JP2011150126A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011150126A
JP2011150126A JP2010010929A JP2010010929A JP2011150126A JP 2011150126 A JP2011150126 A JP 2011150126A JP 2010010929 A JP2010010929 A JP 2010010929A JP 2010010929 A JP2010010929 A JP 2010010929A JP 2011150126 A JP2011150126 A JP 2011150126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
positive
zoom
negative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010010929A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Tashiro
欣久 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010010929A priority Critical patent/JP2011150126A/ja
Priority to US13/006,294 priority patent/US8228614B2/en
Publication of JP2011150126A publication Critical patent/JP2011150126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0025Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration
    • G02B27/005Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration for correction of secondary colour or higher-order chromatic aberrations
    • G02B27/0062Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration for correction of secondary colour or higher-order chromatic aberrations by controlling the dispersion of a lens material, e.g. adapting the relative partial dispersion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/142Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/143Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only
    • G02B15/1431Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive
    • G02B15/143105Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive arranged +-+

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】 ポジティブリード型のズームレンズにおいて、望遠端における色収差が良好に補正され、ズーム全域で良好な光学特性が得られるズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、少なくとも2つのレンズ群を含む後続レンズ群を有し、ズーミングに際し各レンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、負レンズと正レンズを有し、前記第1レンズ群の中で、材料の部分分散比θgFが最も小さい負レンズGLnの材料の標準線からの偏差をΔθgF1n、該負レンズGLnの材料のアッベ数をν1n、焦点距離をf1n、前記第1レンズ群の中で、材料の部分分散比θgFが最も大きい正レンズGNLpの材料の標準線からの偏差ΔθgF1p、該正レンズGNLpの材料のアッベ数ν1p、焦点距離f1p、レンズ全系の望遠端における焦点距離ftを各々適切に設定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ズームレンズに関し、特にデジタルカメラ、ビデオカメラ、TVカメラ、銀塩写真用カメラなどの撮像装置に好適なものである。
近年、デジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置に用いられている撮像素子は高画素化が進んでいる。このような撮像素子を備える撮像装置で用いる撮影レンズには、球面収差、コマ収差などの単色(単一波長)収差の補正に加え、白色光源において像の色にじみがないように色収差も良好に補正された、高解像力なズームレンズであることが要求されている。また、撮影領域の拡大のため、高ズーム比(高変倍比)であることが望まれている。特に、高ズーム比で望遠側の焦点距離の長い望遠型のズームレンズでは、高解像力化のため色収差の補正として、1次の色消しに加え、2次スペクトルが良好に補正されていることが望まれている。
高ズーム比のズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群及び1以上のレンズ群を含み全体として正の屈折力の後続レンズ群を配置した、所謂ポジティブリードタイプのズームレンズが知られている。ポジティブリードタイプのズームレンズとして第1レンズ群のレンズの材料に高分散で異常分散材料を使用し、色収差(2次スペクトル)を良好に補正したズームレンズが知られている。
このうち物体側より順に、正、負、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群構成のズームレンズにおいて第1レンズ群に低分散で異常分散性を有する材料より成るレンズを用いたズームレンズが知られている(特許文献1、2)。特許文献1、2では第1レンズ群に、高分散で異常分散性のある光学材料を用いて望遠端における色収差を良好に補正している。特に特許文献1、2では第1レンズ群に高分散かつ異常分散を有する光学材料を用いて、第1レンズ群自らで発生する2次スペクトルを低減することで、全系の色収差をズーム全域で良好に補正している。またポジティブリード型のズームレンズとして物体側より順に、正、負、正、負、正の屈折力のレンズ群より成る5群構成のズームレンズにおいて第1レンズ群に異常分散性を有する材料より成るレンズを用いたズームレンズが知られている(特許文献3)。特許文献3では、第1レンズ群に、高分散でかつ異常分散性を有する光学材料を用いて望遠端において色収差を良好に補正している。
特開2007−298555号公報 特開2008−139645号公報 特開2006−349947号公報
ポジティブリード型のズームレンズは全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図ることが比較的容易である。しかしながらポジティブリード型のズームレンズにおいて、高ズーム比化を図ると色収差の変動が大きくなり、また望遠側のズーム領域において軸上色収差の二次スペクトルが多く発生してくる。前述の4群ズームレンズや5群ズームレンズにおいては、望遠域において第1レンズ群で入射光線高が高くなり、前述の軸上色収差は主にこの第1レンズ群で発生してくる。このときの色収差を2次スペクトルを含めて軽減するには、望遠端において近軸光線の高さが高くなる第1レンズ群で補正することが重要である。
ここで、特許文献1、2で開示されている色消し手法では、正の屈折力のレンズ群内で高分散材料のレンズを用いている。このため、1次の色消しをより強く行うために、レンズ群内の負レンズの材料がより高分散である必要がある。また、1次の色消しのために強い負の屈折力を持たせる必要がある。このため、望遠端において、第1レンズ群で発生する球面収差やコマ収差を補正するためにも、負レンズに屈折率が高い材料を用いることが必要となる。このような理由よりポジティブリード型のズームレンズにおいて、高ズーム比を図ったときの色収差を軽減し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るには、正の屈折力の第1レンズ群のレンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。この他、ズーミングに際しての色収差を含め、諸収差の変動を軽減するには第2レンズ群のレンズ構成も適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、ポジティブリード型のズームレンズにおいて、望遠端における色収差の補正を良好に行い、ズーム全域で良好な光学特性が得られるズームレンズの提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、少なくとも2つのレンズ群を含む後続レンズ群を有し、ズーミングに際し各レンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、負レンズと正レンズを有し、前記第1レンズ群の中で、材料の部分分散比θgFが最も小さい負レンズGLnの材料の標準線からの偏差をΔθgF1n、該負レンズGLnの材料のアッベ数をν1n、焦点距離をf1n、前記第1レンズ群の中で、材料の部分分散比θgFが最も大きい正レンズGNLpの材料の標準線からの偏差をΔθgF1p、該正レンズGNLpの材料のアッベ数をν1p、焦点距離をf1p、レンズ全系の望遠端における焦点距離をftとするとき、
−4.5<(ft/f1n)*(ΔθgF1n/ν1n)*10<6.0
5.0<ν1n<27.0
5.5<(ft/f1p)*(ΔθgF1p/ν1p)*10<25.0
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、ポジティブリード型のズームレンズにおいて、望遠端における色収差が良好に補正され、ズーム全域で良好な光学特性が得られるズームレンズが得られる。
実施例1の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例1の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例2の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例3の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例4の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例5の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例5の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、少なくとも2つのレンズ群を含む後続レンズ群を有している。そしてズーミングに際し各レンズ群の間隔が変化する。後続レンズ群は、物体側から像側へ順に正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群で構成されている。または、後続レンズ群は、物体側から像側に順に、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群で構成されている。各実施例において第1レンズ群の物体側又は最終レンズ群の像側の少なくとも一方に屈折力のあるレンズ群が配置されていても良い。
図1は、本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。図3は、本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図5は、本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図7は、本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図9は、本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図11は、本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラ、銀塩フィルムカメラなどの撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。LRは2以上のレンズ群を含む後続レンズ群である。SPは開口絞りである。Gは光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルターなどに相当する光学ブロックである。
IPは像面である。像面IPは、ビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際には、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。銀塩フィルムカメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際には、フィルム面に相当する。矢印は広角端から望遠端へのズーミング(変倍)に際して、各レンズ群の移動軌跡と無限遠物体から近距離物体へのフォーカスをするときの移動方向を示している。収差図において、d、gは各々d線及びg線、ΔM、ΔSはメリディオナル像面、サッジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角、FnoはFナンバーである。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用のレンズ群(例えば第3レンズ群L3)が機構上、光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例のズームレンズはいずれも、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、そして後続レンズ群LRを有する。そして変倍に際し、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔及び第2レンズ群L2と後続レンズ群LRの間隔が変化している。実施例1〜3において、後続レンズ群LRは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第3レンズ群L3と、正の屈折力の第4レンズ群L4により構成されている。実施例4、5において、後続レンズ群LRは、正の屈折力の第3レンズ群L3と、負の屈折力の第4レンズ群L4と、正の屈折力の第5レンズ群L5により構成されている。本発明のズームレンズにおいて、後続レンズ群LRを構成するレンズ群の数は任意であり、少なくとも2つのレンズ群を有していれば良い。
各実施例において、第1レンズ群L1は、負レンズと正レンズを有している。第1レンズ群L1中で、材料の部分分散比θgFが最も小さい負レンズGLnの材料の標準線からの偏差をΔθgF1nとする。負レンズGLnの材料のアッベ数をν1n、焦点距離をf1nとする。第1レンズ群L1の中で、材料の部分分散比θgFが最も大きい正レンズGNLpの材料の標準線からの偏差をΔθgF1pとする。正レンズGNLpの材料のアッベ数をν1p、焦点距離をf1pとする。レンズ全系の望遠端における焦点距離をftとする。このとき、
−4.5<(ft/f1n)*(ΔθgF1n/ν1n)*10<6.0
・・・(1)
5.0<ν1n<27.0 ・・・(2)
5.5<(ft/f1p)*(ΔθgF1p/ν1p)*10<25.0
・・・(3)
なる条件式を満足している。ここで、波長435.8nm(g線)、波長486.1nm(F線)、波長587.6nm(d線)、波長656.3nm(C線)のそれぞれの波長における材料の屈折率をそれぞれNg、NF、Nd、NC、とする。このとき、アッベ数νdと部分分散比θgFは次のとおりである。
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
また、部分分散比θgFの標準線からの偏差(異常部分分散比)ΔθgFは次のとおりである。
ΔθgF=θgF−(−1.682×10-3*νd+0.6438)
次に前述の条件式(1)〜(3)の技術的意味について説明する。条件式(1)は部分分散比θgFの標準線上の材料を基準とした負レンズGLnによる2次スペクトルの補正への寄与量、条件式(2)は負レンズGLnの材料のアッベ数を規定したものである。また、条件式(3)は部分分散比θgFの標準線上の材料を基準とした正レンズGNLpによる2次スペクトルの補正への寄与量を示したものである。条件式(1)〜(3)を満たすことで、主に望遠端において発生する軸上色収差と倍率色収差を良好に補正している。
条件式(1)の上限を超えると、第1レンズ群L1内での2次スペクトルが補正過剰となり、または、負レンズGLnの屈折力が大きくなりすぎ、球面収差・コマ収差といった単色収差が補正過剰となる。一方、下限を超えると、負レンズGLnより発生する2次スペクトルが大きくなりすぎ、条件式(3)を満足する正レンズGNLpによる2次スペクトルの補正効果を相殺してしまうので良くない。
条件式(2)の上限を超えると、条件式(3)を満たす材料との組み合わせによる1次の色収差が補正不足となる。一方、下限を超えると、材料の分散が大きくなりすぎ、1次の色収差が補正過剰となるのでよくない。
条件式(3)の上限を超えると、第1レンズ群L1内での2次スペクトルが補正過剰となり、または、正レンズGNLpの屈折力が大きくなりすぎ、負レンズGLnとの組み合わせによる1次の色収差の補正が困難となる。一方、下限を超えると、第1レンズ群L1内での2次スペクトルが補正不足となるのでよくない。
条件式(1)、(2)を満たすのに好適なレンズ材料としては、従来の高分散ガラスより部分分散比θgFが低い異常分散性を有する新種の高分散ガラス、KT結晶といった結晶材料、セラミック材料などがある。また、条件式(3)を満たすのに好適なレンズ材料としては、UV硬化樹脂、PVCz(ポリビニルガルバゾール)、TiO2微粒子分散材料などが知られている。各実施例において、より好ましくは、条件式(1)〜(3)の数値範囲を以下の数値範囲とするとよい。
−4.0<(ft/f1n)*(ΔθgF1n/ν1n)*104<5.0
・・・(1a)
10.0<ν1n<27.0 ・・・(2a)
6.0<(ft/f1p)*(ΔθgF1p/ν1p)*104<20.0
・・・(3a)
各実施例において、更に好ましくは、条件式(1a)〜(3a)の数値範囲を以下の数値範囲とするとよい。
−3.0<(ft/f1n)*(ΔθgF1n/ν1n)*104<4.0
・・・(1b)
15.0<ν1n<27.0 ・・・(2b)
6.5<(ft/f1p)*(ΔθgF1p/ν1p)*104<15.0
・・・(3b)
以上、各実施例ではズームレンズを構成する正の屈折力の第1レンズ群L1に含まれる負レンズGLnと正レンズGNLpの材料の異常分散性を適切に規定している。これにより、高ズーム比で望遠端において軸上色収差と倍率色収差を良好に補正し、ズーム全域で良好な光学性能を得ている。
各実施例において更に好ましくは次の諸条件のうちの1以上を満足するのが良い。第1レンズ群L1に含まれる負レンズGLnの材料の部分分散比をθgF1nとする。第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の焦点距離を各々f1、f2とする。レンズ全系の広角端における焦点距離をfwとする。無限遠物体に合焦時の第2レンズ群L2の広角端における結像倍率をβ2w、望遠端における結像倍率をβ2tとする。このとき、
5.0<ν1p<30.0 ・・・・・(4)
-1.68×10-3*ν1n+0.59<θgF1n<3.15×10-4*ν1n2-1.86×10-2*ν1n +0.87
・・・・・(5)
1.00 < f1/√(fw*ft) < 5.00 ・・・(6)
0.10 < |f2|/√(fw*ft) < 0.80 ・・・(7)
0.1<(β2t/β2w)/(ft/fw)<0.4 ・・・(8)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
次に各条件式の技術的意味を説明する。条件式(4)は、第1レンズ群L1内の正レンズGNLpの材料のアッベ数ν1pを規定する条件式である。条件式(4)の上限を超えると、分散が小さくなりすぎ、2次スペクトルの補正のために正レンズGNLpにより強い屈折力をつける必要があり、その結果、正レンズGNLpの肉厚が増大しすぎてしまう。一方、下限を超えると、材料の分散が大きくなりすぎ、負レンズGLnとの組み合わせによる第1レンズ群L1内における1次の色収差が補正困難となるのでよくない。
条件式(5)は、負レンズGLnの材料の部分分散比を規定する条件式である。条件式(5)の上限を超えると、部分分散比が大きくなりすぎ、条件式(3)を満たす正レンズGNLpの2次スペクトルの補正効果を相殺してしまう。一方、下限を超えると、部分分散比が小さくなりすぎ、負レンズGLnを条件式(1)の範囲で用いた場合、第1レンズ群L1内での2次スペクトルが補正過剰となるのでよくない。
条件式(6)は、第1正レンズ群L1の屈折力を規定する条件式である。条件式(6)の上限を超えると、第1正レンズ群L1の屈折力が小さくなりすぎ、レンズ全系が増大してくるのでよくない。一方、下限を超えると、第1正レンズ群L1の屈折力が大きくなりすぎ、望遠端において軸上色収差が増大するとともに、球面収差やコマ収差などの単色収差が増大し、これらの諸収差の補正が困難となる。
条件式(7)は、第2レンズ群L2の負の屈折力を規定する条件式である。条件式(7)の上限を超えると、第2レンズ群L2の負の屈折力が小さくなりすぎ、レンズ全系が大型化するのでよくない。一方、下限を超えると、第2レンズ群L2の屈折力が大きくなりすぎ、ズーミングに際して色収差や像面湾曲のズーム変動が大きくなり、これらの諸収差の補正が困難となる。条件式(8)は、第2レンズ群L2のズーミングにおける変倍分担を規定する条件式である。
高ズーム比のズームレンズの場合、変倍を多くのレンズ群に分割することでズーム全域の諸収差を良好に補正することが容易になる。条件式(8)の範囲を満たすように、第2レンズ群L2の変倍分担を規定することで、レンズ全系の大型化を抑制しつつ、高ズーム比で色収差を含めた諸収差を良好に補正するのが容易になる。また、各実施例において、第1レンズ群L1は、物体側から像側に順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面の3つの正レンズより構成するのが良い。この構成によれば、レンズ全系の小型化を実現しつつ、望遠端において色収差の補正を良好に行うことが容易になる。なお、各実施例において、より好ましくは条件式(4)、(6)〜(8)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
8.0<ν1p<28.0 ・・・(4a)
2.00 < f1/√(fw*ft) < 4.00 ・・・(6a)
0.20 < |f2|/√(fw*ft) < 0.60 ・・・(7a)
0.15<(β2t/β2w)/(ft/fw)<0.4 ・・・(8a)
各実施例において、更に好ましくは条件式(4a)、(6a)〜(8a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
10.0<ν1p<26.0 ・・・(4b)
2.50 < f1/√(fw*ft) < 3.50 ・・・(6b)
0.30 < |f2|/√(fw*ft) < 0.50 ・・・(7b)
0.20<(β2t/β2w)/(ft/fw)<0.40 ・・・(8b)
以上のように各実施例によれば、望遠端における色収差が良好に補正され、ズーム全域で良好な光学特性を有するズームレンズが得られる。次に各実施例のレンズ構成について説明する。
[実施例1]
図1の実施例1のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際し、矢印のように第1レンズ群L1、第3レンズ群L3は物体側に移動し、第2レンズ群L2は像側に凸状の軌跡を描いて移動している。そして、第4レンズ群L4は物体側に凸状の軌跡で移動し、変倍による像面の変動を補償している。また、開口絞りSPは第3レンズ群L3と一体で移動している。無限遠物体から有限距離物体へ合焦には、第4レンズ群L4を光軸上物体側へ移動させることで行うリアフォーカス方式を採用している。本実施例では軽量な第4レンズ群L4をフォーカスレンズ群とすることで、迅速な合焦を容易にしている。
以下、各レンズ群のレンズ構成について説明する。レンズ構成は、物体側から像側の順とする。第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面の3つの正レンズより構成されている。具体的には、第1レンズ群L1は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズGLnと物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズGNLpと物体側が凸面の正レンズの3つのレンズを接合した接合レンズを有している。更に物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズを有している。第1レンズ群L1は前述した4つのレンズより構成されている。このレンズ構成により、レンズ全系の小型化を実現しつつ、望遠端において色収差の補正を効果的におこなっている。第2レンズ群L2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の2つの負レンズ、物体側に凹面を向けた負レンズ、正レンズより構成されている。第3レンズ群L3は、開口絞りSP、物体側のレンズ面が非球面形状の正レンズ、像側に凹面を向けた負レンズ、負レンズと正レンズを接合した接合レンズより構成されている。第4レンズ群L4は、物体側のレンズ面が非球面形状の正レンズと負レンズを接合した接合レンズより構成されている。
[実施例2]
図3の実施例2のズームレンズについて説明する。図3の実施例2のズームレンズにおいて、ズームタイプは図1の実施例1と全く同じである。実施例2は実施例1と比較して、第1レンズ群L1のレンズ構成を変更した点が異なる。第1レンズ群L1は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズGLnと物体側が凸面の正レンズを接合した接合レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズGNLpと物体側が凸面の正レンズを接合した接合レンズより構成されている。このレンズ構成により、レンズ全系の小型化を実現しつつ、望遠端において色収差の補正を効果的におこなっている。第2〜第4レンズ群L2〜L4のレンズ構成、合焦方式は実施例1と同じである。
[実施例3]
図5の実施例3のズームレンズについて説明する。図5の実施例3のズームレンズにおいて、ズームタイプ、レンズ構成、合焦方式等は図1の実施例1と同じである。本実施例は、実施例1と比較して、ズーム比を高くした点が異なっている。
[実施例4]
図7の実施例4のズームレンズについて説明する。図7の実施例4のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際し、矢印のように第1レンズ群L1と第2レンズ群L2は像側に凸状の軌跡を描いて移動している。開口絞りSP、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は物体側に移動している。そして、第5レンズ群L5は物体側に凸状の軌跡で移動し、変倍による像面の変動を補償している。無限遠物体から有限距離物体へ合焦には、第5レンズ群L5を光軸上で物体側へ移動させることで行うリアフォーカス方式を採用している。本実施例では軽量な第5レンズ群L5をフォーカスレンズ群とすることで、迅速な合焦を容易にしている。
第1レンズ群L1は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズGLnと物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ形状の正レンズGNLpと物体側が凸面の正レンズを接合した接合レンズを有している。更に物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズを有している。第1レンズ群L1は4つのレンズより構成されている。このレンズ構成により、レンズ全系の小型化を実現しつつ、望遠端において色収差の補正を効果的におこなっている。第2レンズ群L2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ、物体側に凹面を向け、像側のレンズ面が非球面形状の負レンズ、正レンズより構成されている。絞りSPは、ズーミングに際して各レンズ群とは独立に移動している。第3レンズ群L3は、両レンズ面が非球面形状の正レンズ、負レンズと正レンズを接合した接合レンズより構成されている。第4レンズ群L4は、1枚の負レンズより構成されている。第5レンズ群L5は、正レンズと負レンズを接合した接合レンズより構成されている。
[実施例5]
図9の実施例5のズームレンズについて説明する。図9の実施例5のズームレンズにおいて、ズームタイプ、レンズ構成、合焦方式等は図7の実施例4と同じである。実施例5は実施例4と比較して、レンズ材料を変更した点が異なっている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下、実施例1〜5に対応する数値実施例1〜5の具体的数値データを示す。各数値実施例において、iは物体側から数えた面の番号を示す。Riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径である。Diは第i面と第(i+1)面との軸上間隔である。Ndi、νdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角である。また、各実施例で用いた負レンズGLnと正レンズNLGpについては、材料の部分分散比θgFも示す。非球面形状は、光の進行方向を正、xを光軸方向の面頂点からの変位量として、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、Rを近軸曲率半径、kを円錐定数、B、D、C、Eを非球面係数とするとき、
x = (h/R)/[1+{1−(1+k)*(h/R)1/2
+B*h+C*h+D*h+E*h10
なる式で表している。なお、各非球面係数における「E±XX」は「×10±XX」を意味している。また、前述の各条件式と数値実施例との関係を(表1)に示す。また、各実施例に用いた負レンズGLn、正レンズGNLpの各波長における屈折率、アッベ数、部分分散比を(表2)に示す。
(数値実施例1)
単位 mm
面番号 R D Nd νd 有効径
1 83.400 1.85 1.84200 25.9 38.80(GLn) θgF = 0.605
2 42.611 0.64 1.63555 22.7 36.45(GNLp)θgF = 0.690
3 48.510 5.00 1.49700 81.5 36.45
4 2752.829 0.10 36.30
5 44.458 4.00 1.69680 55.5 35.65
6 152.332 (可変) 35.10
7 46.077 1.20 1.88300 40.8 20.90
8 9.519 3.32 15.40
9 40.035 1.05 1.88300 40.8 15.30
10 16.387 3.26 14.40
11 -28.040 0.80 1.77250 49.6 14.30
12 6103.356 0.10 14.60
13 24.399 2.30 1.92286 18.9 15.00
14 1114.216 (可変) 14.85
15(絞り) ∞ 0.55 8.00
16* 9.290 3.14 1.80610 40.9 8.25
17 16.625 0.71 7.50
18 11.055 1.05 1.84666 23.9 7.35
19 8.556 0.59 6.90
20 16.393 0.50 2.00330 28.3 6.90
21 6.482 2.71 1.65844 50.9 6.65
22 -49.021 (可変) 6.60
23* 26.889 2.73 1.67790 55.3 9.40
24 -28.503 0.60 1.69895 30.1 9.25
25 -15317.304 (可変) 9.20
26 ∞ 0.75 1.51633 64.1 20.00
27 ∞ 0.50 20.00
像面 ∞

非球面係数
第16面
K =-5.96143e-01 B = 3.39451e-05 C = 4.33416e-07 D = 2.09148e-09
E =-7.03921e-12
第23面
K = 1.06032e+01 B =-7.45081e-05 C = 4.32244e-07 D =-5.54578e-08
E = 8.44883e-10

広角 中間 望遠
f 5.15 64.36 122.40
Fno 2.86 4.49 5.76
ω 36.99 3.45 1.82

d 6 0.98 44.53 49.59
d14 39.76 3.31 1.20
d22 8.04 17.93 37.16
d25 8.40 17.82 6.86
(数値実施例2)
単位 mm
面番号 R D Nd νd 有効径
1 68.716 1.85 2.10600 17.1 38.80(GLn) θgF = 0.607
2 47.945 5.60 1.48749 70.2 37.80
3 -1077.959 0.10 37.60
4 41.838 1.53 1.89000 19.2 36.60(GNLp)θgF = 0.662
5 46.404 3.50 1.69680 55.5 36.10
6 100.111 (可変) 35.30
7 54.779 1.05 1.88300 40.8 20.10
8 9.394 3.47 14.95
9 86.358 1.05 1.88300 40.8 14.90
10 16.999 2.70 14.00
11 -55.952 0.80 1.77250 49.6 14.05
12 107.507 0.10 14.25
13 21.075 2.30 1.92286 18.9 14.70
14 243.507 (可変) 14.50
15(絞り) ∞ 0.55 7.64
16* 9.970 3.14 1.80610 40.9 8.25
17 48.526 1.00 7.70
18 15.186 1.05 1.84666 23.8 7.35
19 9.515 0.80 6.90
20 17.420 0.50 2.00330 28.3 6.85
21 6.258 2.71 1.65844 50.9 6.50
22 -151.147 (可変) 6.55
23* 27.585 2.00 1.67790 55.3 8.80
24 -31.810 0.60 1.69895 30.1 8.70
25 -137.046 (可変) 8.65
26 ∞ 0.75 1.51633 64.1 20.00
27 ∞ 0.50 20.00
像面 ∞

非球面係数
第16面
K = 2.00153e-02 B =-6.62140e-05 C =-4.28850e-07 D =-6.53275e-10
E =-1.50356e-10
第23面
K =-4.49227e-01 B =-1.50742e-06 C =-4.08979e-08 D = 2.08326e-08
E =-4.58824e-10

広角 中間 望遠
f 5.15 40.28 102.29
Fno 2.86 4.22 4.76
ω 36.64 5.43 2.14

d 6 0.80 32.05 45.84
d14 37.57 3.25 1.93
d22 7.02 10.12 25.61
d25 7.97 20.88 7.16
(数値実施例3)
単位 mm
面番号 R D Nd νd 有効径
1 82.667 1.85 1.89676 23.0 38.95(GLn) θgF = 0.611
2 41.996 0.80 1.69591 17.7 37.85(GNLp)θgF = 0.686
3 48.425 5.60 1.48749 70.2 37.85
4 -3887.949 0.10 37.65
5 43.929 4.60 1.69680 55.5 37.05
6 162.379 (可変) 36.35
7 45.933 1.20 1.88300 40.8 20.00

8 9.395 3.36 14.85
9 75.336 1.05 1.88300 40.8 14.75
10 15.000 3.23 13.75
11 -28.519 0.80 1.77250 49.6 13.80
12 -99.236 0.10 14.15
13 24.349 2.30 1.94595 18.0 14.65
14 317.987 (可変) 14.50
15(絞り) ∞ 0.55 8.35
16* 9.395 3.14 1.80610 40.9 8.55
17 17.087 0.50 7.65
18 10.979 1.05 1.84666 23.9 7.45
19 8.282 0.80 6.90
20 15.851 0.50 2.00330 28.3 6.90
21 6.746 2.71 1.65844 50.9 6.60
22 -61.246 (可変) 6.40
23* 26.781 2.73 1.67790 55.3 9.50
24 -20.359 0.60 1.69895 30.1 9.40
25 5032.491 (可変) 9.30
26 ∞ 0.75 1.51633 64.1 20.00
27 ∞ 0.50 20.00
像面 ∞

非球面係数
第16面
K =-1.09031e+00 B = 1.08342e-04 C = 6.99887e-07 D =-7.78486e-09
E = 1.86703e-10
第23面
K =-2.10152e+01 B = 1.23185e-04 C =-8.02678e-07 D =-2.02761e-08
E = 5.82125e-10

広角 中間 望遠
f 5.15 64.26 122.40
Fno 2.86 4.85 5.76
ω 37.00 3.46 1.82

d 6 0.85 44.18 49.91
d14 38.20 3.47 1.20
d22 8.82 16.55 34.39
d25 8.77 20.99 11.70
(数値実施例4)
単位 mm
面番号 R D Nd νd 有効径
1 84.755 1.85 1.88221 23.8 37.75(GLn) θgF = 0.604
2 43.746 0.80 1.63555 22.7 35.25(GNLp)θgF = 0.690
3 53.578 5.20 1.48749 70.2 35.25
4 -620.564 0.10 35.05
5 45.540 4.20 1.60311 60.6 34.50
6 237.737 (可変) 33.90
7 428.656 1.20 1.88300 40.8 18.25
8 8.280 5.40 13.15
9 -25.346 1.20 1.76753 49.3 12.85
10* 60.081 0.10 13.05
11 35.596 2.24 1.94595 18.0 13.15
12 -74.904 (可変) 13.00
13(絞り) ∞ (可変) 7.06
14* 8.358 3.14 1.80610 40.4 8.00
15* 17.098 1.20 6.85
16 -94.015 0.50 1.80610 33.3 6.60
17 6.701 2.71 1.59319 67.9 6.40
18 -15.571 (可変) 6.65
19 -561.908 1.00 1.48749 70.2 6.90
20 25.495 (可変) 6.95
21 19.454 2.73 1.58313 59.4 10.25
22 -15.381 0.60 1.74950 35.3 10.15
23 -43.551 (可変) 10.10
24 ∞ 0.75 1.51633 64.1 20.00
25 ∞ 1.01 20.00
像面 ∞

非球面係数
第10面
K = 0.00000e+00 B =-5.60834e-05 C =-6.45975e-07 D = 1.57450e-08
E =-2.55828e-10
第14面
K = 2.77085e-01 B = 8.94280e-05 C = 2.72015e-06 D =-5.74588e-08
E = 6.08182e-09
第15面
K =-9.95845e-01 B = 4.95565e-04 C = 9.14231e-06 D =-1.56781e-07
E = 2.65579e-08

広角 中間 望遠
f 4.42 42.43 125.66
Fno 2.86 4.98 5.94
ω 37.75 5.22 1.77

d 6 1.00 38.98 52.20
d12 26.96 5.78 1.78
d13 14.97 1.35 1.45
d18 2.55 14.34 13.81
d20 3.17 2.54 19.31
d23 10.00 18.13 10.15
(数値実施例5)
単位 mm
面番号 R D Nd νd 有効径
1 86.733 1.85 1.84200 25.9 37.60(GLn) θgF = 0.605
2 41.835 0.76 1.63555 22.7 35.85(GNLp)θgF = 0.690
3 48.521 5.20 1.59201 67.0 35.85
4 615.211 0.10 35.60
5 47.759 4.20 1.60311 60.6 35.00
6 252.287 (可変) 34.45
7 285.641 1.20 1.88300 40.8 18.75
8 8.293 5.47 13.45
9 -25.467 1.20 1.76753 49.3 13.25
10* 71.082 0.10 13.55
11 37.984 2.24 1.94595 18.0 13.65
12 -74.904 (可変) 13.55
13(絞り) ∞ (可変) 6.96
14* 8.450 3.14 1.80610 40.4 7.90
15* 17.312 1.21 6.80
16 -84.544 0.50 1.80610 33.3 6.55
17 7.068 2.71 1.59319 67.9 6.60
18 -14.128 (可変) 6.90
19 -149.564 1.00 1.48749 70.2 7.30
20 29.184 (可変) 7.40
21 21.935 2.73 1.58313 59.4 11.00
22 -19.630 0.60 1.76182 26.5 10.90
23 -44.563 (可変) 10.90
24 ∞ 0.75 1.51633 64.1 20.00
25 ∞ 1.01 20.00
像面 ∞

非球面係数
第10面
K = 0.00000e+00 B =-5.75637e-05 C =-8.61236e-07 D = 2.12018e-08
E =-3.06663e-10
第14面
K = 2.52088e-01 B = 1.12785e-04 C = 2.67883e-06 D =-4.48413e-08
E = 5.77698e-09
第15面
K = 2.39425e+00 B = 4.48714e-04 C = 9.73615e-06 D =-2.15360e-07
E = 2.73375e-08

広角 中間 望遠
f 4.42 42.30 126.50
Fno 2.86 4.79 5.86
ω 37.73 5.24 1.76

d 6 1.00 40.03 53.76
d12 26.83 5.07 1.19
d13 15.56 1.37 1.45
d18 1.85 10.21 8.00
d20 5.01 7.43 25.54
d23 9.13 17.60 9.95
次に、各実施例に示したようなズームレンズを撮影光学系として用いた、デジタルカメラの実施形態を図11を用いて説明する。図11において、20はカメラ本体、21は本発明のズームレンズによって構成された撮像光学系である。22は撮像光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDなどの撮像素子(光電変換素子)である。23は撮像素子22が受光した被写体像を記録する記録手段、24は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダーである。上記表示素子は液晶パネルなどによって構成され、撮像素子22上に形成された被写体像が表示される。このように本発明のズームレンズをビデオカメラなどの光学機器に適用することにより、高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群
SP Fナンバー決定部材(開口絞り) IP 像面
G ガラスブロック d d線 g g線
ΔS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面

Claims (11)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、少なくとも2つのレンズ群を含む後続レンズ群を有し、ズーミングに際し各レンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は、負レンズと正レンズを有し、前記第1レンズ群の中で、材料の部分分散比θgFが最も小さい負レンズGLnの材料の標準線からの偏差をΔθgF1n、該負レンズGLnの材料のアッベ数をν1n、焦点距離をf1n、前記第1レンズ群の中で、材料の部分分散比θgFが最も大きい正レンズGNLpの材料の標準線からの偏差をΔθgF1p、該正レンズGNLpの材料のアッベ数をν1p、焦点距離をf1p、レンズ全系の望遠端における焦点距離をftとするとき、
    −4.5<(ft/f1n)*(ΔθgF1n/ν1n)*10<6.0
    5.0<ν1n<27.0
    5.5<(ft/f1p)*(ΔθgF1p/ν1p)*10<25.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群に含まれる正レンズGNLpの材料のアッベ数ν1pは
    5.0<ν1p<30.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群に含まれる負レンズGLnの材料の部分分散比をθgF1nとするとき
    -1.68×10-3*ν1n+0.59<θgF1n<3.15×10-4*ν1n2-1.86×10-2*ν1n +0.87
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、レンズ全系の広角端における焦点距離をfwとするとき、
    1.00 < f1/√(fw*ft) < 5.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、レンズ全系の広角端における焦点距離をfwとするとき、
    0.10 < |f2|/√(fw*ft) < 0.80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 無限遠物体に合焦時の前記第2レンズ群の広角端における結像倍率をβ2w、望遠端における結像倍率をβ2t、レンズ全系の広角端における焦点距離をfwとするとき
    0.1<(β2t/β2w)/(ft/fw)<0.4
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズ、物体側が凸面の3つの正レンズより構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後続レンズ群は、物体側から像側に順に、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群で構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記後続レンズ群は、物体側から像側に順に、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群で構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 光電変換素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する光電変換素子とを備えることを特徴とする撮像装置。
JP2010010929A 2010-01-21 2010-01-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 Pending JP2011150126A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010010929A JP2011150126A (ja) 2010-01-21 2010-01-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US13/006,294 US8228614B2 (en) 2010-01-21 2011-01-13 Zoom lens and image pickup apparatus having the zoom lens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010010929A JP2011150126A (ja) 2010-01-21 2010-01-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011150126A true JP2011150126A (ja) 2011-08-04

Family

ID=44277427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010010929A Pending JP2011150126A (ja) 2010-01-21 2010-01-21 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8228614B2 (ja)
JP (1) JP2011150126A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012048199A (ja) * 2010-07-28 2012-03-08 Panasonic Corp ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ
US9798120B2 (en) 2013-01-30 2017-10-24 Olympus Corporation Zoom lens and image pickup apparatus using the same

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5419519B2 (ja) * 2009-03-31 2014-02-19 キヤノン株式会社 ズームレンズおよびそれを有する撮像装置
JP2010286821A (ja) * 2009-05-12 2010-12-24 Olympus Imaging Corp 結像光学系及びそれを有する電子撮像装置
JP2010286822A (ja) * 2009-05-12 2010-12-24 Olympus Imaging Corp 結像光学系及びそれを有する電子撮像装置
JP5751991B2 (ja) * 2011-08-30 2015-07-22 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6115188A (en) * 1997-10-16 2000-09-05 Canon Kabushiki Kaisha Optical system and optical apparatus having the same
JP4810133B2 (ja) 2005-06-15 2011-11-09 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP4845502B2 (ja) * 2005-12-15 2011-12-28 キヤノン株式会社 光学系及びそれを有する光学機器
JP4829668B2 (ja) 2006-04-27 2011-12-07 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US7643228B2 (en) 2006-12-04 2010-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Optical system and optical apparatus including optical system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012048199A (ja) * 2010-07-28 2012-03-08 Panasonic Corp ズームレンズ系、撮像装置及びカメラ
US9798120B2 (en) 2013-01-30 2017-10-24 Olympus Corporation Zoom lens and image pickup apparatus using the same

Also Published As

Publication number Publication date
US20110176223A1 (en) 2011-07-21
US8228614B2 (en) 2012-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881035B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5566207B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US9134512B2 (en) Zoom lens and image pickup apparatus having the same
JP6289219B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6192338B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2013190453A5 (ja)
JP2014202841A5 (ja)
JP2010139705A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
US9964743B2 (en) Zoom lens and image pickup apparatus including the same
JP5253043B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2006301193A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6452404B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2011150126A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6223141B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP6164894B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2018077267A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2014202806A5 (ja)
JP2014215500A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2012252254A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2016161889A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2016136187A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2015179189A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2010072052A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP2016062053A (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
JP5159941B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する撮像装置