JP2011150070A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置において、露光ユニットの透光部の表面に粉塵が付着することを簡易な構成で抑制可能なプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム1を有するドラムユニット26、及び現像ローラ25を有する現像ユニット4が一体的に保持されるプロセスカートリッジ7において、ドラムユニット26には、スキャナユニット3に形成されている防塵ガラス74を覆うことが可能な装置本体側の遮蔽部材77を開閉する開閉部材75、76が設けられており、画像形成時には、現像ローラ25の移動に伴って、開閉部材75、76が遮蔽部材77を開いて防塵ガラス74を露出し、非画像形成時には、現像ローラ25の移動に伴って、開閉部材75、76が、遮蔽部材77を閉じて防塵ガラス74を覆う。
【選択図】図1
【解決手段】感光体ドラム1を有するドラムユニット26、及び現像ローラ25を有する現像ユニット4が一体的に保持されるプロセスカートリッジ7において、ドラムユニット26には、スキャナユニット3に形成されている防塵ガラス74を覆うことが可能な装置本体側の遮蔽部材77を開閉する開閉部材75、76が設けられており、画像形成時には、現像ローラ25の移動に伴って、開閉部材75、76が遮蔽部材77を開いて防塵ガラス74を露出し、非画像形成時には、現像ローラ25の移動に伴って、開閉部材75、76が、遮蔽部材77を閉じて防塵ガラス74を覆う。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置には、露光光を照射することによって感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光ユニットが設けられている。露光ユニットには、露光光(以下、レーザ光として説明する)を射出する光源、射出されたレーザ光を結像、偏向するレンズ、ミラー等の光学部品、及びレーザ光が露光ユニット外に透光する透光部が設けられている。しかし、現像時に飛散したトナー、記録紙の紙粉、又は空気中のダスト等(以下、これらをまとめて粉塵と称する)が透光部の表面に付着すると、これらの付着物がレーザ光を部分的に遮光することで、露光精度の低下、さらには画像品質の低下を招いてしまう。特に、透光部が上方を向いている場合は、透光部に付着する付着物の量が多くなりやすい。そこで、従来より、透光部の表面に粉塵が付着することを防ぐ、又は透光部の表面を清掃する構成が提案されている。例えば特許文献1には、感光体ドラム、及び現像ローラ等をプロセスカートリッジとして一体的に保持し、プロセスカートリッジの交換時に透光部の表面の清掃を行う構成が開示されている。
しかしながら上記従来の構成では、透光部の表面に粉塵が付着することを十分に抑制できているとは言い難く、粉塵が付着することによる画像品質の低下の虞がある。また、複雑な構成を用いて透光部の表面への粉塵の付着を抑制しているので、製造コストが増大してしまう。
そこで本発明は、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置において、露光ユニットの透光部の表面に粉塵が付着することを簡易な構成で抑制可能なプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
静電潜像が形成される感光体ドラムを有するドラムユニットと、
前記感光体ドラムの表面にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、
が一体的に保持され、かつ前記感光体ドラムの表面に対して前記現像ローラが接離可能となるように、前記ドラムユニットに対して前記現像ユニットが移動可能に構成されており、前記感光体ドラムの表面に露光光を照射する露光ユニットが設けられている電子写真方式の画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
前記ドラムユニットには、
前記プロセスカートリッジが装置本体に対して装着された状態において、前記露光ユニットに形成されている露光光の透光部を覆うことが可能な装置本体側のカバー部材を開閉する開閉部材が設けられており、
画像形成時には、
前記現像ローラが前記感光体ドラムの表面に接触するように前記現像ユニットが移動され、その移動に伴って、前記開閉部材が、前記カバー部材を開いて前記透光部を露出し、
非画像形成時には、
前記現像ローラが前記感光体ドラムの表面から離間するように前記現像ユニットが移動され、その移動に伴って、前記開閉部材が、前記カバー部材を閉じて前記透光部を覆うことを特徴とする。
静電潜像が形成される感光体ドラムを有するドラムユニットと、
前記感光体ドラムの表面にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、
が一体的に保持され、かつ前記感光体ドラムの表面に対して前記現像ローラが接離可能となるように、前記ドラムユニットに対して前記現像ユニットが移動可能に構成されており、前記感光体ドラムの表面に露光光を照射する露光ユニットが設けられている電子写真方式の画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
前記ドラムユニットには、
前記プロセスカートリッジが装置本体に対して装着された状態において、前記露光ユニットに形成されている露光光の透光部を覆うことが可能な装置本体側のカバー部材を開閉する開閉部材が設けられており、
画像形成時には、
前記現像ローラが前記感光体ドラムの表面に接触するように前記現像ユニットが移動され、その移動に伴って、前記開閉部材が、前記カバー部材を開いて前記透光部を露出し、
非画像形成時には、
前記現像ローラが前記感光体ドラムの表面から離間するように前記現像ユニットが移動され、その移動に伴って、前記開閉部材が、前記カバー部材を閉じて前記透光部を覆うことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置において、露光ユニットの透光部の表面に粉塵が付着することを簡易な構成で抑制可能なプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することが可能になる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
図1〜図14を参照して、本発明を適用可能な第1実施形態に係るプロセスカートリッジ及び画像形成装置について説明する。
図1〜図14を参照して、本発明を適用可能な第1実施形態に係るプロセスカートリッジ及び画像形成装置について説明する。
(1−1:画像形成装置の概略構成)
図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真方式を採用するフルカラーレーザービームプリンタである。
図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真方式を採用するフルカラーレーザービームプリンタである。
本実施形態に係る画像形成装置100Aには、画像形成装置100Aの装置本体に対して着脱可能な4個のプロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)が設けられており、各々のプロセスカートリッジ7は、水平方向に対して傾斜して設けられている。4個のプロセスカートリッジ7は、それぞれ現像剤(以下、トナーと称する)の色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)に対応して設けられており、全て同一の構成を有している。なお、本実施形態における「装置本体」とは、画像形成装置100Aからプロセスカートリッジ7を除いた構成を指すものとし、以後、特にことわりがない限り、「装置本体」と記載した場合は、画像形成装置の「装置本体」を指すものとする。
各プロセスカートリッジ7には、回転可能な電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)1(1a,1b,1c,1d)が設けられている。また、感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)の周りには、帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)、現像ローラ25(25a,25b,25c,25d)、クリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)等のプロセス手段が一体的に配置されている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電するものであり、現像ローラ25は、感光体ドラム1に形成された静電潜像をトナーによって現像して可視像化するものである。また、クリーニング部材6は、感光体ドラム1に形成された現像剤像(トナー像)が中間転写手段に転写された後に、感光体ドラム1の表面に残留したトナーを除去するものである。
プロセスカートリッジ7の下方には、画像情報に基づいて感光体ドラム1の表面に露光光(レーザ光を称する)を照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成するスキャナユニット3(露光ユニット)が設けられている。感光体ドラム1の表面の露光を行う際は、スキャナユニット3において、レーザーダイオード(不図示)によって出力された画像信号に対応するレーザ光が、高速回転されるポリゴンミラー9(9a、9b)に照射され、ポリゴンミラー9の偏向面で偏向される。ポリゴンミラー9によって偏向走査されたレーザ光は、結像レンズ90(90a、90b、90c、90d)、反射ミラー95(95a、95b、95c、95d)、透光部としての防塵ガラス74(74a、74b、74c、74d)を順に通過する。これにより、感光体ドラム1の表面が選択的に露光される。
防塵ガラス74は、外部から粉塵がスキャナユニット3内に侵入することを防ぐものであるが、上述したように、防塵ガラス74の表面に粉塵が付着すると、画像品質の低下につながる。そこで本実施形態では、防塵ガラス74の上方に、防塵ガラス74表面に落下する粉塵から防塵ガラスを保護するカバー部材としての遮蔽部材77(77a、77b、77c、77d)が配置されている。遮蔽部材77は、開閉可能に構成されており、閉じられると防塵ガラス74を覆う状態となる。すなわち、閉じられることによって、防塵ガラス74表面に粉塵が付着することを防止し、開かれることによって、防塵ガラス74からレーザ光が透光することを可能にしている。
画像形成装置100Aの下部には、シート材S(記録媒体、被転写材ともいう)を収納したカセット17が装着されている。また、カセット17に接続して、シート材Sが2次転写ローラ70、定着部62を通過して画像形成装置100Aの上方へ搬送されるような搬送経路が設けられており、搬送経路に沿って、ローラ対等の搬送手段が配置されている。具体的には、カセット17内のシート材Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送されたシート材Sを搬送する搬送ローラ対61、感光体ドラム1に形成される静電潜像とシート材Sとの同期を取るためのレジストローラ対55が設けられている。
また、プロセスカートリッジ7(7a、7b、7c、7d)の上方には、各感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)の表面に形成されたトナー像(現像剤像)が転写される中間転写手段としての中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5は、駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光体ドラム1に対向する位置に配置された1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)、2次転写ローラ70に対向する位置に配置された対向ローラ59を有している。また、これらのローラ部材に対して、中間転写体としての転写ベルト9が掛け渡されており、図中A方向に回転可能に懸架されている。転写ベルト9はすべての感光体ドラム1に対向し、且つ接するように循環移動し、1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)に電圧を印加することにより、感光体ドラム1から転写ベルト9上にトナー像が1次転写される。さらに、対向ローラ59と2次転写ローラ70とのニップ部(転写部)において、転写ベルト9上のトナー像がシ
ート材上に2次転写される。
ート材上に2次転写される。
かかる構成でシート材S上に画像を形成する際は、各感光体ドラム1を回転させ、帯電ローラ2によって一様に帯電させた感光体ドラム1に、スキャナユニット3から選択的な露光を行う。これにより、感光体ドラム1に形成された静電潜像に対して、現像ローラ25からトナーが静電気的に供給され、静電潜像がトナー像として可視化される。また、トナー像の形成と同期して、レジストローラ対55が、対向ローラ59と2次転写ローラ70とのニップ部であって、かつ転写ベルト9が介在されている2次転写位置にシート材Sを搬送する。2次転写位置では、2次転写ローラ70に転写電圧が印加されることで、転写ベルト9上の各色トナー像がシート材S上に2次転写される。これにより、シート材Sにカラー画像が形成される。
カラー画像が形成されたシート材Sは、定着部62において加熱、加圧され、シート材S上にトナー像が定着される。その後、シート材Sは、排出ローラ72によって排出部75上に排出される。なお、2次転写後に、転写ベルト9には転写しきれなかったトナーが残留する場合がある。そこで本実施形態には、トナー回収容器71aを有する、転写ベルトクリーニング装置71が設けられている。
(1−2:プロセスカートリッジの概略構成)
図3〜図5を参照して、本実施形態に係るプロセスカートリッジ7の概略構成について説明する。なお、本実施形態では、トナー色ごとに4つのプロセスカートリッジ7が設けられているが、これらのプロセスカートリッジ7の構成は全て同一である。よって、ここでは1つのプロセスカートリッジの説明を以って、他のプロセスカートリッジの説明は省略する。
図3〜図5を参照して、本実施形態に係るプロセスカートリッジ7の概略構成について説明する。なお、本実施形態では、トナー色ごとに4つのプロセスカートリッジ7が設けられているが、これらのプロセスカートリッジ7の構成は全て同一である。よって、ここでは1つのプロセスカートリッジの説明を以って、他のプロセスカートリッジの説明は省略する。
図3は、トナーを収納したプロセスカートリッジ7の主断面である。プロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)は、ドラムユニット26(26a,26b,26c,26d)と、現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)とを有する。ドラムユニット26は、感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)と、帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)、及びクリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)を備えている。また、現像ユニット4は、現像ローラ25を備えている。
ドラムユニット26のクリーニング枠体27には、感光体ドラム1がドラム前軸受10、ドラム奥軸受11(図4参照)を介して回転自在に取り付けられており、不図示の本体駆動モータから駆動力が伝達されることにより、感光体ドラム1が回転駆動する。感光体ドラム1の回転軸方向の端部には、ドラムカップリング16とフランジ85が設けられている。また、クリーニング部材6が感光体ドラム1の表面に当接するように設けられており、かかる構成により、感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは除去トナー室27aに落下する。また、帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介し、クリーニング枠体27に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材46により感光体ドラム1に向かって加圧され、感光体ドラム1に従動回転する。
現像ユニット4は、感光体ドラム1と接触して矢印B方向に回転する現像ローラ25と、現像ローラ25を支持する現像枠体31とを有している。現像ローラ25は、現像枠体31の両側にそれぞれ取り付けられた軸受13によって、回転自在に現像枠体31に支持されている(図5参照)。また現像ローラ25の周上には、現像ローラ25に接触して矢印C方向に回転するトナー供給ローラ34と現像ローラ25上のトナー層を規制するための現像ブレード35がそれぞれ配置されている。さらに現像枠体31のトナー収容部31aには、収容されたトナーを撹拌するとともにトナー供給ローラ34へトナーを搬送するためのトナー搬送部材36が設けられている。
図4に、プロセスカートリッジ7の外観斜視図を示す。本実施形態に係るプロセスカートリッジ7には、感光体ドラム1の表面に対して現像ローラ25が接離可能となるように、ドラムユニット26に対して現像ユニット4が移動(回動)可能に取り付けられている。すなわち、現像枠体31には、現像前軸受12、現像奥軸受13が設けられており、これらの軸受にはそれぞれ吊り穴12a、13aが形成されている。そして、この吊り穴12a、13aに対して、クリーニング枠体27に圧入された前軸部材14、奥軸部材15が係合する。これにより、ドラムユニット26に対して現像ユニット4が、前軸部材14、奥軸部材15を回転軸として移動可能に支持されている(図3参照)。
また、クリーニング枠体27には、感光体ドラム1を回転自在に支持するドラム前軸受10、ドラム奥軸受11が設けられている。ドラム奥軸受11は、感光体ドラム1に結合されるドラムカップリング16を支持している。また、ドラム前軸受10は、フランジ85を支持している。このドラムカップリング16は、感光体ドラム1に画像形成装置100Aの装置本体側からの駆動力を伝達するためのドラムカップリング部材である。
図5に、現像ユニット4の外観斜視図を示す。図示するように、現像枠体31は、加圧バネ38と、現像前軸受12に設けられた引張りバネ39とを有しており、これらの付勢手段によって、現像ユニット4をドラムユニット26の方向、又はその反対方向に移動させることが可能になる。すなわち、画像形成時には、現像ローラ25が感光体ドラム1の表面に接触するように現像ユニット25が移動され、非画像形成時には、現像ローラ25が感光体ドラム1の表面から離間するように現像ユニット25が移動される。なお、感光体ドラム1と現像ローラ25とが接触して現像を行う接触現像方式では、感光体ドラム1は剛体とし、現像ローラ25は弾性体を有するローラとすることが好ましい。ここで用いられる弾性体としては、ソリッドゴム単層や、トナーへの帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
次に、上述した構成を有するプロセスカートリッジ7の画像形成時の動作について説明する(図2、図3参照)。画像情報が画像形成装置100Aの不図示の制御部に送られると、本体駆動モータ(不図示)が回転を開始し、感光体ドラム1、現像ローラ25、トナー供給ローラ34、トナー搬送部材36に回転駆動力が伝達される。そして帯電ローラ2に画像形成装置100Aの装置本体から帯電電圧が印加され、感光体ドラム1の表面が一様に帯電される。その後、上述したスキャナユニット3によって、感光体ドラム1の表面が走査露光され、感光体ドラム1には静電潜像が形成される。
静電潜像が形成されると、トナー収容部31a内のトナーがトナー搬送部材36の回転によってトナー供給ローラ34へ送り込まれ、さらに、トナー供給ローラ34が回転し、回転状態にある現像ローラ25の表面にトナーが供給される。供給されたトナーは、現像ブレード35により現像ローラ25の表面において摩擦帯電され、現像ローラ25に装置本体に設けられた電源部から現像電圧が印加されることにより、現像ローラ25から静電潜像にトナーが供給される。
(1−3:遮蔽部材の構成)
図6を参照して、本実施形態における遮蔽部材77(カバー部材)の構成について説明する。本実施形態では、レーザ光を射出する必要がない非画像形成時に、遮蔽部材77を閉じ、遮蔽部材77によって防塵ガラス74の表面を覆っている。これにより、露光の必要がない期間において防塵ガラス74表面に粉塵が付着することを防止している。なお、遮蔽部材77は、装置本体側に設けられているものである。
図6を参照して、本実施形態における遮蔽部材77(カバー部材)の構成について説明する。本実施形態では、レーザ光を射出する必要がない非画像形成時に、遮蔽部材77を閉じ、遮蔽部材77によって防塵ガラス74の表面を覆っている。これにより、露光の必要がない期間において防塵ガラス74表面に粉塵が付着することを防止している。なお、遮蔽部材77は、装置本体側に設けられているものである。
遮蔽部材77は、防塵ガラス74の上方に配置されている。また遮蔽部材77の長手方
向(露光時の主走査方向)両端部には、装置本体の中板金66上に取り付けられた支持台前78、支持台奥79がそれぞれ設けられており、遮蔽部材77は、支持台上78a(79a)をスライド可能に保持されている。また、支持台前78、支持台奥79には、それぞれ溝78b、79bが設けられており、遮蔽部材77の手前側面77g(奥側面77h)に設けられたガイド部としてのボス77i(77j)が係合している。このように、ボス77i(77j)を溝78b(79b)に挿入することで、遮蔽部材77が支持台からの抜け出ることを防止している。また、遮蔽部材77は、弾性部材81によって防塵ガラス74の表面に付勢されている。
向(露光時の主走査方向)両端部には、装置本体の中板金66上に取り付けられた支持台前78、支持台奥79がそれぞれ設けられており、遮蔽部材77は、支持台上78a(79a)をスライド可能に保持されている。また、支持台前78、支持台奥79には、それぞれ溝78b、79bが設けられており、遮蔽部材77の手前側面77g(奥側面77h)に設けられたガイド部としてのボス77i(77j)が係合している。このように、ボス77i(77j)を溝78b(79b)に挿入することで、遮蔽部材77が支持台からの抜け出ることを防止している。また、遮蔽部材77は、弾性部材81によって防塵ガラス74の表面に付勢されている。
(1−4:プロセスカートリッジの装置本体への着脱構成)
図7を参照して、本実施形態におけるプロセスカートリッジ7の装置本体への着脱構成について説明する。図7は、プロセスカートリッジ7aを装置本体に装着する前の状態を説明する斜視図である。なお、本実施形態では、プロセスカートリッジ7の装置本体に対する装着は、感光体ドラム1の軸線方向と平行な方向である矢印E方向であり、すなわち図2において手前側から奥側にプロセスカートリッジ7を挿入する構成となっている。また、本実施形態では、プロセスカートリッジ7の装着方向上流側を手前側、下流側を奥側と定義する。
図7を参照して、本実施形態におけるプロセスカートリッジ7の装置本体への着脱構成について説明する。図7は、プロセスカートリッジ7aを装置本体に装着する前の状態を説明する斜視図である。なお、本実施形態では、プロセスカートリッジ7の装置本体に対する装着は、感光体ドラム1の軸線方向と平行な方向である矢印E方向であり、すなわち図2において手前側から奥側にプロセスカートリッジ7を挿入する構成となっている。また、本実施形態では、プロセスカートリッジ7の装着方向上流側を手前側、下流側を奥側と定義する。
図7に示すように、画像形成装置100Aの装置本体の手前側には、開閉可能な前カバー73が設けられている。前カバー73を開くと水平方向に対して傾斜して並設された4個のプロセスカートリッジ7(7a〜7d)の装着部22(22a〜22d)が露出する。各装着部22の上側と下側には、装置本体の手前側から奥側に延びている第一本体側ガイドである装着上ガイド80(80a〜80d)と、第二本体側ガイドである装着下ガイド81(81a〜81d)がそれぞれ設けられている。装着の際は、クリーニング枠体26のドラム奥軸受11に設けられた上ガイド部11cを、装置本体側の装着上ガイド80に係合させ、ドラムユニット26に設けられた下ガイド部27bを、装置本体側の装着下ガイド81に係合させる。そして、プロセスカートリッジ7を図中矢印E方向に押し込むことで、精度よく、画像形成位置までプロセスカートリッジ7を挿入することが可能になる。なお、図示するように、上ガイド部11cはプロセスカートリッジ7の先端側の上方に配置されており、下ガイド部27bは、プロセスカートリッジ7の手前側から奥側へ向かって、プロセスカートリッジ7の底面に配置されている。
(1−5:遮蔽部材を開閉する開閉部材の構成)
図1、及び図8を参照して、プロセスカートリッジ7に設けられた開閉部材の構成について説明する。上述したように、装置本体側には、防塵ガラス74を覆う遮蔽部材77が設けられているが、これに対して本実施形態に係るプロセスカートリッジ7には、遮蔽部材77を開閉する開閉部材が設けられている。さらに、上述したドラムユニット26に対して現像ユニット4が移動する動作(現像ローラ25の接離動作)と連動して、開閉部材が遮蔽部材77を開閉している点が特徴である(詳細は後述する)。
図1、及び図8を参照して、プロセスカートリッジ7に設けられた開閉部材の構成について説明する。上述したように、装置本体側には、防塵ガラス74を覆う遮蔽部材77が設けられているが、これに対して本実施形態に係るプロセスカートリッジ7には、遮蔽部材77を開閉する開閉部材が設けられている。さらに、上述したドラムユニット26に対して現像ユニット4が移動する動作(現像ローラ25の接離動作)と連動して、開閉部材が遮蔽部材77を開閉している点が特徴である(詳細は後述する)。
図1において、ドラムユニット26には、プロセスカートリッジ7の装置本体への装着方向の上流側である手前側に、第1の開閉部材75、下流側である奥側に、第2の開閉部材76が、それぞれクリーニング枠体27の支持軸27hに回転可能に設けられている。
第1の開閉部材75について説明する。第1の開閉部材75の回転支持部75aは、クリーニング枠体27に設けられた支持部27hに回転可能に支持されている。そして第1の開閉部材75の一端側は、現像枠体31の第1の腕部31fと係合している。また、開閉部材の一端側には長穴75bが設けられており、第1の腕部31fのボス31h(図5参照)が長穴75bに挿入されている。また、第1の開閉部材75の他端側には、装置本体に設けられた遮蔽部材77の第1の腕部77eと係合する係合部(本実施形態では凹部
)75cが設けられている。
)75cが設けられている。
第2の開閉部材76について説明する。第2の開閉部材76も第1の開閉部材75と同様に、クリーニング枠体27の支持部(不図示)に回転可能に支持されている。また、一端側が、現像枠体31の第2の腕部31gのボス31i(図5参照)と係合し、他端側には、遮蔽部材77の第2の腕部77fと係合する凹部76cを有している。
次に図8を参照して説明を行う。図8(a)は、装着方向手前側から奥側を見た図、図8(b)は、装着方向奥側から手前側を見た図である。図8に示すように、第2の開閉部材76の凹部76cの幅W2は、第1の開閉部材75の凹部75cの幅W1より広くなっている。また、第2の開閉部材76の回転支持部76aから遮蔽部材77との係合部の長さL2は、第1の開閉部材75の回転支持部75aから遮蔽部材77との係合部の長さL1より短くなるように設定されている。また長さL2は、第2の開閉部材76の回転支持部76aから遮蔽部材77の腕部77eまでの長さL3よりも短くなっている。このように各寸法を定めることにより、プロセスカートリッジ7を装置本体に装着する際に、遮蔽部材77の第1の腕部77aと第2の開閉部材76とが装着方向の上下左右に干渉することを防止できる。よって、プロセスカートリッジ7を装置本体に対して容易に装着することができるので、ユーザビリティの向上につながる。
(1−6:開閉部材と遮蔽部材との係合方法)
図9、図10を参照して、プロセスカートリッジ7を装着した際の、第1の開閉部材75、第2の開閉部材76と、遮蔽部材77との係合方法について説明する。
図9、図10を参照して、プロセスカートリッジ7を装着した際の、第1の開閉部材75、第2の開閉部材76と、遮蔽部材77との係合方法について説明する。
図9(a)は、プロセスカートリッジ7を装置本体内へ装着する前の状態を示す図である。図9(a)において、プロセスカートリッジ7は装置本体の前側板82に設けられた装着部22(図7参照)より矢印E方向に装着される。その際に、プロセスカートリッジ7のドラム奥軸受11に設けられた上ガイド部11cを、装置本体に設けられた装着上ガイド80に挿入している。また、クリーニング枠体27に一体に設けられた下ガイド部27bを、装置本体に設けられた装着下ガイド81に乗せ、この状態でプロセスカートリッジ7は装着方向をガイドされながら装着される。すなわち、装置本体側に設けられた装着上ガイド80、装着下ガイド81は、プロセスカートリッジ7を着脱可能とする為の装着部材といえる。なお、プロセスカートリッジ7を装着する際は、上述したように、遮蔽部材77の第1の腕部77eと第2の開閉部材76とが干渉しないように、図内上方向に隙間g1を有している。また、遮蔽部材77の第1の腕部77eの凸部の幅より第2の開閉部材77の凹部の幅が広いため、これらの幅方向においても両者は隙間を有している。
図9(b)は、プロセスカートリッジ7の装置本体への装着が完了する途中の状態を説明する図である。装置本体側に設けられた装着下ガイド81には、装着方向下流側に上方に傾斜した傾斜部81aが設けられている。またクリーニング枠体27には、装着方向上流側端部に下方に傾斜した傾斜部27cが設けられている。プロセスカートリッジ7が装置本体に装着される際には、クリーニング枠体27の下ガイド部27bが傾斜部81aに乗り上がり、さらに、傾斜部27cが装着下ガイド81に乗り上がる。これにより、プロセスカートリッジ7は図中上方向に移動する。このとき、遮蔽部材77の第2の腕部77fと第2の開閉部材76の凹部76c、第1の腕部77eと第1の開閉部材75の凹部75cがそれぞれ係合する。遮蔽部材77の第1、第2の腕部77e、77f、及び第1、第2の開閉部材の凹部75c、76cには、互いに係合しやすいように面取り部が設けられている。
図9(c)は、プロセスカートリッジ7が装置本体に装着された状態を説明する図である。図中上方向に移動した状態で、さらにプロセスカートリッジ7の装着を続けると、ク
リーニング枠体27に一体に設けられた突き当て部27dが、装置本体の後側板83に当接する。これにより、プロセスカートリッジ7の装置本体への装着が完了する。この状態では、遮蔽部材77と第1、第2の開閉部材75、76とが係合し、開閉部材に連動して、遮蔽部材77を移動可能な状態となる。つまり、遮蔽部材77を開閉することが可能になる。なお、図9(c)の状態において、ドラム奥軸受11の被押圧部11aが奥側板83に設けられた奥押圧部材91と当接し、加圧バネ92により上方に押し上げられる。そして、ドラム奥軸受11の上部に設けられたカートリッジ位置決め部11bが奥側板83の本体位置決め部である突き当て部83aに当接し、プロセスカートリッジ7の奥側の装置本体に対する位置が決まる。また、ドラム前軸受10の被引張り部10aが、前側板82に設けられた引張り部材93と係合する。さらに、前側板82に設けられた引張りバネ94により、引張り部材93が上方に持ち上げられ、これにより、被引張り部10aも上方に持ち上げられる。そして、ドラム前軸受10のカートリッジ位置決め部である突き当て部10bが前側板82の本体位置決め部である位置決め部82aに当接し、プロセスカートリッジ7の手前側の装置本体に対する位置が決まる。
リーニング枠体27に一体に設けられた突き当て部27dが、装置本体の後側板83に当接する。これにより、プロセスカートリッジ7の装置本体への装着が完了する。この状態では、遮蔽部材77と第1、第2の開閉部材75、76とが係合し、開閉部材に連動して、遮蔽部材77を移動可能な状態となる。つまり、遮蔽部材77を開閉することが可能になる。なお、図9(c)の状態において、ドラム奥軸受11の被押圧部11aが奥側板83に設けられた奥押圧部材91と当接し、加圧バネ92により上方に押し上げられる。そして、ドラム奥軸受11の上部に設けられたカートリッジ位置決め部11bが奥側板83の本体位置決め部である突き当て部83aに当接し、プロセスカートリッジ7の奥側の装置本体に対する位置が決まる。また、ドラム前軸受10の被引張り部10aが、前側板82に設けられた引張り部材93と係合する。さらに、前側板82に設けられた引張りバネ94により、引張り部材93が上方に持ち上げられ、これにより、被引張り部10aも上方に持ち上げられる。そして、ドラム前軸受10のカートリッジ位置決め部である突き当て部10bが前側板82の本体位置決め部である位置決め部82aに当接し、プロセスカートリッジ7の手前側の装置本体に対する位置が決まる。
さらに図10に示すように、突き当て部83aは略V字形状になっており、ドラム奥軸受11の位置決め面11bと当接するように構成されている。そして、ドラム前軸受10は、前側板82に設けられた引張り部材93がドラム前軸受10の被引張り部10aに係合し、矢印P方向に引っ張られる構成となっている。また、上下方向の位置決めに関しては、ドラム奥軸受11と同様に前側板82に設けられた略V字形状のドラム位置決め部82aに、プロセスカートリッジ7が当接する構成となっている。位置決めの際には、位置決めに必要な加圧力が、矢印P,R方向にかけられている。以上の構成により、プロセスカートリッジ7を装置本体に対して精度良く位置決めすることができる。
(1−7:感光体ドラムと現像ローラとの離間機構)
図11〜図14を参照して、プロセスカートリッジ7における感光体ドラム1と現像ローラ25の離間機構について説明する。
図11〜図14を参照して、プロセスカートリッジ7における感光体ドラム1と現像ローラ25の離間機構について説明する。
図11に示すように、装置本体には、プロセスカートリッジ7の長手方向の所定位置に離間部材8が配置されている(図1おいても示している)。離間部材8は、装着状態にあるプロセスカートリッジ7の現像ユニット4の方向へ移動し、現像ユニット4に圧接するように構成されている。現像ユニット4は、現像枠体31の力受け部31bが、矢印N方向に移動する離間部材8から力を受け、現像ローラ25を感光体ドラム1の表面から離間させる離間位置まで移動される。このときプロセスカートリッジ7は、装置本体内では、ドラム前軸受10、ドラム奥軸受11とクリーニング枠体27に設けられた位置決め部ボス27gで位置決めされている(図10参照)。そして、プロセスカートリッジ7は、離間部材8から力を受けることにより、矢印N方向に移動しようとする。この場合、ドラム前軸受10、ドラム奥軸受11と位置決め部ボス27g(図10参照)の3点の位置決めでは、プロセスカートリッジ7が変形する可能性がある。よって、現像ローラ25の離間位置においては、溝27fを手前側ボス81fと当接させることで、プロセスカートリッジ7が変形することを防止している。
また、図12において現像ユニット4は矢印N方向に押圧されると、前軸部材14、奥軸部材15を中心に移動(回転)する。すると、現像枠体31に設けられた腕部31f、31gも矢印U方向に移動すし、腕部31fと係合した第1、第2の開閉部材75,76は、回転支持部75a,76aを中心に矢印Q方向に回転する。そして、第1、第2の開閉部材と係合している遮蔽部材77が矢印H方向に移動し、遮蔽部材77が防塵ガラス74の表面を覆うことになる。
通常、プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1と現像ローラ2とを離間させた状態
で着脱される。また、非画像形成時(プロセスカートリッジ7の着脱時を含む)では、現像ローラ25、感光体ドラム1のストレス軽減(変形防止)のために、両者を離間させることが望ましい。しかし、本実施形態では、非画像形成時に遮蔽部材77が防塵ガラス74の表面を覆っているので、粉塵が防塵ガラス74の表面に付着することを防止できる。
で着脱される。また、非画像形成時(プロセスカートリッジ7の着脱時を含む)では、現像ローラ25、感光体ドラム1のストレス軽減(変形防止)のために、両者を離間させることが望ましい。しかし、本実施形態では、非画像形成時に遮蔽部材77が防塵ガラス74の表面を覆っているので、粉塵が防塵ガラス74の表面に付着することを防止できる。
また、図13に示すように、画像形成時には離間部材8が矢印Sの方向に移動し、力受け部31から離れることになる。すると、加圧バネ38と引張りバネ(不図示)の付勢力により、現像ユニット4が現像前軸受12、現像奥軸受13の穴12a、13aを中心にして矢印T方向に移動(回転)する。そして、現像ユニット4が接触位置に移動し、現像ローラ25が感光体ドラム1の表面に接触する。画像形成時における位置決めは、ドラム前軸受10、ドラム奥軸受11、位置決め部ボス27g(図10参照)の3点で行われる。
また、図14に示すように、画像形成時に現像ユニット4が矢印S方向に移動すると、現像枠体31に設けられた腕部31f、31gが矢印V方向に移動することになる。すると、腕部31f、31gと係合した第1、第2の開閉部材75,76は回転支持部75a,76aを中心に矢印X方向に回転する。そして、第1、第2の開閉部材75,76と係合している遮蔽部材77が矢印W方向に移動し、遮蔽部材77が防塵ガラス74の表面から退避する。つまり、防塵ガラス74の表面を露出させ、露光プロセスを行える状態とする。
(1−8:本実施形態の効果)
上述したように、本実施形態では、現像ローラ25を感光体ドラム1の表面に接離させる際の、ドラムユニット26に対する現像ユニット4の移動動作と連動させて、開閉部材によって遮蔽部材77の開閉を行っている。このように、開閉部材を開閉する際に別の部材を新たに設ける必要がないので、複雑な機構を必要とせずに、簡易な構成によって、防塵ガラス74の表面に粉塵が付着することを抑制することができる。また、プロセスカートリッジ7、画像形成装置の製造コストの低減、小型化にもつながる。
上述したように、本実施形態では、現像ローラ25を感光体ドラム1の表面に接離させる際の、ドラムユニット26に対する現像ユニット4の移動動作と連動させて、開閉部材によって遮蔽部材77の開閉を行っている。このように、開閉部材を開閉する際に別の部材を新たに設ける必要がないので、複雑な機構を必要とせずに、簡易な構成によって、防塵ガラス74の表面に粉塵が付着することを抑制することができる。また、プロセスカートリッジ7、画像形成装置の製造コストの低減、小型化にもつながる。
以上より、本実施形態によれば、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置において、露光ユニットの透光部の表面に粉塵が付着することを簡易な構成で抑制可能なプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供できる。
[第2実施形態]
図15を参照して、本発明を適用可能な第2実施形態に係るプロセスカートリッジ及び画像形成装置について説明する。なお、遮蔽部材77の構成を除き、本実施形態に係るプロセスカートリッジ7、画像形成装置は、上記第1実施形態のものと同一構成である。よって、同一構成に関しては説明を省略し、ここでは遮蔽部材77の構成のみ説明する。
図15を参照して、本発明を適用可能な第2実施形態に係るプロセスカートリッジ及び画像形成装置について説明する。なお、遮蔽部材77の構成を除き、本実施形態に係るプロセスカートリッジ7、画像形成装置は、上記第1実施形態のものと同一構成である。よって、同一構成に関しては説明を省略し、ここでは遮蔽部材77の構成のみ説明する。
(2−1:遮蔽部材の構成)
本実施形態では、遮蔽部材77における防塵ガラス74の表面との接触部分に、防塵ガラス74の表面を清掃するための清掃部材69を設けていることを特徴とする。この構成によると、上述したように開閉部材によって遮蔽部材77が開閉されることに伴い、清掃部材69が防塵ガラス74の表面と接触し、防塵ガラス74の表面に付着していた粉塵を除去することができる。すなわち、現像ローラ25を感光体ドラム1の表面に接離させる際の、ドラムユニット26に対する現像ユニット4の移動動作と連動させて、防塵ガラス74の表面を清掃し、かつ該表面を覆うことが可能になる。なお、清掃部材69としては、ブラシ材、パッド部材、又はスポンジ部材等を適用可能であって、これらの部材を遮蔽部材77に接着すればよい。
本実施形態では、遮蔽部材77における防塵ガラス74の表面との接触部分に、防塵ガラス74の表面を清掃するための清掃部材69を設けていることを特徴とする。この構成によると、上述したように開閉部材によって遮蔽部材77が開閉されることに伴い、清掃部材69が防塵ガラス74の表面と接触し、防塵ガラス74の表面に付着していた粉塵を除去することができる。すなわち、現像ローラ25を感光体ドラム1の表面に接離させる際の、ドラムユニット26に対する現像ユニット4の移動動作と連動させて、防塵ガラス74の表面を清掃し、かつ該表面を覆うことが可能になる。なお、清掃部材69としては、ブラシ材、パッド部材、又はスポンジ部材等を適用可能であって、これらの部材を遮蔽部材77に接着すればよい。
以上より、本実施形態によれば、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ及び画像形成装置において、露光ユニットの透光部の表面に粉塵が付着することを簡易な構成で抑制可能なプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供できる。
[その他の実施形態]
上記第1、第2実施形態では、感光体ドラム1に対してスキャナユニット3が下方に設けられている場合について説明した。この場合、防塵ガラス74の表面が上方を向くことになり、すなわち、粉塵が防塵ガラス74の表面に付着しやすい。よって、上記で説明したような、防塵ガラス74の表面を覆う構成(第1実施形態)、清掃して覆う構成(第2実施形態)を採用することで、粉塵の付着を効果的に抑制することが可能になる。しかしながら、感光体ドラム1とスキャナユニット3との位置関係はこれに限定されるものではない。例えば、感光体ドラム1の上方にスキャナユニット3を配置する構成であってもよい。この場合は、防塵ガラス74の表面が下方を向くことになるが、この場合も、上述の構成を採用することで、粉塵の付着を効果的に抑制することが可能になる。
上記第1、第2実施形態では、感光体ドラム1に対してスキャナユニット3が下方に設けられている場合について説明した。この場合、防塵ガラス74の表面が上方を向くことになり、すなわち、粉塵が防塵ガラス74の表面に付着しやすい。よって、上記で説明したような、防塵ガラス74の表面を覆う構成(第1実施形態)、清掃して覆う構成(第2実施形態)を採用することで、粉塵の付着を効果的に抑制することが可能になる。しかしながら、感光体ドラム1とスキャナユニット3との位置関係はこれに限定されるものではない。例えば、感光体ドラム1の上方にスキャナユニット3を配置する構成であってもよい。この場合は、防塵ガラス74の表面が下方を向くことになるが、この場合も、上述の構成を採用することで、粉塵の付着を効果的に抑制することが可能になる。
1…感光体ドラム 3…スキャナユニット 4…現像ユニット 7…プロセスカートリッジ 26…ドラムカートリッジ 74…防塵ガラス 75…第1の開閉部材 76…第2の開閉部材 77…遮蔽部材
Claims (3)
- 静電潜像が形成される感光体ドラムを有するドラムユニットと、
前記感光体ドラムの表面にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、
が一体的に保持され、かつ前記感光体ドラムの表面に対して前記現像ローラが接離可能となるように、前記ドラムユニットに対して前記現像ユニットが移動可能に構成されており、前記感光体ドラムの表面に露光光を照射する露光ユニットが設けられている電子写真方式の画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
前記ドラムユニットには、
前記プロセスカートリッジが装置本体に対して装着された状態において、前記露光ユニットに形成されている露光光の透光部を覆うことが可能な装置本体側のカバー部材を開閉する開閉部材が設けられており、
画像形成時には、
前記現像ローラが前記感光体ドラムの表面に接触するように前記現像ユニットが移動され、その移動に伴って、前記開閉部材が、前記カバー部材を開いて前記透光部を露出し、
非画像形成時には、
前記現像ローラが前記感光体ドラムの表面から離間するように前記現像ユニットが移動され、その移動に伴って、前記開閉部材が、前記カバー部材を閉じて前記透光部を覆うことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1に記載のプロセスカートリッジと、
前記感光体ドラムの表面に露光光を照射する露光ユニットと、
前記感光体ドラムの表面に形成されたトナー像をシート材上に転写する転写部と、
シート材上に転写されたトナー像を該シート材上に定着させる定着部と、
を備える電子写真方式の画像形成装置であって、
前記露光ユニットに形成されている露光光の透光部を覆うことが可能であって、かつ前記開閉部材によって開閉されるカバー部材が設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記カバー部材は、
前記透光部の表面と接触しながら開閉されると共に、該表面との接触部分には、該表面を清掃する清掃部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010010020A JP2011150070A (ja) | 2010-01-20 | 2010-01-20 | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012063378A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2016161632A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | キヤノン株式会社 | クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
CN109782559A (zh) * | 2019-03-04 | 2019-05-21 | 广州奥盛电子科技有限公司 | 一种防尘防污染的硒鼓 |
-
2010
- 2010-01-20 JP JP2010010020A patent/JP2011150070A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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