JP2011160288A - 積分回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧に応じて差動増幅回路のチョッピングによるオフセット誤差が悪化していた。
【解決手段】第1のクロック信号をチョッピング用クロック信号に用いることで、差動対を構成するトランジスタのしきい値電圧のオフセットによる入力オフセットを低減する第1の差動増幅器と、前記第1の差動増幅回路の反転入力端子、非反転入力端子に接続される第1、第2の入力端子と、前記第1の差動増幅回路の反転入力端子と、前記第1の差動増幅回路の出力端子との間に接続される第1の容量と、を有する積分回路であって、前記第1、第2の入力端子間の電位差に応じて、前記第1の差動増幅回路に入力する前記第1のクロック信号の周波数を変化させる積分回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、積分回路に関するものである。
半導体集積回路の分野においてバッテリなどの充放電時の制御の高精度化に伴い、入力回路に用いられる差動増幅回路の高精度化(低オフセット化)の必要性が高まってきた。このような差動増幅回路の従来例として、特許文献1のような技術がある。
図13に特許文献1の積分回路1の構成を示す。図13に示すように、積分回路1は、積分器10と、内蔵発振器20とを有する。積分器10は、差動増幅回路AMP1と、抵抗R1、R2と、容量C1、C2と、入力端子INM、INPと、出力端子OUTとを有する。
抵抗R1は、入力端子INMと差動増幅回路AMP1の反転入力端子VinMとの間に接続される。抵抗R2は、入力端子INPと差動増幅回路AMP1の非反転入力端子VinPとの間に接続される。容量C1は、差動増幅回路AMP1の出力端子AMPOと反転入力端子VinMとの間に接続される。容量C2は、差動増幅回路AMP1の非反転入力端子VinPと接地端子GNDとの間に接続される。差動増幅回路AMP1は、内蔵発振器20からのクロックCK、CKBを入力する。また、外部入力端子Iin1〜Iin4からの信号を入力する。
図14に差動増幅回路AMP1の構成を示す。差動増幅回路AMP1は、フォールデッドカスコード型の差動増幅回路およびチョッピング回路で構成されている。図14に示すように、差動増幅回路AMP1は、差動段ST1、フォールデッドカスコード段ST2、出力段(出力部)ST3を有する。また、差動段ST1と、フォールデッドカスコード段ST2とで入力段差動増幅器を構成する。差動増幅回路AMP1は、PMOSトランジスタT1〜T8、T13、NMOSトランジスタT9〜T12、T14、スイッチSW1〜SW8を備える。
スイッチSW1〜SW8は、MOSトランジスタ等によって構成され、スイッチSW1、SW4、SW5、SW7は、クロックCKによって開閉され、スイッチSW2、SW3、SW6、SW8は、クロックCKの反転クロックである反転クロックCKBによって開閉される。すなわち、スイッチSW1、SW4、SW5、SW7と、スイッチSW2、SW3、SW6、SW8とは、逆動作を行う。
PMOSトランジスタT1、T5、T6、T13のソースは、電源端子VDDに接続される。NMOSトランジスタT11、T12、T14のソースは、接地端子GNDに接続される。PMOSトランジスタT1のゲートは、第4のバイアスを与える端子Iin4に接続され、ドレインは、PMOSトランジスタT2のソースに接続される。また、PMOSトランジスタT2のゲートは、第3のバイアスを与える端子Iin3に接続され、ドレインは、PMOSトランジスタT3、T4のソースに接続される。PMOSトランジスタT2は、PMOSトランジスタT1に対しカスコード接続され、PMOSトランジスタT1、T2は、定電流源として機能する。
入力端子VinPは、スイッチSW1、SW2のそれぞれの一端に接続される。また、反転入力端子VinMは、スイッチSW3、SW4のそれぞれの一端に接続される。スイッチSW1、SW3のそれぞれの他端は、PMOSトランジスタT4のゲートに接続される。また、スイッチSW2、SW4のそれぞれの他端は、PMOSトランジスタT3のゲートに接続される。PMOSトランジスタT3のドレインは、NMOSトランジスタT10のソースおよびNMOSトランジスタT12のドレインに接続される。
また、PMOSトランジスタT4のドレインは、NMOSトランジスタT9のソースおよびNMOSトランジスタT11のドレインに接続される。NMOSトランジスタT11、T12、T14のゲートは、第1のバイアスを与える端子Iin1に接続され、NMOSトランジスタT11、T12、T14は、定電流源として機能する。NMOSトランジスタT9、T10のゲートは、第2のバイアスを与える端子Iin2に接続される。そして、PMOSトランジスタT3、T4は、それぞれNMOSトランジスタT10、T9を接続し、差動型のフォールデッドカスコード接続となる。
NMOSトランジスタT9のドレインは、スイッチSW6、SW7のそれぞれの一端、およびPMOSトランジスタT7のドレインに接続される。また、NMOSトランジスタT10のドレインは、スイッチSW5、SW8のそれぞれの一端、およびPMOSトランジスタT8のドレインに接続される。PMOSトランジスタT7、T8のゲートは、第3のバイアスを与える端子Iin3に接続される。PMOSトランジスタT7のソースは、PMOSトランジスタT5のドレインに接続され、PMOSトランジスタT8のソースは、PMOSトランジスタT6のドレインに接続される。PMOSトランジスタT5、T6のゲートは、共通とされ、スイッチSW7、SW8の他端に接続される。ここでPMOSトランジスタT5、T6は、定電流源として機能し、PMOSトランジスタT7、T8は、それぞれPMOSトランジスタT5、T6に対してカスコード接続となって、カレントミラー回路を構成する。
一方、スイッチSW5、SW6のそれぞれの他端は、PMOSトランジスタT13のゲートに接続される。PMOSトランジスタT13とNMOSトランジスタT14のそれぞれのドレインは、共通とされ、出力端子AMPOに接続される。
次に、差動増幅回路AMP1の動作について説明する。ここでは、スイッチSW1、SW4、SW5、SW7が閉(短絡)状態であり、スイッチSW2、SW3、SW6、SW8が開放状態にあるものする。
入力端子VinPと反転入力端子VinMとの間の電位差は、差動アンプを構成するPMOSトランジスタT3、T4によって増幅され、PMOSトランジスタT8のドレインからスイッチSW5を介し、非反転出力信号S10としてPMOSトランジスタT13のゲートに入力される。PMOSトランジスタT13は、負荷となる定電流源動作を行うNMOSトランジスタT14の接続点である出力端子AMPOから反転出力信号を出力する。なお、スイッチSW7は、閉(短絡)状態であって、PMOSトランジスタT5、T6に所定のバイアスを与える。
次に、クロック信号CKが逆相となった時には、スイッチSW1、SW4、SW5、SW7が開放状態であり、スイッチSW2、SW3、SW6、SW8が閉(短絡)状態になる。そして、上述と同様に動作し、出力端子AMPOから出力信号を出力する。すなわち、スイッチSW1、SW4、SW5、SW7とスイッチSW2、SW3、SW6、SW8とが逆動作を行い、フォールデッドカスコード型の差動増幅回路における入力側(PMOSトランジスタT3、T4のゲート)と出力側(NMOSトランジスタT9、T10のドレイン)とで非反転信号と反転信号とを時分割的に入れ替えることで、アンバランスなどをキャンセルすることができる。以上が、差動増幅回路AMP1の動作の説明となる。
次に、差動増幅回路AMP1を利用した積分回路1の動作を図13、図15を用いて説明する。図13に示す積分回路1において、入力電圧差Vinは、式(1)で表される。ただし、Vinmは、積分回路1の反転入力端子VinM(入力端子INM)の電圧であり、Vinpは、差動増幅回路AMP1の非反転入力端子VinP(入力端子INP)の電圧である。
Vin=Vinm−Vinp ・・・(1)
抵抗R1に流れる電流I1は、以下の式(2)で表される。
I1=Vin/R1 ・・・(2)
容量C1の電荷は、以下の式(3)で表される。
I1×ΔT=C1×ΔV ・・・(3)
ただし、ΔTは時刻t0をスタートとする積分時間、ΔVは積分電圧である。
式(3)を変形し、ΔTの式にすると、以下に示す式(4)が得られる。
ΔT=C1×R1×ΔV/Vin ・・・(4)
ここで、Vinp>Vinmである場合を説明する。図13のINPの電位とノードN1の電位は、差動増幅回路のイマジナリショートの原則から等しくなり、ノードN1とINM間に接続される抵抗R1に流れる電流I1は、ノードN1からINMへと流れる。積分容量C1のノードN1側の電位は下降する。一方、積分容量C1の出力OUT側は充電される。したがって、図15に示すように出力OUTの電位は、ΔT時間後にはΔVだけ上昇(充電)される。
一方、Vinp<Vinmである場合は、抵抗R1に流れる電流は逆になり、積分器の出力OUTの電位は、下降(放電)される(不図示)。
以下に具体的な数値を用いた例を示す。例えば、C1=100pF、R1=100kΩ、ΔV=1V、Vin=10μVとした場合、式(4)にこれら数値を代入すると、ΔTは以下の式(5)のようになる。
ΔT=100×10−12×100×10×1/10×10−6=1[s]・・・(5)
式(5)から、例えばVin=10μVの時、ΔV=1V上昇させるためには、ΔT=1sが必要であることがわかる。
ここで、入力オフセット電圧Voffを考慮した場合を式(6)に示す。
ΔT=C1×R1×ΔV/(Vin−Voff) ・・・(6)
ここで、例えば入力オフセット電圧Voff=1μVであった場合のΔTを求めると、
ΔT=1.11sとなる。このように、入力電圧差Vinに対する入力オフセット電圧Voffの割合が積分回路1の出力値に影響することがわかる。
そこで、先に述べたように、入力オフセット電圧Voffを小さくする工夫がなされている。その一つは、差動増幅回路の利得の逆数は、入力オフセット電圧に比例することが知られており、差動増幅回路AMP1を高利得であるフォールデッドカスコード型にすることが挙げられる。他の一つは、差動増幅回路内の差動段のPMOSトランジスタT3とPMOSトランジスタT4の閾値(Vt)アンバランスなどをキャンセルする動作を行うチョッピングの技術が挙げられる。
差動増幅回路AMP1の差動段ST1の入力と、出力段ST3の入力となるフォールデッドカスコード段ST2の出力とをチョッピングしない場合には、図15の103で示すように、差動段ST1のPMOSトランジスタT3とPMOSトランジスタT4のVtアンバランスなどにより生じるずれを蓄積していってしまう。ここで、チョッピングを使用することで、図15の102で示すような出力電圧特性が得られる。チョッピングは、正転クロックCKおよび反転クロックCKBによって、スイッチSW1、SW4、SW5、SW7と、スイッチSW2、SW3、SW6、SW8とを交互に切替えて、差動段のトランジスタであるPMOSトランジスタT3、T4のVtアンバランスなどをキャンセルするものである。図15の101で示すような「Vtオフセットなしの場合」と同等の特性となり、Vtオフセット分をキャンセルすることができる。
なお、その他の従来技術として、正及び負の入力端子を有する積分器と、積分器の出力から第1の検出電圧及び第1の検出電圧より高い第2の検出電圧を検出する第1及び第2のコンパレータとを有し、入力電圧に応じた周波数の出力信号CKOUTを出力するVF変換回路が記載された特許文献2のような技術がある。また、チョッピングを用いないオフセット補償技術であるアナログ信号処理回路における反転極性のアナログ出力バッファのDCレベルを測定してオフセット補償を行う特許文献3のような技術がある。
特開2007−74670号公報 特開2007−139700号公報 特開2007−243994号公報
ここで、実際のトランジスタでは必ず相対精度が崩れる。このことにより差動増幅回路AMP1のフォールデッドカスコード段ST2中の、PMOSトランジスタT7のドレイン電圧とPMOSトランジスタT8のドレイン電圧には必ず電位の違いが生じる。
そして、PMOSトランジスタT7とPMOSトランジスタT8のドレイン電位に違いがあると、チョッピングクロックの動作によりPMOSトランジスタT7のドレイン電位からPMOSトランジスタT8のドレイン電位に切り替わる時にPMOSトランジスタT13のゲート電圧S10に与える電位変動と、逆にPMOSトランジスタT8のドレイン電位からPMOSトランジスタT7のドレイン電位に切り替わる時にPMOSトランジスタT13のゲート電位S10に与える電位変動に食い違いが生じてしまう。
この結果AMPO出力電位に僅かに期待電位からの誤差を生じる。この誤差はチョッピングクロック1つ毎に生じるので、チョッピング回数に乗じて誤差が蓄積され、オフセット誤差としてみえてくることになる(以降、チョッピングクロックによる誤差の蓄積をチョッピングオフセット誤差と称する)。
チョッピングクロックが一定である場合、同じ積分電圧ΔVを得るためには、入力電圧Vinが低い場合ほどチョッピング回数が多くなる。その結果として、入力電圧が低い場合ほどオフセット誤差悪化が顕著になるという問題がある。
例えば、差動増幅回路AMP1のフォールデッドカスコード段ST2のPMOSトランジスタT5にVtオフセットとして+5mV付加すると、出力オフセットは約40mV(チョッピングクロック60回)となる。よって、チョッピングクロック1回あたりの出力オフセットは667μVとなる。
ここで、図16に、例えば差動入力電圧Vinに対する積分電圧ΔV=1Vを得るための積分時間Δtとの関係をまとめた表を示す。図16の例では、積分定数(積分抵抗100kΩ、積分容量100pF)時の入力電圧Vinごとの積分時間Δtを表したものである。積分時間Δt0はオフセットがない場合の理想的な場合での値、積分時間Δt1およびΔt2はチョッピングオフセット誤差を加算した場合での値である。チョッピングクロック周波数はΔt1では20kHz、Δt2では2kHzとし算出したものである。算出式は以下の式(20)により表せられる。また、チョッピングオフセット誤差をΔVoff1とする。
Δt=C×R×(ΔV+ΔVoff1)/Vin・・・(20)
入力電圧Vinが10mVの場合、Δt0は1ms、Δt1は1.014ms、Δt2は1.0014msとなる。一方、入力電圧Vinが10μVの場合、Δt0は1s、Δt1は14.34s、Δt2は2.334sとなる。以上のように、入力電圧Vinが低い程、理想(オフセットなし)の積分時間Δt0からの積分時間がずれてしまう。また、チョッピングクロックの周波数が高い程、積分時間理想(オフセットなし)の積分時間Δt0からの積分時間がずれてしまう。
本発明は、第1のクロック信号をチョッピング用クロック信号に用いることで、差動対を構成するトランジスタのしきい値電圧のオフセットによる入力オフセットを低減する第1の差動増幅器と、前記第1の差動増幅回路の反転入力端子、非反転入力端子に接続される第1、第2の入力端子と、前記第1の差動増幅回路の反転入力端子と、前記第1の差動増幅回路の出力端子との間に接続される第1の容量と、を有する積分回路であって、前記第1、第2の入力端子間の電位差に応じて、前記第1の差動増幅回路に入力する前記第1のクロック信号の周波数を変化させる積分回路である。
本発明にかかる積分回路は、第1、第2の入力端子間の電位差に応じて、第1の差動増幅回路に入力する第1のクロック信号の周波数を変化させることができ、例えば、第1、第2の入力端子間の電位差が大きい場合には、第1のクロック信号の周波数を低下させ、電位差が小さい場合には、第1のクロック信号の周波数を上昇させることができる。このため、チョッピング用クロック信号である第1のクロック信号の周波数を第1、第2の入力端子間の電位差に応じて可変できることにより、チョッピングクロック回数を最適値にすることが可能となる。
本発明にかかる積分回路は、入力電圧に応じて差動増幅回路のチョッピングによるオフセット誤差の悪化を抑えることができる。
実施の形態1にかかる積分回路の構成である。 実施の形態1にかかるチョッピングクロック用積分発振器の構成である。 内蔵発振器の一般的な構成である。 実施の形態1にかかるチョッピングクロック用積分発振器の動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる積分回路の構成である。 実施の形態2にかかるチョッピングクロック生成部の構成である。 実施の形態2にかかる周波数判定回路の動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる選択回路の動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる積分回路(電圧周波数変換回路)の構成である。 実施の形態3にかかる積分回路の構成である。 実施の形態3にかかるチョッピングクロック用積分発振器の構成である。 実施の形態3にかかる電圧検出回路の動作を説明するタイミングチャートである。 従来の積分回路の構成である。 公知のチョッピングクロック入力差動増幅回路である。 図14のチョッピングクロック入力差動増幅回路の動作波形である。 従来の積分回路の問題を説明するための表である。
発明の実施の形態1
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に本実施の形態1にかかる積分回路100の構成を示す。図1に示すように積分回路100は、積分器110と、チョッピングクロック用積分型発振器120とを有する。
積分器110は、差動増幅回路AMP1と、抵抗R1、R2と、容量C1、C2と、入力端子INM、INPと、出力端子OUTとを有する。
抵抗R1は、入力端子INMと差動増幅回路AMP1の反転入力端子VinMとの間に接続される。抵抗R2は、入力端子INPと差動増幅回路AMP1の非反転入力端子VinPとの間に接続される。容量C1は、差動増幅回路AMP1の出力端子AMPOと反転入力端子VinMとの間に接続される。容量C2は、差動増幅回路AMP1の非反転入力端子VinPと接地端子GNDとの間に接続される。
差動増幅回路AMP1は、チョッピングクロック用積分型発振器120からのチョッピングクロックCK、CKBを入力する。また、外部入力端子Iin1〜Iin4からのバイアス電圧を入力する。
なお、積分器110は、図13で説明した積分器10と基本的に同様の構成である。但し、差動増幅回路AMP1が入力するチョッピングクロックCK、CKBは、本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック用積分型発振器120が出力した信号である。このため、積分器110の動作も、チョッピングクロック用積分型発振器120が出力したチョッピングクロックCK、CKBに応じたものとなる。但し、基本的な動作自体は、図13で説明したものと同様であり、本実施の形態1ではこの積分器110の説明は省略する。そして、以下に本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック用積分型発振器120の構成及び動作の説明を重点的に行うものとする。
チョッピングクロック用積分型発振器120の構成を図2に示す。図2に示すように、チョッピングクロック用積分型発振器120は、積分器121と、ウインドウコンパレータ122と、クロック生成部123と、内蔵発振器124とを有する。
積分器121は、差動増幅回路AMP101と、抵抗R101、R102と、容量C101、C102と、極性切替スイッチSW101とを有する。
極性切替スイッチSW101は、入力端子INM及びINPと、ノードN11及びN12との間に接続される。極性切替スイッチSW101は、後述するノードN36のレベルに応じて、入力端子INM、INPとノードN11、N12の接続を切り替える。例えば、極性切替スイッチSW101は、ハイレベルの信号を入力すると、入力端子INMとノードN11、入力端子INPとノードN12を接続し、ロウレベルの信号を入力すると、入力端子INMとノードN12、入力端子INPとノードN11を接続する。
抵抗R101は、ノードN11と差動増幅回路AMP101の反転入力端子VinMとの間に接続される。抵抗R102は、ノードN12と差動増幅回路AMP101の非反転入力端子VinPとの間に接続される。容量C101は、差動増幅回路AMP101の出力端子AMPOと反転入力端子VinMとの間に接続される。容量C102は、差動増幅回路AMP101の非反転入力端子VinPと接地端子GNDとの間に接続される。
差動増幅回路AMP101は、内蔵発振器124からのクロックCK1、CKB1を入力する。また、外部入力端子Iin1〜Iin4からのバイアス電圧を入力する。なお、差動増幅回路AMP101の構成は、図14で説明した差動増幅回路AMP1と同様の構成となっているため、詳細な説明は省略する。
なお、抵抗R101、R102及び容量C101、C102の値は、積分器110と異なるCR定数を有するものとする。このことにより、積分器121の時定数は、積分器110の時定数と異なることになる。
ウインドウコンパレータ122は、抵抗R111〜R113と、コンパレータCMP111、CMP112とを有する。抵抗R111は、電源端子VDDとノードN21との間に接続される。抵抗R112は、ノードN21とN22との間に接続される。抵抗R113は、ノードN22と接地端子GNDとの間に接続される。このため、ノードN21、N22には、抵抗分割された電圧としてそれぞれ基準電圧VN21、VN22が生じる。
コンパレータCMP111は、非反転入力端子がノードN21、反転入力端子が差動増幅回路AMP101の出力端子AMPO、出力端子がノードN31に接続される。コンパレータCMP112は、非反転入力端子が差動増幅回路AMP101の出力端子AMPO、反転入力端子がノードN22、出力端子がノードN32に接続される。ここで、差動増幅回路AMP101の出力端子AMPOの電圧をVAMPOとする。
クロック生成部123は、RSラッチ回路RS121と、2分周回路DIV121とを有する。RSラッチ回路RS121は、NOR回路NOR121、NOR122と、インバータ回路IV121とを有する。
NOR回路NOR121は、一方の端子がノードN31、他方の端子がノードN35、出力端子がノードN34に接続される。NOR回路NOR122は、一方の端子がノードN32、他方の端子がノードN34、出力端子がノードN35に接続される。インバータ回路IV121は、入力端子がノードN35、出力端子がノードN36に接続される。このノードN36がRSラッチ回路RS121の出力端子となる。
2分周回路DIV121は、RSラッチ回路RS121からの出力信号の周波数を2分周して、チョッピングクロックCK(正転信号)を出力する。また、チョッピングクロックCKの逆位相のチョッピングクロックCKB(反転信号)も出力する。
内蔵発振器124は、例えば図3に示すようインバータを奇数個直列に繋げたリングオシレータ等から構成される。なお、発振器として、この図3に示す構成に限らず他の構成により実現してもかまわない。
次に、本実施の形態1にかかる本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック用積分型発振器120の動作について説明する。図4にチョッピングクロック用積分型発振器120によるチョッピング動作波形を示す。
積分器121には、入力端子INM、INPから電位差がVin(以下、入力電圧Vinと称す)の信号が入力される。この入力電圧Vinは、極性切替スイッチSW101を介してノードN11、N12に伝達される。なお、差動増幅器(オペアンプ)と帰還容量を用いた積分回路自体の動作原理は公知である。このため、ここでは、差動増幅回路AMP101、抵抗R101、R102と、容量C101、C102による積分回路動作自体の説明は省略する。
差動増幅回路AMP101により、入力電圧Vinの値に応じた積分電圧波形が出力端子AMPOから出力される。この積分電圧波形を以下において積分電圧VAMPOとする。積分電圧VAMPOは上昇し、時刻t1に、コンパレータCMP111の非反転入力端子に入力される基準電圧VN21より高くなる。このため、コンパレータCMP111の出力(ノードN31)がハイレベルとなり、RSラッチ回路RS121からロウレベルの信号がノードN36に出力される。このため、極性切替スイッチSW101の接続が切り替わり、差動増幅回路AMP101に入力される信号の極性も反転する。このため、出力端子AMPOから出力される積分電圧VAMPOが低下する。
時刻t2では、積分電圧VAMPOがコンパレータCMP112の反転入力端子に入力される基準電圧VN22より低くなる。このため、コンパレータCMP112の出力(ノードN32)がハイレベルとなり、RSラッチ回路RS121からハイレベルの信号がノードN36に出力される。このため、再び極性切替スイッチSW101の接続が切り替わり、差動増幅回路AMP101に入力される信号の極性も反転する。このため、出力端子AMPOから出力される積分電圧VAMPOが再び上昇する。以後、この動作を繰り返し、ノードN36に1周期がTaのクロック信号が出力される。
そして、2分周回路DIV121は、このノードN36に印加されるクロック信号の周波数を2分周した、1周期がTb(Tb=2×Ta)のチョッピングクロック信号CK、及び、チョッピングクロック信号CKの逆相のチョッピングクロック信号CKBを出力する。
次に、時刻t3に入力電圧Vinが減少(入力端子INPの電位が低下)したとする。ここで、基本的な動作は、時刻t1、t2で説明したのと同様である。但し、差動増幅回路AMP101に入力される入力電圧Vinが減少するため、図4に示すように時刻t3以降の積分電圧VAMPOの波形の傾きが緩やかになる。
このため、時刻t4に積分電圧VAMPOがコンパレータCMP111の非反転入力端子に入力される基準電圧VN21より高くなるが、時刻t3〜t4の期間と、時刻t2〜t6の期間とを比較すると時刻t3〜t4の期間のほうが長くなる。これは、積分電圧VAMPOがコンパレータCMP112の反転入力端子に入力される基準電圧VN22より低くなる時刻t5のタイミングも同様で、時刻t4〜t5の期間と、時刻t1〜t2の期間とを比較すると時刻t4〜t5の期間のほうが長くなる。
つまり、時刻t3以後のRSラッチ回路RS121の出力端子(ノードN36)からの出力されるクロック信号の周期をTcとすると、周期Tcのほうが、時刻t3以前の周期Taよりも長くなることがわかる。
そして、2分周回路DIV121は、このノードN36に印加されるクロック信号の周波数を2分周した、1周期がTd(Td=2×Tc)のチョッピングクロック信号CK、及び、チョッピングクロック信号CKの逆相のチョッピングクロック信号CKBを出力する。
以上の動作で示したように、チョッピングクロック用積分型発振器120は、チョッピングクロック信号CK及びCKBの周期を入力電圧Vinが大きくなると短くし、入力電圧Vinが小さくなると長くする。言い換えると、チョッピングクロック信号CK及びCKBのクロック周波数を入力電圧Vinが大きくなると上昇させ、入力電圧Vinが小さくなると低下させる。
以上、チョッピングクロック用積分型発振器120は、チョッピングクロック信号CK及びCKBのクロック周波数を入力電圧Vinに応じた発振周波数に合わせて可変することができる。なお、チョッピングクロック用積分型発振器120は、入力電圧Vinに応じた出力信号の周波数を変換する電圧周波数変換回路とみなすこともできる。
ここで、図13に示した従来の積分回路1では、差動増幅回路AMP1に入力されるチョッピングクロック信号CK及びCKBの周波数が固定されていた。このため、図16の表に例示したように、入力電圧Vinが低い程、理想(オフセットなし)の積分時間Δt0からの積分時間がずれてしまっていた。また、チョッピングクロックの周波数が高い程、理想の積分時間Δt0からの積分時間がずれてしまっていた。
しかし、本実施の形態1にかかる積分回路100では、差動増幅回路AMP1に入力されるチョッピングクロックの周波数を入力電圧Vinに応じて可変できるチョッピングクロック用積分型発振器120を備えている。このため、入力電圧Vinが低い場合には、チョッピングクロックの周波数を低下させて、理想(オフセットなし)の積分時間Δt0からの積分時間のずれを抑制し、逆に、入力電圧Vinが高い場合には、チョッピングクロックの周波数を高めることができる。このように、チョッピングクロックの周波数を入力電圧Vinに応じて可変できることにより、チョッピングクロック回数を入力電圧Vinに応じて最適値にすることが可能となる。このことにより、低電圧入力時においてもオフセット誤差の悪化を抑えることが可能となる。
発明の実施の形態2
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。図5に本実施の形態2にかかる積分回路200の構成を示す。図2に示すように積分回路200は、積分器110と、チョッピングクロック生成部220とを有する。
積分器110は、実施の形態1と同様、図13で説明した積分器10と基本的に同様の構成である。但し、差動増幅回路AMP1が入力するチョッピングクロックCK、CKBは、本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック生成部220が出力した信号である。このため、積分器110の動作も、チョッピングクロック生成部220が出力したチョッピングクロックCK、CKBに応じたものとなる。但し、基本的な動作自体は、図13で説明したものと同様であり、本実施の形態2でもこの積分器110の説明は省略する。そして、以下に本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック生成部220の構成及び動作の説明を重点的に行うものとする。
図6にチョッピングクロック生成部220の構成を示す。図6に示すように、チョッピングクロック生成部220は、内蔵発振器201、202と、選択回路203と、周波数判定回路204と、電圧周波数変換回路205とを有する。
内蔵発振器201、202は、図3に示した、内蔵発振器124と同様、インバータを奇数個直列に繋げたリングオシレータ等から構成される。内蔵発振器201は、生成したクロック信号CK2をノードN41へ出力する。内蔵発振器202は、生成したクロック信号CK3をノードN44へ出力する。但し、内蔵発振器201、202から出力されるクロック信号CK2、CK3の周波数は、異なるものとする。例えば、クロック信号CK3は、クロック信号CK2に対して周波数が1/10程度となるようにする。なお、この数値は1例であり特にこの数値に限定されるものではない。なお、発振器として、この図3に示す構成に限らず他の構成により実現してもかまわない。
選択回路203は、AND回路AND201、AND202と、OR回路OR201と、インバータ回路IV201、IV202とを有する。
AND回路AND201は、一方の入力端子がノードN41、他方の入力端子がノードN42、出力端子がノードN43に接続される。AND回路AND202は、一方の入力端子がノードN44、他方の入力端子がノードN45、出力端子がノードN46に接続される。OR回路OR201は、一方の入力端子がノードN43、他方の入力端子がノードN46、出力端子がノードN47に接続される。このOR回路OR201がノードN47に出力する出力信号がチョッピングクロック信号CKとなる。
インバータ回路IV201は、入力端子がノードN45、出力端子がN42に接続される。インバータ回路IV202は、入力端子がノードN47に接続される。このインバータ回路IV202が出力する出力信号がチョッピングクロック信号CKBとなる。
電圧周波数変換回路205は、入力端子INMとINPの電位差(入力電圧Vin)に応じた周波数のクロック信号CKOUTを出力する。この電圧周波数変換回路205の構成の一例として、チョッピングクロック用積分型発振器120と同様の構成であってもよい。この場合、ノードN36に出力される信号がクロック信号CKOUTとなる。
周波数判定回路204は、内蔵発振器211と、バイナリカウンタ213とを有する。
内蔵発振器211は、図3に示した、内蔵発振器124と同様、インバータを奇数個直列に繋げたリングオシレータ等から構成される。内蔵発振器211は、生成したクロック信号CK4をバイナリカウンタ213へ出力する。但し、クロック信号CK4は、クロック信号CKOUTの周波数より十分高いものとする。なお、発振器として、この図3に示す構成に限らず他の構成により実現してもかまわない。
バイナリカウンタ213は、電圧周波数変換回路205が出力するクロック信号CKOUTが所定の周波数に以上になった場合、制御信号SL1を活性化して、ノードN45へ出力する。例えば、バイナリカウンタ213は、クロック信号CKOUTのハイレベルの期間のクロック信号CK4をカウントし、そのカウント数が所定の値となったらハイレベルの制御信号SL1を出力する。
次に、本実施の形態2にかかる本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック生成部220の動作について説明する。図7、図8にチョッピングクロック生成部220のチョッピング動作波形を示す。
まず、図7に周波数判定回路204の動作波形を示す。図7に示すように、まず時刻t1までは、電圧周波数変換回路205が入力電圧Vinに応じて、周期Teのクロック信号CKOUTを出力する。
時刻t1以降では、入力電圧Vinが減少し、電圧周波数変換回路205が出力するクロック信号CKOUTの周波数が低下する。つまり、時刻t1以降のクロック信号CKOUTの周期がTeより長い周期Tfに変化する。そして、バイナリカウンタ213は、周期Tfに変化したクロック信号CKOUTのハイレベルの期間、クロック信号CK4をカウントする。そして、例えば、図7に示すようにクロック信号CK4が8クロック以上になった時刻t2に、制御信号SL1をハイレベルにしてノードN45へ出力する。
次に、図8に選択回路203の動作波形を示す。但し、時刻t2は、図7の時刻t2と同じ時間であるものとする。また、内蔵発振器201からのクロック信号CK2を例えば20kHz、内蔵発振器202からのクロック信号CK3を例えば2kHzとする。なお、この場合、クロック信号CK2の周期Tgは0.05msec、クロック信号CK3の周期Thは0.5msecとなる。
図8に示すように、時刻t2以前は制御信号SL1がロウレベルである。このため、AND回路AND202の他方の入力端子(ノードN45)にロウレベルが入力され、AND回路AND202の出力はロウレベルで固定される。よって、ノードN46の信号レベルはロウレベルに固定される。
一方、AND回路AND201の他方の入力端子(ノードN42)にはハイレベルが入力され、内蔵発振器201からの出力クロック信号CK2に応じた信号をノードN43に出力する。この場合、AND回路AND201がスルー回路となり、内蔵発振器201からの出力クロック信号CK2がノードN43に伝達される。
このノードN43、N46に印加される信号をOR回路OR201が和演算し、ノードN47に出力する。ここで、ノードN46はロウレベルに固定されているため、OR回路OR201は、AND回路AND201の出力端子(ノードN43)からの信号を出力する。
結果として、選択回路203は、制御信号SL1がロウレベルである場合、内蔵発振器201からの出力クロック信号CK2を選択し、CKとして出力する。
時刻t2以降では、制御信号SL1がハイレベルとなる。このため、AND回路AND201の他方の入力端子(ノードN42)にロウレベルが入力され、AND回路AND201の出力はロウレベルで固定される。
一方、AND回路AND202の他方の入力端子(ノードN45)にはハイレベルが入力され、内蔵発振器202からの出力クロック信号CK3に応じた信号をノードN46に出力する。この場合、AND回路AND202がスルー回路となり、内蔵発振器202からの出力クロック信号CK3がノードN46に伝達される。
このノードN43、N46に印加される信号をOR回路OR201が和演算し、ノードN47に出力する。ここで、ノードN43はロウレベルに固定されているため、OR回路OR201は、AND回路AND202の出力端子(ノードN46)からの信号を出力する。
結果として、選択回路203は、制御信号SL1がハイレベルである場合、内蔵発振器202からの出力クロック信号CK3を選択し、CKとして出力する。
以上の図7、図8の動作の説明から、入力電圧Vinが高い場合は、制御信号SL1がロウレベルとなり、選択回路203が周波数の高い内蔵発振器201からの出力クロック信号CK2を選択して出力する。この出力クロック信号CK2が、チョッピングクロック信号CKとして、チョッピングクロック生成部220から出力される。なお、インバータ回路IV202により、出力クロック信号CK2を反転した信号が、チョッピングクロック信号CKBとして、チョッピングクロック生成部220から出力される。
そして、入力電圧Vinが低くなると、制御信号SL1がハイレベルとなり、選択回路203が周波数の低い内蔵発振器202からの出力クロック信号CK3を選択して出力する。この出力クロック信号CK3が、チョッピングクロック信号CKとして、チョッピングクロック生成部220から出力される。なお、インバータ回路IV202により、出力クロック信号CK3を反転した信号が、チョッピングクロック信号CKBとして、チョッピングクロック生成部220から出力される。
以上、本実施の形態2にかかる積分回路200は、差動増幅回路AMP1に入力されるチョッピングクロックの周波数を入力電圧Vinに応じて可変できるチョッピングクロック生成部220を備えている。このため、本実施の形態2にかかる積分回路200も、実施の形態1と同様、入力電圧Vinが低い場合には、チョッピングクロックの周波数を低下させて、理想(オフセットなし)の積分時間Δt0からの積分時間のずれを抑制し、逆に、入力電圧Vinが高い場合には、チョッピングクロックの周波数を高めることができる。このように、チョッピングクロックの周波数を入力電圧Vinに応じて可変できることにより、チョッピングクロック回数を入力電圧Vinに応じて最適値にすることが可能となる。このことにより、低電圧入力時においてもオフセット誤差の悪化を抑えることが可能となる。
更に、本実施の形態2にかかる積分回路の別の例として、図9に示す積分回路200Bのような構成であってもよい。積分回路200Bは、積分器110Bと、チョッピングクロック生成部2とを有する。
積分器110Bは、基本的な構成は積分器110と同じであるが、更に、入力端子INM及びINPと、抵抗R1及びR2との間に、極性切替スイッチSW201を接続する。この極性切替スイッチSW201は、クロック信号CKOUTに応じて、入力端子INM、INPと抵抗R1、R2の接続を切り替える。例えば、極性切替スイッチSW201は、ハイレベルのクロック信号CKOUTを入力すると、入力端子INMと抵抗R1、入力端子INPと抵抗R2を接続し、ロウレベルのクロック信号CKOUTを入力すると、入力端子INMと抵抗R2、入力端子INPと抵抗R1を接続する。
チョッピングクロック生成部2は、ウインドウコンパレータ222、クロック生成部223と、チョッピングクロック生成部220Cを有する。
ウインドウコンパレータ222は、コンパレータCMP111の反転入力端子、コンパレータCMP112の非反転入力端子に、積分器110Bからの積分電圧が入力される以外は、実施の形態1のウインドウコンパレータ122と同様の構成である。よって、動作もウインドウコンパレータ122と同様であるため、ここでの説明は省略する。
また、クロック生成部223も、実施の形態1のクロック生成部123と同様の構成であり、また同様の動作を行うためここでの説明は省略する。但し、クロック生成部223のRSラッチ回路RS121がノードN36に出力する信号をCKOUTとする。
このクロック生成部223が生成したクロック信号CKOUTをチョッピングクロック生成部220Cが入力する。ここで、チョッピングクロック生成部220Cは、図6で説明したチョッピングクロック生成部220から電圧周波数変換回路205を削除した構成となっている。つまり、周波数判定回路204が入力するクロック信号CKOUTを、電圧周波数変換回路205からでなく、クロック生成部223のノードN36から入力する構成となっている。これ以後は、入力したクロック信号CKOUTに基づき、図7で説明したような動作を行う。
このような構成により、積分器110B、ウインドウコンパレータ222、クロック生成部223、チョッピングクロック生成部220Cからなる積分回路200Bは、実施の形態1のチョッピングクロック用積分型発振器120と基本的に同様の動作を行う。つまり、入力端子INP、INMの電位差である入力電圧Vinに応じて、ノードN36に出力されるクロック信号CKOUTの周波数を、実施の形態1のチョッピングクロック用積分型発振器120と同様、変化させる。よって、積分回路200Bは、電圧周波数変換回路を構成するともいえる。そして、チョッピングクロック生成部220Cに入力されるクロック信号CKOUTを、積分回路200B自身を用いた電圧周波数変換回路により生成する構成となっている。よって、チョッピングクロック生成部2は、図6のチョッピングクロック生成部220が有していた電圧周波数変換回路205を削除することができる。
更に言い換えると、削除した電圧周波数変換回路205の代わりに、積分回路200B自身を用いた電圧周波数変換回路を利用しているといえ、積分回路200Bは、積分回路200に比べ電圧周波数変換回路205分の回路規模を削減することができる。
なお、クロック生成部223は、クロック信号CKOUTを2分周回路DIV121に入力し、そのクロック信号CKOUTの周波数を2分周して、クロック信号CK5、及び、クロック信号CK5の反転信号CKB5を生成して出力する。このクロック信号CK5、CK5Bを、電圧周波数変換回路の出力信号として利用できる。
発明の実施の形態3
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態3について、図面を参照しながら詳細に説明する。図10に本実施の形態3にかかる積分回路300の構成を示す。図10に示すように積分回路300は、積分器110と、チョッピングクロック生成部320とを有する。
積分器110は、実施の形態1と同様、図13で説明した積分器10と基本的に同様の構成である。但し、差動増幅回路AMP1が入力するチョッピングクロックCK、CKBは、本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック生成部320が出力した信号である。このため、積分器110の動作も、チョッピングクロック生成部320が出力したチョッピングクロックCK、CKBに応じたものとなる。但し、基本的な動作自体は、図13で説明したものと同様であり、本実施の形態3でもこの積分器110の説明は省略する。そして、以下に本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック生成部320の構成及び動作の説明を重点的に行うものとする。
図11にチョッピングクロック生成部320の構成を示す。図11に示すように、チョッピングクロック生成部320は、内蔵発振器201、202と、選択回路203と、電圧検出回路304とを有する。なお、図11に示された符号のうち、図6と同じ符号を付した構成は、図6と同じか又は類似の構成を示している。実施の形態2と異なるのは、周波数判定回路204を電圧検出回路304に置き換えた点である。このため、以下では、この実施の形態2との相違点を重点的に説明し、その他の同じ構成部分の説明は省略する。
電圧検出回路304は、抵抗R301〜R303と、コンパレータCMP301、CMP302と、AND回路AND301とを有する。
抵抗R301は、電源端子VDDとノードN51との間に接続される。抵抗R302は、ノードN51とノードN52との間に接続される。抵抗R303は、ノードN52と入力端子INPとの間に接続される。よって、ノードN51、N52には、それぞれ電源電圧VDDと入力端子INPに印加される電圧との電位差を抵抗R301〜R303で分圧した電圧が生じる。
コンパレータCMP301は、非反転入力端子がノードN51、出力端子がノードN53に接続される。そして、コンパレータCMP301の反転入力端子には、基準電圧VREFが印加される。
コンパレータCMP302は、反転入力端子がノードN52、出力端子がノードN54に接続される。そして、コンパレータCMP302の非反転入力端子には、基準電圧VREFが印加される。
AND回路AND301は、一方の入力端子がノードN53、他方の入力端子がノードN54に接続される。AND回路AND301は、このノードN53、N54に印加される信号を積演算し、演算結果を制御信号SL1としてノードN45に出力する。
次に、本実施の形態3にかかる本発明の特徴部分をなすチョッピングクロック生成部320の動作について図12を用いて説明する。但し、選択回路203の動作は、実施の形態2での説明と同様なためここでは省略し、電圧検出回路304の動作の説明のみを行う。また、ここでは、説明を簡略化するため、入力端子INMの電圧が一定であるとする。
まず、図12に示すように時刻t1以前は、入力端子INPの電圧が、入力端子INMの電圧より高いとする。ノードN51の電圧(以下、VN51と称す)及びノードN52の電圧(以下、VN52と称す)が共に、基準電圧VREFより高い場合、コンパレータCMP301がハイレベル、コンパレータCMP302がロウレベルを出力する。このため、AND回路AND301が制御信号SL1として、ロウレベルを出力する。
そして、時刻t1に入力端子INPの電圧が低下、つまり入力電圧Vinが減少すると、VN51、VN52も低下する。そして、VN52がVREFより低くなると、コンパレータCMP302がハイレベルを出力し、AND回路AND301が制御信号SL1として、ハイレベルを出力する。
なお、以下に入力端子INPの電圧が更に低下し、入力端子INMの電圧より低下した場合を考える。時刻t2で、入力端子INPの電圧が低下し、入力端子INMの電圧より低下する。そして、VN51、VN52も低下する。但し、VN51がVREFより低くない場合、コンパレータCMP301、CMP302がハイレベルを出力する。このため、時刻t1以降と同様、AND回路AND301が制御信号SL1として、ハイレベルを出力する。
そして、時刻t3に入力端子INPの電圧が更に低下し、VN51、VN52が共にVREFより低くなる。このため、コンパレータCMP301がロウレベルを出力し、AND回路AND301が制御信号SL1として、ロウレベルを出力する。このように、電圧検出回路304は、時刻t2以降の入力端子INP、INMの電圧差、つまり入力電圧Vinが、INP<INMの関係となる場合であっても、入力電圧Vinが大きい場合ロウレベルを出力、入力電圧Vinが小さい場合ハイレベルを出力する。
以上のように、電圧検出回路304は、入力電圧Vinが減少すると、実施の形態2の周波数判定回路204と同様、制御信号SL1をロウレベルからハイレベルにすることができる。上述したが、この電圧検出回路304から出力される制御信号SL1を入力する選択回路203の動作は実施の形態2と同様であるためここでは省略する。
以上、本実施の形態3にかかる積分回路300は、差動増幅回路AMP1に入力されるチョッピングクロックの周波数を入力電圧Vinに応じて可変できるチョッピングクロック生成部320を備えている。このため、本実施の形態3にかかる積分回路300も、実施の形態1、2と同様、入力電圧Vinが低い場合には、チョッピングクロックの周波数を低下させて、理想(オフセットなし)の積分時間Δt0からの積分時間のずれを抑制し、逆に、入力電圧Vinが高い場合には、チョッピングクロックの周波数を高めることができる。このように、チョッピングクロックの周波数を入力電圧Vinに応じて可変できることにより、チョッピングクロック回数を入力電圧Vinに応じて最適値にすることが可能となる。このことにより、低電圧入力時においてもオフセット誤差の悪化を抑えることが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、入力端子INP、INMの電位差である入力電圧Vinが減少、増加が検知できればよいため、実施の形態3の電圧検出回路304に入力する電圧を入力端子INMの電圧としてもよい。但し、入力端子INPの電圧が一定であるとする。
1、100、200、200B、300 積分回路
10、110、110B、121 積分器
120 チョッピングクロック用積分型発振器
122、222 ウインドウコンパレータ
123、223 クロック生成部
20、124、201、202、211 内蔵発振器
203 選択回路
204 周波数判定回路
205 電圧周波数変換回路
213 バイナリカウンタ
220、2、220C、320 チョッピングクロック生成部
304 電圧検出回路
CMP111、CMP112、CMP301、CMP302 コンパレータ
AMP1、AMP101 差動増幅回路
R1、R2、R101、R102、R111〜R113、R301〜R303 抵抗
C1、C2、C101、C102 容量
INM、INP 入力端子
OUT 出力端子
SW101、SW201 極性切替スイッチ
RS121 RSラッチ回路
DIV121 2分周回路
NOR121、NOR122 NOR回路
OR201 OR回路
AND201、AND202、AND301 AND回路
IV121、IV201、IV202 インバータ回路
SW1〜SW8 スイッチ
T1〜T14 MOSトランジスタ

Claims (14)

  1. 第1のクロック信号をチョッピング用クロック信号に用いることで、差動対を構成するトランジスタのしきい値電圧のオフセットによる入力オフセットを低減する第1の差動増幅器と、
    前記第1の差動増幅回路の反転入力端子、非反転入力端子に接続される第1、第2の入力端子と、
    前記第1の差動増幅回路の反転入力端子と、前記第1の差動増幅回路の出力端子との間に接続される第1の容量と、
    を有する積分回路であって、
    前記第1、第2の入力端子間の電位差に応じて、前記第1の差動増幅回路に入力する前記第1のクロック信号の周波数を変化させる
    積分回路。
  2. 前記第1、第2の入力端子間の電位差が減少した場合、前記第1のクロック信号の周波数を低下させ、前記第1、第2の入力端子間の電位差が増加した場合、前記第1のクロック信号の周波数を上昇させる
    請求項1に記載の積分回路。
  3. 前記第1、第2の入力端子間の電位差に応じて、前記第1の差動増幅回路に入力する前記第1のクロック信号の周波数を変化させる第1のチョッピングクロック制御部を備え、
    前記第1のチョッピングクロック制御部は、第1の極性切替スイッチと、第2の差動増幅器と、第2の容量と、第1のクロック生成部とを有し、
    前記第1の極性切替スイッチは、第1の制御クロック信号に応じて、前記第1、第2の入力端子と、前記第2の差動増幅器の反転入力端子、非反転入力端子との接続を交互に切り替え、
    前記第2の容量は、前記第2の差動増幅回路の反転入力端子と、前記第2の差動増幅回路の出力端子との間に接続され、
    前記第2の差動増幅器は、反転入力端子と非反転入力端子に入力した電位差に応じた第1の積分電圧を出力し、
    前記第1のクロック生成部は、前記第1の積分電圧に応じた、前記第1の制御クロック信号及び前記第1のクロック信号を生成する
    請求項2に記載の積分回路。
  4. 前記第1のチョッピングクロック制御部は、第1のウインドウコンパレータを有し、
    前記第1のウインドウコンパレータは、前記第2の差動増幅器の出力する前記第1の積分電圧が、第1の電圧となる場合もしくは前記第1の電圧と所定の電位差離れた第2の電圧となる場合に、その検知結果を出力し、
    前記第1のクロック生成部は、前記第1のウインドウコンパレータが出力する前記検知結果に基づいて、前記第1の制御クロック信号を生成する
    請求項3に記載の積分回路。
  5. 前記第1のウインドウコンパレータは、第1、第2の比較器を有し、
    前記第1の比較器は、前記第1の電圧と前記第1の積分電圧を比較し、その結果を第1の比較結果として出力し、
    前記第2の比較器は、前記第2の電圧と前記第1の積分電圧を比較し、その結果を第2の比較結果として出力し、
    前記第1のクロック生成部は、第1のRSラッチ回路を有し、
    前記第1のRSラッチ回路は、前記第1、第2の比較結果に応じて、前記第1の制御クロック信号を出力する
    請求項4に記載の積分回路。
  6. 前記第1、第2の入力端子間の電位差に応じて、前記第1の差動増幅回路に入力する前記第1のクロック信号の周波数を変化させる第2のチョッピングクロック制御部を備え、
    前記第2のチョッピングクロック制御部は、第1、第2の発振器と、第1の選択回路と、第1の周波数判定回路とを有し、
    前記第2の発振器は、前記第1の発振器よりも周波数の低いクロック信号を出力し、
    前記第1の選択回路は、第1の選択制御信号に応じて、前記第1の発振器の出力クロック信号もしくは前記第2の発振器の出力クロック信号を選択して、前記第1のクロック信号として出力し、
    前記第1の周波数判定回路は、前記第1、第2の入力端子間の電位差に応じた周波数を有する第2のクロック信号の周波数が所定の値となった場合に、前記第1の選択制御信号を出力する
    請求項2に記載の積分回路。
  7. 前記第1の周波数判定回路は、第3の発振器を有し、
    前記第2のクロック信号の周波数と、前記第3の発振器の周波数が所定の差となった場合、前記第1の選択制御信号を出力する
    請求項6に記載の積分回路。
  8. 前記第2のチョッピングクロック制御部は、電圧周波数変換回路を有し、
    前記電圧周波数変換回路は、前記第1、第2の入力端子間の電位差に応じた周波数の第2のクロック信号を出力する
    請求項6または請求項7に記載の積分回路。
  9. 当該積分回路は、第2の極性切替スイッチと、第3のチョッピングクロック制御部とを有し、
    前記第2の極性切替スイッチは、第2の制御クロック信号に応じて、前記第1、第2の入力端子と、前記第2の差動増幅器の反転入力端子、非反転入力端子との接続を交互に切り替え、
    前記第1の差動増幅器は、反転入力端子と非反転入力端子に入力した電位差に応じた第2の積分電圧を出力し、
    第3のチョッピングクロック制御部は、前記第2の積分電圧に応じた、前記第2の制御クロック信号と、前記第1のクロック信号を生成する
    請求項2に記載の積分回路。
  10. 前記第3のチョッピングクロック制御部は、第2のウインドウコンパレータと、第2のクロック生成部と、チョッピングクロック制御回路とを有し、
    前記第2のウインドウコンパレータは、前記第1の差動増幅器の出力する前記第2の積分電圧が、第3の電圧となる場合もしくは前記第3の電圧と所定の電位差離れた第4の電圧となる場合に、その検知結果を出力し、
    前記第2のクロック生成部は、前記第2のウインドウコンパレータが出力する前記検知結果に基づいて、前記第2の制御クロック信号を生成し、
    前記チョッピングクロック制御回路は、前記第2の制御クロック信号に応じた前記第1の制御クロック信号を生成する
    請求項9に記載の積分回路。
  11. 前記第2のウインドウコンパレータは、第3、第4の比較器を有し、
    前記第3の比較器は、前記第3の電圧と前記第2の積分電圧を比較し、その結果を第3の比較結果として出力し、
    前記第4の比較器は、前記第4の電圧と前記第2の積分電圧を比較し、その結果を第4の比較結果として出力し、
    前記第2のクロック生成部は、第2のRSラッチ回路を有し、
    前記第2のRSラッチ回路は、前記第3、第4の比較結果に応じて、前記第2の制御クロック信号を出力する
    請求項10に記載の積分回路。
  12. 前記チョッピングクロック制御回路は、第4、第5の発振器と、第2の選択回路と、第2の周波数判定回路とを有し、
    前記第4の発振器は、前記第5の発振器よりも周波数の低いクロック信号を出力し、
    前記第2の選択回路は、第2の選択制御信号に応じて、前記第4の発振器の出力クロック信号もしくは前記第5の発振器の出力クロック信号を選択して、前記第1のクロック信号として出力し、
    前記周波数判定回路は、前記第2の制御クロック信号の周波数が所定の値となった場合に、前記第2の選択制御信号を出力する
    請求項2に記載の積分回路。
  13. 前記第2の周波数判定回路は、第6の発振器を有し、
    前記第2の制御クロック信号の周波数と、前記第6の発振器の周波数が所定の差となった場合、前記第1の選択制御信号を出力する
    請求項12に記載の積分回路。
  14. 前記第1の差動増幅回路に入力する前記第1のクロック信号の周波数を変化させる第4のチョッピングクロック制御部を備え、
    第4のチョッピングクロック制御部は、第7、第8の発振器と、第3の選択回路と、電圧判定部とを有し、
    前記第7の発振器は、前記第8の発振器よりも周波数の低いクロック信号を出力し、
    前記第3の選択回路は、第3の選択制御信号に応じて、前記第7の発振器の出力クロック信号もしくは前記第8の発振器の出力クロック信号を選択して、前記第1のクロック信号として出力し、
    前記電圧判定回路は、前記第1、第2の入力端子のうち一方の電圧と、基準電圧とを比較し、その比較結果に応じた前記第3の選択制御信号を出力する
    請求項2に記載の積分回路。
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