JP2011153929A - 全光量測定システム、全光量測定装置、および、全光量測定方法 - Google Patents

全光量測定システム、全光量測定装置、および、全光量測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管理が容易な装置であって高い精度で光源の全光量を測定できる装置の提供。
【解決手段】光源300を配置可能な第一空間を備え、配置された光源300から放射される光を正反射する反射面部113を有し、直接光と反射光とが通過する第一開口111を有する第一筐体101と、第二空間を備え、第一開口111と同一形状かつ同一面積の第二開口121と、光を吸収する吸収面部123を内面に有する第二筐体102と、第一開口111を通過する第一光量Cと、第二開口121を通過する第二光量Aとを検出する検出手段と、第一光量Cと第二光量AとをD=A+(C−A)/t(t:前記正反射における反射率補正係数)に代入し全光量を算出する演算手段104とを備える。
【選択図】図1

Description

本願発明は、LED(Light Emitting Diode)などを含む光源から発生する全光量を測定するための測定システム、測定装置、測定方法に関する。
一般的に光源の全光量を測定するには、積分球を備えた光量測定システムが用いられている。この積分球を備えた光量測定システムにより得られた値は光源の全光量を示す指標として標準的に用いられている。
ここで、積分球とは、球形の空間を内部に有する筐体の内壁面に拡散反射材料が塗布された部材である。この積分球の内部空間に光源を配置し、この光源を点灯すると、当該光源から放射される全ての光は、積分球の内壁面のいずれかで拡散状態で反射する。積分球の内部空間は球形であるため、光の反射は繰り返し発生し、光は反射のたびに拡散する。従って、積分球の内壁面に照射される光の単位面積あたりの量はいずれの部分でも同じになる。積分球を備えた光量測定システムとは、この積分球の性質を利用し、積分球の内部に配置された光源の全光量と、積分球の内壁面の一部から取得した光量が比例することを利用し、積分球の内壁面の一部に光量を測定するセンサを配置し、当該センサによる測定値を光源の全光量とするものである。このような積分球を備えた光量測定システムによって測定される全光量は、積分球の大きさや光量を測定するセンサの種類によって異なる相対的な値であるので、標準光源を用いた測定結果を標準値とし、当該標準値との比較に基づき光源の全光量が絶対的に評価される。
このような積分球を備えた光量測定システムでは、積分球内の空間中に擬似的に浮遊した状態で光源を配置しなければならないため、光源の取り付け作業が困難となりがちである。従って、多数の光源についてそれぞれの全光量を取得するには長時間を要することとなる。
そこで、特許文献1には次の様な光量測定システムに関する発明が開示されている。すなわち、半球状の内壁面に光拡散材料を塗布した積分半球と、積分半球の開口部を覆うように設置された平面のミラーとを備える光量測定システムである。そして、光源は、前記ミラーの中心に配置される。このような構成によれば、ミラーによって積分半球と積分半球の虚像とによりあたかも積分球が存在する状態となり、ミラーの中心に光源を配置するだけで、積分球内の空間に光源を固定した状態を実現できる。従って、光源の取り付け作業を簡略化することが可能となる。
特開2009−103654号公報
ところが、光源から放射した光を充分に乱反射させ、光量を均一にするためには、充分に大きな積分半球が必要となり、一つの光源を測定するために広い場所が必要となる。
また、拡散反射材料として一般的に採用される硫酸バリウムなどは、保存状態(例えば保管場所の湿度)によって特性が大きく変化するものであるため、積分球や積分半球の保管は厳重に行わなければならず、測定の際にも慎重に取り扱わなければならない。
加えて、慎重に保管や取り扱いを行ったとしても、拡散反射材料の特性が経時的に変化していくため、光源の全光量の絶対的な値を正確に取得するためには、頻繁に標準光源を用いて校正する必要が生じる。
また、測定に比較的長時間が必要となるなど、簡便に測定することが困難である。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、保管や測定時の取り扱いが容易で、簡便に光源の全光量を安定して測定することのできる全光量測定システム、全光量測定装置、および、全光量測定方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる全光量測定システムは、光源から放射される光の全光量を測定するシステムであって、内方に前記光源を配置可能な第一空間を備える第一筐体であって、前記第一空間に配置された前記光源から放射される光を正反射する反射面部を内面に有し、前記光源から直接到達する直接光と前記反射面部で反射した後到達する反射光とが通過する第一開口を有する第一筐体と、内方に前記光源を配置可能な第二空間を備える第二筐体であって、前記第一開口と同一形状かつ同一面積の第二開口と、前記第二空間に配置された前記光源から放射され、前記第二開口に直接到達する直接光のみを通過させるように光を吸収する吸収面部を内面に有する第二筐体と、前記第一開口を通過する光の光量である第一光量と、前記第二開口を通過する光の光量である第二光量とを検出する検出手段と、検出された前記第一光量と前記第二光量とに基づいて前記光源の全光量を算出する演算手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、第二光量を用いて第一光量に含まれる反射光による影響を補正し、光源の全光量を算出することが可能となる。従って、硫酸バリウムなどの拡散反射材料を用いる必要が無いため、第一筐体や第二筐体の保管や取り扱いが容易となる。
また、正反射による反射光や直接光を直接測定するため、強い光を用いて光量を測定することができ比較的早い時間で測定を行っても十分に正確な測定が可能となる。
また、第一光量と第二光量とに基づいて光源の全光量を算出することで、反射率による測定値への影響を除去することができ、全光量を示す正確な値を安定して得ることが可能となる。
また、前記第一筐体は、内方に備える前記第一空間が円錐台形状となる筒形状であり、前記第一空間の底面に該当する部分に前記第一開口が設けられ、前記第一空間の側面に該当する部分に前記反射面部が設けられ、前記第一開口と対向する面に前記光源を前記第一空間に配置するための第一挿入孔を備えるものとしてもよい。
これによれば、第一筐体に広い面積の第一開口を設ける事ができ、より多くの直接光を測定することができる。従って、測定の精度を向上させることが可能となる。また、第一挿入孔に光源を挿入するだけで、光源から放射された多くの光を反射により第一開口に導くことができ、簡便に光源の全光量を測定することが可能となる。特に光源がLEDなどの半球方向にのみ光を放射する光源の場合、光源から放射された全ての光が第一開口を通過することとなるため、より高い効果が期待できる。
また、前記第二筐体は、内方に備える前記第二空間が前記第一空間と同一形状かつ同一体積となる筒形状であり、前記第二空間の底面に該当する部分に前記第二開口が設けられ、前記第二空間の側面に該当する部分に前記吸収面部が設けられ、前記第二開口と対向する面に前記光源を前記第二空間に配置するための第二挿入孔を備えてもよい。
これによれば、第二筐体の内部空間が第一筐体の内部空間と同じになるため、第一開口と光源との位置関係と第二開口と光源との位置関係とを同じにし易くなり、安定的に光量を測定することが可能となる。また、内部空間の形状が光量の測定値に与える影響を、相殺することも期待される。
また、前記反射面部は、前記光源から放射された光が一度の反射で第一開口に到達するように配置されるものとしてもよい。
これによれば、反射による光の損失を最小限に止めることができ、より精度の高い測定を実現することが可能となる。なお具体的な一例として、円錐台形状となる第一空間を形成する筒形状の第一筐体の内面に配置される反射面部は、本願発明を実現できる場合がある。
また、前記検出手段は、前記第一開口に配置され第一光量に対応する信号を出力する第一検出器と、前記第二開口に配置され第二光量に対応する信号を出力する第二検出器とを備えてもよい。
これによれば、第一筐体と共に第一検出器を配置し、第二筐体と共に第二検出器を配置することができるため、多数の光源に対し、インラインで光量を測定することが可能となる。
また、前記検出手段は、第一光量、及び、第二光量に対応する信号を出力する検出器を備え、さらに、前記第一開口に対応する位置と前記第二開口に対応する位置とのいずれかに前記検出器を転換自在に配置する転換手段を備えてもよい。
これによれば、第一開口を通過する光の光量と、第二開口を通過する光の光量とを一つの検出器で測定するため、より精度の高い測定を行うことが可能となる。
また、前記検出手段は、第一光量、及び、第二光量に対応する信号を出力する検出器であり、前記第一開口全域を通過する光を検出するフォトダイオードからなる検出器を備えてもかまわない。
これによれば、第一開口全域(第二開口も同様)にわたって隙間無く光量を測定することができ、高い精度で測定することが可能となる。
さらに、第一光量、および、第二光量を低下させる光量抑制フィルタを備えてもよい。
これによれば、検出器の能力以上の光が入射することを抑制し、精度よく測定を実施することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本願発明にかかる全光量測定装置は、光源から放射される光の全光量を測定するための全光量測定装置であって、内方に前記光源を配置可能な第一空間を備える第一筐体であって、前記第一空間に配置された前記光源から放射される光を正反射する反射面部を内面に有し、前記光源から直接到達する直接光と前記反射面部で反射した後到達する反射光とが通過する第一開口を有する第一筐体と、内方に前記光源を配置可能な第二空間を備える第二筐体であって、前記第一開口と同一形状かつ同一面積の第二開口と、前記第二空間に配置された前記光源から放射され、前記第二開口に直接到達する直接光のみを通過させるように光を吸収する吸収面部を内面に有する第二筐体と、前記第一開口を通過する光の光量である第一光量と、前記第二開口を通過する光の光量である第二光量とを検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、第二光量を用いて第一光量に含まれる反射光による影響を補正し、光源の全光量を算出することが可能となる。従って、硫酸バリウムなどの拡散反射材料を用いる必要が無いため、第一筐体や第二筐体の保管や取り扱いが容易となる。
また、正反射による反射光や直接光を直接測定するため、強い光を用いて光量を測定することができ比較的早い時間で測定を行っても十分に正確な測定が可能となる。
また、上記目的を達成するために、本願発明にかかる全光量測定方法は、照射される光の量に対応する信号を出力する検出器を用い、光源から放射される光の全光量を測定する方法であって、前記光源と前記検出器とを所定の位置関係に配置し、前記光源から放射され前記検出器に直接到達する直接光の光量Aと、前記光源から放射され正反射により前記検出器に到達する反射光の光量Bとの和を光量Cとして検出し、前記光源と前記検出器との位置関係と同じ位置関係になるように、前記光源と前記検出器、または、別体の検出器を配置し、前記光源から放射され前記検出器、または、前記別体の検出器に直接到達する直接光の光量Aを検出し、光源から放射される光の全光量DをD=A+(C−A)/t(t:前記正反射における反射率補正係数)の式により算出することを特徴とする。
これによれば、反射光を含む第一光量と反射光を含まない第二光量とを別々に検出し、周囲の影響を受けにくい直接光を用いて反射光に含まれる反射による影響を除外することで、光源の全光量を測定することが可能となる。また、光を散乱させること無く正反射による反射光を用いるため、強い光で測定することができるため、正確かつ高速な測定を行うことが可能となる。また、乱反射させるための拡散反射材料を必要としないため、簡便な保管や取り扱いを行っても、高い測定精度を維持することが可能となる。
本願発明によれば、保管や測定時の取り扱いが容易で、簡便に光源の全光量を安定かつ、正確、高速に測定することが可能となる。
全光量測定システムを模式的に示す図である。 第一筐体を切り欠いて示す斜視図である。 第二筐体を切り欠いて示す斜視図である。 全光量測定方法の流れを示すために模式的に全光量測定システムを示す図である。 光源から放射された光の反射状態、吸収状態を模式的に示す図である。 他の全光量測定システムを模式的に示す図である。 全光量測定方法の流れを示すために模式的に全光量測定システムを示す図である。
次に本願発明に係る全光量測定システムを、図面を参照しつつ説明する。
(実施の形態1)
図1は、全光量測定システムを模式的に示す図である。
同図に示すように、全光量測定システム100は、光源300から放射される光の全光量を測定するシステムであり、第一筐体101と、第二筐体102と、検出手段103と、演算手段104とを備えている。また、本実施の形態の場合、全光量測定システム100はさらに、光源配置手段301を備えている。
図2は、第一筐体を切り欠いて示す斜視図である。
第一筐体101は、光源300から放射される光の一部を正反射により反射させ第一開口111に導く部材であり、反射面部113を備えている。
反射面部113は、第一空間110に配置された光源300から放射される光を正反射する部分である。反射面部113は、光が乱反射することなくできる限り正反射する面(第一筐体101の内面に該当)を備えれば良く、いわゆる鏡面を備えていればよい。本実施の形態の場合、反射面部113は、金属である第一筐体101の内面を研磨により鏡面に仕上げたものである。従って、図1や図2では反射面部113を別体のように記載しているが、反射面部113は、第一筐体101と一体でもかまわない。
また、反射面部113は、光源300から放射された光が一度の反射で第一開口111に到達するような形状となっている。
なお、反射面部113は、円錐台形状に限定されるものではなく、反射面部113が光源300から第一開口111に向かって湾曲する曲面であってもかまわない。当該湾曲する反射面部113としては、例えば、放物面を表面に備える反射面部113を挙示することができる。反射面部113が放物面を備える場合、放物面の焦点に光源300をおくと、光源300から放射され反射面部113の放物面に反射した反射光が放物面の対称軸と平行となり第一開口111に向かうこととなる。この場合、反射光は一度の反射で第一開口111に垂直に到達することができる。
第一空間110は、第一筐体101の内部に設けられ、光源300が配置される空間である。つまり、第一空間110は、第一筐体101の反射面部113で囲われて形成される空間である。本実施の形態の場合、第一空間110は、円錐台形状となっている。つまり、第一筐体101は、円錐台形状の第一空間110を形成する円筒形状となっている。
第一開口111は、第一空間110と隣接する他の空間とを連通状態とするための開口であり、光源300から直接到達する直接光と反射面部113で反射した後到達する反射光とが通過する開口である。本実施の形態の場合、円錐台形状の第一空間110の底面部分(面積の大きい円形部分)が第一開口111に該当する。
ここで、第一空間110に配置された光源300から放射され第一開口111を通過する光の総光量を第一光量と以下に記す。第一光量は、直接第一開口111に到達し第一開口111を通過する直接光の光量と、反射面部113に反射した後第一開口111を通過する反射光の光量の総和となる。
また、第一筐体101は、光源300を第一空間110に配置するための第一挿入孔112が第一開口111と対向する面に設けられている。
第一挿入孔112は、本実施の形態の場合、第一筐体101を貫通して第一空間110と接続される孔であり、円錐台形状の第一空間110の上面部分(面積の小さい円形部分)が第一挿入孔112に該当する。
このように、第一挿入孔112を設ける事で、第一空間110に光源300を配置しやすくなり、また、第一筐体101に対し光源300の位置を合わせることで、第一開口111と光源300との位置を容易に合わせることが可能となる。
図3は、第二筐体を切り欠いて示す斜視図である。
第二筐体102は、光源300から放射され、第二開口121に直接到達する直接光のみを通過させる部材であり、吸収面部123を備えている。
吸収面部123は、第二空間120に配置された光源300から放射される光を吸収する部分である。吸収面部123は、光が反射することなくできる限り光を吸収する面(第二筐体102の内面に該当)を備えればよい。本実施の形態の場合、金属である第二筐体102の内面を無電界黒色メッキを施すことにより吸収面部123を形成している。従って、図1や図3では吸収面部123を別体のように記載しているが、吸収面部123は、第二筐体102と一体でもかまわない。
ここで、無電界黒色メッキとは、第二筐体102の表面に被膜を成長させる処理であり、光学機器の分野で広く用いられているものである。無電界黒色メッキにより得られる被膜は、自身の黒色と表面の微細凹凸により、可視光線ばかりでなく紫外線や近赤外線の波長領域の光を吸収することが可能である。
なお、本明細書、及び、特許請求の範囲において記載される「吸収」の語は、黒体や完全空洞のような入射した光がまったく反射しないと言う意味ではなく、正反射に比べて充分に小さな反射率であることを意味している。
第二空間120は、第二筐体102の内部に設けられ、光源300が配置される空間である。つまり、第二空間120は、第二筐体102の吸収面部123で囲われて形成される空間である。本実施の形態の場合、第二空間120は、第一空間110と同じ形状、同じ体積の円錐台形状となっている。つまり、第二筐体102は、円錐台形状の第二空間120を形成する円筒形状となっている。
第二開口121は、第二空間120と隣接する他の空間とを連通状態とするための開口であり、光源300から直接到達する直接光が通過する第一開口と同一形状かつ同一面積の開口である。本実施の形態の場合、円錐台形状の第二空間120の底面部分(面積の大きい円形部分)が第二開口121に該当する。
ここで、第二空間120に配置された光源300から放射され第二開口121を通過する光の総光量を第二光量と以下に記す。第二光量は、直接第二開口121に到達し第二開口121を通過する直接光の光量となるが、これは厳密なものではなく、吸収面部123からの反射光も含まれる可能性はある。
また、第二筐体102は、光源300を第二空間120に配置するための第二挿入孔122が第二開口121と対向する面に設けられている。
第二挿入孔122は、本実施の形態の場合、第二筐体102を貫通して第二空間120と接続される孔であり、円錐台形状の第二空間120の上面部分(面積の小さい円形部分)が第二挿入孔122に該当する。
このように、第二挿入孔122を設ける事で、第二空間120に光源300を配置しやすくなり、また、第二筐体102に対し光源300の位置を合わせることで、第二開口121と光源300との位置を容易に合わせることが可能となる。さらに、第一空間110と第二空間120の形状、及び、体積が同じであるため、第二開口121と光源300との位置関係を第一開口111と光源300との位置関係とを一致させることも容易となる。
検出手段103は、第一開口111を通過する光の光量である第一光量と、第二開口121を通過する光の光量である第二光量とを検出する装置である。
本実施の形態の場合、検出手段103は、第一検出器114と、第二検出器124と、第一増幅器115と、第二増幅器125とを備えている。
第一検出器114は、第一筐体101の第一開口111に配置され第一光量に対応する信号を出力するセンサである。第二検出器124は、第二開口121に配置され第二光量に対応する信号を出力するセンサである。
本実施の形態の場合、第一検出器114と第二検出器124とは同じ種類、同じ形状、同じ特性を備えるセンサである。より具体的には、第一検出器114は、第一開口111全域を通過する光の光量全てを検出するフォトダイオードを備えており、第二検出器124は、第二開口121全域を通過する光の光量全てを検出するフォトダイオードを備えている。また、第一検出器114、第二検出器124は、複数のフォトダイオードが面上に配置されるフォトダイオードアレイでもかまわないが、第一開口111や第二開口121を継ぎ目無く覆うフォトダイオードが望ましい。
なお、前記第一筐体101と第二筐体102と検出手段103とが全光量測定装置を構成する。
第一増幅器115と、第二増幅器125とは、第一検出器114、第二検出器124から送信される信号を、演算手段104が処理できる程度に増幅する装置である。なお、第一増幅器115と、第二増幅器125とは、本願発明の必須の構成要素ではない。
本実施の形態の場合、第一増幅器115(第二増幅器125も同様)は、フォトダイオードを備えた第一検出器114から送信される電流信号を増幅する増幅部と、電流信号を電圧信号に変換する変換部と、アナログの電圧信号をデジタルの信号に変換するAD変換部とを備えている。
さらに、検出手段103は、光量抑制フィルタ131と、視感度補正フィルタ132とを備えている。
光量抑制フィルタ131は、第一光量、および、第二光量を低下させるフィルタである。光量抑制フィルタ131は、特に第一光量が第一検出器114の検出能力を超えている場合に、第一検出器114の能力範囲内となるように第一光量を抑制して第一検出器114に到達させるフィルタである。また、光量抑制フィルタ131は、第一光量を抑制した同じ比率で第二光量を抑制するフィルタである。
本実施の形態の場合、検出手段103は、光量抑制フィルタ131を二つ備えており、光量抑制フィルタ131は、第一検出器114と、第二検出器124とにそれぞれ配置されている。また、全光量測定システム100は、可視光を放射する光源300の全光量を測定するシステムであり、光量抑制フィルタ131は、350nm〜800nmの波長範囲に該当する光の光量を均等に抑制する機能を備えている。また、検出手段103は、光量を90%に抑制する光量抑制フィルタ131や、光量を80%に抑制する光量抑制フィルタ131など、複数種類の光量抑制フィルタ131を備えておき、光源300の種類によって光量抑制フィルタ131を使い分けてもよい。
視感度補正フィルタ132は、人間の目が光の波長ごとの明るさを感じる強さを数値で表わした比視感度に光源300から放射される光の波長分布を調整するためのフィルタである。視感度補正フィルタ132を使用した場合、全光量測定システム100で測定された光源300の全光量が、人間が感じる光源300の明るさと強く相関し、光源300の能力を示す有効な指標(全光束)となる。
なお、光量抑制フィルタ131や視感度補正フィルタ132は、必要に応じ適宜使用すればよい。すなわち、光源の全光量を測定したい場合は視感度補正フィルタ132を省略し、全光束を使用したい場合は視感度補正フィルタを使用する。
演算手段104は、検出手段103で検出された第一光量と第二光量とを所定の計算式に代入し光源300の全光量を算出する装置である。
ここで、所定の計算式とは、D=A+(C−A)/tである。また、Dは、全光量である。Cは、第一検出器114から取得される光量である。すなわちCは、第一光量である。Aは、第二検出器124から取得される光量である。すなわちAは、第二光量である。tは、反射率補正係数である。なお、反射率補正係数は、全光量測定システム100に固有の係数であり、全光量が既知の光源を用いて定められる。
本実施の形態の場合、演算手段104は、第一増幅器115から取得したデジタル信号と第二増幅器125から取得したデジタル信号を上記式に代入して演算し、全光量Dを得ることのできる中央演算装置やハードディスクなどの外部メモリを備えたコンピュータである。
なお、演算手段104は、コンピュータに限られず、上記式を満たすデジタル回路でもかまわない。また、第一増幅器115や第二増幅器125からアナログ信号を取得し、当該アナログ信号を上記式に従って演算するアナログ回路であってもよい。
光源配置手段301は、光源300を第一筐体101の第一空間110内に配置し、また、光源300を第二筐体102の第二空間120に配置することができる装置である。本実施の形態の場合、光源配置手段301は、移送機構310と、回避機構311とを備えている。
移送機構310は、第一筐体101の対応位置から第二筐体102の対応位置に光源300を移動させる、または、第二筐体102の対応位置から第一筐体101の対応位置に光源300を移動させる機構である。本実施の形態では、移送機構310としてコンベアが採用されている。
回避機構311は、移送機構310によって光源300が移送される際に、第一筐体101や第二筐体102と光源300とが接触しないように、第一筐体101や第二筐体102を回避させる機構である。本実施の形態では、回避機構311として、第一筐体101と第二筐体102とを移送機構310から遠ざけ、また、近づけることができるロボットアームが採用されている。
次に、全光量測定システム100を用いた全光量測定方法を説明する。
図4は、全光量測定方法の流れを示すために模式的に全光量測定システムを示す図である。
本実施の形態の場合、全光量測定システム100の測定対象である光源300としてLEDが採用されている。光源300であるLEDは、半球方向に光を放射するものであり、半球方向に放射された光の光量が全光量となるものである(図5参照)。また、全光量測定システム100は、一列に並べられた光源300の個々の全光量を次々に測定していくシステムとなっている。光源300は、移送機構310により間欠的に搬送され、第一筐体101の下方、および、第二筐体102の下方に位置したときに点灯するものとなっている。なお、説明の都合上、個々の光源300を区別するため、光源300にa〜dの符号を付している。
事前に、本実施の形態で用いられる全光量測定システム100の反射率補正係数tを算出し、演算手段104に記憶させる。具体的な方法は次の通りである。今回用いられるLEDと同種のLEDの全光量を積分球を用いた光量測定システムや、配光測定システムで測定する。そして、この値をDとしておく。次に、図5(a)に示す状態と同じ状態で当該LEDの全光量を測定し第一光量Cを得る。次に、図5(b)に示す状態と同じ状態で当該LEDの光量を測定し第二光量Aを得る。以上により得られたDとAとCを式D=A+(C−A)/tに代入し、tを算出する。そして、算出されたtを演算手段104に記憶させておく。
次に、全光量測定システム100を用いて、光源300の全光量を測定する。
図4(a)に示すように、光源配置手段301は、移送機構310により光源300aを所定の位置に移送し、回避機構311により事前に移送機構310から遠ざけておいた第二筐体102を移送機構310に近づけることにより光源300aを第二挿入孔122に挿入し第二空間120内に配置する(第二配置工程)。同時に、光源配置手段301は、移送機構310により光源300bを所定の位置に移送し、回避機構311により事前に移送機構310から遠ざけておいた第一筐体101を移送機構310に近づけることにより光源300bを第一挿入孔112に挿入し第一空間110に配置する(第一配置工程)。
この状態において、光源300bと第一検出器114との位置関係と、光源300aと第二検出器124との位置関係とは同じとなるように設定されている。また、第一筐体101の底部は、回避機構311により移送機構310に押し付けられた状態か、もしくは移送機構310に接近した状態であり、第二筐体102内方で点灯している光源300aの光やその他の光が第一筐体101の内方に入り込むことを防止している。第二筐体102も同様に回避機構311により移送機構310に押し付けられた状態となっている。
次に、前記配置状態の光源300aと光源300bとは点灯状態となっており、第一検出器114を用いて光源300bの第一光量Cを測定する(第一検出工程)。同時に、第二検出器124を用いて光源300aの第二光量Aを測定する(第二検出工程)。
ここで、第一検出器114は、光量抑制フィルタ131と、視感度補正フィルタ132とを介し、光源300bから放射される光の全てを検出する。なお、図5(a)に示すように、第一検出器114が検出する光は、光源300bから直接到達する直接光(図5(a)中、実線矢印)と、反射面部113で一度反射した後に到達する反射光(図5(a)中、破線矢印)とが含まれる。従って、第一検出器114で検出される第一光量Cは、直接光と反射光との和になる。
一方、図5(b)に示すように、第二検出器124が検出する光は、光源300aから直接到達する直接光(図5(b)中、実線矢印)のみである。つまり、光源300aから放射される光の内、吸収面部123に到達する光(図5(b)中、破線)は、吸収面部123によって吸収され、第二検出器124に到達しない。従って、第二検出器124で検出される第二光量Aは、直接光のみの光量となる。なお実際には、吸収面部123に到達した光は散乱し、第二検出器124に到達すると考えられるが、直接光の光量に比較して、散乱により到達する光の光量は無視できると考えられる。
次に、第一検出器114で検出された第一光量Cは、第一増幅器115を経て光源300bを識別する情報とひも付けられて演算手段104に記憶される。
なお、本実施の形態では、第一検出器114、第二検出器124は共に、同じ仕様のフォトダイオードが用いられており、第一光量Cや第二光量Aの検出時間は30msec程度である。
次に、第二検出器124で検出された第二光量Aは、第二増幅器125を経て演算手段104に取得される。演算手段104は、先に光源300aを識別する情報とひも付けられて記憶している第一光量Cと第二光量Aと、tを用いて光源300aの全光量Dを算出する(算出工程)。全光量Dの算出に用いられる式はD=A+(C−A)/tである。
次に、図4(b)に示すように、第一筐体101と第二筐体102とを回避機構311により移送機構310から離し、移送機構310により光源300bを第二筐体102の下方に移動させる(移動工程)。この動作に伴い、新たな測定対象である光源300cが第一筐体101の下方に配置される。
次に、図4(c)に示すように、光源300bを第二挿入孔122に挿入し、第二空間120内に配置する(第二配置工程)。同時に、光源300cを第一挿入孔112に挿入し、第一空間110に配置する(第一配置工程)。
次に、第一検出器114を用いて光源300cの第一光量Cを測定する(第一検出工程)。同時に、第二検出器124を用いて光源300bの第二光量Aを測定する(第二検出工程)。
次に、演算手段104は、先に光源300bを識別する情報とひも付けられて記憶している第一光量Cと第二光量Aと、tとを用いて光源300bの全光量Dを算出する(算出工程)。
以上の様に、配置工程、検出工程、算出工程、移動工程を繰り返すことで、全光量測定システム100は、一列に並べられた光源300の個々の全光量を次々に測定することができるものとなっている。
以上の全光量測定システム100を用い、全光量測定方法を実施すれば、複数の光源300のそれぞれの全光量を効率よく短時間で測定することが可能となる。従って、多くの光源300の中から光量不足で不良と判断される光源300を選び出すことや、所定の範囲内に納まる光源300のみを選び出してランク分けするなどを容易に行うことができる。しかも、拡散反射材料を使用していないため、湿度の管理を厳しく行う必要が無く、また、測定結果に影響する経年変化も緩やかであるため、光源300の製造ラインにインラインに設ける事も可能である。また、安定した測定結果を得ることが可能となる。
また、全光量測定システム100で得られた値は再現性がよく、積分球を備えた光量測定システムで得られた値との相関性も充分にあるため、光源300の全光量を絶対的に評価することも可能である。
(実施の形態2)
次に、本願発明に係る他の全光量測定システム100を説明する。
図6は、全光量測定システムを模式的に示す図である。
同図に示すように、全光量測定システム100は、光源300から放射される光の全光量を測定するシステムであり、第一筐体101と、第二筐体102と、検出手段103と、演算手段104と、転換手段230とを備えている。
なお、実施の形態1で説明した構成要素と同一の作用・効果を示す構成要素については同じ符号を付し説明を省略する場合がある。
検出手段103は、本実施の形態の場合、検出器として第一検出器114のみを備え、また、第一増幅器115のみを備えている。
転換手段230は、第一開口111に対応する位置と第二開口121に対応する位置とのいずれかに検出器である第一検出器114を転換自在に配置する装置である。本実施の形態の場合、転換手段230は、固定された第一検出器114に対し、第一筐体101と第二筐体102との位置を入れ替える装置である。例えば転換手段230は、第一筐体101と第二筐体102とが摺動可能に取り付けられる1本のレールなどである。また、転換に必要な駆動力は人間の手で付与してもよく、また、モーターなどの駆動源を備えてもかまわない。
本実施の形態の場合、回避機構311は、転換手段230によって、第一筐体101と第二筐体102との位置が転換する際に、光源300を第一筐体101や第二筐体102から遠ざけ、転換動作が終了すると光源300を第一筐体101や第二筐体102に近づけることのできる装置である。
また、全光量測定システム100は、第一検出器114と第一筐体101との距離、もしくは、第一検出器114と第二筐体102との距離を相対的に近接(当接)させ、また、離反させることとのできる検出器移動手段231を備えている。これにより、転換手段230が第一筐体101や第二筐体102の位置を転換する際に検出器114との干渉を防止し、検出器114の受光面などを傷などから保護することができる。
なお、本実施の形態では、転換手段230は、第一筐体101と第二筐体102を移動させるものとしたが、第一筐体101と第二筐体102とを固定状態として第一検出器114を移動させるものでもかまわない。この場合、光源300も第一検出器114の移動に伴い第一筐体101と第二筐体102との間を移動することとなる。
次に、全光量測定システム100を用いた全光量測定方法を説明する。
図7は、全光量測定方法の流れを示すために模式的に全光量測定システムを示す図である。
本実施の形態の場合、全光量測定システム100の測定対象である光源300としてLEDが採用されている。また、全光量測定システム100は、一つの光源300の全光量をバッチ処理的に測定するシステムとなっている。
光源300は、回避機構311が備える昇降台320に取り付けられ、任意のタイミングで点灯することができるものとなっている。
事前に、本実施の形態で用いられる全光量測定システム100の反射率補正係数tを算出し、演算手段104に記憶させる。具体的な方法は前述の通りである。
次に、全光量測定システム100を用いて、光源300の全光量を測定する。
同図(a)に示すように、昇降台320を上昇させて、光源300を第一挿入孔112に挿入し、第一空間110に配置する(第一配置工程)。また、第一筐体101の底部は、昇降台320に押し付けられた状態か、もしくは昇降台320に接近した状態であり、第一筐体101の外部にある光が第一筐体101の内方に入り込むことを防止している。
次に、前記配置状態の光源300を点灯させ、第一検出器114を用いて光源300の第一光量Cを測定する(第一検出工程)。
次に、第一検出器114で検出された第一光量Cは、第一増幅器115を経て演算手段104に記憶される。
次に、同図(b)に示すように、昇降台320を下げ、第一筐体101と第二筐体102との位置を転換する(転換工程)。
次に、同図(c)に示すように、昇降台320を上昇させて、光源300を第二挿入孔122に挿入し、第二空間120内に配置する(第二配置工程)。また、第二筐体102の底部は、昇降台320に押し付けられた状態か、もしくは昇降台320に接近した状態であり、第二筐体102の外部にある光が第二筐体102の内方に入り込むことを防止している。なお、この状態において、光源300と第一検出器114との位置関係が変わらないように調整されている。
次に、前記配置状態の光源300を点灯させ、第一検出器114を用いて光源300の第二光量Aを測定する(第二検出工程)。
次に、第一検出器114で検出された第二光量Aは、第一増幅器115を経て演算手段104に取得される。演算手段104は、先に取得して記憶している第一光量Cとtと第二光量Aとを用いて光源300の全光量Dを算出する(算出工程)。全光量Dの算出に用いられる式はD=A+(C−A)/tである。
以上の全光量測定システム100を用い、全光量測定方法を実施すれば、一つの第一検出器114で第一光量Cと第二光量Aとを検出するため、検出器の違いによる誤差を考慮する必要が無くなり、より正確な測定を行うことが可能となる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて実現される別の実施の形態を本願発明としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、特許請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。また、「同一」や「吸収」などの文言は本願発明の趣旨を逸脱しない程度の誤差を許容する意味で使用している。
本願発明は、光源の全光量を測定することが可能であり、光源の全光量を絶対的に評価するための装置として利用可能である。また、光源の製造工場における製品の性能評価や、光源を基板に実装する際の光源の評価に利用可能である。
100 全光量測定システム
101 第一筐体
102 第二筐体
103 検出手段
104 演算手段
110 第一空間
111 第一開口
112 第一挿入孔
113 反射面部
114 第一検出器
115 第一増幅器
120 第二空間
121 第二開口
122 第二挿入孔
123 吸収面部
124 第二検出器
125 第二増幅器
131 光量抑制フィルタ
132 視感度補正フィルタ
230 転換手段
300 光源
301 光源配置手段
310 移送機構
311 回避機構
320 昇降台

Claims (10)

  1. 光源から放射される光の全光量を測定するシステムであって、
    内方に前記光源を配置可能な第一空間を備える第一筐体であって、前記第一空間に配置された前記光源から放射される光を正反射する反射面部を内面に有し、前記光源から直接到達する直接光と前記反射面部で反射した後到達する反射光とが通過する第一開口を有する第一筐体と、
    内方に前記光源を配置可能な第二空間を備える第二筐体であって、前記第一開口と同一形状かつ同一面積の第二開口と、前記第二空間に配置された前記光源から放射され、前記第二開口に直接到達する直接光のみを通過させるように光を吸収する吸収面部を内面に有する第二筐体と、
    前記第一開口を通過する光の光量である第一光量と、前記第二開口を通過する光の光量である第二光量とを検出する検出手段と、
    検出された前記第一光量と前記第二光量とに基づいて前記光源の全光量を算出する演算手段と
    を備える全光量測定システム。
  2. 前記第一筐体は、
    内方に備える前記第一空間が円錐台形状となる筒形状であり、
    前記第一空間の底面に該当する部分に前記第一開口が設けられ、
    前記第一空間の側面に該当する部分に前記反射面部が設けられ、
    前記第一開口と対向する面に前記光源を前記第一空間に配置するための第一挿入孔
    を備える請求項1に記載の全光量測定システム。
  3. 前記第二筐体は、
    内方に備える前記第二空間が前記第一空間と同一形状かつ同一体積となる筒形状であり、
    前記第二空間の底面に該当する部分に前記第二開口が設けられ、
    前記第二空間の側面に該当する部分に前記吸収面部が設けられ、
    前記第二開口と対向する面に前記光源を前記第二空間に配置するための第二挿入孔
    を備える請求項2に記載の全光量測定システム。
  4. 前記反射面部は、
    前記光源から放射された光が一度の反射で第一開口に到達するように配置される
    請求項1に記載の全光量測定システム。
  5. 前記検出手段は、
    前記第一開口に配置され第一光量に対応する信号を出力する第一検出器と、
    前記第二開口に配置され第二光量に対応する信号を出力する第二検出器と
    を備える請求項1に記載の全光量測定システム。
  6. 前記検出手段は、
    第一光量、及び、第二光量に対応する信号を出力する検出器を備え、
    さらに、
    前記第一開口に対応する位置と前記第二開口に対応する位置とのいずれかに前記検出器を転換自在に配置する転換手段
    を備える請求項1に記載の全光量測定システム。
  7. 前記検出手段は、
    第一光量、及び、第二光量に対応する信号を出力する検出器であり、前記第一開口全域を通過する光を検出するフォトダイオードからなる検出器
    を備える請求項1に記載の全光量測定システム。
  8. さらに、
    第一光量、および、第二光量を低下させる光量抑制フィルタ
    を備える請求項7に記載の全光量測定システム。
  9. 光源から放射される光の全光量を測定するための全光量測定装置であって、
    内方に前記光源を配置可能な第一空間を備える第一筐体であって、前記第一空間に配置された前記光源から放射される光を正反射する反射面部を内面に有し、前記光源から直接到達する直接光と前記反射面部で反射した後到達する反射光とが通過する第一開口を有する第一筐体と、
    内方に前記光源を配置可能な第二空間を備える第二筐体であって、前記第一開口と同一形状かつ同一面積の第二開口と、前記第二空間に配置された前記光源から放射され、前記第二開口に直接到達する直接光のみを通過させるように光を吸収する吸収面部を内面に有する第二筐体と、
    前記第一開口を通過する光の光量である第一光量と、前記第二開口を通過する光の光量である第二光量とを検出する検出手段と
    を備える全光量測定装置。
  10. 照射される光の量に対応する信号を出力する検出器を用い、光源から放射される光の全光量を測定する方法であって、
    前記光源と前記検出器とを所定の位置関係に配置し、
    前記光源から放射され前記検出器に直接到達する直接光の光量Aと、前記光源から放射され正反射により前記検出器に到達する反射光の光量Bとの和を光量Cとして検出し、
    前記光源と前記検出器との位置関係と同じ位置関係になるように、前記光源と前記検出器、または、別体の検出器を配置し、
    前記光源から放射され前記検出器、または、前記別体の検出器に直接到達する直接光の光量Aを検出し、
    光源から放射される光の全光量Dを
    D=A+(C−A)/t (t:前記正反射における反射率補正係数)
    の式により算出する
    全光量測定方法。
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