JP2011150124A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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昌毅 林
Eiji Nimura
栄司 丹村
Ikuo Makie
郁雄 牧江
Takahisa Nakaue
隆久 中植
Yoshihiro Yamagishi
義弘 山岸
Kenichi Tamaoki
賢一 玉置
Koji Kuramasu
浩二 倉増
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Abstract

【課題】現像後の現像ローラ上に残存したトナーを、磁界発生部材によって現像ローラ上から剥ぎ取るとともに、現像容器内でトナーが均一に搬送される現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置14は、現像ローラ27の回転方向に対して現像領域Dの下流側で現像ローラ27上のトナーを剥ぎ取る磁界発生部材50とを備える。この磁界発生部材50は、第1撹拌部材44の下流側に対向する下流側端部50aと、長手方向の中央部50cとを有し、下流側端部50aの磁力は中央部50cの磁力より小さい。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置においては、感光体上に形成した潜像を、現像装置により現像してトナー像として可視化することを行っている。このような現像装置の一つとして、小型で低コストである磁性一成分現像剤を用いた現像装置が実用化されている。この現像装置は、トナー担持体たる現像スリーブの内部に複数の磁極を有する磁石を設け、更に現像スリーブ上のトナーの量を規制する規制部材を設けて、規制部材と現像スリーブとの間でトナーを帯電させ、現像スリーブ上に所定量のトナー薄層を担持させている。
上記の現像装置では、低コストにするために現像スリーブを単純な構造としているものがある。例えば、アルミニウム等の金属を特に表面処理を施さずに現像スリーブとして用いている。このような現像スリーブ上では、トナーが強く帯電し現像スリーブ上に強固に付着することになる。このチャージアップしたトナーによって、その後に新たに供給されるトナーは現像スリーブと接触することを妨げられ、十分な電荷を持つことができない。その結果、濃度低下やゴースト現象等の異常画像が発生する。また、チャージアップしたトナーによって、規制部材と現像スリーブとの間でトナーが詰まりやすくなり、凝集トナーが発生する。この凝集トナーによって、グレー画像上に縦白筋の異常画像が発生する。
そこで、トナーのチャージアップによって現像スリーブ上に強固に付着したトナーを現像スリーブから引き剥がすことが必要になる。特許文献1では、磁石からなる磁界発生部材を規制部材よりも現像スリーブの回転方向上流側に設けて、この磁界発生部材によって、トナーの磁気ブラシを形成している。感光体上にトナー像が形成された後、現像領域において、消費されずに現像スリーブ上に残存したトナーは、磁界発生部材の磁気ブラシによって現像スリーブ上から剥ぎ取られ、現像スリーブの回転に伴い現像スリーブより現像容器内に回収される。
上記の特許文献1では、小型で簡単かつ安価な構成とするために、トナーを補給せずに使い切るプロセスカートリッジ型の現像装置が用いられ、パドルでトナーを撹拌している。トナー撹拌方式としては、パドル方式のほかに、トナーを随時補給し、補給したトナーを十分に撹拌するスパイラル方式がある。
例えば、スパイラル方式として特許文献2がある。特許文献2では、回転軸と、その外周に螺旋状に形成される螺旋羽根とを有する2つの撹拌部材が各搬送路内に平行に配置されている。各搬送路の間には仕切り部が設けられ、仕切り部の両端部には、トナーを受け渡す連通部が設けられている。この構成において、2つの撹拌部材の回転によりトナーが撹拌されながら各搬送路内を循環搬送され、撹拌されたトナーが現像ローラに供給される。
特開平9−34267号公報(段落[0028]、[0033]〜[0035]、第1図) 特開2006−284814号公報(段落[0010]、第2図)
特許文献2に示すようなトナー撹拌方式において、現像後の現像ローラ上に残存したトナーを、磁界発生部材によって現像ローラ上から剥ぎ取る場合、磁界発生部材が搬送路の近傍で長手方向に配置されると、搬送路内で循環しているトナーにも、磁界発生部材の磁力が作用する。即ち、搬送路内を搬送されるトナーには、トナーの移動方向と直交する方向に磁力が作用し、連通部を搬送されるトナーには、トナーの移動方向に磁力が作用する。従って、トナーが搬送路から連通部に搬送されるときに、移動するトナーに対して磁力の作用する方向が変わる。特に、磁界発生部材から遠ざかるようにトナーの移動方向が変わるときには、磁界発生部材によって、トナーには移動方向と逆向きの磁力が作用するので、この連通部近傍ではトナーの流れが悪くなる。このようにトナーの流れの悪い連通部では、トナーが滞留することになり、滞留したトナーが現像容器の端部から外部に漏れ出るおそれがある。また、トナーの流れの悪いと、現像容器内でトナーが均一に搬送されなくなり、トナーセンサのトナー量誤検知によって、補給されるトナーに過不足が生じるという不都合があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、現像後の現像ローラ上に残存したトナーを、磁界発生部材によって現像ローラ上から剥ぎ取るとともに、現像容器内でトナーが均一に搬送される現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体に対向した現像領域に現像剤を供給する現像ローラと、前記現像ローラに現像剤を供給する第1撹拌部材と、前記第1撹拌部材とともに現像剤を撹拌、搬送する第2撹拌部材と、前記各撹拌部材によって現像剤が上流から下流に循環搬送される搬送路と、前記各搬送路の両端部側を連通させ、互いの搬送路の下流側から上流側に現像剤を通す2箇所の連通部と、現像ローラ回転方向に対して現像領域の下流側で前記現像ローラ上の現像剤を剥ぎ取る磁界発生部材とを備える現像装置において、前記磁界発生部材は、前記第1撹拌部材の上流側に対向する上流側端部と、前記第1撹拌部材の下流側に対向する下流側端部と、前記上流側端部及び下流側端部に挟まれた長手方向の中央部とを有し、前記下流側端部の磁力は前記中央部の磁力より小さいことを特徴としている。
この構成によれば、磁界発生部材の磁力によって、現像後に現像ローラ表面に残存する現像剤が剥ぎ取られ、剥ぎ取られた現像剤は撹拌部材側に回収される。そして、第1撹拌部材によって、現像剤は撹拌されながら一方の搬送路内を上流側から下流側に搬送される。次に、現像剤が一方の搬送路から連通部を介して他方の搬送路に移動するときに、磁界発生部材の磁力によって、現像剤の移動を遅くする力が現像剤に作用するが、下流側端部の磁力が比較的に小さいので、その力の影響を大きく受けることなく、現像剤は搬送される。
また、請求項2に記載の発明では、前記磁界発生部材の下流側端部は、前記連通部の開口幅より長手方向に長いことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、前記上流側端部の磁力は前記中央部の磁力より小さいことを特徴としている。この構成によれば、現像剤が他方の搬送路から連通部を介して一方の搬送路に移動するときに、磁界発生部材の磁力によって、現像剤の移動を速くする力が現像剤に作用するが、上流側端部の磁力が比較的に小さいので、その力の影響を大きく受けることなく、現像剤は搬送される。
また、請求項4に記載の発明では、上記の構成の現像装置が搭載された画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、磁界発生部材の磁力によって、現像後に現像ローラ表面に残存する現像剤が剥ぎ取られ、剥ぎ取られた現像剤は撹拌部材側に回収される。そして、第1撹拌部材によって、現像剤は撹拌されながら一方の搬送路内を上流側から下流側に搬送される。次に、現像剤が一方の搬送路から連通部を介して他方の搬送路に移動するときに、磁界発生部材の磁力によって、現像剤の移動を遅くする力が現像剤に作用するが、下流側端部の磁力が比較的に小さいので、その力の影響を大きく受けることなく、現像剤は搬送される。従って、磁界発生部材によって現像剤が現像ローラ上から剥ぎ取られるとともに、連通部においてトナーの流れが悪くなるおそれがないので、現像容器内で現像剤が滞留して、現像容器外部に漏れ出るおそれがない。また、現像剤は搬送路内を均一に循環して、現像ローラに現像剤が供給されるので、濃度低下やゴースト現象等の異常画像が発生するおそれがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、磁界発生部材の下流側端部は、連通部の開口幅より長手方向に長いので、現像剤は一方の搬送路の下流側から連通部に確実に移動することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、現像剤が他方の搬送路から連通部を介して一方の搬送路に移動するときに、磁界発生部材の磁力によって、現像剤の移動を速くする力が現像剤に作用するが、上流側端部の磁力が比較的に小さいので、その力の影響を大きく受けることなく、現像剤は搬送される。従って連通部においてトナーの流れが悪くなるおそれがないので、現像容器内で現像剤が滞留して、現像容器外部に漏れ出るおそれがない。
また、請求項4に記載の発明によれば、現像後の現像ローラ上に残存したトナーを、磁界発生部材によって現像ローラ上から剥ぎ取るとともに、現像容器内でトナーが均一に搬送される現像装置を備える画像形成装置にすることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面平面図 本発明の実施形態に係る画像形成装置における現像装置の概略構成を示す断面平面図 本発明の実施形態に係る現像装置の要部構成を示す断面平面図 本発明の実施形態に係る現像装置の撹拌部と磁界発生部材を示す断面側面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。画像形成装置1は、その下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも排出側に配設された定着部5と、画像形成部4及び定着部5の上方に配設された画像読取部6とを備えている。
給紙部2は、用紙9を収容する複数の給紙カセット7を備えており、給紙ローラ8の回転動作により、複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9を1枚ずつ用紙搬送部3に送り出す。
用紙搬送部3に送られた用紙9は、用紙供給経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。この画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9にトナー像を形成するものであり、図1の矢印方向に回転可能に軸支された感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電部12、露光部13、現像装置14、転写部15、クリーニング部16、及び除電部17を備えている。
帯電部12は、高電圧を印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体11表面に所定電位を与えると、感光体11表面が一様に帯電させられる。そして、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、露光部13により感光体11に照射されると、感光体11の表面電位が選択的に減衰され、感光体11表面に静電潜像が形成される。次いで、現像装置14が感光体11表面の静電潜像を現像し、感光体11表面にトナー像が形成される。このトナー像が転写部15によって感光体11と転写部15との間に供給された用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置された定着部5に向けて搬送される。定着部5では、加熱部材18及び加圧ローラ19によって、用紙9が加熱加圧され、用紙9上にトナー像が溶融定着される。次いで、トナー像が定着された用紙9は、排出ローラ対20によって排出トレイ21上に排出される。転写部15による転写後、感光体11表面に残留しているトナーは、クリーニング部16により除去され、また感光体11表面の残留電荷は、除電部17により除去される。そして、感光体11は帯電部12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることになる。
次に、現像装置について図2に基づいて説明する。図2は画像形成装置1に用いられる現像装置の概略構成を示す断面平面図である。
現像装置14は、磁性一成分現像剤を収容する現像容器22と、この現像剤(以下、「トナー」と記すことがある)を撹拌する撹拌部材42と、現像ローラ27、及び規制部材28とを備えている。そしてトナータンク31は現像装置14にトナーを供給する。
撹拌部材42は第1撹拌部材44と第2撹拌部材43とを備える。第1撹拌部材44と第2撹拌部材43は、現像容器22内に回転可能に配設され、トナーを撹拌、循環させて、現像ローラ27に供給する。
現像ローラ27は、固定磁石体25と現像スリーブ26とを備える。現像スリーブ26は、円筒状の非磁性材からなり、第1撹拌部材44に隣接する位置で現像容器22に回転可能に支持される。固定磁石体25は、現像スリーブ26内に固設される永久磁石からなり、現像スリーブ26に向けて磁界を発生する。また、現像ローラ27は、現像容器22の開口から露出し、像担持体である感光体11に一定の間隔を隔てて対向している。この対向する領域は、現像スリーブ26上に担持されているトナーを感光体11に向けて供給するための現像領域Dとなっている。更に、現像スリーブ26には、トナーを感光体11に供給するために、直流に交流を重畳した現像バイアス29が印加される。
規制部材28は、現像スリーブ26表面に担持されるトナーを所定の層厚に規制するものであり、ブレード状をなし現像スリーブ26の略上方で現像スリーブ26表面との間に所定間隔を設けて、現像容器22に取り付けられる。
現像スリーブ26内の固定磁石体25の磁力により、第1撹拌部材44から供給されたトナーが現像スリーブ26表面に担持される。担持されたトナーは、規制部材28により所定の層厚に規制され、現像スリーブ26の回転(図2の矢印方向の回転)により、現像流域Dに向けて搬送される。現像スリーブ26に現像バイアス29が印加されることにより、現像領域Dにおいて現像スリーブ26と感光体11との間に電位差が発生し、現像スリーブ26上のトナーは感光体11に供給され、感光体11上の静電潜像はトナー像に現像される。
次に、現像装置14の構成を図3に基づいて詳しく説明する。図3は現像装置の要部構成を示す断面平面図である。
現像容器22は、その容器内壁部に、トナーを収容する現像剤収容部22aと、トナーを収容するとともにトナーを感光体11に供給する現像剤供給部22pと、現像容器22の下方で現像剤収容部22aと現像剤供給部22pとの間に介在する隣接部22mとを有し、樹脂で形成される。
現像剤収容部22aには、第1撹拌部材44及び第2撹拌部材43が仕切り部22bを挟んで夫々第1搬送路22d及び第2搬送路22c内に配設されている。トナータンク31(図2参照)から第2搬送路22c内に供給されたトナーが第2撹拌部材43の回転によって撹拌され、撹拌されたトナーが仕切り部22bの長手方向(図2の表裏面方向)の両端部に設けた連通部(図略)を介して、第1撹拌部材44へ搬送される。更に、第1撹拌部材44の回転によってトナーが撹拌されながら、第1搬送路22d及び第2搬送路22c内を循環する。そして、撹拌されたトナーは現像スリーブ26に供給される。
現像剤供給部22pには、現像スリーブ26が回転可能に配設される。現像スリーブ26はアルミニウム等の非磁性材料で円筒状に形成される。現像スリーブ26内には、固定磁石体25が現像剤供給部22pに固定支持される。固定磁石体25は、S極とN極が周方向に交互に配列され、現像スリーブ26表面に向けて磁界を発生させる。
固定磁石体25の規制部材28に対向する位置には、磁極S1が配置されている。規制部材28と現像スリーブ26との間隔とともに、この磁極S1と磁性材料からなる規制部材28との磁界によって、現像スリーブ26表面へのトナー付着量が規制される。また、現像領域Dに対向する位置には磁極N2が配置され、更に、現像容器22の隣接部22mに対向する位置には磁極N1が配置されている。
隣接部22mは、装置の長手方向(図3の紙面方向)に延びる取り付け部22nを有する。取り付け部22nには、磁石からなる磁界発生部材50が取り付けられる。
磁界発生部材50は、長手方向に延びる永久磁石からなり、現像スリーブ26表面に一定の間隔を隔てて対向する。また、磁界発生部材50は、現像スリーブ26を介して固定磁石体25の磁極N1(N極)と対向する対向磁極と、現像スリーブ26の略法線方向で対向磁極の反対側に位置する反対磁極とを有する。対向磁極は固定磁石体25の磁極N1と同じ極性(N極)であり、反対磁極は異極性(S極)となる。従って、磁界発生部材50は、現像スリーブ26を介して固定磁石体25の磁極N1との間で反発する磁界を発生させる。この反発磁界によって、現像領域Dで現像に供されない残存トナーは現像スリーブ26表面から剥ぎ取られることになる。尚、磁界発生部材50の対向磁極は、固定磁石体25と異極性として、この両者の間の磁力線によって、現像スリーブ26上に付着したトナーを剥ぎ取るようにしてもよい。また、磁界発生部材50は、固定磁石体25の磁極間に対向するように配置して、磁界発生部材50の磁力によってトナーの磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシにより、現像スリーブ26上に付着したトナーを剥ぎ取るようにしてもよい。
現像スリーブ26の周りには、図3の矢印方向(現像スリーブ26の回転方向)に沿って、順に、規制部材28と、感光体11と対向する現像領域Dと、現像スリーブ26と現像剤供給部22pとの間に形成されるトナー循環領域T、及び磁界発生部材50が配置されることになる。尚、トナー循環領域Tには、固定磁石体25の磁極S2が配置され、更に、トナー循環領域Tの隙間が小さく形成され、現像容器22内のトナーが外部に漏れるのを防いでいる。
従って、現像領域Dで感光体11に供給されなかったトナーは、現像スリーブ26表面に付着し、現像スリーブ26の回転に伴って、トナー循環領域Tを通って磁界発生部材50に搬送される。磁界発生部材50と、対向する固定磁石体25の磁極N1とで生じる磁界によって、残存トナーは現像スリーブ26表面から剥ぎ取られ、剥ぎ取られたトナーは第1撹拌部材44側に回収される。
次に、図4を用いて、現像装置の撹拌部及び磁界発生部材について詳しく説明する。図4は撹拌部と磁界発生部材を示す図3の上側から見た断面側面図である。
現像容器22の現像剤収容部22aには、前述のように、第1搬送路22dと、第2搬送路22cと、仕切り部22bと、上流側連通部22e、及び下流側連通部22fが形成され、その他に、上流側壁部22i、及び下流側壁部22jが形成されている。そして、第1搬送路22d及び第2搬送路22cは、現像ローラ27に略水平方向に並列するように配置されている。尚、第2搬送路22cにおいて、図4の左側を上流側、図4の右側を下流側とし、また、第1搬送路22dにおいて、図4の右側を上流側、図4の左側を下流側とする。従って、連通部及び側壁部は、第1搬送路22dを基準として、上流及び下流と呼称している。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送路22dと第2搬送路22cを並列させるように仕切っている。仕切り部22bの長手方向の両端部分には、上流側連通部22eと下流側連通部22fが設けられており、トナーは、第2搬送路22cと、上流側連通部22eと、第1搬送路22d、及び下流側連通部22f内を循環することが可能である。
第1搬送路22d内には第1撹拌部材44が配設され、第2搬送路22c内には第2撹拌部材43が配設されている。
第2撹拌部材43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第2螺旋羽根43aとを有する。また、第2螺旋羽根43aは、第2搬送路22cの長手方向の両端部側まで延び、上流側及び下流側連通部22e、22fにも対向して設けられている。回転軸43bは現像剤収容部22aの上流側壁部22iと下流側壁部22jに回転可能に軸支されている。
第1撹拌部材44は、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、回転軸44bの軸方向に第2螺旋羽根43aと同じピッチで第2螺旋羽根43aとは逆方向を向く羽根で螺旋状に形成される第1螺旋羽根44aとを有する。また、第1螺旋羽根44aは、第1搬送路22dの長手方向の両端部側まで延び、上流側及び下流側連通部22e、22fにも対向して設けられ、且つ、現像ローラ27上のトナー層形成領域(一点鎖線Rの間の領域)に対向して設けられている。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像剤収容部22aの上流側壁部22iと下流側壁部22jに回転可能に軸支されている。
上流側壁部22i及び下流側壁部22jの外壁には、歯車61〜64が配設されている。歯車61、62は回転軸43bに固着され、歯車64は回転軸44bに固着され、歯車62及び図示しない歯車は、上流側壁部22iに回転可能に保持されて、歯車62、64に噛合している。
従って、モータ等の駆動源によって、歯車61が回転すると、回転軸43bとともに第2螺旋羽根43aが回転し、第2螺旋羽根43aは第2搬送路22c内のトナーを矢印P方向に搬送する。更に歯車62〜64の歯車列によって、回転軸44bとともに第1螺旋羽根44aが回転すると、第1螺旋羽根44aは第1搬送路22d内のトナーを矢印Q方向に搬送し、トナーは、第2搬送路22cから、上流側連通部22e、第1搬送路22d、及び下流側連通部22fと循環しながら撹拌される。そして、撹拌されたトナーが現像ローラ27に供給される。
磁界発生部材50は、現像ローラ27と第1撹拌部材44との間で、第1撹拌部材44にも対向して配設されている。つまり、磁界発生部材50は、現像ローラ27に対してはトナー層形成領域(一点鎖線Rの間の領域)を超えて長手方向に延び、第1搬送路22dに対しては長手方向の両端部側まで延びて、第1撹拌部材44の第1螺旋羽根44aに対向していることになる。
前述のように、磁界発生部材50は永久磁石からなるが、その磁力は長手方向において異なり、下流側端部50aの磁力が中央部50cの磁力に対して小さくなっている。下流側端部50aは、下流側連通部22fの長手方向の開口幅より長く、更に、中央部50cに対して略2/3の磁束密度に設定されている。
トナーが第1搬送路22d内を搬送されるときに、磁界発生部材50によって、トナーの移動方向と直交する方向に磁力が作用し、次いで第1搬送路22dから下流側連通部22fに搬送されるときに、磁界発生部材50によって、トナーの移動方向と逆向きの磁力がトナーに作用し、下流側連通部22fではトナーの移動速度が遅くなる。しかし、上記のように、下流側連通部22fに対向する領域で、磁界発生部材50の磁力を比較的に小さくしているので、磁界発生部材50の磁力によるトナーの移動を遅くする力を抑えることになり、トナーは下流側連通部22fで円滑に搬送されることになる。
また、磁界発生部材50の上流側端部50bは、上流側連通部22eの長手方向の開口幅より長く、更に、中央部50cに対して略2/3の磁束密度に設定されている。
第2搬送路22cから上流側連通部22eに搬送されるときに、磁界発生部材50によって、トナーの移動方向と同じ向きの磁力がトナーに作用し、上流側連通部22eではトナーの移動速度が速くなる。しかし、上記のように、上流側連通部22eに対向する領域で、磁界発生部材50の磁力を比較的に小さくしているので、磁界発生部材50の磁力によるトナーの移動を速める力を抑えることになり、トナーは上流側連通部22eで円滑に搬送されることになる。
上記のように磁界発生部材50が構成されて、更に、下流側連通部22fの開口幅を、上流側連通部22eの開口幅より大きくしておくと、下流側連通部22fを通過するトナー搬送量が比較的に多くなり、一方、上流側連通部22eを通過するトナー搬送量が比較的に少なくなり、トナーは一層円滑に上流側及び下流側連通部22e、22fを搬送されることになる。
上記実施形態によれば、現像装置14は、感光体11に対向した現像領域Dにトナーを供給する現像ローラ27と、現像ローラ27にトナーを供給する第1撹拌部材44と、第1撹拌部材44とともにトナーを撹拌、搬送する第2撹拌部材43と、第1撹拌部材44及び第2撹拌部材43によってトナーが上流から下流に循環搬送される第1及び第2搬送路22c、22dと、第1及び第2搬送路22c、22dの両端部側を連通させ、第1搬送路22d(一方の搬送路)の下流側から第2搬送路22c(他方の搬送路)の上流側にトナーを通す下流側連通部22fと、現像ローラ27の回転方向に対して現像領域Dの下流側で現像ローラ27上のトナーを剥ぎ取る磁界発生部材50とを備える。この磁界発生部材50は、第1撹拌部材44の上流側に対向する上流側端部50bと、第1撹拌部材44の下流側に対向する下流側端部50aと、上流側端部50b及び下流側端部50aに挟まれた長手方向の中央部50cとを有し、下流側端部50aの磁力は中央部50cの磁力より小さい。
この構成によると、磁界発生部材50の磁力によって、現像後に現像ローラ27表面に残存するトナーが剥ぎ取られ、剥ぎ取られたトナーは第1撹拌部材44側に回収される。そして、第1撹拌部材44によって、トナーは撹拌されながら第1搬送路22d内を上流側から下流側に搬送される。次に、トナーが第1搬送路22dから下流側連通部22fを介して第2搬送路22cに移動するときに、磁界発生部材50の磁力によって、トナーの移動を遅くする力がトナーに作用するが、下流側端部50aの磁力が比較的に小さいので、その力の影響を大きく受けることなく、トナーは搬送される。従って、磁界発生部材50によってトナーが現像ローラ27上から剥ぎ取られるとともに、下流側連通部22fにおいてトナーの流れが悪くなるおそれがないので、現像容器22内でトナーが滞留して、現像容器22外部に漏れ出るおそれがない。また、トナーは第1及び第2搬送路22c、22d内を均一に循環して、現像ローラ27にトナーが供給されるので、濃度低下やゴースト現象等の異常画像が発生するおそれがない。
また、上記実施形態によれば、磁界発生部材50の下流側端部50aは、下流側連通部22fの開口幅より長手方向に長いことによって、トナーは第1搬送路22dの下流側から下流側連通部22fに確実に移動することができる。
尚、上記実施形態では、磁界発生部材50が永久磁石からなる構成を示したが、本発明はこれに限らず、磁界発生部材50は、現像ローラ27の対向する固定磁石体25と反発磁界を形成する磁石と、現像ローラ27の回転方向に対して該磁石の上流側に配置される鉄等の磁性体とからなり、下流側連通部22fに対向する磁石の下流側端部の磁力が長手方向の中央部の磁力を小さくする構成にしてもよい。この場合にも上記同様の効果を奏することができる。
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
11 感光体(像担持体)
14 現像装置
22 現像容器
22a 現像剤収容部
22b 仕切り部
22c 第2搬送路(他方の搬送路)
22d 第1搬送路(一方の搬送路)
22e 上流側連通部(連通部)
22f 下流側連通部(連通部)
22i 上流側壁部
22j 下流側壁部
22m 隣接部
22n 取り付け部
22p 現像剤供給部
25 固定磁石体
26 現像スリーブ
27 現像ローラ
28 規制部材
42 撹拌部材
43 第2撹拌部材
43a 第2螺旋羽根
43b、44b 回転軸
44 第1撹拌部材
44a 第1螺旋羽根
50 磁界発生部材
50a 下流側端部
50b 上流側端部
50c 中央部
D 現像領域

Claims (4)

  1. 像担持体に対向した現像領域に現像剤を供給する現像ローラと、前記現像ローラに現像剤を供給する第1撹拌部材と、前記第1撹拌部材とともに現像剤を撹拌、搬送する第2撹拌部材と、前記各撹拌部材によって現像剤が上流から下流に循環搬送される搬送路と、前記各搬送路の両端部側を連通させ、互いの搬送路の下流側から上流側に現像剤を通す2箇所の連通部と、現像ローラ回転方向に対して現像領域の下流側で前記現像ローラ上の現像剤を剥ぎ取る磁界発生部材とを備える現像装置において、
    前記磁界発生部材は、前記第1撹拌部材の上流側に対向する上流側端部と、前記第1撹拌部材の下流側に対向する下流側端部と、前記上流側端部及び下流側端部に挟まれた長手方向の中央部とを有し、前記下流側端部の磁力は前記中央部の磁力より小さいことを特徴とする現像装置。
  2. 前記磁界発生部材の下流側端部は、前記連通部の開口幅より長手方向に長いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記上流側端部の磁力は前記中央部の磁力より小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に現像装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置が搭載された画像形成装置。
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