JP2011161032A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011161032A
JP2011161032A JP2010027715A JP2010027715A JP2011161032A JP 2011161032 A JP2011161032 A JP 2011161032A JP 2010027715 A JP2010027715 A JP 2010027715A JP 2010027715 A JP2010027715 A JP 2010027715A JP 2011161032 A JP2011161032 A JP 2011161032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
collimator
projector
subject
irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010027715A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5727147B2 (ja
Inventor
Atsushi Matsumoto
淳 松本
Tetsuya Sadotomo
哲也 佐渡友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010027715A priority Critical patent/JP5727147B2/ja
Publication of JP2011161032A publication Critical patent/JP2011161032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5727147B2 publication Critical patent/JP5727147B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】
被検体の厚みが変化した場合であっても正しくスキャン領域を示すことが可能なX線CT装置を提供する。
【解決手段】
被検体を載置可能な天板と、X線を前記被検体へ照射するX線管と、前記X線管に対して対向配置され、列方向に沿って複数列に並べて配置されたX線検出素子からなるX線検出器とを備えるX線CT装置において、前記X線管と前記検出器との間に設けられ、前記X線の少なくとも一部を遮るコリメータと、前記コリメータを列方向に沿って移動させるコリメータ駆動手段と、前記X線の照射範囲を示すレーザ光を前記被検体へ照射する投光器と、前記被検体へ照射されるレーザ光が前記コリメータの端部を透過したX線と略平行になるよう、前記レーザ光の照射角度を変化させる照射角度変更手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、投光器によりスキャン範囲を示すことが可能なX線CT装置に関する。
X線CT装置は、被検体に対して種々の角度からX線を照射し、被検体を透過したX線を検出して被検体のX線断層像を生成するものである。このX線CT装置によるX線断層像の生成(以下、単にスキャンと記載する)は、ガントリと呼ばれる装置の内側に取り付けたX線管とX線検出器とを回転させながら、ガントリの開口部に載置した被検体へX線を照射することで行われる。
こうしたスキャンを行う際には、被検体のスキャン領域とX線の照射範囲とが一致するように、事前に被検体との位置合わせを行う必要がある。この位置合わせを実際の被検体を前にして目視で行うために、投光器が被検体上にレーザ光を照射して、X線の照射範囲を示す基準線を被検体上に表示する。被検体上に表示された基準線をX線CT装置の使用者が目視することで、使用者が基準線を確認しながらX線CT装置の動作条件を設定することが可能な発明が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平9−140698
ところで、X線検出器を多列化することにより一度のスキャンで複数のX線断層像を得る、所謂マルチスライス撮影が可能なX線CT装置が近年実用化されている。こうしたマルチスライス撮影を行う際には、X線管は多列化したX線検出器の各列にX線が入射するように、所定の広がり角(以下、単にコーン角と記載する)と持たせて被検体へX線を照射する。X線CT装置はX線管付近に設けたコリメータを移動させてX線の一部を遮ることで、スキャン領域の大小に合わせてコーン角を変化させる。
ここで、特許文献1に公開された投光器を用いてマルチスライス撮影のスキャン範囲を示す場合を考える。特許文献1においては、投光器は被検体が載置された天板に対して垂直にレーザ光を照射し、基準線を被検体上に表示する。その一方で、マルチスライス撮影を行うX線管は広がり角を持たせてX線を照射するため、X線は被検体が載置された天板に対して斜め方向に入射する。つまり、投光器から照射されたレーザ光と、スキャン領域の端部に入射するX線とでは、被検体への入射方向が異なることとなる。
ところで、X線CT装置の診断を受ける被検体の大きさには個人差がある。被検体が大きい場合には投光器やX線管と被検体との距離が近くなる。一方、被検体が小さい場合には投光器やX線管と被検体との距離は遠くなる。そのため、一定のコーン角で広がるX線を大きな被検体に対して照射した場合には、被検体とX線管の距離が近いためにスキャン領域は小さな領域となり、一方X線を小さな被検体に対して照射した場合には、被検体とX線管との距離が遠いため、スキャン領域は大きな領域となる。その一方で、基準線を被検体上に表示するレーザ光は、被検体が載置された天板に対して垂直な方向に照射されるため、被検体の大小に関らず同じ位置に基準線を表示することとなる。そのため、被検体の大きさが変化するとスキャン領域の大きさと基準線の表示位置とがずれてしまい、基準線を正しい位置へ照射できないという問題があった。
そこで本発明においては、コリメータの端部を透過するX線と投光器から照射されるレーザ光とを平行にするよう制御することで、被検体の厚みが変化した場合であっても正しくスキャン領域を示すことが可能なX線CT装置を提供する。
上記課題を解決するために本発明は、被検体を載置可能な天板と、X線を前記被検体へ照射するX線管と、前記X線管に対して対向配置され、列方向に沿って複数列に並べて配置されたX線検出素子からなるX線検出器とを備えるX線CT装置において、前記X線管と前記検出器との間に設けられ、前記X線の少なくとも一部を遮るコリメータと、前記コリメータを列方向に沿って移動させるコリメータ駆動手段と、前記X線の照射範囲を示すレーザ光を前記被検体へ照射する投光器と、前記被検体へ照射されるレーザ光が前記コリメータの端部を透過したX線と略平行になるよう、前記レーザ光の照射角度を変化させる照射角度変更手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、コリメータの端部を透過するX線と投光器から照射されるレーザ光とを平行にするよう制御する。これにより、被検体の厚みが変化した場合であっても正しくスキャン領域を示すことが可能なX線CT装置を提供する。
本発明の実施形態に係るX線CT装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る回転体の構成を示す断面図。 本発明の実施形態に係るコリメータ及び投光器の構成を示す図。 本発明の実施形態に係るファン角が変化した際のコリメータ及び投光器の構成を示す図。 本発明の実施形態に係るファン角とレーザ角の角度を示す図。 本発明の実施形態に係る被検体上に表示される基準線を示す図。 従来のX線CT装置の構成におけるコリメータ及び投光器の構成を示す図。 従来のX線CT装置の構成における被検体の厚みが変化した場合のコリメータ及び投光器の構成を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るコリメータ及び投光器の構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るコリメータ及び投光器の構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るコリメータの上面を示す図。 本発明の第4の実施形態に係るコリメータ及び投光器の構成を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るX線CT装置1の内部構成を示したブロック図である。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)から構成される。制御部100は、スキャン制御部102、再構成処理部103、画像処理部104、表示部106、記憶部107、及び入力部108から構成される。制御部100は、各部から供給される信号を処理し、また種々の制御信号を生成して各部に供給することで、X線CT装置1を統括的に制御する。
スキャン制御部102は、X線CT装置1がスキャンを行う際に入力部108などから入力されたスキャンパラメータに基づいて、X線をX線管301に照射させるためのX線ビーム照射信号をX線管制御部201へ出力する。また、スキャン制御部102は入力部108などから入力されたスライス厚、回転速度、及びスキャン領域の大きさなどのスキャンパラメータに基づいて、回転体300を回転させコリメータ401及び投光器411を移動させる架台駆動信号を架台駆動制御部202へ出力する。また、スキャン制御部102は入力部108などから入力されたスキャン位置などのスキャンパラメータや寝台移動指示に基づいて、天板500を移動させる寝台駆動信号を寝台駆動制御部203へ出力する。
再構成処理部103は、X線検出器302がX線を検出した際に出力するX線検出信号に基づいて、被検体Pの断層画像を生成する。再構成処理部103は逆投影方式に基づいて、X線管301とX線検出器302の回転角度毎に得られたX線検出信号それぞれについて逆投影処理を施して、断層画像データを生成する。そして、再構成処理部103は断層画像データを生成すると、これを画像処理部104へと出力する。なお、後述するX線検出器302は入射したX線を検出するX線検出素子を、チャネル方向(図1中のy方向)に沿って複数列並べて構成される。再構成処理部103はこのX線検出器302を構成するX線検出素子の各列から出力されたX線検出信号を受けて、各列毎に断層画像データの生成を行う。
画像処理部104は、入力部108から入力された指示に基づいて、再構成処理部103から出力された断層画像データを公知の方法により、任意断面の断層画像データ、またはレンダリング処理の施された3次元画像データなどの画像データに変換する。画像処理部104は画像データの変換を行うと、これを表示部106あるいは記憶部107へと出力する。
表示部106は例えば液晶ディスプレイなどによって構成され、画像処理部104から出力された画像データを表示する。また、X線CT装置1を走査するための操作画面や、入力部108によって入力されたスキャンパラメータなどを表示する。
記憶部107は、例えばROM、RAMや電気的に書き換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ、およびHDD(Hard Disc Drive)などの記憶媒体を組み合わせて構成される。記憶部107は画像処理部104から出力された画像データを記憶し、また制御部100のCPUにより実行される種々のアプリケーションを記憶する。
入力部108は例えばタッチパネルディスプレイや機械的なボタンなどから構成され、X線CT装置1の使用者が入力部108へ行った入力を受け付ける。入力部108は使用者が行ったスキャンパラメータやスキャン開始/停止指示、寝台移動指示などの入力を受け付けると、使用者が行った指示に応じて入力信号を出力する。制御部100は入力部108が出力した入力信号に応じて種々の処理を実行する。
X線管制御部201は、スキャン制御部102から出力されたX線ビーム照射信号を受けて、X線管301にX線を照射させるための高電圧を印加する。この高電圧の印加はX線ビーム照射信号が指定するX線パラメータに沿って行われ、X線パラメータは管電圧、管電流、及びX線パルス幅などのパラメータを指定する。
X線管301は、X線管制御部201から印加された高電圧を受けて、X線検出器302に向けてX線を照射する。このとき、複数列を持つように構成されたX線検出器302の各列へX線が入射するように、X線管301は列方向に向かって扇状に広がる形状のX線を照射する。
X線検出器302は、X線管301から照射されたX線を検知して、これをX線検出信号として再構成処理部103へと出力する。このX線検出器302は、入射したX線量を検出して電気信号を生成する半導体素子を、チャネル方向(図1中のy方向)に沿って複数列並べて構成される。より詳しくは、X線検出器302は被検体Pのチャネル方向(図1中のy方向)に沿って、あるいは体軸方向(図1中のz方向)に対し垂直な方向に沿ってX線検出素子を並べることで列を構成し、更にこのX線検出素子の列を列方向(図1中のz方向)に沿って並べることで、X線検出素子を2次元に並べて構成される。なお、以降X線検出素子の列が並べられる方向(図1中のz方向)を、単に列方向と記載する。
架台駆動制御部202は、スキャン制御部102から出力された架台駆動信号を受けて、コリメータ401、投光器411を移動させ、また回転体300を回転させる。これらの移動及び回転は入力部108が指定する回転速度やスキャン範囲などのスキャンパラメータに基づいて制御される。
コリメータ401は、鉛やタングステンなどのX線を遮蔽する物質によって構成された板である。コリメータ401はX線管301の照射方向を塞ぐ様に複数枚設けられ、照射されたX線の一部を遮る。コリメータ401の間隙から照射されるX線は、図1中の点線に示すように、列方向に向かって扇状に広がってX線検出器302へと入射する。コリメータ401には後述するコリメータ駆動モータ412やコリメータ駆動ギア403などが接続される。架台駆動制御部202がこれらのコリメータ駆動モータ412やコリメータ駆動ギア403を駆動することにより、コリメータ401は移動してX線を遮る領域を変化させて、X線管301が放射するX線の、列方向に対する広がり角度(以下、単にコーン角と記載する)を制御する。具体的には、コーン角を広げる場合にコリメータ401は図1の列方向に対して互いに離反するように移動し、コーン角を狭める場合には互いに近接するように移動する。
同様に、X線のスキャン方向(図2中のy軸方向)に対する広がり角度(以下、単にファン角と記載する)を制御するために、X線管301の照射方向にはコリメータ430が設けられる。図2に、回転体300をxy平面から見た断面図を示す。コリメータ401によって遮られたX線は、図2の点線に示すように、スキャン方向に対し扇状に広がってX線検出器302へと入射する。コリメータ430には図示せぬ駆動モータが取り付けられ、コリメータ430は図2中の±y方向へ移動してX線を遮る領域を変化させることで、X線のファン角を制御する。
投光器411は、例えば電流を印加することで発光する半導体素子などを用いて構成され、ライン状のレーザ光を被検体Pに向けて照射する。照射されたレーザ光は被検体P上に像を結び、基準線として表示される。投光器411には後述する投光器回転モータ412などが接続され、架台駆動制御部202がこの投光器回転モータ412を回転させることにより、レーザ光の照射方向を変化させる。なお、本実施例においては例として、投光器411自体を回転させることでレーザ光の照射方向を変化させる構成について述べる。
しかし、本発明の構成はこれに限られるものではなく、例えば投光器411に内蔵される発光素子や照射口の方向など、投光器411を構成する一部の部品を回転させることでレーザ光の照射方向を変化させる構成を用いても構わない。
回転体300は、ガントリ3内に内蔵される円筒形の装置である。回転体300はX線管301、コリメータ401、投光器411、及びX線検出器302などを保持する。回転体300には回転モータが取り付けられ、X線CT装置1がスキャンを行う際に回転体300は架台駆動制御部202から出力される架台駆動指示信号を受けてこの回転モータを駆動し、被検体Pの体軸を中心とする回転運動を行う。回転体300が回転することによって、回転体300が保持するX線管301、コリメータ401、コリメータ430、投光器411、及びX線検出器302も被検体Pの体軸を中心とする回転運動を行う。
天板500は、被検体Pを横たえて載置することが可能な板状の部材である。天板500は天板駆動部501に支持されており、後述する天板駆動部501が天板500を前後(図1中のz軸方向)に移動させる。
天板駆動部501は、図示せぬモータなどによって構成された、天板500を移動させるための装置である。天板駆動部501は、例えばモータと連結したベルトを天板500に取り付けることで構成される。天板駆動部501のモータが回転することによって、連動して天板500の位置が移動することとなる。天板駆動部501は、スキャン制御部102から出力された天板駆動信号を受けて、天板500を移動させる。例えばX線CT装置1がスキャンを行う際には、天板駆動部501は被検体Pのスキャン領域とX線の照射範囲とを一致させるために天板500をガントリ3の開口部内へと移動させ、また回転体300の回転中心と被検体の体軸とを一致させるために天板500の高さを変化させる。
(第1の実施形態)
図3は本発明の第1の実施形態における、投光器411の構成を示す図である。以下、図3を用いて投光器411の構成及び動作について述べる。
投光器411はX線を照射するコリメータ401の間隙に近い側の端に取り付けられる。投光器411はX線3010の照射範囲を可視化して被検体P上に示すため、被検体Pに向けてレーザ光4110を照射する。この投光器411は、被検体Pの頭側方向(図3の+z方向)と足側方向(図3の−z方向)にそれぞれ一対設けられ、それぞれがレーザ光4110を被検体P上へ照射する。照射されたレーザ光は、被検体P上で像を結び基準線を表示する。
投光器411には投光器回転モータ412が取り付けられ、投光器回転モータ412は投光器411をスキャン方向に平行な軸を中心として回転させる。投光器411は回転することによって、照射するレーザ光線4010の列方向における開き角度を変化させる。
この投光器回転モータ412が投光器411を回転させる機構は、種々の手法を用いて構成して構わない。例えば投光器回転モータ412が回転する動力を伝達するシャフトを投光器回転モータ412と投光器411との間に設け、シャフトの回転によって投光器411が回転する構成を用いることができる。また例えば、投光器回転モータ412を投光器411の側面に直接に取り付け、投光器回転モータ412が回転する動力を直接投光器411に伝え投光器411を回転させる構成を用いることができる。
一方、コリメータ401の間隙に遠い側の端には、コリメータ駆動モータ412に接続されたコリメータ駆動ギア403が設けられる。コリメータ駆動ギア403は、コリメータ駆動モータ412の駆動に応じて回転し、コリメータ401を列方向に沿って移動させる。このコリメータ駆動ギア403がコリメータ401を駆動する機構は、種々の手法を用いて構成して構わない。例えばコリメータ駆動ギア403の回転に連動するベルトの一端をコリメータ駆動ギア403に、他端をコリメータ401に取り付け、コリメータ駆動ギア403が回転する動力をベルトに伝えることでコリメータ401を移動させる構成を用いることができる。また例えば、コリメータ401上に複数設けた溝と、歯車状のコリメータ駆動ギア403の歯とを組み合わせ、コリメータ駆動ギア403が回転する動力をコリメータ401に直接伝達してコリメータ401を移動させる構成を用いることができる。
架台駆動制御部202は入力されたスキャンパラメータのうち、スキャン領域の大きさに基づいてコリメータ駆動モータ412を駆動し、コリメータ401を移動させる。例えば入力されたスキャン領域が、現在のコリメータ401の位置において照射されるX線3010のX線照射領域よりも小さい場合には、コリメータ駆動モータ412は一対のコリメータ401を互いに近接させるように移動させる。図4にコリメータ401が互いに近接した際の様子を示す。コリメータ401の間隙が狭まることにより、X線管301から放射されるX線3010のコーン角は小さくなり、X線は被検体P上のより狭い範囲に入射することとなる。なお、コリメータ401が移動することによって、コリメータ401に取り付けられた投光器411は連動して移動する。例えばコリメータ401が互いに近接した場合には、投光器411も互いに近接した位置からレーザ光4110を照射する。
コリメータ401が移動しコーン角が変化すると、投光器回転モータ412は投光器411を回転させ、コーン角に合わせてレーザ光4110の照射方向を変化させる。より具体的には、投光器回転モータ412は、レーザ光4110の照射方向と、コリメータ401の端部を透過したX線3010の照射方向とが平行になるように、投光器411を回転させる。図5はX線管301から照射されたX線3010の照射方向と投光器411から照射されたレーザ光4110の照射方向を示す図である。投光器回転モータ412は投光器411を回転させて、レーザ光4110の照射角度が図5の列方向に対して角度θだけ傾くように制御する。この角度θは、コリメータ401の端部を透過したX線3010の列方向に対する広がり角度、即ちコーン角と等しくなるよう制御される。よって、角度θだけ傾いて照射されるレーザ光4110は、コリメータ401の端部を透過するX線3010と平行な角度を持つこととなる。
なお、X線3010のコーン角は、X線管301の照射中心とコリメータ401のx軸上の距離(図5中のH)と、列方向上の距離(図5中のL)から算出することができる。
コリメータ401の移動量に応じてコーン角を求めるため、記憶部107にはコリメータ401の位置とX線3010のコーン角とを対応付けるテーブルあるいは関数が予め記憶される。投光器回転モータ412は、コリメータ401の位置情報と、記憶部107に記憶されたテーブルあるいは関数に基づいて求められたX線3010のコーン角に基づいて、投光器411を回転させレーザ光4110の照射方向を変化させる。
図6は被検体P上に表示される基準線の様子を示す図である。レーザ光4110は、スキャン方向(図6のy軸方向)に平行な一文字の基準線を被検体P上に表示する。投光器411は先述した投光器回転モータ412やコリメータ駆動モータ412の動作に連動してレーザ光4110の照射方向や位置を変化させ、X線3010のコーン角に応じて基準線の表示位置を変化させる。より具体的には、投光器411はX線3010の照射範囲における頭側(図6の+z方向)の端及び足側(図6の−z方向)の端を示すように、2つの基準光の表示位置をそれぞれ変化させる。X線CT装置1の使用者は、被検体P上に表示された基準光を視認して、X線3010の照射範囲がどの位置にあるかを視認する。
(被検体の厚みと基準線の照射位置)
先述したように、投光器411が照射するレーザ光4110の照射方向は、コリメータ401の端部を透過するX線3010と平行な方向になるよう制御される。レーザ光4110の照射方向が平行になるように制御することで、投光器411は被検体Pの厚みが変化した場合であっても正しい位置に基準線を表示することができる。
一方先行文献1などに示した従来のX線CT装置においては、レーザ光4010の照射方向がコリメータ401の端部を透過するX線3010の方向と異なるため、被検体の厚みが変化することによって基準線の位置とX線3010の照射範囲がずれ、正しい位置に基準線を表示することができない。図7は、従来のX線CT装置においてレーザ光4110を被検体Pに対して垂直に照射した場合の、被検体P上のX線3010とレーザ光4110の照射位置を示す図である。なお、図7においては説明の簡単のために、被検体Pの形状を簡略化して示す。
図7(a)は、被検体Pの厚みが薄い場合のX線3010及びレーザ光4110の照射位置を示す。例えば図7(a)に示すように、X線3010の照射範囲における頭側(図7の+z方向)の端及び足側(図7の−z方向)の端と、基準光の表示位置とを合わせて投光器411の位置を調節したとする。図7(b)は、被検体Pの厚みが厚い場合のX線3010及びレーザ光4110の照射位置を示す。X線3010は被検体Pに対して斜め方向に入射するため、被検体Pの厚みが増したことによって、図7(a)に示す場合に比べ被検体P上におけるX線3010の照射範囲は狭まり、頭側の端と足側の端とが近づくこととなる。従って、被検体Pの厚みが増したことによって垂直に照射されるレーザ光4110の照射位置とX線3010の照射範囲がずれて、投光器411は正しい位置に基準線を表示できないこととなる。このように、X線3010が被検体Pに対して斜めに入射する場合、X線3010の照射範囲は被検体Pの厚みの変化に応じて変化する。
図8は、本願発明に係るX線CT装置1を用いて、レーザ光4110の照射方向をコリメータ401の端部を透過するX線3010と平行な方向になるよう制御した場合の、被検体P上におけるX線3010とレーザ光4110の照射位置を示す。例えば図8(a)に示すように、X線3010の頭側の端と足側の端の位置と、基準光の表示位置とを合わせ、且つコリメータ401の端部を透過するX線3010と、レーザ光4110の照射方向とが平行になるように投光器411を調節して取り付けたとする。図8(b)に被検体Pの厚みが厚い場合のX線3010及びレーザ光4110の照射位置を示す。コリメータ401の端部を透過するX線3010と、レーザ光4110とは平行な角度で被検体Pに対して入射するため、被検体Pの厚みが変化した場合であっても基準線を照射範囲の端部に正しく表示することができる。
以上の構成により、投光器411はコリメータ401の端を透過するX線3010の照射角度と平行になるようレーザ光4110の照射角度を制御する。これにより、被検体Pの厚みが変化して被検体P上におけるX線3010の照射範囲が変化した場合であっても、照射範囲を示すレーザ光4110を正しい位置に照射し、基準線を被検体P上に投影させることができる。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係る投光器411の構成を示す図である。以下、図9を用いて投光器411の構成及び動作について述べる。
第2の実施形態においては、コリメータ401の下部に投光器支持板404を設け、投光器支持板404上に投光器411を取り付ける。投光器支持板404には投光器支持板駆動ギア405が取り付けられ、投光器支持板404は投光器支持板駆動ギア405の回転に合わせて図9中の列方向に移動する。投光器支持板駆動ギア405はコリメータ駆動モータ412に接続され、コリメータ駆動ギア403の回転と連動して動作する。
コリメータ駆動ギア403の回転と連動して回転する投光器支持板駆動ギア405は、その回転径がコリメータ駆動ギア403よりも大きくなるよう設けられる。従って、コリメータ駆動モータ412がコリメータ駆動ギア403及び投光器支持板駆動ギア405を同一の回転数だけ回転させた場合、コリメータ403に比べ投光器支持板404は長い距離を移動することとなる。この投光器支持板駆動ギア405の回転径は、コリメータ401と投光器411との図9中のx軸における高さの差に基づいて定められる。
なお、投光器支持板駆動ギア405が投光器支持板404を駆動する機構は、種々の手法を用いて構成して構わない。例えば投光器支持板駆動ギア405の回転に連動するベルトの一端を投光器支持板駆動ギア405に、他端を投光器支持板404に取り付け、投光器支持板駆動ギア405が回転する動力をベルトに伝えることで投光器支持板404を移動させる構成を用いることができる。また例えば、投光器支持板404上に複数設けた溝と、歯車状の投光器支持板駆動ギア405の歯とを組み合わせ、投光器支持板駆動ギア405が回転する動力を投光器支持板404に伝達して投光器支持板404を移動させる構成を用いることができる。
また、第1の実施例に述べた構成と同様に、投光器411には投光器回転モータ412が取り付けられ、コーン角に合わせて投光器411を回転させてレーザ光4110の照射方向を変化させる。
以下、図9を参照しながらコリメータ401が移動しコーン角が変化した際の動作について述べる。例えば入力部108などが入力したスキャンパラメータに基づいてコーン角を広げる場合には、架台駆動制御部202はコリメータ駆動モータ402を駆動することでコリメータ駆動ギア403を回転させ、コリメータ401を互いに離間させる。このとき、コリメータ駆動モータ402に接続された投光器支持板駆動ギア405も連動して回転し、投光器支持板404を互いに離間させる。
更に、架台駆動制御部202は、移動したコリメータ401の位置情報及び記憶部107に記憶されたテーブルあるいは関数に基づいて求められたX線3010のコーン角に基づいて、投光器411を回転させる。投光器411は回転して、レーザ光4110の照射方向を、コリメータ401の端を透過するX線3010と平行な方向に変化させる。
以上の動作によって、投光器411が照射するレーザ光4110の照射位置とX線3010の照射範囲の端とが一致し、使用者は被検体P上に表示された基準線を視認してX線3010の照射範囲を確認する。
なお、投光器411はコリメータ401に比べ、図9のx軸上において低い位置にある。そのため、投光器411が照射するレーザ光4110がコリメータ401の端部を透過するX線3010に近づくためには、投光器支持板404が離間する距離(図9中のL´)を、コリメータ401が離間する距離(図9中のL)より大きくしなければならない。
そこで本発明においては、投光器支持板駆動ギア405の回転径をコリメータ駆動ギア403の回転径を上回るように設ける。これにより、コリメータ403に連動して移動する投光器支持板404は、コリメータ403に比べ長い距離を移動する。従って、投光器411がコリメータ403より低い位置にある場合でも、レーザ光4110をコリメータ401の端部を透過するX線3010に近づけて照射させることができる。
第2の実施形態によれば、投光器支持板404に投光器411を取り付けることにより、コリメータ401と独立して投光器411を移動させることができる。これにより、投光器411のレーザ光照射位置をより細かく制御することができ、正しい位置に基準線を表示させることができる。また第2の実施形態によれば、コリメータ401及び投光器支持板404は双方に連結して接続された、コリメータ駆動モータ412によって移動する。コリメータ401と投光器支持板404に別々のモータを取り付ける必要がないため、X線CT装置1を構成する部品の点数を減らし、X線CT装置1をより簡単に構成することが可能となる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係る投光器411の構成を示す図である。以下、図10を用いて投光器411の構成及び動作について述べる。
第3の実施形態においては、コリメータ401の上部に投光器支持板404を設け、投光器支持板404上に投光器411を取り付ける。また、コリメータ401の間隙に近い側の端にスリット406を設ける。図11にコリメータ401をx方向から見た上面図を示す。投光器411が照射するレーザ光4110は、コリメータ401に設けられたスリット406を透過して被検体Pへと照射される。なお、スリット406はコリメータ401中に穴状に設けられる例を示すが、スリット406の形状はここに述べたものに限定されない。例えば、コリメータ401の間隙に近い側の端に凹形状の切り欠きを設け、この切り欠きをスリット406として用いても構わない。
また、コリメータ401の間隙に近い側の端には、X線遮蔽板407が設けられる。X線遮蔽板407はxy平面上に平行な向きに取り付けられ、X線管301から放射されるX線3010が、スリット406を透過して被検体Pへ入射する事態を防ぐ。
また、投光器支持板404には、投光器支持板駆動ギア405が設けられる。投光器支持板404は投光器支持板駆動ギア405の回転に合わせて図10中の列方向に移動する。投光器支持板駆動ギア405はコリメータ駆動モータ412に接続され、コリメータ駆動ギア403の回転と連動して動作する。
なお、図9で述べた投光器411の構成とは逆に、第3の実施形態においては投光器411がコリメータ401よりも図11のx軸上で高い位置に設けられる。そのため、投光器411の移動する距離は、コリメータ401が移動する距離に比べ短くなる必要がある。そこで、第3の実施形態においてコリメータ駆動ギア403の回転と連動して回転する投光器支持板駆動ギア405は、その回転径がコリメータ駆動ギア403よりも小さくなるよう設けられる。従って、コリメータ駆動モータ412がコリメータ駆動ギア403及び投光器支持板駆動ギア405を同一の回転数だけ回転させた場合、コリメータ403に比べ投光器支持板404は短い距離を移動することとなる。この投光器支持板駆動ギア405の回転径は、コリメータ401と投光器411との図10中のx軸における高さの差に基づいて定められる。
また、第1の実施例に述べた構成と同様に、投光器411には投光器回転モータ412が取り付けられ、コーン角に合わせて投光器411を回転させてレーザ光4110の照射方向を変化させる。
以下、コリメータ401が移動しコーン角が変化した際の動作について述べる。例えば入力部108などが入力したスキャンパラメータに基づいてコーン角を広げる場合には、架台駆動制御部202はコリメータ駆動モータ412を駆動することでコリメータ駆動ギア403を回転させ、コリメータ401を互いに離間させる。このとき、コリメータ駆動モータ412に接続された投光器支持板駆動ギア405も連動して回転し、投光器支持板404を互いに離間させる。
更に、架台駆動制御部202は、移動したコリメータ401の位置情報及び記憶部107に記憶されたテーブルあるいは関数に基づいて求められたX線3010のコーン角に基づいて、投光器411を回転させる。投光器411は回転して、レーザ光4110の照射方向を、コリメータ401の端を透過するX線3010と平行な方向に変化させる。
以上の動作によって、投光器411が照射するレーザ光4110の照射位置とX線3010の照射範囲の端とが一致し、使用者は被検体P上に投影された基準線を視認してX線3010の照射範囲を確認する。
第3の実施形態によれば、レーザ光4110を照射するための機構をコリメータ4010の上部に集中させることができる。これにより、コリメータ401の下部に新たな部品を追加することがなく、ガントリ3の開口部を広く保ったまま、基準線を投影する投光器411をX線CT装置1内に搭載することができる。
(第4の実施形態)
図12は、本発明の第4の実施形態に係る投光器411の構成を示す図である。以下、図12を用いて投光器411の構成及び動作について述べる。
図4の実施形態においては、コリメータ401の間隙に近い側の端には、投光器411の代わりにミラー421が設けられる。投光器411はコリメータ401の下方に設けられ、投光器411はミラー421へ向けてレーザ光を照射する。
また、ミラー421にはミラー回転モータ422が接続される。ミラー回転モータ422は架台駆動制御部202から出力されたガントリ駆動信号に応じて、ミラー421の被検体Pに対する角度を変化させる。
以下、コリメータ401が移動しコーン角が変化した際の動作について述べる。例えば入力部108などが入力したスキャンパラメータに基づいてコーン角を広げる場合には、架台駆動制御部202はコリメータ駆動モータ412を駆動することでコリメータ駆動ギア403を回転させ、コリメータ401を互いに離間させる。
更に、架台駆動制御部202は、移動したコリメータ401の位置情報及び記憶部107に記憶されたテーブルあるいは関数に基づいて求められたX線3010のコーン角に基づいて、ミラー421を回転させる。投光器411から照射されたレーザ光4110はミラー421に入射し、ミラー421は被検体Pへレーザ光4110を照射する。このとき、被検体Pへ照射されるレーザ光4110がコリメータ401の端を透過するX線3010と平行となるようにミラー421の回転角度が制御される。
以上の動作によって、投光器411が照射するレーザ光4110はミラー421で反射され、反射されたレーザ光4110の照射位置とX線3010照射範囲の端とが一致し、使用者は被検体P上に投影された基準線を視認してX線3010の照射範囲を確認する。
なお、本実施形態においてはレーザ光4110の照射角度を変化させるためにミラー421の角度を制御すると述べた。しかし、本発明の構成はこれに限られるものではなく、ミラー421の角度を固定してコリメータ401に取り付け、ミラー回転モータ422を投光器411に取り付ける。投光器411を回転させて、レーザ光4110のミラー421への入射角度を変更することで、被検体Pへ照射されるレーザ光4110の角度がコーン角と等しくなるよう制御しても構わない。
第4の実施形態によれば、投光器411に比してミラー421は軽量であるため、コリメータ駆動モータ412が駆動するために必要な動力は第1の実施形態に比べ小さくすることができる。コリメータ駆動モータ412の駆動動力が小さくなることにより、コリメータ駆動モータ412を小型に構成し、ガントリ3の開口部を広くすることができる。
なお各実施形態では、本発明によりレーザ光4110の照射角度と、コリメータ401の端を透過するX線3010の照射角度が平行になるよう制御される、と述べた。しかし、このレーザ光4110の照射角度は、X線3010の照射角度と幾何的に完全に平行となる必要はない。例えば投光器411や投光器回転モータ412の取り付け角度の誤差などによりレーザ光4110の照射角度が僅かにずれたとしても、基準光を用いてX線3010の照射範囲を視認することができる。あるいは、投光器411や投光器回転モータ412の取り付け角度を変更して、レーザ光4110の照射角度がX線3010の照射角度に比べ僅かに少なくなるよう制御しても構わない。レーザ光4110の照射角度が少なくなることでレーザ光4110とX線3010を近づけ、基準線の位置をスキャン範囲の端に近づけることができる。
なお、本発明は上記実施形態に開示されたものに限定されず、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宣な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、本実施例においてコリメータ駆動モータ402と投光器回転モータ412は別々に設けられ、それぞれがコリメータ401を移動させ、投光器411を回転させると述べた。しかし、投光器回転モータ412を設ける代わりに、コリメータ駆動ギア403と回転径の異なる投光器回転ギアを投光器411に取り付ける。そして、コリメータ駆動モータ402の回転に連動して投光器回転ギアを回転させ、この投光器回転ギアの回転によって投光器411のレーザ光4110の照射方向を制御する構成を取っても構わない。また例えば、第3の実施形態においてコリメータ401と投光器支持板404は同一のコリメータ駆動モータ402に接続されると述べたが、投光器支持板404を駆動するために別の投光器支持板駆動モータを設けても構わない。また例えば、投光器411の位置は回転体300上であればX線管301の近傍ではなく、他の位置に配置されていても構わない。また例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。あるいは、異なる実施例にわたる構成要素を適宣組み合わせてもよい。
1 X線CT装置
100 制御部
102 スキャン制御部
103 再構成処理部
104 画像処理部
106 表示部
107 記憶部
108 入力部
201 X線管制御部
202 架台駆動制御部
203 寝台駆動制御部
300 回転体
301 X線管
302 X線検出器
401 コリメータ
402 コリメータ駆動モータ
403 コリメータ駆動ギア
404 投光器支持板
405 投光器支持板駆動ギア
406 スリット
407 X線遮蔽板
411 投光器
412 投光器回転モータ
421 ミラー
422 ミラー回転モータ
430 コリメータ
500 天板
501 天板駆動部

Claims (6)

  1. 被検体を載置可能な天板と、X線を前記被検体へ照射するX線管と、前記X線管に対して対向配置され、列方向に沿って複数列に並べて配置されたX線検出素子からなるX線検出器とを備えるX線CT装置において、
    前記X線管と前記検出器との間に設けられ、前記X線の少なくとも一部を遮るコリメータと、
    前記コリメータを列方向に沿って移動させるコリメータ駆動手段と、
    前記X線の照射範囲を示すレーザ光を前記被検体へ照射する投光器と、
    前記被検体へ照射されるレーザ光が前記コリメータの端部を透過したX線と略平行になるよう、前記レーザ光の照射角度を変化させる照射角度変更手段と
    を有することを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記照射角度変更手段は前記投光器に取り付けられ、前記コリメータの移動に対応させて、前記レーザ光の照射角度を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記投光器が取り付けられる投光器支持部材とを更に備え、
    前記コリメータ駆動装置は、前記コリメータの移動と共に前記投光器支持部材を列方向に沿って移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記投光器支持部材及び前記投光器は前記X線管と前記コリメータとの間に設けられ、 前記コリメータは前記投光器から照射されたレーザ光を透過するスリットを更に備え、 前記コリメータに取り付けられ、前記X線管から前記スリットへ向かって照射されるX線の少なくとも一部を遮蔽するX線遮蔽板と
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記照射角度変更手段は、前記投光器から照射されたレーザ光を反射し前記被検体へ照射するミラーからなり、
    前記照射角度変更手段は前記ミラーに取り付けられ、前記コリメータの移動に基づいて前記ミラーを回転させて、前記被検体へ照射されるレーザ光の照射角度を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  6. 被検体を載置可能な天板と、X線を前記被検体へ照射するX線管と、前記X線管に対して対向配置され、列方向に沿って複数列に並べて配置されたX線検出素子からなるX線検出器とを備えるX線CT装置において、
    前記X線管と前記検出器との間に設けられ、前記X線の少なくとも一部を遮るコリメータと、
    前記コリメータを列方向に沿って移動させるコリメータ駆動手段と、
    前記X線管と前記検出器との間に設けられ、前記X線の照射範囲を示すレーザ光を前記被検体へ照射する投光器と、
    前記コリメータの移動に対応させて、前記レーザ光の照射角度を変化させる照射角度変更手段と
    を有することを特徴とするX線CT装置。
JP2010027715A 2010-02-10 2010-02-10 X線ct装置 Active JP5727147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010027715A JP5727147B2 (ja) 2010-02-10 2010-02-10 X線ct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010027715A JP5727147B2 (ja) 2010-02-10 2010-02-10 X線ct装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011161032A true JP2011161032A (ja) 2011-08-25
JP5727147B2 JP5727147B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=44592413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010027715A Active JP5727147B2 (ja) 2010-02-10 2010-02-10 X線ct装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5727147B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101298841B1 (ko) * 2012-02-03 2013-08-23 고려대학교 산학협력단 적층 가능 컬리메이터 어셈블리
JP2015039423A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 株式会社東芝 X線ct装置
JP2015139534A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社東芝 X線ct装置及び投光器
KR101620679B1 (ko) 2014-01-10 2016-05-12 오스템임플란트 주식회사 X선 촬영장치
JP2018023869A (ja) * 2017-11-15 2018-02-15 キャノンメディカルシステムズ株式会社 X線ct装置
JP2019069067A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線ct装置
CN109730707A (zh) * 2019-01-28 2019-05-10 深圳市纳诺艾医疗科技有限公司 一种影像仪器及其成像系统和成像系统的控制方法
CN109745061A (zh) * 2019-01-28 2019-05-14 深圳市纳诺艾医疗科技有限公司 一种具有出光限束装置的影像设备
CN113197589A (zh) * 2021-06-02 2021-08-03 康达洲际医疗器械有限公司 束光器及x射线投影设备
WO2021205076A1 (en) * 2019-06-03 2021-10-14 Planmeca Oy X-ray imaging arrangement
CN114441560A (zh) * 2022-01-28 2022-05-06 陕西迪泰克新材料有限公司 一种激光标识器、检测设备及检测控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61276546A (ja) * 1985-05-31 1986-12-06 株式会社島津製作所 X線検査装置
JPH0747063A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Hitachi Medical Corp X線照射野確認装置
JP2001224583A (ja) * 2000-02-17 2001-08-21 Toshiba Corp X線ct装置
JP2011143239A (ja) * 2009-12-14 2011-07-28 Toshiba Corp X線ct装置及びその制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61276546A (ja) * 1985-05-31 1986-12-06 株式会社島津製作所 X線検査装置
JPH0747063A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Hitachi Medical Corp X線照射野確認装置
JP2001224583A (ja) * 2000-02-17 2001-08-21 Toshiba Corp X線ct装置
JP2011143239A (ja) * 2009-12-14 2011-07-28 Toshiba Corp X線ct装置及びその制御方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101298841B1 (ko) * 2012-02-03 2013-08-23 고려대학교 산학협력단 적층 가능 컬리메이터 어셈블리
JP2015039423A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 株式会社東芝 X線ct装置
KR101620679B1 (ko) 2014-01-10 2016-05-12 오스템임플란트 주식회사 X선 촬영장치
JP2015139534A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社東芝 X線ct装置及び投光器
JP2019069067A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線ct装置
JP7055614B2 (ja) 2017-10-11 2022-04-18 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線ct装置
JP2018023869A (ja) * 2017-11-15 2018-02-15 キャノンメディカルシステムズ株式会社 X線ct装置
CN109730707A (zh) * 2019-01-28 2019-05-10 深圳市纳诺艾医疗科技有限公司 一种影像仪器及其成像系统和成像系统的控制方法
CN109745061A (zh) * 2019-01-28 2019-05-14 深圳市纳诺艾医疗科技有限公司 一种具有出光限束装置的影像设备
WO2021205076A1 (en) * 2019-06-03 2021-10-14 Planmeca Oy X-ray imaging arrangement
CN113197589A (zh) * 2021-06-02 2021-08-03 康达洲际医疗器械有限公司 束光器及x射线投影设备
CN114441560A (zh) * 2022-01-28 2022-05-06 陕西迪泰克新材料有限公司 一种激光标识器、检测设备及检测控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5727147B2 (ja) 2015-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5727147B2 (ja) X線ct装置
JP6121973B2 (ja) 三次元造影のための走査システム
EP3037040B1 (en) X-ray imaging device
JP4802079B2 (ja) 医療用x線ct撮影装置および方法
JP2005279273A (ja) マルチモダリティ・イメージングの方法及びシステム
KR101740358B1 (ko) 엑스선 영상 촬영장치 및 엑스선 영상 촬영방법
WO2014148266A1 (ja) X線撮影装置
JP4724760B2 (ja) X線撮影装置
KR20170048042A (ko) 엑스선 ct 촬영장치 및 그 촬영방법
JP2003061946A (ja) Ct装置
US9993212B2 (en) X-ray photography device
JP2016107084A (ja) X線撮影装置、画像処理装置及びx線撮影方法
JP5743617B2 (ja) X線ct装置
JP6560322B2 (ja) X線ct装置
JP2007282740A (ja) X線ct装置
JP2011245159A (ja) X線ct装置
JP5503919B2 (ja) X線ct装置
JP5547960B2 (ja) X線ct装置
KR20180042572A (ko) 가변형 디텍터 어레이를 갖는 엑스선 영상 촬영 장치
JP2015039423A (ja) X線ct装置
JP2024030051A (ja) コンピュータ断層撮影装置
JP2022065380A (ja) X線ct装置、x線ct装置による撮像方法、及びプログラム
KR20210109304A (ko) 동적 제어가 가능한 콜리메이터를 구비한 콘빔 ct 장치
KR101740851B1 (ko) X선 촬영기 및 x선 촬영기를 이용한 파노라마 영상 생성방법
WO2019119845A1 (zh) X射线成像设备及使用x射线成像设备进行成像的方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111128

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140924

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150216

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5727147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350