JP2011163593A - 太陽熱受熱器 - Google Patents

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Abstract

【課題】受熱管の表裏面温度差を低減することで、受熱管の強度寿命を向上させることができる。
【解決手段】受熱器10の受熱管20は、長さ方向に開口部11b側で熱流束の高い部分がケーシング11の半径方向外側の位置に延在し、複数の受熱管20からなるピッチ円直径Dが拡大した拡大部20cが形成され、ケーシング11の拡大部11cの内面に沿って所定間隔をもって配置され、側面視で略台形状をなしている。これにより拡大部20cにおける受熱管20の外周面の表面積を増大させ、単位面積当たりの入熱量を減少させるようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、太陽熱発電装置のタービンを駆動する流体媒体を昇温するための太陽熱受熱器に関する。
近年、地球温暖化の防止、化石燃料の使用抑制の観点から、二酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質の排出が少ない自然エネルギー、資源を再利用するリサイクルエネルギーなどのクリーンエネルギーを利用した発電が注目されている。クリーンエネルギーは、全世界で必要とされる電力エネルギーを上回る量がある。しかしながら、クリーンエネルギーのエネルギー分布は広範囲にわたり、有効エネルギー(外部に取り出して利用可能なエネルギー)が低い。これに起因して、クリーンエネルギーを利用した発電は、電力への変換効率が低く発電コストが高くなるため、十分に普及していない。そこで、発電方式としては、ガスタービン、蒸気タービン及びカスタービンコンバインドサイクル(GTCC)などの発電技術を利用した太陽熱エネルギーによる発電が期待されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、太陽熱エネルギーの利用においては、通常、鏡を用いた集光装置と受熱器の組合せにより集光・集熱を行う。集光装置と受熱器の組合せ方式として、一般的にトラフ集光方式とタワー集光方式という2種類の方式がある。
トラフ集光方式とは、半円筒型のミラー(トラフ)によって太陽光線を反射させ、円筒の中心を通るパイプに集光・集熱し、パイプ内を通る熱媒体の温度を上昇させるものである。しかしながら、トラフ集光方式では、ミラーが太陽光線を追尾するよう向きを変えるものの一軸制御であるため、熱媒体の高い温度上昇を期待することはできない。
これに対して、タワー集光方式とは、地上から立設されたタワー部(支持部)上に集光受熱器を配置するとともに、タワー部の周囲を取り囲むようにヘリオスタット(太陽光集光システム)と呼ばれる集光用の反射光制御鏡を複数配置し、これらヘリオスタットで反射される太陽光線を集光受熱器に導くことで集光・集熱するものである。近年では、発電サイクルの更なる高効率化を図るという観点から、集光受熱器で熱交換される熱媒体について、より高温化が可能なタワー集光方式の発電装置(タワー集光装置)の開発が盛んに行われている。
特許第2951297号公報
しかしながら、従来の受熱器においては、以下のような問題があった。
すなわち、従来のタワー集光装置における熱交換器では、円筒状の断熱容器の内面に配列させた複数の受熱管に流体を流し、それら受熱管の表面に太陽光を照射し入熱することにより流体温度を上昇させているが、この場合、直接太陽光が入射する受熱管の表側の面と壁側に面する裏側の面との温度差が大きくなる。とくに、軸対称にミラーを配列した場合、集光したときにミラーの面積効果で受熱管の入口付近の熱負荷が大きくなり、高温となる。また、昼夜のサイクルや、雲の影響によっても太陽光の照射量の変動によっても、受熱管の表側と裏側とでは温度差が生じている。このように高温で且つ温度差の大きな入口付近では、とくに受熱管に熱疲労が発生し易い欠点があり、受熱管の耐久性が要求されており、その点で改良の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、受熱管の表裏面温度差を低減することで、受熱管の強度寿命を向上させることができる太陽熱受熱器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る太陽熱受熱器では、太陽光が入射する開口部を有するケーシングと、ケーシング内にケーシング周方向に配列するとともに内部に熱媒体が流通する複数の受熱管とを備える太陽熱受熱器であって、受熱管は、開口部側で熱流束の高い部分がケーシングの半径方向外側の位置に延在し、複数の受熱管からなるピッチ円直径が拡大した拡大部が形成されていることを特徴としている。
本発明では、受熱管の熱流束の高い部分でピッチ円直径を拡大させることで、その部分における受熱管の外周面の表面積が増大し、単位面積当たりの入熱量を減少させることができる。そして、受熱管における減少した分の熱量は、受熱管どうしの隙間から裏面側の断熱材に入り、さらにその熱が周囲へ拡散されることになる。このように、受熱管表面の熱流束が低減され、受熱管の表面(ケーシングの中心軸線側の面)と裏面(ケーシングの内面側の面)との温度差を低減することが可能となり、受熱管の強度寿命を延ばすことができる。
また、本発明に係る太陽熱受熱器では、拡大部の管径は、拡大部でない部分よりも大径となることが好ましい。
本発明では、受熱管の拡大部を大径にすることで、受熱管の外周面の表面積がさらに増大するので、単位面積当たりの入熱量をより一層減少させることができ、前記表面と裏面との温度差をさらに小さくすることが可能である。
また、本発明に係る太陽熱受熱器では、拡大部には、伝熱促進体が装入されていることが好ましい。
本発明では、拡大部を大径にすることで圧力損失を増大させずに受熱管内部に伝熱促進体を装入することができ、受熱管の内部の熱伝達率を増大させることができる。これにより、熱交換量を増やすことができるので、受熱管の長さ寸法を短くすることが可能となり、受熱器のコンパクト化を図ることができる。
本発明の太陽熱受熱器によれば、受熱管の熱流束の高い部分でピッチ円直径を拡大させることで、その部分における受熱管の外周面の表面積が増大し、単位面積当たりの入熱量を減少させることができ、太陽熱入射の大きい部分の受熱管表面の熱流束が低減され、受熱管の表裏面温度差を低減することができ、受熱管の強度寿命を向上させることができる。
そして、受熱管出口のガス温度の変動が抑えられ、出側の集合ガス温度の安定が図れるので、タービンの運転を安定させることができる。
本発明の第1の実施の形態によるタワー型太陽光集光受熱器を示す図である。 タワー周辺のヘリオスタットの配置構成を示す平面図である。 タワー上部の概略構成を示す模式図であって、(a)はタワー上部の概略構成を示す平面図、(b)はタワー上部の概略構成を示す断面図である。 受熱器の概略構成を示す斜視図である。 図4に示す受熱管の斜視図である。 図3(b)に示すA−A線断面図であって、放射シールド板の構成を示す図である。 図6の矢印Bから見た斜視図である。 受熱器の構成を示す一部破断側面図である。 図8に示す受熱管の太陽熱入射強度のグラフである。 第2の実施の形態による受熱管の構造を示す側断面図である。
以下、本発明の実施の形態による太陽熱受熱器について、図面に基づいて説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施の形態)
図1に示すタワー型太陽光集光受熱器は、受熱器を高いタワーの上に置き、周囲の地上にヘリオスタットと呼ばれる集光用の反射光制御鏡を多数台置き、タワー上部の受熱器に集光させるものである。
図1に示すように、グランドG上にはヘリオスタットフィールド101が設けられている。このヘリオスタットフィールド101上には、太陽光線を反射するための複数のヘリオスタット102が配置されている。また、ヘリスタットフィールド101の中央部には、ヘリオスタット101で導かれた太陽光線を受けるタワー型太陽光集光受熱器100が設けられている。図2に示すように、ヘリオスタット102はタワー型太陽光集光受熱器100の360度全周に配置されている。
タワー型太陽光集光受熱器100は、グランドGに立設されたタワー110と、タワー110上部の収容室120内に設置された受熱器10(太陽熱受熱器)とから構成されている。
タワー110には、複数の補強部材111が設けられている。補強部材111は、タワー110の長手方向に交差して間隔(隣り合う補強部材間の距離)Pを空けて設けられている。間隔Pは、ヘリオスタット102から受熱器10に太陽からの光を入光させる光路となる範囲でタワー110上部(受熱器10の設置された側)に近づくにつれて大きくなっている。これにより、ヘリオスタット102により反射された光が補強部材111に遮られることなくタワー110上部の受熱器10に集光される。なお、補強部材111の配置構造としては、剛性確保の面から例えばトラス構造とするのがよい。
タワー110上部の収容室120は、平面視円形状になっている。
収容室120は、上部収容室121及び下部収容室122の2つの収容室を有する構造となっている。下部収容室122の下面側には、太陽光線を取り込むための開口部122cが設けられている。開口部122cは太陽光線のスポット径に応じて円形状となっている。
図3(a)、(b)に示すように、受熱器10は、略円筒形状のケーシング11と、受熱管20とから構成され、下部収容室122内に設けられている。具体的には、受熱器10は下部収容室122の上壁122aに吊り具12を介して固定され、下部収容室122内において上壁122aから吊り下げられる構造となっている。つまり、受熱器10は下部収容室122の内壁と接触しないように、下部収容室122の内壁と離間して配置されている。吊り具12は上壁122aの周方向に複数設けられており、可撓性を有する構造となっている。また、吊り具12はケーシング11を貫通している。これにより、受熱器10内部で熱交換が行われ高温(例えば900℃以上)となった場合、ケーシング11の熱膨張による変形を許容できるようになっている。また、ケーシング11の下面側には、太陽光線を取り込むための開口部11bが設けられている。開口部11bは、前述の開口部122cと同様に、太陽光線のスポット径に応じて円形状となっている。
なお、図3(b)に示すケーシング11は、説明上、円筒状をなしているが、本実施の形態では、図4、図8に示すように下側が半径方向外側に広がるように拡径された拡大部11cが形成されている。この拡大部11cの内面側には、この拡大部11cに沿って後述する受熱管本体23が配置されている(詳しくは後述する)。
一方、上部収容室121内には、受熱器10によって加熱された流体(熱媒体)を作動流体として作動するガスタービン30及びガスタービン30の作動エネルギーを電力として取り出す発電機33が配置されている。ガスタービン30は、熱媒体となる流体(例えば大気)を吸入して圧縮し圧縮流体を生成する圧縮機31と、該圧縮機31で圧縮されるとともに受熱器10によって加熱された流体を作動流体として作動するタービン32とを有している。そして、タービン32の回転により生じる運動エネルギーが発電機33によって電気エネルギーに変換され、電力として取り出される。
なお、上部収容室121内には必要に応じて、受熱器10が受けた熱を検知する温度センサー、ガスタービン30を始動させる補助駆動装置、作動流体が受熱器10で加熱される前に作動流体とタービン32の排気との熱交換を行う再生熱交換器、作動流体を補助燃焼してタービン32に流入させる補助燃焼器、発電機33の振動を打ち消す消振器などの装置が配置されていてもよい。このように、タワー110上部に装置を集約して配置することで、設備設置面積を縮小することができる。
また、上部収容室121の側面には、圧縮機31に供給される流体(大気)を取り込むための開口部121bが設けられている。なお、開口部121bは必要に応じてタービン32からの排気を外部に放出するために用いられる。
図3〜図5に示すように、受熱管20は、下部ヘッダー管21と、上部ヘッダー管22と、受熱管本体23と、を有して構成されている。下部ヘッダー管21は、環形状となっておりケーシング11下部に配置されている。具体的には、下部ヘッダー管21はケーシング11の外側に露出され、下部収容室122内の下壁122b近傍に配置されている。
受熱管本体23は、上部ヘッダー管22と下部ヘッダー管21との間に複数設けられており、一端が上部ヘッダー管22に接続され、他端が下部ヘッダー管21に接続されている。これら受熱管本体23は、下部ヘッダー管21から流出した作動流体を上部ヘッダー管21に流出するものである。また、受熱管本体23は、上部ヘッダー管22(下部ヘッダー管21)の周方向に所定の間隔(隙間)を空けて設けられている(図6、図7参照)。受熱管本体23の他端はケーシング11の外側に露出している。受熱管本体23はケーシング11の長手方向に沿った直線形状となっており、自重による曲げ応力がかからないようになっている。
また、受熱管本体23内を流れる作動流体の流動方向が一方向になるようになっている。
下部ヘッダー管21は、環形状あるいは多角形屈折管となっておりケーシング11下部に配置されている。具体的には、下部ヘッダー管21はケーシング11の外側に露出され、下部収容室122内の下壁122b近傍に配置されている。以上の構成により、受熱管20は、上部ヘッダー管22が下部収容室122内の上壁122aに吊り具12を介して固定され、全体として上壁122aから吊り下げられる構造となっている。
また、下部ヘッダー管21にはL字状の入口配管13が設けられている。この入口配管13と圧縮機31との間には接続配管14が設けられている。接続配管14は、ケーシング11の外側に露出され、下部収容室122の内壁に沿って配置されている。圧縮機31により生成された圧縮流体は、接続配管14及び入口配管13を経由して下部ヘッダー管21に供給されるようになっている。下部ヘッダー管21に供給された圧縮流体は、複数の受熱管本体23及び上部ヘッダー管22を経由する間、開口部11bから入射した太陽光線の熱エネルギーにより加熱される。
図4、図6、および図7に示すように、ケーシング11の内壁面には、太陽熱を吸収する断熱材15が設けられている。断熱材15で吸収した熱により断熱材15内面は温度上昇し、受熱管本体23の背面(太陽光線が直接入射しない側の面)に熱放射し受熱管20の周方向全体が加熱される。また、断熱材15は、受熱管本体23から発せられる輻射熱を受熱管本体23の背面に戻し、受熱管本体23を安定して加熱させている。また、断熱材15は、受熱管本体23及び上部ヘッダー管22から外部に向かう発熱量を低減させている。
一方、上部ヘッダー管22には複数の接続配管24を介して出口配管25が接続されている。複数の接続配管24は、一端が上部ヘッダー管22に接続され、他端が出口配管25に接続され、平面視X字状になっている。出口配管25は上部収容室121内において屈曲して断面視L字状になっており、出口配管25の複数の接続配管24に接続された側と反対の側の端部はタービン32に接続されている。受熱管本体23及び上部ヘッダー管22を通って加熱された圧縮流体は、複数の接続配管24を経由してさらに出口配管25を経由した後、高温高圧の作動流体となりタービン32に供給される。
図8に示すように、受熱器10の受熱管本体23(受熱管20)は、長さ方向に開口部11b側で熱流束の高い部分がケーシング11の半径方向外側の位置に延在し、複数の受熱管20からなるピッチ円直径Dが拡大した拡大部20cが形成されている。つまり、拡大部20cのピッチ円直径Dは、前記拡大部20cでない部分20dにおけるピッチ円直径dよりも大きくなっている。
なお、受熱管本体23は、本発明の受熱管に相当し、符号20を付して以下説明する。
また、図8では、図4、図6および図7に示す断熱材15が省略されている。
具体的に受熱管20の拡大部20cは、上述したケーシング11の拡大部11cの内面に沿って所定間隔をもって配置され、側面視で略台形状をなし、下端がケーシング11より外方に突出した状態となっている。
図9は、受熱管20の拡大部20cの効果を示したグラフであり、縦軸が受熱管20の長さ寸法X、横軸が入熱量(太陽熱入射強度)を示し、点線が受熱管20に拡大部20cを設けない場合であり、実線が拡大部20cを設けた場合である。高温部Kにおいて、拡大部20cを設けることで、太陽熱入射強度が低下する。
上述した本第1の実施の形態による太陽熱受熱器では、受熱管20の熱流束の高い部分(高温部K)でピッチ円直径Dを拡大させることで、その部分における受熱管20の外周面の表面積が増大し、単位面積当たりの入熱量を減少させることができる(図9参照)。そして、受熱管20における減少した分の熱量は、受熱管20どうしの隙間から裏面側の断熱材15(図6、図7参照)に入り、さらにその熱が周囲へ拡散されることになる。
このように、受熱管表面の熱流束が低減され、受熱管20の表面20a(ケーシング11の中心軸線側の面)と裏面20b(ケーシング11の内面側の面)との温度差を低減することが可能となり、受熱管20の強度寿命を延ばすことができる。
そして、受熱管出口のガス温度の変動が抑えられ、出側の集合ガス温度の安定が図れるので、タービンの運転を安定させることができる。
次に、本発明の太陽熱受熱器による他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
図10に示すように、第2の実施の形態による受熱器10Aは、受熱管20における拡大部20eの管径が拡大部20eでない部分よりも大径となる構成となっている。
このように、受熱管20の拡大部20eを大径にすることで、受熱管20の外周面の表面積がさらに増大するので、単位面積当たりの入熱量をより一層減少させることができ、前記表面20aと裏面20bとの温度差をさらに小さくすることが可能である。
なお、拡大部20eには、伝熱促進体(図示省略)を装入させることができる。
つまり、本第2の実施の形態による受熱管20では、拡大部20eを大径にすることで圧力損失を増大させずに受熱管内部に伝熱促進体を装入することができ、受熱管20の内部の熱伝達率を増大させることができる。これにより、熱交換量を増やすことができるので、受熱管20の長さ寸法を短くすることが可能となり、受熱器10Aのコンパクト化を図ることができる。
例えば、受熱管20の管径を拡大部20eで1.3倍とし、この拡大部20eに伝熱促進体を装入することにより、熱交換量を元の管径に対して1.6〜2.4倍程度、増大させることができる。
以上、本発明による太陽熱受熱器の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態では受熱管20の拡大部20cの形状を側面視で略台形状としているが、このような形状に限定されることはない。例えば、開口部11b側で熱流束の高い部分(高温部K)の領域で、下方に向かうに従って漸次ケーシング11の半径方向外側に広がるテーパ形状、或いは傘形状であっても良い。
また、第2の実施の形態で大径にした拡大部20eの管径寸法は、任意に設定することが可能であり、上述したように伝熱促進体の有無などの条件により決定すればよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施の形態を適宜組み合わせてもよい。
10、10A 受熱器(太陽熱受熱器)
11 ケーシング
11b 開口部
11c 拡大部
15 断熱材
20 受熱管
20a 表面
20b 裏面
20c、20e 拡大部
23 受熱管本体
D、d ピッチ円直径
K 高温部

Claims (3)

  1. 太陽光が入射する開口部を有するケーシングと、該ケーシング内にケーシング周方向に配列するとともに内部に熱媒体が流通する複数の受熱管とを備える太陽熱受熱器であって、
    前記受熱管は、前記開口部側で熱流束の高い部分が前記ケーシングの半径方向外側の位置に延在し、複数の前記受熱管からなるピッチ円直径が拡大した拡大部が形成されていることを特徴とする太陽熱受熱器。
  2. 前記拡大部の管径は、該拡大部でない部分よりも大径となることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱受熱器。
  3. 前記拡大部には、伝熱促進体が装入されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽熱受熱器。
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