JP2011151879A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェール時に短絡用スイッチング素子を保護して確実にフェール動作を行うことが可能なモータ駆動回路を提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、フェール時に電源スイッチ8を開くとともに短絡用スイッチング素子10を閉動作させるモータ制御装置1において、フェール時に、電源スイッチ8の開動作に遅延させて短絡用スイッチング素子10を閉動作させるとともに、少なくとも電源スイッチ8が開動作してから短絡用スイッチング素子10を閉動作するまでにモータMを界磁制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置の改良に関する。
モータを駆動するモータ制御装置にあっては、直流電圧が印加されるパワーライン間に、直列に接続される二つのスイッチング素子間をモータの巻線に接続した複数のアームを介装した駆動回路を備え、各アームのスイッチング素子を開閉動作させることで、モータを駆動するようにしている。
他方、モータは、種々の機器を駆動する駆動源として使用され、正常に動作する場合には問題は無いが、機器に異常が生じた際にモータをそのまま動作させるのは好ましくない場合があり、このような場合には速やかにモータを制動させる必要がある。
これに対応するために、モータ駆動回路では、モータを正常動作させるだけでなく、上記構成とは別に、各アームと電源との間に介装したリレーと、各アームの両端に接続されて上記巻線を短絡するバイパスと、バイパスの途中に設けた短絡用スイッチング素子とを備えており、フェール時には、リレーを開動作させるとともに短絡用スイッチング素子を閉動作させて、バイパスで巻線を短絡させモータを制動させるようにするものがある(たとえば、特許文献1参照)。
また、電源が出力する電圧は、ノイズの重畳や温度変化の影響等によって安定せずに脈動することがあり、モータの巻線に安定した電圧を印加するため、電源に並列してキャパシタを設けて電源電圧を平滑化している。
特開2001−204184号公報
しかしながら、特開2001−204184号公報に開示されているモータ駆動回路にあっては、フェール時にリレーの開動作と短絡用スイッチング素子の閉動作を同時に行うようにしているので、キャパシタに蓄電されていた電荷が短絡用スイッチング素子へ一気に突入電流となって流れ込むことになって、上記短絡用スイッチング素子が破壊されてしまい、フェール動作に支障を来たしてしまう危惧があるのである。
そこで、本発明は、上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、フェール時に短絡用スイッチング素子を保護して確実にフェール動作を行うことが可能なモータ駆動回路を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、パワーライン間に直流電圧を出力する電源と、直列に接続される二つのスイッチング素子間をモータの巻線に接続し上記パワーライン間に介装される複数のアームを有する駆動回路と、上記パワーライン間に電源に並列に接続されて電源電圧を平滑化するキャパシタと、上記パワーライン間と上記電源との間に介装した電源スイッチと、上記パワーライン間に介装されて上記巻線を短絡するバイパスと、上記バイパスの途中に設けられた短絡用スイッチング素子とを備え、フェール時に電源スイッチを開くとともに短絡用スイッチング素子を閉動作させてモータの巻線を短絡させるモータ制御装置において、フェール時に、上記電源スイッチの開動作に遅延させて上記短絡用スイッチング素子を閉動作させるとともに、少なくとも上記電源スイッチが開動作してから上記短絡用スイッチング素子を閉動作するまではモータを界磁制御することを特徴とする。
本発明のモータ制御装置によれば、短絡用スイッチング素子が閉動作してバイパスにて巻線を短絡するまでの間に、モータを界磁制御するので、キャパシタの放電が進んで短絡用スイッチング素子へ過電流が流れ込むことが阻止され、短絡用スイッチング素子の破壊が防止され、フェール動作を確実に行って、モータを巻線の短絡による制動トルクで停止させることができる。また、界磁制御によって、モータが停止状態にあっても、キャパシタの電荷を消費することができ、短絡用スイッチング素子が閉動作するまでの間に、キャパシタの電荷を確実に消費することができる。
モータ制御装置の概略図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態におけるモータ制御装置1は、図1に示すように、パワーライン2a,2b間に直流電圧を出力する電源3と、モータMの巻線U,V,Wのそれぞれに対応して接続されて上記パワーライン2a,2b間に介装される三つのアーム4,5,6とを有する駆動回路Cと、上記パワーライン2a,2b間に電源3に並列に接続されて電源電圧を平滑化するキャパシタ7と、上記パワーライン2a,2b間と上記電源3との間に介装した電源スイッチとしてのリレー8と、上記パワーライン2a,2b間に介装されて上記巻線U,V,Wを短絡するバイパス9と、上記バイパス9の途中に設けられた短絡用スイッチング素子10と、リレー8の開動作に遅延させて短絡用スイッチング素子10を閉動作させる遅延回路11と、遅延回路11および各アーム4,5,6に設けたスイッチング素子12,13,14,15,16,17を開閉制御してモータを駆動制御する制御部18とを備えて構成されている。
この場合、モータMは、三相の巻線U,V,Wを備えたブラシレスモータとされており、このモータMを駆動するため駆動回路Cは、三つのアーム4,5,6を備えているが、モータMがブラシレスモータの場合には巻線の相数に対応する数のアームを設ければよい。また、モータMがDCブラシ付モータの場合には、アームを二つとして巻線の両端を各アームに接続すればよい。なお、このモータMの場合、図示するところでは、巻線U,V,WがY字型に結線されているが、Δ結線とされてもよく、Δ結線する場合には、結線部分をそれぞれ対応するアーム4,5,6へ接続すればよい。
上記したアーム4は、スイッチング素子12,13を直列に接続して構成され、このスイッチング素子12,13間をモータMの巻線Uの一端に接続している。アーム5は、スイッチング素子14,15を直列に接続して構成され、このスイッチング素子14,15間をモータMの巻線Vの一端に接続している。アーム6は、スイッチング素子16,17を直列に接続して構成され、このスイッチング素子16,17間をモータMの巻線Wの一端に接続している。なお、スイッチング素子12,13,14,15,16,17は、具体的にはたとえば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor,FET:Field Effect Transister)とされている。
これらアーム4,5,6は、電源3が直流電圧を印加するパワーライン2a,2b間に並列に介装されて接続されており、リレー8を介して各アーム4,5,6の図1中上方側の接続点を電源3に接続し、図1中下方側の接続点がパワーライン2bを介して接地してある。また、電源3から駆動回路Cへの電流供給の可不可は、上記したリレー8によって行われるが、リレー8については周知であり詳しくは説明しないが、リレー8に内蔵されるコイルが励磁されている状態では、リレー8は閉じて各アーム4,5,6へ電力供給可能なように設定されている。なお、本実施の形態では、電源スイッチをリレー8としているが、通電時に閉じるスイッチとすればよいので、リレー以外のスイッチを用いてもよい。電源3は、パワーライン2a,2b間に直流電圧を印加することができればよいので、交流電源とコンバータとで電源3を構成するようにしてもよい。
このように、駆動回路Cは構成され、たとえば、上記のスイッチング素子12とスイッチング素子15をオンすると、モータMの巻線U,Vに電流を流すことができ、アーム4,5,6の図1中上方側のスイッチング素子12,14,16と図1中下方側のスイッチング素子13,15,17を適宜オンすることによって、モータMの各巻線U,V,Wに任意に通電することができる。
そして、制御部18は、モータMの図外のロータの電気角および各巻線U,V,Wに流れる電流に基づいて通電位相切換制御によりモータMの各巻線U,V,Wに回転磁界を作り出すように通電し、モータMを回転駆動するようになっている。
制御部18は、詳しくは図示はしないが、具体的には例えば、モータMの巻線U,V,Wのうち任意の二つの巻線に流れる電流の値と、モータMの図外のロータの電気角とを検知し、上記電流値と電気角からdq変換を行ってdq直交座標系におけるd軸電流値とq軸電流値を求め、別個に求めたd軸電流指令値とトルク指令であるq軸電流指令値と、上記したd軸電流値とq軸電流値との偏差からd軸電圧指令値Vdおよびq軸電圧指令値Vqを求め、上記d軸電圧指令値Vdおよびq軸電圧指令値VqをU,V,Wの各相の電圧指令値Vu,Vv,Vwに変換する。さらに、制御部18は、上記電圧指令値Vu,Vv,Vw通りに各巻線U,V,Wを印加すべく、上記スイッチング素子12,13,14,15,16,17のゲート電極に電圧を印加しこれらを開閉制御することによってモータMを駆動し、さらに、PWM制御によりモータMの出力トルクを制御するようになっている。
なお、制御部18は、基本的には、d軸電流指令値を0として制御を実行するが、ロータの電気角速度が大きい場合にd軸電流指令値をマイナスの値に誘導して弱め界磁制御をするようにしてもよく、また、d軸電流指令値をプラスの値に誘導して強め界磁制御を行うようにしてもよい。
つづいて、このモータ制御装置1にあっては、電源3にキャパシタ7を並列させている。キャパシタ7は、具体的には、パワーライン2a,2b間であって電源3と各アーム4,5,6との間に介装されて接続している。このキャパシタ7は、具体的には、単位体積当たりの静電容量が大きく、経済性の点で有利な電解キャパシタとされているが、これ以外のキャパシタを使用しても差し支えない。なお、キャパシタ7と電源3との間に電源スイッチとしてのリレー8を配置しているのは、特に、電源3が電池である場合に未充電のキャパシタ7へ電源3を接続すると大電流が流れてスパークを発生する危惧があるので、回路の組立時に電源3とキャパシタ7とをリレー8で分断しつつ組立作業を行えるようにしている。
さらに、バイパス9は、この場合、パワーライン2a,2b間に各アーム4,5,6に対して並列に介装されて接続されており、このバイパス9の途中には短絡用スイッチング素子10が設けられている。この短絡用スイッチング素子10は、たとえば、MOSFETとされて、ドレイン電極とソース電極をバイパス9の途中に接続してあり、ゲート電極に電圧が印加されるとオンとなり、電圧の印加が無いとオフとなる。
詳しくは、短絡用スイッチング素子10は、ゲート電極を後述する遅延回路用電源22を接地させるスイッチング用ライン30の途中に接続してあり、短絡用スイッチング素子10の開閉はスイッチング用ライン30の途中に設けたトランジスタ31によって切換制御される。トランジスタ31は、スイッチング用ライン30の途中であってコレクタを遅延回路用電源22側へ接続するとともにエミッタを接地側に接続してあり、ベースは信号入力ライン32を介して制御部18に接続されている。なお、スイッチング用ライン30の途中であって短絡用スイッチング素子10より遅延回路用電源22側には抵抗44が介装されている。
そして、トランジスタ31は、制御系統が正常であるときに制御部18が出力する所定電圧でなる制御信号Hの入力を受けるとオン状態となって、短絡用スイッチング素子10のゲート電極を接地させるので、短絡用スイッチング素子10を開動作させることになる。反対に、トランジスタ31は、制御系統が異常であるフェール時には制御部18が電圧0となる制御信号Lを出力すると、ベースが印加されないのでオフ状態となり、遅延回路用電源22が接地されず短絡用スイッチング素子10のゲート電極が遅延回路用電源22によって印加されるので、短絡用スイッチング素子10を閉動作させることになる。
ここで、スイッチング素子12,13,14,15,16,17がMOSFETとされており、このMOSFETはソース電極からドレイン電極へ向かう向きを順方向としてソース電極とドレイン電極とを接続する寄生ダイオードDを内蔵しているので、上記短絡用スイッチング素子10がオンされて閉じられると、リレー8が開状態にあって各スイッチング素子12,13,14,15,16,17がオフされて開状態であってもバイパス9と各スイッチング素子12,13,14,15,16,17における寄生ダイオードDとを介して各巻線U,V,Wが短絡されることになる。反対に、短絡用スイッチング素子10がオフされて開状態とされる場合には、バイパス9が遮断されて各スイッチング素子12,13,14,15,16,17がオフされて開状態であると、各巻線U,V,Wは短絡されることはない。
すなわち、制御部18が正常を示す制御信号Hを出力する場合には、短絡用スイッチング素子10が開いてバイパス9は機能しないので巻線U,V,Wは短絡されず、反対に、制御部18が異常を示す制御信号Lを出力する場合には、短絡用スイッチング素子10が閉じてバイパス9が機能し巻線U,V,Wは短絡されることになる。
なお、モータMがブラシレスモータの場合であって、アーム4,5,6でモータMをPWM駆動するようにしているので、一つのバイパス9を各アーム4,5,6に並列接続しておくだけでモータMの巻線U,V,Wを短絡でき、モータMがブラシレスモータの場合にはモータMの巻線数が増えても一つのバイパス9のみで巻線U,V,Wを短絡することができる。また、モータMの構造によっては、一つのバイパスのみでは巻線を短絡できない場合もあるが、その場合には、巻線を短絡するのに必要な数のバイパスを設けて各バイパスの途中に短絡用スイッチング素子を設けるようにしてもよい。さらに、モータMがブラシレスモータであっても、各アーム4,5,6を巻線U,V,Wの短絡に使用しない場合には、短絡用スイッチング素子を備えた二つあるいは三つのバイパスを設けて巻線U,V,Wを短絡するようにしてもよい。
つづいて、遅延回路11は、フェール時に、上記電源スイッチとしてのリレー8の開動作に遅延させて上記短絡用スイッチング素子10を閉動作させるものであり、詳しくは、制御部18から入力される制御信号H,Lに基づいてリレー8を開閉制御するリレー制御回路20と、同じく制御部18から入力される制御信号に基づいて短絡用スイッチング素子10を開閉制御するスイッチング素子制御回路21とを備えて構成されている。
リレー制御回路20は、リレー8へ電力供給する遅延回路用電源22と、リレー8への通電の可否を司るリレー切換スイッチとしてのトランジスタ23とを備えており、より具体的には、遅延回路用電源22を接地させるリレー用パワーライン24の途中にリレー8が配置され、トランジスタ23は、リレー用パワーライン24の途中のリレー8より接地側に介装されており、詳しくは、コレクタを遅延回路用電源22側にエミッタを接地側にしてリレー用パワーライン24に接続されている。また、トランジスタ23のベースは、信号入力ライン32の途中に接続されて、制御部18から制御信号L,Hが入力されるようになっている。
そして、制御系統が正常であるときに制御部18が出力する制御信号Hの入力を受けると、トランジスタ23はオン状態となってリレー用パワーライン24を接地せしめてリレー8が通電されて閉状態となり、電源3からパワーライン2a,2bを介してアーム4,5,6へ電力供給され、反対に、制御系統が異常であるときには制御部18の出力が電圧0となる制御信号Lとなって、トランジスタ23のベースは印加されずオフ状態となってリレー8への電流供給が断たれて電源3からアーム4,5,6への電力供給も断たれることになる。
スイッチング素子制御回路21は、遅延回路用キャパシタ25と、遅延回路用電源22を電源として遅延回路用キャパシタ25を充電するとともに遅延回路用キャパシタ25に蓄電された電荷を放電させる充放電回路26と、上述のトランジスタ31とを備えて構成され、充放電回路26は、信号入力ライン32へ接続されて遅延回路用キャパシタ25の電荷を放電する際に信号入力ライン32を通じてトランジスタ31のベースを印加するようになっている。
なお、信号入力ライン32の途中であって充放電回路26の接続点より制御部18側には、ダイオード33が設けられており、充放電回路26の放電時に制御部18側へ電流が逆流することが無いように配慮されている。
充放電回路26は、制御部18が正常を示す制御信号Hを出力する際には遅延回路用電源22で遅延回路用キャパシタ25を充電し、制御部18が異常を示す制御信号Lを出力する際には遅延回路用キャパシタ25に蓄えられた電荷を放電して、トランジスタ31を印加し、遅延回路用キャパシタ25が放電し終えるまで短絡用スイッチング素子10を開状態に保つようになっている。
したがって、制御部18が制御信号Hを出力する場合には、制御信号Hが信号入力ライン32を介してトランジスタ31へ供給されて短絡用スイッチング素子10が開状態とされ、リレー制御回路20がリレー8を閉状態に維持し、スイッチング素子制御回路21における充放電回路26が遅延回路用キャパシタ25を充電するので、各アーム4,5,6には電源3から正常に電力供給されるとともに、バイパス9による巻線U,V,Wの短絡は行われない。
逆に、制御部18の出力する信号が制御信号Hから異常を示す制御信号Lに切換ると、リレー制御回路20がリレー8を開状態に切換え、スイッチング素子制御回路21における充放電回路26によって遅延回路用キャパシタ25の電荷を信号入力用ライン32を介してトランジスタ31のベースへ放電するようになる。このとき、制御部18の制御信号Lは、信号入力用ライン32を介してトランジスタ31のベースへ入力されるようになっているが、上記遅延回路用キャパシタ25の放電によって当該放電が終了するまではトランジスタ31はコレクタエミッタ間を通電状態に維持するので、遅延回路用キャパシタ25の放電時間分だけリレー8の開動作に遅延して短絡用スイッチング素子10が閉動作することになる。
なお、充放電回路26は、この実施の形態の場合、遅延回路用電源22を遅延回路用キャパシタ25へ接続する充電ライン27と、遅延回路用キャパシタ25に蓄えられる電荷を放電する放電ライン28とを備えて構成されている。充電ライン27は、遅延回路用電源22と遅延回路用キャパシタ25との間に抵抗35と遅延回路用電源22から遅延回路用キャパシタ25へ向かう向きを順方向とするダイオード36とを備えている。他方の放電ライン28は、遅延回路用キャパシタ25を信号入力ライン32へ接続しており、途中に、抵抗37と遅延回路用キャパシタ25から信号入力ライン32へ向かう向きを順方向とするダイオード38とを備えている。
また、充放電回路26における遅延回路用キャパシタ25の充電と放電の切換を行うために、充電ライン27における抵抗35とダイオード36との間を充放電切換スイッチとしてのトランジスタ39を介して接地してある。このトランジスタ39は、コレクタを充電ライン27へ接続しエミッタを接地してある。さらに、トランジスタ39のベースは、リレー制御回路20におけるリレー用パワーライン24の途中であってリレー8とトランジスタ23との間と遅延回路用電源22とを接続するトランジスタ駆動用ライン40の途中に接続されている。
そして、トランジスタ23のベースが印加されている場合には、トランジスタ39のベースがトランジスタ23を介して接地された状態となるため電位が0となってトランジスタ39は遅延回路用電源22を接地させず、反対に、トランジスタ23のベースが印加されない場合には、トランジスタ39のベースが遅延回路用電源22によって印加された状態となってトランジスタ39が遅延回路用電源22を接地させる状態となる。
すなわち、制御部18が正常を示す制御信号Hを出力していてトランジスタ23のベースが印加されてリレー8が閉じ、各アーム4,5,6が電源3から電力供給を受けることができる状況となると、トランジスタ39は開いた状態で遅延回路用電源22が接地されないので、遅延回路用キャパシタ25が遅延回路用電源22によって充電される。他方、制御部18の出力が制御信号Hから異常を示す制御信号Lに切換ると、トランジスタ23のベースへの印加が途絶えてリレー8が開き各アーム4,5,6へ電源3からの電力供給が断たれるとともに、トランジスタ39が閉じて遅延回路用電源22を接地させるので充電ライン27の抵抗35とダイオード36との間の電位が0となって遅延回路用キャパシタ25は放電ライン28を通じて蓄えていた電荷を信号入力ライン32へ放電して短絡用スイッチング素子10の閉動作をリレー8の開動作に対して遅延させる。
なお、トランジスタ駆動用ライン40の途中であってトランジスタ39よりリレー用パワーライン24側と、トランジスタ駆動用ライン40とトランジスタ39のベースとの間には、ダイオード41,42が介装されており、ダイオード41はトランジスタ39へリレー用パワーライン24側から電流供給されてしまうことを阻止しており、ダイオード42は電流の向きをトランジスタ39へ向かう方向となるよう制限している。さらに、トランジスタ駆動用ライン40のトランジスタ39より遅延回路用電源22側には抵抗43が介装されている。
なお、上述した抵抗35,37,43,44は、それぞれ、単一の遅延回路用電源22から短絡用スイッチング素子10、トランジスタ31,39の動作電圧を得るために設けられている。
このように遅延回路11における詳細各部が本実施の形態のようにトランジスタ23,31,39、キャパシタ25およびダイオード33,36,38で構成することで、マイコン等の高価な処理装置を使用せずに遅延回路11を実現できるが、上記構成以外の構成によって、フェール時に上記電源スイッチとしてのリレー8の開動作に遅延させて上記短絡用スイッチング素子10を閉動作させるようにしてもよい。
そして、遅延回路11が上記の如くの動作を行う一方で、制御部18が制御信号Lを出力してリレー8を開動作させ、電源3からアーム4,5,6へ電力供給が断たれる場合、電源3の電圧を平滑化するキャパシタ7がリレー8で分断されずにアーム4,5,6へ接続された状態となっているので、キャパシタ7は放電して、キャパシタ7の放電が終了するまでは各アーム4,5,6への電力供給が継続されることになる。
そこで、このキャパシタ7の放電の最中には、制御部18は、信号入力ライン32へは異常を示す制御信号Lを出力する一方で、各アーム4,5,6におけるスイッチング素子12,13,14,15,16,17の駆動を継続して、キャパシタ7の放電による電力供給でモータMを界磁制御して、キャパシタ7の電荷を消費し、短絡用スイッチング素子10が閉動作した後はスイッチング素子12,13,14,15,16,17の駆動を停止する。
具体的には、制御部18は、dq直交座標系においてトルクに寄与しないd軸に電流を流すように制御する。すなわち、モータ制御装置1は、フェール時に電源スイッチとしてのリレー8を開いてから短絡用スイッチング素子10を閉動作させるまでの間に、トルクに寄与しないd軸へ電流を流して巻線U,V,Wが作る界磁を弱めるか強める界磁制御を行って、モータMにキャパシタ7に溜まった電荷を消費させるようにする。
このようにすることで、フェール時において、リレー8を開いてから短絡用スイッチング素子10を閉動作させるまでの間に正常時における制御と同様の制御を実行してモータMを制御するようにしても、モータMへのトルク指令が0付近であって、キャパシタ7に溜まった電荷を消費できないような場合にあっても、本発明のモータ制御装置1にあっては、リレー8を開いてから短絡用スイッチング素子10を閉動作させるまでの間にモータMを界磁制御するのでキャパシタ7の電荷を速やかに消費することができる。つまり、モータMが停止状態にあっても、キャパシタ7の電荷を消費することができる。なお、フェール時には、トルク指令であるq軸電流指令値を0にしd軸のみに電流を流すようにd電流指令値を設定して界磁制御するようにしてもよいが、短絡用スイッチング素子10が閉じるまでは、正常時におけるトルク指令であるq軸電流指令値通りにq軸電流値を誘導する制御を行いつつ、d軸電流指令値を0以外の値に設定する界磁制御を行ってもよい。
また、界磁制御を行うにあたり、d軸電流指令値とq軸電流指令値の合成ベクトル或いはd軸電流値とq軸電流値の合成ベクトルが、モータMを制御可能な範囲内の値(所定閾値)内にある場合に、リレー8を開いてから短絡用スイッチング素子10を閉動作させるまでの間に完全にキャパシタ7の電荷を消費するようにすると、モータMを指令通りに制御しつつキャパシタ7の電荷を消費することができる。
そして、遅延回路11におけるリレー8の開動作してから短絡用スイッチング素子10を閉動作させるまでの遅延時間は、上記の如くの界磁制御によってキャパシタ7の放電を充分に行うことができる程度に設定されており、短絡用スイッチング素子10が閉動作してバイパス9にて巻線U,V,Wを短絡するまでにはキャパシタ7の放電が進んで短絡用スイッチング素子10へ過電流が流れ込むことが阻止され、短絡用スイッチング素子10の破壊が防止される。
なお、上記遅延時間中に行う界磁制御は、弱め界磁制御だけでなく強め界磁制御でもよいが、強め界磁制御を行う場合、無負荷最大回転数が低下するので、モータMが外力によって高速回転させられるとモータMが発電してしまいキャパシタ7の電荷を消費できなくなる場合もあるので、弱め界磁制御を採用するのが好ましい。
したがって、本発明のモータ制御装置1によれば、電源3からの電力供給が遮断された折に、キャパシタ7から短絡用スイッチング素子10へ突入電流の流れ込みが防止され、フェール動作を確実に行って、モータMを巻線U,V,Wの短絡による制動トルクで停止させることができる。
また、電源3からの電力供給が遮断された際に、巻線U,V,Wが短絡される前にキャパシタ7が充分に放電するまでの遅延時間中に界磁制御と平行して正常時と同様の制御を実行することで、フェール時にキャパシタ7の電荷を消費するためにモータMを急峻に駆動するようなことがなく、フェール時のモータMの動作が安定し、モータMの発生トルクや回転数の急激な変化を抑制でき、機器に与える負荷を軽減できる。
さらに、別にキャパシタ7の電荷を放電するために特に放電回路を設けることなくキャパシタ7の放電を速やかに行うことができるので、モータ制御装置1のコスト上昇を抑制することができる。
なお、遅延回路11は、遅延回路用キャパシタ25から放電する放電時間を利用してリレー8の開動作に対して短絡用スイッチング素子10の閉動作を遅延させるようにしているが、モータMの起動時に短絡用スイッチング素子10の開動作に遅れを生じるが充放電回路26に代えて信号入力ライン32の途中に遅延時間を充分に確保できる程度の時定数に設定されるローパスフィルタを設けて短絡用スイッチング素子10の閉動作を遅延させるようにすることも可能である。換言すれば、充放電回路26を用いることでモータMの起動時に短絡用スイッチング素子10の開動作に遅れを生じさせないという利点があるのである。
また、上記したところでは、電源3と遅延回路用電源22を別々に設けているが、電源3に遅延回路用電源22を集約させて単一の電源でモータMと遅延回路11を駆動するようにしてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、モータ制御に利用可能である。
1 モータ制御装置
2a,2b パワーライン
3 電源
4,5,6 アーム
7 キャパシタ
8 電源スイッチとしてのリレー
9 バイパス
10 短絡用スイッチング素子
11 遅延回路
12,13,14,15,16,17 スイッチング素子
18 制御部
20 リレー制御回路
21 スイッチング素子制御回路
22 遅延回路用電源
23 リレー切換スイッチとしてのトランジスタ
24 リレー用パワーライン
25 遅延回路用キャパシタ
26 充放電回路
27 充電ライン
28 放電ライン
30 スイッチング用ライン
31,39 トランジスタ
32 信号入力ライン
33,36,38,41,42 ダイオード
35,37,43,44 抵抗
40 トランジスタ駆動用ライン
C 駆動回路
D 寄生ダイオード
M モータ
U,V,W 巻線

Claims (7)

  1. パワーライン間に直流電圧を出力する電源と、直列に接続される二つのスイッチング素子間をモータの巻線に接続し上記パワーライン間に介装される複数のアームを有する駆動回路と、上記パワーライン間に電源に並列に接続されて電源電圧を平滑化するキャパシタと、上記パワーライン間と上記電源との間に介装した電源スイッチと、上記パワーライン間に介装されて上記巻線を短絡するバイパスと、上記バイパスの途中に設けられた短絡用スイッチング素子とを備え、フェール時に電源スイッチを開くとともに短絡用スイッチング素子を閉動作させてモータの巻線を短絡させるモータ制御装置において、フェール時に、上記電源スイッチの開動作に遅延させて上記短絡用スイッチング素子を閉動作させるとともに、少なくとも上記電源スイッチが開動作してから上記短絡用スイッチング素子を閉動作するまではモータを界磁制御することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 遅延回路用キャパシタと、当該遅延回路用キャパシタを充放電させる充放電回路と、ベースへ電圧の印加があると上記短絡用スイッチング素子を開動作させるトランジスタとを有して上記電源スイッチの開動作に遅延させて上記短絡用スイッチング素子を閉動作させる遅延回路を備え、当該遅延回路は、上記電源スイッチが閉じている状態では遅延回路用キャパシタを充電し、上記電源スイッチが開動作すると上記トランジスタのベースへ上記遅延回路用キャパシタの電荷を放電させることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 上記電源スイッチがリレーであって、上記充放電回路が上記遅延回路用キャパシタの充電と放電の切換を行う充放電切換スイッチを備え、当該充放電切換スイッチを上記リレーへの通電の可否を制御するリレー切換スイッチにて切換動作させることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  4. 上記リレー切換スイッチが上記リレーへ電力供給するリレー用パワーラインの途中に設けられて正常な制御信号の入力に対しては閉じる一方、異常な制御信号の入力に対しては開き、上記トランジスタがベースへの正常な制御信号の入力に対しては上記短絡用スイッチング素子を開動作させる一方、異常な制御信号の入力に対しては上記短絡用スイッチング素子を閉動作させるように設定されてなり、上記充放電回路は、上記リレー切換スイッチが閉じると上記充放電切換スイッチの動作によって遅延回路用キャパシタを充電し、上記リレー切換スイッチが開くと上記充放電切換スイッチの動作によって遅延回路用キャパシタの電荷を放電させることを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動回路。
  5. フェール時に、少なくとも上記電源スイッチが開動作してから上記短絡用スイッチング素子を閉動作するまではモータを弱め界磁制御することを特徴とする1から4のいずれかに記載のモータ制御装置。
  6. 上記電源スイッチが開動作してから上記短絡用スイッチング素子を閉動作するまでの間で上記キャパシタの電荷を消費するようにモータを界磁制御することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のモータ制御装置。
  7. モータに流れる電流とロータの電気角とからdq変換を用いてd軸およびq軸の電流値を求め、d軸電流指令値およびq軸電流指令値を求めてモータをベクトル制御するとともに、フェール時に、d軸電流指令値とq軸電流指令値の合成ベクトル或いはd軸電流値とq軸電流値の合成ベクトルが所定の閾値以下の場合に、上記電源スイッチが開動作してから上記短絡用スイッチング素子を閉動作するまでの間で上記キャパシタの電荷を消費するようにモータを界磁制御することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のモータ制御装置。
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