JP2011153672A - 能動型防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動軸に対し永久磁石を好適に保持することができ、また、可動軸に対してヨーク、永久磁石等の位置決めが容易であり、さらに、可動軸に対するヨーク、永久磁石等の組み付け性に優れた能動型防振装置を提供する。
【解決手段】能動型防振装置は、可動軸が、当該可動軸の軸方向の一方から他方に向けて大径部119c、中径部119b、および小径部119aを有し、前記大径部119cには前記第1ヨーク122が圧入され、前記中径部119bには前記永久磁石121が外挿され、前記小径部119aには第2ヨーク120が圧入され、前記永久磁石121は、前記第1ヨーク122と前記第2ヨーク120との間に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、防振対象部材に対して能動的な防振効果を発揮する能動型防振装置に関し、特に、可動部を軸線上で往復運動させることで、発生した加振力(推進力)により、防振対象部材の振動を積極的あるいは相殺的に低減する能動型防振装置に関する。
従来から、自動車のエンジン等を始めとする様々な防振対象部材を防振するにあたり、能動的な防振効果を発揮する能動型防振装置が使用されている。能動型防振装置は、装置内部にコイル、可動部等を有しており、当該コイルに通電することで当該可動部が軸線上において上下方向に往復運動をするように構成されている。そして、この可動部の往復運動により生じる加振力(推進力)が、防振対象部材から生じる防振すべき振動を積極的あるいは相殺的に低減するようになっている。
この種の能動型防振装置に関し、例えば、特許文献1には、出力部材から突出して設けられたインナロッドに対し、スプリングシート、コイルスプリング、アーマチャ、締付ナット及びロックボルト等を連結して構成された可動部を有する防振用アクチュエータ及びそれを用いた能動型防振装置が開示されている。
特開2004−293602号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示された能動型防振装置では、インナロッドに対して、スプリングシート、コイルスプリング、アーマチャ等の多数の部品を組み付けて可動部が構成されており、組付作業を容易にしてより一層組付性を向上させたという要請がある。
また、永久磁石を可動部に含んで前記可動部を組み付ける際、永久磁石に対して過大な荷重を付与することがなく前記永久磁石を可動部に対して容易に組み付けたいという要望がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、可動部の組付性をより一層向上させることが可能な能動型防振装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため、本発明に係る能動型防振装置は、ハウジングと、前記ハウジング内に弾性支持され前記ハウジングの軸方向に変位可能に組み付けられる可動部と、前記可動部を前記ハウジングに弾性支持する弾性支持体と、を備え、前記可動部は、前記ハウジングの軸方向に沿って支持される可動軸と、当該可動軸に通して保持され当該可動軸の軸方向に沿って連設される第1ヨーク、永久磁石、および第2ヨークとを有し、前記可動軸は、当該可動軸の軸方向の一方から他方に向けて大径部、中径部、および小径部を有し、前記大径部には前記第1ヨークが圧入され、前記中径部には前記永久磁石が外挿され、前記小径部には第2ヨークが圧入され、前記永久磁石は、前記第1ヨークと前記第2ヨークとの間に配置されることを特徴とする。
このように、本発明に係る能動型防振装置は、可動軸の大径部に第1ヨークを圧入して固定することができ、可動軸の中径部に永久磁石を外挿することができ、可動軸の小径部に第2ヨークを圧入して固定することができる。つまり、可動軸に対して、第1ヨーク、永久磁石、第2ヨークの順で取り付けることができる。
また、本発明に係る能動型防振装置は、永久磁石が第1ヨークと第2ヨークとの間に配置されて可動軸に固定されるので、可動軸に対し、例えば、永久磁石を圧入等の手段により過大な荷重を付与することが不要となる。したがって、永久磁石を可動軸に圧入等の手段により固定したときのような内部応力を生じることがなく、永久磁石を可動軸に好適に保持することができる。しかも、永久磁石は第1ヨークと第2ヨークとで可動軸の軸方向に配置されて固定されるので、永久磁石が圧入等の手段によって固定されていない構造でありながら、可動部に対する、永久磁石の軸方向の位置ずれを好適に抑えることができる。したがって、長期間に亘り精度よく可動部を変位駆動させることができる。
さらに、可動軸が大径部、中径部、および小径部を有することにより、小径部側より第1ヨークを圧入する際、小径部と中径部とを装着用のガイドとして利用することができ、また、小径部側より永久磁石を挿入する際、小径部を装着用のガイドとして利用することができる。したがって、本発明に係る能動型防振装置は、可動軸へのヨーク等の組み付け性に優れている。
本発明に係る能動型防振装置の弾性支持体は、前記可動部の一端部を前記ハウジングの一端部に弾性支持する第1弾性支持体と、前記可動部の他端部を前記ハウジングの他端部に弾性支持する第2弾性支持体と、から構成され、前記第1弾性支持体と前記第2弾性支持体の少なくとも1つは、前記可動部に固定される中央側基端部と、当該中央側基端部から径方向外側に曲線状に延出する複数の板ばねとからなり、当該複数の板ばねの外径側延出部が、前記ハウジングにそれぞれ固定されることを特徴とする。
本発明に係る弾性支持体は、複数の板ばねの外径側延出部が、径方向外側の前記ハウジングに固定される構造となっていることから、各外径側延出部を繋ぐ外周部分を排除することができる。よって、各外径側延出部を繋ぐ外周部分を有するような弾性支持体を使用した場合と比べ、能動型防振装置を軽量化することができる。また、外周部分を排除した分だけ、各外径側延出部位置を外径側に設定することができるので、バネレートを小さくすることが可能となる。この結果、可動部が変位した際における弾性支持体に付与される応力が緩和されることから、弾性支持体の耐久性を向上することが可能となる。
本発明に係る能動型防振装置によれば、可動部の可動軸に対し、ヨーク、永久磁石等を可動軸の軸方向(上下方向)に連接配置する前記構造の能動型防振装置において、可動軸に対し、ヨーク、永久磁石等を好適に組み付けることが可能な能動型防振装置を提供することができる。
本実施形態に係る能動型防振装置を模式的に示す縦断面図である。 本実施形態に係る能動型防振装置の可動筒を模式的に示す縦断面図である。 (a)は、本実施形態に係る能動型防振装置の板ばねを模式的に示す平面図、(b)は、従来の板ばねを模式的に示す平面図である。 本実施形態に係るアクチュエータ部の、第1ヨーク、永久磁石(ホルダ)、第2ヨーク、可動筒の組み立て手順を説明するための断面図であり、(a)は、組み立てる前の図であり、(b)は、組み立てた後の図である。 本実施形態に係るアクチュエータ部全体の組み立て手順を説明するための断面図であり、(a)は、組み立てる前の図であり、(b)は、組み立てた後の図である。 本実施形態に係る能動型防振装置において発生する磁束の流れを示した説明図である。
まず、本発明に係る能動型防振装置について、図1、図2、および図3を参照して詳細に説明する。なお、実施形態として、自動車のエンジンを車体フレームに弾性的に支持するために用いられるアクティブ・コントロール・マウントに能動型防振装置を適用した例について説明するが、能動型防振装置が適用される機器や装置等を限定する趣旨ではない。また、以下の説明において、「上下」を言うときは、エンジンマウント部101が配置される方を「上」、アクチュエータ部111が配置される方を「下」とする。
≪能動型防振装置の概略構成≫
能動型防振装置は、上下方向に伸縮駆動することが可能であり、車両の図示しない車体フレームに取り付けられてエンジンを弾性的に支承するようになっている。
ここで、能動型防振装置は、例えば、エンジンのクランクシャフトが車両の横向きに配置される、いわゆる横置きのエンジンである場合には、エンジンによるロール方向の振動を抑制するため、エンジンを挟んで車両の前後にそれぞれ配置される。なお、配置位置については、これに限られることはなく、エンジン周りの適宜の場所に配置することができる。
図1に示すように、能動型防振装置は、中心軸Lを中心として実質的に左右対称の構造を有しており、カバー体107とハウジング116とを有し、ハウジング116の内側に、可動部を備えている。そして、この可動部は、主に、可動軸(可動部材115、可動筒119)、第1ヨーク122、永久磁石121、第2ヨーク120から構成されており、第1弾性支持体124と第2弾性支持体118とにより、ハウジング116に対し、L軸方向に変位可能なように弾性支持されている。
(各部の構成)
以下、能動型防振装置の各部について説明する。
カバー体107の上部内側には、カバー体107の上方へ向けて膨出し、可撓性膜として機能するダイヤフラム103の下部108bが加硫接着されている。
カバー体107内には、円環状の第1弾性体支持部材102と、円板状の第2弾性体支持部材112とが収納されている。
第1弾性体支持部材102の上側には、厚肉のラバーで形成された第1弾性体103の下端103aが加硫接着により接続されている。第1弾性体103は、略円錐状を呈しており、頂部となる部分が凹状に形成されて、この凹状とされた凹状部103bに支持ボス104が加硫接着により固定されている。さらに、支持ボス104の上面には、ダイヤフラム支持ボス105が第1連結ボルト131で固定されており、このダイヤフラム支持ボス105の周部には、ダイヤフラム108の上端部108aが加硫接着されている。
ダイヤフラム支持ボス105の上面には、エンジン取付部(作用点)106が一体に立設されており、このエンジン取付部106に図示しないエンジンが固定されて支承されるようになっている。
カバー体107の上端には、フランジ部107bが形成されており、このフランジ部107bには、断面ハット状のストッパ部材109のフランジ部109aが第2連結ボルト132と図示しないナットによって固定されるようになっている。
また、ストッパ部材109の上部内面には、エンジン取付部106に対向するようにストッパラバー110が突設されている。このストッパラバー110には、エンジン取付部106が当接可能であり、図示しないエンジンから大きな荷重が入力された場合に、エンジン取付部106が当接することでエンジンの過大な変位が抑制されるようになっている。
第2弾性体支持部材112の内周面には、膜状のラバーで形成された第2弾性体113の外周部が加硫接着により接合されており、第2弾性体113の中央部にその上部が埋め込まれるようにして可動軸の可動部材115が加硫接着により接合されている。
そして、第1弾性体支持部材102の周部と第2弾性体支持部材112の周部との間には、円板状の隔壁部材114が後記するカバー体107の加締め部により挟持されて固定されている。隔壁部材114は、第1弾性体103(第1弾性体支持部材102)側に形成される第1液室138と、第2弾性体113側に形成される第2液室139とを仕切っており、これらの第1液室138と第2液室139とは、隔壁部材114の中央部に開口形成された連通孔114aを通じて相互に連通している。
また、第1弾性体支持部材102とカバー体107(ダイヤフラム108)との間には、環状の連通路137が形成されている。この連通路137は、図示しない連通孔を介して第1液室138に連通するとともに、図示しない連通間隙を介して第1弾性体103とダイヤフラム108で区画された第3液室136に連通している。
カバー体107の下部には、環状断面が略コ字形状の膨出部107cが形成されており、この膨出部107c内に各部の縁部が収容されて加締め部により結合されている。具体的には、ハウジング116の上端のフランジ部116bと、第2弾性体支持部材112のフランジ部112aと、第1弾性体支持部材102のフランジ部102aとが、膨出部107c内に収容されて結合されている。ここで、カバー体107の膨出部107cと第2弾性体支持部材112のフランジ部112aとの間には、円環状の弾性部材107aが介在されている。
ハウジング116は、上端開口部にフランジ部116bを有しており、このフランジ部116bが、前記したように、第2弾性体支持部材112のフランジ部112aと、第1弾性体支持部材102のフランジ部102aとともにカバー体107の膨出部107cに対して加締め部により固定されている。また、ハウジング116の円筒部116aには、第3連結ボルト133を螺合可能なように径方向内側に延出する肉厚部分およびねじ孔116d(図5(a)参照)が形成されている。さらに、ハウジング116の下端開口部には、径方向内側および径方向外側に延出するとともに、L軸方向に所定の厚さを有する取付台部116cが形成されている。この取付台部116cの内側上面には、第4連結ボルト134を螺合可能なねじ孔116aが形成されており、また、取付台部116cの外側下面には、第5連結ボルト135を螺合可能なねじ孔116fが形成されている(図5(a)参照)。なお、ハウジング116の取付台部116cは、防振対象部材である車体フレーム(図示せず)にボルト等(図示せず)で固定される。
次に、ハウジング116内に構成される可動部の詳細構造について説明する。
可動部は、L軸方向上下に変位する部材として、可動軸(可動部材115、可動筒119)、第1ヨーク122、永久磁石121、第2ヨーク120等を備え、ハウジング116に固定される部材として、コイル126およびボビン125等を備えている。そして、L軸上に沿って可動部を弾性支持させるための第1弾性支持体124および第2弾性支持体118を備えている。
可動部材115は、第2弾性体113の中央部に埋め込まれるように加硫接着された環状連結部115cと、この環状連結部115cの下部に一体的に設けられた駆動軸115aとを備えている。環状連結部115cは、その外周縁部が上方に向かって突出しており、中央部分が凹状とされて隔壁部材114との間に第2液室139の容積を確保している。
駆動軸115aは、その軸線が中心軸Lに一致しており、その基端部115dが、駆動軸115aよりも大径とされている。駆動軸115aには可動筒119が装着されており、先端部分には雄ねじ部115dが形成されている。なお、可動部材115は、環状連結部115cや駆動軸115aを含んで、金属や合成樹脂等の硬質材で一体成形されている。
可動筒119は、全体として略円筒形状をしており、略円筒形状の小径部119aと、当該小径部119aより大きい外径を有し当該小径部119aの下部に連設する略円筒形状の中径部119bと、当該中径部119bより大きい外径を有し当該中径部119bの下部に連設する略円筒形状の大径部119cと、当該大径部119cより大きい外径を有し当該大径部119cの下部に連設する略円筒形状のフランジ部119dと、から構成される。
そして、可動筒119のフランジ部119dの外径側下部には環状の傾斜面からなるテーパ面(下側の外径が小さくなるように環状の傾斜が施されている)が形成されている。また、フランジ部119dの下面には、後記する下固定部材123の筒部123bを下方から圧入可能なように、他の部位と比較して所定長だけ拡径して形成されたL軸を中心とする大径の孔が形成されている。
さらに、可動筒119の小径部119a、中径部119b、および大径部119cには、外径側上部に環状の傾斜面からなるテーパ面(上側の外径が小さくなるように環状の傾斜が施されている)が形成されることが好ましい。これにより、後記する第1ヨーク122、永久磁石121、および第2ヨーク120を可動筒119の上方から可動筒119に挿入(圧入)し易くなり、組み付け性が向上するからである。
なお、可動筒119は、小径部119a、中径部119b、大径部119c、およびフランジ部119dとが、一体として形成されているものであってもよいし、別体からなる小径部119a、中径部119b、大径部119c、およびフランジ部119dとを、連結して形成されているものであってもよい。また、図示しないが、中径部119bと小径部119aとの間に形成される第2段差部119fに第2ヨーク120の下面が当接するように構成されていてもよい。このような構成とすることにより、中径部119bと小径部119aとの間に形成される第2段差部119fに第2ヨーク120が係止されて、それ以上、第2ヨーク120が永久磁石121側に押し込まれることが阻止されるので、永久磁石121に対し過大な荷重が付与されることを回避できる。この場合、後述する円環状の支持部120cを不用とすることができる。
第1ヨーク122は、略円盤状からなり、中心部に可動筒119が貫通する貫通孔122aを有すると共に、外径側下部には、可動筒119のフランジ部119d側(下方)に向かって徐々に縮径する環状の傾斜面からなり、漏れ磁束の発生を防止するテーパ面122bが形成されている(図4(a)参照)。このように、第1ヨーク122の外径側下部に環状の傾斜面からなるテーパ面122bを形成することにより、第1ヨーク122の外径側上部から積極的にコイル126側へ磁束が受け渡されることとなって、磁気推力に寄与しない磁束(漏れ磁束)の発生を極力抑制することができる(図6参照)。よって、第1ヨーク122にテーパ面122bが形成されることで、磁気飽和及び漏れ磁束の発生を防止して磁路中における磁気損失を抑制することにより、磁気推力をより一層向上させることができる。
また、第1ヨーク122の上面には、リング状のウェーブワッシャ142を配置するための環状凹部が形成されている。この環状凹部にウェーブワッシャ142を配置することで、永久磁石121(およびホルダ121a)、第2ヨーク120をL軸方向に弾性付勢して密接に固定することができる。この結果、前記永久磁石121および第2ヨーク120がL軸方向に沿って密接に固定されるので、磁気効率を向上することができる。なお、ウェーブワッシャ142は、鉄等の磁性材料で形成されていることから、第1ヨーク122と永久磁石121との間における磁束の流れを極力妨げないようになっている。また、永久磁石121が第2ヨーク120側に向けて弾性付勢されるので、永久磁石121のガタツキ等を好適に抑制することができる。
なお、第1ヨーク122の内径側下部に、可動筒119のフランジ部119d側(下方)に向かって徐々に拡径する環状の傾斜面(テーパ面)を形成してもよい(図2参照)。このような構造とすることで、第1ヨーク122を上方から可動筒119に圧入し易くなり、組み付け性が向上するからである。
永久磁石121は、全体形状が略環状体からなり、中心部に可動筒119が貫通する貫通孔121bを有すると共に、軸方向に沿った上面と下面との間で相反する磁極が着磁されている。
この永久磁石121は、例えば、略半円状に二分割された半割り構造体からなり、この半割り構造体は、例えば、SUS(JIS)等の非磁性材料で形成された有底円筒状のホルダ121a内に環状に収納配置される。永久磁石121の着磁方向としては、例えば、軸方向に沿った上面をS極とし下面をN極にそれぞれ着磁することにより、半割り構造体における同極同士(上面同士、下面同士)が反発し合ってホルダ121aの底部内周面に好適に収納される。
なお、永久磁石121は、前記のような分割構造体に限定されるものではなく、例えば、ホルダ121aを省略して環状体の単体からなる永久磁石121を用いてもよい。また、全体形状として環状体からなる永久磁石121は、二分割に限定されるものではなく、任意に分割された複数の永久磁石を、ホルダ121a内で環状に収納配置するようにしてもよい。さらに、永久磁石121の材料としては、例えば、合金系、フェライト系、希土類サマリウム・コバルト(Sm−Co)系、希土類ネオジウム(Nd−Fe−B)系のいずれであってもよい。
第2ヨーク120は、略有底円筒体からなり、可動部材115の中心部から半径外方向に向かって拡径する傘部120aと、前記傘部120aに連続し可動部材115の軸方向に沿って折曲し可動部材115の軸線と略平行に延在する環状部120bとから構成される。前記傘部120aは、中心部から外径側に向かって肉厚が徐々に薄肉となるように形成される。また、環状部120bは、第1ヨーク122及び永久磁石121から径方向に沿って所定長だけ離間すると共に、後記するコイル126およびボビン125をも含んで囲繞するように設けられる。
また、当該傘部120aの径方向中心には、上方から上固定部材117の筒部117aを、また、下方から可動筒119の小径部119aを圧入可能なように挿通孔120dが設けられる。そして、当該挿通孔120dの内部には、円環状の支持部120cが形成される。なお、当該挿通孔120dに可動筒119を下方から圧入すると、可動筒119の小径部119aの上面が当該支持部120cの下面に当接する。よって、当該支持部120cを有することにより、第2ヨーク120が可動筒119に対し、L軸方向の所定の位置に係止される。その結果、第2ヨーク120が永久磁石121を軸方向に必要以上に押圧することを回避できる。
また、第2ヨーク120がL軸方向に往復運動した際に、当該環状部120bの下面がリード線140に当接しないよう、環状部120b下部に逃げ部が設けられている。さらに、第2ヨーク120の環状部120bの内周面と、ハウジング116の円筒部116aの径方向内側に延出する肉厚部分が接触しないように、第2ヨーク120の環状部120bの径方向の厚さが調節されている。
なお、第2ヨーク120の傘部120aの内径側下部に、可動筒119の中径部119b側(下方)に向かって徐々に拡径する環状の傾斜面(テーパ面)を形成してもよい(図2参照)。このような構造とすることで、第1ヨーク122を上方から可動筒119に圧入し易くなり、組み付け性が向上するからである。
(第1弾性支持体、第2弾性支持体)
第1弾性支持体124および第2弾性支持体118は、いずれも、可動部に固定される中央側基端部124a(118a)と、当該中央側基端部124a(118a)から径方向外側に曲線状に延出する複数の板ばね124c(118c)とからなり、当該複数の板ばね124c(118c)の外径側延出部124b(118b)が、径方向外側の前記ハウジング116に固定されている(図3(a)参照)。また、第2弾性支持体118の当該中央側基端部118aと外径側延出部118b、および、第1弾性支持体124の当該中央側基端部118aには、それぞれ挿通孔が設けられている。そして、第1弾性支持体124および第2弾性支持体118は、例えば、SUS(JIS)等の非磁性材料で形成されている。なお、本発明に係る第1弾性支持体124および第2弾性支持体118は、外周部分(図3(b)の網点部分)が排除されて構成されており、この排除された分だけ、各外径側延出部124b(118b)の位置が外径側に設定されるようになっている。
第1弾性支持体124は、中央側基端部124aの挿通孔に、下固定部材123の筒部123aが下方から嵌入される。また、第1弾性支持体124の中央側基端部124aの上面がフランジ部119dの下面と当接し、第1弾性支持体124の中央側基端部124aの下面が下固定部材123のフランジ部123bの上面と当接するように配置される。これにより、第1弾性支持体124の中央側基端部124aが、可動筒119と下固定部材123により挟持されL軸方向に固定される。
また、第1弾性支持体124の外径側延出部124aの下面がハウジング116の取付台部116cの内側上面と当接し、第1弾性支持体124の外径側延出部124aの上面が後記するボビン125の保持部125bの下面と当接するように配置される。さらに、第4連結ボルト134が、上方からボビン125の固定部125bに設けられた挿通孔を通じてハウジング116の取付台部116cに設けられたねじ孔116aに螺合する(図5(a)参照)。これにより、第1弾性支持体124の外径側延出部124aが、ハウジング116とボビン125により挟持されL軸方向に固定される。
第2弾性支持体118は、中央側基端部118aに設けられた挿通孔に、上固定部材117の筒部117aが上方から嵌入される。また、第2弾性支持体118の中央側基端部118aの上面が上固定部材117のフランジ部117bの下面に当接し、第2弾性支持体118の中央側基端部118aの下面が第2ヨーク120の傘部120aの上面に当接するように配置される。さらに、第3連結ボルト133が、上方から第2弾性支持体118の外径側延出部118bに設けられた挿通孔を通じてハウジング116の筒部116aに設けられたねじ孔116dに螺合する(図5(a)参照)。これにより、第2弾性支持体118とハウジング116とが連結されている。
なお、第1弾性支持体124および第2弾性支持体118は、図3(a)に示すように略同形状の板ばね118cを、略等間隔で延出させることにより、可動部をL軸方向に好適に変位させることができる。また、第1弾性支持体124および第2弾性支持体118の板厚または曲線形状等を変更することで、所望のバネレートの弾性支持体とすることができる。
ボビン125は、環状断面が略コ字形状の収容部125aと、当該収容部125aの下端部から径方向外側に延びる固定部125bと、から構成される。当該固定部125bには、挿通孔が設けられており、当該挿通孔において、上方から第4連結ボルト134が挿通されハウジング116の取付台部116cに設けられたねじ孔116aに螺合される(図5(a)参照)。これにより、ボビン125とハウジング116とが連結されている。
コイル126は、ボビン125の収容部125bに巻きつけられる。なお、コイル126には、カプラ143を介して給電装置(図示せず)から通電されることにより後記するローレンツ力が発生する。
第3弾性体外支持部材127は、L軸方向に沿って延在する略円筒形状の筒部127aと、当該筒部127aの下部から径方向外側に広がるフランジ部127bと、から構成される。また、当該フランジ部127bには、第5連結ボルト135を挿通可能なように挿通孔が設けられている。なお、当該筒部127aの外周面がハウジング116の取付台部116cの内周面下部に圧入し、当該フランジ部127bの上面がハウジング116の取付台部116cの下面に当接するように配置されている。
第3弾性体128は、肉厚の略円板形状をしており、中央部には、後記する第3弾性体内支持部材129を内嵌する孔が設けられている。第3弾性体128は、ハウジング取付台部116cの内側に配置されるとともに、第3弾性体128の外周面と、第3弾性体外支持部材127の筒部127aの内周面とが、加硫接着により結合している。
第3弾性体内支持部材129は、下方を開口する略カップ形状をしており、上面の径方向中心に可動部材115のボルト部115bを挿通する孔を有している。また、第3弾性体内支持部材129は、第3弾性体128の内側に配置されるとともに、第3弾性体内支持部材129の外周面と第3弾性体128の内周面とが、加硫接着により結合している。さらに、第3弾性体内支持部材129に設けられた孔が可動部材115のボルト部115bに挿通されるとともに、第3弾性体内支持部材129の上面と下固定部材123のフランジ部123bの下面とが当接するように配置される。さらにまた、可動部材115のボルト部115bに対し、下方からナット144により螺合することで、第3弾性体内支持部材129が、下固定部材123とナット144により挟持されL軸方向に固定される。
下蓋130は、円板形状をしており、下蓋130の径方向外側の外周部には、第5連結ボルト135を挿通可能なように挿通孔が設けられている。また、下蓋130は、下蓋130の径方向外側の外周部の上面が第3弾性体外支持部材127のフランジ部127bの下面と当接するように配置されている。
そして、第5連結ボルト135が下方から、下蓋130の挿通孔、および第3弾性体外支持部材127のフランジ部127bの挿通孔を通じて、ハウジング116の取付台部116cのねじ孔に螺合される(図5(a)参照)。これにより、下蓋130および第3弾性体外支持部材127が、ハウジング116に連結されている。
次に、アクチュエータ部の第1ヨーク122、永久磁石121(ホルダ121a)、第2ヨーク120、可動筒119の組み立て手順について、図4を参照して説明する。
≪アクチュエータ部の第1ヨーク、永久磁石(ホルダ)、第2ヨーク、可動筒の組み立て手順≫
可動筒119に対し、上方から第1ヨーク122を圧入する。この際、第1ヨーク122の下面がフランジ部119dの上面に当接するとともに、第1ヨーク122の内周面が大径部119cの外周面に圧入固定される。なお、第1ヨーク122を上方から可動筒119に組み付けるにあたり、小径部119aおよび中径部119bが装着用のガイドの役割を果たすため、第1ヨーク122の組み付け性に優れている。
その後、可動筒119に対し、上方からウェーブワッシャ142を組み込む。ウェーブワッシャ142は、第1ヨーク122の上面に設けられた環状凹部に配置する。
その後、可動筒119に対し、上方から永久磁石121(またはホルダ121aに組み込んだ永久磁石121)を挿入する。この際、永久磁石121(またはホルダ121a)の下面が第1ヨーク122およびウェーブワッシャ142の上面と当接する。なお、永久磁石121を上方から可動筒119に組み付けるにあたり、小径部119aが装着用のガイドの役割を果たすため、永久磁石121の良好な組み付け性を得ることができる。ここで、ホルダ121aを使用する場合は、ホルダ121aを可動筒119に組み込む前に、永久磁石121をホルダ121a内部に組み込んでおく。
その後、可動筒119に対し、上方から第2ヨーク120を圧入する。この際、第2ヨーク120の傘部120aの下面が永久磁石121の上面に当接するとともに、第2ヨーク120の支持部120cの下面が小径部119aの上面と当接する。また、第2ヨーク120の挿通孔120dの内周面が小径部119aの外周面に圧入固定される。これにより、永久磁石121が第1ヨーク122と第2ヨーク120との間に配置されると共に第2ヨーク120側に向けて弾性付勢されL軸方向に固定されることとなる。
≪アクチュエータ部全体の組み立て手順≫
次に、アクチュエータ部全体の組み立て手順を図5を参照して説明する。
第1弾性支持体124の外径側延出部124bの下面がハウジング116の取付台部116cの内側上面に当接するように配置するとともに、ボビン125の固定部125bの下面が第1弾性支持体124の外径側延出部124bの上面およびハウジング116の取付台部116cの内側上面に当接するように配置する。なお、ボビン125には、事前にコイル126が巻きつけてある。
その後、ボビン125の固定部125bに設けられている挿通孔に対し、第4連結ボルト134を上方より挿通し、ハウジング116の取付台部116cに設けられているねじ孔116eに螺合させる。これにより、ボビン125とハウジング116とが連結されている。なお、この連結により、第1弾性支持体124の外径側延出部124bは、ハウジング116の取付台部116cとボビン125の固定部125bにより挟持され、L軸方向に固定されることとなる。
その後、前記ハウジング116(ボビン125、第1弾性支持体124が組み付けられたハウジング116)に対し、上方から前記組立部材(第1ヨーク122、永久磁石121、第2ヨーク120が可動筒119に圧入または挿入された組立部材)を組み込み、フランジ部119dの下面が第1弾性支持体124の上面に当接するように配置する。そして、第2弾性支持体118の中央側基端部118aの下面と第2ヨーク120の上面とが当接し、第2弾性支持体118の外径側延出部118bの下面とハウジング116の筒部116aの上面とが当接するように第2弾性支持体118を配置する。
その後、第1弾性支持体124の中央側基端部124aに設けられた挿通孔に下方から下固定部材123を圧入するとともに、第2弾性支持体118の中央側基端部118aに設けられた挿通孔に上方から上固定部材117を圧入する。この圧入により、下固定部材123の筒部123aの外周面により、第1弾性支持体124の内周面およびフランジ部119dの内周面が圧入固定されるとともに、第1弾性支持体124が下固定部材123と可動筒119により挟持されL軸方向に固定される。また、上固定部材117の筒部117aの外周面により、第2弾性支持体118の内周面および第2ヨーク120の内周面が圧入固定されるとともに、第2弾性支持体118が上固定部材117と第2ヨーク120により挟持されL軸方向に固定される。
下固定部材123および上固定部材117の圧入をおこなうのと同時またはその前後に、第2弾性支持体118の外径側延出部118bに設けられた挿通孔において、第3連結ボルト133を上方より挿通し、ハウジング116の筒部116の肉厚部分に設けられたねじ孔116dに螺合させる。これにより、第2弾性支持体118とハウジング116とが連結される。
次に、能動型防振装置の駆動の仕組みについて、図6を用いて説明する。
≪能動型防振装置の駆動の仕組み≫
本実施形態では、給電装置(図示せず)からコイル126に通電されると、図6に示されるように、永久磁石121と第1ヨーク122と第2ヨーク120とによって形成された磁路、すなわち磁界の中に配置されたコイル126に電流が流れることになるので、固定されたコイル126に対してローレンツ力が作用し、その反力として可動部に加振力が発生する。
なお、給電装置(図示せず)からコイル126に通電される電流(又は電圧)は、問題となる振動の周波数に対応して制御される交流や、所定の周期でオン/オフ制御される直流が用いられるとよい。
前記コイル126への通電によって、可動部(可動部材115、可動筒119、第1ヨーク122、永久磁石121、第2ヨーク120等)がL軸方向に沿って上下方向に往復運動をおこなう。この往復運動に基づく加振力により、エンジン(図示せず)を介して入力される防振すべき振動を積極的あるいは相殺的に低減する。
ここで、可動部材115が下方に変位した場合は、第2弾性体113が下向きに変形する。その結果、第2液室139の容積が増加するため、エンジン側からの押し荷重で圧縮された第1液室138の非圧縮性流体が隔壁部材114の連通孔114aを通過して第2液室139に流入する。これによって、エンジン側から車体側に伝達される荷重を低減することができる。
逆に、可動部材115が上方へ向けて変位した場合は、第2弾性体113が上向きに変形する。その結果、第2液室139の容積が減少するため、第2液室139の非圧縮性流体が隔壁部材144の連通孔114aを通過してエンジン側からの引き荷重で減圧された第1液室138へ流入する。これによって、エンジン側から車体側に伝達される荷重を低減することができる。
なお、本発明について、エンジンマウント部を有しエンジンと車体フレーム間に配置される能動型防振装置を例に挙げて説明をおこなったが、これに限定されるものではなく、例えば、車両ボディ等の防振対象部材に直接的に取り付けられて、防振対象部材が発する振動を直接的に低減または除去する能動型防振装置に適用することも可能である。
以上説明した実施形態の能動型防振装置によれば、可動筒119の大径部119cに第1ヨーク122を圧入して固定することができ、可動筒119の中径部119bに永久磁石121を外挿することができ、可動筒119の小径部119aに第2ヨーク120を圧入して固定することができる。つまり、可動筒119に対して、第1ヨーク122、永久磁石121、第2ヨーク120の順で取り付けることができる。
また、本実施形態の能動型防振装置によれば、永久磁石121が第1ヨーク122と第2ヨーク120との間に配置されて可動筒119に固定されるので、可動筒119に対し、例えば、永久磁石121を圧入等の手段により固定する必要が無くなる。したがって、永久磁石121を可動筒119に圧入等の手段により固定したときのような内部応力を生じることがなく、永久磁石121を可動筒119に好適に保持することができる。しかも、永久磁石121は第1ヨーク122と第2ヨーク120とで可動軸の軸方向に配置されて固定されるので、永久磁石121が圧入等の手段によって固定されていない構造でありながら、可動部に対する、永久磁石121の軸方向の位置ずれを好適に抑えることができる。したがって、長期間に亘り精度よく可動部を変位駆動させることができる。
さらに、可動筒119が大径部119c、中径部119b、および小径部119aを有することにより、小径部119a側より第1ヨーク122を圧入する際、小径部119aと中径部119bとを装着用のガイドとして利用することができ、また、小径部119a側より永久磁石121を挿入する際、小径部119aを装着用のガイドとして利用することができる。したがって、本発明に係る能動型防振装置は、可動軸へのヨーク等の組み付け性に優れている。
さらにまた、本実施形態の第1弾性支持体124および第2弾性支持体118は、複数の板ばね118c(124c)の各外径側延出部118b(124b)が、径方向外側の前記ハウジング116に固定される構造となっていることから、各外径側延出部118b(124b)を繋ぐ外周部分を排除することができる。よって、各外径側延出部118b(124b)を繋ぐ外周部分を有するような弾性支持体を使用した場合と比べ、能動型防振装置を軽量化することができる。
またさらに、外周部分を排除した分だけ、各外径側延出部118b(124b)の位置を外径側に設定することができるので、バネレートを小さくすることが可能となる。この結果、可動部が変位した際における第1弾性支持体124および第2弾性支持体118に付与される応力が緩和されることから、第1弾性支持体124および第2弾性支持体118の耐久性を向上することが可能となる。
加えて、小径部119a、中径部119b、および大径部119cの外径側上部に環状の傾斜面からなるテーパ面(上側の外径が小さくなるように環状の傾斜が施されている)を形成している場合は(図2参照)、小径部119aが設けられている方向から、第1ヨーク122、永久磁石121、および第2ヨーク120を可動筒119に挿入(圧入)し易くなり、組み付け性をさらに向上させることができる。
そして、第1ヨーク122、および第2ヨーク120の内径側下部に環状の傾斜面からなるテーパ面(下側の孔径が大きくなるように環状の傾斜が施されている)を形成している場合は(図2参照)、小径部119aが設けられている方向から、第1ヨーク122、および第2ヨーク120を可動筒119に圧入し易くなり、組み付け性をさらに向上させることができる。
115 可動部材
116 ハウジング
118 第2弾性支持体
118a 中央側基端部
118b 外径側延出部
118c 板ばね
119 可動筒
119a 小径部
119b 中径部
119c 大径部
119d フランジ部
120 第2ヨーク
121 永久磁石
122 第1ヨーク
124 第1弾性支持体
124a 中央側基端部
124b 外径側延出部
124c 板ばね

Claims (2)

  1. 防振対象部材の振動を能動的に抑制する能動型防振装置であって、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に弾性支持され前記ハウジングの軸方向に変位可能に組み付けられる可動部と、
    前記可動部を前記ハウジングに弾性支持する弾性支持体と、
    を備え、
    前記可動部は、前記ハウジングの軸方向に沿って支持される可動軸と、当該可動軸に通して保持され当該可動軸の軸方向に沿って連設される第1ヨーク、永久磁石、および第2ヨークとを有し、
    前記可動軸は、当該可動軸の軸方向の一方から他方に向けて大径部、中径部、および小径部を有し、
    前記大径部には前記第1ヨークが圧入され、前記中径部には前記永久磁石が外挿され、前記小径部には第2ヨークが圧入され、前記永久磁石は、前記第1ヨークと前記第2ヨークとの間に配置されることを特徴とする能動型防振装置。
  2. 請求項1記載の能動型防振装置において、
    前記弾性支持体は、前記可動部の一端部を前記ハウジングの一端部に弾性支持する第1弾性支持体と、前記可動部の他端部を前記ハウジングの他端部に弾性支持する第2弾性支持体と、から構成され、
    前記第1弾性支持体と前記第2弾性支持体の少なくとも1つは、前記可動部に固定される中央側基端部と、当該中央側基端部から径方向外側に曲線状に延出する複数の板ばねとからなり、当該複数の板ばねの外径側延出部が、前記ハウジングにそれぞれ固定されることを特徴とする能動型防振装置。
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