JP6102518B2 - 電力供給デバイス、及び電力供給プログラム - Google Patents

電力供給デバイス、及び電力供給プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力供給デバイス、及び電力供給プログラムに関する。
乾電池(一次電池、二次電池)などの電力供給デバイスは、多種多様な電子機器に対する電気エネルギーの供給源として利用されている。しかしながら、乾電池などの電力供給デバイスは、多くの場合、単に電力を提供するために利用されており、電力供給デバイス自らが、能動的な形で機能を提供するように設計されていない場合がほとんどである。
電池などの、電力供給デバイスを、適切に制御することは、省エネルギーなどの観点からも重要である。また、電力供給デバイスが搭載された電子機器と、他の電子機器とが連携して動作するようにすることで、複数の電子機器の適切な利用が行えるようにすることが望まれている。
複数の電気機器に接続され、電力需用測定結果から電気機器の種類等を推定する機器推定装置において、測定結果から複数の電気機器の電力需用が重畳された時間変動波形及びその電力需用変動量の大きさを抽出し、電力需用変動量の大きさ毎に、その電力需用変動量の大きさのみから成る複数の時間変動波形を抽出する電力需用変動解析部と、時間変動波形の周期分布から代表周期を抽出する周期分布解析部と、複数の電気機器の間欠運転時固有の特徴を記憶するデータベースと、抽出された電力需用変動量の大きさ及び代表周期と、記憶されている複数の電気機器の間欠運転時固有の特徴との比較により、間欠運転中の電気機器を推定する推定部とを有する技術が存在する(例えば特許文献1参照)。
特開2009−257952号公報
このように、電力供給デバイス(電池)が搭載されている機器の使用状況を、的確に把握する上で困難を伴っていた。このため、電力供給デバイスの消費電力の適切な制御などが十分には行われていない。また、例えば、周辺機器をも含めた電子機器のより適切な利用が十分には行われていない。
そこで、一側面では、本発明は、電力供給デバイスの搭載された電子機器を、適切に把握することによって、電力供給デバイス自体の電力消費の制御をより適切に行うと共に、把握された情報を基に、周辺機器をも含めた電子機器のより適切な利用を図ることを目的とする。
一実施形態によれば、電子機器に装着されて前記電子機器に電力を供給する電力供給デバイスであって、前記電力を提供する蓄電池と、前記蓄電池の電流を検出する電流検出部と、前記電力供給デバイスの物理動作を検出する物理動作検出部と、少なくとも検出された前記電流及び/又は検出された前記物理動作を含む情報に基づいて、複数の電子機器のそれぞれに対応するプロファイルから、前記電力供給デバイスが装着されている電子機器のプロファイルを推定する、プロファイル推定部と、前記推定された前記電子機器のプロファイルに基づき、所定の動作を制御する、動作制御部と、を有する、電力供給デバイスが提供される。
一実施形態によれば、電力供給デバイスの搭載された電子機器を、適切に把握することによって、電力供給デバイス自体の電力消費の制御をより適切に行うと共に、把握された情報を基に、周辺機器をも含めた電子機器のより適切な利用を図ることができる。
一実施形態の機能ブロック図。 一実施形態の処理の概要を示すフローチャート。 電子機器のプロファイルを推定する処理の例を示すフローチャート。 ペアバッテリの制御の例を示すフローチャート。 プロファイル及びプロファイル履歴保存部の例を示す図。 電力供給デバイスの構成の概要を示す図。 検出されたイベントの関係の例を示す図。 一実施形態のハードウェア構成を示す図。
以下、実施形態に関して、添付の図面を参照しながら説明を行う。
図1は、一実施形態の機能ブロック図を示している。電力供給デバイス100は、電子機器10に装着され、或いは挿入される。したがって、電子機器10と電力供給デバイス100は、一体化された形で利用され得る。また、電力供給デバイス100と連携を取りつつ、電子機器10に電力を供給するペアバッテリ139が存在してもよい。
無線ネットワーク150は、電力供給デバイス100と他の機器との間のデータ通信を提供する。
管理装置140は、電力供給デバイス100と無線ネットワーク150を介して通信を行うことができる。管理装置140の例としては、携帯端末、携帯電話、サーバなどのコンピュータなどが挙げられる。
また、無線ネットワーク150には、外部機器3(166)、スマートメータ164などが接続されていてもよい。スマートメータには、外部機器1(162)が接続されている。
スマートメータとは、例えば、接続されている外部機器1(162)の電力消費などの情報を計測し、例えば、その情報を管理装置140又は、電力供給デバイス100に提供する能力を有し得る。また、外部機器1(162)に対する適切な電力供給を行うための電力供給制御機能を有し得る。
電力供給デバイス100は、例えば、汎用の単1、単2、006P電池などの形状であってもよい。また、電力供給デバイス100は、電子機器などに装着される専用又は汎用の充電式バッテリーの形状であってもよい。
電力供給デバイス100は、蓄電池102と、電流検出部104と、1つ以上の物理動作検出部106と、プロファイル推定部110と、動作制御部120と、インタフェース132と、バイブレータ136と、スピーカ134と、通信部130とを備えている。なお、全ての構成が必須の構成ではない点に留意すべきである。たとえば、バイブレータ136、スピーカ134などはなくてもよい。
蓄電池102は、リチウム電池、ニッケル水素電池などの、充電式の二次電池である。蓄電池102の電力は、電子機器10に提供されると共に、電力供給デバイス内の各構成要素に対して電力を供給することができる。なお、蓄電池102の蓄電量が不足した場合に備えて、電力供給デバイス100の各構成要素に予備電力を供給するための予備バッテリ(不図示)が用いられてもよい。
電流検出部104は、蓄電池102から提供される電流を検出し、プロファイル推定部110に提供することができる。
物理動作検出部106は、電力供給デバイス100が装着された電子機器10の物理的動作を検出する。たとえば、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、マイクロフォン、地磁気センサ、人感センサ、傾斜センサ、照度センサ、匂いセンサ、などが挙げられる。本実施形態は、上述の例示に限定されるものではない。加えて、物理動作検出部106は、照度センサ、匂いセンサなど、物理動作に限定されるものではない。この物理動作検出部106の出力は、プロファイル推定部110に提供される。
プロファイル推定部110は、プロファイル保存部112と、プロファイル検索部114と、プロファイル取得部116と、プロファイル履歴保存部118とを有する。プロファイル推定部110は、例えば、電流検出部104、及び物理動作検出部106からの情報を基に、電子機器10のプロファイルを推定する能力を有する。
プロファイル保存部112は、予め定められた複数の電子機器のプロファイルを保存する。プロファイルの例については、図5を用いて説明する。
プロファイル検索部114は、例えば、電流検出部104、及び物理動作検出部106からの情報を基に、プロファイル保存部112に保存されたプロファイルを検索する。この検索によって、電子機器10のプロファイルを推定することができる。
また、プロファイル検索部114は、通信部130を介して入手した、外部機器1(162)、外部機器3(166)、管理装置140などの動作情報を用いて、プロファイル保存部112を検索してもよい。
なお、プロファイル検索部114によって、プロファイルが1つに特定できない場合、検索結果のマッチ度が低い場合などが予想される。この場合には、後述するプロファイル取得部116、或いは、プロファイル履歴保存部の情報を用いて、より確度の高いプロファイルの特定をすることができる。
プロファイル取得部116は、例えば、電流検出部104、及び/又は物理動作検出部106からの情報を、通信部130を介して、管理装置140に送信する。管理装置140では、多くの電子機器のそれぞれに関するプロファイルに対して、検索を実行することができる。また、管理装置140は、外部機器1(162)、外部機器3(166)、管理装置140などの動作情報を用いて、プロファイル保存部112を検索してもよい。管理装置140が検索したプロファイルは、通信部130を介して、プロファイル取得部116に提供される。
なお、プロファイル取得部116は、通信部130を介して、管理装置140から、所定のプロファイルを受信することもできる。例えば、オペレータからの所定のプロファイルの選択を、管理装置140が受け取り、通信部130を介して、プロファイル取得部116に与えることができる。この場合には、プロファイル推定部110は、プロファイルを推定する動作を行う必要はなく、与えられたプロファイルを、電子機器10のプロファイルとして用いることができる。この与えられたプロファイルは、動作制御部に提供される。なお、この場合、プロファイル推定部は、この与えられたプロファイルが、電流検出部104、及び物理動作検出部106等からの情報と適合するかを確認してもよい。
プロファイル履歴保存部118は、過去に特定されたプロファイルを履歴情報として保存する。プロファイル履歴保存部118に保存される具体的なデータの例は、図5を用いて後述する。プロファイル履歴保存部118は、過去のプロファイルを蓄積して保存しておくことにより、電力供給デバイス100が再び装着される可能性の高い電子機器10に関する情報を提供することができる。したがって、プロファイルの候補が複数存在する場合には、このプロファイル履歴保存部118を参照して、過去の履歴として、電力供給デバイス100が、より多く装着された電子機器に係るプロファイルを優先的に選択することができる。
プロファイル推定部110において、推定された電子機器10のプロファイルは、動作制御部120に提供される。
動作制御部120は、電流制御部122と、外部機器制御部124と、ペアバッテリ制御部126とを有する。動作制御部120は、電力供給デバイス100の制御を行うことができる。また、動作制御部120は、外部機器の制御を行ってもよい。
電流制御部122は、推定された電子機器10のプロファイルに基づいて、蓄電池102の電流を制御することができる。たとえば、プロファイルが、レーザポインタのプロファイルであれば、電流制御部は、物理動作検出部106の加速度センサが加速度の変化を検出したとき及びその後の所定の期間に蓄電池102から電流が流れるよう制御することができる。この制御を行うことによって、蓄電池の無駄な電力消費を抑えることが可能となる。
外部機器制御部124は、通信部130を介して、外部機器との連携を行うことができる。例えば、子供のおもちゃがプロファイルとして推定されている場合、加速度検出器が、加速度を検出せず、所定の有効時間を超えて、子供のおもちゃが自動的に電源オフとなった場合を想定する。この場合、外部機器制御部124は、関連性の高い子供部屋の電灯が、スマートメータ164を介して電源オフとなるよう、指示を送ることができる。
ペアバッテリ制御部126は、1個以上のペアバッテリ139が、電力供給デバイス100と並列、又は直列に接続されていることを検知する。この検知は、ペアバッテリ139との間が有線での接続を有するため、例えば、電力供給デバイス100のインタフェース132と、ペアバッテリ139に存在するインタフェース(不図示)との間で、認証のための所定の通信を相互に行うことにより、実行できる。例えば、インタフェース132が所定の信号を、電極から送信し、ペアバッテリ139から所定の応答が帰ってくるか否かを検知することによって、ペアバッテリの特定を行うことができる。
ペアバッテリ制御部126は、ペアバッテリ139の蓄電池の情報を取得してもよい。またペアバッテリ制御部126は、電流制御部122と連携して、蓄電池102の電流制御に関する情報をペアバッテリ139に送信し、ペアバッテリ139の電流制御を指示してもよい。
なお、動作制御部120は、電流検出部104、又は物理動作検出部106からの情報を、通信部130を介して所定の外部機器に送信することもできる。或いは、動作制御部120から、所定の外部機器に上記情報を送った後に、所定の外部機器から、動作指示などを含む応答を受け取ってもよい。この動作指示としては、例えば、バイブレータ136の制御、スピーカ134の制御、電流制御部122による蓄電池102の電流制御等が挙げられる。
以上のように、動作制御部120は、プロファイルに基づいて所定の動作を行ってもよいし、外部機器からの具体的な指示に基づいて、所定の動作を行ってもよい。
上述の動作制御部120の種々の動作は、所定の動作の一例である。
通信部130は、ブルートゥース(登録商標)などの無線通信機能を有し、無線ネットワーク150を介して、管理装置140、外部機器3(166)、スマートメータ164などとデータ交換を行ってもよい。
スピーカ134は、外部への音の発信を行うために利用される。
バイブレータ136は、バイブレーションにより情報を外部に伝達するために利用される。その他、LED(不図示)、小型液晶ディスプレイ(不図示)などが存在してもよい。
以上のようにして、電力供給デバイス100は、電子機器10のプロファイルを適切に推定し、電子機器10に適した電力供給及び/又はその他の動作を行うことができる。また、電力供給デバイス100は、電子機器10の動作に応じて外部機器の制御を行うことができる。
図2は、一実施形態の処理の概要を示すフローチャートを示している。図2(A)は、処理の全体的な流れを示すフローチャートである。
ステップS202で、電流検出部104は、蓄電池102の電流を検出する。この電流の検出は、所定の時間継続して行われてもよい。例えば、目覚まし時計の場合には、1日に1回朝に目覚まし時計が鳴るときに、電流値が増加する。したがって、この電流のパターンが一定間隔で発生するかを、日の単位、週の単位などで計測することが望ましい場合がある。
ステップS204で、物理動作検出部106は、電子機器10の物理動作(例えば加速度)を検出する。電子機器10が目覚まし時計である場合には、目覚まし時計が鳴った直後に目覚まし時計の音を消すための操作がなされる場合が多い。したがって、電流の変化と、加速度の変化との間の時間間隔には、目覚まし時計特有の時間間隔が出現することとなる。この点については、図7を用いて後述する。
ステップS206で、プロファイル推定部110は、電子機器10のプロファイルを推定する。推定されたプロファイルに基づいて、電力供給デバイス100は、適切な処理を行うことができる。なお、プロファイルの推定については、図1を用いて既に述べたが、処理の具体例については図3を用いて後述する。
なお、上述のように、オペレータからの所定のプロファイルの選択を、管理装置140が受け取り、通信部130を介して、プロファイル取得部116が受け取った場合には、プロファイルの推定は行わなくてもよい。なお、この場合、上述のように、与えられたプロファイルと、電流検出部104、及び物理動作検出部106からの情報等とが適合するかを確認してもよい。また、この適合の確認の結果を、管理装置140に提供して、更なる指示を受信してもよい。
ステップS208で、動作制御部120は、推定されたプロファイルに応じて、適切な動作を行う。この適切な動作の例は、上述の動作制御部120の動作が挙げられる。
図2(B)は、動作制御部120の動作の例を示している。
ステップS222で、電流制御部122は、電流制御を行うことが必要か否かを判断する。上述のように、電子機器10がレーザポインタの場合には、電流制御を行う必要があるため、ステップS224に進む。
ステップS224で、電流制御部122は、蓄電池102の電流制御を行う。例えば、レーザポインタの場合、物理動作検出部106(加速度センサ)の加速度が変化したのを契機に、蓄電池102の電流スイッチをオンにして、電力が利用できるようにする。そして、例えば、所定の時間、この状態を継続する。所定の時間の間に、加速度の変化が検出されれば、所定の時間をリセットし、再度所定の時間、この状態を継続する。所定の時間の間に、加速度の変化が一度も検出されなければ、電流制御部122は、上記電流スイッチをオフとし、不要な電流がその後流れるのを防止する。また、ペアバッテリ139が存在する場合には、ペアバッテリ制御部126が、同様の処理をペアバッテリ139に指示する。
この処理によって、レーザポインタに装着された電力供給デバイス100の蓄電池102の不適切な電力消費を適切に減少させることができる。
ステップS226で、例えば、外部機器制御部124は、無線通信が必要か否かを判断する。この判断が「はい」であれば、ステップS228に移る。この判断が「いいえ」であれば、終了する。
ステップS228で、無線通信による処理が行われる。例えば、上述のように、おもちゃの電源が自動的にオフとなった場合、外部機器制御部124は、関連性の高い子供部屋の電灯をオフとするよう、通信部130を介して、スマートメータ164に指令を送ってもよい。
更に具体的な例を示すと以下のようになる。電力供給デバイス100が設置されている電子機器10のプロファイルに、その電子機器10が「可搬型」であり「使用時間限定」である場合には、電力供給デバイス100に加速度が検出されないときは、電力供給デバイス100は電子機器10への供給電流をオフにする。加速度が検出されると、有効時間Tの間は、電力供給デバイス100からの電力供給をオンにする。一定時間以上加速度が検出されないときは、電池型デバイスからの電力供給をオフにする。
また、スマートメータ164に接続された外部機器1(162)が存在する場合は、外部機器1(162)の電力供給の制御を行うことも可能である。
以上のようにして、動作制御部は、適切に蓄電池102、及びその他の機器の動作制御を行うことができる。
図3は、電子機器10のプロファイルを推定する処理のフローチャートの例を示している。
ステップS302で、電力供給デバイス100が、初めて使用されるか否かが判断される。電力供給デバイス100が初めて利用される場合には(はい)、ステップS316に進んでもよい。「いいえ」であれば、ステップS304に進む。なお、初めて使用される場合にも、ステップS304に進むこととしてもよい。この処理をどのように設定するかは、プロファイル保存部112に、どの程度のプロファイルが予め保存されているかに応じて決定してもよい。プロファイル保存部112に、十分なプロファイルが予め保存されているのであれば、初使用であっても、ステップS304を実行してもよい。
なお、初使用において、管理装置140によって、プロファイルを決定することとした場合(ステップS316)、管理装置140は、電力供給デバイス100の利用環境を推定してもよい(不図示)。たとえば、レーザポインタのプロファイルが推定された場合には、電力供給デバイス100の利用環境はオフィスである可能性が高い。また、おもちゃのプロファイルが推定された場合には、利用環境は、家庭である可能性が高い。したがって、管理装置140は、この推定された利用環境に適合したプロファイル群を、通信部130を介して、プロファイル保存部112に格納してもよい。このようにすることによって、電力供給デバイス100自体が、その後のプロファイルの推定を、より効率よく行うことができる。
ステップS304で、プロファイル検索部114は、電流検出部104からの電流の情報、物理動作検出部106からの物理動作の情報を用いて、プロファイル保存部112を検索する。
ステップS306で、一致するプロファイルが1つだけ特定された場合には、ステップS318に進む。一致するプロファイルが存在しない場合には、ステップS316に進む。また、一致するプロファイルが複数存在する場合には、ステップS308に進む。
ステップS308で、電流検出部104からの電流の情報、物理動作検出部106からの物理動作の情報、或いは必要に応じて、通信部130を介して外部機器3(166)などから提供された外部機器3の動作情報の動作の関連を用いて、プロファイルを検索する。
たとえば、上述のように、目覚まし時計の場合には、電流の変化と、加速度の変化との時間差に、所定の関係が存在する。また、目覚まし時計の電流変化と、外部機器であるコーヒーメーカの電流変化とには、例えば、10分程度の時間差が認められる場合がある。このように、得られた情報の連携をも用いて、プロファイル保存部112を検索することにより、さらに電子機器10のプロファイルを絞り込むことができる。
ステップS310で、一致するプロファイルが1つだけ特定された場合には、ステップS318に進む。一致するプロファイルが存在しない場合には、ステップS316に進む。また、一致するプロファイルが複数存在する場合には、ステップS312に進む。
ステップS312で、プロファイル履歴保存部118のプロファイルを検索する。
ステップS314で、プロファイル履歴保存部に保存されたプロファイルと一致するプロファイルが存在するかが判断される。一致するプロファイルが1つだけ特定された場合には、ステップS318に進む。一致するプロファイルが存在しない場合には、又は、一致するプロファイルが複数存在する場合には、ステップS316に進む。なお、プロファイル履歴保存部118におけるプロファイルの履歴の保存回数を用いて、検索を実行することができる。すなわち、保存回数が大きいプロファイルに対しては、一致度をより高くすることができる。そして、所定の閾値よりも一致度が高い場合には、一致したと判断してもよい。
ステップS316で、管理装置140によるプロファイルの推定が行われる。推定されたプロファイルは、通信部130を介してプロファイル推定部110に返される。なお、管理装置は、必要に応じて、電子機器10に関してユーザに問い合わせることも可能である。
ステップS318で、推定されたプロファイルを決定する。この決定されたプロファイルは、プロファイル履歴保存部118に保存される。なお、同じプロファイルが、プロファイル履歴保存部118に保存されている場合には、そのエントリの保存回数をインクリメントすればよい。
以下、具体的な例を挙げて説明する。
電力供給デバイス100が、例えば、DVDレコーダのリモコンのような可搬型の機器に入れられた場合、持ち上げのときの加速度の変化を検出し、その後、リモコンのボタンを押下することによる電流値の変化を検出する。そして、リモコンを持ち下げるときの加速度の変化を検出する。
そして、短時間に一定の加速度の変化を検出するため可搬型であること、および、閾値以上の電流値が一定期間しかないため使用時間限定型であることが判明する(ステップS304)。
この場合、可搬型の機器、かつ、使用時間限定なのは、TVのリモコン、DVDレコーダのリモコン、エアコンのリモコン、レーザポインタ、電車のおもちゃが候補として存在するため、検索結果は1つには限定されていない(ステップS306)。
そこで、関連性のある機器があるか否かの判定を行う(ステップS308)。ここで、他の機器との連携を考慮した判定をおこなうと、TVとDVDレコーダの関連性が極めて高いと判定される。そうすると、TVのリモコンか、DVDレコーダのリモコンに限定される。
最後に、過去の使用による判定(ステップS312)を行うと、DVDレコーダのリモコンの使用回数が多いことがわかるので、電子機器10はDVDレコーダのリモコンと推定される。
電力供給デバイス100が、例えば、目覚まし時計のような据置型の機器に入れられた場合、指定時刻にアラームが鳴ることによる電流変化が発生する。そして、使用者が目覚まし時計のアラーム停止ボタンを押すことで、目覚まし時計本体にスパイク状の加速度が検出され、アラームが停止する。これにより、もとの電流値に戻る。
このような機器が存在する場合に、目覚まし時計であることを判定するためには、以下のようなフローで推定を行う。
まず、ステップS304で、加速度の変化はスパイク状の変化のみを検出するため据置型であること、および、閾値以上の電流値が一定周期で計測されるため、周期稼働であることが判明する。
このとき、据置型、かつ、周期稼働型なのは、目覚まし時計に限定されるので、電子機器10は目覚まし時計と推定される(ステップS306)。
以上のようにして、電子機器10のプロファイルが適切に推定される。
図4は、ペアバッテリ139の制御の例を示すフローチャートである。
ステップS402で、ペアバッテリ制御部126及びインタフェース132は、ペアバッテリ139が、電力供給デバイス100と共に電子機器10で用いられているか否かをチェックする。この判断が「いいえ」であれば、処理は終了する。この判断が「はい」であれば、ステップS404に移る。
ステップS404で、ペアバッテリ139の電流制御の必要性があるか否かが判断される。この必要性については、推定されたプロファイルに記述されていてもよい。この判断が「いいえ」であれば、処理は終了する。この判断が「はい」であればステップS406に進む。
ステップS406で、例えば、ペアバッテリ139の電流制御が行われる。この電流制御は、電流制御部122と連携して行われ得る。或いは、例えば、並列に接続されている場合には、ペアバッテリ139を最初に使うよう、電流制御を行い、ペアバッテリ139の蓄電量が0になった場合には、ペアバッテリ139のスペア電源として、電力供給デバイス100の電力を提供するために電流スイッチをオンにすると共に、この電流がペアバッテリ139に流入するのを防止するために、ペアバッテリ139の電流スイッチをオフとしてもよい。なお、この場合、ペアバッテリ139の交換を促すために、動作制御部は、通信部130を介して、管理装置140にその旨のワーニングメッセージを送信してもよい。または、LED(不図示)などを点滅させて、ペアバッテリ139の交換を促してもよい。
図5は、プロファイル及びプロファイル履歴保存部118の例を示している。
図5(A)は、複数のプロファイル501が、電子機器の種別毎に用意されていることを示している。
図5(B)は、プロファイル510に登録されている情報の例を示している。親機器プロファイル511は、電子機器10の種別を識別するための情報である。この例の場合には、電子機器10が「DVDレコーダのリモコン」であることが分かる。
設置タイプ512は、電子機器10が設置されるタイプを示す。例えば、DVDレコーダのリモコンの場合には、可搬性があるため「可搬型」が記入されている。例えば、壁掛け時計の場合には、「設置型」が記入される。
たとえば、加速度の変化が一定時間以上続く場合は、可搬型と判定できる。加速度の変化が一瞬である場合は、据置型と判定できる。また、重力加速度の向きで、設置方向を判断できる。
可動タイプ513には、電子機器10の稼働のタイプが記入される。DVDのリモコンの場合には、「使用時間限定(使用時間:5秒)」が記入されている。DVDのリモコンの場合には、通常、5秒以内に操作が終了するためである。たとえば、壁掛け時計の場合には、可動タイプ513は、「常時稼働」が記入され得る。また、おもちゃの場合には、例えば「使用時間限定(使用時間:10分)」などが記入され得る。
たとえば、一定値以上の電流値が継続して続く場合、常時稼働タイプと判断できる。また、一定間隔で電流のピークが現れる場合は、常時稼働 (間隔情報も含む)と判断できる。また、周期的に電流値が大きくなる場合は、周期稼働 (周期の長さ情報も含む)と判断できる。また、閾値以上の電流値が一定期間しかない場合には、使用時間限定 (使用時間情報も含む)と判断できる。
関連性514には、関連性の高い他の機器と、関連度合いが記入される。この例の場合には、「DVDレコ−ダ(極めて高い)」「TV(かなり高い)」の2つが記入されている。DVDのリモコンであるため、DVDレコーダとの関連度合いが極めて高いためである。また、DVDを視聴する場合には、TVをオンにすることとなる。しかしながら、DVDレコーダのリモコンは、TVのリモコンとは異なるため、DVDレコーダよりは、関連性は低いため、「かなり高い」と記載されている。
たとえば、電池型デバイスの入った電子機器Aのイベント(加速度や電流の変化)と、スマートメータに接続された接続機器Bのイベントの発生時刻の差ΔTが閾値より小さい場合、両者の間に関連性が高いと判断できる。
以上のように、電子機器10のプロファイルが記載されており、この記載内容を検索対象とすることにより、プロファイル検索部114は、適切なプロファイルを検索することができる。なお、新しい機器などの場合には、その機器に対応するプロファイルが存在しない場合もあり得る。この場合には、その新しい機器のプロファイルに近いプロファイルが用いられてもよい。
図5(C)は、プロファイル履歴保存部118の例を示している。
エントリ521には、保存されているプロファイルの識別を行うためのプロファイルIDが保存されている。プロファイルIDは、管理装置140においても、同じプロファイルIDを用いることが望ましい。プロファイルIDを特定することによって、プロファイルの内容を一意に特定できると共に、電子機器10を一意に特定できる。なお、プロファイルは、同じ種類の電子機器10に対して、共有することができる。例えば、メーカAのテレビのリモコンとメーカBのテレビのリモコンは、同じプロファイルであってもよい。
エントリ522には、プロファイルに命名された名前が記入される。
エントリ523には、同一の電力供給デバイス100において、過去に用いられたプロファイルの回数が記入される。電力供給デバイス100が利用するプロファイルは、電子機器10から取り出されたとき、充電器に挿入されたとき、新しい機器に挿入されたときなどを契機として、リセットされる。利用されているプロファイルは、このリセットがなされるとき又はその前に、プロファイル履歴保存部118に保存される。
プロファイル履歴保存部118に保存された回数513の数が大きいほど、電力供給デバイス100が次に利用される際に、同じ電子機器10に利用される可能性が高くなる。したがって、複数のプロファイルが候補として存在する場合には、回数が大きい方のプロファイルを採用することで、より適切なプロファイルの推定が可能となる。
図6は、電力供給デバイス100の構成の概要を示している。図6では、電力供給デバイス600と、ペアバッテリ650が示されている。
電力供給デバイス600は、例えば、プラス側電極602と、電流計604と、MPU606と、ブルートゥースインタフェースBT4.0(608)と、メモリFRAM(登録商標)610と、バイブレータ612と、スピーカ614と、加速度計616と、アンテナ618と、蓄電池620とを有する。なお、この例は一例である。
ペアバッテリ650は、例えば、蓄電池652と、切替回路654と、プラス電極656とを有する。
このように、電力供給デバイス600及びペアバッテリ650は、例えば、単三電池と同じ形状を有しており、単三電池を利用する電子機器10に組み込むことが可能である。
図7は、検出されたイベントの関係の例を示す図である。
図7(A)は、テレビのリモコン710の電流と、TV720の電流との間の関係を示している。リモコン710内に、電力供給デバイス711が装着されている。また、TVの電流については、スマートメータ(不図示)によって、コンセント721に流れる電流が検出されていると仮定する。
電力供給デバイス711の電流のピーク値712と、TV720の電流の初期ピーク値722との間の遅延ΔT1が測定される。そして、リモコン710のプロファイルには、関連性の欄に、TV720との電流の遅延時間ΔTaが、記載されているとする。プロファイル検索部114は、遅延ΔT1と、ΔTaとの差が所定の閾値以下であるかを判断する。プロファイル検索部114は、この差が所定の閾値以下であれば、両者が一致したと判断する。このため、プロファイル検索部114は、電子機器10が、テレビのリモコンであると判断する可能性が高くなる。
図7(B)は、目覚まし時計730の電流と、コーヒーメーカの電流との間の遅延ΔT2が測定される。そして、目覚まし時計のプロファイルには、目覚まし時計730に装着されている電力供給デバイス731の電流のピーク値732と、コーヒーメーカ740のコンセント741の電流のピーク値742との間の遅延時間ΔTbが記載されているとする。プロファイル検索部114は、遅延ΔT2と、ΔTbとの差が所定の閾値以下であるかが判断される。プロファイル検索部114は、この差が所定の閾値以下であれば、両者が一致したと判断する。このため、プロファイル検索部114は、電子機器10が、目覚まし時計であると判断する可能性が高くなる。
そのほか、ガスコンロ(電子機器A)と換気扇(その他の機器B)のイベント発生時刻の差ΔTが所定の時間間隔以内の場合、両者の関連性はかなり高いと判断できる(不図示)。
図8は、一実施形態のハードウェアの構成例を示す図である。ハードウェアは、メモリ802、MPU(処理装置)804、表示制御部806、入出力インタフェース810、通信制御部830が含まれうる。そして、それぞれの構成は、バス860で接続されている。
表示制御部806には、例えばLEDが接続され得る。
入出力インタフェース810には、例えば、電流センサ811、加速度検出器812、ジャイロ813、温度センサ814、スピーカ821、電流制御部822、ペアバッテリ823が接続されている。
通信制御部830には、送信器831、受信器832が接続されている。
また、通信制御部830の受信器832には、送信部851とメモリ852とを有する可搬記憶媒体850が接続され得る。
メモリ802には、プログラムのソース及び、ソースに関連する世代等の管理情報が格納されてもよい。
実施形態におけるプログラムの一部又は全部は、メモリ802に格納され、MPU(処理装置)804によって動作する。
なお、本実施形態の全部又は一部はプログラムによってインプリメントされ得る。このプログラムは、可搬記憶媒体850に格納することができる。可搬記憶媒体850とは、非一時的(non−transitory)な記憶媒体を言う。
可搬記憶媒体850に格納されたプログラムが読み出され、プロセッサによって実行されることにより、本発明の実施形態の全部又は一部が実施され得る。
以上、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明した。なお、上述の実施形態は、発明を理解するためのものであり、本発明の範囲を限定するためのものではない点に留意すべきである。また、上述の複数の実施形態は、相互に排他的なものではない。したがって、矛盾が生じない限り、異なる実施形態の各要素を組み合わせることも意図されていることに留意すべきである。また、請求項に記載された方法、及びプログラムに係る発明は、矛盾のない限り処理の順番を入れ替え、或いはスキップしてもよい。あるいは、複数の処理を同時に実行してもよい。そして、これらの実施形態も、請求項に記載された発明の技術的範囲に包含されることは言うまでもない。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指令に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS、ファームウエア、BIOSなどのプログラムが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
また、本発明に係るプログラムを実行するMPU(処理装置)は複数であってもよい。
以上の実施形態に関して、以下の付記を開示する。
(付記1)
電子機器に装着されて前記電子機器に電力を供給する電力供給デバイスであって、
前記電力を提供する蓄電池と、
前記蓄電池の電流を検出する電流検出部と、
前記電力供給デバイスの物理動作を検出する物理動作検出部と、
少なくとも検出された前記電流及び/又は検出された前記物理動作を含む情報に基づいて、複数の電子機器のそれぞれに対応するプロファイルから、前記電力供給デバイスが装着されている電子機器のプロファイルを推定する、プロファイル推定部と、
前記推定された前記電子機器のプロファイルに基づき、所定の動作を制御する、動作制御部と、
を有する、
電力供給デバイス。
(付記2)
前記動作制御部は、
前記蓄電池の電流を制御する、電流制御部、
を含み、
前記所定の動作は、前記電流の制御である、
付記1記載の電力供給デバイス。
(付記3)
無線通信を行う、通信部を更に有し、
前記所定の動作は、無線通信である、
付記1又は2記載の電力供給デバイス。
(付記4)
前記プロファイル推定部は、
複数のプロファイルを保存する、プロファイル保存部と、
少なくとも検出された前記電流及び/又は検出された前記物理動作を含む情報を用いて、前記プロファイル保存部から、前記電子機器のプロファイルを検索する、プロファイル検索部と、
前記通信部を介して、前記情報を管理装置に送信することによって、前記管理装置が推定した前記電子機器のプロファイルを取得する、プロファイル取得部と、
を含む、付記3記載の電力供給デバイス。
(付記5)
前記プロファイル推定部は、検出された前記電流の変化と、検出された前記物理動作の変化との間の関係を更に用いて、前記電子機器のプロファイルを推定する、
付記4記載の電力供給デバイス。
(付記6)
前記プロファイル推定部は、検出された前記電流の変化及び/又は検出された前記物理動作の変化と、前記電子機器とは異なる外部機器の動作情報との間の関係をさらに用いて、前記電子機器のプロファイルを推定する、
付記4又は5に記載の電力供給デバイス。
(付記7)
前記プロファイル推定部は、前記推定されたプロファイルを保存する、プロファイル履歴保存部であって、同一プロファイルの保存回数を併せて保存する、プロファイル保存部を含み、
前記電子機器のプロファイルの候補が複数存在する場合には、前記プロファイル保存部の前記保存回数の多い前記候補を特定する、
付記4ないし6のうちいずれか1項記載の電力供給デバイス。
(付記8)
前記電力供給デバイスに直列又は並列に接続されている1つ以上のペアバッテリに指令を送るペアバッテリ制御部、を更に有し、
前記所定の動作は、前記ペアバッテリ制御部を介して、前記1つ以上のペアバッテリの電流を制御する指令である、
付記1ないし7のうちいずれか1項記載の電力供給デバイス。
(付記9)
電子機器に装着されて前記電子機器に電力を供給する電力供給デバイスが有する処理装置に実行させるためのプログラムであって、
前記電力供給デバイスに含まれ、電力を供給する、蓄電池の電流を検出し
前記電力供給デバイスの物理動作を検出し、
少なくとも検出された前記電流及び/又は検出された前記物理動作を含む情報に基づいて、複数の電子機器のそれぞれに対応するプロファイルから、前記電力供給デバイスが装着されている電子機器のプロファイルを推定し、
前記推定された前記電子機器のプロファイルに基づき、所定の動作を制御する、
処理を、処理装置に実行させるための電力供給プログラム。
(付記10)
前記所定の動作を制御する処理は、前記電流を制御する処理、を含む、
付記9記載の電力供給プログラム。
(付記11)
前記所定の動作を制御する処理は、無線通信を実行する処理、を含む、
付記9又は10記載の電力供給プログラム。
(付記12)
前記プロファイルを推定する処理は、
少なくとも検出された前記電流及び/又は検出された前記物理動作を含む情報を用いて、複数のプロファイルを保存したプロファイル保存部から、前記電子機器のプロファイルを検索し、又は
前記情報を管理装置に送信することによって、前記管理装置が推定した前記電子機器のプロファイルを取得する、
処理を含む、付記11記載の電力供給プログラム。
(付記13)
前記プロファイルを推定する処理は、検出された前記電流の変化と、検出された前記物理動作の変化との間の関係を更に用いて、前記電子機器のプロファイルを推定する、
処理を含む、付記12記載の電力供給プログラム。
(付記14)
前記プロファイルを推定する処理は、検出された前記電流の変化及び/又は検出された前記物理動作の変化と、前記電子機器とは異なる外部機器の動作情報との間の関係をさらに用いて、前記電子機器のプロファイルを推定する、
処理を含む、付記12又は13に記載の電力供給プログラム。
(付記15)
前記プロファイルを推定する処理は、
前記電子機器のプロファイルの候補が複数存在する場合には、前記推定されたプロファイルを保存する、プロファイル履歴保存部であって、同一プロファイルの保存回数を併せて保存する、プロファイル保存部の前記保存回数の多い前記候補を特定する、
処理を含む、付記12ないし14のうちいずれか1項記載の電力供給プログラム。
(付記16)
前記所定の動作を制御する処理は、前記電力供給デバイスに直列又は並列に接続されている1つ以上のペアバッテリに指令を送る処理によって、前記1つ以上のペアバッテリの電流を制御する指令を発する処理である、
付記9ないし15のうちいずれか1項記載の電力供給プログラム。
100 電力供給デバイス
102 蓄電池
104 電流検出部
106 物理動作検出部
110 プロファイル推定部
112 プロファイル保存部
114 プロファイル検索部
116 プロファイル取得部
118 プロファイル履歴保存部
120 動作制御部
122 電流制御部
124 外部機器制御部
126 ペアバッテリ制御部
130 通信部
132 インタフェース
134 スピーカ
136 バイブレータ
139 ペアバッテリ
140 管理装置
162、166 外部機器
150 無線ネットワーク

Claims (8)

  1. 電子機器に装着されて前記電子機器に電力を供給する電力供給デバイスであって、
    前記電力を提供する蓄電池と、
    前記蓄電池の電流を検出する電流検出部と、
    前記電力供給デバイスの物理動作を検出する物理動作検出部と、
    少なくとも検出された前記電流及び検出された前記物理動作を含む情報並びに検出された前記電流の変化と、検出された前記物理動作の変化との間の関係に基づいて、複数の電子機器のそれぞれに対応するプロファイルから、前記電力供給デバイスが装着されている電子機器のプロファイルを推定する、プロファイル推定部と、
    前記推定された前記電子機器のプロファイルに基づき、所定の動作を制御する、動作制御部と、
    を有する、
    電力供給デバイス。
  2. 前記動作制御部は、
    前記蓄電池の電流を制御する、電流制御部、
    を含み、
    前記所定の動作は、前記電流の制御である、
    請求項1記載の電力供給デバイス。
  3. 無線通信を行う、通信部を更に有し、
    前記所定の動作は、無線通信である、
    請求項1又は2記載の電力供給デバイス。
  4. 前記プロファイル推定部は、
    複数のプロファイルを保存する、プロファイル保存部と、
    少なくとも検出された前記電流及び/又は検出された前記物理動作を含む情報を用いて、前記プロファイル保存部から、前記電子機器のプロファイルを検索する、プロファイル検索部と、
    前記通信部を介して、前記情報を管理装置に送信することによって、前記管理装置が推定した前記電子機器のプロファイルを取得する、プロファイル取得部と、
    を含む、請求項3記載の電力供給デバイス。
  5. 前記プロファイル推定部は、検出された前記電流の変化及び/又は検出された前記物理動作の変化と、前記電子機器とは異なる外部機器の動作情報との間の関係をさらに用いて、前記電子機器のプロファイルを推定する、
    請求項4に記載の電力供給デバイス。
  6. 前記プロファイル推定部は、前記推定されたプロファイルを保存する、プロファイル履歴保存部であって、同一プロファイルの保存回数を併せて保存する、プロファイル保存部を含み、
    前記電子機器のプロファイルの候補が複数存在する場合には、前記プロファイル保存部の前記保存回数の多い前記候補を特定する、
    請求項4又は5に記載の電力供給デバイス。
  7. 前記電力供給デバイスに直列又は並列に接続されている1つ以上のペアバッテリに指令を送るペアバッテリ制御部、を更に有し、
    前記所定の動作は、前記ペアバッテリ制御部を介して、前記1つ以上のペアバッテリの電流を制御する指令である、
    請求項1ないしのうちいずれか1項記載の電力供給デバイス。
  8. 電子機器に装着されて前記電子機器に電力を供給する電力供給デバイスが有する処理装置に実行させるためのプログラムであって、
    前記電力供給デバイスに含まれ、電力を供給する、蓄電池の電流を検出し
    前記電力供給デバイスの物理動作を検出し、
    少なくとも検出された前記電流及び検出された前記物理動作を含む情報並びに検出された前記電流の変化と、検出された前記物理動作の変化との間の関係に基づいて、複数の電子機器のそれぞれに対応するプロファイルから、前記電力供給デバイスが装着されている電子機器のプロファイルを推定し、
    前記推定された前記電子機器のプロファイルに基づき、所定の動作を制御する、
    処理を、処理装置に実行させるための電力供給プログラム。
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