JP2011163958A - 機能モジュール、及び該機能モジュールの製造方法 - Google Patents

機能モジュール、及び該機能モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実装基板に備えられた機能ブロックが実装基板から突出する程度を減少して小型化された機能モジュール、及び該機能モジュールの製造方法の提供。
【解決手段】実装基板1の一方の主面2側に、機能ブロックBと第一の回路10とを備える機能モジュール20であって、実装基板1の一方の主面2には凹部4が設けられ、凹部4内に機能ブロックBの少なくとも一部が収納されており、機能ブロックBを構成する基体5の一面には機能素子6及び該機能素子6に電気的に接続された第二の回路7が配されていて、第一の回路10に第二の回路7が電気的に接続されていることを特徴とする機能モジュール20。
【選択図】図1

Description

本発明は、機能モジュール、及び該機能モジュールの製造方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯用情報機器、電子交換機などの電子機器の小型化が求められており、これらの電子機器に用いられる電子部品においても、小型化、薄型化、軽量化、及び高機能化が強く要求されている。
電子機器に搭載されるセンサモジュールにおいても例外ではなく、例えば、電子機器の姿勢を検出する姿勢検出装置として、特許文献1に記載のものが知られている。
この姿勢検出装置は、2軸の磁束を検出できる磁気センサと、2軸の加速度センサを用いた傾斜センサと、演算回路とで構成されている。この磁気センサは、センサ表面に平行な方向の地磁気成分を検知することが可能である。しかし、この磁気センサのみでは、姿勢検出装置が傾斜した場合に方位測定の誤差が大きくなってしまう。このため、姿勢検出装置の傾斜を傾斜センサを用いて検知して、方位測定における誤差を演算回路によって補正することが行われている。
また、2軸の磁気センサであると、地磁気の伏角の影響を受けて方位測定の誤差が生じる問題がある。このため、垂直方向の磁界を検出するための磁気センサを加えた3軸の磁気センサが開示されている(特許文献2参照)。
ここで、実装基板に対する垂直方向の磁界を検出する3軸目の磁気センサは、実装基板に対する平面方向の磁界を検出する1軸目及び2軸目の磁気センサと同様の磁気センサを物理的に実装基板に対して垂直に立てて設置する必要がある。垂直に立てられた磁気センサの回路と実装基板の回路とを電気的に接続させる方法として、金ワイヤからなるボンディングワイヤで配線して実装することが従来行われている(特許文献2参照)。
特許第3576728号公報 特許第3781056号公報
図10に示すように、磁気センサや加速度センサ等の機能ブロックQを実装基板101に備えた場合、機能ブロックQは実装基板101の一方の主面102から高さHだけ突き出る。例えば機能ブロックQが3軸目の磁気センサ等の比較的縦長な機能ブロックであると、前記高さHが一層大きくなり、他の実装されたチップ部品に比べて際立って突き出してしまう。このように突き出た機能ブロックQ上にICチップ等のチップ部品を重ねて実装することは困難であり、該チップ部品を実装するためには機能ブロックQの横に並置せねばならないので、機能ブロックQを備えた実装基板101の面積が広くなり、機能モジュール100が大型化してしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、実装基板に備えられた機能ブロックが実装基板から突出する程度を減少して小型化された機能モジュール、及び該機能モジュールの製造方法を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載の機能モジュールは、実装基板の一方の主面側に、機能ブロックと第一の回路とを備える機能モジュールであって、前記実装基板の一方の主面には凹部が設けられ、前記凹部内に前記機能ブロックの少なくとも一部が収納されており、前記機能ブロックを構成する基体の一面には機能素子及び該機能素子に電気的に接続された第二の回路が配されていて、前記第一の回路に前記第二の回路が電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の機能モジュールは、請求項1において、前記実装基板は、複数の基板を積層してなる多層基板であることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の機能モジュールは、請求項1又は2において、前記機能ブロックを構成する基体の半分以上が前記凹部内に収納されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の機能モジュールは、請求項1〜3のいずれか一項において、前記実装基板の一縦断面で見たとき、前記機能素子が配された基体の一面と前記実装基板の一方の主面がなす角は、略垂直であることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の機能モジュールは、請求項1〜4のいずれか一項において、前記第一の回路と前記第二の回路とは、めっき膜によって電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の機能モジュールは、請求項1〜4のいずれか一項において、前記第一の回路と前記第二の回路とは、はんだによって電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の機能モジュールは、請求項1〜6のいずれか一項において、前記機能素子は、磁気センサ又は加速度センサであることを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の機能モジュールは、実装基板の一方の主面側に、機能ブロックと第一の回路とを備え、前記実装基板の一方の主面には凹部が設けられ、前記凹部内に前記機能ブロックの少なくとも一部が収納されており、前記機能ブロックを構成する基体の一面には機能素子及び該機能素子に電気的に接続された第二の回路が配されていて、前記第一の回路と前記第二の回路とが電気的に接続されている機能モジュールの製造方法であって、前記凹部が一方の主面側に設けられた実装基板を用い、前記凹部の内面に対して前記機能ブロックを接着部材により固定する工程Aと、前記実装基板の一方の主面、及び前記機能ブロックの前記第二の回路の端子部を覆うように、めっき膜を形成する工程Bと、前記実装基板の一方の主面に設けた前記めっき膜をパターニングすることにより第一の回路を形成し、該第一の回路と前記第二の回路とを電気的に接続する工程Cとを少なくとも有することを特徴とする。
本発明の請求項9に記載の機能モジュールは、実装基板の一方の主面側に、機能ブロックと第一の回路とを備え、前記実装基板の一方の主面には凹部が設けられ、前記凹部内に前記機能ブロックの少なくとも一部が収納されており、前記機能ブロックを構成する基体の一面には機能素子及び該機能素子に電気的に接続された第二の回路が配されていて、前記第一の回路と前記第二の回路とが電気的に接続されている機能モジュールの製造方法であって、前記凹部が一方の主面側に設けられた実装基板を用いて、前記実装基板の一方の主面に第一の回路を形成する工程Eと、前記凹部の内面に対して前記機能ブロックを接着部材により固定する工程Fと、前記第一の回路と前記機能ブロックの第二の回路とを、めっき膜又ははんだを用いて電気的に接続する工程Gとを少なくとも有することを特徴とする。
本発明の機能モジュールによれば、実装基板に設けられた凹部内に機能ブロックの少なくとも一部を収納することによって、該機能ブロックが実装基板から突き出る程度を低減することができる。このため、該機能ブロックの上に、例えば信号処理用ICチップ等のチップ部品を重ねて実装することができ、実装基板において機能ブロックとICチップ等を並置しなくてもよいので、機能モジュールを構成する実装基板の面積を小さくすることができ、該機能モジュールを小型化することができる。
また、本発明の機能モジュールの製造方法によれば、前記機能ブロックと前記実装基板とを、ワイヤボンドを用いずに、めっき膜又ははんだを用いて電気的に接続することによって、該機能ブロックと実装基板側に配された信号処理用IC等のチップ部品との電気的接続の信頼性を向上させることができ、さらに該機能ブロックから出力されるアナログ信号の劣化を低減できる。
(a)は本発明にかかる機能モジュールの一例を示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの別の一例を示す断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの他の一例を示す断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第一態様を示す断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第一態様を示す断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第一態様を示す断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第一態様を示す断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第二態様を示す断面図である。 本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第二態様を示す断面図である。 (a)は従来のボンディングワイヤを用いた機能モジュールの一例を示す斜視図であり、(b)は(a)のX−X線に沿う断面図である。
<機能モジュールの第一実施形態>
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1(a)は、本発明にかかる機能モジュールの第一実施形態である機能モジュール20の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線に沿う断面図である。
機能モジュール20は、実装基板1の一方の主面2側に、機能ブロックBと第一の回路10a(10)とを備える機能モジュール20であって、実装基板1の一方の主面2には凹部4が設けられ、凹部4内に機能ブロックBの大部分が収納されており、機能ブロックBを構成する基体5の一面には機能素子6及び該機能素子6に電気的に接続された第二の回路7が配されていて、前記第一の回路10a(10)に前記第二の回路7が電気的に接続されている。
実装基板1の一方の主面2に形成された第一の回路10a(10)は、例えばめっき膜をパターニングすることによって形成される。第一の回路10a(10)には、実装基板1に備えられた他の機能ブロックや信号処理用ICチップ等のチップ部品(不図示)が電気的に接続されていてもよい。
実装基板1の一方の主面2に設けられた凹部4の形状や大きさは、該凹部4内に備えられる機能ブロックBの大きさや形状によって適宜設定される。図1(b)に示すように、機能ブロックBを該凹部4の底面に接着部材8を介して固定(接着)する場合には、該底面は平坦であることが望ましい。
前記底面が平坦であると、該底面に固定される機能ブロックBをより安定に固定することができ、さらに該底面に固定される機能ブロックBの、実装基板1の一方の主面2に対する配置や向きを精度良く調整することができる。該配置や該向きを精度良く調整できると、機能ブロックBが磁気センサや加速度センサ等である場合に、機能モジュール20の姿勢(傾き)や移動方向のセンシング精度を高められるため好ましい。
機能ブロックBを構成する基体5の一面には、機能素子6及び該機能素子6に電気的に接続された第二の回路7が配されている。
第二の回路7は、例えばめっき膜をパターニングすることによって形成される。第二の回路7には、基体5の一面に配された機能素子6が電気的に接続されている。
機能ブロックBの少なくとも一部は凹部4内に収納されていて、機能ブロックBの端側にある第二の回路7のうち、端子部7a(7)(パッド部)のみが凹部4の外にはみ出している。このように、機能ブロックBの少なくとも一部を凹部4内に収納することにより、該機能ブロックBが実装基板1の一方の主面2から突き出す高さhを低くして、機能モジュール20を小型化することができ、さらに、後述するように、該機能ブロックBの上に信号処理用IC等のチップ部品を重ねて実装することができる。
機能ブロックBの少なくとも一部が凹部4内に収納されるとは、実装基板1の一方の主面2を含む水平面を基準面とした場合、機能ブロックBの少なくとも一部が該基準面よりも実装基板1の内部側(下側)に収納されていることをいう。また、機能ブロックBの体積の半分以上(機能ブロックBの大部分)が該基準面よりも実装基板1の内部側に収納されていることが好ましく、機能ブロックBの体積の三分の二以上が該基準面よりも実装基板1の内部側に収納されていることがより好ましく、機能ブロックBの体積の四分の三以上が該基準面よりも実装基板1の内部側に収納されていることがさらに好ましい。
機能ブロックBが凹部4内に多く収納されているほど、前記高さhを低くすることができ、機能モジュール20を小型化することができる。
機能ブロックBを収納した凹部4内に残る隙間空間は、図1(b)に示すように、第一の樹脂9で充填されることが好ましい。第一の樹脂9が凹部4内の機能ブロックBを囲んで支えることにより、機能ブロックBを凹部4内に安定して固定することができ、該機能モジュール20の耐衝撃性を向上させられる。
また、第一の樹脂9で凹部4内を充填することにより、第一の樹脂9上に導体を配置することができるので、機能ブロックBの第二の回路7と実装基板1の第一の回路10a(10)との電気的接続を、第一の樹脂9上に配置された該導体によって行うことができる。なお、該導体の材料は特に制限されず、例えば第一の回路10a(10)を構成するめっき膜の一部であっても良いし、はんだからなる膜(配線)であってもよい。
第一の樹脂9としては、フリップチップ実装時のアンダーフィル剤に使用されているような一般的な封止剤が好適に用いられ、例えばシリカフィラー含有のエポキシ樹脂が好ましい。機能ブロックBを構成する基体5の線形膨張係数と第一の樹脂9の線形膨張係数とをほぼ一致させた場合には、機能素子6と第二の回路7との電気的接続、及び第二の回路7と第一の回路10a(10)との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
すなわち、機能ブロックB及び機能モジュール20の置かれた環境の温度変化が起きた場合に、基体5及び実装基板1が該温度変化によって伸縮して、第二の回路7が基体5から剥離したり、第二の回路7と第一の回路10a(10)とを電気的に接続するめっき膜が剥離する恐れを未然に防ぐために、機能ブロックBを構成する基体5の線形膨張係数に近い値をもつ第一の樹脂9を設けることが有効である。
第一の樹脂9による凹部4内の封止を容易にする観点、第一の回路10a(10)と第二の回路7との電気的接続を容易にする観点、実装基板1の強度を保つ観点、及び機能ブロックBを凹部4内に挿入して収納し易くする観点から、凹部4の大きさ(体積)は、凹部4の内側面から機能ブロックBを50μm以上離したうえで、出来るだけ小さくした方が好ましい。より具体的には、凹部4の体積をV1として、該体積V1のうち、機能ブロックBが占有する体積をV2とすると、1>(V2/V1)>0.6であることが好ましく、0.7>(V2/V1)>0.6であることがより好ましい。
図1(b)では、第一の回路10a(10)と第二の回路7とは、第一の回路10a(10)を構成するめっき膜が第二の回路7の端子部7a(7)を覆って電気的に接続されている。第一の回路10a(10)に第二の回路7を電気的に接続する方法は、上記方法に制限されず、例えばはんだを用いて接続してもよい。
めっき膜又ははんだを用いることにより、従来のボンディングワイヤを用いる方法よりも信頼性の高い電気的接続を形成することができる。
すなわち、図10に示すように、ボンディングワイヤ109を用いて第一の回路110に第二の回路107を電気的に接続した場合には、衝撃等によってその電気的接続が断線することがあり、耐衝撃性が低い。一方、めっき膜又ははんだを用いた接続の場合は、耐衝撃性が比較的高い。
また、ボンディングワイヤ109を用いた接続の場合は、機能素子106から出力されるアナログ信号が、該ボンディングワイヤ109を介して第一の回路110に伝送されると、該アナログ信号の波形が劣化して好ましくない。これに対し、めっき膜又ははんだを用いた接続の場合は、ボンディングワイヤを用いた場合よりも短い配線距離で接続できるため、前記アナログ信号の波形の劣化を抑制することができる。
機能モジュール20は、実装基板1の一方の主面2と他方の主面3とを貫通するスルーホール11が設けられている。スルーホール11の内側面11a(11)には導体からなるめっき膜が配されており、一方の主面2に配された第一の回路10a(10)と他方の主面3に配された第一の回路10b(10)とを電気的に接続している。
他方の主面3に配された第一の回路10b(10)は、例えばめっき膜をパターニングすることにより形成される。第一の回路10b(10)には、実装基板1に備えられた他の機能ブロック、例えば信号処理用ICチップ等のチップ部品(不図示)が電気的に接続されていてもよい。
スルーホール11の内部では、内側面11a(11)に配された導体からなるめっき膜以外の領域を第二の樹脂12が充填している。第二の樹脂12がスルーホール11の余剰な空間を埋めることにより、該めっき膜が剥離しないように支えることができる。さらに、スルーホール11内に空気が閉じ込められることを防止できるため、スルーホール11及び機能モジュール20の耐湿熱性(耐熱性及び耐湿性)を向上させられる。
第二の樹脂12としては、一般的な樹脂からなる封止剤を用いられ、第一の樹脂9と同じ樹脂からなるものであっても、異なる樹脂からなるものであってもよい。
前記耐湿熱性は、JEDEC規格(IPC/JEDEC J−STD−020C:Moisture/Reflow Sensitivity Classification for Nonhermetic Solid State Surface Mount Devices)で規定されるものである。
実装基板1の材質としては、凹部4が設けられるものであれば特に制限されず、例えば樹脂、半導体、石英ガラス等が用いられる。実装基板1の一方の主面2側に凹部4を形成する方法は公知の方法が適用される。図1では、実装基板1が樹脂からなる場合を示している。なお、実装基板1が半導体材料からなる場合は、当該実装基板1の表面に別途絶縁層を形成する必要がある。
第一の回路10a(10)、第二の回路7は、例えばめっき膜から形成される。該めっき膜の材質は公知の金属材料が適用可能であり、なかでも低電気抵抗率である銅が好適である。形成されためっき膜をフォトリソグラフィー等の公知の方法でパターニングすることによって、第一の回路10a(10)、第二の回路7を形成することができる。
機能素子6としては、磁気センサ又は加速度センサが好適なものとして例示できる。機能素子6が磁気センサである場合、該磁気センサの磁気感知部は基体5の一面と平行に設けられる。これにより前記磁気センサは基体5の一面と略平行の磁界を検出する。ここで、前記磁気感知部を基体5の一面と平行に設ける際に、該磁気感知部の向きを適宜調整することによって、基体5の一面に平行な磁界のうち、特定の方向を向く磁界を検出することができる。
したがって、例えば機能ブロックBを実装基板1の凹部4内に収納する際、基体5の一面を実装基板1の一方の主面2に対して略垂直に実装することにより、前記磁気感知部を有する磁気センサである機能素子6が配された機能ブロックBを、実装基板1の一方の主面2に対して略垂直方向(z軸方向)の磁界を感知する磁気センサユニットとすることができる。
以上では機能素子6が磁気センサである場合を説明したが、機能素子6が加速度センサである場合も同様である。すなわち、前記磁気センサを加速度センサと読み換えて、前記磁気感知部を加速度感知部と読み換えて、前記磁気センサユニットを加速度センサユニットと読み換えて、前記磁界を加速度と読み換えることができる。
<機能モジュールの第二実施形態>
図2は、本発明にかかる機能モジュールの第二実施形態である機能モジュール30の断面図である。機能モジュール30の斜視図は、機能モジュール20の斜視図と同様であり、図1(a)に示す機能モジュール20のA−A線に沿った断面図に相当する断面図が図2である。図2では、図1と同様の構成については同じ符号を付してある。
機能モジュール30を構成する実装基板1は、基板1a(1),1b(1),1c(1)の3枚の基板を積層してなる多層基板である。
機能モジュール30において、凹部4の内側面は基板1a及び1bを貫通する貫通孔からなり、凹部4の底面は基板1cの一面からなる。
機能モジュール30のように、実装基板1が複数の基板を積層してなる多層基板であると、凹部4の深さを機能ブロックBの大きさに合わせて容易に調整できるので好ましい。すなわち、凹部4の深さを深くする場合には、基板1a,1bと同じ形状の基板(不図示)を必要な枚数だけ基板1a上に重ねて積層した実装基板1を用いれば良く、凹部4の深さを浅くする場合には、基板1a又は1bのいずれかを除いた実装基板1を用いれば良い。
また、機能モジュール30のように、実装基板1が複数の基板を積層してなる多層基板であると、該多層基板を構成する一の基板の一面が、該実装基板1における凹部4の底面を形成しうるので好ましい。通常、該基板の一面は平坦であるので、凹部4の底面を平坦にすることが容易である。凹部4の底面を平坦にする利点は、前述のとおりである。
さらに、機能モジュール30のように、実装基板1が複数の基板を積層してなる多層基板であると、実装基板1の内部に配線された中間配線14を容易に形成できるので好ましい。すなわち、前記多層基板を構成する基板の一面に配線を予め形成して、この基板を積層して実装基板1(多層基板)にすることで、該配線を中間配線14とすることができる。
図2では、中間配線14がスルーホール11の内側面11aを被覆するめっき膜に導通するように配されている。中間配線14を用いると、実装基板1における配線を自由度高く自在に設計することができる。
以上で説明したように、本発明にかかる機能モジュール20及び30では、機能ブロックBが凹部4内に収納されているため、機能ブロックBが実装基板1の一方の主面2から突き出る高さhが低くなっている。したがって、例えば図3に示すように、機能ブロックBの上に重ねて信号処理用IC等のチップ部品23を実装することが容易である。
図3に示した機能モジュール40は、前述の機能モジュール30を構成する実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3上にそれぞれ第一の樹脂層18が形成されている。第一の樹脂層18上には、第三の回路21が配されており、第一の樹脂層18に形成された開口部を通して第一の回路10と電気的に接続されている。一方の主面2側の第一の樹脂層18上に重ねて実装されたチップ部品23は、電極部24及びはんだバンプ25を介して第三の回路21に電気的に接続されている。ソルダーレジスト22は、はんだペーストを第三の回路21上に塗布する際に、はんだの付着を防止する領域に形成される。保護樹脂26は、チップ部品23を被覆する樹脂である。
<機能モジュールの製造方法の第一態様>
本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第一態様を、前述の機能モジュール40を例として、図面を用いて説明する。
前記第一態様である機能モジュールの製造方法は、実装基板1の一方の主面2側に、機能ブロックBと第一の回路10とを備え、実装基板1の一方の主面2には凹部4が設けられ、凹部4内に機能ブロックBの少なくとも一部が収納されており、機能ブロックBを構成する基体5の一面には機能素子6及び該機能素子6に電気的に接続された第二の回路7が配されていて、第一の回路10と第二の回路7とが電気的に接続されている機能モジュールの製造方法であって、少なくとも下記の工程A〜Cを有する。
工程Aでは、凹部4が一方の主面2側に設けられた実装基板1を用いて、凹部4の内面に対して機能ブロックBを接着部材8により固定する。
工程Bでは、実装基板1の一方の主面2、及び機能ブロックBの第二の回路7の端子部7a(7)を覆うように、めっき膜を形成する。
工程Cでは、実装基板1の一方の主面2に設けた前記めっき膜をパターニングすることにより第一の回路10を形成し、該第一の回路10と第二の回路7とを電気的に接続する。
前記工程Aでは、図4(a)に示すように、基板1a,1b,1cの3枚の基板を積層してなる多層基板を、実装基板1として用いる。該実装基板1の一方の主面2側には、凹部4が予め形成されている。また、基板1a,1b,1cの積層面には、中間配線14が予め形成されている。
凹部4の内側面は基板1a及び1bを貫通する貫通孔からなり、凹部4の底面は基板1cの一面からなる。
また、実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3を貫くスルーホール11が予め形成されている。
凹部4の大きさは、後段で該凹部4内に固定される機能デバイスBの大きさに応じて適宜設定される。本実施例では、縦300μm、横600μm、高さ600μmの直方体である機能デバイスBを用いた。また、凹部4の形状は、縦400μm、横700μm、深さ575μmの直方体とした。
まず、実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3の表面に銅箔15が予め形成されている実装基板1を用意し(図4(a))、シード層を形成した後、さらに電解めっき法により、一方の主面2、他方の主面3、及びスルーホール11の内側面11aに第一めっき膜16を設ける(図4(b))。このとき、該第一めっき膜16と中間配線14とが、スルーホール11の内側面11aにおいて、電気的に接続される。つづいて、スルーホール11を第二の樹脂12によって充填する(図4(c))。
なお、図4(a)以外では、銅箔15は省略して示していない。
前記シード層としては、導電性物質からなる薄膜であれば特に制限されず、例えばスパッタ法によって形成されるニクロム薄膜若しくは銅薄膜、無電解銅めっき法によって形成される銅薄膜、クリムゾンプロセスやシャドープロセスによって形成されるパラジウム系の導電被膜が挙げられる。
実装基板1を電解めっきする際には、レジスト等を用いて凹部4に蓋をして、凹部4内に第一めっき膜16が形成されないようにしておき、第一めっき膜16形成後に前記蓋を除去する。
[工程A]
つぎに、前記工程Aとして、凹部4内に機能ブロックBを挿入し、該機能ブロックBを凹部4の内面に、接着部材8を介して固定する(図5(a))。機能ブロックBを構成する基体5の一面には機能素子6及び該機能素子6に電気的に接続された第二の回路7が予め配されている。図5(a)では、機能ブロックBを構成する該一面を、実装基板1の一方の主面2に対して略垂直になるように、該機能ブロックBの側面を凹部4の底面に対して水平に固定している。
機能素子6としては、前述のように、磁気センサや加速度センサが好適である。該磁気センサ又は加速度センサの磁気感知部又は加速度感知部を基体5の前記一面に所定の向きで配することによって、機能ブロックBを、実装基板1の一方の主面2に対して略垂直方向の磁界又は加速度を検出する磁気センサユニット又は加速度センサユニットとすることができる。
接着部材8としては、一般的な接着剤、例えばエポキシ樹脂を主成分とする接着剤が適用できる。
本実施例では、接着部材8の厚さを約25μmとした。したがって、機能ブロックBが実装基板1の主面1から突き出る高さhは約50μmとなり、機能ブロックBの体積が凹部4の体積を占有する割合は、約0.61=(300×600×550)/(400×700×575)である。
つぎに、機能ブロックBを収納した凹部4内に残る隙間空間を、図5(b)に示すように、第一の樹脂9で充填した。このとき、機能ブロックBを構成する基体5の一面に配された第二の回路7の端子部7aは、第一の樹脂9で覆わずに、露呈させた。
本実施例では機能ブロックBを構成する基体5の材質が珪素(シリコン;線形膨張係数は3ppm/℃)であることから、珪素と同等の線形膨張係数(15ppm/℃以下)を有するシリカフィラー含有のエポキシ樹脂を用いた。また、第一の樹脂9を凹部4内に注入して充填した後、該第一の樹脂9を硬化させるためにオーブンでキュアを行った。
[工程B]
つづいて、前記工程Bとして、第一めっき膜16、第一の樹脂9、第二の樹脂12、及び機能ブロックB上にシード層(不図示)を形成し、さらに電解めっき法によって、第一めっき膜16、第一の樹脂9、第二の樹脂12、及び機能ブロックB上に第二めっき膜17を設ける(図5(c))。このとき、機能ブロックBに配された第二の回路7の端子部7aと第一めっき膜16とを、第二めっき膜17によって覆うことにより、電気的に接続された状態とする。
本実施例では、第一めっき膜16をなす金属である銅を用いて、第二めっき膜17を形成した。
前記シード層としては、導電性物質からなる薄膜であれば特に制限されず、例えばスパッタ法によって形成されるニクロム薄膜若しくは銅薄膜、無電解銅めっき法によって形成される銅薄膜、クリムゾンプロセスやシャドープロセスによって形成されるパラジウム系の導電被膜が挙げられる。
[工程C]
つぎに、前記工程Cとして、フォトレジスト等を用いて、第一めっき膜16及び第二めっき膜17を適宜パターニング及びエッチングすることにより、実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3上に第一の回路10を形成する(図5(d))。このとき、実装基板1に配された第一の回路10と機能ブロックBに配された第二の回路7とは、第一の回路10を構成する第二めっき膜17によって電気的に接続されている。
以上の工程で、図3に示した機能モジュール40を製造することができる。
さらに、実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3、並びに第一の回路10の上に第一の樹脂層18を設ける(図6(a))。このとき、第一の樹脂層18の所定の位置に開口部を形成して、該開口部において第一の回路10を露呈させる。
つづいて、第一の樹脂層18及び前記開口部で露呈された第一の回路10上にシード層を形成し、電解めっき法によって第三めっき膜19を設けて(図6(b))、さらにフォトレジスト等を用いて第三めっき膜19を適宜パターニング及びエッチングすることにより、第三の回路21を形成する(図6(c))。
つぎに、第三の回路21上の所定の位置にはんだペーストを塗布するためのソルダーレジスト22を形成し、適宜パターニングする(図7)。さらに、塗布したはんだペーストからなるはんだバンプ25を介して信号処理用IC等のチップ部品23を実装し、保護樹脂26で封止することによって、図3に示す機能モジュール40を製造することができる。
以上で説明した機能モジュールの製造方法の第一態様では、実装基板1の一方の主面2上に、第一の回路10を形成するめっき膜17を設ける際に、該めっき膜17と機能ブロックBの端子部7aとの電気的接続を形成できる。このため、第一の回路10の形成と、第一の回路10と端子部7aとの電気的接続の形成とを、別に分けて行う場合よりも製造工程を簡略化することができる。
<機能モジュールの製造方法の第二態様>
本発明にかかる機能モジュールの製造方法の第二態様を、図8及び9を参照して説明する。図8及び9では、前述の製造方法の第一態様の説明に用いた図4〜7と同じ構成については、同じ符号を付してある。
前記第二態様である機能モジュールの製造方法は、実装基板1の一方の主面2側に、機能ブロックBと第一の回路10とを備え、実装基板1の一方の主面2には凹部4が設けられ、凹部4内に機能ブロックBの少なくとも一部が収納されており、機能ブロックBを構成する基体5の一面には機能素子6及び該機能素子6に電気的に接続された第二の回路7が配されていて、第一の回路10と第二の回路7とが電気的に接続されている機能モジュールの製造方法であって、少なくとも下記の工程E〜Gを有する。
工程Eでは、凹部4が一方の主面2側に設けられた実装基板1を用いて、該実装基板1の一方の主面2に第一の回路10を形成する。
工程Fでは、凹部4の内面に対して機能ブロックBを接着部材8により固定する。
工程Gでは、第一の回路10と機能ブロックBの第二の回路7とを、めっき膜又ははんだ28を用いて電気的に接続する。
前記工程Eでは、図8(a)に示すように、基板1a,1b,1cの3枚の基板を積層してなる多層基板を、実装基板1として用いる。該実装基板1の一方の主面2側には、凹部4及び中間配線14が予め形成されている。該実装基板1の一方の主面2側には、凹部4が予め形成されている。また、基板1cの積層面には、中間配線14が予め形成されている。
凹部4の内側面は基板1a及び1bを貫通する貫通孔からなり、凹部4の底面は基板1cの一面からなる。
また、実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3を貫くスルーホール11が予め形成されている。
凹部4の大きさ、及び機能デバイスBの大きさの説明は、前述の製造方法の第一態様の説明と同様である。
まず、前述の製造方法の第一態様と同様に、実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3の表面に銅箔15が予め形成されている実装基板1を用意し(図4(a))、シード層を形成した後、さらに電解めっき法により、一方の主面2、他方の主面3、及びスルーホール11の内側面11aに第一めっき膜16を設ける(図4(b))。このとき、該第一めっき膜16と中間配線14とが、スルーホール11の内側面11aにおいて、電気的に接続される。つづいて、スルーホール11を第二の樹脂12によって充填する(図4(c))。
[工程E]
つぎに、前記工程Eとして、第一めっき膜16及び第二の樹脂12上にシード層(不図示)を形成し、さらに電解めっき法によって、第一めっき膜16及び第二の樹脂12上に第二めっき膜17を設ける(図8(a))。つづいて、フォトレジスト等を用いて、第一めっき膜16及び第二めっき膜17を適宜パターニング及びエッチングすることにより、実装基板1の一方の主面2及び他方の主面3上に第一の回路10を形成する(図8(b))。
前記シード層、第一めっき膜16、第二めっき膜17、及び第一の回路10の形成方法の説明は、前述の製造方法の第一態様におけるシード層、第一めっき膜16、第二めっき膜17、及び第一の回路10の形成方法の説明と同様である。
つぎに、第一の回路10上の所定の位置にはんだペーストを塗布するためのソルダーレジスト22を形成し、適宜パターニングする(図8(c))。
実装基板1を電解めっきする際には、レジスト等を用いて凹部4に蓋をして、凹部4内に第一めっき膜16及び第二めっき膜17が形成されないようにしておき、第一めっき膜16及び第二めっき膜形成後、第一の回路10形成後、又はソルダーレジスト22形成後に前記蓋を除去する。
[工程F]
つぎに、前記工程Fとして、凹部4の内面に対して機能ブロックBを接着部材8により固定し、さらに凹部4内の機能ブロックBが占有しない隙間空間に第一の樹脂9を充填する(図9(a))。このとき、機能ブロックBを構成する基体5の一面に配された第二の回路7の端子部7a(7)は、該第一の樹脂9によって覆わずに、露呈させる。
この機能ブロックBの固定方法及び第一の樹脂9の充填方法としては、前述の製造方法の第一態様で説明した方法と同様に行うことができる。
ここで、機能ブロックB(基体5、機能素子6、第二の回路7)、接着部材8、及び第一の樹脂9の説明は、前述の製造方法の第一態様における機能ブロックB(基体5、機能素子6、第二の回路7)、接着部材8、及び第一の樹脂9の説明と同様である。
[工程G]
つぎに、前記工程Gとして、実装基板1の一方の主面2側のソルダーレジスト22が形成された以外の領域にはんだペースト28を塗布する。このとき、図9(b)に示すように、第一の回路10、第一の樹脂9、及び第二の回路7の端子部7aを覆うように該はんだペースト28を塗布する。これにより、該はんだペースト28を介して、実装基板1の第一の回路10に機能ブロックBの第二の回路7を電気的に接続する。
つづいて、第一の回路10の所定位置に塗布したはんだペースト28上に、信号処理用IC等のチップ部品23を構成する電極部24を設置し、リフロー(加熱処理)を行って、該はんだペースト28による電気的接続をより確実にする。すなわち、第一の回路10に第二の回路7を接続するはんだ膜29を形成し、第一の回路10にチップ部品23の電極部24を接続するはんだバンプ25を形成する(図9(c))。さらに、保護樹脂26を形成して、実装基板1の一方の主面2側を封止する。
以上の工程で、図9(c)に示した機能モジュール50を製造することができる。
以上の工程では、はんだペースト28を塗布する場合を説明したが、はんだペースト28の塗布に代えて、めっき膜を形成する方法を用いてもよい。該めっき膜は、前述の方法で形成することができる。
このようにめっき膜又ははんだを用いて第一の回路10に第二の回路7を接続すると、ボンディングワイヤを用いて接続する場合よりも、接続の信頼性が向上し断線の恐れが低減される。さらに、ボンディングワイヤを用いた接続よりも、機能ブロックBから出力される信号を第一の回路10に伝送する際の信号(アナログ信号の波形)の劣化を低減できる。
以上で説明した機能モジュールの製造方法の第二態様では、実装基板1の一方の主面2に第一の回路10を形成した後で、一方の主面2側にある凹部4内に機能デバイスBを実装する。したがって、第一の回路10を形成する作業の際に、それ以前に凹部4内に収納した機能デバイスBを破損したり汚損したりする恐れがなく、機能モジュールの製造における歩留まりを向上できる。
本発明の機能モジュールは、特定のセンシング方向を有する磁気センサや加速度センサ等の機能素子からなる機能ブロックを、実装基板に対して立てて配置する用途において、広範に利用することができる。
1…実装基板、2…一方の主面、3…他方の主面、4…凹部、5…基体、6…機能素子、7…第二の回路、7a…第二の回路の端子部(パッド部)、8…接着部材、9…第一の樹脂、10,10a,10b…第一の回路、11…スルーホール、11a…スルーホールの内側面、12…第二の樹脂、14…中間配線、B,Q…機能ブロック、16…第一めっき膜、17…第二めっき膜、18…第一の樹脂層、19…第三めっき膜、20…機能モジュール、21…第三の回路、22…ソルダーレジスト、23…チップ部品、24…電極部、25…はんだバンプ、26…保護樹脂、28…はんだペースト、29…はんだ膜、30,40,50…機能モジュール、100…従来の機能モジュール、101…実装基板、102…一方の主面、103…他方の主面、105…基体、106…機能素子、107…第二の回路、109…ボンディングワイヤ、110…第一の回路、111…スルーホール、112…樹脂。

Claims (9)

  1. 実装基板の一方の主面側に、機能ブロックと第一の回路とを備える機能モジュールであって、
    前記実装基板の一方の主面には凹部が設けられ、前記凹部内に前記機能ブロックの少なくとも一部が収納されており、
    前記機能ブロックを構成する基体の一面には機能素子及び該機能素子に電気的に接続された第二の回路が配されていて、
    前記第一の回路に前記第二の回路が電気的に接続されていることを特徴とする機能モジュール。
  2. 前記実装基板は、複数の基板を積層してなる多層基板であることを特徴とする請求項1に記載の機能モジュール。
  3. 前記機能ブロックを構成する基体の半分以上が前記凹部内に収納されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の機能モジュール。
  4. 前記実装基板の一縦断面で見たとき、前記機能素子が配された基体の一面と前記実装基板の一方の主面がなす角は、略垂直であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の機能モジュール。
  5. 前記第一の回路と前記第二の回路とは、めっき膜によって電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の機能モジュール。
  6. 前記第一の回路と前記第二の回路とは、はんだによって電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の機能モジュール。
  7. 前記機能素子は、磁気センサ又は加速度センサであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の機能モジュール。
  8. 実装基板の一方の主面側に、機能ブロックと第一の回路とを備え、前記実装基板の一方の主面には凹部が設けられ、前記凹部内に前記機能ブロックの少なくとも一部が収納されており、前記機能ブロックを構成する基体の一面には機能素子及び該機能素子に電気的に接続された第二の回路が配されていて、前記第一の回路と前記第二の回路とが電気的に接続されている機能モジュールの製造方法であって、
    前記凹部が一方の主面側に設けられた実装基板を用い、
    前記凹部の内面に対して前記機能ブロックを接着部材により固定する工程Aと、
    前記実装基板の一方の主面、及び前記機能ブロックの前記第二の回路の端子部を覆うように、めっき膜を形成する工程Bと、
    前記実装基板の一方の主面に設けた前記めっき膜をパターニングすることにより第一の回路を形成し、該第一の回路と前記第二の回路とを電気的に接続する工程Cと
    を少なくとも有することを特徴とする機能モジュールの製造方法。
  9. 実装基板の一方の主面側に、機能ブロックと第一の回路とを備え、前記実装基板の一方の主面には凹部が設けられ、前記凹部内に前記機能ブロックの少なくとも一部が収納されており、前記機能ブロックを構成する基体の一面には機能素子及び該機能素子に電気的に接続された第二の回路が配されていて、前記第一の回路と前記第二の回路とが電気的に接続されている機能モジュールの製造方法であって、
    前記凹部が一方の主面側に設けられた実装基板を用いて、
    前記実装基板の一方の主面に第一の回路を形成する工程Eと、
    前記凹部の内面に対して前記機能ブロックを接着部材により固定する工程Fと、
    前記第一の回路と前記機能ブロックの第二の回路とを、めっき膜又ははんだを用いて電気的に接続する工程Gとを少なくとも有することを特徴とする機能モジュールの製造方法。
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