JP2011149847A - 電力量計の時刻設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な通信装置を用いることなく、未設置の電力量計に対して標準時刻の設定を容易に行うことができる電力量計の時刻設定装置を提供する。
【解決手段】電力量計1の時刻設定装置であって、前記電力量計1に作動電力を供給する電力供給部と、前記電力量計1に形成した所定通信方式の情報送受信端子DT,SGと、該情報送受信端子に前記時刻設定情報を有線送信する時刻設定処理装置2とを備え、前記時刻設定処理装置2は、時刻情報源から現在時刻情報を取込み、取込んだ現在時刻情報を含む時刻設定情報を生成する時刻設定情報生成部41と、生成された前記時刻設定情報を出力する情報出力部46と、該情報出力部46及び前記情報送受信端子DT,SG間に接続される少なくとも前記情報出力部46から出力される時刻設定情報を前記情報送受信端子で受信可能な通信方式の情報に変換する情報変換部36とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、時刻設定を行うようにした電力量計の時刻設定装置に関する。
一般に、電子式の電力量計は、停電状態が所定時間(例えば240時間)以上継続すると、内蔵する停電動作用電池の消費電流を抑えるために、電力消費の大きい液晶表示を消灯し、且つ電力量計の内部の時計を止めて、初期値(例えば2005年01月01日00時00分00秒)に設定するようにしている。このため、電力量計を所定時間以上倉庫等に保管した後で使用する場合、電力量計に標準時刻を再設定する必要がある。
多くの電力量計は、電力量計の時刻と電力量計が記憶する計量パターンとを比較して時間帯別に電力量を計量しており、夏場の昼等、電力需要が多い時間帯の電力量単価は高く、需要が低い深夜の単価は低く設定されている。
このため、所定時間(240時間)を超えて保管され、時計が止まった電力量計に再度、時刻設定を行う際には正確さが必要であり、時刻の誤設定及び設定忘れを防止するためにも、設定には複数の作業者が必要である。
このような電力量計の標準時刻を設定する時刻設定装置として、例えば使用電力量を計測する電力量計測部及び時計部を有する電力量計と、この電力量計と通信手段を介して接続された非接触型ICカード読取・書込装置と、この非接触型ICカード読取・書込装置との間でデータを送受信する非接触型ICカードを搭載した携帯端末とを備え、携帯端末から時刻データを非接触型ICカード読取・書込装置へ送信することにより、電力量計の表示時刻を修正するようにした電力量自動検針装置及び自動検針システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−32012号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、携帯端末から時刻データを非接触型IC読取・書込装置に送信することにより、電力量計の時計部の時刻を修正することができるものであるが、自動検針装置であるので、需要家に設置されて稼動状態となっている電力量計を対象としており、倉庫等に保管されていた未設置の電力量計については標準時刻の設定ができないという未解決の課題がある。
また、上記従来例にあっては、電力量計の他に非接触型ICカード読取・書込装置を設置する必要があり、コストが嵩むとともに、電力量計と非接触型ICカード読取・書込装置との間を通信手段で接続する必要があり、電力量計の設置工事も大がかりとなるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、電力量計既存の通信装置を用い、未設置の電力量計に対して標準時刻の設定を容易に行うことができる電力量計の時刻設定装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一の形態に係る電力量計の時刻設定装置は、使用電力量を計測して電力量表示部に表示する電力量計測部と、時刻表示を行う時刻表示部と、外部から入力される時刻設定情報に応じて前記時刻表示部の表示時刻を設定する時刻設定部とを少なくとも備えた電力量計の時刻設定装置であって、前記電力量計に作動電力を供給する電力供給部と、前記電力量計に形成した所定通信方式の情報送受信端子と、該情報送受信端子に前記時刻設定情報を有線送信する時刻設定処理装置とを備え、前記時刻設定処理装置は、外部の時刻情報源から現在時刻情報を取込み、取込んだ現在時刻情報を含む時刻設定情報を生成する時刻設定情報生成部と、生成された前記時刻設定情報を出力する情報出力部と、該情報出力部及び前記情報送受信端子間に接続される少なくとも前記情報出力部から出力される時刻設定情報を前記情報送受信端子で受信可能な通信方式の情報に変換する情報変換部とを備えている。
この構成によると、電力量計に形成した所定通信方式の情報送受信端子と時刻設定処理装置の情報出力部との間に情報変換部を接続するとともに、電力量計に電力供給部から電力を供給して作動状態とする。この状態で、時刻設定情報生成部で時刻情報源から現在時刻を取込み、この現在時刻を含む時刻設定情報を生成し、生成した時刻設定情報を情報出力部から情報変換部へ送り、この情報変換部で電力量計の情報送受信端子で受信可能な通信方式の情報に変換して情報送受信端子に有線送信する。これによって、電力量計の時計部の時刻を現在時刻に正確に設定することができる。
また、本発明の他の形態に係る電力量計の時刻設定装置は、前記時刻設定処理装置の情報出力部はUSB(Universal Serial Bus)ポートで構成され、該USBポートに接続されたUSBコードを介して前記通信情報変換部に電力を供給するように構成されている。
この構成によると、時刻設定情報がUSBポートからUSBコードを介して通信情報変換部に出力されるので、USBコードの電力線を介して通信情報変換部に電力を供給することができ、通信情報変換部に電源を内蔵させる必要がない。
また、本発明の他の形態に係る電力量計の時刻設定装置は、前記時刻設定処理装置が、表示装置を有する情報処理端末で構成されている。
この構成によると、通常の情報処理端末を利用して時刻設定処理装置を構成することができ、専用の時刻設定処理装置を設ける必要がない。
また、本発明の他の形態に係る電力量計の時刻設定装置は、前記通信情報変換部が、前記情報送受信端子に電気的に弾性接触するプローブを備えている。
この構成によると、電力量計の情報送受信端子にプローブを接触させた状態で、時刻設定処理装置から時刻設定情報を、情報変換部を介して電力量計側に送信するだけで、電力量計の時計部の時刻設定を容易に行うことができる。
また、本発明の他の形態に係る電力量計の時刻設定装置は、前記時刻情報源が携帯電話機の基地局であり、前記時刻設定処理装置が前記基地局との間で無線通信によって現在時刻情報を取込む通信カードを有する。
この構成によれば、時刻設定処理装置に通信カードを装着するだけで、この通信カードを介して正確な現在時刻情報を容易に取込むことができる。
また、本発明の他の形態に係る電力量計の時刻設定装置は、前記時刻設定情報生成部が、前記時刻情報源から取込んだ現在時刻情報で、内蔵時計部の現在時刻を修正するとともに、現在時刻情報を含む時刻設定情報を生成するように構成されている。
この構成によると、時刻設定情報生成部で時計情報源から現在時刻を取込んだときに、内部時計部の現在時刻が修正されるので、時刻設定処理装置での現在時刻も正確に設定される。
また、本発明の他の形態に係る電力量計の時計設定装置は、前記時刻設定処理装置が、電力量計の時刻設定完了時に、少なくとも設定した時刻と電力量計の固有の識別情報とで構成される時刻設定履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を備えている。
この構成によると、時刻設定処理装置で、電力量計の時刻設定を行ったときに、設定時刻と電力量計の固有の識別情報とで構成される時刻設定履歴情報が履歴情報記憶部に記憶されるので、電力量計の時刻設定の有無を容易に確認することができる。
本発明によれば、電力量計に特別な通信機器を設置することなく、未設置の電力量計における時計部の時刻設定を正確に且つ容易に行うことができるという効果が得られる。
また、時刻設定処理装置のUSBポートを利用して時刻設定情報を電力量計に送信する場合には、複数のUSBポートを利用して複数の電力量計における時計部の時刻設定を同時に行うことが可能となる。
本発明の第1の実施形態を示すシステム構成図である。 電力量計への電力供給状態を示す構成図である。 電力量計の構成を示すブロック図である。 電力量計の制御部で実行する電力計量処理手順の一例を示すフローチャートである。 情報処理端末の構成を示すブロック図である。 情報処理端末の制御部で実行する時刻設定処理手順の一例を示すフローチャートである。 情報処理端末の表示部で表示されるメニュー画面の一例を示す図である。 情報変換器の構成を示す回路図である。 設定用プローブを示す平面図である。 通信処理手順を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示すシステム構成図である。 第2の実施形態における情報変換器の構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示すシステム構成図である。図中、1は倉庫等で保管されている未設置の電力量計であって、この電力量計1の情報送受信端子DT,SGに現在時刻を設定する時刻設定処理装置2が接続されている。
電力量計1は、図2に示すように、ケース本体11の正面中央部に、電力量データ、時刻データ等の表示データをサイクリック等で表示する液晶表示器12が設けられている。また、例えばケース本体11の正面下端部に単相3線式の電源側配線部1S、2S、3Sと、単相3線式の負荷側配線部3L,2L,1Lと、カレントループ通信方式の信号を扱う情報送受信端子としての送受信端子DT.SGと、手動設定用の設定ボタンSB及び記憶ボタンMBとが配設されている。
そして、電力量計1には電力供給装置13によって電力が供給される。この電力供給装置13は、図2に示すように、電源切替器14を有する。この電源切替器14は、入力側がコード14bを介してAC100Vの商用電源に接続されるコンセント14aに接続され、出力側にコネクタ14c及びコード14dを介して電力量計1の電源側配線部に接続されるクリップ14e及び14fが接続されている。
電源切替器14は、図2に示すように、コード14bに接続された電源スイッチ15と、この電源スイッチ15にヒューズ16を介して接続された100Vの商用電源を入力して、100Vを出力する出力端子t1及び200Vに昇圧して出力する出力端子t2を有するトランス17と、出力端子t1及びt2を選択する電源選択スイッチ18とを有し、電源選択スイッチ18の可動接点がコネクタ14cに接続されている。そして、電源切替器14では、例えば電源選択スイッチ18で出力端子t1を選択して100Vを選択したときには、100Vに対応する電圧表示19aを点灯させ、出力端子t2を選択して200Vを選択したときには200Vに対応する電圧表示19bを点灯させるとともに、ブザー19cを駆動して警告音を発する。
電力量計1の電気的構成は、図3に示すように、電源側配線部1S,2S,3Sと負荷側配線部1L,2L,3Lとの間に接続された電力量を計測する計量回路21と、内蔵電池22が接続されて、各部に電源を供給する電源・停電検出回路23と、水晶振動子24が接続されて電力量計の全体を制御するMPU等の演算処理装置で構成される制御部25とを備えている。
電源・停電検出回路23では、電源側配線部に交流電力が入力されている通電状態では、内蔵する各部に所定の電源を供給するが、電源側配線部に供給されている交流電力が遮断される停電状態となると、内蔵電池22によって内蔵する各部に対する所定の電源供給を継続する。
制御部25は、通信インタフェース部26を介して送受信端子DT及びSGに接続されているとともに、計量回路21との間でデータの授受を行い、さらに表示データを液晶表示器12に出力する。また、制御部25には、手動の設定操作部となる設定ボタンSB及び記憶ボタンMBが接続されている。さらに、制御部25には、時間別電力量データ、時刻データ等のデータを記憶するデータ記憶部27が接続されている。
そして、制御部25では、電源・停電検出回路23から内部電源が供給されている状態で、図4に示す電力計量処理を実行する。この電力計量処理は、先ず、制御部25に電源が投入されると、ステップS1で、初期化処理が行われて必要な初期設定を行い、次いでステップS2に移行して、初期設定が行われてから又は前回の時計処理が行われてから1秒が経過したか否かを判定し、1秒が経過していないときには後述するステップS6に移行し、1秒が経過したときにはステップS3に移行し、時計処理を実行して計時カウンタを1だけカウントアップしてからステップS4に移行する。
このステップS4では、計時カウンタのカウント値が60に達したか否かすなわち1分が経過したか否かを判定し、計時カウンタのカウント値が60未満であるときにはそのまま後述するステップS6に移行して、計時カウンタのカウント値が60に達したときには、ステップS5に移行して、内蔵時計の時刻を読込んで、予め設定された昼間時間帯であるか夜間時間帯であるかを判定する時間帯判定処理を行ってからステップS6に移行する。
このステップS6では、計量回路21から電力量データを読込み、次いでステップS7に移行して、電力量データに応じた電力量パルスを生成し、次いでステップS8に移行して、電力量パルスの出力があったか否かを判定し、電力量パルスの出力があったときにはステップS9に移行して前述したステップS5で判定した時間帯についてデータ記憶部27に形成された時間帯別電力量記憶領域に記憶されている時間帯別電力量に現在の電力量を加算する電力量加算処理を行ってからステップS10に移行し、電力量パルスの出力がないときには直接ステップS10に移行する。
ステップS10では、設定ボタンSB及び記憶ボタンMBが操作されてボタン入力があったか否かを判定し、ボタン入力がないときには後述するステップS12に移行し、ボタン入力があったときには、入力されたボタン種別に応じたボタン入力処理を実行してからステップS12に移行する。ここで、ボタン入力処理としては、例えば手動による時刻設定処理があり、設定ボタンSBを所定時間押圧すると、年度表示が点滅し、この点滅状態で、設定ボタンSBを押圧する毎に年度表示がインクリメントされ、次いで再度設定ボタンを所定時間押圧すると月表示が点滅し、この点滅状態で設定ボタンSBを押圧する毎に月表示がインクリメントされ、同様にして、日表示及び時間表示を設定するとともに、現在時刻より先の分表示を設定し、最後に現在時刻が設定した分表示の“00”秒となった時点で、記憶ボタンMBを押圧することにより、時計部の計時が開始される。
ステップS12では、液晶表示処理を実行する。この液晶表示処理は、所定時間(例えば30秒)毎に、電力量表示データと、電力量計毎に個別に設定された識別表示データ及び電力量計種別を表す種別表示データと、現在時刻表示データとを所定の順番で交互に液晶表示器12に出力することにより、液晶表示を行う。
次いで、ステップS13に移行して、電力量計1の電源側配線部に交流電力が供給されていない停電状態であるか否かを判定し、停電状態ではない通電状態では、ステップS14に移行して、内蔵時計を電源周波数(50Hz又は60Hz)に同期させる時計同期処理を行ってからステップS15に移行する。
このステップS15では、通信インタフェース部26にアクセスして情報送受信端子DT,SGに通信指令電文を受信したか否かを判定し、通信指令電文を受信していないときには前記ステップS2に戻り、通信指令電文を受信したときにはステップS16に移行して、通信電文に応じた通信電文処理を実行する。この通信電文処理としては、検針時の電力データ及び時刻データで構成される検針情報の送信要求電文である場合に、データ記憶部27の時間帯別電力量記憶領域に記憶されている時間帯別電力量と現在時刻とを読込み、これらに自己の識別データを加えた検針応答用電文を生成する。また、通信電文が時刻設定電文であるときには、時刻設定電文を読込み、読込んだ時刻設定電文に含まれる時刻データを制御部25の内蔵時計部25aに設定してから設定した現在時刻と自己の識別データとで構成される時刻設定完了応答電文を生成する。
次いで、ステップS17に移行して、上記ステップS16で生成された応答電文を、通信インタフェース部26を介して情報送受信端子DT,SGに出力する応答電文送信処理を行ってから前記ステップS2に戻る。
一方、前記ステップS13の判定結果が、停電であるときにはステップS18に移行し、内蔵時計部25aを水晶振動子24の発振周波数に同期させる時計同期処理を行ってからステップS19に移行する。
このステップS19では、停電してから所定時間(例えば240時間)が経過したか否かを判定し、所定時間が経過していないときには前記ステップS2に戻り、所定時間が経過したときには、ステップS20に移行する。
このステップS20では、液晶表示器12を消灯させるとともに、内蔵時計部25aを停止させて初期値(例えば2005年01月01日00時00分00秒)にリセットする節電処理を実行し、次いでステップS21に移行して、電力量計1の電源側配線部に所定電圧の交流電力が供給開始された節電解除時であるか否かを判定し、停電状態を継続する場合には、節電状態が解除されるまで待機し、停電状態から復旧して節電状態が解除されたときには前記ステップS2に戻る。
したがって、電力量計1が製造されてから倉庫に保管されて、電力量計1の電源側配線部に所定の交流電源が供給されていない状態で、所定時間(例えば240時間)が経過すると、制御部25で実行する電力量制御処理によって、節電処理が行われて、内蔵時計部25aが初期値にリセットされた状態で、内蔵時計部25aの駆動が停止されるとともに、液晶表示器12の駆動が停止されて内蔵電池22の消耗を極力抑制する節電状態に設定される。
この節電状態で、需要家への設置が決定された場合には、需要家に設置した状態で、電力量計1の電源側配線部に所定電圧の交流電力を供給することにより、節電処理が解除されて図4の電力量制御処理でステップS2に戻って、電力量制御処理が再開されるが、この状態では、内蔵時計部25aが初期値(例えば2005年01月01日00時00分00秒)にリセットされているので、現在時刻が確実に狂っており、正確な計時動作を行うことができない。
このため、図2に示すように、電力量計1の電源側配線部に、電力供給装置13のクリップ14e及び14fを接続し、次いで、コンセント14aを商用交流電源に差し込み、この状態で、電圧選択スイッチ18で所定電圧を選択し、電源スイッチ15をオン状態とすることにより、該当する出力電圧表示19a又は19bが点灯し、選択した電圧が200Vであるときにはブザー19cが作動されて警告音が発せられる。
この状態で、電力量計1に所定電圧の交流電力が供給され、交流電力の供給状態が、電源・停電検出回路23で検出されるので、制御部25の図4の電力量制御処理で、停電状態から通電状態への復帰による節電状態の解除と判断されてステップS21からステップS2に戻り、ステップS2からステップS17までの電力量制御処理が実行される。
この状態では、電力量制御処理が実行されることにより、電力量の計測が開始されるが、内蔵時計部25aは初期値にリセットされているので、初期値からの計時が開始され現在時刻とは大きく異なる時刻となっている。
このため、電力量計1の情報送受信端子DT,SGに時刻設定処理装置2を接続して内蔵時計部25aを正確な現在時刻に設定する。
この時刻設定処理装置2は、図1に示すように、例えばノート型パーソナルコンピュータで構成される情報処理端末31を有し、この情報処理端末31に必要に応じて商用交流電源に接続した電源アダプタを介して直流電力を供給し、また情報処理端末31のカードスロットに携帯電話基地局との通信を行う通信カード32を装着する。さらに、情報処理端末31の後述するUSBポート46にUSBのAプラグ33を接続し、このAプラグ33にケーブル34を介して接続されたUSBのBプラグ35をUSB信号とカレントループ通信方式の信号とを相互に変換する情報変換器36に接続し、この情報変換器36の出力側を接続具37で電力量計1の情報送受信端子DT,SGに接続する。
時刻設定処理装置2の情報処理端末31の具体的構成は、図5に示すように、CPUを含んで構成され内蔵時計部41aを有する制御部41を有し、この制御部41に所定のバスを介して入力部としてのキーボード42、RAM,ROM等の内部記憶装置43、ハードディスク、フラッシュメモリカード、USBメモリカード等の外部記憶装置44、液晶表示器45、情報出力部となるUSBポート46,RS232Cポート47、PCカードスロット48が接続されている。そして、外部記憶装置44には、制御部41で実行する図6に示す時刻設定処理を行う時刻設定処理プログラムが格納されている。
制御部41では、外部記憶装置44に記憶されている時刻設定処理プログラムを起動することにより、図6に示す時刻設定処理を実行する。この時刻設定処理は、先ず、ステップS31で、液晶表示器45に図7に示すメニュー画面を表示する。このメニュー画面は、プログラム名である「計器時刻設定プログラム」と、設定可能な電力量計1の種別を表す「低圧10時間帯」、「低圧4時間帯」とを表示するとともに、時刻設定の開始を選択するための時刻設定領域A1、時刻設定の終了を選択する終了領域A2及び履歴表示を選択する履歴表示領域A3が表示されている。
次いで、ステップS32に移行して、メニュー画面中の時刻設定領域A1がマウス、キーボード等の入力部42でカーソルを移動させてマウスのクリックボタンのクリック又はキーボードの実行キーの押下によって選択されているか否かを判定し、時刻設定領域A1が選択されているときにはステップS33に移行する。
このステップS33では、時計装置としての通信カードを介して携帯電話基地局にアクセスすることにより、携帯電話基地局で標準時刻に管理されている現在時刻データを受信する現在時刻情報取得処理を実行し、次いでステップS34に移行して、現在時刻データが受信できたか否かを判定し、現在時刻データを受信できないときには、ステップS35に移行して、液晶表示器45に「現在時刻データ受信不可」のメッセージを表示してから時刻設定処理を終了する。
また、前記ステップS34の判定結果が、現在時刻データを受信できた場合には、ステップS36に移行して、受信した現在時刻データに基づいて内蔵時計部41aの現在時刻を補正してからステップS37に移行する。
このステップS37では、電力量計1に対する少なくとも現在時刻データを含む時刻変更電文を生成し、次いでステップS38に移行して、生成した時刻変更電文をUSBポート46から送信し、次いでステップS39に移行して、電力量計1から前述した設定時刻と識別コードを少なくとも含む時刻設定応答電文を所定時間内に受信したか否かを判定する。
この判定結果が、電力量計1からの時刻設定応答電文の受信がないときには、ステップS40に移行して、液晶表示器45に「電力量計応答なし」のメッセージを表示して時刻設定処理を終了する。
また、ステップS39の判定結果が、電力量計1からの時刻設定応答電文の受信があったときには、ステップS41に移行して、液晶表示器45に「時刻設定正常終了」のメッセージを表示し、次いでステップS42に移行して、電力量計1からの時刻設定応答電文に含まれる設定時刻及び識別コードを例えば外部記憶装置44に形成された履歴記憶部に、例えば表計算ソフトを使用した履歴記憶処理によって記憶してから時刻設定処理を終了する。
一方、前記ステップS32の判定結果が、メニュー画面の時刻設定領域A1を選択していないときには、ステップS43に移行して、履歴表示領域A3がマウス又はキーボード等の入力部42によって選択されているか否かを判定する。この判定結果が、履歴表示領域A3が選択されているときにはステップS44に移行して、履歴記憶部に表示されている時刻設定履歴を液晶表示器45に表示してから前記ステップS32に戻り、履歴表示領域A3が選択されていないときにはステップS45に移行する。
このステップS45では、終了領域A2がマウス又はキーボード等の入力部42で選択されているか否かを判定し、終了領域A2が選択されていないときには前記ステップS32に戻り、終了領域A2が選択されているときには時刻設定処理を終了する。
上記図6の時刻設定処理において、ステップS32〜S37の処理が時刻設定情報生成部に対応し、ステップS38の処理及びUSBポート46が情報出力部に対応している。
情報変換器36は、図8に示すように、USBケーブル34によって、情報処理端末31のUSBポート46から直流電力が供給され、USB信号と非同期式シリアル信号(UART)とを相互に変換するUSB−UART変換器51と、非同期式シリアル信号UARTとカレントループ通信方式の信号とを相互に変換するとともにフォトカプラ52t及び52sで信号絶縁を行うカレントループ通信方式に対応するドライバ/レシーバ52とを有する。
なお、前述した電力量計1の情報送受信端子DT及びSGと通信インタフェース部26との間に、図8に示すように、フォトカプラ53t及び53sと、受信バッファ54s及び送信バッファ54tとが介装されて、信号絶縁を行うようにしている。
さらに、情報変換器36と電力量計1の情報送受信端子DT及びSG間を接続する接続具37は、図9に示すように、情報変換器36のステレオジャックに挿通されるステレオミニプラグ37aと、このステレオミニプラグ37aに接続された同軸ケーブル37bと、この同軸ケーブル37bの他端に接続された同軸ケーブルを2本の個別ケーブルに分岐する分岐器37cと、この分岐器37cの2系統の出力ジャック37dに個別に接続されるプラグ37eに接続された平行通信コード37fと、この平行通信コード37fの他端に接続された一対のプローブ37gとで構成されている。ここで、一対のプローブ37gは、絶縁把持部37hと、この絶縁把持部37hから突出するプローブ部37iとで構成され、プローブ部37iにスプリングが内装されて電力量計1の情報送受信端子DT及びSGに弾性接触可能に構成されている。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、電力量計1が未設置状態で、電力量計1の電源側配線部に所定の交流電力が印加されることなく倉庫等に節電状態に移行する所定時間(例えば240時間)以上保管されているものとする。この状態では、電力量計1の制御部25で図4に示す電力量制御処理を実行しているが、電力量計1の電源側配線部に交流電力が印加されない停電状態となった時点で、ステップS13からステップS18に移行し、内蔵時計部25aを水晶振動子24の発振周波数に同期させながら内蔵時計部25aの計時を継続する。
そして、停電状態となってから所定時間(例えば240時間)が経過した時点で、ステップS19からステップS20に移行して、液晶表示器12を消灯させるとともに、内蔵時計部25aを初期値(例えば2005年01月01日00時00分00秒)にリセットして、計時を停止させて、内蔵電池22の消耗を極力抑制する節電状態となる。
この節電状態が電力量計1の電源側配線部に所定の交流電力が印加される状態となるまで継続される。
その後、需要家への設置が決まって、倉庫等の保管場所からの出荷が決まった時点で、電力量計1の内蔵時計部25aを現在時刻に設定する時刻設定を行う。
この時刻設定を行うには、先ず、電力量計1の電源側配線部に、図2に示すように、電力供給装置13のクリップ14e及び14fを装着し、この状態で、コンセント14aを商用交流電源に接続し、さらに電源スイッチ15をオン状態とすることにより、トランス17の出力端子t1から100Vの交流電力が出力され、出力端子t2から200Vの交流電力が出力される。そして、電圧選択スイッチ18によって電力量計1に応じた交流電圧を選択する。
これによって、電力量計1の電源側配線部に、所定電圧の交流電力が印加されることになり、節電状態が解除されて、図4のステップS21からステップS2に戻って、電力量の計測処理が開始される。この状態では、電力量計1の負荷側配線部1L〜3Lに負荷が接続されていないので、計量回路21での電力量データは“0”を維持することになり電力量パルスは生成されず、時間帯別電力量加算処理は行われない。このため、液晶表示器12に表示される電力量は“0”であり、内蔵時計部25aでは節電状態で初期値にリセットされていることから、初期値からの計時を開始し、初期値からの経過時刻が液晶表示器12に表示される。
この状態で、又はその前に情報処理端末31を起動して、時刻設定処理プログラムを起動させるとともに、カードスロットに通信カード32を装着する。この時刻設定処理プログラムが起動すると、図6に示す時刻設定処理が実行されて、情報処理端末31の液晶表示器45に図7に示すメニュー画面が表示される(ステップS31)。
そして、時刻設定処理装置2の接続具37におけるプローブ37gのプローブ部37iのDT側及びSG側をそれぞれ電力量計1の情報送受信端子DT及びSGに押し付けた状態で、液晶表示器45に表示されている時刻設定領域A1内にカーソルをマウス又はキーボード等の入力部42で移動させて、マウスをクリックするか又はキーボードの実行キーを押下することにより、時刻設定領域A1を選択する。
これにより、図6の時刻設定処理で、ステップS32からステップS33に移行して、通信カード32を介して携帯電話機の基地局にアクセスし、この基地局で保有している現在時刻データの送信要求を行って、基地局から正確な現在時刻データを取得する。このとき、基地局から現在時刻データを受信できた場合には、ステップS34からステップS36に移行して、受信した現在時刻データに基づいて情報処理端末31の内蔵時計部41aを補正する。
次いで、補正した現在時刻データを含む時刻変更電文を生成して(ステップS37)、この時刻変更電文をUSBポート46から送信する(ステップS38)。
このUSBポート46には、USBケーブル34を介して情報変換器36が接続されているので、この情報変換器36で、USB信号が電力量計1の情報送受信端子DT,SGで受信可能なカレントループ通信方式の信号に変換されるとともに、信号絶縁されて、電力量計1の情報送受信端子DT,SGに供給される。
電力量計1では、情報送受信端子DT,SGで時刻変更電文を受信すると、これが通信インタフェース部26を介して制御部25に読込まれる。このため、制御部25で実行する図4の電力量制御処理で、ステップS15からステップS16に移行し、時刻変更電文に応じた時刻設定処理を行って、内蔵時計部25aを時刻変更電文に含まれる現在時刻データに設定する。
この現在時刻の設定が完了すると、設定された現在時刻データと電力量計1に予め設定された識別コードとを含む応答電文を生成し、生成した応答電文が通信インタフェース部26を介して情報送受信端子DT,SGに出力される。この応答電文は、情報変換器36でカレントループ通信方式の信号からUSB信号に変換されて、USBケーブル34を介して情報処理端末31のUSBポート46で受信される。
このため、制御部41で実行する図6の時刻設定処理でステップS39からステップS41に移行して、液晶表示器45の表示画面に「時刻設定正常終了」のメッセージを表示し、次いで受信した応答電文に含まれる時刻設定を行った時刻データと電力量計1に予め設定された識別コードとが対応付けられて例えば表計算ソフトを利用した作表処理によって時刻補正情報として外部記憶装置44の履歴記憶部に記憶される。
そして、電力量計1の時刻設定が完了すると、プローブ37gを電力量計1の情報送受信端子DT及びSGから取り外すとともに、電力供給装置13の電源切替器14における電源スイッチ15をオフ状態としてからクリップ14e及び14fを電力量計1の電源側配線部から取り外す。
この電源スイッチ15のオフ状態によって、電力量計1への所定電圧の交流電圧の供給が遮断されるが、この状態から所定時間(例えば240時間)が経過するまでは、電力量計1が節電状態に移行することはないので、所定時間が経過するまでに、電力量計1を需要家に装着する。
なお、外部記憶装置44の履歴記憶部に記憶されている時刻設定履歴を表示したい場合には、図7のメニュー画面で履歴表示領域A3をマウス又はキーボードによって選択する。これにより、図6の時刻設定処理で、ステップS32からステップS43を経てステップS44に移行して、外部記憶装置44の履歴記憶部に記憶されている時刻設定履歴を液晶表示器45に表示することができる。また、情報処理端末31にプリンタを接続することにより、表示されている時刻設定履歴を印刷することができる。
また、時刻設定処理を終了するには、図7のメニュー画面で終了領域A2をマウス又はキーボードによって選択することにより、図6の時計設定処理で、ステップS43からステップS45に移行して、時刻表示設定プログラムを終了する。
このように、上記第1の実施形態によると、倉庫等で保管することにより、供給電源を遮断した状態が、所定時間(例えば240時間)以上経過して節電状態となっている電力量計1に対して、電力供給装置13で、所定の電圧の電力を供給して節電状態を解除し、この状態で、電力量計1の情報送受信端子DT,SGにプローブ37gを接触させて情報処理端末31を接続することにより、時刻設定を行うことができる。
すわなち、情報処理端末31で図6に示す時刻設定処理を実行させることにより、図10に示すように、正確な現在時刻の送信を携帯電話機の基地局(時計装置)に要求して、基地局から現在時刻を取得し、取得した現在時刻で情報処理端末31の内蔵時計部41aを補正し、現在時刻を含む時刻変更電文をUSBポート46及びUSBケーブル34を介して情報変換器36に送信する。この情報変換器36で、USB信号を電力量計1(計器)が使用するカレントループ方式の信号に変換して、電力量計1(計器)の情報送受信端子DT,SGに供給することにより、電力量計1側で内蔵時計部25aを正確な現在時刻に設定し、その後時刻変更完了を表す応答電文を情報処理端末31に送信することにより、時刻設定を完了する。
このとき、電力量計1には、前述した従来例のように、非接触型ICカード読取・書込装置のような特別な通信装置を設ける必要がなく、既存の情報送受信端子DT,SGを利用して時刻設定処理を行うことができ、コストを削減できるとともに、設置工事も単純化することができる。
しかも、情報変換器36では、USB信号とカレントループ通信方式の信号とに相互に変換する際に、直流電力を必要とするが、この直流電力を、USBケーブル34を介して情報処理端末31側から供給することができ、情報変換器36に電池等の電源を用意する必要がない。
さらに、情報処理端末31のカードスロットに携帯電話機の基地局と結ぶ通信カード32を装着するだけで、基地局に保有されている正確な現在時刻データを瞬時に得ることができ、別途正確な時刻を計時する電波時計等の時計装置を設ける必要がない。
さらにまた、情報処理端末31と電力量計1の情報送受信端子DT,SGとの接続を情報処理端末31のUSBポート46に接続された情報変換器36に接続されるプローブ37gを接触させるだけでよく、ねじ止め等の作業を必要としないので、時刻設定作業を迅速に行うことができる。しかも、プローブ37gに弾性接触するプローブ部37iを形成したので、情報送受信端子DT,SGとの接触を確実に行うことができる。
なお、さらに情報処理端末31には複数のUSBポートを備えているので、USBプラグ33,35を両端に接続したUSBケーブル34と、情報変換器36及び接続具37の組を複数組設けることにより、同時に複数台の電力量計1の時刻設定を行うことができる。この場合USB接続はUSBハブを使用することにより理論的にUSB機器を127台までの接続が可能なので、127台までの電力量計1の時刻設定を同時に行うことが可能となる。
また、上記第1の実施形態においては、時刻情報源として携帯電話機の基地局で保有する現在時刻データを、通信カード32を介して取得する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、正確な時刻を計時する電波時計やFM放送の時報で時刻を補正する時計装置を適用し、これらをUSBポート46又はRS232Cポート47に接続するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施携帯を図11及び図12について説明する。
この第2の実施形態は、高圧の電力量計の時刻設定を行うようにしたものである。
すなわち、高圧の電力量計60では、図12に示すように、RS232C規格のシリアル通信方式を採用する情報送受信端子TXD,RXDを備えている。このため、情報処理端末31と情報送受信端子TXD,RXDとの接続を、図11に示すように、USB信号とRS232C規格のシリアル通信方式の信号とを相互に変換する情報変換器63が設けられ、この情報変換器63のUSB側が両端にUSBプラグ33,35を接続したUSBケーブル34を介して情報処理端末31のUSBポート46に接続されている。また、情報変換器63のRS232C側がRS232Cケーブル64を介して電力量計60の情報送受信端子TXD,RXDに接続されている。
ここで、情報変換器63は、図12に示すように、前述した第1の実施形態におけるUSB−UART変換器51と、RS232Cドライバ/レシーバ65とで構成されている。また、電力量計60側でのフォトカプラが省略されて受信バッファ54s及び送信バッファ54tのみが設けられている。
さらに、この実施形態では、時刻情報源として電波時計61又はFM放送の時報で時刻を補正する時計装置62が設けられ、これらが情報処理端末31のRS232Cポート47又はUSBポート46に接続されている。
情報処理端末31の制御部41で実行する時刻設定処理はステップS33で電波時計61又は時計装置62から現在時刻データを取得することを除いては前述した図6と同様の処理を行う。
この第2の実施形態によると、電力量計60の情報送受信端子TXD,RXDで送受信するデータがRS232C規格のシリアル通信方式を採用しており、これに応じて情報変換器63でUSB信号とRS232C規格のシリアル通信方式の信号とを相互変換する構成とされていることを除いては前述した第1の実施形態と同様の構成を有するので、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記第2の実施形態においては、時刻情報源として電波時計61又はFM放送の時報で時刻を補正する時計装置62を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前述した第1の実施形態のように携帯電話機の基地局にアクセス可能な通信カード32を使用して現在時刻データを取得するようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態においては、情報処理端末31のUSBポート46と電力量計60の情報送受信端子TXD,RXDとの間に情報変換器63を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、情報処理端末31のRS232Cポート47と電力量計60の情報送受信端子TXD,RXDとの間を直接RS232Cケーブルで接続し、制御部41の内部にRS232C規格のシリアル通信データを生成する情報変換部を設けるようにしてもよい。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、情報処理端末31の制御部41で、時刻設定処理を行う毎に、現在時刻データを取得する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、情報処理端末31の制御部41で、定期的に時刻情報源から現在時刻を取得し、これによって情報処理端末31の内蔵時計部41aを補正する時計補正処理を実行するようにし、図6の時刻補正処理でステップS33及びS34の処理を省略するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、情報処理端末31としてノート型パーソナルコンピュータを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、デスクトップ型パーソナルコンピュータや時刻設定専用の情報処理端末を適用することができる。
1…電力量計、2…時刻設定処理装置、11…ケース本体、12…液晶表示器、13…電力供給装置、15…電源スイッチ、16…ヒューズ、17…トランス、18…電圧選択スイッチ、21…計量回路、22…内蔵電池、23…電源・停電検出回路、24…水晶振動子、25…制御部、26…通信インタフェース部、27…データ記憶部、SB…設定ボタン、MB…記憶ボタン、31…情報処理端末、32…通信カード、34…USBケーブル、36…情報変換器、37…接続具、37g…プローブ、41…制御部、42…入力部、43…内部記憶部、44…外部記憶部、45…液晶表示器、46…USBポート、47…RS232Cポート、48…カードスロット、60…電力量計(高圧)、61…電波時計、62…時計装置、63…情報変換器、64…RS232Cケーブル

Claims (7)

  1. 使用電力量を計測して電力量表示部に表示する電力量計測部と、時刻表示を行う時刻表示部と、外部から入力される時刻設定情報に応じて前記時刻表示部の表示時刻を設定する時刻設定部とを少なくとも備えた電力量計の時刻設定装置であって、
    前記電力量計に作動電力を供給する電力供給部と、
    前記電力量計に形成した所定通信方式の情報送受信端子と、
    該情報送受信端子に前記時刻設定情報を有線送信する時刻設定処理装置とを備え、
    前記時刻設定処理装置は、外部の時刻情報源から現在時刻情報を取込み、取込んだ現在時刻情報を含む時刻設定情報を生成する時刻設定情報生成部と、生成された前記時刻設定情報を出力する情報出力部と、該情報出力部及び前記情報送受信端子間に接続される少なくとも前記情報出力部から出力される時刻設定情報を前記情報送受信端子で受信可能な通信方式の情報に変換する情報変換部と
    を備えたことを特徴とする電力量計の時刻設定装置。
  2. 前記時刻設定処理装置の情報出力部はUSBポートで構成され、該USBポートを介して前記通信情報変換部に電力を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力量計の時刻設定装置。
  3. 前記時刻設定処理装置は、表示装置を有する情報処理端末で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力量計の時刻設定装置。
  4. 前記通信情報変換部は、前記情報送受信端子に電気的に弾性接触するプローブを備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電力量計の時刻設定装置。
  5. 前記時刻情報源は携帯電話機の基地局であり、前記時刻設定処理装置は前記基地局との間で無線通信によって現在時刻情報を取込む通信カードを有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電力量計の時刻設定装置。
  6. 前記時刻設定情報生成部は、前記時刻情報源から取込んだ現在時刻情報で、内蔵時計部の現在時刻を修正するとともに、現在時刻情報を含む時刻設定情報を生成するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電力量計の時刻設定装置。
  7. 前記時刻設定処理装置は、電力量計の時刻設定完了時に、少なくとも設定した時刻と電力量計の固有の識別情報とで構成される時刻設定履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を備えていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の電力量計の時刻設定装置。
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