JP2011158493A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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隆志 奈良
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有宝 彭
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Hidefumi Nishikawa
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Abstract

【課題】定着ベルトを移動させることで、用紙端部による傷が定着ベルト表面に発生するのを低減し、画像不良を低減すること。
【解決手段】用紙に形成されたトナー像を当該用紙上に定着するための定着ベルト62と、用紙の通紙方向と直交する直交方向に前記定着ベルトを往復移動させる駆動部94と、定着ベルト62の直交方向の位置を検出するセンサ96と、を備え、センサ96により検出された定着ベルト62の前記直交方向の位置に応じて、定着ベルト62の制御目標値が変更され、変更された制御目標値に基づいて駆動部94により定着ベルト62が往復移動されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
従来より、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置が知られている。定着装置では、定着回転部材で用紙を挟んで搬送しながらトナー像を加熱することで用紙にトナー像が定着される。
定着の際、定着回転部材は用紙を挟むので、定着回転部材と用紙とは接触する。このため、用紙端部による傷が定着回転部材の表面に付いて(発生)してしまい、傷による画像不良が生じてしまうということが知られている。
用紙端部による傷が定着回転部材の表面に発生するのを低減する技術として、定着回転部材(転写定着ローラ)の一端部にバネを当接させ、他端部にソレノイドに連結された押圧体を当接させ、総通紙枚数の情報に基づいて、転写定着ローラを往復移動させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−148336号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は、駆動部としてソレノイドを用いて転写定着ローラを移動させる構成であり、転写定着ローラの移動量を数段階でしか変更できない。このため、用紙端部による傷が転写定着ローラの所定の位置で発生してしまうという問題があった。
また、転写定着ローラを移動させる構成の場合、転写定着ローラを移動させるためには大型の駆動部が必要となり、コストやスペースの面で現実的ではないという問題があった。
本発明の課題は、大型の駆動部を必要とせず、用紙端部による傷が定着ベルト表面に発生するのを低減し、延いては画像不良を低減することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の定着装置は、
用紙に形成されたトナー像を当該用紙上に定着するための定着ベルトと、
前記用紙の通紙方向と直交する直交方向に前記定着ベルトを往復移動させる駆動部と、
前記定着ベルトの前記直交方向の位置を検出する検出部と、を備え、
前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置に応じて、前記定着ベルトの制御目標値が変更され、前記変更された制御目標値に基づいて前記駆動部により前記定着ベルトが往復移動されるようにした。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置に応じて、前記定着ベルトの制御目標値を変更し、前記変更された制御目標値に基づいて前記駆動部により前記定着ベルトを往復移動させるべく前記駆動部を制御する第1の制御部を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置において、
前記第1の制御部は、
前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置における前記制御目標値を取得し、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトの位置が近づくにしたがって、前記定着ベルトの移動速度が上昇するように前記制御目標値を変更する。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の定着装置において、
前記第1の制御部は、
前記定着ベルトの往復移動する限度範囲の範囲内に前記定着ベルトが位置し、且つ、前記限度範囲よりも所定距離分狭い所定範囲の範囲外に前記定着ベルトが位置する場合、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトが到達しないように前記制御目標値を変更する。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の定着装置において、
前記第1の制御部は、
前記用紙のサイズ情報を検出し、当該検出されたサイズ情報に基づいて、前記定着ベルトが往復移動する移動範囲を決定し、当該決定された移動範囲内に前記定着ベルトが位置するように前記制御目標値を変更する。
請求項6に記載の発明の画像形成装置は、
用紙に形成されたトナー像を当該用紙上に定着するための定着ベルトと、
前記用紙の通紙方向と直交する直交方向に前記定着ベルトを往復移動させるための駆動部と、
前記定着ベルトの前記直交方向の位置を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置に応じて、前記定着ベルトの制御目標値を変更し、前記変更された制御目標値に基づいて前記駆動部により前記定着ベルトを往復移動させるべく前記駆動部を制御する第2の制御部と、
を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、
前記第2の制御部は、
前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置における前記制御目標値を取得し、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトの位置が近づくにしたがって、前記定着ベルトの移動速度が上昇するように前記制御目標値を変更する。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、
前記第2の制御部は、
前記定着ベルトの往復移動する限度範囲の範囲内に前記定着ベルトが位置し、且つ、前記限度範囲よりも所定距離分狭い所定範囲の範囲外に前記定着ベルトが位置する場合、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトが到達しないように前記制御目標値を変更する。
請求項9に記載の発明は、請求項6から8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記第2の制御部は、
前記用紙のサイズ情報を検出し、当該検出されたサイズ情報に基づいて、前記定着ベルトが往復移動する移動範囲を決定し、当該決定された移動範囲内に前記定着ベルトが位置するように前記制御目標値を変更する。
本発明によれば、大型の駆動部を必要とせず、用紙端部による傷が定着ベルト表面に発生するのを低減し、延いては画像不良を低減することができる。
本発明に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 画像形成装置の制御ブロック図を示す図である。 定着ベルトに発生する傷を示す図である。 定着部の概略構成を示す図である。 ステアリング角度変更部の斜視構成図である。 図4のV方向から見た場合のステアリングローラの軸角度と定着ベルトとの関係を示す図である。 ステアリング制御目標値の波形を示した図である。 ステアリング制御目標値の波形を示した図である。 第1の処理を示すフローチャートである。 第2の処理を示すフローチャートである。 第3の処理を示すフローチャートである。 第4の処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、図1を参照して、画像形成装置1の概略断面構成図を説明する。画像形成装置1は、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を用紙Pに画像形成して出力するコピー機能や、外部装置等から画像データを含むページデータや各画像データの画像形成条件等を含むジョブを受信し、受信したジョブに基づいて画像を用紙P上に形成して出力するプリント機能等を備えている。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部20、プリント部40等を備えて構成される。
画像読取部20は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部21と読取部22とを備える。自動原稿送り部21の原稿トレイ21aに載置された原稿dは、読取個所であるコンタクトガラスに搬送され、光学系により原稿dの片面又は両面の画像が読み取られ、CCD(Charge Coupled Device)22aにより原稿dの画像が読み取られる。ここで、画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む意である。
画像読取部20により読み取られた画像(アナログ画像信号)は、後述する制御部90に出力され、制御部90においてA/D変換される等の各種画像処理が施された後、プリント部40に出力される。
プリント部40は、入力されたプリントデータに基づいて、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、給紙部41、搬送部42、画像形成部43、定着部60、搬出部45、搬出待機部46を備えて構成される。
給紙部41は、複数の給紙トレイ41a、給紙手段41b、手差しトレイ41c等を備える。給紙トレイ41aは、給紙トレイ41a毎に用紙Pの斤量やサイズ等に基づいて識別された規格用紙や特殊用紙、差込用紙等の用紙Pが予め設定された種類毎に格納されており、給紙手段41bによって用紙Pを最上部から一枚ずつ搬送部42に向けて搬送する。手差しトレイ41cは、ユーザのニーズに合わせて様々な種類の用紙Pを積載可能な給紙トレイであり、給紙ローラによって積載された用紙Pを最上部から一枚ずつ搬送部42に向けて搬送する。
搬送部42は、給紙トレイ41a又は手差しトレイ41cから搬送された用紙Pを、複数の中間ローラ、レジストローラ42a等を経て二次転写ベルト51へと搬送する。レジストローラ42aは、二次転写ベルト51に搬送される用紙Pを一時的に待機させる第1待機部として機能し、二次転写ベルト51は、中間転写体(中間転写ベルト43b)上のトナー画像を用紙Pに二次転写する二次転写部として機能する。
また、搬送部42は、搬送路切換板により、片面画像形成処理済みの用紙Pを両面搬送路に搬送し、再び中間ローラ、レジストローラ42aを経て二次転写ベルト51へと搬送する。この二次転写ベルト51により、後述する中間転写ベルト43bに一次転写されたトナー画像が用紙P上に二次転写される。
画像形成部43は、例えば4色(イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K))の画像を形成する際に、夫々異なる色のトナーを充填可能な色毎の画像形成部43Y、43M、43C、43Kと、中間転写ベルト43bと、クリーニング部43dと、を備えて構成されている。
例えば、画像形成部43Yは、感光体ドラムの周囲に配置された帯電装置、露光装置、現像装置、画像データに基づく静電潜像が現像されたトナー画像を中間転写ベルト43b上に一次転写する一次転写部として機能する一次転写ローラ43Ya、クリーニング装置を備え、イエロー(Y)の画像を形成する。
具体的には、帯電装置により帯電された感光体ドラムに、露光装置からイエロー(Y)の画像データに応じた光を照射して静電潜像を形成する。そして、現像装置は、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に帯電したイエロー(Y)のトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像装置によりトナーが付着された感光体ドラムは、一次転写ローラ43Yaが配置された転写位置へ一定速度で回転されながら中間転写ベルト43bに一次転写される。中間転写ベルト43bにトナーが一次転写された後、クリーニング装置が感光体ドラムの表面の残留電荷や残留トナー等を除去する。
画像形成部43M、43C、43Kは、画像形成部43Yと同様の構成を備え、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像をそれぞれ形成する。
中間転写ベルト43bは、複数のローラに懸架され回転可能に支持された半導電性エンドレスベルトであり、駆動ローラ等のローラの回転に伴って駆動され、移動する。
この中間転写ベルト43bは、各画像形成部43Y、43M、43C、43Kの一次転写ローラ43Ya、43Ma、43Ca、43Kaによりそれぞれの感光体ドラムに圧着される。これにより各感光体ドラムの表面に現像された各トナーは、各一次転写ローラ43Ya、43Ma、43Ca、43Kaによる転写位置で中間転写ベルト43bに一次転写され、二次転写ローラ52による転写位置で用紙Pにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーが順次重ねて二次転写される。二次転写ローラ52は、中間転写ベルト43bに一次転写されたトナー像を用紙P上に二次転写(形成)する二次転写部として機能する。
そして、中間転写ベルト43bは、二次転写ローラ52により用紙Pにトナー像を二次転写した後、用紙Pを曲率及び静電的に分離して、クリーニング部43dにより残留トナーが除去される。
定着部60は、ヒータランプ61aを有する加熱ローラ61と、定着ベルト62と、を備えて構成される。加熱ローラ61及び定着ベルト62は、用紙Pに形成されたトナー像を定着する。
搬出部45は、複数の排紙ローラと、搬出口45aと、排紙面切替経路45bとを有し、搬送路切換板により、トナー像が定着された用紙Pを排紙ローラに挟持させて搬出口45aから搬出待機部46へ搬出する。また、搬出部45は、搬出待機部46に排紙する用紙の面を切り替える排紙面切替部として機能する排紙面切替経路45bに用紙Pを搬送した後、当該用紙Pを搬出口45aから搬出待機部46へ搬出する。
搬出待機部46は、二次転写ローラ42bと排紙トレイ47との間に設けられ、複数の排紙ローラと、第1搬出路46aと、第2搬出路46bとを有し、搬送路切換板により、搬出口45aから搬入された用紙Pを第1搬出路46a又は第2搬出路46bに搬送させた後に排紙トレイ47に排紙させる。
第1搬出路46aは、搬出口45aから搬入された用紙Pを搬出口45aから搬入された用紙面と同一の面で排紙トレイ47に排紙する経路である。第2搬出路46bは、搬出口45aから搬入された用紙Pを一時的に待機させる第2待機部として機能し、所定のタイミングで排紙トレイ47に排紙する経路であり、第1搬出路46aを経て排紙トレイ47に搬出された用紙面とは逆の面で排紙トレイ47に排紙する経路である。
次に、図2を参照して、画像形成装置1の制御ブロック図について説明する。
図2に示すように、画像形成装置1は、第2の制御部としての制御部90と、駆動部94と、定着回転部材95と、検出部としてのセンサ96と、を備えて構成される。
制御部90は、CPU(Central Processing Unit)91と、RAM(Random Access Memory)92と、ROM(Read Only Memory)93と、を備えて構成されている。
CPU91は、ROM93に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM92に展開し、RAM92に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、画像形成装置1の各部を集中制御する。
RAM92は、揮発性のメモリであって、CPU91により実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等を格納するワークエリアを有し、その情報を一時的に記憶する。ROM93は、CPU91により実行される各種プログラムを記憶する。
駆動部94は、定着回転部材95を駆動するためのモータ及び駆動機構(例えば、角度変更部70:図5参照)により構成される。定着回転部材95は、用紙Pにトナー像を定着させるための回転部材であり、定着ベルト62等を備える。具体的には、定着回転部材95は、定着ベルト62の他、加熱ローラ61、駆動ローラ63、従動ローラ64及びステアリングローラ65(いずれも図4参照)を備える。
センサ96は、定着ベルト62の直交方向(主走査方向:図3参照)の位置を検出する。具体的には、センサ96は、定着ベルト62の端部に接触する軸(接触子)の動きを光で検出することで定着ベルト62の直交方向の位置を検出する。
次に、図3を参照して、定着ベルト62に発生する傷について説明する。図3は、定着ベルト62と、駆動ローラ63と、従動ローラ64と、ステアリングローラ65と、ステッピングモータ75と、CPU91と、センサ96と、を示した図である。以下、図2と同様部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を援用し、異なる部分を主として説明する。
定着ベルト62は、環状のベルト部材であり、その環内には、駆動ローラ63と、従動ローラ64と、ステアリングローラ65と、が配接されている。駆動ローラ63,従動ローラ64及びステアリングローラ65の協働により定着ベルト62は張架される。また、駆動ローラ63及び従動ローラ64は、駆動部94の指令により回転し、定着ベルト62を駆動する。
ステアリングローラ65は、定着ベルト62が駆動ローラ63及び従動ローラ64から脱輪しないように定着ベルト62を直交方向(用紙Pが通紙される通紙方向と直交する方向:主走査方向)に往復移動させる。ステッピングモータ75は、ステアリングローラ65を駆動するためのモータである。なお、定着ベルト62が駆動ローラ63及び従動ローラ64から脱輪しないように、定着ベルト62が所定位置(後述する限度位置)まで到達したことをセンサ96で検出された際に、脱輪する方向とは反対方向に定着ベルト62を寄り戻す制御を、ここではステアリング制御という。
ここで、図3に示す通紙方向に用紙Pが通紙される。このとき、用紙Pが定着ベルト62の同じ位置を通過すると、紙端部による傷が定着ベルト62上に発生してしまう。図3に示すAは、定着ベルト62上に発生する傷を模式的に表したものである。定着ベルト62上に傷が発生すると、傷による画像不良が発生してしまう。
なお、図3に示すベルト移動上限又はベルト移動下限は、定着ベルト62の往復移動範囲の限度を規定する限度位置(上下限位置)を示す。また、限度範囲は、定着ベルト62が往復移動することのできる限度の範囲を示しており、ベルト移動上限からベルト移動下限までの範囲に該当する。また、所定範囲は、限度範囲よりも所定距離分狭い範囲を示す。
次に、図4を参照して、定着部60の概略構成について説明する。図4に示すように、定着部60は、加熱ローラ61と、定着ベルト62と、駆動ローラ63と、従動ローラ64と、ステアリングローラ65と、を備えて構成される。以下、図2及び図3と同様部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を援用し、異なる部分を主として説明する。
加熱ローラ61及び定着ベルト62は、互いに圧着して定着ニップH1を形成し、定着ニップH1を通過する用紙Pにトナー像を定着する。
次に、図5及び図6を参照して、定着ベルト62の位置制御について説明する。
図5にステアリングローラ角度変更部70の斜視構成図を示す。ステアリングローラ65は、定着ベルト62の稼動方向に対する配接角度をステアリングローラ角度変更部70によって変更可能に設けられる。ステアリングローラ角度変更部70は、回動部材71、回動ギア73、支持部74及びステッピングモータ75を有する。
ステアリングローラ65は、その軸部の一端65bを回動部材71のU溝部71aによって支持される。回動部材71は、定着ベルト62の幅方向(直交方向)に沿った方向の軸部71bを軸中心として回動可能に支持される。回動部材71は、回動ギア73と噛合するギア部71cを有する。
回動ギア73はステッピングモータ75と連結され、ステッピングモータ75の駆動によりその回動角度が変位する。回動部材71は回動ギア73の回動角度に応じた回動角度に回動、支持され、これによってステアリングローラ65の一端65bを回動、支持する。
ステアリングローラ65の軸部の他端65cは画像形成装置1内のフレームに設けられた支持部74に支持される。支持部74はステアリングローラ65を回転可能に支持すると共に、回動部材71によるステアリングローラ65の一端側の回動動作を可能とする状態でステアリングローラ65を支持する。これによってステアリングローラ65の一端65b側は図4に示す矢印Qのように回動動作可能に設けられ、定着ベルト62の稼動方向(通紙方向と同じ方向)に対する配接角度を変更可能となる。
図6に図4のV方向から見た場合のステアリングローラ65の軸角度と定着ベルト62との関係の説明図を示す。図5に示す一点破線Lは、例えば加熱ローラ61と定着ベルト62とが最も良好に圧接される定着ベルト62の幅方向の位置である。
ステアリングローラ65の一端65bが他端65cよりも定着ベルト62の稼動方向F側(図6の−(マイナス)方向)に回動すると、定着ベルト62はステアリングローラ65の他端65c側に誘導(移動)される。一方、ステアリングローラ65の一端65bが他端65cに対して定着ベルト62の稼動方向Fと逆側(図6の+(プラス)方向)に回動すると、定着ベルト62はステアリングローラ65の一端65b側へと誘導(移動)される。
次に、図7及び図8を参照して、定着ベルト62を往復移動させる制御について説明する。図7及び図8における縦軸はステアリング制御目標値(制御目標値)を示し、横軸は時間を示す。ステアリング制御目標値とは、定着ベルト62を直交方向に往復移動させるための制御指令値である。具体的には、制御目標値は、定着ベルト62を直交方向における所定の目標位置へ移動させるためにCPU91からステッピングモータ75に出力される制御指令値である。CPU91からステアリング制御目標値がステッピングモータ75に出力されると、ステアリング制御目標値に基づいて、ステッピングモータ75が駆動する。ステッピングモータ75が駆動すると、ステアリングローラ65の一端65bが回動し、定着ベルト62が直交方向に往復移動する。すなわち、ステアリング制御目標値に基づいて、定着ベルト62が直交方向に往復移動する。
ベルト移動上限、ベルト移動下限は、図3に示すベルト移動上限、ベルト移動下限に該当する。
図7は、定着ベルト62の位置がベルト移動上限又はベルト移動下限に近くなるに従って、定着ベルト62の所定時間当りの移動量が増加するように(定着ベルト62の移動速度が上昇するように)ステアリング制御目標値を変更した場合の波形を示す。
図7中の矢印は、波形の振幅を示している。波形の振幅は定着ベルト62の往復移動範囲(移動範囲)に該当する。定着ベルト62の移動範囲は、用紙のサイズ情報に基づいて決定される。図7に示す波形は、用紙のサイズ情報に基づいて、定着ベルト62の移動範囲を決定した場合の一例である。定着ベルト62の移動範囲は、ベルト移動上限からベルト移動下限までの範囲(限度範囲)において許容される。したがって、図7に示す波形の最大振幅は、ベルト移動上限からベルト移動下限までの範囲となる。
図7に示すように、ステアリング制御目標値は、ベルト移動上限又はベルト移動下限に近くなるに従って、波形の傾きが急になる。すなわち、定着ベルト62の位置がベルト移動上限又はベルト移動下限に近くになるに従って、定着ベルト62の所定時間当りの移動量が増加する(定着ベルト62の移動速度が上昇する)。例えば、定着ベルト62の直交方向の位置がセンサ96により検出され、検出された位置におけるステアリング制御目標値がA1であったとする。この場合、所定時間経過後のステアリング制御値は、制御目標値A1とは異なり、所定時間あたりの移動量がステアリング制御目標値A1よりも増加するようなステアリング制御目標値A2に変更される。そして、ステアリング制御目標値A2に基づいて、定着ベルト62が移動される。これにより、用紙Pの端部(紙端部)が定着ベルト62の同じ位置を通過することを分散し、延いては画像不良の発生を低減することができる。更に、定着ベルト62がベルト移動上限又はベルト移動下限に位置する時間を短くすることで、定着ベルト62の脱輪を抑えることができるとともに、定着ベルト62の端部に発生する傷をより低減することができる。
図8は、定着ベルト62の位置が限度範囲の範囲内であり、且つ、所定範囲の範囲外に位置するか否かに基づいて、定着ベルト62の移動量を決定し、決定された移動量となるようにステアリング制御目標値を変更した場合の波形を示す。また、図8中の矢印は、定着ベルト62の移動範囲であり、用紙のサイズ情報に基づいて決定される。
定着ベルト62の位置が所定範囲内に位置する場合、定着ベルト62の移動量が移動量B(図8中のベルト移動量Bに該当)となるようにステアリング制御目標値が変更される。また、定着ベルト62の位置が限度範囲内に位置し、且つ、所定範囲外に位置する場合、定着ベルト62の移動量が移動量C(図8中のベルト移動量Cに該当)となるようにステアリング制御目標値が変更される。このとき、移動量Cは移動量Bよりも小さい移動量を示す。また、移動量Cは、定着ベルト62がベルト移動上限又はベルト移動下限(限度位置)に到達しないような移動量を示す。これにより、定着ベルト62の位置が所定範囲外に位置する場合は、移動量Cとなるようにステアリング制御目標値が変更されるので、ベルト移動上限又はベルト移動下限に定着ベルト62が到達することはない。なお、図8における移動量B、移動量Cは絶対値で示している
次に、図9を参照して、第1の処理について説明する。第1の処理は、定着ベルト62の位置がベルト移動上限又はベルト移動下限に近くなるに従って、定着ベルト62の移動速度が上昇するようにステアリング制御目標値を変更する処理である。
予め、ベルト移動上限及びベルト移動下限(以下、上下限値と記す)が画像形成装置1内の記憶装置(図示省略)に記憶されているものとする。
例えば、画像形成動作が開始されたフラグをCPU91が検知したことをトリガとして、ROM93から読み出されて適宜RAM92に展開された第1のプログラムと、CPU91との協働により第1の処理が実行される。
先ず、センサ96により定着ベルト62の位置(直交方向の位置)が検出される(ステップS11)。そして、検出された定着ベルト62の位置に応じて、ステアリング制御の目標値が変更される(ステップS12)。具体的には、先ず、検出された定着ベルト62の位置におけるステアリング制御目標値が取得される。そして、当該取得されたステアリング制御目標値と異なる値のステアリング制御目標値に変更される。このとき、上下限位置に近くなるに従って、定着ベルト62の移動速度が上昇するようにステアリング制御目標値が変更される。
ステップS12の実行後、設定されたステアリング制御目標値に基づいて、ステアリングモータ(ステッピングモータ75)が駆動される(ステップS13)。これにより、定着ベルト62が直交方向に往復移動される。ステップS13の実行後、第1の処理を終了するか否かが判別される(ステップS14)。具体的には、画像形成動作が終了されたフラグをCPU91が検知したか否かに基づいて本ステップの判別が行われる。
ステップS14において、終了しないと判別された場合(ステップS14;NO)、ステップS11に移行される。ステップS14において、終了すると判別された場合(ステップS14;YES)、第1の処理は終了される。
次に、図10を参照して、第2の処理について説明する。第2の処理は、定着ベルト62の位置が限度範囲の範囲内であり、且つ、所定範囲の範囲外に位置する場合は、ベルト移動量小(移動量B)となるようにステアリング制御目標値を変更する処理である。
予め、上下限値及び所定範囲が記憶装置に記憶されているものとする。また、定着ベルトの移動量として移動量B及び移動量C(図8参照)が記憶装置に記憶されているものとする。
例えば、画像形成動作が開始されたフラグをCPU91が検知したことをトリガとして、ROM93から読み出されて適宜RAM92に展開された第2のプログラムと、CPU91との協働により第2の処理が実行される。
ステップS21は、第1の処理のステップS11と同様である。ステップS21の実行後、定着ベルト62の位置が所定範囲外であるか否かが判別される(ステップS22)。具体的には、記憶装置から所定範囲が読み出され、当該読み出された所定範囲とステップS21で検出された定着ベルト62の位置とに基づいて、定着ベルト62の位置が限度範囲の範囲内であり、且つ、所定範囲の範囲外であるか否かの判別が行われる。
ステップS22において、所定範囲外であると判別された場合(ステップS22;YES)、ベルト移動量が小に設定される(ステップS23)。具体的には、記憶装置から移動量Cが読み出されて、当該読み出された移動量Cが定着ベルト62の移動量として設定される。ステップS23の実行後、後述するステップS25に移行される。
ステップS22において、所定範囲外でないと判別された場合(ステップS22;NO)、定着ベルト62の移動量が大に設定される(ステップS24)。具体的には、記憶装置から移動量Bが読み出されて、当該読み出された移動量Bが定着ベルト62の移動量として設定される。
ステップS24の実行後、ステアリング制御目標値が設定される(ステップS25)。具体的には、ステップS23又はステップS24で設定された移動量となるようにステアリング制御目標値が設定される。例えば、ステップS23を経由して本ステップに移行された場合は、現在位置から移動量C分、定着ベルト62が移動するようにステアリング制御目標値が設定される。また、ステップS24を経由して本ステップに移行された場合は、移動量B分、定着ベルト62が移動するようにステアリング制御目標値が設定される。
ステップS26及びステップS27は、第1の処理のステップS13及びステップS14と同様である。
次に、図11を参照して、第3の処理について説明する。第3の処理は、定着ベルト62の位置が上下限位置に近づくにしたがって定着ベルト62の移動速度を上昇させ、且つ、定着ベルト62の位置が紙サイズ情報に基づいて決定された移動範囲内に位置するようにステアリング制御目標値を変更する処理である。
予め、紙サイズに応じた定着ベルト62の移動範囲が記憶装置に記憶されているものとする。このとき、紙サイズに応じた定着ベルト62の移動範囲は、紙サイズが大きいほど、広い移動範囲が記憶されているものとする。例えば、紙サイズがA3サイズであった場合の定着ベルト62の移動範囲は、紙サイズがA4サイズであった場合の定着ベルト62の移動範囲よりも広い移動範囲となる。
例えば、画像形成動作を実行するフラグをCPU91が検知したことをトリガとして、ROM93から読み出されて適宜RAM92に展開された第3のプログラムと、CPU91との協働により第3の処理が実行される。
先ず、紙サイズ情報が検出される(ステップS31)。そして、紙サイズ情報に基づいて、ベルト移動範囲が決定される(ステップS32)。具体的には、検出された紙サイズ情報に応じた定着ベルト62の移動範囲が記憶装置から読み出され、当該読み出された情報が定着ベルト62の移動範囲として決定される。
ステップS33は、第1の処理のステップS11と同様である。ステップS33の実行後、ステアリング制御目標値が設定される(ステップS34)。具体的には、先ず、検出された定着ベルト62の位置におけるステアリング制御目標値が取得される。そして、当該取得されたステアリング制御目標値と異なる値のステアリング制御目標値に変更される。このとき、ステアリング制御目標値は、上下限位置に近くなるに従って、移動速度が上昇するように変更され、且つ、定着ベルト62の位置がステップS32において決定された移動範囲内に位置するように変更される。
ステップS35,36は第1の処理のステップS13,14と同様である。
次に、図12を参照して、第4の処理について説明する。第4の処理は、定着ベルト62の位置が限度範囲の範囲内であり、所定範囲の範囲外に位置する場合、ベルト移動量小(移動量B)に設定し、且つ、定着ベルト62の位置が紙サイズ情報に基づいて決定された移動範囲内に位置するようにステアリング制御目標値を変更する処理である。
予め、所定範囲が記憶装置に記憶されているものとする。また、定着ベルト62の移動量として移動量B(図8参照)に及び移動量C(図8参照)が記憶装置に記憶されているものとする。紙サイズに応じた定着ベルト62の移動範囲が記憶装置に記憶されているものとする。
例えば、画像形成動作を実行するフラグをCPU91が検知したことをトリガとして、ROM93から読み出されて適宜RAM92に展開された第4のプログラムと、CPU91との協働により第4の処理が実行される。
ステップS41,42,43は、第3の処理のステップS31,32,33と同様である。ステップS44,45,46は、第2の処理のステップS22,23,24と同様である。
そして、ステアリング制御目標値が設定される(ステップS47)。具体的には、先ず、検出された定着ベルト62の位置におけるステアリング制御目標値が取得される。そして、取得されたステアリング制御目標値と異なる値のステアリング制御目標値に変更される。このとき、ステアリング制御目標値は、定着ベルト62の移動量が移動量B、又は移動量Cとなるように変更され、且つ、ステップS42において決定された移動範囲を超えないように変更される。
ステップS48,49は、第1の処理のステップS13,14と同様である。
以上、本実施の形態によれば、センサ96により検出された定着ベルト62の直交方向の位置に応じて、定着ベルト62のステアリング制御目標値が変更され、変更されたステアリング制御目標値に基づいて定着ベルト62が往復移動される。このため、用紙端部による傷が定着ベルト62の表面に発生するのを低減することができ、延いては画像不良を低減することができる。
また、定着ベルト62を移動させる構成であるので、定着ローラを移動させる構成と比較して、大型の駆動部を必要とせず、コストの低減や小型化を実現できる。
また、定着ベルト62の位置が限度位置(上下限位置:ベルト移動上限又はベルト移動下限)に近づくにしたがって、定着ベルト62の移動速度が上昇するようにステアリング制御目標値を変更する。これにより、定着ベルト62が上下限位置にいる(位置する)時間を短くすることができるので、定着ベルト62の脱輪を防ぐことができるとともに、往復移動の関係から比較的傷の発生しやすい上下限位置における傷の発生を低減することができ、延いては画像不良を低減することができる。
また、定着ベルト62の位置が限度範囲の範囲内であり、所定範囲の範囲外に位置する場合、移動量Cとなるようにステアリング制御目標値を変更する。これにより、上下限位置に定着ベルト62が到達することはなくなり、定着ベルト62の脱輪を防ぐことができる。
また、用紙サイズが大きい場合、定着ベルト62に傷が強く発生する(定着ベルト62に傷が付きやすい)。このとき、用紙のサイズ情報(紙サイズ情報)に基づいて定着ベルト62の移動範囲を決定する(例えば、A3の場合における定着ベルト62の移動範囲はA4の場合よりも大きくする)ことで、用紙サイズに応じて定着ベルト62の移動範囲を変更することができる。これにより、定着ベルトに対する用紙端部の通過位置を分散させることができるので、用紙端部による傷が定着ベルト62の表面に発生するのを低減することができ、画像不良を低減することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る定着装置及び画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、画像形成装置1に制御部90を備える構成としたがこれに限定されるものではない。例えば、定着部60に制御部を備える構成としてもよい。具体的には、図2に示す構成を定着部60が備えることとしてもよい。この構成の場合、図9〜図12で示した各処理は、第1の制御部としての定着装置の制御部が実行する構成となる。
また、定着ニップH1を形成する構成において、相対的にローラ(加熱ローラ61)を上部、定着ベルト62を下部とする構成としたがこれに限定されるものではない。例えば、上部に定着ベルト、下部にローラを備えるようにしても良いし、上部・下部ともに定着ベルトを備える構成としてもよい。
その他、本実施の形態における、定着装置及び画像形成装置の細部構造及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
20 画像読取部
21 自動原稿送り部
21a 原稿トレイ
22 読取部
40 プリント部
41 給紙部
41a 給紙トレイ
41b 給紙手段
41c トレイ
42 搬送部
42a レジストローラ
42b 二次転写ローラ
43 画像形成部
43Y,43M,43C,43K 画像形成部
43Ya,43Ma,43Ca,43Ka 一次転写ローラ
43b 中間転写ベルト
43d クリーニング部
45 搬出部
45a 搬出口
45b 排紙面切替経路
46 搬出待機部
46a,46b 搬出路
47 排紙トレイ
51 二次転写ベルト
52 二次転写ローラ
60 定着部
61 加熱ローラ
61a ヒータランプ
62 定着ベルト
63 駆動ローラ
64 従動ローラ
65 ステアリングローラ
70 角度変更部
71 回動部材
71a 溝部
71b 軸部
71c ギア部
73 回動ギア
74 支持部
75 ステッピングモータ
90 制御部
91 CPU
92 RAM
93 ROM
94 駆動部
95 定着回転部材
96 センサ

Claims (9)

  1. 用紙に形成されたトナー像を当該用紙上に定着するための定着ベルトと、
    前記用紙の通紙方向と直交する直交方向に前記定着ベルトを往復移動させる駆動部と、
    前記定着ベルトの前記直交方向の位置を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置に応じて、前記定着ベルトの制御目標値が変更され、前記変更された制御目標値に基づいて前記駆動部により前記定着ベルトが往復移動されるようにした定着装置。
  2. 前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置に応じて、前記定着ベルトの制御目標値を変更し、前記変更された制御目標値に基づいて前記駆動部により前記定着ベルトを往復移動させるべく前記駆動部を制御する第1の制御部を備える請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1の制御部は、
    前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置における前記制御目標値を取得し、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトの位置が近づくにしたがって、前記定着ベルトの移動速度が上昇するように前記制御目標値を変更する請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第1の制御部は、
    前記定着ベルトの往復移動する限度範囲の範囲内に前記定着ベルトが位置し、且つ、前記限度範囲よりも所定距離分狭い所定範囲の範囲外に前記定着ベルトが位置する場合、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトが到達しないように前記制御目標値を変更する請求項2に記載の定着装置。
  5. 前記第1の制御部は、
    前記用紙のサイズ情報を検出し、当該検出されたサイズ情報に基づいて、前記定着ベルトが往復移動する移動範囲を決定し、当該決定された移動範囲内に前記定着ベルトが位置するように前記制御目標値を変更する請求項2から4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 用紙に形成されたトナー像を当該用紙上に定着するための定着ベルトと、
    前記用紙の通紙方向と直交する直交方向に前記定着ベルトを往復移動させるための駆動部と、
    前記定着ベルトの前記直交方向の位置を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置に応じて、前記定着ベルトの制御目標値を変更し、前記変更された制御目標値に基づいて前記駆動部により前記定着ベルトを往復移動させるべく前記駆動部を制御する第2の制御部と、
    を備える画像形成装置。
  7. 前記第2の制御部は、
    前記検出部により検出された前記定着ベルトの前記直交方向の位置における前記制御目標値を取得し、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトの位置が近づくにしたがって、前記定着ベルトの移動速度が上昇するように前記制御目標値を変更する請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の制御部は、
    前記定着ベルトの往復移動する限度範囲の範囲内に前記定着ベルトが位置し、且つ、前記限度範囲よりも所定距離分狭い所定範囲の範囲外に前記定着ベルトが位置する場合、前記定着ベルトの往復移動範囲の限度を規定する限度位置に前記定着ベルトが到達しないように前記制御目標値を変更する請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の制御部は、
    前記用紙のサイズ情報を検出し、当該検出されたサイズ情報に基づいて、前記定着ベルトが往復移動する移動範囲を決定し、当該決定された移動範囲内に前記定着ベルトが位置するように前記制御目標値を変更する請求項6から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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