JP2011153630A - 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】繊維集合体の芯材(51)と、芯材(51)を収納する内袋材(53)と、内袋材(53)を収納する外被材(54)とを有する真空断熱材(50)において、芯材(51)は樹脂繊維層(52a)を備え、樹脂繊維層(52a)の繊維同士が融着した融着部を有することを特徴とする。また、樹脂繊維層(52a)の表面に融着部を有することを特徴とする。また、樹脂繊維層(52a)の繊維の直径は5μmから30μmであり、繊維同士が10μmから200μmの束状の融着部を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
図2は、本発明の一実施形態に係る真空断熱材の使用例を示す図である。真空断熱材50の芯材51となる樹脂繊維層52aの繊維には、融着部を設けてある。樹脂繊維層52aの繊維は、ポリスチレン樹脂を290℃で溶融してメルトブローン法にて繊維化したものである。この繊維化時、樹脂の押出し量を調整することで融着部を設けた樹脂繊維を製造することができる。このときの押出し量は5kg/hとし、繊維径8〜10μmとすることで、融着部を22〜128μmとした。
次に、実施例2について説明する。実施例2では、実施例1と同様に、真空断熱材50の芯材51となる樹脂繊維層52aの繊維に融着部を設けたものである。樹脂繊維層52aの繊維は、ポリスチレン樹脂を290℃で溶融してメルトブローン法にて繊維化したものである。この繊維化するときに、目付量を調整することで融着部を設けた樹脂繊維を製造することができる。このときの押出し量は5kg/h、繊維層の繊維径が8〜12μm、融着部の16〜30μmとし、目付量を350〜400とすることで、融着部を繊維層の中間に設けることができる。
次に、実施例3について説明する。実施例3では、実施例1と同様に、真空断熱材50の芯材51となる樹脂繊維層52aの繊維に融着部を設けたものである。樹脂繊維層52aの繊維は、ポリスチレン樹脂を290℃で溶融してメルトブローン法にて繊維化したものである。この繊維化するときに、樹脂の押出し量を調整することで融着部を設けた樹脂繊維を製造することができる。このときの押出し量は5kg/h、繊維化した繊維径を8〜12μmとした有機繊維層の片側表面に、軟化温度よりも高い温度で圧力を加えることで、有機繊維層の表面に融着部を設けることができる。本実施例においては150℃に熱した熱板で10N/cm2の圧力をかけ融着部を設けた。これにより融着部を20〜80μmとすることができる。これらの構成で芯材51となる樹脂繊維層52aとグラスウール層52bと吸着剤を内袋材53で包み、ガスバリヤ性を有する外袋材54で真空包装機にセットして真空度2.2Paに減圧し、真空度2.2Pa以下で一定時間保持後外袋材54を封止して真空断熱材とした。これにより得られた真空断熱材の熱伝導率を英弘精機社製熱伝導率測定機オートλHC−074で測定したところ、2.2〜2.5mw/m・kであり、表面平滑性も良好な値が得られた。
次に、比較例1について説明する。比較例1では、芯材に融着部を設けない繊維径7〜11μmの樹脂繊維層を用い、この構成で芯材となる樹脂繊維層とグラスウール層と吸着剤を内袋材で包み、ガスバリヤ性を有する外袋材で真空包装機にセットして真空度2.2Paに減圧し、真空度2.2Pa以下で一定時間保持後、外袋材を封止して真空断熱材とした。これにより得られた真空断熱材の熱伝導率を英弘精機社製熱伝導率測定機オートλHC−074で測定したところ、1.8〜2.0mw/m・kという良好な値が得られたが、表面平滑性においては凹凸がみられた。
次に、本発明の実施形態に係る真空断熱材を、冷蔵庫に適用した適用例について、図3及び図4を参照して説明する。
2 冷蔵室
3a 製氷室
3b 上段冷凍室
4 下段冷凍室
5 野菜室
12,14 断熱仕切り
20 箱体
21 外箱
22 内箱
23 断熱材
50 真空断熱材
51 芯材
52a 樹脂繊維層
52b グラスウール層
53 内袋材
54 外被材
Claims (5)
- 繊維集合体の芯材と、該芯材を収納する内袋と、該内袋を収納する外被材とを有する真空断熱材において、
前記芯材は有機繊維層を備え、該有機繊維層の繊維同士が融着した融着部を有することを特徴とする真空断熱材。 - 前記有機繊維層の表面に前記融着部を有することを特徴とする、請求項1記載の真空断熱材。
- 前記有機繊維層の繊維の直径は5μmから30μmであり、該繊維同士が10μmから200μmの束状の前記融着部を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の真空断熱材。
- 繊維集合体の芯材と、該芯材を収納する内袋と、該内袋を収納する外袋材と、を有する真空断熱材を内箱と外箱との間に配設し、且つ前記真空断熱材の周囲に発泡断熱材が充填された冷蔵庫において、
前記真空断熱材の前記芯材は有機繊維層を備え、該有機繊維層の繊維同士が融着した融着部を有することを特徴とする冷蔵庫。 - 前記真空断熱材は前記有機繊維層が前記外箱又は前記内箱への貼り付け面側に位置することを特徴とする、請求項4記載の冷蔵庫。
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JP2010013729A JP2011153630A (ja) | 2010-01-26 | 2010-01-26 | 真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫 |
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Citations (4)
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JP2003154534A (ja) * | 2001-11-22 | 2003-05-27 | Asahi Glass Matex Co Ltd | 真空断熱材および繊維強化合成樹脂成形体を製造する方法 |
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2010
- 2010-01-26 JP JP2010013729A patent/JP2011153630A/ja not_active Abandoned
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