体2を第3単位構造体2C(図8、図9)と記載する。また、複数の単位構造体2のうち、第3単位構造体2Cを除く他の単位構造体2は、前記第1実施形態で説明した第1単位構造体2Aと同一の構造であるため、第1単位構造体2A(図8、図9)として記載する。
そして、領域Ar2には、上述した4つの第3単位構造体2Cの各延長面2C1により、図8または図9に示すように、前面側に突出した突起部3が形成されている。
なお、図8及び図9では、投影面Sfの一部のみを図示しているが、突起部3は、投影面Sf全体に亘って複数、設けられているものである。
また、突起部3の先端は、単位構造体2と同様に、球面(以下、第2球面)の一部を構成する凹曲面形状を有するとともに、平面視で略矩形形状を有する。また、突起部3の先端(凹曲面)における断面視での弧の長さは、前記第2球面をその直径を通る平面で切断した際の円における円周の1/2未満となるように設定されている。
なお、前記第1実施形態で説明した前記第1球面と、前記第2球面とは同一の半径を有するものとしてもよく、あるいは異なる半径を有するものとしてもよい。
ここで、反射膜21は、前記第1実施形態と同様に、各単位構造体2における凹曲面の上方側の領域(各第3単位構造体2Cでは、延長面2C1を含めた凹曲面の上方側の領域)に形成されている(図10、図11参照)。
また、突起部3における先端において、凹曲面の上方側の領域にも反射膜21が形成されている。
図10及び図11は、スクリーン1に対して入射する光の挙動を示す図である。具体的に、図10はスクリーン1の一部を鉛直面で切断し、水平軸に沿う方向から見た縦断面図であり、図11はスクリーン1の一部(反射膜21が形成されている部分)を水平面で切断し、鉛直軸に沿う方向から見た横断面図である。また、図10(A)及び図11(A)は第1単位構造体2Aに入射する光の挙動を示し、図10(B)及び図11(B)は第3単位構造体2Cに入射する光の挙動を示している。さらに、図10(A)及び図10(B)では画像光R1の入射方向が同一のものとして図示している。図11でも同様である。また、図11では、画像光R1が左斜め前方からスクリーン1に入射する場合を例示している。
第1単位構造体2Aに入射する画像光R1及び外光R2の挙動は、図10(A)及び図11(A)に示すように、前記第1実施形態(図6(A)及び図7(A))と同様である。
また、第3単位構造体2Cに入射する外光R2の挙動は、図10(B)に示すように、第1単位構造体2Aに入射する外光R2の挙動と同様である。
このため、以下では、第3単位構造体2Cに入射する画像光R1の挙動、及び突起部3の先端に入射する画像光R1の挙動について説明する。
第3単位構造体2Cは、図10(B)または図11(B)に示すように、延長面2C1を除く他の面2C2(反射膜21)に入射する画像光R1を、第1単位構造体2Aと同様に、予め設定された視野範囲(垂直視野範囲、水平視野範囲)に向けて主に反射させる。
一方、第3単位構造体2Cは、図10(B)または図11(B)に示すように、延長面2C1(反射膜21)に入射する画像光R1を、視野範囲外(垂直視野範囲外、水平視野範囲外)に向けて主に反射させる。
具体的に、延長面2C1と他の面2C2とに入射する画像光R1の入射角を比べた場合、延長面2C1への画像光R1の入射角の方が大きくなるものである。このため、延長面2C1(反射膜21)に入射した画像光R1は、他の面2C2(反射膜21)を介した画像光R1の反射方向に対して裏面Sbに近付く方向に角度を変えて反射される。したがって、延長面2C1(反射膜21)に入射した画像光R1は、視野範囲外(垂直視野範囲外、水平視野範囲外)に向けて主に反射されることとなる。
また、突起部3の先端は、図10(B)または図11(B)に示すように、凹曲面の上方側の領域に形成された反射膜21により、第1単位構造体2Aと同様に、入射する画像光R1を視野範囲(垂直視野範囲、水平視野範囲)に向けて主に反射させる。
一方、突起部3の先端は、図10(B)に示すように、反射膜21の形成されていない領域により、単位構造体2と同様に、斜め上方から入射する外光R2を吸収する。
以上説明したように、複数の第1単位構造体2Aにおける各反射膜21、及び複数の第3単位構造体2Cの各他の面2C2における各反射膜21は、予め設定された視野範囲(垂直視野範囲、水平視野範囲)に向けて主に画像光R1を反射させるため、本発明に係る第1反射部20A(図10、図11)に相当する。
また、複数の第3単位構造体2Cの各延長面2C1における各反射膜21は、視野範囲外(垂直視野範囲外、水平視野範囲外)に向けて主に画像光R1を反射させるため、本発明に係る第2反射部20B(図10、図11)に相当する。
さらに、複数の突起部3の先端における各反射膜21は、予め設定された視野範囲(垂直視野範囲、水平視野範囲)に向けて主に画像光R1を反射させるため、本発明に係る第3反射部20C(図10、図11)に相当する。
次に、第2実施形態におけるスクリーン1の製造方法について説明する。
図12及び図13は、スクリーン1の製造方法を説明するための図である。具体的に、図12は、一方の面に上述した投影面Sf(複数の単位構造体2及び突起部3)の凹凸に対応する凹凸(エンボスパターン)を有する金型100の製造方法を説明するための図である。また、図13は、領域Ar2の配置位置を説明するための平面図であり、図2及び図3と同様に、説明の便宜上、投影面Sfにおける左右方向の中心位置近傍の領域を示している。
なお、以下では、スクリーン1の製造方法を説明する前に、図12に基づいて、金型100の製造方法を説明する。
先ず、製造者は、図12(A)に示すように、スクリーン1と略同一の平面形状の原板110の一方の面上に、蒸着やスパッタリング等により、クロム膜等のマスク膜120を形成する(マスク膜形成工程)。
次に、製造者は、図12(B)に示すように、マスク膜120において、複数の単位構造体2A,2C(凹曲面)の各頂点位置に対応した位置に、レーザー光の照射等により第1円孔121を順次、形成する(第1孔形成工程)。
すなわち、第1孔形成工程では、第1円孔121を順次、形成する際、投影面Sfにおける領域Ar2に対応する位置には、第1円孔121(図12(B)中、一点鎖線で示す)は形成されない。
次に、製造者は、図12(C)に示すように、原板110における各第1円孔121に対応した位置に、エッチング処理により第1凹部111を形成する(第1エッチング工程)。
ここで、エッチング処理により形成された各第1凹部111は、各第1円孔121が全て略同一形状を有する円孔であるため、球面の一部を有する凹曲面を有するとともに、全て略同一形状を有するものとなる。
次に、製造者は、図12(D)に示すように、投影面Sfの領域Ar2に対応する位置に、レーザー光の照射等により第1円孔121と同一形状を有する第2円孔122を順次、形成する(第2孔形成工程)。
次に、製造者は、図12(D)に示すように、2回目のエッチング処理を行い、原板110における各第2円孔122に対応した位置に、第2凹部112を形成する(第2エッチング工程)。
ここで、エッチング処理により形成された各第2凹部112は、上述した第1凹部111と同様に、球面の一部を有する凹曲面を有するものとなる。
また、第1凹部111は、2回目のエッチング処理により、図12(D)に示すように、1回目のエッチング処理時(図12(C))よりもさらに深くエッチングされることとなる。すなわち、第1凹部111は、1回目のエッチング処理の分だけ第2凹部112よりも大きく形成されることとなり、第2凹部112の凹曲面の曲率とは異なる曲率(第2凹部112の曲率よりも小さい曲率)を有するものとなる。
なお、第2凹部112は、突起部3の先端に対応する部分である。また、第2凹部112に隣接する第1凹部111は、第3単位構造体2Cに対応する部分である。
次に、製造者は、原板110からマスク膜120を除去し、原板110における各凹部111,112が形成された側の加工面110A(投影面Sfの凹凸に応じた形状の面)を利用して、金型100を形成する(金型形成工程)。
具体的に、製造者は、図12(E)に示すように、加工面110Aを金属塩からなる電解溶液に漬けて電解により金属塩を加工面110A表面に析出させ、その析出した金属層を加工面110Aから剥離することで、加工面110Aの凹凸が複写されたエンボスパターンを有する金型100が形成される。
以上のように金型100を製造した後、製造者は、黒色の塩化ビニール製の樹脂シートに対して、エンボス加工により、金型100のエンボスパターンを転写させ、複数の凹曲面(単位構造体2A,2C)及び突起部3を形成する(加工工程)。そして、製造者は、単位構造体2A,2Cにおける各凹曲面上の所定の領域、及び突起部3の先端における凹曲面上の所定の領域に、蒸着やスパッタリング、あるいはスプレー塗装等により反射膜21を形成する(反射膜形成工程)。
なお、本実施形態では、領域Ar2は、以下のように設定されている。
すなわち、領域Ar2は、図13に示すように、ランダムに配列するように投影面Sf全体に亘って複数、設けられている。そして、複数の領域Ar2は、平面で見た場合に、その全面積が複数の単位構造体2A,2C及び複数の突起部3が形成される全領域(面積)の10%以下となるように設定されている。
以上のような工程により、スクリーン1が製造される。
上述した第2実施形態では、第2反射部20Bは、第3単位構造体2Cの延長面2C1に設けられている。すなわち、延長面2C1(第2反射部20B)に入射する画像光R1は、比較的に大きい入射角で入射することとなる。このため、第2反射部20Bは、入射した画像光R1を比較的に大きい反射角で反射させ、すなわち、視野範囲外に向けて主に反射させる。
また、第2反射部20Bが設けられる複数の領域Ar2は、平面で見た場合に、その全面積が複数の単位構造体2A,2C及び複数の突起部3が形成される全領域(面積)の10%以下となるように設定されているとともに、ランダムに配列するように投影面Sf全体に亘って設けられている。
このことにより、前記第1実施形態と同様に、視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、視野範囲外でも投影画像を視認させることができるという効果を好適に図れる。
また、投影面Sfに設けられた突起部3の先端は、凹曲面で構成されている。そして、この凹曲面の上方側の領域には、入射した画像光R1を視野範囲に反射させる第3反射部20Cが設けられている。
このことにより、突起部3の先端(第3反射部20C)に第1反射部20Aと同様の機能を持たせることができ、視野範囲での投影画像の明るさ低下を効果的に抑制できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第2実施形態と同様の構造及び同一部材には同一符号を付してその詳細な説明は省略または簡略化する。
図14は、第3実施形態における投影面Sfの一部を示す図である。具体的に、図14(A)は平面図であり、図14(B)は断面図である。また、図14では、図9と同様に、説明の便宜上、投影面Sfにおける左右方向の中心位置近傍の領域を示している。
第3実施形態では、前記第2実施形態に対して、スクリーン1の製造方法(金型100の製造方法)が異なるのみである。
具体的に、第3実施形態での金型100の製造方法は、前記第2実施形態に対し、第1エッチング工程でのエッチング処理時間を長くし、第2孔形成工程及び第2エッチング工程を省略している。
すなわち、第3実施形態での金型100では、原板110に第2凹部112が形成されないこととなる。
したがって、エンボス加工により、金型100のエンボスパターンが転写されることで、突起部3の先端は、図14に示すように、平坦状に形成されることとなる。
また、突起部3の先端には、反射膜(図示略)が形成されている。
そして、突起部3の先端に入射した画像光R1は、当該先端の平坦形状により、視野範囲外(垂直視野範囲外、水平視野範囲外)に向けて主に反射させる。
したがって、突起部3の先端(反射膜)は、本発明に係る第4反射部20D(図14)に相当する。
上述した第3実施形態によれば、前記第2実施形態と同様の効果の他、以下の効果がある。
本実施形態では、投影面Sfに設けられた突起部3の先端は、平坦面で構成されている。そして、この平坦面には、入射した画像光R1を視野範囲外に向けて主に反射させる第4反射部20Dが設けられている。
このことにより、突起部3の先端(第4反射部20D)を利用して、視野範囲外での投影画像の明るさを向上させることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造及び同一部材には同一符号を付してその詳細な説明は省略または簡略化する。
前記第1実施形態では、複数の単位構造体2のうち一部の第2単位構造体2Bに透光性部材22を設けることで、第2反射部20Bを形成していた。
これに対して第4実施形態では、透光性部材22を設けずに、前記第1実施形態とは異なる方法により第2反射部20Bを形成している。その他の構成は、前記第1実施形態と同様のものである。
図15は、第4実施形態におけるスクリーン1の製造方法を説明するための図である。
図16は、投影面Sfの一部を示す図である。具体的に、図16(A)は平面図であり、図16(B)は断面図である。また、図16では、図2及び図3と同様に、説明の便宜上、投影面Sfにおける左右方向の中心位置近傍の領域を示している。
前記第1実施形態で説明した金型製造工程及び加工工程により、黒色の塩化ビニール製の樹脂シート1A(図15、図16)に対して、エンボス加工により金型のエンボスパターンを転写させ、複数の凹曲面(単位構造体2)を形成する。
次に、製造者は、図15(A)に示すように、複数の凹曲面(単位構造体2)が形成された投影面Sfにマスク部材200を載置する。
ここで、マスク部材200は、樹脂シート1A(スクリーン1)と略同一の平面形状を有する。また、マスク部材200には、図15(A)に示すように、複数の円形開口部210が形成されている。
そして、製造者は、マスク部材200上から、ブラスト処理を施す(ブラスト工程)。
ブラスト工程により、投影面Sfにおいて、複数の円形開口部210に対応する各領域Ar3(図15(B)、図16(A)中、2点鎖線で示す領域、図16(B)中、太線で示す領域)には、複数の円形開口部210を介してブラスト材が衝突し、各領域Ar3が粗面化される。
次に、製造者は、前記第1実施形態で説明した反射膜形成工程を実施することで、スクリーン1が製造される。
なお、本実施形態では、複数の円形開口部210(各領域Ar3)は、以下のように設定されている。
すなわち、複数の円形開口部210(各領域Ar3)は、図15に示すように、所定のピッチで行方向及び列方向に規則的に並列するようにマスク部材200全体に亘って設けられている。そして、複数の円形開口部210(各領域Ar3)は、平面で見た場合に、その全面積が複数の単位構造体2の全面積の10%以下となるように設定されている。
以上のような工程により、スクリーン1が製造される。
そして、スクリーン1において、各領域Ar3(反射膜)は、上述した製造方法により粗面化されているため、入射した画像光R1を拡散して反射させることとなり、予め設定された視野範囲外(垂直視野範囲外、水平視野範囲外)に向けて主に画像光R1を反射させる。
すなわち、各領域Ar3(反射膜)は、本発明に係る第4反射部20D(図15(B)、図16)に相当する。
なお、各領域Ar3以外の領域(各反射膜(図示略))は、前記第1実施形態で説明した各第1単位構造体2Aの各反射膜21と同様に、入射する画像光R1を反射させるものである。
上述した第4実施形態では、第2反射部20Bは、ブラスト処理が施されることで、入射した画像光R1を拡散して視野範囲外に向けて主に反射させる。
また、第2反射部20Bが設けられる複数の領域Ar3は、平面で見た場合に、その全面積が複数の単位構造体2の全面積の10%以下となるように設定されているとともに、所定のピッチで行方向及び列方向に規則的に並列するように投影面Sf全体に亘って設けられている。
このことにより、前記第1実施形態と同様に、視野範囲での投影画像の明るさ低下を抑制しつつ、視野範囲外でも投影画像を視認させることができるという効果を好適に図れる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
図17は、前記第1実施形態の変形例を示す図である。具体的に、図17は、図5に対応し、透光性部材22の形成位置を説明するための平面図である。
前記第1実施形態では、第2反射部20Bが設けられる複数の領域Ar1は、所定のピッチPで行方向及び列方向に規則的に並列するように投影面Sf全体に亘って複数、設けられていたが、その配置は、これに限らない。
例えば、図17に示すように、複数の領域Ar1を不規則に配置させても構わない。
具体的に、図17に示す例では、図5に示す複数の領域Ar1の各位置を中心として、ずれ量がピッチPの1/2以下となるように、各領域Ar1を不規則にずらしている。
なお、前記第4実施形態でも同様に、各領域Ar3をずらして配置しても構わない。
図18は、前記第1実施形態の変形例を示す図である。具体的に、図18は、スクリーン1の一部(反射膜21が形成されている部分)を水平面で切断し、鉛直軸に沿う方向から見た横断面図である。また、図18(A)は透光性部材22が形成されていない領域に入射する光の挙動を示し、図18(B)は透光性部材22が形成されている領域に入射する光の挙動を示している。さらに、図18(A)及び図18(B)では画像光R1の入射方向が同一のものとして図示している。
前記第1実施形態では、複数の単位構造体2は、球面の一部を構成する凹曲面形状を有していたが、これに限らず、図18に示すように、球面の一部を構成する凸曲面形状を有するように構成しても構わない。
図18に示すように投影面Sfを構成した場合であっても、前記第1実施形態で説明した透光性部材形成工程により、透光性部材22を形成すれば、前記第1実施形態と同様に、透光性部材22が形成された領域Ar1が第2反射部20Bとして機能することとなる。
なお、前記第4実施形態でも同様である。すなわち、図18に示すように投影面Sfを構成した場合であっても、前記第4実施形態で説明したブラスト工程により、ブラスト処理を施せば、前記第4実施形態と同様に、ブラスト処理が施された領域Ar3が第2反射部20Bとして機能することとなる。
前記第4実施形態では、ブラスト処理を施すことで第2反射部20Bを設けていたが、これに限らない。
例えば、前記第1実施形態と略同様に、透光性部材形成工程において、インクジェット技術等により、光を拡散させる拡散部材(インク等)を投影面Sfの一部の領域Ar3に塗布することで、第2反射部20Bを設けても構わない。
本発明は、画像光が投影される投影面を有する反射型スクリーンに利用できる。
1・・・スクリーン、2・・・単位構造体、2C1・・・延長面、3・・・突起部、20・・・反射部、20A・・・第1反射部、20B・・・第2反射部、20C・・・第3反射部、20D・・・第4反射部、21・・・反射膜、Sf・・・投影面。

Claims (6)

  1. 画像光が投影される投影面を有する反射型スクリーンであって、
    前記投影面に複数、設けられ、凹曲面または凸曲面で構成された単位構造体を備え、
    前記単位構造体は、
    凹曲面または凸曲面に、画像光を反射させる反射部を有し、
    前記複数の単位構造体における各前記反射部は、
    入射した画像光を予め設定された視野範囲に反射させる第1反射部と、
    入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させる第2反射部とを備える
    ことを特徴とする反射型スクリーン。
  2. 請求項1に記載の反射型スクリーンにおいて、
    前記第2反射部は、
    光を反射させる反射面上に透光性部材が設けられ、前記透光性部材にて画像光を屈折させることで入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させる
    ことを特徴とする反射型スクリーン。
  3. 請求項1に記載の反射型スクリーンにおいて、
    前記複数の単位構造体は、
    所定の曲率を有する凹曲面でそれぞれ構成され、
    前記複数の単位構造体のうち一部の単位構造体は、
    他の単位構造体に対して断面視で凹曲面の弧の長さが延長された延長面を有し、
    前記第2反射部は、
    前記延長面に設けられている
    ことを特徴とする反射型スクリーン。
  4. 請求項3に記載の反射型スクリーンにおいて、
    前記一部の単位構造体のうち少なくとも2つの単位構造体は、
    互いに隣り合うように設けられ、
    前記投影面には、
    前記少なくとも2つの単位構造体の各前記延長面により前記投影面の面外方向に突出した突起部が設けられ、
    前記突起部の先端は、
    凹曲面で構成され、
    前記突起部の先端には、
    入射した画像光を前記視野範囲に反射させる第3反射部が設けられている
    ことを特徴とする反射型スクリーン。
  5. 請求項3に記載の反射型スクリーンにおいて、
    前記一部の単位構造体のうち少なくとも2つの単位構造体は、
    互いに隣り合うように設けられ、
    前記投影面には、
    前記少なくとも2つの単位構造体の各前記延長面により前記投影面の面外方向に突出した突起部が設けられ、
    前記突起部の先端は、
    平坦面で構成され、
    前記突起部の先端には、
    入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させる第4反射部が設けられている
    ことを特徴とする反射型スクリーン。
  6. 請求項1に記載の反射型スクリーンにおいて、
    前記第2反射部は、
    入射した光を拡散して反射させる拡散加工が施されることで、入射した画像光の少なくとも一部を前記視野範囲外に反射させる
    ことを特徴とする反射型スクリーン。
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