JP2011161395A - 液滴吐出装置および液滴吐出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】描画ステージの構造が簡素化された液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】ワーク5を把持するハンド17を有し、ワーク5を描画ステージ40に載置するロボット10と、ワーク5に液滴を吐出する液滴吐出ヘッド50と、描画ステージ40の近くに配置されロボット10が把持したワーク5を撮像可能なカメラ30と、カメラ30で捉えたワーク5の画像を画像処理しワーク5の位置情報を演算するワーク位置演算部と、ワーク位置演算部で得られたワーク5の位置情報とロボット10のハンド17の位置情報とに基づきワーク5を描画ステージ40に載置する位置を演算するワーク載置位置演算部と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ワーク5を把持するハンド17を有し、ワーク5を描画ステージ40に載置するロボット10と、ワーク5に液滴を吐出する液滴吐出ヘッド50と、描画ステージ40の近くに配置されロボット10が把持したワーク5を撮像可能なカメラ30と、カメラ30で捉えたワーク5の画像を画像処理しワーク5の位置情報を演算するワーク位置演算部と、ワーク位置演算部で得られたワーク5の位置情報とロボット10のハンド17の位置情報とに基づきワーク5を描画ステージ40に載置する位置を演算するワーク載置位置演算部と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、液状体を液滴として吐出し、ワークに描画を行う液滴吐出装置および液滴吐出方法に関する。
液状体を液滴にしてワークに吐出し、様々な描画を行う液滴吐出装置が知られている。
例えば、インクジェット法を用いてワークに液滴を塗布する液滴吐出装置が特許文献1に開示されている。
近年、液滴吐出装置を用いて各種のデバイス製造やマーキング、印刷などが行われ、液滴吐出装置の利用分野が拡大している。
例えば、インクジェット法を用いてワークに液滴を塗布する液滴吐出装置が特許文献1に開示されている。
近年、液滴吐出装置を用いて各種のデバイス製造やマーキング、印刷などが行われ、液滴吐出装置の利用分野が拡大している。
液滴配置の位置精度を必要とするデバイス製造やマーキングなどの場合、ワークの載置位置を正確に行わないと液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとワークとの相対位置にずれが生じ、描画にずれが生じることになる。
このため、従来の液滴吐出装置では、描画ステージに載置されたワークに対して描画ステージを移動させて補正が行われる。例えば、ワークの裏面にアライメントマークを形成し、描画ステージの溝からカメラをカメラ移動軸に沿って移動させてワークのアライメントマークを認識して位置情報を確認し、描画ステージを移動させて液滴吐出ヘッドに対してワークが正規の位置にくるように補正が行われる。
このため、従来の液滴吐出装置では、描画ステージに載置されたワークに対して描画ステージを移動させて補正が行われる。例えば、ワークの裏面にアライメントマークを形成し、描画ステージの溝からカメラをカメラ移動軸に沿って移動させてワークのアライメントマークを認識して位置情報を確認し、描画ステージを移動させて液滴吐出ヘッドに対してワークが正規の位置にくるように補正が行われる。
しかしながら、上記の従来の液滴吐出装置のように、描画ステージの下側でカメラを移動させる機構に加え、描画ステージを移動させる機構が必要であり、描画ステージの構造が複雑になってしまうという課題がある。
本発明は上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる液滴吐出装置は、ワークを描画ステージに載置し該ワークに液滴を吐出する液滴吐出装置であって、前記ワークを把持するハンドを有し、前記ワークを前記描画ステージに載置する搬送部と、前記ワークに液滴を吐出する液滴吐出部と、前記描画ステージの近くに配置され前記搬送部が把持した前記ワークを撮像可能なカメラと、前記カメラで捉えた前記ワークの画像を画像処理し前記ワークの位置情報を演算するワーク位置演算部と、前記ワーク位置演算部で得られた前記ワークの位置情報と前記搬送部の前記ハンドの位置情報とに基づき前記ワークを前記描画ステージに載置する位置を演算するワーク載置位置演算部と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、描画ステージの近くにワークを撮像可能なカメラが配置されている。そして、カメラで捉えたワークの画像を画像処理しワークの位置情報を演算するワーク位置演算部と、ワーク位置演算部で得られたワークの位置情報と搬送部のハンドの位置情報とに基づきワークを描画ステージに載置する位置を演算するワーク載置位置演算部とを備えている。
この液滴吐出装置では、描画ステージに載置するワークの位置を、搬送部のハンドの位置情報と搬送中のワークの位置情報から演算する。このため、従来と同様に液滴吐出部とワークとの位置精度を確保できる。そして、従来のようにワークを描画ステージに載置した後の位置を確認するカメラの移動機構および、ワークの位置を補正するステージの移動機構などの複雑な描画ステージの構造がいらず、ステージ構造が簡単な液滴吐出装置を提供できる。
この液滴吐出装置では、描画ステージに載置するワークの位置を、搬送部のハンドの位置情報と搬送中のワークの位置情報から演算する。このため、従来と同様に液滴吐出部とワークとの位置精度を確保できる。そして、従来のようにワークを描画ステージに載置した後の位置を確認するカメラの移動機構および、ワークの位置を補正するステージの移動機構などの複雑な描画ステージの構造がいらず、ステージ構造が簡単な液滴吐出装置を提供できる。
[適用例2]上記適用例にかかる液滴吐出装置において、前記カメラが前記ワークの通過位置より下方に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、カメラと搬送部が接触しないようにカメラを配置でき、液滴吐出装置の設計が容易である。またカメラの固定がワークの通過位置より下方であるため、装置の振動などによるカメラのぶれが微小であり、精度よくワークを撮像でき、精度の良い画像処理が可能である。
[適用例3]本適用例にかかる液滴吐出方法は、ワークを把持して搬送する工程と、前記ワークの搬送中において前記ワークに形成したアライメントマークをカメラにて撮像する工程と、前記カメラで撮像したアライメントマークを画像処理して前記ワークの位置情報を演算する工程と、前記ワークの位置情報に基づき前記ワークを描画ステージに載置する位置情報を生成する工程と、前記描画ステージに載置する位置情報に基づき前記ワークを前記描画ステージに載置する工程と、前記描画ステージに載置した前記ワークに液滴を吐出する工程と、を含むことを特徴とする。
この液滴吐出方法によれば、ワークの搬送中においてワークに形成したアライメントマークをカメラにて撮像し、画像処理によりワークの位置情報を得る。そして、ワークの位置情報に基づきワークを描画ステージに載置する位置情報を生成して、描画ステージにワークを載置し、ワークに液滴を塗布する。
この方法を用いることで、描画ステージにワークを載置した後に描画ステージを移動させてワークの位置だしをする必要がない。このため、従来と同様に液滴吐出部とワークとの位置精度を確保できる。そして、従来のようにワークの位置を確認するカメラの移動機構および、ワークの位置を補正するステージの移動機構などの複雑な構造の描画ステージがいらず、構造が簡単な液滴吐出装置を提供できる。
この方法を用いることで、描画ステージにワークを載置した後に描画ステージを移動させてワークの位置だしをする必要がない。このため、従来と同様に液滴吐出部とワークとの位置精度を確保できる。そして、従来のようにワークの位置を確認するカメラの移動機構および、ワークの位置を補正するステージの移動機構などの複雑な構造の描画ステージがいらず、構造が簡単な液滴吐出装置を提供できる。
以下、本発明を具体化した実施形態の一例について図面に従って説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の寸法の割合を適宜変更している。
(実施形態)
(実施形態)
図1は本実施形態の液滴吐出装置の構成を示す概略平面図である。図2はロボットを除く液滴吐出装置の構成を示す概略側面図である。図3は液滴吐出ヘッドの構成を示す概略断面斜視図である。図4はロボットの構成を示す概略斜視図である。なお、各図では説明のために直交座標を表示している。
図1に示すように、液滴吐出装置1はガラス基板、半導体基板などのワーク5を把持し搬送する搬送部としてのロボット10と、ワークを給除材する給除材部20と、ロボット10が把持したワーク5を撮像可能なカメラ30と、ワーク5が載置される描画ステージ40と、ワーク5に液滴を塗布する液滴吐出ヘッド50と、を備えている。
図1に示すように、液滴吐出装置1はガラス基板、半導体基板などのワーク5を把持し搬送する搬送部としてのロボット10と、ワークを給除材する給除材部20と、ロボット10が把持したワーク5を撮像可能なカメラ30と、ワーク5が載置される描画ステージ40と、ワーク5に液滴を塗布する液滴吐出ヘッド50と、を備えている。
給除材部20は基台8上に配置され、台座21と、台座21の上に配置された給除材ステージ22とが備えられている。この給除材部20は液滴塗布前、または液滴塗布後のワーク5を一時的に置く場所であり、給除材ステージ22の上にワーク5が載置される。
カメラ30は基台8上に配置され、焦点が上方(+Z軸方向)となるように配置されている。カメラ30はロボット10が把持したワーク5を撮像可能である。また、カメラ30は描画ステージ40の近くに配置されている。
カメラ30は基台8上に配置され、焦点が上方(+Z軸方向)となるように配置されている。カメラ30はロボット10が把持したワーク5を撮像可能である。また、カメラ30は描画ステージ40の近くに配置されている。
描画ステージ40は、ボールねじなどの直動機構と接続されガイドレール45に沿って移動可能に構成されている。このガイドレール45は基台8に固定され、描画ステージ40がY軸方向に移動が可能である。
基台8からは上方(+Z軸方向)に立ち上がる2本の支柱64が形成され、支柱64の両端を橋渡しするガイドレール65が設けられている。このガイドレール65はX軸方向に延出するように配置されている。
ガイドレール65には、キャリッジ60が挟持され、キャリッジ60は、ボールねじなどの直動機構と接続されガイドレール65に沿って、X軸方向に移動可能に構成されている。
基台8からは上方(+Z軸方向)に立ち上がる2本の支柱64が形成され、支柱64の両端を橋渡しするガイドレール65が設けられている。このガイドレール65はX軸方向に延出するように配置されている。
ガイドレール65には、キャリッジ60が挟持され、キャリッジ60は、ボールねじなどの直動機構と接続されガイドレール65に沿って、X軸方向に移動可能に構成されている。
そして、キャリッジ60には基台8に対向するように液滴吐出部としての液滴吐出ヘッド50が設けられている。
なお、液滴を吐出するときに液滴吐出ヘッド50とワーク5とを相対移動する方向を主走査方向と呼び、主走査方向と直交する方向を副走査方向と呼ぶ。副走査方向は改行するときに液滴吐出ヘッド50とワーク5とを相対移動する方向である。本実施形態ではX軸方向を主走査方向とし、Y軸方向を副走査方向とする。
なお、液滴を吐出するときに液滴吐出ヘッド50とワーク5とを相対移動する方向を主走査方向と呼び、主走査方向と直交する方向を副走査方向と呼ぶ。副走査方向は改行するときに液滴吐出ヘッド50とワーク5とを相対移動する方向である。本実施形態ではX軸方向を主走査方向とし、Y軸方向を副走査方向とする。
液滴吐出ヘッド50は、図3に示すように、ノズルプレート56に複数のノズル55を備え、それぞれのノズル55の開口に連通する圧力室53、圧力室53の一壁面を構成する振動板52、振動板52を変形させるPZTなどの圧電素子51、各圧力室53にインクなどの液状体を送り込む共通インク室54を有している。
振動板52は、弾性変形可能な薄板から構成され、圧電素子51の先端に当接している。このような構成により、圧電素子51が収縮して、振動板52が上方に撓んで圧力室53が膨張すると、共通インク室54の液状体が圧力室53に流れ込む。所定時間の経過後に、圧電素子51が伸長して、振動板52が元に戻って圧力室53が収縮すると、圧力室53の液状体が圧縮されて、ノズル55の開口から液滴が吐出する。このとき、液滴吐出ヘッド50に形成されている多数のノズル55のうち、いずれから液滴を吐出するかによってワークに描画が可能である。
次に、液滴吐出装置の搬送部としてのロボットについて説明する。
ロボット10は、図4に示すようにスカラー型ロボットで構成され、平板状の基台11上に支持台12が設置されている。支持台12の内部にはモーター、角度検出器、減速機等から構成される回転機構12aが備えられている。そして、モーターの出力軸は減速機と接続され、減速機の出力軸は支持台12の上方に配置された第1腕部13と接続されている。また、角度検出器がモーターの出力軸と連結され、モーターの出力軸の回転角度を検出する。これにより、回転機構12aは第1腕部13の回転角度を検出して、所望の角度に回転させることができる。
ロボット10は、図4に示すようにスカラー型ロボットで構成され、平板状の基台11上に支持台12が設置されている。支持台12の内部にはモーター、角度検出器、減速機等から構成される回転機構12aが備えられている。そして、モーターの出力軸は減速機と接続され、減速機の出力軸は支持台12の上方に配置された第1腕部13と接続されている。また、角度検出器がモーターの出力軸と連結され、モーターの出力軸の回転角度を検出する。これにより、回転機構12aは第1腕部13の回転角度を検出して、所望の角度に回転させることができる。
第1腕部13上において支持台12と反対側の端には回転機構14が設置されている。回転機構14はモーター、角度検出器、減速機等により構成され、支持台12の内部に設置された回転機構12aと同様の機能を備えている。そして、回転機構14の出力軸は第2腕部15と接続されている。これにより、回転機構14は第2腕部15の回転角度を検出して、所望の角度に回転させることができる。
第2腕部15上において回転機構14と反対側の端には昇降機構および回転機構16が配置されている。そして、昇降機構および回転機構16の下側にはワークを保持するハンド17が設けられている。ハンド17は昇降機構および回転機構16により上下方向(Z軸方向)の移動と、XY平面での回転とが可能となっている。
ハンド17には鉤型のフィンガー18が設けられ、水平方向に開閉できる構造となっている。また、フィンガー18には平面部が設けられ、ワークの端部を乗せることができ、また、ワークを吸着する複数の吸着パッド19が設けられている。
ハンド17には鉤型のフィンガー18が設けられ、水平方向に開閉できる構造となっている。また、フィンガー18には平面部が設けられ、ワークの端部を乗せることができ、また、ワークを吸着する複数の吸着パッド19が設けられている。
このロボット10におけるハンド17の動作範囲内に、給除材部20と、カメラ30と、描画ステージ40とが配置されている。
このように、ロボット10のハンド17が給除材部20にてワーク5を把持して、カメラ30の上方を搬送して描画ステージ40にワーク5を載置できる構成となっている。
なお、本実施形態ではほぼ直線上に給除材部20、カメラ30、描画ステージ40が配置されているが、ハンド17の動作範囲内にあれば円弧上など、どのように配置されていても良い。
このように、ロボット10のハンド17が給除材部20にてワーク5を把持して、カメラ30の上方を搬送して描画ステージ40にワーク5を載置できる構成となっている。
なお、本実施形態ではほぼ直線上に給除材部20、カメラ30、描画ステージ40が配置されているが、ハンド17の動作範囲内にあれば円弧上など、どのように配置されていても良い。
次に、液滴吐出装置の電気制御について説明する。
図5は、液滴吐出装置の電気制御ブロック図である。
液滴吐出装置1はその動作を制御する制御装置を備えている。そして、制御装置はプロセッサーとして各種の演算処理を行うCPU(中央演算処理装置)70と、各種情報を記憶するメモリー80とを備えている。
図5は、液滴吐出装置の電気制御ブロック図である。
液滴吐出装置1はその動作を制御する制御装置を備えている。そして、制御装置はプロセッサーとして各種の演算処理を行うCPU(中央演算処理装置)70と、各種情報を記憶するメモリー80とを備えている。
主走査駆動装置92、副走査駆動装置93、液滴吐出ヘッド50を駆動するヘッド駆動回路94、カメラ30を作動させるカメラ作動回路95、ロボット10を駆動させるロボット駆動回路96は、入出力インターフェイス91及びデータバス90を介してCPU70に接続されている。
主走査駆動装置92は描画ステージ40の移動を制御する装置であり、副走査駆動装置93はキャリッジ60の移動を制御する装置である。
主走査駆動装置92は描画ステージ40の移動を制御する装置であり、副走査駆動装置93はキャリッジ60の移動を制御する装置である。
メモリー80は、RAM、ROM等といった半導体メモリーや、ハードディスク、CD−ROMといった外部記憶装置を含む概念である。機能的には液滴吐出装置1における動作の制御手順が記述されたプログラムソフト81を記憶する記憶領域が設定される。さらに、ワークにおける吐出位置の座標データである吐出位置データ82を記憶するための記憶領域も設定される。
CPU70は、メモリー80内に記憶されたプログラムソフト81に従ってワークの所定位置に液滴を吐出するための制御を行うものである。
CPU70には、主走査制御部71、副走査制御部72、吐出制御部73、カメラ制御部74、ロボット制御部75、ワーク位置演算部76、ワーク載置位置演算部77、を備えている。
CPU70には、主走査制御部71、副走査制御部72、吐出制御部73、カメラ制御部74、ロボット制御部75、ワーク位置演算部76、ワーク載置位置演算部77、を備えている。
主走査制御部71は液滴吐出ヘッド50を主走査方向へ所定の走査量で移動させるための制御を行い、副走査制御部72はワークを副走査方向へ所定の速度で走査移動させるための制御を行う。
吐出制御部73は液滴吐出ヘッド50の液滴吐出にかかわる演算をする。
吐出制御部73は液滴吐出ヘッド50の液滴吐出にかかわる演算をする。
カメラ制御部74はワークの画像を捉えるようにカメラの作動を制御し、ロボット制御部75はワークの把持、搬送、などのロボットの動きを制御する。
ワーク位置演算部76はカメラで撮像したワークの画像を画像処理し、ロボットのハンドの位置情報に基づき搬送中のワーク位置を演算する。
ワーク載置位置演算部77はワーク位置演算部76で得られたワーク位置に基づき描画ステージにワークを載置すべき位置を演算する。そして、データバス90を介してこの位置情報をロボット制御部75に送る。
ワーク位置演算部76はカメラで撮像したワークの画像を画像処理し、ロボットのハンドの位置情報に基づき搬送中のワーク位置を演算する。
ワーク載置位置演算部77はワーク位置演算部76で得られたワーク位置に基づき描画ステージにワークを載置すべき位置を演算する。そして、データバス90を介してこの位置情報をロボット制御部75に送る。
次に、このような構成の液滴吐出装置の動作について説明する。
図6はワークのアライメントマークを示す平面図である。図7は液滴吐出装置の動作を説明する模式図である。
図6に示すように、ワーク5の一方の面にはアライメントマーク5aを予め形成しておく。本実施形態ではアライメントマーク5aは描画を行う面とは反対の面でワーク5の所定位置に少なくとも2箇所形成する。また、アライメントマーク5aはワーク5表面の色相と異なるものが好ましい。なお、アライメントマーク5aの形状については限定されない。
図6はワークのアライメントマークを示す平面図である。図7は液滴吐出装置の動作を説明する模式図である。
図6に示すように、ワーク5の一方の面にはアライメントマーク5aを予め形成しておく。本実施形態ではアライメントマーク5aは描画を行う面とは反対の面でワーク5の所定位置に少なくとも2箇所形成する。また、アライメントマーク5aはワーク5表面の色相と異なるものが好ましい。なお、アライメントマーク5aの形状については限定されない。
図7(a)に示すように、ロボットのハンド17が給除材部20の給除材ステージ22に載置されたワーク5を把持する。ロボットのハンド17はフィンガー18が開閉してワーク5をすくい上げて、吸着パッド19でワーク5を吸着して固定する。
この状態で、ロボットがワーク5を搬送し、図7(b)に示すように、カメラ30の上方に達する。ワーク5の裏面にはアライメントマークが形成され、カメラ30がこの搬送中のワーク5を撮像し、アライメントマークを認識する。
ここで、CPUのワーク位置演算部にてロボットのハンドの位置情報とアライメントマークからの位置情報から、ワーク5の位置情報を演算する。続いてワーク載置位置演算部にて、ワーク位置演算部で得られたワーク位置に基づき描画ステージにワーク5を載置すべき位置を演算し、その位置情報を生成する。
ここで、CPUのワーク位置演算部にてロボットのハンドの位置情報とアライメントマークからの位置情報から、ワーク5の位置情報を演算する。続いてワーク載置位置演算部にて、ワーク位置演算部で得られたワーク位置に基づき描画ステージにワーク5を載置すべき位置を演算し、その位置情報を生成する。
そして、ワーク5はカメラ30の上方を通過して搬送され、描画ステージ40の上方で停止する。続いて、ロボットのハンド17が下降して、図7(c)に示すように、ワーク位置演算部で生成した位置情報に基づきワーク5を描画ステージ40に載置する。
この描画ステージに載置されたワーク5の位置は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッド50に対してずれがなく、ワーク位置を補正する必要がない。
ワーク5を描画ステージ40に載置した後、ロボットのハンド17は給除材ステージ22の上方に戻って待機する。
この描画ステージに載置されたワーク5の位置は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッド50に対してずれがなく、ワーク位置を補正する必要がない。
ワーク5を描画ステージ40に載置した後、ロボットのハンド17は給除材ステージ22の上方に戻って待機する。
その後、図7(d)に示すように、キャリッジ60が移動して描画ステージ40に近づき、液滴吐出ヘッド50からワーク5に液滴を塗布する。必要に応じて、描画ステージ40を副走査方向に移動させて改行し、液滴をワーク5に塗布する。
ワーク5への液滴の塗布が終了すると、キャリッジ60は待機位置に戻る。そしてロボットのハンド17が描画ステージ40に載置されたワーク5を把持して搬送し、給除材ステージ22に載置する。
ワーク5への液滴の塗布が終了すると、キャリッジ60は待機位置に戻る。そしてロボットのハンド17が描画ステージ40に載置されたワーク5を把持して搬送し、給除材ステージ22に載置する。
以上のように、本実施形態の液滴吐出装置1は描画ステージ40に載置するワーク5の位置を、ロボット10のハンド17の位置情報と搬送中のワーク5の位置情報から演算する。このため、従来と同様に液滴吐出ヘッド50とワーク5との位置精度を確保できる。そして、従来のようにワーク5を描画ステージ40に載置した後の位置を確認するカメラの移動機構および、ワーク5の位置を補正するステージの移動機構などの複雑な描画ステージの構造がいらず、ステージ構造が簡単な液滴吐出装置1を提供できる。
また、ワーク5が搬送される経路より下方にカメラ30が配置されるため、カメラ30とロボット10が接触しないようにカメラ30を配置でき液滴吐出装置1の設計が容易である。またカメラ30の固定がワーク5の通過位置より下方であるため、装置の振動などによるカメラ30のぶれが微小であり、精度よくワーク5を撮像でき、精度の良い画像処理が可能である。
また、ワーク5が搬送される経路より下方にカメラ30が配置されるため、カメラ30とロボット10が接触しないようにカメラ30を配置でき液滴吐出装置1の設計が容易である。またカメラ30の固定がワーク5の通過位置より下方であるため、装置の振動などによるカメラ30のぶれが微小であり、精度よくワーク5を撮像でき、精度の良い画像処理が可能である。
なお、本実施形態ではカメラをワークの通過経路より下方に配置したが、カメラをワークの上方に配置して、ワークの描画面に形成したアライメントマークを撮像する構成としても良い。
1…液滴吐出装置、5…ワーク、5a…アライメントマーク、8…基台、10…搬送部としてのロボット、11…基台、12…支持台、12a…回転機構、13…第1腕部、14…回転機構、15…第2腕部、16…昇降機構および回転機構、17…ハンド、18…フィンガー、19…吸着パッド、20…給除材部、21…台座、22…給除材ステージ、30…カメラ、40…描画ステージ、45…ガイドレール、50…液滴吐出部としての液滴吐出ヘッド、51…圧電素子、52…振動板、53…圧力室、54…共通インク室、55…ノズル、56…ノズルプレート、60…キャリッジ、64…支柱、65…ガイドレール、70…CPU、71…主走査制御部、72…副走査制御部、73…吐出制御部、74…カメラ制御部、75…ロボット制御部、76…ワーク位置演算部、77…ワーク載置位置演算部、80…メモリー、81…プログラムソフト、82…吐出位置データ、90…データバス、91…入出力インターフェイス、92…主走査駆動装置、93…副走査駆動装置、94…ヘッド駆動回路、95…カメラ作動回路、96…ロボット駆動回路。
Claims (3)
- ワークを描画ステージに載置し該ワークに液滴を吐出する液滴吐出装置であって、
前記ワークを把持するハンドを有し、前記ワークを前記描画ステージに載置する搬送部と、
前記ワークに液滴を吐出する液滴吐出部と、
前記描画ステージの近くに配置され前記搬送部が把持した前記ワークを撮像可能なカメラと、
前記カメラで捉えた前記ワークの画像を画像処理し前記ワークの位置情報を演算するワーク位置演算部と、
前記ワーク位置演算部で得られた前記ワークの位置情報と前記搬送部の前記ハンドの位置情報とに基づき前記ワークを前記描画ステージに載置する位置を演算するワーク載置位置演算部と、を備えていることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1に記載の液滴吐出装置において、
前記カメラが前記ワークの通過位置より下方に配置されていることを特徴とする液滴吐出装置。 - ワークを把持して搬送する工程と、
前記ワークの搬送中において前記ワークに形成したアライメントマークをカメラにて撮像する工程と、
前記カメラで撮像した前記アライメントマークを画像処理して前記ワークの位置情報を演算する工程と、
前記ワークの位置情報に基づき前記ワークを描画ステージに載置する位置情報を生成する工程と、
前記描画ステージに載置する位置情報に基づき前記ワークを前記描画ステージに載置する工程と、
前記描画ステージに載置した前記ワークに液滴を吐出する工程と、を含むことを特徴とする液滴吐出方法。
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JP2015100761A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 支持具、粉体塗布システム、粉体塗布方法、及びキャリパ |
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2010
- 2010-02-12 JP JP2010028614A patent/JP2011161395A/ja not_active Withdrawn
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KR102206258B1 (ko) | 2014-07-08 | 2021-01-22 | 쥬가이로 고교 가부시키가이샤 | 도포 장치 및 그 개량 방법 |
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