JP2011158131A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵室の後部に仕切部体で覆われて設けられたファン装置を、製氷機や区分部等を取外すことなく、取外すことができるようにする。
【解決手段】エバカバー組立26の前板31において、区分壁15及び製氷機16等の冷蔵庫構成部品の後方に位置する部分を左前板31aとし、冷蔵庫構成部品と対向しない他方の部分を右前板31bとして分離可能にし、冷蔵庫本体2の前方において区分板14をエバカバー組立26と離間して設けた。これにより、冷蔵庫構成部品を取外すことなく、右前板31bをエバカバー組立26から外して冷凍室7側から取外すことで、冷凍用ファン27を露出させることが可能となった。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷気循環用ファン装置により貯蔵室内の冷気を循環させるようにしたファンクール式の冷蔵庫に関する。
近年、大容量の家庭用冷蔵庫では、多様なユーザニーズに対応すべく、冷蔵庫本体内の空間を、貯蔵物の貯蔵目的に合わせて複数の貯蔵室に区分けされているものがある。
例えば、冷蔵庫本体の上部に、貯蔵物収容積の大きい冷蔵室と野菜室とが上下に配設され、その下に収容積の比較的小さい製氷室と温度切替室とが幅方向の左右に区分して配設され、さらにその下に冷凍室が配設された形態の冷蔵庫が供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−90924号公報
上記の冷蔵庫において、冷凍室の後方には冷却器が配設され、その上方に冷却器からの冷気を、冷凍室、製氷室及び温度切替室の三室内へ送風するファン装置が取付けられている。また、冷却器及びファン装置は、前記三室の背部に亘る断熱材及びカバーによって覆われている。この断熱材及びカバーによって、冷却器からの冷気が通る風路と前記三室とが仕切られている。
ちなみに、これらを組立てる際には、ファン装置、断熱材及びカバーをユニット化してなるエバカバー組立を前記三室の背部に取付けた後に、製氷室に設けられる製氷機や、製氷室と温度切替室とを区分する仕切壁(区分部)等の冷蔵庫構成部品が組み付けられる。
ところで、上記の構成の場合、ファン装置に故障等が生じて、点検修理、交換のためにファン装置を取外さなければならないときには、エバカバー組立を取外してファン装置を取り出す必要がある。しかし、製氷機や仕切壁等が邪魔となるため、エバカバー組立を取外すためには、組立てるときとは逆の順序、つまり、まず製氷機や仕切壁等を取外してからエバカバー組立を外さなければならない。さらに、ファン装置を点検修理又は交換した後の再度の組立ての際にもまた、製氷機や仕切壁等を取付けなければならない。このため、ファン装置の点検修理、交換時には取外し及び再組立てをしなければならない部品が多く、作業に手間と時間がかかり作業性が良くないという事情があった。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、貯蔵室の後方に位置し、仕切部体で覆われたファン装置を備えたものにおいて、製氷機や区分部等の冷蔵庫構成部品を取外すことなくファン装置を取り出すことができ、ファン装置を取り出す際の作業にかかる手間と時間を削減し、作業性を向上させることができる冷蔵庫を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、複数の隣接する貯蔵室と、前記貯蔵室の後方に位置する風路と、前記貯蔵室と前記風路を仕切る仕切部体とを有し、前記仕切部体は、少なくとも第1の仕切部と第2の仕切部とが分離可能に構成され、前記複数の隣接する貯蔵室のうち一方の貯蔵室には、前記第1の仕切部の前方に位置して、該第1の仕切部の前方への移動を不可とする冷蔵庫構成部品が配設され、前記第2の仕切部の後方には、前記風路に風を流すファン装置が配設され、前記第2の仕切部は、前記冷蔵庫構成部品と対向しない位置で前記第1の仕切部と分離可能に配置されるとともに、他方の貯蔵室から取外し可能であることを特徴とする。
本発明によれば、貯蔵室と風路とを仕切る仕切部体を少なくとも第1の仕切部と第2の仕切部に分離可能に構成し、ファン装置の前方に配置された第2の仕切部は、一方の貯蔵室に配設された冷蔵庫構成部品と対向しない位置で第1の仕切部と分離可能に配置されるとともに、他方の貯蔵室から取外し可能な構成とした。これによれば、一方の貯蔵室に製氷機や仕切壁等の冷蔵庫構成部品が配設されていても、他方の貯蔵室からファン装置の前方に位置する第2の仕切部を取外すことで、ファン装置を露出させることができる。この結果、ファン装置の点検修理、交換等で、ファン装置を取り出させなければならない場合に、取外さなければいけない部品を減らすことができるため、作業にかかる手間と時間を削減し、作業性を向上させることができる。
本発明の一実施例を示すもので、冷蔵庫の縦断側面図 エバカバー組立及びその周辺を拡大して示す縦断側面図 扉を取外した状態で、製氷室、小冷凍室及び冷凍室周辺を示す斜視図 エバカバー組立の斜視図 エバカバー組立の分解斜視図 エバカバー組立の前板及び断熱部を取外した状態で示す図3相当図 エバカバー組立の前板を取外した状態で示す斜視図 エバカバー組立の正面図 エバカバー組立の平面図 エバカバー組立の左側面図 図8のa−a線に沿う縦断側面図 図8のb−b線に沿う縦断側面図 図8のc−c線に沿う横断底面図 図8のd−d線に沿う縦断側面図 図8のe−e線に沿う横断平面図 図8のf−f線に沿う横断平面図 図8のg−g線に沿う縦断側面図 (a)、(b)(c)は断熱部の取付け順序を時系列的に示す、断熱部の分離面を拡大して示す断面図 比較例を示す図18相当図
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、図1において、冷蔵庫1の冷蔵庫本体2は、薄鋼板製の外箱2aとプラスチック製の内箱2bとの間に発泡断熱材2cを充填して形成されている。この冷蔵庫本体2の内部には、その上部に冷蔵温度帯の貯蔵室として冷蔵室3、野菜室4が上下に設けられ、その下方に冷凍温度帯の貯蔵室として、製氷室5(図3参照)と小冷凍室6とが左右に併設
され、最下部に冷凍室7が配設されている。ここで、冷蔵室3及び野菜室4は、同じ冷蔵温度帯の貯蔵室であることから、基本的に合成樹脂により形成された仕切板8によって上下に区画されている。
冷蔵室3背部の下部には、冷蔵用冷却器9が配設され、野菜室4の背部には、前記冷蔵用冷却器9の下方に位置して冷蔵用ファン10が配設されており、この冷蔵用ファン10は、冷蔵用冷却器9により冷却された冷気を冷蔵温度帯の貯蔵室である冷蔵室3及び野菜室4内に供給して循環させるようになっている。なお、冷蔵室3の背部には、冷蔵用冷却器9に冷却されて、冷蔵用ファン10により送り出された冷気が通る冷蔵室用ダクト11が設けられている。この冷蔵室用ダクト11には複数の冷蔵用冷気吹出口12が形成されていて、冷蔵室用ダクト11内を通る冷気が冷蔵用冷気吹出口12から冷蔵室3内に吹き出される。このとき、冷蔵室3内に吹き出された冷気は、野菜室4にも供給される。
野菜室4の下方には、図3にも示すように、冷蔵温度帯の貯蔵室と冷凍温度帯の貯蔵室とを大区分するための断熱仕切壁13が設けられており、その下方が冷凍温度帯の貯蔵室となっている。この大区分された冷凍温度帯の貯蔵室の中段位置には、冷蔵庫本体2の前方に位置し左右方向に通された第1の区分部たる区分板14が、後述する仕切部体たるエバカバー組立26と離間して設けられている。これにより、冷凍温度帯の貯蔵室が、製氷室5及び小冷凍室6と、その下方に位置する冷凍室7との複数の貯蔵室に区分けされ、これらが上下に隣接して設けられている。
製氷室5と小冷凍室6とは幅方向に左右に隣接して設けられており、その間にはこれら製氷室5及び小冷凍室6の後方まで延出した形態で、製氷室5と小冷凍室6とを区分けする第2の区分部(冷蔵庫構成部品)たる区分壁15が設けられている。また、製氷室5には、製氷手段(冷蔵庫構成部品)たる製氷機16が配設されている。なお、小冷凍室6は、使用者によって設定温度を切り替えることが可能な温度切替室としてもよい。
ちなみに、冷蔵室3は、横開き式の回動可能な扉18によって開閉され、他の野菜室4、製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7は、それぞれ引出し式の扉19、20、21(製氷室5の引出し式扉は図示しない)によって開閉されるようになっている。なお、冷蔵庫本体2の後底部には機械室22が形成されていて、ここにコンプレッサ23が配設されている。このコンプレッサ23は、冷蔵用冷却器9及び後述する冷凍用冷却器25とともに冷凍サイクルを構成するものである。冷蔵庫本体2の前部下側には、支持脚24が取付けられている。
図1及び図2で示すように、冷凍室7の背部には、後述する風路32内に位置して冷凍用冷却器25が配設されている。さらに、製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7に亘る後面には、製氷室5及び小冷凍室6と、その下方に位置する冷凍室7とにまたがって、この冷凍用冷却器25を覆う仕切部体たるエバカバー組立26が取付けられている。このエバカバー組立26は、図5に示すように、冷凍用冷却器25により冷却された冷気を冷凍温度帯の貯蔵室(製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7)内に供給して循環させるファン装置たる冷凍用ファン27が取付けられた後板28と、内部にダクト29(図2参照)が形成された断熱部30と、これを覆う前板31とがユニット化されて構成されている。エバカバー組立26を冷蔵庫本体2内の背面に取付けた際、冷凍用ファン27は冷凍用冷却器25の上方であって、区分壁15や製氷機16等の冷蔵庫構成部品とほとんど対向しない位置に配置される(図3参照)。このとき、エバカバー組立26の後板28と内箱2bの内面とで風路32が形成され、この風路32は、冷凍用ファン27を介してダクト29と連通し、さらに後述する冷凍用冷気吹出口26a〜26dを介して冷凍温度帯の各貯蔵室(製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7)に連通している。これにより、風路32と冷凍温度帯の各貯蔵室(製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7)は、断熱部30を有したエバカバー組立26で仕切られている。
冷凍用冷気吹出口26a〜26dは、エバカバー組立26の前面に、各貯蔵室(製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7)の位置に対応して設けられている。また、冷凍室7の中段部には、前板31の下部の一部を下方に延出させた形態で吸込口33が設けられている。吸込口33から吸気された空気は、風路32を通って冷凍用冷却器25で冷却され後、冷凍用ファン27によりダクト29を介して冷凍用冷気吹出口26a〜26dから製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7に吹き出さる。これにより、各貯蔵室は冷却される。
次に、エバカバー組立26の構成について図4〜図7も参照して詳細を説明する。
図4及び図5で示すように、エバカバー組立26は、後板28において開口部を有するファン取付部28aに冷凍用ファン27がねじ固定により設けられた後、発泡スチロール製の断熱部30が後板28の内側に嵌め込まれて冷凍用ファン27が覆われ、さらに後板28に前板31が着脱可能に係合された形態でユニット化されている。このとき、前板31は、エバカバー組立26を冷蔵庫本体2に取付けた際に、区分壁15及び製氷機16、即ち冷蔵庫構成部品の後方に位置する部分を第1の仕切部たる左前板31aとし、冷蔵庫構成部品と対向しない他方の部分を第2の仕切部たる右前板31bとして分離可能に構成されている(図5及び図6参照)。同様に、断熱部30は、前板31の分離される左右の前板31a、31bに対応して、左断熱部30aと右断熱部30bとに分離可能に構成されている。このとき、冷凍用ファン27は、右前板31bの後方に位置することになる(図6参照)。
左前板31aの前方には区分壁15が配設されていて、この区分壁15の後方側の端面の一部が左前板31aの前面に当接している。さらに、製氷機16も左前板31aの前方に位置している。
ちなみに、エバカバー組立26を冷蔵庫本体2に組み付け、さらに区分壁15及び製氷機16等の冷蔵庫構成部品が組み付けられた後は、これら冷蔵庫構成部品が邪魔となってエバカバー組立26の左前板31aの前方への移動を不可とするため、この左前板31aを取外すことができない。しかし、右前板31bの前方には移動の邪魔となる冷蔵庫構成部品が設けられていないため、エバカバー組立26と、区分壁15及び製氷機16等の冷蔵庫構成部品が冷蔵庫本体2に組み付けられた後でも、右前板31bはエバカバー組立26から取外すことが可能となっている。
また、区分板14はエバカバー組立26と離間して設けられているため、上記で取外した右前板31bは、区分板14と内箱2bとの間を通って、冷凍室7から取外すことができる。同様に、右断熱部30b及び後板28から取外された冷凍用ファン27も、区分板14と内箱2bとの間を通って、冷凍室7から取外すことができる。
エバカバー組立26の後板28と前板31とは、前板31を前方から脱着可能となるように、弾性を有する第1〜第5の係止部34〜38を介して取付けられている。次に、それぞれの係止部の詳細について、図8〜図17も参照して説明する。
図8〜図10はそれぞれエバカバー組立26を、前方(図8)、上方(図9)、左方(図10)から観て示している。また、図11〜図17の矢印Xは、図6に示す矢印Xと対応し、前方から後方へ向かう移動方向を示している。
図11は、エバカバー組立26の上部の3箇所に設けられた第1の係止部34のうち、一つを代表して拡大した断面で示している。第1の係止部34は、後板28の上部にその一部を延出させて設けられた係止孔34aを有する弾性変形可能な突片34cと、右前板31b(又は31a)の上部における前記係止孔34aと対応する位置に設けられた係止爪34bとから構成されている。右前板31b(又は31a)を、後板28の内側に嵌め込んで矢印X方向に押し込むと、後板28の突片34cが係止爪34bによって弾性変形しながら上方向に変位し、突片34cが変位復帰することにより、係止孔34aと係止爪34bとが係止される。
図12は、エバカバー組立26の右上部に設けられた第2の係止部35を拡大した断面で示している。第2の係止部35は、後板28の右上部において、支持部35cを介して前方に延出して設けられた係止爪35aと、右前板31bにおける前記係止爪35aと対応する位置に設けられた係止受部35bとから構成されている。右前板31bを、後板28の内側に嵌め込んで矢印X方向に押し込むと、係止爪35aが上方に支持部35cとともに弾性変形しながら変位し、係止受部35bが係止爪35aの内側に入って係止される。
図13は、エバカバー組立26の中段下寄りの左右2箇所に設けられた第3の係止部36のうち、一つを代表して拡大した断面で示している。第3の係止部36は、後板28の中段下寄りの左右両端において、支持部36cを介して前方に延出して設けられた係止爪36aと、右前板31bにおける前記係止爪36aと対応する位置に設けられた係止受部36bとから構成されている。右前板31bを、後板28の内側に嵌め込んで矢印X方向に押し込むと、係止爪36aが支持部36cとともに弾性変形しながら右方(又は左方)に変位し、係止受部36bが係止爪36aの内側に入って係止される。
図14は、エバカバー組立26の下部の2箇所に設けられた第4の係止部37のうち、一つを代表して拡大した断面で示している。第4の係止部37は、後板28の下部において、支持部37cを介して前方に延出して設けられた係止爪37aと、右前板31bにおける前記係止爪37aと対応する位置に設けられた係止受部37bとから構成されている。右前板31bを、後板28の内側に嵌め込んで矢印X方向に押し込むと、支持部37cとともに係止爪37aが弾性変形しながら下方に変位し、係止受部37bが係止爪37aの内側に入って係止される。
図15は、エバカバー組立26の左縁側の2箇所に設けられた第5の係止部38のうち、一つを代表して拡大した断面で示している。第5の係止部38は、後板28の左縁側の一部を前方に延出させて設けられた係止孔38aを有する突片38cと、左前板31aの左縁側における前記係止孔38aと対応する位置に設けられた係止爪38bとから構成されている。左前板31aを、後板28の内側に嵌め込んで矢印X方向に押し込むと、後板28の突片38cが係止爪38bによって弾性変形しながら左方向に変位し、係止孔38aと係止爪38bとが係止される。
図16は、左右の前板31a、31bの上下方向の分離部に設けられた、左右の前板31aと31bとを固定するための第1の前板係止部39のうち、一つを代表して拡大した断面で示している。この第1の前板係止部39は、左前板31aの右縁側に一部が前方に延出させて設けられた前板係止爪39aと、右前板31bの左縁部における前記前板係止爪39aと対応する位置に設けられた前板係止受部39bとから構成されている。右前板31bを矢印X方向に押し込むと、延出した前板係止爪39aが弾性変形しながら変位し、前板係止受部39bが前板係止爪39aの内側に入り込んで係止される。
図17は、左右の前板31a、31bの左右方向の分離部に設けられた、左右の前板31aと31bとを固定するための第2の前板係止部40のうち、一つを代表して拡大した断面で示している。この第2の前板係止部40は、左前板31aの下縁部の一部を前方に延出させて設けられた前板係止爪40aと、右前板31bの左側上縁部における前記前板係止爪40aと対応する位置に設けられた前板係止孔40bとから構成されている。右前板31bを矢印X方向に押し込むと、延出した前板係止爪40aが弾性変形しながら上方向に変位し、前板係止孔40bの内側に入り込んで係止される。
さらに、断熱部30の構成について図18も参照して説明する。
図7及び図18で示すように、断熱部30において、左右の断熱部30a、30bの分離部41は、左断熱部30aの分離面41aと右断熱部30bの分離面41bとが当接して配置され、これら分離面41a、41bは傾斜状に形成されているとともに、分離面41aと41bとの間には密着性を向上させるためのシール材42が塗布されている(図18(b)参照)。分離面を傾斜状に形成することで、それぞれの分離面41a、41bが当接する面積を増大させ密着性を向上させている。また、このとき、左断熱部30aの分離面41aは前方を向くように形成され、右断熱部30bの分離面41bは後方を向くように形成されている。つまり、常時固定される側の断熱部の分離面41aを前方に向かせ、脱着される側の断熱部の分離面41bを後方に向かせて、分離面である傾斜面を対向させて角同士が当たり難いように構成されている。
次に、本実施例におけるエバカバー組立26の組立て、取外しの手順について説明する。
本実施例において、冷凍温度帯の貯蔵室周辺が工場の生産ライン等で最初に組立てられる際には、まず、冷凍室7の背部に冷凍用冷却器25が取付けられ、その後、後板28と、冷凍用ファン27と、断熱部30と、前板31とがユニット化されたエバカバー組立26が、製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7に亘る後面に、冷凍用冷却器25を覆うように取付けられる。このとき、エバカバー組立26の組立ては、左右の前板31a、31bを前板係止部39、40によって固定させて前板31が組立てられてから、冷凍用ファン27と断熱部30が取付けられた後板28の内側に、前板31が嵌められて押し込められる。これにより、第1〜第5の係止部34〜38によって後板28に前板31が固定されて、エバカバー組立26が組立てられる。
次に、製氷室5において製氷機16が取付けられ、その後、製氷室5と小冷凍室6とを区分けする区分壁15、及び区分板14が冷蔵庫本体2に取付けられる。このとき、エバカバー組立26の左前板31aは、区分壁15や製氷機16が邪魔となり、取外しが出来なくなっている。
ここで、点検修理、交換のために冷凍用ファン27を取外さなければならないときには、右前板31bのみを取外して冷凍用ファン27を露出させる。このとき、後板28と右前板31bとを係止する第1〜第4の係止部34〜37を作業者が変位させるとそれぞれの係止が外される。さらに、左右の前板31a、31bの前板係止部39、40の係止を外すと、右前板31bを後板28及び左前板31aから容易に取外すことができる。また、断熱部30は後板28と前板31との間に挟まれているだけのため、右前板31bが取外されると右断熱部30bも簡単に取外すことができ、冷凍用ファン27が露出される。このようにして、冷凍用ファン27を露出させ、冷凍用ファン27を取出して点検修理、交換を行う。
冷凍用ファン27の点検修理、交換後にエバカバー組立26を再度組立てるときは、上記とは逆の順序で行われる。即ち、右断熱部30bが後板28の所定の位置に嵌め込まれて、さらに右前板31bが後板28に取付けられる。このときも、右断熱部30bが後板28に嵌め込まれた後、右断熱部30bを押し込むだけで、それぞれの係止部が押し広げられて係止されるため、右前板31bを後板28に簡単に取付けることができる。
このとき、左右の断熱部30a、30bのそれぞれの分離面41a、41bは、傾斜状をなして当接している。このため、分離面41a、41bが当接する面積が大きく密着性が良好であり、分離面41a、41bの角同士が当たり難く傷が付き難いとともに、斜面にならって取付け易い構成となっている。さらに、本実施例のように、分離面にシール材42等を塗布して密着性を向上させる場合に、図19で示す比較例のように、傾斜状でない直角の分離面100a、100bにおいては、組立ての際に分離面100aの角が100bに塗布したシール材42に当たってシール材42を捲ってしまう虞があった。しかし、図18で示す本実施例のように、分離面41a、41bが傾斜状であれば、シール材42を捲ってしまうことを防止することができる。なお、シール材42は必須ではなく、必要に応じて適宜設ければよい。
このような本実施例においては、次のような作用、効果を得ることができる
本実施例の構成によれば、貯蔵室(製氷室5、小冷凍室6及び冷凍室7)と風路32とを仕切るエバカバー組立26は、区分壁15や製氷機16等の冷蔵庫構成部品の後方に位置する部分を左前板31aとし、冷蔵庫構成部品と対向しない他方の部分を右前板31bとして分離可能に構成されている。さらに、左右の前板31a、31bに対応して断熱部30も左右の断熱部30a、30bに分離可能に構成され、右前板31b及び右断熱部30bは冷凍室7から取外し可能な構成とした。これによれば、区分壁15や製氷機16等の冷蔵庫構成部品が組立てられた後に、冷凍室7側から冷凍用ファン27の前方に位置する右前板31b及び右断熱部30bを取外すことで、冷凍用ファン27を露出させることができる。この結果、冷凍用ファン27の点検修理、交換等で、冷凍用ファン27を取り出させなければならない場合に、取外さなければいけない部品を減らすことができるため、作業にかかる手間と時間を削減し、作業性を向上させることができる。
この場合、冷凍用ファン27は完全に右前板31bの後方に位置する必要はなく、左前板31aの後方に一部重なっていても良い。つまり、右前板31bを取外したときに、冷凍用ファン27は脱着やメンテナンス等ができる位置にありさえすれば良い。
そして、本実施例では、冷蔵庫本体2の前方に位置して区分板14がエバカバー組立26と離間して設けられている。これによれば、右前板31b及び右断熱部30bを冷凍室7側から取外す際に、区分板14が邪魔にならないため、右前板31b及び右断熱部30bを容易に取外すことができる。なお、区分板14は、右前板31b及び右断熱部30bを冷凍室7側から取外す際に邪魔にならない位置にあれば良い。また、区分板14は前後方向に長いものであっても、取外して右前板31b及び右断熱部30bが通過するのに邪魔にならないものであれば良い。
さらに、本実施例の構成によれば、弾性を有する第1〜第4の係止部34〜37及び第1、第2の前板係止部39、40により、右前板31bが後板28及び左前板31aに取付けられている。これによれば、右前板31bを押し込む、或いは、それぞれの係止部を変位させるだけで右前板31bを容易に脱着することができる。このため、右前板31bの取外し、取付けの際にも工具を使う必要がなく、冷凍室7の後部の狭い中でも容易に右前板31bの脱着作業を行うことができるため、作業性を大幅に改善することができる。
しかも、本実施例では、断熱部30における左右の断熱部30a、30bの分離面41a、41bは当接して配置され、これら分離面41a、41bは傾斜状に形成され、この分離面を対向させて角同士が当たり難いように構成されている。これによれば、それぞれの分離面41a、41bが当接する面積を増大させて密着性が向上するだけでなく、取付けの際に、分離面41a、41bの角同士が当たって傷が付くのを防止することができる。さらに、分離面41a、41bの角同士が当たり難いため、分離面にシール材42等を塗布した場合に、分離面41bの角によってシール材が捲られるのを防止することができる。
なお、製氷室5、小冷凍室6、冷凍室7等の各貯蔵室の位置や配置、数等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
また、本発明の適用は、一般家庭用の冷蔵庫に限定されず、業務用の冷蔵庫若しくは冷凍庫にも適用可能である。
図面中、1は冷蔵庫、5は製氷室(貯蔵室)、6は小冷凍室(貯蔵室)、7は冷凍室(貯蔵室)、14は区分板(第1の区分部)、15は区分壁(第2の区分部)、16は製氷機(製氷手段)、25は冷凍用冷却器(冷却器)、26はエバカバー組立(仕切部体)、27は冷凍用ファン(ファン装置)、28は後板、30は断熱部、31は前板、31aは左前板(第1の仕切部)、31bは右前板(第2の仕切部)、32は風路、34〜38は係止部、41a、41bは分離面を示す。

Claims (9)

  1. 複数の隣接する貯蔵室と、
    前記貯蔵室の後方に位置する風路と、
    前記貯蔵室と前記風路を仕切る仕切部体とを有し、
    前記仕切部体は、少なくとも第1の仕切部と第2の仕切部とが分離可能に構成され、
    前記複数の隣接する貯蔵室のうち一方の貯蔵室には、前記第1の仕切部の前方に位置して、該第1の仕切部の前方への移動を不可とする冷蔵庫構成部品が配設され、
    前記第2の仕切部の後方には、前記風路に風を流すファン装置が配設され、
    前記第2の仕切部は、前記冷蔵庫構成部品と対向しない位置で前記第1の仕切部と分離可能に配置されるとともに、他方の貯蔵室から取外し可能であることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記複数の隣接する貯蔵室は、それぞれを区分けする第1の区分部を有し、
    前記第1の区分部は、前記仕切部体から離間していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷蔵庫構成部品は、製氷手段を含んで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷蔵庫構成部品は、前記一方の貯蔵室の後方まで延出して配置され、該一方の貯蔵室を複数の空間に区分けする第2の区分部を含んで構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  5. 前記一方の貯蔵室と他方の貯蔵室は上下方向に隣接して配置され、
    前記第2の区分部は、前記一方の貯蔵室を左右に区分けすることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記仕切部体は、前記風路に配置される冷却器を覆うとともに、前記一方の貯蔵室と他方の貯蔵室とにまたがって配置されることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 前記仕切部体は、前記ファン装置を備える後板と、
    少なくとも前記第1の仕切部と第2の仕切部とを含んで構成されて前記ファン装置を前方から覆う前板と、
    前記前板と前記後板との間に位置する断熱部とを備え、
    前記断熱部は、前記前板に対応して複数に分離可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  8. 前記前板は、前記後板に、その前方から脱着可能となるように弾性を有する係止部を介して取付けられていることを特徴とする請求項7記載の冷蔵庫。
  9. 前記断熱部は、該断熱部の複数に分離される分離面が当接して配置され、この分離面がそれぞれ傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項7又は8記載の冷蔵庫。
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