JP2011162955A - 間仕切壁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定の間隔をおいて立設された第1区画壁3及びパイプスペース5の間に、間仕切壁7を構築する。この間仕切壁7を構築する第1,第2パネル11A,11Bを、平板部12と、突条部13,14とによって構成する。各突条部13,14の先端面を対向するパネル11A,11Bの平板部12の内面に接触させるとともに、ネジクギ22によって平板部12と突条部13,14を連結する。対向する二枚の平板部12,12及び突条部13,14によって形成された空洞部24に角パイプよりなる補強部材25を収容する。
【選択図】図1
Description
(作用)
請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明は、対向するパネルの二枚の平板部の内面に、各突条部の先端面がそれぞれ接触されているので、突条部によって平板部が補強される。このため、空洞部と対応する平板部の表面に大きな面外方向の荷重が作用しても平板部の損傷が防止される。
最初に、間仕切壁が構築される建物の概略構成について説明する。
間仕切壁の正面を表す図3に示すように、下階の床スラブ1の上面と上階の床スラブ2の下面との間には、図示左側の廊下Lと、室内Rとを区画する第1区画壁3が紙面直交方向に構築されるとともに、前記室内Rと室外Aとを区画する第2区画壁4が前記第1区画壁3と平行に構築されている。前記第2区画壁4の内壁面には配管系を収容するためのパイプスペース5が配設されている。前記床スラブ2の下面にはH形鋼よりなる梁6が前記第1及び第2区画壁3,4と平行に、かつ第1区画壁3及び第2区画壁4にそれぞれ近接する箇所に配設されている。前記床スラブ2の下方には、前記パイプスペース5と対応するように、この実施形態の間仕切壁7が構築され、該間仕切壁7によって前記室内Rが複数の居住室に区画されている。
図1に示すように、前記間仕切壁7は複数枚の第1パネル11Aと第2パネル11Bとを組み合わせることにより構築されている。図1の図示下側及び図3に示すように、間仕切壁7の片面側には、複数枚の第1パネル11Aが配設され、図1及び図3の図示右端には一枚の第2パネル11Bが配設されている。図1の図示上側には、右から順に複数枚の第1パネル11Aが配設され、図1の図示左端には、一枚の第2パネル11Bが配設されている。
この下部ランナー31は図2及び図4に示すように床スラブ1の前記間仕切壁7の下端部と対応する位置に取り付けられる帯状の基板31aと、該基板31aの側端縁に一体に上方向に屈曲形成された複数枚の取付板31bとによって構成されている。前記取付板31bは、図1に示すように、前記平板部12に形成された補強リブ16と、前記第2突条部14との間に挿入されている。前記基板31aには図2に示すように該基板31aを床スラブ1に締め付け固定するボルト32を貫通するための孔31cが複数箇所に形成されている。そして、図1及び図2に示すように、前記平板部12、取付板31b及び第2突条部14にネジクギ33を螺入することによって、第1及び第2パネル11A,11Bを下部ランナー31の取付板31bに締め付け固定するようにしている。
図3に示すように、間仕切壁7の図示左端に位置する第1パネル11Aの上端左側部は、梁6との干渉を避けるために切り欠かれている。最右端に位置する第2パネル11Bは、前記梁6との干渉を避けるために第1パネル11Aよりも短く形成されている。図5に示すように、前記梁6の下端面にはL字状の第1上部ランナー34が溶接によって固定され、該第1上部ランナー34の垂直板34aを間仕切壁7の上端部の前記平板部12と第2突条部14との間に介在させ、平板部12、垂直板34a及び第2突条部14にネジクギ(図示略)を螺合することによって第1上部ランナー34に第1及び第2パネル11A,11Bを連結するようにしている。前記床スラブ2の下面には、図2に示すように溝形鋼よりなる第2上部ランナー36が溶接によって連結され、該第2上部ランナー36の内部に間仕切壁7の上端部が係合されている。前記第2上部ランナー36の内頂面と間仕切壁7の上端面との間には、ロックウールフェルトよりなる緩衝層37が介在されている。
図1に示すように、第1区画壁3には、二本の溝形鋼41及び角パイプ42が配接され、各溝形鋼41及び角パイプ42の廊下L側の表面には、化粧板43が接合されている。溝形鋼41及び角パイプ42の室内R側の表面には、二枚の化粧板44が水平方向に所定の間隔をおいて接合されている。両化粧板44の間に形成された係合溝45に間仕切壁7の一側(図1の左)端部が係合され、第1突条部13の図示左側面が前記溝形鋼41の図示右側面に当接されている。
(1)上記実施形態では、平板部12の片面に複数条の平行な突条部13,14を設けてパネル11A,11Bを構成し、前記パネル11A,11Bを前記突条部13,14の先端面が互いに対向する他のパネル11A,11Bの平板部12の内面に接触されるように接合した。このため、対向する平板部12、第1及び第2突条部13,14によって形成される空洞部24の容積が低減されるとともに、第1及び第2突条部13,14の先端面が対向する平板部12の内面に接触されているので、第1及び第2突条部13,14が平板部12の補強機能を発揮する。従って、間仕切壁7の表面に面外方向の荷重が空洞部24と対応する平板部12に作用しても、平板部12が破損するのを防止することができる。
・図8(a)に示すように、第2突条部14と左側の第1突条部13との間の平板部12及び第1突条部13を省略した幅狭の第3パネル11Cを用いて間仕切壁7を構築するようにしてもよい。又、図8(b)に示すように、第2突条部14を半分にした幅狭の第4パネル11D、図8(c)に示すように第2突条部14を省略した幅狭の第5パネル11E等を用いて間仕切壁7を構築するようにしてもよい。
・前記実施形態では、押し出し成形されたセメントを主成分とする第1〜第5パネル11A〜11Eを用いたが、鉄板によって形成された第1〜第5パネル11A〜11Eを用いてもよい。
Claims (6)
- 平板部の片面に複数条の平行な突条部を設けてパネルを構成し、一対のパネルを対向させてそれらの前記突条部の先端面を他のパネルの前記平板部の内面に接合させたことを特徴とする間仕切壁。
- 請求項1において、対向するパネルの平板部の間における前記突条部の間に形成された空洞部に前記突条部と平行に延びる補強部材を収容したことを特徴とする間仕切壁。
- 請求項1又は2において、対向するパネルの下端部の平板部と突条部との間には床スラブに固定された下部ランナーの取付板が挿入され、該取付板にネジクギによって平板部と突条部とが固定されていることを特徴とする間仕切壁。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、前記平板部の両端にはそれぞれ第1突条部が形成され、中央部には第2突条部が形成されていることを特徴とする間仕切壁。
- 請求項4において、前記第2突条部は一対の側壁と、該側壁の先端部間に一体に形成された頂壁とによって構成され、前記頂壁の幅は両側壁の幅よりも大きく形成され、第2突条部の頂壁の両端部は、この頂壁と接触するパネルの平板部に形成された一対の平行な補強リブに接触されていることを特徴とする間仕切壁。
- 請求項2〜5のいずれか一項において、前記補強部材は、平板部にネジクギによって連結されていることを特徴とする間仕切壁。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010024175A JP5598007B2 (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 間仕切壁 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014055426A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Panasonic Corp | フレーム固定具及びこれを用いた壁パネルの端部固定構造 |
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2010
- 2010-02-05 JP JP2010024175A patent/JP5598007B2/ja active Active
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