JP2011158935A - プリントシステム、携帯型プリンタ、外部端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯型プリンタに対応した所定種類の用紙以外の用紙がセットされていることを低コストに検知して印刷不許可とすることが可能なプリントシステム、携帯型プリンタ及び外部端末を提供する。
【解決手段】プリントシステムにおいて携帯型プリンタでは、透過センサ、反射センサにより印刷用紙の反射率及び厚さを検出し、その検出結果に基づいて用紙判定手段により印刷用紙の種類が判定され、その判定結果に基づいて用紙情報作成手段により用紙の種類を示す用紙情報が作成されて外部端末に送信される。そして外部端末の制御プログラムが実行されることにより用紙情報に示される用紙種類は純正紙ではないと判断された場合、印刷データは携帯型プリンタに送信されない。
【選択図】図8

Description

本発明は、外部端末と、当該外部端末から送信された印刷データを受信して印刷用紙に印刷する携帯型プリンタと、を有するプリントシステム、携帯型プリンタ及び外部端末に関するものである。
従来、外部端末と、当該外部端末から送信された印刷データを受信して印刷用紙に印刷する携帯型プリンタと、を有するプリントシステムにおける印刷用紙の種類判定方法として、印刷用紙を収納するケースに付されたマークを光学センサ等で読み取る方法等が知られている。しかし例えば正規のケースに不正紙(当該携帯型プリンタに対応した所定種類の印刷用紙ではない印刷用紙)が収納された状態で、携帯端末等の外部端末から印刷データが携帯型プリンタに送信されると、当該不正紙は不正紙と判定されずに印刷されてしまう。すると、紙詰まり等が起こり携帯型プリンタの故障に繋がる場合もある。
このような問題に対し、例えば特許文献1では、印刷装置に装着される印刷用紙に印刷許可に係る情報を記憶する記憶素子を設け、印刷装置に当該記憶素子と非接触で通信可能な読み取りセンサを設けて、当該センサで読み取られた印刷許可に係る情報が外部コンピュータに送られて印刷データの印刷可否が決定される技術が記載されている。
特開2005−59518号公報
しかしながら、特許文献1の技術では正規の用紙の一枚一枚に記憶素子を設けなくてはならず、大きな製造コストが掛かる。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、携帯型プリンタに対応した所定種類の用紙以外の用紙がセットされていることを低コストに検知して印刷不許可とすることが可能なプリントシステム、携帯型プリンタ及び外部端末を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るプリントシステムは、外部端末と、当該外部端末から送信された印刷データを受信して印刷用紙に印刷する携帯型プリンタと、を有するプリントシステムにおいて、前記携帯型プリンタは、所定種類の印刷用紙の反射率及び/又は厚さに係る用紙判定情報を記憶する第1記憶手段と、前記携帯型プリンタが装着する印刷用紙について、前記反射率及び/又は厚さのうち前記第1記憶手段が記憶する項目を検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果と前記用紙判定情報とから前記携帯型プリンタに装着された印刷用紙の種類を判定する用紙判定手段と、前記用紙判定手段が判定した用紙種類に基づいて用紙情報を作成する用紙情報作成手段と、前記用紙情報を前記外部端末へ送信する送信手段と、を備え、前記外部端末は、前記用紙情報が示す用紙種類が前記所定種類か否かを判断する第1判断手段を備え、当該第1判断手段が用紙情報に示される用紙種類は前記所定種類ではないと判断した場合に印刷データを前記携帯型プリンタに送信しないことを特徴とする。
また請求項2のプリントシステムは、請求項1に記載のプリントシステムにおいて、前記所定種類は複数種類あって、前記外部端末は、前記第1判断手段が前記用紙情報に示される用紙種類が前記所定種類であると判断した場合に、当該用紙情報に示される用紙種類が前記複数種類のいずれであるかを判断する第2判断手段と、前記複数種類の印刷用紙のそれぞれに対応して印刷データを作成する各種の印刷データ作成プログラムと、前記各種の印刷データ作成プログラムのうち、当該第2判断手段が判断した用紙種類に対応する印刷データを作成する印刷データ作成プログラムを選択する選択手段と、を備え、当該選択手段が選択した印刷データ作成プログラムにより作成された印刷データを前記携帯型プリンタへ送信することを特徴とする。
また請求項3のプリントシステムは、請求項2に記載のプリントシステムにおいて、前記選択手段が選択した印刷データ作成プログラムにより、前記印刷データと共に当該印刷データの印刷許可を示す印刷制御情報が作成され、前記外部端末は前記印刷データと共に前記印刷制御情報を前記携帯型プリンタに送信し、前記携帯型プリンタは、前記印刷制御情報が印刷許可を示すことを前提に印刷を許可する印刷許可判定手段を備えることを特徴とする。
また請求項4のプリントシステムは、請求項3に記載のプリントシステムにおいて、前記携帯型プリンタは、前記用紙情報作成手段が作成した用紙情報を記憶する第2記憶手段を備え、前記印刷制御情報は、前記第2判断手段が判断した用紙種類を示すように作成され、前記印刷許可判定手段は、前記印刷制御情報が示す用紙種類と、前記第2記憶手段が記憶する用紙情報が示す用紙種類が一致しない場合に前記印刷データの印刷の不許可を決定することを特徴とする。
また請求項5のプリントシステムは、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のプリントシステムにおいて、前記外部端末は、前記第1判断手段が前記用紙情報に示される用紙種類が前記所定種類ではないと判断した場合、前記各種の印刷データ作成プログラムをいずれも起動させないことを特徴とする。
また請求項6の携帯型プリンタは請求項1乃至請求項5いずれかに記載のものである。
また請求項7の外部端末は請求項1乃至請求項5いずれかに記載のものである。
請求項1のプリントシステムにおいて携帯型プリンタに装着される印刷用紙は、反射率及び/又は厚さに係る検出手段による検出結果に基づいてその種類が用紙判定手段により判定され、その判定結果に基づいて用紙種類を示す用紙情報が作成されて外部端末に送信される。そして外部端末の第1判断手段により用紙情報に示される用紙種類が所定種類ではないと判断された場合、印刷データは携帯型プリンタに送信されない。よって携帯型プリンタに装着される印刷用紙が、携帯型プリンタに対応する所定種類のものでないことを、より確実に、且つ低コストに検知して当該用紙への印刷を防止することができる。
また、請求項2のプリントシステムにおいて外部端末では、第1判断手段により用紙情報に示される用紙種類が所定種類であると判断された場合に印刷データ作成プログラムにより印刷データが作成されて携帯型プリンタへ送信される。よって携帯型プリンタに装着された印刷用紙が携帯型プリンタに対応する所定種類であることを反射率及び/又は厚さによる確実な判定結果に基づいて判断した上で印刷することができるので、当該用紙への印刷を紙詰まり等の恐れなく安全に行うことができる。
また所定種類は複数種類あり、外部端末では、第1判断手段により用紙情報に示される用紙種類が所定種類であると判断された場合に、第2判断手段により当該用紙情報に示される用紙種類が複数種類のいずれであるかが判断され、選択手段により、各種の印刷データ作成プログラムのうち、当該第2判断手段に判断された用紙種類に対応する印刷データを作成する印刷データ作成プログラムが選択され、当該選択された印刷データ作成プログラムにより作成された印刷データが携帯型プリンタへ送信される。よって携帯型プリンタに装着された印刷用紙の反射率及び/又は厚さにより判定された用紙の種類に対応して作成された印刷データを携帯型プリンタへ送信して当該印刷用紙に印刷することができ、携帯型プリンタに装着された印刷用紙上に当該用紙に対応しない印刷データが印刷される印刷用紙と印刷データのミスマッチを、確実かつ簡易に防止できる。
また、請求項3のプリントシステムでは、携帯型プリンタにおいて印刷制御情報が印刷許可を示すことを前提に印刷が許可される。ここで、第1判断手段により用紙情報に示される用紙種類が所定種類でないと判断された場合に誤って印刷データが携帯型プリンタへ送信された場合が考えられる。例えば、用紙情報を受信した外部端末とは別の外部端末から偶発的に印刷データが送信される場合である。その場合であっても請求項3のプリントシステムでは印刷データの印刷の許可を示す印刷制御情報が印刷データと共に送信されなければ携帯型プリンタは印刷許可しないから、所定種類以外の用紙の印刷をより確実に防止できる。
また、第3者が悪意に作成した印刷データ作成プログラムを選択手段が選択し、当該印刷データ作成プログラムで印刷データが作成された場合は、誤った数値の請求書や誤った相手先への領収書が印刷されて大きなトラブルとなる恐れもある。携帯型プリンタは特に見積書や領収書、請求書といった特殊な用紙を印刷する場合が多く悪意の印刷データ作成プログラムは大きな脅威となる。しかし、請求項3のプリントシステムではそのような不正な印刷データ作成プログラムにより作成された印刷データでも、印刷許可を示す印刷制御情報と共に送信されなければ、携帯型プリンタの印刷許可判定手段により印刷拒否できる。よって請求項3のプリントシステムは悪意の印刷データ作成プログラムによる印刷データの印刷を防止できる。
また、請求項4のプリントシステムでは、印刷制御情報は第2判断手段が判断した用紙種類を示すように作成され、携帯型プリンタの印刷許可判定手段は、印刷制御情報が示す用紙種類と、携帯型プリンタの第2記憶手段が記憶する用紙情報が示す用紙種類が一致しない場合に印刷データの印刷の不許可を決定する。よって用紙情報を受信した外部端末以外の外部端末から誤って印刷データが携帯型プリンタへ送信された場合等に、印刷データが対応しない種類の用紙に印刷されることを確実に防止できる。
また、悪意で開発された印刷データ作成プログラムにより印刷データが作成された場合でも、当該印刷データと共に、携帯型プリンタで記憶された用紙情報と一致する用紙種類を示す印刷制御情報が携帯型プリンタに送信されなければ、その印刷データは印刷されないので、悪意の印刷データ作成プログラムによる印刷データの印刷を更に確実に防止することが出来る。
また、第2記憶手段が記憶する用紙情報を、携帯型プリンタにおける用紙交換時に自動的に更新するように構成した場合、用紙情報が外部端末へ送信されてから携帯型プリンタで用紙を交換した場合に、携帯型プリンタへ送信される印刷データが対応しない印刷用紙に印刷されることを防止できる。
また、請求項5のプリントシステムでは、外部端末は、判断手段が用紙情報に示される用紙種類が所定種類ではないと判断した場合に各種の印刷データ作成プログラムをいずれも起動させない。よって携帯型プリンタに装着された用紙種類が所定種類でない場合の印刷を確実に防止できる。また携帯型プリンタに装着された用紙種類が所定種類でない場合に印刷データを作成しないので、印刷用紙の用紙種類に対応しない印刷データを作成する適切な処理を行わずにすみ、印刷処理の効率化を図れる。
本実施形態のプリントシステムの概略構成を示す説明図である。 本実施形態の携帯型プリンタの内部構造を示す正面図である。 用紙カセットの斜視図である。 図2のA−A線で携帯型プリンタを切断した矢視断面図である。 図4の円弧Cを拡大した一部拡大図であって、用紙判定のためのセンサを示す説明図である。 本実施形態のプリントシステムのブロック図である。 本実施形態の用紙判定情報を示す説明図である。 本実施形態の本実施形態の印刷処理のフローチャートである。 本実施形態の印刷制御情報のデータ構造を示す説明図である。 本実施形態の印刷制御情報と用紙種類との対応例を示すテーブルである。
以下、本発明に係るプリントシステム、印刷制御方法、携帯型プリンタについて、具体化した一実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
ここで、本実施形態のプリントシステム100は、図1のように、外部端末1と、携帯型プリンタ2とから基本的に構成されている。すなわち本実施形態のプリントシステム100は、外部端末1から携帯型プリンタ2へ送信された印刷データ160(図9参照)に基づいて、当該印刷データ160の内容を携帯型プリンタ2により印刷を行うものである。
図1のように本実施形態の外部端末1は、インターネット接続機能を有する通信装置57、入力操作を行う操作部61、受信した画像等のほか操作部61にて入力した文字等が表示される液晶画面60、各データを携帯型プリンタ2に対して赤外線によって通信する赤外線通信部62を有する携帯端末である。外部端末1は、所謂音声の送受信、及び、電子メールに画像データ等のデータを添付して送受信可能なインターネット接続機能を有し、サーバ等から特定のソフトウェアをダウンロードして使用できるものである。
次に携帯型プリンタ2について、図1〜図5に基づき説明する。図1のように、携帯型プリンタ2は平面視A6サイズ又はA7サイズ程度の大きさで厚みが略2cm程度あるいはそれ以下の上面開放箱型の本体ケース16を有し、その上面の片側には固定カバー体3を有する。この固定カバー体3の箇所を除く本体ケース16は、回動及びスライド可能な開閉支持手段13を介して開閉可能に支持された蓋体14によって覆われている。
また本体ケース16の側面には、後述する赤外線通信部62を備える外部端末1から赤外線により発信されたデータを受信する赤外線通信部17と、外部端末1とUSBケーブル(図示せず)により接続され、USBケーブルを通して送信されたデータを受信するUSB端子18とが設けられている。
また図2及び図4のように、この蓋体14の下方には、感熱紙からなるカットシート状の被記録媒体としての用紙4を複数枚収納した用紙カセット5(図3参照)を収容可能な用紙収容部6が形成されている。また固定カバー体3の下面側の近傍には、印刷機構部7としてのサーマルヘッド8、プラテンローラ9、ペーパーガイド10及び用紙分離部としてのピックアップローラ11及び分離ブロック12等が配置されている。サーマルヘッド8はラインヘッド型であり、プラテンローラ9との間に挟まれて搬送される感熱型の用紙4の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に文字や画像等を印刷することができる。1ライン印刷する際の印刷幅は用紙4の直交方向の用紙幅に略等しく設定されている。サーマルヘッド8及びプラテンローラ9は、A6サイズ又はA7サイズ程度の用紙4の短辺方向の長さを有している。
また図4に示すように、携帯型プリンタ2の内部において、ピックアップローラ11と分離ブロック12は用紙収容部6のうち印刷機構部7に近い側に配置される。用紙収容部6内に収容された用紙カセット5は、閉止した蓋体13の本体内面側に設けた板バネ等の付勢手段25を介して用紙収容部6の底板26に向けて付勢される。用紙カセット5における積層した用紙4のうち、用紙カセット5外に露出した用紙4の最下層の用紙4Aがピックアップローラ11の上面に当接付勢される。このピックアップローラ11の回転駆動と分離ブロック12の案内係止面27との協働により、最下層の用紙4Aのみが分離ブロック12の下端とガイド板28との隙間を通過する。分離ブロック12に隣接してプラテンローラ9が回転可能に設けられ、その外周面に押圧コイルバネ等の付勢手段29によりペーパーガイド10が付勢されている。
なお、分離ブロック12の下端部に設けられる上ユニット120Aとガイド板28の上ユニット120Aと対向する位置に設けられる下ユニット120Bからなるセンサユニット120については後述する。
そして外部端末1から赤外線通信部62等を介して印刷データ160を携帯型プリンタ2に送信すると、ピックアップローラ11と案内係止面27により、用紙カセット5から1枚だけ分離搬送された用紙4Aはプラテンローラ9とペーパーガイド10との間に搬送される。ペーパーガイド10は、その断面がプラテンローラ9の外周面に沿うように断面横向き略U字状等の凹湾曲状の摺接面に形成されている。また、ペーパーガイド10のサーマルヘッド8側の上面にはガイドフィルム31が隣接して備え付けられている。ガイドフィルム31はポリエステルにより、薄型フィルム状に形成され、その先端部31Aによって用紙4Aをプラテンローラ9の周面に押圧することで、ペーパーガイド10とプラテンローラ9の間で生じる用紙4Aのプラテンローラ9に対する浮きを防止している。また、用紙4Aが搬送されていない状態ではガイドフィルム31はサーマルヘッド8の印刷位置のすぐ下にてプラテンローラ9に対して用紙搬送方向より鋭角に接する。
よってペーパーガイド10と、ガイドフィルム31と、その上方に回動可能に配置されたプラテンローラ9とにより、用紙収容部6から分離搬送された用紙4Aは横向きU字状に反転させて搬送され、プラテンローラ9の印刷位置まで搬送される。その後、サーマルヘッド8により用紙4Aの上面に印刷され、前記分離ブロック12の上面と前記固定カバー体3の端縁との隙間にある排紙口34から蓋体14の外側に排紙される。サーマルヘッド8はその背面(上面側)にコイルスプリング(付勢手段)35のばね掛け部が係止され、プラテンローラ9側に付勢され、サーマルヘッド8の発熱体部8Aがプラテンローラ9の上面に当接する。
なお、プラテンローラ9及びピックアップローラ11の駆動機構は、本体ケース16の長辺に沿う一方の内側面に配置された不図示の駆動モータと歯車伝動機構(ギヤ列)からなる。
次に、図5に基づいて上述のセンサユニット120について説明する。上述のようにセンサユニット120は下ユニット120Bと上ユニット120Aからなる。そして下ユニット120Bには、LEDからなる発光素子121と、当該発光素子121からの反射光を受光する受光素子を有する反射センサ122とが設けられると共に、上ユニット120Aには、発光素子121と対向する位置に設けられて発光素子121の透過光を受光する受光素子を有する透過センサ123が設けられる。
そして、分離ブロック12とガイド板28の間を搬送される用紙4Aを通して、所定のタイミングにより発光素子121から発光された光が透過センサ123の受光素子へ受光される。同時に、用紙4Aの表面を反射する光が反射センサ122の受光素子へ受光される。各受光素子はフォトトランジスタからなり、受光した光の強さに応じた電圧値を検出信号として出力する。図7のように、透過センサ123から出力される出力電圧値である透過センサ値(V)は、用紙4Aの厚さ(mm)を示す。また反射センサ122から出力される出力電圧値である反射センサ値(V)は用紙4Aの反射率(%)を示す。
続いて上記のように構成されたプリントシステム1の制御系について説明する。図6のように、外部端末1は、外部端末1全体を統括制御するための制御プログラム130のほかに、ユーザが印刷を所望する各種データから携帯型プリンタ2の印刷可能な印刷データ160を作成するための各印刷データ作成プログラムを有する。ユーザが印刷を所望する各種データとは、例えば操作部61を介して入力された文字・記号等及びダウンロードされた画像・文字等に係るデータを指す。また印刷データ作成プログラムとして本実施形態では第1プログラム131、第2プログラム132が記憶されている。第1プログラム131は、見積書、請求書及び領収書を印刷するための所定のテンプレートを有し、操作部61により入力された文字や記号を当該テンプレート上に配した印刷データを作成するアプリケーションソフトプログラムである。すなわち第1プログラム131は特殊紙(見積書用紙、請求書用紙及び領収書用紙)に対応する印刷データ160を作成する印刷データ作成プログラムである。一方、第2プログラム132は、領収書や見積書、請求書用途以外の一般的な書類や画像に係るデータを印刷するためのアプリケーションソフトプログラムである。すなわち第2プログラム132はノーマル紙に対応する印刷データ160を作成する印刷データ作成プログラムである。
またセレクタ133は後述のように印刷データ作成プログラムを選択するものである。
また携帯型プリンタ2は、図6のように印刷制御手段140、用紙判定手段141、用紙情報作成手段142、印刷許可判定手段143、第1記憶手段145、第2記憶手段146を備える。各手段は携帯型プリンタ2の不図示のROM内に記憶された各種プログラムを不図示のCPUが処理することにより実現される。なお、印刷制御手段140は上述のプラテンローラ9及びピックアップローラ11を駆動する駆動モータ(不図示)や、サーマルヘッド8の発熱体部8Aを制御して印刷を制御するものである。印刷許可判定手段143は、外部端末1から送信された印刷データ160の印刷の可否を判定してその判定結果を基に印刷制御手段140に印刷許可又は不許可を示す信号を出すものである。
また用紙判定手段141は携帯型プリンタ2において後述の用紙判定情報151(図7参照)と、上述の反射センサ122、透過センサ123から送られる検出信号の電圧値に基づいて用紙4の種類を判定する。そして用紙情報作成手段142は用紙判定手段141が判定した用紙種類に基づいて用紙情報151(図7参照)を作成するものである。
また第1記憶手段145は不図示のROM等からなり用紙判定情報151(図7参照)を記憶するものである。第2記憶手段146は不図示のROM或いはEEPROM等からなり用紙情報作成手段142が作成した用紙情報151を記憶するものである。
ここで図7を用いて、用紙判定手段141が用紙判定に用いる用紙判定情報151について説明する。
ここで携帯型プリンタ2の用紙4は、感熱紙としてサーマルヘッド8の加熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのものや、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層した感熱穿孔タイプのもの等である。ここで用紙4は図7のように、純正紙(当該携帯型プリンタ2に対応した正規の用紙)と、純正紙以外の不正紙とに分類できる。また本実施形態では純正紙は、領収書用紙、請求書用紙、見積書用紙及びそれ以外のノーマル紙に分類される。
本実施形態の用紙判定情報150は、上述の透過センサ値(V)から取得される用紙厚さ(mm)と、反射センサ値(V)から取得される用紙反射率(%)からなる。各種用紙の用紙判定情報150は、図7の通りである。例えばノーマル紙を上述のガイド板28と分離ブロック12との間に搬送して発光素子121の透過光を受光した透過センサ値は2.25〜2.75Vの範囲であり、ノーマル紙の厚さは0.1mmである。また、領収書用紙を同様に搬送して反射光を受光した反射センサ値は2.25〜2.75Vの範囲であり、領収書用紙の反射センサ122の反射率は50%である。
また図7のように用紙情報151は5ビットの情報であって、用紙判定手段141により判定された用紙種類に基づいて用紙情報作成手段142により作成される。例えばノーマル紙と判定された場合は、「0×10」(2進法表記で10000)となり、領収書と判定された場合には「0×18」(同11000)、請求書と判定された場合には「0×14」(同10100)、見積書と判定された場合「0×12」(同10010)となる。用紙情報作成手段142は、純正紙の用紙情報151の4ビット目に“1”を立てる。一方、不正紙の4ビット目には“0”を立てる。
次に図8に基づいて本実施形態のプリントシステムの用紙判定に基づく印刷処理について説明する。図8の点線は、処理の主体が外部機器1と携帯型プリンタ2との間で変更することを示す。
当該処理は、例えば外部端末1において操作部61の印刷指示のためのキーをユーザが押すこと等を契機とする。ステップ(以下Sと略記する)1において制御プログラム130を外部端末1のCPU(不図示)が実行することにより、上述の赤外線通信部62や付図示のUSBケーブルを介して携帯型プリンタ1へ用紙情報151を要求する指令が送信される。
続いてS2では、携帯型プリンタ2の用紙判定手段141による用紙判定が行われる。すなわち上述の駆動機構によりピックアップローラ11が回転し、用紙カセット5から最下層の用紙4Aが繰り出されて分離ブロック12とガイド板28との間を搬送される。そして透過センサ123からの透過センサ値と反射センサ122からの反射センサ値とが携帯型プリンタ2の不図示のRAMに記憶される(図4及び図5参照)。すると用紙判定手段141は第1記憶手段145に格納していた用紙判定情報150を読み出してRAMの透過センサ値と反射センサ値と照合し、用紙4Aの厚さと反射率を特定することにより用紙種類を判定する。
図7のように、仮に透過センサ値が0.0〜2.25V或いは4.25〜5.0Vの範囲の値だった場合、もしくは反射センサ値が0.0〜2.25V或いは4.25〜5.0Vの範囲の値だった場合は用紙判定手段141により不正紙と判定され、上述のように用紙情報作成手段142により4ビット目が“0”の用紙情報151が作成される。また仮に透過センサ値が2.25〜2.75Vの範囲の値だった場合は用紙厚さが0.1mmと特定され、また反射センサ値が3.75〜4.25Vの範囲の値だった場合は反射率80%と特定される。すると用紙4Aは用紙判定手段141によりノーマル紙と判定され、用紙情報作成手段142により「0×10」の用紙情報151が作成されて、携帯型プリンタ2の第2記憶手段146に格納される。
その後、用紙情報151は第2記憶手段146から読み出され、赤外線通信部17やUSB端子18等を介して外部端末2へ送信される。
なお、用紙情報151は、ユーザにより用紙4が交換される度に自動的に用紙情報作成手段142に作成されることにより更新されて第2記憶手段146に記憶される。
図8のように、続くS3では、外部端末1において用紙4Aが不正紙か純正紙か特定される。すなわち赤外線通信部62等を介して用紙情報151が受信されて不図示のRAM等に記憶される。そして制御プログラム130が外部端末1のCPU(不図示)に実行されることにより受信された用紙情報151の4ビット目が“1”か“0”か判断される。そして“0”だった場合(S3:NO)、すなわち用紙情報151が用紙4Aは不正紙だと示す場合は、制御プログラム130はS4に進む。つまり制御プログラム130により印刷が拒否され、当該印刷処理が終了する。
一方、4ビット目が“1”だった場合(S3:YES)、すなわち用紙情報151が用紙4Aを純正紙だと示す場合、制御プログラム130はS5に進む。S5では用紙4Aの種類が特定される。具体的には制御プログラム130が実行されることにより用紙情報151の0〜3ビット目が全て“0”か否か判定される。全て“0”でなかった場合(すなわち領収書用紙を示す「1000」、請求書用紙を示す「0100」、見積書用紙を示す「0010」のいずれかの場合)は(S5:YES)特殊紙と判断され、S6に進む。
S6ではセレクタ133が特殊紙に印刷する印刷データを作成可能な第1プログラム131を選択し、第1プログラム131が起動される。そして第1プログラム131が実行されることにより印刷制御情報161(図9及び図10参照)が作成される。
すなわち第1プログラム131の実行により、S3でRAMに格納された5ビットの用紙情報151が読み出され、その0〜3ビットにより用紙種が更に特定される。すなわち「1000」であれば領収書、「0100」であれば請求書、「0010」であれば見積書の各用紙が示される。この特定はS5の段階で制御プログラム130により行われるのでも構わない。
また、第1プログラム131では、印刷制御情報161が上記第1プログラム131の実行により特定された用紙種を示すように作成される。例えば、図9のように印刷制御情報161は8ビットとされ、0ビット目(LSB)から4ビット目までは、S3でRAMに格納された5ビットの用紙情報151と同一となるように作成される。すると印刷制御情報の4ビット目の純正紙フラグ171は、純正紙であることを示す“1”となる。
また、第1プログラム131は、印刷制御情報161のMSBである7ビット目に“1”を立てる。この7ビット目は印刷の可否を識別する印刷許可フラグ170である。なお“0”の場合は印刷不許可を示す。
以上のように作成された印刷制御情報161の例を図10に示す。例えば領収書用紙を示す用紙情報151に基づいて作成された印刷制御情報161は「0×98」(2進法表記で「10011000」)となる。
続くS7では第1プログラム131はS6で特定された用紙種類のテンプレートに合わせ、操作部61から入力されたデータから印刷データを作成する。つまり用紙情報151の0〜3ビット目が「1000」である場合は領収書のテンプレートに合わせて印刷データ160を作成する。「0100」の場合は請求書の、「0010」の場合は見積書のテンプレートに合わせる。
そして印刷データ160のヘッダ部分にS6で作成された印刷制御情報161が付加される(図9参照)。
一方、S5で用紙情報151の0〜3ビット目が全て“0”だった場合、すなわち用紙情報151がノーマル紙を示す場合は(S5:NO)、S8に進む。S8ではセレクタ133が一般的な印刷データを作成する第2プログラム132を選択し、第2プログラム132が起動される。そして第2プログラム132が実行されることによっても、図9及び図10で示す印刷制御情報161が作成されることとなる。
S8で作成される印刷制御情報161はS5で制御プログラム130の実行により特定されたノーマル紙という用紙種を示すように作成される。図9の例では、0〜4ビット目はノーマル紙を示す用紙情報151と同じ「10000」となる。また印刷許可を示す7ビット目の印刷許可フラグには「1」が立てられる。このように作成された印刷制御情報161は例えば図10のように「0×90」(2進法表記で「10010000」)となる。
続くS9では第2プログラム132によって一般的なフォームに沿った印刷データ160が作成され、ヘッダ部分にS8で作成された印刷制御情報161が付加される(図9参照)。
続くS10では制御プログラム130によってS6〜S7又はS8〜S9で作成された印刷制御情報161と印刷データ160が携帯型プリンタ2へ送信される。
続くS11では、携帯型プリンタ2の印刷許可判定手段143が、受信した印刷制御情報161に基づいて印刷可能か否かを判定する。具体的にはS12に進んで印刷制御情報161の7ビット目が“1”か、すなわち印刷許可フラグ170が印刷許可を示すか否かを判定する。印刷制御情報161の7ビット目が“1”の場合は(S12:YES)、印刷許可を示しS13へ進む。印刷制御情報161の7ビット目が“0”の場合は(S12:NO)は、S15へ進む。S15では印刷許可判定手段143から印刷制御手段140へ印刷を不許可とする信号が出され、印刷制御手段140が印刷データ160の印刷を行わない。
なお、S12において、印刷許可フラグ170を判定するのと同時に印刷制御情報161の4ビット目の純正紙フラグ171が“1”か“0”か判定し、純正紙フラグ171が“0”の場合もS15へ進み印刷を拒否するとしてもよい。
S13では用紙情報151がROMから読み出されその0ビット目〜3ビット目が、用紙制御情報161の0ビット目〜3ビット目と比較される。一致すれば(S13:YES)、S14へ進み、印刷許可判定手段143から印刷制御手段140へ印刷を許可する信号が出されて、印刷データ160の用紙4Aへの印刷が行われる。
用紙情報151の0ビット目〜3ビット目が、用紙制御情報161の0ビット目〜3ビット目と一致しない場合(S13:NO)、S15へ進み印刷を拒否する。
ここで、本実施形態の純正紙は、特許請求の範囲における所定種類の印刷用紙の一例であり、ノーマル紙及び特殊紙(領収書用紙、請求書用紙、見積書用紙)は、複数ある所定種類の一例である。また透過センサ123、反射センサ122は検出手段の一例である。赤外線通信部17やUSB端子18は送信手段の一例である。制御プログラム130が不図示のCPUにより実行されてなる機能は、第1判断手段の一例である。また制御プログラム130及び第1プログラム131が不図示のCPUにより実行されてなる機能は第2判断手段の一例である。第1プログラム131、第2プログラム132は印刷データ作成プログラムの一例である。セレクタ133は選択手段の一例である。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るプリントシステム100において携帯型プリンタ2では、透過センサ123、反射センサ122により印刷用紙4Aの反射率及び厚さを検出し、その検出結果に基づいて用紙判定手段141により印刷用紙4Aの種類が判定され、その判定結果に基づいて用紙情報作成手段142により用紙4Aの種類を示す用紙情報151が作成されて外部端末1に送信される。そして外部端末1の制御プログラム130が実行されることにより用紙情報151に示される用紙種類1は純正紙ではないと判断された場合、印刷データ160は携帯型プリンタ2に送信されない。よって携帯型プリンタ2が装着する用紙4Aが、純正紙でない場合に、より確実に、且つ低コストに検知して当該用紙への印刷を防止することができる。
またプリントシステム100では外部端末1は、制御プログラム130の実行により用紙情報151に示される用紙種類が純正紙であると判断された場合に、第1プログラム131又は第2プログラム132により印刷データ160が作成されて携帯型プリンタ2へ送信される。よって、携帯型プリンタ2に装着された用紙4が純正紙であることを反射率及び厚さによる確実な判定結果に基づいて判断した上で印刷できるので、用紙4への印刷を紙詰まり等の恐れなく安全に行うことができる。
また純正紙は特殊紙とノーマル紙の複数あり、外部端末1では、制御プログラム130の実行により、用紙情報151に示される用紙種類が純正紙であると判断された場合に、当該用紙情報151に示される用紙種類が特殊紙かノーマル紙かが判断され、第1プログラム131又は第2プログラム132のうち、当該判断された用紙種類に対応する印刷データを作成するプログラムがセレクタ133により選択され、当該選択されたプログラムにより作成された印刷データ160が携帯型プリンタ2へ送信される。よって携帯型プリンタ2に装着された用紙4Aの反射率及び厚さにより判定された用紙種類に対応して作成された印刷データ160を携帯型プリンタ2へ送信して当該用紙4Aに印刷でき、携帯型プリンタ2に装着された用紙4A上に用紙4Aに対応しない印刷データが印刷される用紙と印刷データのミスマッチを、確実かつ簡易に防止できる。
またプリントシステム100では、携帯型プリンタ2において印刷制御情報161が印刷許可を示すことを前提に印刷が許可される。ここで制御プログラム130の実行により用紙情報151に示される用紙種類が純正紙でない、すなわち不正紙と判断された場合に誤って印刷データ160が携帯型プリンタへ送信された場合が考えられる。例えば用紙情報151を受信した外部端末1とは別の端末から偶発的に印刷データが送信される場合等である。その場合でもプリンタシステム100では印刷データ160と共に、印刷データ160の印刷の許可を示す印刷制御情報161が送信されなければ、携帯型プリンタ2の印刷許可判断手段143は印刷許可しないから不正紙への印刷をより確実に防止できる。
また第3者が悪意に作成した印刷データ作成プログラムをセレクタ133が選択し、当該印刷データ作成プログラムで印刷データが作成された場合は、誤った数値の請求書や誤った相手先への領収書が印刷されて大きなトラブルとなる恐れもある。特に携帯型プリンタ2では見積書や領収書、請求書といった特殊な用紙を印刷する場合が多く悪意の印刷データ作成プログラムは大きな脅威となる。しかし、本実施形態のプリントシステム100ではそのような不正な印刷データ作成プログラムにより作成された印刷データ160でも、印刷許可を示す印刷制御情報161と共に送信されなければ、携帯型プリンタ2の印刷許可判定手段143により印刷拒否できる。よってプリントシステム100では悪意の印刷データ作成プログラムによる印刷データの印刷を防止できる。
またプリントシステム100では、印刷制御情報161は制御プログラム130及び第1プログラム131が実行されて判断された用紙種類を示すように作成され、携帯型プリンタ2の印刷許可判定手段143は、印刷制御情報161が示す用紙種類と、携帯型プリンタ2の第2記憶手段146が記憶する用紙情報151が示す用紙種類が一致しない場合に印刷データ160の印刷の不許可を決定する。よって用紙情報151を受信した外部端末1以外の外部端末から誤って印刷データ160が携帯型プリンタ2へ送信された場合等に、印刷データ160が対応しない種類の用紙4Aに印刷されることを確実に防止できる。
また、印刷データ160を作成した印刷データ作成プログラムが悪意で開発された場合にも、当該印刷データ160と共に、携帯型プリンタ2で記憶された用紙情報151と一致する用紙種類を示す印刷制御情報161が携帯型プリンタ2に送信されなければ、その印刷を防止できる。よって、プリントシステム100では悪意の印刷データ作成プログラムにより作成された印刷データ160の印刷を更に確実に防止出来る。
また、第2記憶手段146が記憶する用紙情報151を、携帯型プリンタ2における用紙4A交換時に自動的に更新するので、用紙情報151が外部端末1へ送信されてから携帯型プリンタ2で用紙4を交換した場合に、携帯型プリンタ2へ送信される印刷データ160が対応しない用紙4Aに印刷されることを防止できる。
またプリントシステム100では、外部端末1は、制御プログラム130の実行により用紙情報151に示される用紙種類が純正紙ではないと判断された場合に第1プログラム131及び第2プログラム132をいずれも起動させない。よって携帯型プリンタ2に装着された用紙4の種類が純正紙でない場合の印刷を確実に防止できる。また携帯型プリンタ2に装着された用紙4の種類が純正紙でない場合に印刷データ160を作成しないので、用紙4Aに対応しない印刷データ160を作成する不適切な処理を行わずにすみ、印刷処理の効率化を図れる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では携帯型プリンタに透過センサ123と反射センサ122を両方備えたが、片方でも良く、その場合、用紙判定情報150は、用紙厚さ又は反射率のうち検出可能な一方のみとなる。
また、用紙判定手段141は透過センサ値による判定と反射センサ値による判定が矛盾する場合は、透過センサ値による判定するのでも良いし、別の方法を用いてもよい。
また、用紙厚さの検出は、透過センサ123によるのではなく、別の物理機械的な方法でもよい。
また例えば本実施形態の外部端末1を携帯端末としたが、別種のモバイル機器でも構わない。
また、例えば本実施形態の外部端末1と携帯型プリンタ2とは赤外線通信やUSBケーブル等により通信しているが、Bluetooth(登録商標)規格に基づいて短距離無線通信してもよい。
また例えば、本実施形態では用紙4Aが領収書用紙、見積書用紙、請求書用紙のいずれと判定された場合も第1プログラム131が起動され、各用紙種類に応じた印刷データ160が作成される。しかし領収書用紙、見積書用紙、請求書用紙のそれぞれに対応して各々別の印刷データプログラムが起動されるとしても構わない。
また例えば、本実施形態の印刷処理は、図8で説明したように操作部61を介したユーザによる印刷指示により開始するとし、S5ではセレクタ133が選択するプログラムがそのまま起動する。しかし、例えば、印刷処理はユーザがある特定の印刷データ作成プログラムの起動指示(例えば領収書作成ソフトの起動指示)により開始され、S5においてセレクタ133が用紙種類に応じて選択した印刷データ作成プログラムが、ユーザが起動指示した印刷データ作成プログラムと一致した場合にのみ印刷データが作成されるという構成にしても構わない。その際、セレクタ133が選択したプログラムとユーザが起動指示したプログラムが不一致の場合は、印刷を拒否する、あるいは液晶表示60に用紙種類と起動プログラムの不一致を表示して、ユーザが用紙4を入れ替えるのを待つ構成にしてもよいし、ユーザが指示する場合は、携帯型プリンタが装着する用紙とユーザが起動指示した印刷データ作成プログラムが不一致のまま印刷をさせる構成としても構わない。
1 外部端末
2 携帯型プリンタ
4A 用紙カセットにおいて最下層の印刷用紙
100 プリントシステム
122 反射センサ
123 透過センサ
130 制御プログラム
131 第1プログラム
132 第2プログラム
133 セレクタ
141 用紙判定手段
142 用紙情報作成手段
143 印刷許可判定手段
150 用紙判定情報
151 用紙情報
160 印刷データ
161 印刷制御情報
170 印刷許可フラグ

Claims (7)

  1. 外部端末と、当該外部端末から送信された印刷データを受信して印刷用紙に印刷する携帯型プリンタと、を有するプリントシステムにおいて、
    前記携帯型プリンタは、
    所定種類の印刷用紙の反射率及び/又は厚さに係る用紙判定情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記携帯型プリンタが装着する印刷用紙について、前記反射率及び/又は厚さのうち前記第1記憶手段が記憶する項目を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果と前記用紙判定情報とから前記携帯型プリンタに装着された印刷用紙の種類を判定する用紙判定手段と、
    前記用紙判定手段が判定した用紙種類に基づいて用紙情報を作成する用紙情報作成手段と、
    前記用紙情報を前記外部端末へ送信する送信手段と、を備え、
    前記外部端末は、
    前記用紙情報が示す用紙種類が前記所定種類か否かを判断する第1判断手段を備え、当該第1判断手段が用紙情報に示される用紙種類は前記所定種類ではないと判断した場合に印刷データを前記携帯型プリンタに送信しないことを特徴とするプリントシステム。
  2. 前記所定種類は複数種類あって、
    前記外部端末は、
    前記第1判断手段が前記用紙情報に示される用紙種類が前記所定種類であると判断した場合に、当該用紙情報に示される用紙種類が前記複数種類のいずれであるかを判断する第2判断手段と、
    前記複数種類の印刷用紙のそれぞれに対応して印刷データを作成する各種の印刷データ作成プログラムと、
    前記各種の印刷データ作成プログラムのうち、当該第2判断手段が判断した用紙種類に対応する印刷データを作成する印刷データ作成プログラムを選択する選択手段と、を備え、当該選択手段が選択した印刷データ作成プログラムにより作成された印刷データを前記携帯型プリンタへ送信することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 前記選択手段が選択した印刷データ作成プログラムにより、前記印刷データと共に当該印刷データの印刷許可を示す印刷制御情報が作成され、
    前記外部端末は前記印刷データと共に前記印刷制御情報を前記携帯型プリンタに送信し、
    前記携帯型プリンタは、前記印刷制御情報が印刷許可を示すことを前提に印刷を許可する印刷許可判定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のプリントシステム。
  4. 前記携帯型プリンタは、前記用紙情報作成手段が作成した用紙情報を記憶する第2記憶手段を備え、
    前記印刷制御情報は、前記第2判断手段が判断した用紙種類を示すように作成され、
    前記印刷許可判定手段は、前記印刷制御情報が示す用紙種類と、前記第2記憶手段が記憶する用紙情報が示す用紙種類が一致しない場合に前記印刷データの印刷の不許可を決定することを特徴とする請求項3に記載のプリントシステム。
  5. 前記外部端末は、
    前記第1判断手段が前記用紙情報に示される用紙種類が前記所定種類ではないと判断した場合、前記各種の印刷データ作成プログラムをいずれも起動させないことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のプリントシステム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の携帯型プリンタ。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の外部端末。
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