JP2011154577A - 売上データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】売上データ処理装置において、顧客から預けられた商品について、商品引渡し時に、商品引渡し可能である旨を顧客に自動的に通知することである。
【解決手段】売上データ処理装置10は、顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を入力部で受け付け、商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票C1を印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票C1から伝票識別情報を読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを通知部で顧客の携帯電話機40へ通知する。
【選択図】図1
【解決手段】売上データ処理装置10は、顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を入力部で受け付け、商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票C1を印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票C1から伝票識別情報を読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを通知部で顧客の携帯電話機40へ通知する。
【選択図】図1
Description
本発明は、売上データ処理装置及びプログラムに関する。
従来、衣料品の店舗等に設置されるECR(Electronic Cash Resister)等の売上データ処理装置が知られている。売上データ処理装置は、店員の操作により、顧客が購入した商品及び代金を登録し、商品の代金の精算を行う。また、衣料品の店舗では、購入した商品のお直し(ズボンの裾上げ等)等の作業が発生する場合がある。その際、店舗の精算担当者は、作業にどの程度時間がかかるか(出来上がり予定時刻)を顧客に伝え、修理担当者による商品の作業後、その作業後の商品を売上データ処理装置近くに保持する。顧客は、出来上がり予定時刻になると売上データ処理装置の場所に行き、作業後の商品を受け取っていた。
また、飲食店等の店舗に設置されたPOS(Point of sales)システムに接続された予約呼出装置により、顧客の携帯端末装置を介する顧客の呼び出しを行う構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この予約呼出装置は、公衆回線に接続され、顧客の予約データ入力を受け付け、席が空くと、予約データに応じて先予約順に顧客の携帯端末装置にダイヤル通話し呼び出しを通知する。
また、スーパーマーケット等の店舗において、顧客のIDとカゴのIDとを管理し、カゴの中の商品の精算後に、その商品を顧客宅に配送する商品配送システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。この商品配送システムのサーバは、キャッシュレジスタ及び通信ネットワークに接続されている。顧客は、商品の入ったカゴをレジ担当の店員に渡し、その場から移動する。店員によるキャッシュレジスタにおける商品の精算後、サーバは、商品の合計金額及び宅配の予定時刻を、Eメール又は電話により顧客に通知する。
しかし、従来の売上データ処理装置において、顧客から預かった商品の引渡しの際に、商品が引渡し可能になった旨を顧客に通知することができなかった。このため、通知が必要な場合には、店員が手動で顧客に電話をして通知していた。
本発明の課題は、売上データ処理装置において、顧客から預けられた商品について、商品引渡し時に、商品引渡し可能である旨を顧客に自動的に通知することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の売上データ処理装置は、
顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付ける入力部と、
情報を用紙に印刷する印刷部と、
情報を記憶する記憶部と、
情報を通知する通知部と、
伝票から情報を読み取る読み取り部と、
商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票を前記印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる制御部と、を備える。
顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付ける入力部と、
情報を用紙に印刷する印刷部と、
情報を記憶する記憶部と、
情報を通知する通知部と、
伝票から情報を読み取る読み取り部と、
商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票を前記印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる制御部と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の売上データ処理装置において、
前記入力部は、商品に対する作業の識別情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報及びメッセージの識別情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる。
前記入力部は、商品に対する作業の識別情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報及びメッセージの識別情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の売上データ処理装置において、
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、商品の情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報、メッセージの識別情報及び商品の情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージと当該商品の情報のメッセージとを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる。
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、商品の情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報、メッセージの識別情報及び商品の情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージと当該商品の情報のメッセージとを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の売上データ処理装置において、
前記入力部は、作業の代金情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部により入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、前記読み取り部に引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報、メッセージの識別情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージと前記入力部に入力された代金情報のメッセージとを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる。
前記入力部は、作業の代金情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部により入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、前記読み取り部に引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報、メッセージの識別情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージと前記入力部に入力された代金情報のメッセージとを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の売上データ処理装置において、
前記制御部は、伝票識別情報をシンボルとして含む伝票を前記印刷部に印刷させ、
前記読み取り部は、伝票のシンボルから伝票識別情報を読み取る。
前記制御部は、伝票識別情報をシンボルとして含む伝票を前記印刷部に印刷させ、
前記読み取り部は、伝票のシンボルから伝票識別情報を読み取る。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の売上データ処理装置において、
前記入力部は、商品の売上登録入力中の顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票を、商品精算のレシートとともに前記印刷部に印刷させる。
前記入力部は、商品の売上登録入力中の顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票を、商品精算のレシートとともに前記印刷部に印刷させる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の売上データ処理装置において、
前記連絡先情報は、電話番号であり、
前記通知部は、顧客の電話番号に電話をかけて音声によりメッセージを通知する。
前記連絡先情報は、電話番号であり、
前記通知部は、顧客の電話番号に電話をかけて音声によりメッセージを通知する。
請求項8に記載の発明のプログラムは、
コンピュータを、
顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付ける入力部、
情報を用紙に印刷する印刷部、
情報を記憶する記憶部、
情報を通知する通知部、
伝票から情報を読み取る読み取り部、
商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票を前記印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる制御部、
として機能させる。
コンピュータを、
顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付ける入力部、
情報を用紙に印刷する印刷部、
情報を記憶する記憶部、
情報を通知する通知部、
伝票から情報を読み取る読み取り部、
商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票を前記印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる制御部、
として機能させる。
本発明によれば、売上データ処理装置において、顧客から預けられた商品について、商品引渡し時に、商品引渡し可能である旨を顧客に自動的に通知できる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る第1〜第3の実施の形態を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1〜図7を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して、本実施の形態の概要を説明する。図1に、本実施の形態の全体構成を示す。
図1〜図7を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して、本実施の形態の概要を説明する。図1に、本実施の形態の全体構成を示す。
図1に示すように、本実施の形態の装置構成として、売上データ処理装置10を用いる。売上データ処理装置10は、ECR等により構成され、商品の精算等の情報の入力を受け付け、商品の売上データを処理する装置である。売上データ処理装置10は、衣料品の店舗に設置されているものとする。また、店舗には、商品としての衣料品の裾上げ、寸法等のお直し、仕立て、修理等を行う修理所30が設けられている。携帯電話機40は、顧客の所有する携帯電話機である。携帯電話機40に代えて、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等、電話機能を有する他の携帯機器としてもよく、固定電話機としてもよい。
商品の購入時に顧客は、販売商品又は購入済商品の商品G1を売上データ処理装置10の設置されている精算所に持ち込み、店員(精算担当者)に手渡す。その際、顧客は、商品G1の購入及びお直し、仕立て、修理等の作業依頼及び内容を精算担当者に口頭で伝える。精算担当者は、売上データ処理装置10を用いて、商品G1の代金(販売代金、お直し代金、仕立て代金、修理代金等)の精算の入力を行うとともに、商品G1を預かって作業をする旨の情報を入力し、レシート及びお預かり票C1を発行する。このとき、精算担当者は、顧客に連絡先(携帯電話機40)の電話番号を聞き、この電話番号を売上データ処理装置10に入力する。
売上データ処理装置10で発行されるお預かり票C1は、顧客用と、精算担当の店員用と、修理所30用との3枚である。このお預かり票C1には、お預かり票を識別するための伝票番号と、この伝票番号を示すバーコードと、が含まれている。精算担当者は、レシート及び1枚のお預かり票C1を顧客に手渡し、もう1枚のお預かり票C1を保管し、もう1枚のお預かり票C1を商品G1とともに修理所30に持っていく。顧客は、店舗の精算所を離れる。
修理所30において、修理担当者は、精算担当者から作業の内容を聞いて商品G1に作業を行い、お預かり票C1及び作業後の商品G1を精算担当者に手渡す。精算担当者は、商品出来上がりの情報を売上データ処理装置10に入力する。売上データ処理装置10は、入力済みの顧客の電話番号を用いて携帯電話機40に自動ダイヤルし、作業完了の音声メッセージを通知する。顧客は、店舗の精算所に戻り、お預かり票を精算担当者に手渡して作業後の商品G1を受け取る。
次に、図2を参照して、売上データ処理装置10の内部構成を説明する。図2に、売上データ処理装置10の機能構成を示す。
図2に示すように、売上データ処理装置10は、CPU11と、入力部としての操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、ROM(Read Only Memory)15と、通信部16と、記憶部としてのフラッシュメモリ17と、ドロア18と、読み取り部としてのスキャナ19と、印刷部20と、計時部21と、音声合成部22と、通知部としての通話部23と、を備える。売上データ処理装置10の各部は、バス24を介して接続されている。
CPU11は、売上データ処理装置10の各部を制御する。CPU11は、ROM15からプログラムを読み出してRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で各種処理を実行する。
CPU11は、レジプログラム151に従い、商品の精算を行うとともに、顧客からの作業が依頼された商品預かり時に、作業の識別情報であるお預かりコードの入力を操作部12で受け付け、伝票番号と、操作部12に入力された電話番号と、入力された作業の識別情報に対応する作業完了の音声メッセージ番号と、を対応付けてお預かり台帳70としてフラッシュメモリ17に記憶し、伝票番号を含むお預かり票をレシートとともに印刷部20で印刷する。また、CPU11は、作業が完了し商品を引き渡す時に、引き渡す商品のお預かり票から伝票番号をスキャナ19に読み取らせ、当該読み取った伝票番号に対応する電話番号、音声メッセージ番号をフラッシュメモリ17から読み出し、当該電話番号を用いて当該音声メッセージ番号に対応する音声メッセージを商品名のメッセージとともに音声合成部22及び通話部23により顧客の電話番号へ通知させる。
操作部12は、商品精算用の各種キーを有するキーパッドを有する。具体的には、操作部12は、数字キーと、PLU(Price Look Up)キーと、部門キーと、小計キーと、現金キーと、お直しキーと、出来上がりキーと、を含む。数字キーは、金額等の数字の入力キーである。PLUキーは、予め設定された商品の識別情報の入力キーである。部門キーは、予め設定された商品が所属する部門の識別情報の入力キーである。小計キーは、小計(合計金額)を算出及び表示するための入力キーである。現金キーは、商品精算の締め等の入力キーである。お直しキーは、直しの依頼情報の入力キーである。出来上がりキーは、商品の直しの完了情報の入力キーである。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(ElectroLuminescent)ディスプレイ等で構成され、CPU11の指示に従い、各種情報を表示する。
ROM15は、読み出し専用に各種情報及び各種プログラムを記憶している半導体メモリである。ROM15には、レジプログラム151が記憶されている。
通信部16は、インターネット等の通信ネットワークに接続され、当該通信ネットワーク上の外部機器と情報を送受信する。売上データ処理装置10は、通信ネットワーク上のセンタサーバに通信接続され、1日の営業時間の終わり毎に、その1日分の売上データを集計してセンタサーバに送信する。センタサーバは、複数の売上データ処理装置に接続されており、売上データ処理装置10を含む各売上データ処理装置から売上データを受信して集計及び管理する。
フラッシュメモリ17は、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する半導体メモリである。フラッシュメモリ17には、お預かりテーブル50と、音声メッセージテーブル60と、お預かり台帳70と、が記憶されている。お預かりテーブル50、音声メッセージテーブル60及びお預かり台帳70は、詳細に後述される。
ドロア18は、現金等を収納し、CPU11の指示により開放可能な引き出しである。
スキャナ19は、CCD(Charge Coupled Devices)式、レーザ式のスキャナや、イメージスキャナにより構成され、商品に付されたバーコードを読み取り、そのバーコード情報を取得する。
印刷部20は、サーマルプリンタ等により構成され、ロール紙にレシート及びジャーナルのデータを印刷して出力する。さらに、印刷部20は、お預かり票の印刷が可能であるものとする。
計時部21は、計時回路を有し、現在の日時を計時し、現在の日時情報として出力する。
音声合成部22は、文字による音声データを音声合成変換して音声信号を生成する。通話部23は、モデム等により構成され、公衆電話回線上の通話先にダイヤル(発呼)し、音声情報を通話先に送信する。
なお、音声合成部22の音声合成変換機能に代えて、CPU11及びプログラムにより音声合成変換を実現する構成としてもよい。また、通話部23の通話機能に代えて、CPU11及びプログラムにより、通信部16を介し、インターネット通話サービス等を利用して通話を実現する構成としてもよい。
また、売上データ処理装置10は、クレジットカード、ポイントカード等を読み取り、通信部16を介してカード会社のサーバへ問い合わせを行うことにより、商品の精算を行う電子決済部を備える構成としてもよい。
次に、図3を参照して、売上データ処理装置10のフラッシュメモリ17に記憶される情報を説明する。図3(a)に、お預かりテーブル50の構成を示す。図3(b)に、音声メッセージテーブル60の構成を示す。図3(c)に、お預かり台帳70の構成を示す。
図3(a)に示すように、お預かりテーブル50は、お預かりコード51と、ファンクション名52と、音声メッセージ番号53と、の項目を有する。お預かりテーブル50の各項目は、例えば、管理者による操作部12を介する入力に応じて、予め設定されているものとする。
お預かりコード51は、商品預かりの種類(商品に行う作業の種類)の識別情報である。ファンクション名52は、お預かりコード51に対応する作業の内容を示す情報である。音声メッセージ番号53は、お預かりコード51に対応する作業の音声メッセージの識別情報である。
図3(b)に示すように、音声メッセージテーブル60は、音声メッセージ番号61と、音声データ62と、の項目を有する。音声メッセージテーブル60の各項目は、例えば、管理者による操作部12を介する入力に応じて、予め設定されているものとする。
音声メッセージ番号61は、音声メッセージ番号53と同様の情報であり、音声メッセージの識別情報である。音声データ62は、音声メッセージ番号61に対応する音声メッセージの文字データである。
図3(c)に示すように、お預かり台帳70は、伝票番号71と、お預かりコード72と、電話番号73と、音声メッセージ番号74と、お預かり日時75と、出来上がり日時76と、を有する。
伝票番号71は、お預かり票の識別情報である。お預かりコード72は、お預かりコード51と同様の情報であり、伝票番号71に対応する商品預かりの種類(商品に行う作業の種類)の識別情報である。電話番号73は、伝票番号71の伝票を渡す顧客の電話番号である。電話番号73は、携帯電話機(携帯機器)の電話番号でもよいし、固定電話機等、他の電話番号でもよい。お預かり日時75は、伝票番号71に対応する商品預かりの日時情報である。出来上がり日時76は、伝票番号71に対応する商品出来上がりの日時情報である。
次に、図4〜図7を参照して、売上データ処理装置10の動作を説明する。図4に、レジ処理のフローチャートを示す。図5に、レジ処理の第1のお直し処理のフローチャートを示す。図6に、レジ処理の第1の出来上がり処理のフローチャートを示す。図7に、第1の出来上がり処理の第1の音声メッセージ通知処理のフローチャートを示す。
レジ処理は、店舗の営業時間内に、商品の精算と、商品のお預かり及びお渡しに関する業務支援と、を行う処理である。売上データ処理装置10において、例えば、営業時間開始時に電源がオンされたこと、又は営業終了のレジ締め処理迄に前回のレジ処理が終了したことをトリガとして、CPU11と、RAM13に適宜展開されたレジプログラム151との協働により、レジ処理が実行される。
先ず、変数である合計金額が0[円]に設定される(ステップS1)。そして、操作部12の出来上がりキーが押下されたか否かが判別される(ステップS2)。出来上がりキーが押下された場合(ステップS2;YES)、出来上がり処理が実行され(ステップS3)、レジ処理が終了する。ステップS3の出来上がり処理は、詳細に後述される。
出来上がりキーが押下されていない場合(ステップS2;NO)、操作部12の数字キー押下により、商品、お直し、仕立て又は修理の金額の入力が受け付けられたか否かが判別される(ステップS4)。金額の入力が受け付けられた場合(ステップS4;YES)、ステップS4で入力された金額がRAM13に保持されるとともに表示部14に表示される(ステップS5)。
金額の入力が受け付けられていない場合(ステップS4;NO)、スキャナ19を介しする商品のバーコード読み取り、又は操作部12のPLUキー押下により、商品識別情報が入力されたか否かが判別される(ステップS6)。商品識別情報が入力された場合(ステップS6;YES)、ステップS6で入力された商品識別情報に対応する商品名及び単価がフラッシュメモリ17から読み出されて表示部14に表示され、合計金額が、直前の合計金額+商品金額(商品単価×個数)に変更され(ステップS7)、ステップS2に移行される。
商品識別情報が入力されていない場合(ステップS6;NO)、操作部12の部門キーが押下されたか否かが判別される(ステップS8)。部門キーが押下された場合(ステップS8;YES)、ステップS8で入力された部門キーに対応する部門名がフラッシュメモリ17から読み出されて表示部14に表示され、合計金額が、直前の合計金額+ステップS5で保持された入力金額に変更され(ステップS9)、ステップS2に移行される。
部門キーが押下されていない場合(ステップS8;NO)、操作部12のお直しキーが押下されたか否かが判別される(ステップS10)。お直しキーが押下された場合(ステップS10;YES)、合計金額が、直前の合計金額+ステップS5で保持された入力金額に変更される(ステップS11)。そして、お直し処理が実行され(ステップS12)、ステップS2に移行される。ステップS12のお直し処理は、詳細に後述される。
お直しキーが押下されていない場合(ステップS10;NO)、操作部12の小計キーが押下されたか否かが判別される(ステップS13)。小計キーが押下された場合(ステップS13;YES)、合計金額が表示部14に表示され(ステップS14)、ステップS2に移行される。
小計キーが押下されていない場合(ステップS13;NO)、操作部12の現金キーが押下されたか否かが判別される(ステップS15)。現金キーが押下されていない場合(ステップS15;NO)、ステップS2に移行される。
現金キーが押下された場合(ステップS15;YES)、合計金額が表示部14に表示され、ドロア18が開放される(ステップS16)。そして、ステップS7の商品名及び単価、ステップS9の部門名及び入力金額、ステップS11のお直しの旨及び入力金額、合計金額、受け取り金額、お釣り等を含むレシートのイメージが作成され、レシートのイメージに応じてレシートが印刷部20により印刷される(ステップS17)。さらに、ステップS17において、フラッシュメモリ17に記憶されているお預かり台帳70が読み出され、お預かり台帳70に基づいてお預かり票のイメージが作成され、お預かり票のイメージに応じてお預かり票が印刷部20により3部印刷され、レジ処理が終了する。お預かり票は、少なくとも、お預かり票の伝票番号と、スキャナ19で読み取り可能な伝票番号のバーコードと、を含むものとする。
次いで、図5を参照して、図4のレジ処理のステップS12のお直し処理としての第1のお直し処理を説明する。先ず、フラッシュメモリ17からお預かりテーブル50が読み出されて表示部14に表示される(ステップS21)。
そして、操作部12を介してお預かりコード51の番号が入力されたか否かが判別される(ステップS22)。番号が入力されていない場合(ステップS22;NO)、ステップS22に移行される(ステップS22)。番号が入力された場合(ステップS22;YES)、操作部12を介して、顧客の電話番号が入力され、次いで現金キーが押下されたか否かが判別される(ステップS22)。電話番号及び現金キーが入力されていない場合(ステップS24;NO)、ステップS24に移行される。
電話番号及び現金キーが入力された場合(ステップS24;YES)、操作部12を介して、フラッシュメモリ17からお預かり台帳70が読み出され、お預かり台帳70の前回追加されたレコードの伝票番号71が9999以上であるか否かが判別される(ステップS25)。前回の伝票番号71が9999以上である場合(ステップS25;YES)、今回の伝票番号が0に設定される(ステップS26)。
ステップS26実行後、又は前回の伝票番号71が9999以上でない場合(ステップS25;NO)、伝票番号が1インクリメントされる(ステップS27)。そして、計時部21を介して現在の日時情報が取得され、ステップS22で入力されたお預かりコード51に対応する音声メッセージ番号53が取得される(ステップS28)。さらに、ステップS28において、ステップS27で設定された伝票番号、ステップS22で入力されたお預かりコード、ステップS24で入力された電話番号、上記取得された音声メッセージ番号、日時情報が、順に、お預かり台帳70の伝票番号71、お預かりコード72、電話番号73、音声メッセージ番号74、お預かり日時75の追加した1レコードにセットされ、第1のお直し処理が終了する。
次いで、図6を参照して、図4のレジ処理のステップS3の出来上がり処理としての第1の出来上がり処理を説明する。先ず、修理所30からお直し等の作業完了時に、作業済の商品とともに手渡されたお預かり票の伝票番号のバーコードがスキャナ19によりスキャンされ、その伝票番号が取得されたか否かが判別される(ステップS31)。伝票番号が取得されていない場合(ステップS31;NO)、操作部12を介して精算担当者から、伝票番号が入力され、次いで現金キーが押下されたか否かが判別される(ステップS32)。伝票番号及び現金キーが入力されていない場合(ステップS32;NO)、ステップS32に移行される。
伝票番号及び現金キーが入力された場合(ステップS32;YES)、又は伝票番号が取得された場合(ステップS31;YES)、音声メッセージ通知処理が実行され(ステップS33)、第1の出来上がり処理が終了する。ステップS33の音声メッセージ通知処理は、詳細に後述される。
次いで、図7を参照して、図6の第1の出来上がり処理のステップS33の音声メッセージ通知処理としての第1の音声メッセージ通知処理を説明する。先ず、フラッシュメモリ17からお預かり台帳70が読み出され、お預かり台帳70の先頭レコードが読み出し位置に設定される(ステップS41)。そして、お預かり台帳70の読み出されていない1レコードが読み出される(ステップS42)。
そして、ステップS42で読み出すレコードが無く終わりであるか否かが判別される(ステップS43)。終わりでない場合(ステップS43;NO)、ステップS42で読み出されたレコードの伝票番号71が、ステップS32で入力された伝票番号であるか否かが判別される(ステップS44)。伝票番号71が入力された伝票番号でない場合(ステップS44;NO)、ステップS42に移行される。終わりである場合(ステップS43;YES)、ステップS32で入力された伝票番号が売上データ処理装置10に登録されていない旨のエラーメッセージが表示部14に表示される(ステップS45)。
伝票番号71が入力された伝票番号である場合(ステップS44;YES)、変数としてのリトライ回数Rが0に設定される(ステップS46)。そして、お預かり台帳70におけるステップS42での読み出しレコードの電話番号73が読み出され、この電話番号73に通話部23を介して自動的にダイヤルされる(ステップS47)。また、ステップS47において、計時部21を介して現在時刻が取得され、その現在時刻が、お預かり台帳70におけるステップS42での読み出しレコードの出来上がり日時76にセットされる。そして、ステップS47において、ダイヤル先が通話中である等により、ダイヤルできない旨のエラーが発生したか否かが判別される(ステップS48)。
エラーが発生していない場合(ステップS48;NO)、フラッシュメモリ17から音声メッセージテーブル60が読み出され、お預かり台帳70におけるステップS42での読み出しレコードの音声メッセージ番号74が読み出され、この音声メッセージ番号74と同じ音声メッセージ番号61の音声データ62が読み出される(ステップS49)。さらに、ステップS49において、読み出した音声データ62の音声メッセージが音声合成部22により音声信号に変換され、その音声信号が通話部23を介してダイヤル先に送信される。ダイヤル先の電話機では、音声データ62の音声メッセージが音声出力される。
そして、お預かり台帳70におけるステップS42での読み出しレコードが削除され(ステップS50)、第1のメッセージ通知処理が終了する。そして、エラーが発生した場合(ステップS48;YES)、リトライ回数Rが1インクリメントされる(ステップS51)。そして、リトライ回数R>5であるか否かが判別される(ステップS52)。リトライ回数R>5である場合(ステップS52;YES)、6回以上ダイヤルがつながらなかった旨のエラーメッセージが表示部14に表示され(ステップS53)、第1の音声メッセージ通知処理が終了する。リトライ回数R>5でない場合(ステップS52;NO)、計時部21により1分間が計測されて待機され(ステップS54)、ステップS47に移行される。
以上、本実施の形態によれば、売上データ処理装置10は、顧客からの作業が依頼された商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報である電話番号の入力を操作部12で受け付け、当該伝票番号と、操作部12に入力された電話番号と、を対応付けてお預かり台帳70としてフラッシュメモリ17に記憶し、当該伝票番号を含むお預かり票を印刷部20で印刷する。売上データ処理装置10は、作業が完了し商品を引き渡す時に、引き渡す商品のお預かり票から伝票番号をスキャナ19に読み取らせ、当該読み取った伝票番号に対応する電話番号をフラッシュメモリ17から読み出し、当該電話番号を用いて作業が完了し商品が引渡し可能である音声メッセージを音声合成部22及び通話部23により顧客の電話番号へ通知する。このため、売上データ処理装置10において、顧客から預けられた商品について、商品引渡し時に、作業が完了し商品引渡し可能である旨を顧客に自動的に通知できる。
また、売上データ処理装置10は、商品預かり時に、商品に依頼された作業の識別情報であるお預かりコードの入力を操作部12で受け付け、伝票番号と、操作部12に入力された電話番号と、入力された作業の識別情報に対応する作業完了の音声メッセージ番号と、を対応付けてお預かり台帳70としてフラッシュメモリ17に記憶する。売上データ処理装置10は、作業が完了し商品を引き渡す時に、伝票番号に対応する電話番号及び音声メッセージ番号をフラッシュメモリ17から読み出し、当該電話番号を用いて当該音声メッセージ番号に対応する音声メッセージを音声合成部22及び通話部23により顧客の電話番号へ通知させる。このため、売上データ処理装置10において、顧客から預けられた商品について、商品引渡し時に、どの作業が完了し商品引渡し可能である旨を顧客に自動的に通知できる。
また、売上データ処理装置10は、伝票番号をシンボルとしてのバーコードで含むお預かり票を印刷部20に印刷させ、作業が完了し商品を引き渡す時に、スキャナ19により、お預かり票のバーコードから伝票番号を読み取る。このため、伝票番号をキー入力する場合に比べて、伝票番号を容易に取得できる。
また、売上データ処理装置10は、商品の売上登録中の顧客からの商品預かり時に、顧客の電話番号の入力を受け付け、お預かり票を、商品精算のレシートとともに印刷部20で印刷する。このため、商品の精算処理と並行して商品のお預かりに関する処理を行うことができる。
(第2の実施の形態)
図8〜図12を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。先ず、図8を参照して、本実施の形態の概要を説明する。図8に、本実施の形態の全体構成を示す。
図8〜図12を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。先ず、図8を参照して、本実施の形態の概要を説明する。図8に、本実施の形態の全体構成を示す。
図8に示すように、本実施の形態の装置構成として、第1の実施の形態の売上データ処理装置10に代えて、売上データ処理装置10Aを用いる。以下、売上データ処理装置10Aにおいて、売上データ処理装置10と同様の部分に同じ符号を付し、売上データ処理装置10と異なる部分を主として説明する。
商品の購入時に顧客は、販売商品又は購入済商品の商品G2を売上データ処理装置10Aの設置されている精算所に持ち込み、店員(精算担当者)に手渡す。その際、顧客は、商品G2の購入及びお直し、仕立て、修理等の依頼及び内容を精算担当者に口頭で伝える。ここでは、股下82cmにする裾上げのお直しが依頼されたものとして説明する。しかし、これに限定されるものではなく、他のお直し、仕立て、修理が依頼されることとしてもよい。
精算担当者は、売上データ処理装置10Aを用いて、商品G2の代金(販売代金、お直し代金等)の精算の入力を行うとともに、商品G2を預かってお直しをする旨の情報を入力し、レシート及びお預かり票C2を発行する。このとき、精算担当者は、顧客に連絡先(携帯電話機40)の電話番号を聞き、この電話番号を売上データ処理装置10Aに入力する。
売上データ処理装置10Aで発行されるお預かり票C2は、顧客用と、精算担当者用と、修理所30用との3枚である。このお預かり票C2には、お預かり票を識別するための伝票番号と、この伝票番号を含むバーコードと、が含まれている。お預かり票C2には、商品名が印刷されていてもよい。また、精算担当者は、お預かり票C2に、作業の内容を記入してもよい。精算担当者は、レシート及び1枚のお預かり票C2を顧客に手渡し、もう1枚のお預かり票C2を保管し、もう1枚のお預かり票C2を商品G2とともに修理所30に持っていく。顧客は、店舗の精算所を離れる。
修理所30において、修理担当者は、お預かり票C2の依頼の内容及び商品名を見て、その商品名が商品G2のものであることを確認した後、商品G2に作業(お直し)を行い、お預かり票C2及び作業後の商品G2を精算担当者に手渡す。精算担当者は、商品出来上がりの情報を売上データ処理装置10Aに入力する。売上データ処理装置10Aは、入力済みの顧客の電話番号を用いて携帯電話機40に自動ダイヤルし、商品名を含む作業(お直し)完了の音声メッセージを通知する。顧客は、店舗の精算所に戻り、お預かり票を精算担当者に手渡して作業(お直し)後の商品G2を受け取る。
売上データ処理装置10Aの内部構成は、第1の実施の形態の売上データ処理装置10と同様であるが、ROM15及びフラッシュメモリ17に記憶される情報が異なる。売上データ処理装置10AのROM15には、売上データ処理装置10のレジプログラム151から一部変更されたレジプログラムが記憶されている。このため、売上データ処理装置10Aのレジプログラムについて、売上データ処理装置10のレジプログラム151と異なる部分(図4のレジ処理と異なる部分)を後述する。フラッシュメモリ17には、お預かりテーブル50Aと、音声メッセージテーブル60Aと、お預かり台帳70Aと、PLUテーブル80と、内部テーブル90と、が記憶される。
次に、図9及び図10を参照して、売上データ処理装置10Aのフラッシュメモリ17に記憶される情報を説明する。図9(a)に、お預かりテーブル50Aの構成を示す。図9(b)に、音声メッセージテーブル60Aの構成を示す。図9(c)に、お預かり台帳70Aの構成を示す。図10(a)に、PLUテーブル80の構成を示す。図10(b)に、内部テーブル90の構成を示す。
図9(a)に示すように、お預かりテーブル50Aは、第1の実施の形態のお預かりテーブル50と同様に、お預かりコード51と、ファンクション名52と、音声メッセージ番号53と、の項目を有する。お預かりテーブル50Aの各項目は、例えば、管理者による操作部12を介する入力に応じて、予め設定されているものとする。
図9(b)に示すように、音声メッセージテーブル60Aは、音声メッセージ番号61と、音声データ63と、音声データ64と、の項目を有する。音声メッセージテーブル60Aの各項目は、例えば、管理者による操作部12を介する入力に応じて、予め設定されているものとする。
音声データ63,64は、音声メッセージ番号61に対応する音声メッセージの文字データである。音声データ63は、商品名より前に通知される音声メッセージの文字データである。音声データ64は、商品名より後に通知される音声メッセージの文字データである。
図9(c)に示すように、お預かり台帳70Aは、伝票番号71と、お預かりコード72と、電話番号73と、音声メッセージ番号74と、お預かり日時75と、出来上がり日時76と、商品名77と、を有する。
商品名77は、伝票番号71に対応する1〜n(n:任意の整数)個の商品の商品名である。
図10(a)に示すように、PLUテーブル80は、PLUメモリ番号81と、商品コード82と、商品バーコード番号83と、商品名84と、単価85と、を有する。
PLUメモリ番号81は、PLU(商品)の識別情報である。商品コード82は、PLUメモリ番号81に対応する商品の識別情報である。商品バーコード番号83は、PLUメモリ番号81に対応する商品のバーコード情報である。商品名84は、PLUメモリ番号81に対応する商品の商品名である。単価85は、PLUメモリ番号81に対応する商品の単価である。
図10(b)に示すように、内部テーブル90は、商品名91を有する。内部テーブル90は、一時的に記憶されるテーブルである。商品名91は、1〜n(n:任意の整数)個の商品の商品名である。内部テーブル90は、RAM13に記憶されてもよい。
次に、図11及び図12を参照して、売上データ処理装置10Aの動作を説明する。図11に、レジ処理の第2のお直し処理のフローチャートを示す。図12に、第1の出来上がり処理の第2の音声メッセージ通知処理のフローチャートを示す。
本実施の形態では、売上データ処理装置10Aがレジ処理を実行する。本実施の形態のレジ処理は、第1の実施の形態のレジ処理において、第1のお直し処理に代えて第2のお直し処理とし、第1の音声メッセージ通知処理に代えて第2の音声メッセージ通知処理とする。このため、第2のお直し処理と第2の音声メッセージ通知処理とを説明する。
図11を参照して、図4のレジ処理のステップS12のお直し処理としての第2のお直し処理を説明する。先ず、フラッシュメモリ17内の内部テーブル90の商品名91のレコードがクリアされる(ステップS61)。ステップS62〜S64は、図5の第1のお直し処理のステップS21〜S23と同様である。
そして、図4のレジ処理のステップS6において、スキャナ19により商品のバーコードがスキャンされたか否かが判別される(ステップS65)。商品のバーコードがスキャンされた場合(ステップS65;YES)、フラッシュメモリ17に記憶されているPLUテーブル80が読み出され、スキャンにより取得された商品バーコード番号83に対応する商品名84が検索されて読み出され、内部テーブル90の商品名91に追加される(ステップS66)。
ステップS67〜S70は、図5の第1のお直し処理のステップS24〜S28と同様である。商品のバーコードがスキャンされていない場合(ステップS65;NO)、またはステップS66の実行後、ステップS67に移行される。電話番号及び現金キーが入力されていない場合(ステップS67;NO)、ステップS65に移行される。
ステップS70の実行後、計時部21を介して現在の日時情報が取得され、ステップS62で入力されたお預かりコード51に対応する音声メッセージ番号53が取得される(ステップS71)。さらに、ステップS71において、ステップS63で設定された伝票番号、ステップS63で入力されたお預かりコード、ステップS63で入力された電話番号、上記取得された音声メッセージ番号、日時情報、内部テーブル90の商品名91が、順に、お預かり台帳70Aの伝票番号71、お預かりコード72、電話番号73、音声メッセージ番号74、お預かり日時75、商品名77の追加した1レコードにセットされ、第2のお直し処理が終了する。
次いで、図12を参照して、図6の第1の出来上がり処理のステップS33の音声メッセージ通知処理としての第2の音声メッセージ通知処理を説明する。ステップS81〜S86は、図7の第1の音声メッセージ通知処理のステップS41〜S46と同様である。
ステップS86の実行後、お預かり台帳70AにおけるステップS82での読み出しレコードの商品名77が読み出され、音声メッセージXに変換される(ステップS87)。ステップS88,S89は、図7の第1の音声メッセージ通知処理のステップS47,S48と同様である。
エラーが発生していない場合(ステップS89;NO)、フラッシュメモリ17から音声メッセージテーブル60Aが読み出され、お預かり台帳70AにおけるステップS82での読み出しレコードの音声メッセージ番号75に対応する音声メッセージ番号61の音声データ63,64が読み出される(ステップS90)。そして、(読み出した音声データ63の音声メッセージ)+(ステップS87で変換された音声メッセージX)+(読み出した音声データ64の音声メッセージ)が音声メッセージAとして変換される(ステップS91)。
そして、ステップS91の音声メッセージAが音声合成部22により音声信号に変換され、その音声信号が通話部23を介してダイヤル先に送信される(ステップS92)。ダイヤル先の電話機では、音声メッセージAが音声出力される。ステップS93〜S97は、図7の第1の音声メッセージ通知処理のステップS50〜S54と同様である。
以上、本実施の形態によれば、売上データ処理装置10Aは、顧客からの作業が依頼された商品預かり時に、作業の識別情報であるお預かりコードの入力を操作部12で受け付け、伝票番号と、操作部12に入力された電話番号と、入力された作業の識別情報に対応する作業完了の音声メッセージ番号と、商品名と、を対応付けてお預かり台帳70Aとしてフラッシュメモリ17に記憶し、伝票番号を含むお預かり票を印刷部20で印刷する。売上データ処理装置10Aは、作業が完了し商品を引き渡す時に、引き渡す商品のお預かり票から伝票番号をスキャナ19に読み取らせ、当該読み取った伝票番号に対応する電話番号、音声メッセージ番号及び商品名をフラッシュメモリ17から読み出し、当該電話番号を用いて当該音声メッセージ番号に対応する音声メッセージを商品名のメッセージとともに音声合成部22及び通話部23により顧客の電話番号へ通知させる。このため、売上データ処理装置10において、顧客から預けられた商品について、商品引渡し時に、どの商品の作業が完了し商品引渡し可能である旨を顧客に自動的に通知できる。
(第3の実施の形態)
図13〜図15を参照して、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。先ず、図13を参照して、本実施の形態の概要を説明する。図13に、本実施の形態の全体構成を示す。
図13〜図15を参照して、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。先ず、図13を参照して、本実施の形態の概要を説明する。図13に、本実施の形態の全体構成を示す。
図13に示すように、本実施の形態の装置構成として、第1の実施の形態の売上データ処理装置10に代えて、売上データ処理装置10Bを用いる。以下、売上データ処理装置10Bにおいて、売上データ処理装置10と同様の部分に同じ符号を付し、売上データ処理装置10と異なる部分を主として説明する。
商品の購入時に顧客は、販売商品又は購入済商品の商品G3を売上データ処理装置10Bの設置されている精算所に持ち込み、店員(精算担当者)に手渡す。その際、顧客は、商品G3の購入及びお直し、仕立て、修理等の依頼及び内容を精算担当者に口頭で伝える。
精算担当者は、売上データ処理装置10Bを用いて、商品G3の販売代金の精算の入力を行うとともに、商品G3を預かってお直しをする旨の情報を入力し、レシート及びお預かり票C3を発行する。このとき、精算担当者は、顧客に連絡先(携帯電話機40)の電話番号を聞き、この電話番号を売上データ処理装置10Bに入力する。
売上データ処理装置10Bで発行されるお預かり票C3は、顧客用と、精算担当者用と、修理所30用との3枚である。このお預かり票C3には、お預かり票を識別するための伝票番号と、伝票番号を含むバーコードと、代金の記入欄と、が含まれている。また、精算担当者は、お預かり票C3に、お直しの内容を記入してもよい。精算担当者は、レシート及び1枚のお預かり票C3を顧客に手渡し、もう1枚のお預かり票C3を保管し、もう1枚のお預かり票C3を商品G3とともに修理所30に持っていく。顧客は、店舗の精算所を離れる。
修理所30において、修理担当者は、お預かり票C3の依頼の内容を見て、商品G3に作業(お直し等)を行い、お預かり票C3の代金記入欄に作業の代金を記入してお預かり票C31とし、お預かり票C31及び作業後の商品G3を精算担当者に手渡す。精算担当者は、作業代金の情報を含む商品出来上がりの情報を売上データ処理装置10Bに入力する。売上データ処理装置10Bは、入力済みの顧客の電話番号を用いて携帯電話機40に自動ダイヤルし、作業代金を含む作業(お直し等)完了の音声メッセージを通知する。顧客は、店舗の精算所に戻り、お預かり票を精算担当者に手渡して作業(お直し等)後の商品G3を受け取る。
売上データ処理装置10Bの内部構成は、第1の実施の形態の売上データ処理装置10と同様であるが、ROM15に記憶される情報が異なる。売上データ処理装置10BのROM15には、売上データ処理装置10のレジプログラム151から一部変更されたレジプログラムが記憶されている。このため、売上データ処理装置10Bのレジプログラムについて、売上データ処理装置10のレジプログラム151と異なる部分(図4のレジ処理と異なる部分)を後述する。フラッシュメモリ17には、お預かりテーブル50と、音声メッセージテーブル60と、お預かり台帳70と、が記憶される。
次に、図14及び図15を参照して、売上データ処理装置10Bの動作を説明する。図14に、レジ処理の第2の出来上がり処理のフローチャートを示す。図15に、第2の出来上がり処理の第3の音声メッセージ通知処理のフローチャートを示す。
本実施の形態では、売上データ処理装置10Bがレジ処理を実行する。本実施の形態のレジ処理は、第1の実施の形態のレジ処理において、第1の出来上がり処理に代えて第2の出来上がり処理とし、第1の音声メッセージ通知処理に代えて第3の音声メッセージ通知処理とする。このため、第2の出来上がり処理と第3の音声メッセージ通知処理とを説明する。但し、図4のレジ処理のステップS4では、商品の販売代金の金額のみが入力されるものとし、ステップS11が実行されないものとする。
図14を参照して、図4のレジ処理のステップS3の出来上がり処理としての第2の出来上がり処理を説明する。ステップS101,S102は、図6の第1の出来上がり処理のステップS31,S32と同様である。
伝票番号及び現金キーが入力された場合(ステップS102;YES)、又は伝票番号が取得された場合(ステップS101;YES)、「作業代金を入力して下さい」のメッセージが表示部14に表示される。そして、操作部12を介して精算担当者から、作業代金が入力され、次いで現金キーが押下されたか否かが判別される(ステップS104)。作業代金及び現金キーが入力されていない場合(ステップS104;NO)、ステップS104に移行される。
作業代金及び現金キーが入力された場合(ステップS104;NO)、第3の音声メッセージ通知処理が実行され(ステップS106)、第2の出来上がり処理が終了する。
次いで、図15を参照して、図14の第2の出来上がり処理のステップS106の第3の音声メッセージ通知処理を説明する。ステップS111〜S118は、図7の第1の音声メッセージ通知処理のステップS41〜S48と同様である。
エラーが発生していない場合(ステップS118;NO)、フラッシュメモリ17から音声メッセージテーブル60が読み出され、お預かり台帳70におけるステップS112での読み出しレコードの音声メッセージ番号74に対応する音声メッセージ番号61の音声データ62が読み出され、この音声データ62と、図14の第2の出来上がり処理のステップS104で入力された作業代金の文字データと、が音声合成部22により音声信号に変換され、その音声信号が通話部23を介してダイヤル先に送信される(ステップS119)。ダイヤル先の電話機では、音声データ62+作業代金の音声メッセージが音声出力される。ステップS120〜S124は、図7の第1の音声メッセージ通知処理のステップS50〜S54と同様である。
以上、本実施の形態によれば、売上データ処理装置10Bは、顧客からの作業が依頼された商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報である電話番号の入力を操作部12で受け付け、伝票番号と、操作部12に入力された顧客の電話番号と、を対応付けてお預かり台帳70としてフラッシュメモリ17に記憶し、伝票番号を含むお預かり票を印刷部20で印刷する。売上データ処理装置10Bは、作業が完了し商品を引き渡す時に、引き渡す商品のお預かり票から伝票番号をスキャナ19に読み取らせ、操作部12に入力された作業の代金情報を取得し、前記読み取った伝票番号に対応する電話番号、音声メッセージ番号をフラッシュメモリ17から読み出し、当該電話番号を用いて当該音声メッセージ番号に応じた音声メッセージを前記代金情報のメッセージとともに音声合成部22及び通話部23により顧客の電話番号へ通知させる。このため、売上データ処理装置10において、顧客から預けられた商品について、商品引渡し時に、商品の作業が完了し商品引渡し可能である旨と代金情報とを顧客に自動的に通知できる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてROM15を使用した例を開示したが、この例に限定されない。本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る売上データ処理装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。例えば、上記各実施の形態のうち、少なくとも2つを組み合わせた構成としてもよい。
また、上記各実施の形態では、売上データ処理装置10,10A,10Bが、衣料品の店舗に設置されて使用される構成として説明したが、これに限定されるものではない。売上データ処理装置10,10A,10Bは、例えば、クリーニング店、修理屋(靴、合鍵等)、時計、電化製品等の修理のサービスカウンター等、顧客から商品を預かり、任意の時間の後に、その商品を手渡す店舗に設置されて使用されてもよい。
また、上記各実施の形態では、お預かり票に伝票番号のバーコードが印刷されるものとしたが、これに限定されるものではない。お預かり票に、シンボルとして、伝票番号の2次元コードが印刷されるものとしてもよい。この場合、売上データ処理装置10,10A,10Bのスキャナ19は、2次元コードが読み取り可能なイメージスキャナとなる。
また、上記各実施の形態では、売上データ処理装置から顧客へのメッセージの通知方法として、電話によるメッセージの通知方法を行う構成を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、売上データ処理装置から顧客へのメッセージの通知として、例えば、通信部16によりインターネットを経由して電子メールにより顧客の携帯機器等のメールアドレス宛に通知する方法や、携帯電話のSMS(Short Message Service:ショート・メッセージ・サービス)により顧客の携帯電話機の電話番号宛に通知する方法がある。電子メールにより通知する方法において、顧客のメッセージの連絡先情報としてのメールアドレスの入力は、例えば、店員が顧客からメールアドレスを聞き、操作部12を介して売上データ処理装置に入力する方法がある。
また、顧客のメッセージの連絡先情報(電話番号、メールアドレス)の入力方法として、売上データ処理装置が、赤外線通信等の通信部を有し、その赤外線通信等の通信部を介して顧客の携帯機器から連絡先情報を受信することにより、連絡先情報を入力する方法がある。他にも、売上データ処理装置が、非接触ICカードライタ部を有し、その非接触ICカードライタ部を用いて自機のメールアドレスを顧客の携帯機器に書き込み、顧客に携帯機器でそのメールアドレスへ電話番号を記載したメール又は空メールを送信してもらい、通信部16を介して連絡先情報(電話番号、送信元メールアドレス)を顧客の携帯機器から受信することにより、連絡先情報を入力する方法等がある。
また、上記実施の形態における売上データ処理装置10,10A,10Bの各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
10,10A,10B 売上データ処理装置
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 ROM
16 通信部
17 フラッシュメモリ
18 ドロア
19 スキャナ
20 印刷部
21 計時部
22 音声合成部
23 通話部
24 バス
30 修理所
40 携帯電話機
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 ROM
16 通信部
17 フラッシュメモリ
18 ドロア
19 スキャナ
20 印刷部
21 計時部
22 音声合成部
23 通話部
24 バス
30 修理所
40 携帯電話機
Claims (8)
- 顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付ける入力部と、
情報を用紙に印刷する印刷部と、
情報を記憶する記憶部と、
情報を通知する通知部と、
伝票から情報を読み取る読み取り部と、
商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票を前記印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる制御部と、を備える売上データ処理装置。 - 前記入力部は、商品に対する作業の識別情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報及びメッセージの識別情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージを前記通知部により顧客の連絡先へ通知させる請求項1に記載の売上データ処理装置。 - 前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、商品の情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報、メッセージの識別情報及び商品の情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージと当該商品の情報のメッセージとを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる請求項2に記載の売上データ処理装置。
- 前記入力部は、作業の代金情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票識別情報と、前記入力部により入力された顧客の連絡先情報と、前記入力部に入力された作業の識別情報に対応する作業完了のメッセージの識別情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記作業が完了して商品を引き渡す時に、前記読み取り部に引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報、メッセージの識別情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて当該メッセージの識別情報に対応するメッセージと前記入力部に入力された代金情報のメッセージとを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる請求項2に記載の売上データ処理装置。 - 前記制御部は、伝票識別情報をシンボルとして含む伝票を前記印刷部に印刷させ、
前記読み取り部は、伝票のシンボルから伝票識別情報を読み取る請求項1から4のいずれか一項に記載の売上データ処理装置。 - 前記入力部は、商品の売上登録入力中の顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付け、
前記制御部は、前記伝票を、商品精算のレシートとともに前記印刷部に印刷させる請求項1から5のいずれか一項に記載の売上データ処理装置。 - 前記連絡先情報は、電話番号であり、
前記通知部は、顧客の電話番号に電話をかけて音声によりメッセージを通知する請求項1から6のいずれか一項に記載の売上データ処理装置。 - コンピュータを、
顧客からの商品預かり時に、当該顧客の連絡先情報の入力を受け付ける入力部、
情報を用紙に印刷する印刷部、
情報を記憶する記憶部、
情報を通知する通知部、
伝票から情報を読み取る読み取り部、
商品お預かりの伝票を識別する伝票識別情報と、前記入力部に入力された顧客の連絡先情報と、を対応付けて前記記憶部に記憶し、前記伝票識別情報を含む伝票を前記印刷部に印刷させ、前記商品を引き渡す時に、引き渡す商品の伝票から伝票識別情報を前記読み取り部に読み取らせ、当該読み取った伝票識別情報に対応する連絡先情報を前記記憶部から読み出し、当該連絡先情報を用いて商品の引渡し可能であるメッセージを前記通知部に顧客の連絡先へ通知させる制御部、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010016128A JP2011154577A (ja) | 2010-01-28 | 2010-01-28 | 売上データ処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010016128A JP2011154577A (ja) | 2010-01-28 | 2010-01-28 | 売上データ処理装置及びプログラム |
Publications (1)
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JP2011154577A true JP2011154577A (ja) | 2011-08-11 |
Family
ID=44540478
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011154577A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020067888A (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 東芝テック株式会社 | 販売データ処理装置およびプログラム |
JP2021182188A (ja) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | アイエント株式会社 | 情報処理プログラム及び情報処理装置 |
-
2010
- 2010-01-28 JP JP2010016128A patent/JP2011154577A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2023024667A (ja) * | 2018-10-25 | 2023-02-16 | 東芝テック株式会社 | 販売データ処理装置およびプログラム |
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