JP2011149207A - 水切り - Google Patents
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【解決手段】建築物の構造躯体に固定する背板部と、該背板部の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部と、該水切り板部の前端から下方へ屈曲した前板部とを有する水切りであって、該背板部の表面には、接着層を有し、該接着層は、表面に、前方に向かって突出した突起を複数有するか、又は、前方に向かって突出した状態で点在しているか、又は、断面が半円形の状態で背板部の長さ方向に延びていることのいずれかを特徴として有する。そして、該接着層は、剥離可能なシートにより覆われていることが好ましい。
【選択図】図2
Description
なお、水切りは、ガルバリウム鋼板(登録商標)、ガルタイト鋼板(登録商標)、アルミ鋼板、ステンレス鋼板、合金めっき鋼板、トタン、銅板などの金属板や、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂などの樹脂板を折り曲げ加工、又は押出加工することにより製造されている。また、接着層は、アクリル酸エステル共重合体からなるアクリル系粘着剤、天然ゴムからなるゴム系粘着剤、ウレタン樹脂からなるウレタン系粘着剤、スチレンーブタジエンースチレン共重合体やスチレンーブタジエンーエチレン−スチレン共重合体などからなるホットメルト系粘着剤などにより形成されているが、一般的な接着剤により形成しても良い。ホットメルト系粘着剤を加熱して溶解するとともに、窒素ガスにより発泡させて接着剤を形成すると、潰れやすいとともに、製造費用が安く抑えられるので、好ましい。そして、剥離可能なシートは、半晒、上質紙、グラシン紙などからなる基材の接着層との剥離側に、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、クレーコートなどにより目止め層が形成され、更にその上にシリコーン樹脂などにより剥離層を形成しているシートである。
図1、図2に示す水切りA1は、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、建築物の構造躯体に固定する背板部1aと、背板部1aの下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部1bと、水切り板部1bの前端から下方へ屈曲した前板部1cが連結して形成されている。詳しくは、背板部1aは、平坦な板部である。背板部1aの下方端部からは水切り板部1bが、前方斜め下方へ延びている。水切り板部1bの前端からは前板部1cが、下方に延びている。そして、背板部1aの表面には、アクリル系粘着剤からなる接着層1dが設けられているが、接着層1dは表面に複数の突起部1d1を有しており、突起部1d1は、接着層1dの表面において、前方に突出した形状である。
図3では、図1、図2に示す水切りA1は、背板部1aの裏面を建築物の構造躯体に当接するとともに、水切り板部1bと前板部1cが外壁板Dより下方となり、更に前板部1cが建築物の構造躯体より前方になる位置に固定してある。そして、水切りA1の背板部1aの表面には、透湿防水シートBが、接着層1dにより固定されている。更に、透湿防水シートBの表面には、胴縁がビスCにより固定されており、該胴縁の表面には、外壁板Dが固定されている。この施工構造は、水切りA1を建築物の構造躯体に固定し、それから、水切りA1の背板部1aの表面に透湿防水シートBを固定するのだが、水切りA1の背板部1aの表面には接着層1dが設けられているので、接着層1dにより透湿防水シートBを固定することができる。また、接着層1dは、表面に複数の突起部1d1を有するので、胴縁が固定される前であれば、透湿防水シートBは接着層1dの複数の突起部1d1の頂部に接着した状態、すなわち、接着層1dの全体ではなく一部と接着した状態なので、透湿防水シートBの剥がしと再固定を容易に行うことができる。そのため、透湿防水シートBを貼る際に皺が発生しても、容易に直すことができる。なお、胴縁が固定されることにより、接着層1dの複数の突起部1d1は押し潰され、透湿防水シートBと接着層1dの接着面積は増加するので、透湿防水シートBを確実に固定することができる。
よって、図1、2に示す水切りA1によれば、施工が行いやすいとともに、透湿防水シートBの貼り位置を容易に直すことができる。
図4、図5に示す水切りA2も、図1、図2に示す水切りA1と同じように、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、背板部2aと、水切り板部2bと、前板部2cが連結して形成されており、背板部2aの表面には、アクリル系粘着剤からなる接着層が設けられている。しかし、水切りA2は、水切りA1とは接着層の形状が異なる。水切りA2では、背板部2aの表面には、半球形状に突出した形状のアクリル系粘着剤からなる接着層2dが、上下及び左右に複数点在している。
図6では、図4、図5に示す水切りA2は、背板部2aの裏面を建築物の構造躯体に当接するとともに、水切り板部2bと前板部2cが外壁板Dより下方となり、更に前板部2cが建築物の構造躯体より前方になる位置に固定してある。そして、水切りA2の背板部2aの表面には、透湿防水シートBが、接着層2dにより固定されている。更に、透湿防水シートBの表面には、胴縁がビスCにより固定されており、該胴縁の表面には、外壁板Dが固定されている。この施工構造は、水切りA2を建築物の構造躯体に固定し、それから、水切りA2の背板部2aの表面に透湿防水シートBを固定するのだが、水切りA2の背板部2aの表面には複数の接着層2dが設けられているので、接着層2dにより透湿防水シートBを固定することができる。また、接着層2dは、半球形状に突出した形状であるとともに、複数点在しているので、胴縁が固定される前であれば、透湿防水シートBは接着層2dの頂部に接着した状態、すなわち、接着層2dの全体ではなく一部と接着した状態なので、透湿防水シートBの剥がしと再固定を容易に行うことができる。そのため、透湿防水シートBを貼る際に皺が発生しても、容易に直すことができる。なお、胴縁が固定されることにより、接着層2dは押し潰され、透湿防水シートBと接着層2dの接着面積は増加するので、透湿防水シートBを確実に固定することができる。
よって、図4、5に示す水切りA2によれば、施工が行いやすいとともに、透湿防水シートBの貼り位置を容易に直すことができる。
図7、図8に示す水切りA3も、図1、図2に示す水切りA1と同じように、1枚のガルバリウム鋼板(登録商標)を折曲加工して製造されており、背板部3aと、水切り板部3bと、前板部3cが連結して形成されており、背板部3aの表面には、接着層が設けられている。しかし、水切りA3は、水切りA1とは接着層の材質と形状が異なる。水切りA3では、背板部3aの表面の接着層3dはスチレンーブタジエンーエチレン−スチレン共重合体を窒素ガスで発泡させた材であり、断面が半円形の状態で背板部3aの長さ方向に延びている。
図9では、図7、図8に示す水切りA3は、背板部3aの裏面を建築物の構造躯体に当接するとともに、水切り板部3bと前板部3cが外壁板Dより下方となり、更に前板部3cが建築物の構造躯体より前方になる位置に固定してある。そして、水切りA3の背板部3aの表面には、透湿防水シートBが、接着層3dにより固定されている。更に、透湿防水シートBの表面には、胴縁がビスCにより固定されており、該胴縁の表面には、外壁板Dが固定されている。この施工構造は、水切りA3を建築物の構造躯体に固定し、それから、水切りA3の背板部3aの表面に透湿防水シートBを固定するのだが、水切りA3の背板部3aの表面には接着層3dが設けられているので、接着層3dにより透湿防水シートBを固定することができる。また、接着層3dは、断面が半円形の状態で背板部3aの長さ方向に延びているので、胴縁が固定される前であれば、透湿防水シートBは接着層3dの頂部に接着した状態、すなわち、接着層3dの全体ではなく一部と接着した状態なので、透湿防水シートBの剥がしと再固定を容易に行うことができる。そのため、透湿防水シートBを貼る際に皺が発生しても、容易に直すことができる。なお、胴縁が固定されることにより、接着層3dは押し潰され、透湿防水シートBと接着層3dの接着面積は増加するので、透湿防水シートBを確実に固定することができる。
よって、図7、8に示す水切りA3によれば、施工が行いやすいとともに、透湿防水シートBの貼り位置を容易に直すことができる。
B 透湿防水シート
C ビス
D 外壁板
1a〜3a 背板部
1b〜3b 水切り板部
1c〜3c 前板部
1d〜3d 接着層
Claims (4)
- 建築物の構造躯体に固定する背板部と、該背板部の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部と、該水切り板部の前端から下方へ屈曲した前板部とを有する水切りであって、
背板部の表面には、接着層を有し、
接着層の表面には、前方に向かって突出した突起を複数有する
ことを特徴とする水切り。 - 建築物の構造躯体に固定する背板部と、該背板部の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部と、該水切り板部の前端から下方へ屈曲した前板部とを有する水切りであって、
背板部の表面には、前方に向かって突出した接着層が点在している
ことを特徴とする水切り。 - 建築物の構造躯体に固定する背板部と、該背板部の下方において前方斜め下方へ屈曲した水切り板部と、該水切り板部の前端から下方へ屈曲した前板部とを有する水切りであって、
背板部の表面には、断面が半円形の状態で該背板部の長さ方向に延びた接着層を有する
ことを特徴とする水切り。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の水切りであって、
前記背板部の表面の接着層は、剥離可能なシートにより覆われている
ことを特徴とする水切り。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05195589A (ja) * | 1992-01-18 | 1993-08-03 | Ig Tech Res Inc | 外装防水構造 |
JPH10280636A (ja) * | 1997-04-09 | 1998-10-20 | I K C Kk | 粘着シートおよびその施工方法 |
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JP2009281034A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 土台水切り及び土台水切りの施工方法 |
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