JP2011156723A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 適切にキャリッジが主走査方向に対して回転することを抑制する。
【解決手段】 本発明に係る液体吐出装置1は、第一の牽引部材Wを巻き取ることによって、キャリッジ10を第二の方向Bの一方側B1に向かって移動させる移動手段50aと、一方側に向かって移動されるキャリッジ10に対して第二の方向Bの他方側B2への荷重を付与するように第二の牽引部材Wを送り出す荷重付与手段50bと、第一の牽引部材Wの巻き取り量R1及び第二の牽引部材Wの送り出し量F2に基づいて、移動手段50aによる第一の牽引部材Wの巻き取り及び荷重付与手段50bによる第二の牽引部材Wの送り出しのそれぞれを制御する制御手段80と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
一般的に、プリンタ等の液体吐出装置では、搬送される被吐出材に対してノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを搭載したキャリッジと、キャリッジの被吐出材の搬送方向と交差する方向(以下、主走査方向とする)沿った移動をガイドするガイド部材と、を有している。そして、この液体吐出装置では、キャリッジをガイド部材に沿って往復移動させつつ、被吐出材に対する液体の吐出が行われる。
ここで、液体吐出装置では、キャリッジが移動される際に、キャリッジが主走査方向に対して回転することによって、被吐出材に対する液体の着弾ずれが発生する場合がある。
従来、キャリッジが主走査方向に対して回転することを抑制する技術として、例えば、キャリッジをガイド部材に対して付勢する付勢手段を備える技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−67422号公報
しかしながら、上記従来技術では、適切にキャリッジが主走査方向に対して回転することを抑制することができない場合がある。
例えば、上記従来技術では、キャリッジをガイド部材に対して付勢するため、キャリッジを移動させる際に、キャリッジとガイド部材との間に発生する摩擦力が大きくなる。このため、キャリッジを移動させるために必要となる駆動力が大きくなるとともに、キャリッジ及びガイド部材が磨耗する場合がある。
本発明の課題は、より適切にキャリッジが主走査方向に対して回転することを抑制することである。
上記目的を達成するために、第一の発明に係る液体吐出装置は、第一の方向に沿って搬送される被吐出材に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドを搭載したキャリッジと、キャリッジの第一の方向に交差する第二の方向に沿った移動をガイドするガイド手段と、一端側がキャリッジに固定された第一の牽引部材及び第一の牽引部材の他端側を巻き取る第一の巻き取り手段を有し、第一の巻き取り手段により第一の牽引部材を巻き取ることによって、キャリッジを第二の方向の一方側に向かって移動させる移動手段と、一端側がキャリッジに固定された第二の牽引部材及び第二の牽引部材の他端側を巻き取る第二の巻き取り手段を有し、一方側に向かって移動されるキャリッジに対して第二の方向の他方側への荷重を付与するように、第二の巻き取り手段に巻き取られている第二の牽引部材を送り出す荷重付与手段と、移動手段による第一の牽引部材の巻き取り量を取得する巻き取り量取得手段と、荷重付与手段による第二の牽引部材の送り出し量を取得する送り出し量取得手段と、巻き取り量取得手段が取得した第一の牽引部材の巻き取り量及び送り出し量取得手段が取得した第二の牽引部材の送り出し量に基づいて、移動手段による第一の牽引部材の巻き取り及び荷重付与手段による第二の牽引部材の送り出しのそれぞれを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
第一の発明に係る液体吐出装置では、移動手段が、第一の牽引部材を巻き取ることによって、キャリッジを第二の方向(主走査方向)の一方側に向かって移動させる。また、荷重付与手段が、一方側に向かって移動されるキャリッジに対して主走査方向の他方側への荷重を付与するように第二の牽引部材を送り出す。
この際、制御手段が、第一の牽引部材の巻き取り量及び第二の牽引部材の送り出し量に基づいて、移動手段による第一の牽引部材の巻き取り及び荷重付与手段による第二の牽引部材の送り出しのそれぞれを制御する。
すなわち、第一の発明に係る液体吐出装置では、移動手段によって、キャリッジを移動させるために必要となる駆動力を付与することができるとともに、荷重付与手段によって、キャリッジの姿勢を維持する(主走査方向に対する回転を抑制する)ために必要となる荷重を付与することができる。
したがって、第一の発明に係る液体吐出装置では、キャリッジを移動させる際に、キャリッジの主走査方向に対する回転を抑制するように、第一の牽引部材の巻き取り量及び第二の牽引部材の送り出し量を制御することができる。
よって、第一の発明に係る液体吐出装置によれば、より適切にキャリッジが主走査方向に対して回転することを抑制することが可能となる。
ここで、液体吐出装置としては、例えば、後述する液体吐出装置1が該当する。第一の方向としては、例えば、後述する搬送方向Aが該当する。被吐出材としては、例えば、後述する用紙Pが該当する。液体としては、例えば、後述するインクが該当する。液体吐出ヘッドとしては、例えば、後述する記録ヘッド11が該当する。キャリッジとしては、例えば、後述するキャリッジ10が該当する。第二の方向としては、例えば、後述する主走査方向Bが該当する。ガイド手段としては、例えば、後述するガイド軸20が該当する。第一の牽引部材としては、例えば、後述するワイヤWが該当する。第一の巻き取り手段としては、例えば、後述するワイヤドラム51が該当する。移動手段としては、例えば、後述する巻き取り式エンコーダ50a,50bが該当する。第二の牽引部材としては、例えば、後述するワイヤWが該当する。第二の巻き取り手段としては、例えば、後述するワイヤドラム51が該当する。荷重付与手段としては、例えば、後述する巻き取り式エンコーダ50a,50bが該当する。巻き取り量取得手段としては、例えば、後述するエンコーダ53及びワイヤ情報取得部70が該当する。送り出し量取得手段としては、例えば、後述するエンコーダ53及びワイヤ情報取得部70が該当する。制御手段としては、例えば、後述する制御部80が該当する。
また、第二の発明に係る液体吐出装置は、第一の発明に係る液体吐出装置において、制御手段は、巻き取り量取得手段が取得した第一の牽引部材の巻き取り量と送り出し量取得手段が取得した第二の牽引部材の送り出し量とが一致するように、移動手段による第一の牽引部材の巻き取り及び荷重付与手段による第二の牽引部材の送り出しのそれぞれを制御することを特徴とする。
第二の発明に係る液体吐出装置では、キャリッジを移動させる際に、第一の牽引部材の巻き取り量と第二の牽引部材の送り出し量とが一致するように制御されるため、キャリッジが主走査方向に対して回転することをより適切に抑制することが可能となる。
また、第三の発明に係る液体吐出装置は、第一又は第二の発明に係る液体吐出装置において、制御手段は、移動手段による第一の牽引部材の巻き取り速度及び荷重付与手段による第二の牽引部材の送り出し速度が、設定されたキャリッジの移動速度と一致するように、移動手段による第一の牽引部材の巻き取り及び荷重付与手段による第二の牽引部材の送り出しのそれぞれを制御することを特徴とする。
第三の発明に係る液体吐出装置では、キャリッジの移動速度を、設定された移動速度に適切に対応させることが可能となる。
さらに、第四の発明に係る液体吐出装置は、第一乃至第三のうちいずれか一の発明に係る液体吐出装置において、移動手段及び巻き取り量取得手段として、第一の巻き取り式エンコーダを有し、荷重付与手段及び送り出し量取得手段として、第二の巻き取り式エンコーダを有することを特徴とする。
第四の発明に係る液体吐出装置によれば、簡易な構成によって、キャリッジが主走査方向に対して回転することをより適切に抑制することが可能となる。
ここで、第一の巻き取り式エンコーダとしては、例えば、後述する巻き取り式エンコーダ50a,50bが該当する。第二の巻き取り式エンコーダとしては、例えば、後述する巻き取り式エンコーダ50a,50bが該当する。
本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す平面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの液体吐出装置が備える巻き取り式エンコーダの概略構成図である。 制御部が実行するキャリッジ制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本実施の形態では、本発明に係る液体吐出装置1を、インクジェットプリンタ(シリアルプリンタ)100に適用した場合を例にして説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す平面図である。図2は、図1に示すインクジェットプリンタの側面図である。図3は、図1に示すインクジェットプリンタの液体吐出装置が備える巻き取り式エンコーダの概略構成図である。
<請求項1の内容>
図1及び図2に示すインクジェットプリンタ100は、被吐出材である用紙Pを所定の搬送方向Aに沿って搬送する搬送装置(図示せず)と、用紙Pに対して液体の一例であるインクを吐出する液体吐出装置1と、を備えている。
図1及び図2に示すように、液体吐出装置1は、キャリッジ10と、キャリッジ10の移動をガイドするガイド軸20と、キャリッジ10を移動させる第一キャリッジ駆動部30及び第二キャリッジ駆動部40と、を備えている。
キャリッジ10には、記録ヘッド11が搭載されている。記録ヘッド11には、用紙Pに対してインクを吐出するノズル列(図示せず)が配設されている。記録ヘッド11には、キャリッジ10に装着されるインクカートリッジ(図示せず)から各色のインクが供給される。そして、記録ヘッド11に供給されたインクは、記録ヘッド11に配設されているノズル列から用紙Pに向けて所定の吐出速度で吐出される。また、キャリッジ10の下面側には、ガイド軸20が挿通される軸受部12が設けられている。
ガイド軸20は、搬送装置による用紙Pの搬送方向Aに交差する方向(以下、主走査方向Bとする)に沿って設けられている。ガイド軸20は、インクジェットプリンタ100の筐体に固定されている。
そして、キャリッジ10は、軸受部12にガイド軸20が挿通されることによって、ガイド軸20に沿って往復移動することが可能となるように配設される。
第一キャリッジ駆動部30は、巻き取り式エンコーダ50aと、滑車部60aと、を備えている。また、第二キャリッジ駆動部40は、巻き取り式エンコーダ50bと、滑車部60bと、を備えている。なお、巻き取り式エンコーダ50a及び巻き取り式エンコーダ50bは、互いに同一の構成となっている。
<請求項4の内容>
図3に示すように、巻き取り式エンコーダ50a,50bは、所定の長さのワイヤWと、ワイヤWを巻き取り可能なワイヤドラム51と、ワイヤドラム51を回転駆動させる駆動モータ52と、ワイヤドラム51の回転変位に応じた検出信号を出力するエンコーダ53と、を備えている。巻き取り式エンコーダ50a,50bは、インクジェットプリンタ100の筐体に固定されている。
滑車部60a,60bは、回転自在に構成され、インクジェットプリンタ100の筐体に固定されている。
図1に示すように、巻き取り式エンコーダ50aのワイヤWの一端側は、滑車部60aを介して、キャリッジ10の主走査方向Bの一方側(B1側)の側面に固定されている。また、巻き取り式エンコーダ50aのワイヤWの他端側は、ワイヤドラム51に巻き取り可能に接続されている。そして、巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52は、駆動されることによって、ワイヤドラム51に対してワイヤWを巻き取る向きに回転させる駆動力を付与する。これによって、巻き取り式エンコーダ50aは、駆動モータ52を駆動することによって、キャリッジ10に対して主走査方向BのB1側に向かう荷重を付与する。具体的には、巻き取り式エンコーダ50aは、キャリッジ10を主走査方向BのB1側に向かって移動させる際には、キャリッジ10に対して、キャリッジ10を主走査方向BのB1側に向かって移動させるための駆動力となる荷重を付与する。一方、巻き取り式エンコーダ50aは、キャリッジ10を主走査方向Bの他方側(B2側)に向かって移動させる際には、キャリッジ10に対して、主走査方向BのB1側に向かう荷重を付与する。
図1に示すように、巻き取り式エンコーダ50bのワイヤWの一端側は、滑車部60bを介して、キャリッジ10の主走査方向BのB2側の側面に固定されている。また、巻き取り式エンコーダ50bのワイヤWの他端側は、ワイヤドラム51に巻き取り可能に接続されている。そして、巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52は、駆動されることによって、ワイヤドラム51に対してワイヤWを巻き取る向きに回転させる駆動力を付与する。これによって、巻き取り式エンコーダ50bは、駆動モータ52を駆動することによって、キャリッジ10に対して主走査方向BのB2側に向かう荷重を付与する。具体的には、巻き取り式エンコーダ50bは、キャリッジ10を主走査方向BのB2側に向かって移動させる際には、キャリッジ10に対して、キャリッジ10を主走査方向BのB2側に向かって移動させるための駆動力となる荷重を付与する。一方、巻き取り式エンコーダ50bは、キャリッジ10を主走査方向BのB1側に向かって移動させる際には、キャリッジ10に対して、主走査方向BのB2側に向かう荷重を付与する。
また、図1及び図3に示すように、液体吐出装置1は、ワイヤ情報取得部70と、制御部80と、を備えている。
ワイヤ情報取得部70は、巻き取り式エンコーダ50aによるワイヤWの巻き取り量R1及び送り出し量F1のそれぞれを算出する。ここで、ワイヤWの巻き取り量R1とは、巻き取り式エンコーダ50aに巻き取られたワイヤWの長さを意味する(巻き取り量R2について同様)。また、ワイヤWの送り出し量F1とは、巻き取り式エンコーダ50aから送り出されたワイヤWの長さを意味する(送り出し量F2について同様)。また、ワイヤ情報取得部70は、巻き取り式エンコーダ50aによるワイヤWの巻き取り速度VR1及び送り出し速度VF1のそれぞれを算出する。ワイヤ情報取得部70は、巻き取り式エンコーダ50aのエンコーダ53が出力した検出信号を取得して、取得した検出信号に基づいて、巻き取り量R1、送り出し量F1、巻取り速度VR1及び送り出し速度VF1のそれぞれを算出する。
同様に、ワイヤ情報取得部70は、ワイヤ情報取得部70は、巻き取り式エンコーダ50bによるワイヤWの巻き取り量R2及び送り出し量F2のそれぞれを算出する。また、ワイヤ情報取得部70は、巻き取り式エンコーダ50bによるワイヤWの巻き取り速度VR2及び送り出し速度VF2のそれぞれを算出する。ワイヤ情報取得部70は、巻き取り式エンコーダ50bのエンコーダ53が出力した検出信号を取得して、取得した検出信号に基づいて、巻き取り量R2、送り出し量F2、巻取り速度VR2及び送り出し速度VF2のそれぞれを算出する。
そして、ワイヤ情報取得部70は、算出した巻き取り量R1,R2、送り出し量F1,F2、巻取り速度VR1,VR2、送り出し速度VF1,VF2を、制御部80に対して出力する。
制御部80は、ドライバ(図示せず)を介して、巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52の駆動及び巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52の駆動のそれぞれを制御する。この際、制御部80は、ワイヤ情報取得部70から入力された巻き取り量R1,R2、送り出し量F1,F2、巻取り速度VR1,VR2及び送り出し速度VF1,VF2に基づいて、各駆動モータ52の駆動を制御する。
次に、制御部が実行するキャリッジ制御処理について説明する。
図4は、制御部が実行するキャリッジ制御処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、ステップS1において、制御部80は、ホストコンピュータ(図示せず)のプリンタデバイスから印刷要求データを受信したか否かを判定し、印刷要求データを受信したと判定した場合(Yes)には、ステップS2に移行する。一方、制御部80は、印刷要求データを受信していないと判定した場合(No)には、ステップS1の処理を繰り返す。ここで、制御部80は、ホストコンピュータのプリンタドライバから印刷要求データを1行(1主走査ライン)分ずつ受信する。
なお、本実施の形態では、1行分の印字データを、キャリッジ10の往路と復路の2パスで印刷する構成となっている。
ステップS2では、制御部80は、受信した印刷要求データに基づいて、キャリッジ始動位置及びキャリッジ停止位置を算出する。そして、制御部80は、算出したキャリッジ始動位置及びキャリッジ停止位置を設定して、ステップS3に移行する。
ここで、キャリッジ始動位置とは、キャリッジ80が1パスの印字動作のために移動を開始する始動位置を意味する。また、キャリッジ停止位置とは、キャリッジ80が1パスの印字動作を完了して停止する位置を意味する。制御部80は、当該1行を印字するための往路及び復路のそれぞれについて、キャリッジ始動位置及びキャリッジ停止位置を設定する。
ステップS3では、制御部80は、受信した印刷要求データに基づいて、速度モードを把握する。そして、制御部80は、把握した速度モードからキャリッジ速度Vkを設定して、ステップS4に移行する。
ステップS4では、制御部80は、キャリッジ10の駆動を実行して、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
すなわち、キャリッジ制御部80は、キャリッジ10をステップS2で設定したキャリッジ始動位置に移動させるとともに、印字動作開始タイミングになると、キャリッジ始動位置からキャリッジ停止位置までのキャリッジ10の移動を開始させる。
<請求項2の内容>
具体的には、制御部80は、キャリッジ10を主走査方向BのB1側に向かって移動させる場合には、キャリッジ10が主走査方向BのB1側に向かって移動するように、巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52を駆動させる。同時に、制御部80は、主走査方向BのB1側に向かって移動するキャリッジ10に対して主走査方向BのB2側に向けた所定の荷重を付与するように、巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52を駆動させる。
この際、制御部80は、巻き取り式エンコーダ50aによるワイヤWの巻き取り量R1と巻き取り式エンコーダ50bによるワイヤWの送り出し量F2とが一致するように、巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52及び巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52のそれぞれを制御する。
すなわち、キャリッジ10が主走査方向BのB1側に向かって移動される際には、巻き取り式エンコーダ50bが、キャリッジ10に対して、キャリッジ10の姿勢を維持する(主走査方向Bに対する回転を抑制する)ために必要となる荷重を付与する。
これにより、キャリッジ10が主走査方向Bに対して回転することを抑制することが可能となる。
<請求項3の内容>
また、制御部80は、巻き取り式エンコーダ50aによるワイヤWの巻き取り速度VR1及び巻き取り式エンコーダ50bによるワイヤWの送り出し速度VF2が、ステップS3で設定したキャリッジ速度Vkと一致するように、巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52及び巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52のそれぞれを駆動させる。
これにより、キャリッジ10の移動速度を、設定されたキャリッジ速度Vkに適切に対応させることが可能となる。
<請求項2の内容>
一方、制御部80は、キャリッジ10を主走査方向BのB2側に向かって移動させる場合には、キャリッジ10が主走査方向BのB2側に向かって移動するように、巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52を駆動させる。同時に、制御部80は、主走査方向BのB2側に向かって移動するキャリッジ10に対して主走査方向BのB1側に向けた所定の荷重を付与するように、巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52を駆動させる。
この際、制御部80は、巻き取り式エンコーダ50bによるワイヤWの巻き取り量R2と巻き取り式エンコーダ50aによるワイヤWの送り出し量F1とが一致するように、巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52及び巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52のそれぞれを制御する。
すなわち、キャリッジ10が主走査方向BのB2側に向かって移動される際には、巻き取り式エンコーダ50aが、キャリッジ10に対して、キャリッジ10の姿勢を維持するために必要となる荷重を付与する。
これにより、キャリッジ10が主走査方向Bに対して回転することを抑制することが可能となる。
<請求項3の内容>
また、制御部80は、巻き取り式エンコーダ50bによるワイヤWの巻き取り速度VR2及び巻き取り式エンコーダ50aによるワイヤWの送り出し速度VF1が、ステップS3で設定したキャリッジ速度Vkと一致するように、巻き取り式エンコーダ50bの駆動モータ52及び巻き取り式エンコーダ50aの駆動モータ52のそれぞれを駆動させる。
これにより、キャリッジ10の移動速度を、設定されたキャリッジ速度Vkに適切に対応させることが可能となる。
以上のように、本発明に係る液体吐出装置1によれば、より適切にキャリッジ10が主走査方向に対して回転することを抑制することが可能となる。
本発明に係る液体吐出装置1は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内の変更を行うことも可能である。
例えば、上記実施の形態では、ワイヤドラム51及び駆動モータ52からなるワイヤ巻き取り機構とエンコーダ53とが一体となった巻き取り式エンコーダ50a,50bを採用している。しかしながら、ワイヤ巻き取り機構とエンコーダ53とを個別に設ける構成としても構わない。
また、上記実施の形態では、液体吐出装置1をインクジェットプリンタ100に適用した場合を説明した。しかしながら、液体吐出装置1は、ファクシミリ装置、複写機やこれらの機能を有する複合機等に適用することができる。
1 液体吐出装置、10 キャリッジ、11 記録ヘッド、12 軸受部、20 ガイド軸、30 第一キャリッジ駆動部、40 第二キャリッジ駆動部、50a 巻き取り式エンコーダ、50b 巻き取り式エンコーダ、51 ワイヤドラム、52 駆動モータ、53 エンコーダ、60a 滑車部、60b 滑車部、70 ワイヤ情報取得部、80 制御部、100 インクジェットプリンタ、W ワイヤ、P 用紙。

Claims (4)

  1. 第一の方向に沿って搬送される被吐出材に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジの前記第一の方向に交差する第二の方向に沿った移動をガイドするガイド手段と、
    一端側が前記キャリッジに固定された第一の牽引部材及び該第一の牽引部材の他端側を巻き取る第一の巻き取り手段を有し、該第一の巻き取り手段により前記第一の牽引部材を巻き取ることによって、前記キャリッジを前記第二の方向の一方側に向かって移動させる移動手段と、
    一端側が前記キャリッジに固定された第二の牽引部材及び該第二の牽引部材の他端側を巻き取る第二の巻き取り手段を有し、前記一方側に向かって移動されるキャリッジに対して前記第二の方向の他方側への荷重を付与するように、前記第二の巻き取り手段に巻き取られている前記第二の牽引部材を送り出す荷重付与手段と、
    前記移動手段による前記第一の牽引部材の巻き取り量を取得する巻き取り量取得手段と、
    前記荷重付与手段による前記第二の牽引部材の送り出し量を取得する送り出し量取得手段と、
    前記巻き取り量取得手段が取得した前記第一の牽引部材の巻き取り量及び前記送り出し量取得手段が取得した前記第二の牽引部材の送り出し量に基づいて、前記移動手段による前記第一の牽引部材の巻き取り及び前記荷重付与手段による前記第二の牽引部材の送り出しのそれぞれを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記巻き取り量取得手段が取得した前記第一の牽引部材の巻き取り量と前記送り出し量取得手段が取得した前記第二の牽引部材の送り出し量とが一致するように、前記移動手段による前記第一の牽引部材の巻き取り及び前記荷重付与手段による前記第二の牽引部材の送り出しのそれぞれを制御することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記移動手段による前記第一の牽引部材の巻き取り速度及び前記荷重付与手段による前記第二の牽引部材の送り出し速度が、設定されたキャリッジの移動速度と一致するように、前記移動手段による前記第一の牽引部材の巻き取り及び前記荷重付与手段による前記第二の牽引部材の送り出しのそれぞれを制御することを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記移動手段及び前記巻き取り量取得手段として、第一の巻き取り式エンコーダを有し、
    前記荷重付与手段及び前記送り出し量取得手段として、第二の巻き取り式エンコーダを有することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の液体吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015196270A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 ブラザー工業株式会社 液体噴射装置

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