JP2011147041A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】補聴機能付きの携帯端末で、着信音等の報知音を大音量で突発的に受聴させない。
【解決手段】筐体と、前記筐体の内部に配置されたマイクと、前記マイクに入力された音声を増幅する音声増幅部と、前記音声増幅部によって音量が増幅された音声を出力するイヤホン接続部と、前記筐体の内部に配置され、報知音を出力するスピーカと、を備え、前記報知音を出力する場合、前記音声増幅部の増幅率を所定値以下にした後に、前記スピーカが鳴動音を出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、イヤホンやヘッドセットなどを接続する外部音声出力端子を備え、本体マイクで収音した音を増幅し外部音声出力端子に出力することで簡易的な補聴機能を実現する携帯端末に関するものである。
高齢化社会の進行により聴覚の衰えを補助する補聴器の重要性が増している。しかし、聴覚の衰えをそれほど自覚していない人にとって補聴器は高額な商品であり、補聴器の装着に対して強い抵抗感を示す人が多い。そのような一時的な聴覚補助を求める人のために、安価な簡易的な補聴機能を持つ機器が市場に出回っているが、一時的な聴覚補助のために常に携行するのは利便性が悪い。そこで、一般に広く普及しており、音声の入出力手段を生来持つ携帯電話にて簡易的な補聴機能を提供する技術として特許文献1および特許文献2などが開示されている。
特許文献1に開示される補聴機能付き携帯電話機は、切り替えスイッチを用いて、補聴機能を有効にするか、または通話機能を有効にするか、を選択可能にしている。補聴機能が有効である場合には、携帯電話機本体のマイクで収音した音を増幅してイヤホンに出力するものであるが、補聴機能を有効としている場合の着信の報知について考慮されていないため、仮に、補聴機能を有効にしたまま携帯電話機本体のマイク近傍にあるスピーカーから着信音を鳴動させた場合には、使用者に突然の大音量を受聴させる可能性がある。
特許文献2に開示される補聴機能付携帯電話は、補聴機能が有効であるときの着信報知について、ヘッドセットを使用者が装着しているかの判定手段を設け、装着している場合には、着信音の鳴動をヘッドセットに対して直接行うことで、補聴機能を有効としている場合の着信の報知について対処している。しかしながら、この補聴機能付携帯電話は、ヘッドセット自身に使用者が装着しているかの判定手段、例えばセンサーのようなもの、を設ける必要があり、一般的に販売されているヘッドセットを使用することができず、使用者はその分のコストを負担する必要がある。
特開平10−290274号公報 特開2008−219586号公報
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、携帯端末本体に備えられたマイクにて周囲の音を収音し、収音した音を増幅した後に、一般的に普及しているイヤホンを使用可能な外部音声出力端子に出力することで簡易的な補聴機能を提供する携帯端末であり、補聴機能を使用中の使用者に対して着信音やカメラ撮影音などの報知音を突発的に大音量で受聴させる可能性の無い携帯端末を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体の内部に配置されたマイクと、前記マイクに入力された音声を増幅する音声増幅部と、前記音声増幅部によって音量が増幅された音声を出力するイヤホン接続部と、前記筐体の内部に配置され、報知音を出力するスピーカと、を備え、前記報知音を出力する場合、前記音声増幅部の増幅率を所定値以下にした後に、前記スピーカが鳴動音を出力する。
この構成により、前記報知音が前記スピーカーから鳴動された際に、前記マイクで収音した音が前記増幅部で所定値以下の増幅率で増幅されイヤホン接続部に出力されるため、前記増幅率の所定値を低く抑えることで、イヤホン接続部に出力される音を受聴者に不快感を与えないレベルにすることができる。
さらに、本発明の携帯端末は、イヤホン接続部にイヤホンを接続する。
この構成により、本発明の携帯端末は、使用者に対して簡易的な補聴機能を提供するものであり、補聴機能を使用中に、携帯端末から報知音が出力されたとしても、使用者にとって突発的な大音量を受聴させる可能性を回避することができる。
さらに、本発明の携帯端末は、外部と通信する通信部を備え、前記報知音を前記通信部の通信において着信があったことを示す着信音とする。
この構成により、使用者が補聴機能を利用中に、外部から着信があり、着信音が前記スピーカーから鳴動された場合でも、使用者にとって突発的な大音量を受聴させることなく、使用者に着信を報知することが可能となる。また、補聴機能が有効となっているが、使用者が前記イヤホン接続部に接続されたイヤホンを装着中で無い場合であっても、前記スピーカーから着信音を鳴動させることで、使用者に着信を報知することが可能となる。
さらに、本発明の携帯端末は、カメラ部を備え、前記報知音を前記カメラ部にて撮影する際に鳴動させるカメラ撮影音とする。
この構成により、本発明の携帯端末は、使用者が補聴機能を利用中に、本携帯端末にてカメラ撮影をし、前記スピーカーからカメラ撮影音が鳴動された場合でも、使用者にとって突発的な大音量を受聴させることなく、使用者はカメラ撮影をすることが可能となる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記スピーカーが前記報知音を出力した後に、前記増幅率を前記所定値以下から徐々に大きくする。
この構成により、報知音の鳴動後、徐々に前記増幅率を回復させるので、周囲騒音などがあるような場所での使用においても、使用者に突発的な大音量を受聴させることなく、速やかに補聴機能を回復させることができ、補聴機能の使用感を向上させることができる。
また、本発明の携帯端末は、筐体と、前記筐体の内部に配置されたマイクと、前記マイクに入力された音声を増幅する音声増幅部と、前記音声増幅部によって音量が増幅された音声を出力するイヤホン接続部と、前記筐体の内部に配置され、振動するバイブレータと、を備え、前記バイブレータが振動する場合、前記音声増幅部の増幅率を所定値以下にした後に、前記バイブレータが振動することを特徴とする。
この構成により、前記バイブレータが振動することによって音が発生する際に、前記マイクで収音した音が前記増幅部で所定値以下の増幅率で増幅されイヤホン接続部に出力されるため、前記増幅率の所定値を低く抑えることで、イヤホン接続部に出力される音を受聴者に不快感を与えないレベルにすることができる。
さらに、本発明の携帯端末は、イヤホン接続部にイヤホンを接続する。
この構成により、本発明の携帯端末は、使用者に対して簡易的な補聴機能を提供するものであり、補聴機能を使用中に、携帯端末のバイブレータが振動し音が発生したとしても、使用者にとって突発的な大音量を受聴させる可能性を回避することができる。
さらに、本発明の携帯端末は、前記バイブレータが振動した後に、前記増幅率を前記所定値以下から徐々に大きくする。
この構成により、バイブレータの振動が終わった後に、徐々に前記増幅率を回復させるので、周囲騒音などがあるような場所での使用においても、使用者に突発的な大音量を受聴させることなく、速やかに補聴機能を回復させることができ、補聴機能の使用感を向上させることができる。
以上のように本発明は、携帯端末が提供する簡易的な補聴機能を利用中に、使用者にとって突発的に発せられる、着信音、カメラ撮影音、またはバイブレータの振動音のような報知音が、補聴機能により増幅されて使用者に大音量を受聴させる可能性を回避することができる。また、着信音、カメラ撮影音、またはバイブレータの振動音のような報知音の鳴動後に、徐々に補聴機能を回復させることで、使用者に突発的な大音量を受聴させることなく、速やかに補聴機能を回復させることができ、補聴機能の使用感を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態における携帯端末を示す構成図 本発明の第1の実施形態における制御手順を示す説明図 本発明の第1の実施形態における増幅率の変化を示す説明図 本発明の第1の実施形態における携帯端末を示す外観図 本発明の第2の実施形態における携帯端末を示す構成図 本発明の第2の実施形態における制御手順を示す説明図 本発明の第2の実施形態における増幅率の変化を示す説明図 本発明の第2の実施形態における携帯端末を示す外観図 本発明の第3の実施形態における携帯端末を示す構成図 本発明の第3の実施形態における制御手順を示す説明図 本発明の第3の実施形態における増幅率の変化を示す説明図 本発明の第3の実施形態における携帯端末を示す外観図 本発明の第4の実施形態における携帯端末を示す構成図 本発明の第4の実施形態における制御手順を示す説明図 本発明の第4の実施形態における増幅率の変化を示す説明図 本発明の第4の実施形態における携帯端末を示す外観図
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における携帯端末を示す構成図である。
図1に示すように、第1の実施形態の携帯端末は、マイク101と、音声入力部102と、音声増幅部103と、全体制御部104と、報知音生成部105と、報知音出力部106と、スピーカー107と、イヤホン接続部108と、イヤホン109と、を備える。
全体制御部104の指示を受けて、マイク101は周囲の音を収音しアナログ電気信号に変換し音声入力部102に出力する。音声入力部102では、マイク101からのアナログ電気信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された周囲音は全体制御部104の指示により音声増幅部103で所定の増幅率αに従って増幅され、イヤホン接続部108に出力される。イヤホン接続部108では音声増幅部103で増幅された周囲音を、イヤホン接続部108に接続されたイヤホン109に出力する。これにより、使用者はマイク101で収音した周囲音を、所定の増幅率αで増幅された音声としてイヤホン109を介して受聴することが可能となり、本携帯端末は簡易的な補聴機能を使用者に提供することが可能となる。増幅率αは、周囲音をどれだけ増幅して使用者に受聴させるかを決めるものであり、増幅率αの調整機能を持たせ使用者に決定させても良いし、既定の値をいくつか用意しておき使用者に選択させても良い。
また、使用者や周囲の人に対して何らかの報知、例えば図示しない電池の容量切れの通知など、をするために、全体制御部104の指示により、報知音生成部105で生成されたデジタル信号の報知音が報知音出力部106に出力され、報知音出力部106にてアナログ電気信号に変換されたのちにスピーカー107にて鳴動させることが可能となっている。
ここで、使用者が本携帯端末の補聴機能を利用している際に、使用者の意思の有無に関わらず、報知音が使用者や周囲の人に対して鳴動される場合の制御部104による制御手順を図2を用いて説明する。
まず、図2を用いて、補聴機能を開始し、終了する手順について説明する。ステップS101でマイク101の電源をONとし、ステップS102でマイク101から音声入力部102に入力される周囲音のアナログ電気信号をデジタル信号へ変換し、音声増幅部103へ出力するよう指示する。ステップS103でイヤホン接続部108に対して音声増幅部103で増幅された周囲音のデジタル信号をアナログ信号に変換してイヤホン109へ出力するように指示する。ただし、この時点では、音声増幅部103では音声の増幅が指示されていないため、イヤホン109へ出力される音声は無音となる。次にステップS104で音声増幅部103に対して所定の増幅率αを指示することで、増幅率αで増幅された周囲音のデジタル信号がイヤホン接続部108へ渡されることとなり、使用者はイヤホン109にて増幅された周囲音を受聴することが可能となる。
次に、ステップS201で報知音を鳴動しないと判定した場合には、ステップS301へと進み、ステップS301で補聴機能が継続的に提供される。次にステップS402にて、補聴機能の終了が選択されると、ステップS501にて、ステップS104で設定した増幅率を増幅率αから増幅率0に変更するよう音声増幅部103へ指示をし、ステップS502でイヤホン接続部108に対してイヤホン109への出力を停止するよう指示をする。ステップS503で音声入力部102に対して、マイク101からの入力受付を停止するよう指示し、ステップS504でマイク101の電源をOFFとする。これにより、補聴機能が終了される。
次に、ステップS201で報知音を鳴動すると判定した場合について説明する。ステップS201で報知音を鳴動しないと判定し、かつ、ステップS402で補聴機能の終了を選択しない場合には、ステップS301が連続的に実行される状態となる。この状態で、ステップS201にて、報知音を鳴動すると判定した場合、ステップS601で音声増幅部103に対して増幅率を増幅率βに変更するよう指示をする。次に、ステップS602でスピーカー107の電源をONとし、ステップS603で報知音生成部105に対して報知音の生成を指示する。生成された報知音はステップS604で報知音出力部106を経由してスピーカー107に出力され、報知音が使用者または周囲の人に報知される。ここで、増幅率βは、スピーカー107から発せられた報知音をマイク101で収音し、音声増幅部103で増幅率βで増幅されたものが、イヤホン109を介して使用者に受聴させた際に大音量とならないような値、例えば増幅率0とされるのが望ましい。この制御手順により、報知音が鳴動している間は音声増幅部103での増幅率は使用者に不快感を与えることの無いレベルにすることが可能となる。
ステップS604で報知音の鳴動が完了し、報知音生成部105から全体制御部104へ報知音の鳴動完了が通知された後に、全体制御部104は、ステップS605にてスピーカーの電源をOFFとし、ステップS606で音声増幅部103に対して増幅率をβからαに変更するよう指示する。ここで、増幅率βから増幅率αへの変更は、徐々にβからαに近づくようにすることで、周囲音が突発的に増幅率αで増幅されて使用者が受聴することを避けることが可能となる。
次に、音声増幅部103で設定される増幅率を縦軸、時間を横軸にとった図3を用いて増幅率の変化について説明する。
区間K101では、図2のステップS101からS103に相当し、音声増幅部103の増幅率は0となっている。図2のステップS104の制御を受けて区間K102では音声増幅部103での増幅率は0からαへと徐々に変更される。増幅率がαとなることで、マイク101で収音された周囲音が増幅率αで増幅され、使用者はイヤホン109で増幅された周囲音を受聴することが可能となる。
次に、何らかの要因、例えば図示しない電池の容量切れの通知など、により報知音を鳴動することになると、図2のステップS601の制御を受けて音声増幅部103の増幅率はαからβへと変更される。ここまでが区間K102となり、この区間は使用者に対して補聴機能が提供される区間となる。区間K103は図2のステップS602からステップS605の制御が行われる区間となり、マイク101に大音量が入力されたとしても、音声増幅部103の増幅率βにより、補聴機能の使用者に不快感を与えないレベルの周囲音がイヤホン109から出力されることになる。なお、この区間K103ではイヤホン接続部108からのイヤホン109への出力をしなくとも構わない。
報知音の鳴動が終了すると、図2のステップS606の制御により、音声増幅部103の増幅率はβからαへと変更され、区間K104では再び補聴機能が有効となる。
次に、何らかの要因、例えば図示しないキー操作部からの入力、により図2のステップS402にて補聴機能の終了が選択されると、図2のステップS501の制御により、音声増幅部103の増幅率はαから0へと変更され、補聴機能の使用者への提供は終了となる。区間K105は、補聴機能が終了となった区間を示す。なお、図3では、増幅率αを一定としているが、マイク101によって入力される音量に応じて増幅率を変化させても構わない。
次に本発明の第1の実施形態における携帯端末の構成要素の配置について図4を用いて説明する。
図4に示すように、第1の実施形態の携帯端末の外観は、マイク音孔G101と、スピーカー音孔G107と、イヤホン接続部G108と、イヤホンG109と、キー操作部G203と、筐体G501と、表示部G502と、からなる。
マイク音孔G101は周囲の音声を筐体G501の内部に配置される図1に示したマイク101に導き収音するための穴である。スピーカー音孔G107は報知音を筐体G501の内部に配置される図1に示したスピーカー107から発せられる音を筐体G501の外部に導くための穴である。イヤホン接続端子G108は図1に示したイヤホン接続部108に対応した物理的なイヤホンの接続部である。イヤホンG109は図1のイヤホン109の外観上の一例である。キー操作部G203は本携帯端末の電源ONやOFFなどの使用者の意図を図1の全体制御部104に通知するための入力デバイスであるが、図1に対応する構成要素は図示していない。表示部G502は使用者に視覚的に本携帯端末の状態を通知するための出力デバイスであるが、図1に対応する構成要素は図示していない。
以上に述べたとおり、この実施形態においては、使用者が補聴機能を利用している際に、使用者の意思に関わらず報知音を発する必要がある場合に、音声増幅部103での増幅率を補聴機能に適した増幅率αから、大音量がマイク101に入力されたとしても使用者に不快感を与えない増幅率βに変更してから、報知音を発することで、使用者にとっては突発的な大音量を受聴する可能性を回避することができる。また、報知音の鳴動が完了した後に、増幅率βをαに変更する際には、徐々にβからαに近づくようにすることで、周囲音が突発的に増幅率αで増幅されて使用者が受聴することを避けることが可能となる。
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態における携帯端末を示す構成図である。
図5に示すように、第2の実施形態の携帯端末は、マイク101と、音声入力部102と、音声増幅部103と、全体制御部204と、報知音生成部205と、報知音出力部106と、スピーカー107と、イヤホン接続部108と、イヤホン109と、通信部201と、アンテナ202と、キー操作部203と、着信音生成部206と、受話音出力部207と、レシーバー208と、を備える。
図3において、図1と共通する構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
全体制御部204は、第1の実施形態と同様にマイク101、音声入力部102、音声増幅部103、音声出力部106、スピーカー107、イヤホン接続部108、イヤホン109の制御を行い、さらに、通信部201、キー操作部203、報知音生成部205、受話音出力部207、レシーバー208に対して新たな制御を行う。
通信部201は、音声通話の音声データや呼制御を図示しない基地局との間でアンテナ202を介して無線通信を行う。音声通話中に基地局に送られる音声通話データは、マイク101で収音されたアナログ電気信号を音声入力部102でデジタルデータに変換し、全体制御部204を介して通信部201に送られたものが使用される。また、基地局から送られてくる音声通話データは、全体制御部204経由でデジタル音声データが受話音出力部207に送られ、アナログ電気信号に変換された後にレシーバー208に出力される。また、通信部201がアンテナ202を介して図示しない基地局との呼制御により、着信を受けると、全体制御部204は、報知音生成部205に対して着信音記憶部206から着信音のデータを読み出して着信音の音声デジタルデータを生成するよう指示をする。指示を受けた報知音生成部205は、生成した着信音の音声デジタルデータを音声出力部106に出力し、音声出力部106は入力された音声デジタルデータをアナログ電気信号に変換し、スピーカー107に出力することで、着信音が使用者に対して鳴動される。使用者が着信に応答する場合には、キー操作部203を介して全体制御部204に着信応答の旨が通知され、音声通話の接続確立を通信部201に指示することになる。
ここで、使用者が補聴機能を利用している際に、着信があった場合の制御部204による制御手順を図6を用いて説明する。
図6において、図2と共通するステップには同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
図6を用いて補聴機能を開始し、終了する手順について説明する。ステップS101からステップS104の実施により、使用者はイヤホン109にて増幅率αで増幅された周囲音を受聴することが可能となる。次にステップS211で着信が無いと判定した場合には、ステップS301へと進み、ステップS301で補聴機能が継続的に提供される。次にステップS402にて、補聴機能の終了が選択されると、ステップS501からステップS504を経て補聴機能は終了となる。
次に、ステップS211で着信があったと判定した場合について説明する。着信自体は、通信部201がアンテナ202を介して図示しない基地局と呼制御を行うことで実現され、制御部204が着信があったと判定を行う。ステップS402で補聴機能の終了を選択せず、かつ、ステップS211で着信ありと判定しない限りステップS301が継続的に実行されている状態となる。この状態で、ステップS211にて、着信ありと判定すると、ステップS601とステップS602で、音声増幅部103の増幅率をβに変更し、スピーカー107の電源をONとする。
ステップS613で報知音生成部205にて着信音記憶部206から着信音のデータを読み出して着信音の音声デジタルデータを生成するよう指示をする。生成された着信音はステップS614で報知音出力部106を経由してスピーカー107に出力され、着信音が使用者または周囲の人に報知される。使用者の着信応答がキー操作部203を介して全体制御部204に伝えられると、ステップS614で報知音生成部205に対して着信音の生成停止を指示し、ステップS615でスピーカーの電源をOFFとし、ステップS606で音声増幅部103での増幅率をβからαに変更する。次に、使用者が着信に応答したため、ステップS402で補聴機能の終了を選択し、S501からS504が実施され補聴機能が終了し、続いて音声通話の制御手順が開始される。なお、ステップS606で音声増幅部103での増幅率をβからαに変更しているが、着信に応答する場合には、補聴機能の終了がステップS402で選択されるため実施されなくとも構わない。
ここで、使用者が着信に応答しないまま通話相手からの発信が終了した場合には、ステップS614で着信音の鳴動を停止し、ステップS615でスピーカーの電源をOFFとし、ステップS606で増幅率がβからαに変更され、補聴機能が継続される。
次に音声増幅部103で設定される増幅率を縦軸、時間を横軸にとった図7を用いて増幅率の変化について説明する。
区間K201は、図6のステップS101からステップS103に相当し、音声増幅部103の増幅率は0となっている。図6のステップS104の制御を受けて区間K202では音声増幅部103での増幅率は0からαへと徐々に変更される。増幅率がαとなることで、マイク101で収音された周囲音が増幅率αで増幅され、使用者はイヤホン109で増幅された周囲音を受聴することが可能となる。
次に、図6のステップS211にて着信ありと判定すると、図6のステップS601の制御を受けて音声増幅部103の増幅率はαからβへと変更される。ここまでが区間K202となり、この区間は使用者に対して補聴機能が提供される区間となる。区間K203は図6のステップS602からステップS615の制御が行われる区間となり、マイク101に大音量で鳴動する着信音が入力されたとしても、音声増幅部103の増幅率βにより、補聴機能の使用者に不快感を与えないレベルの着信音がイヤホン109から出力されることになる。なお、この区間K203ではイヤホン接続部108からのイヤホン109への出力をしなくとも構わない。
着信音の鳴動が終了すると、図6のステップS606の制御により、音声増幅部103の増幅率はβからαへと変更され、区間K204では再び補聴機能が有効となる。
次に、何らかの要因、例えば使用者が着信に応答した場合、図6のステップS402にて補聴機能の終了が選択されると、図6のステップS501の制御により、音声増幅部103の増幅率はαから0へと変更され、補聴機能の使用者への提供は終了となる。区間K205は、補聴機能が終了となった区間を示す。なお、図7では、増幅率αを一定としているが、マイク101によって入力される音量に応じて増幅率を変化させても構わない。また、着信に応答する場合はステップS606での音声増幅部103の増幅率の変更を省略し、区間K204区間でも増幅率がβとなるようにしても構わない。
次に本発明の第2の実施形態における携帯端末の構成要素の配置について図8を用いて説明する。
図8において、図4と共通する構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
図8に示すように、第2の実施形態の携帯端末の外観は、マイク音孔G101と、スピーカー音孔G107と、イヤホン接続部G108と、レシーバー音孔G208と、イヤホンG109と、キー操作部G213と、筐体G511と、表示部G502と、からなる。
レシーバー音孔G208は音声通話時の対局の音声を筐体G511の内部に配置される図5に示したレシーバー208から発せられる音を筐体G511の外部に導くための穴である。キー操作部G213は着信時の応答などの使用者の意図を図5の全体制御部204に通知するための入力デバイスであり、図5のキー操作部203に対応する。
以上に述べたとおり、この実施形態においては、使用者が補聴機能を利用している際に、外部からの着信により着信音を発する場合に、音声増幅部103での増幅率を補聴機能に適した増幅率αから、大音量がマイク101に入力されたとしても使用者に不快感を与えない増幅率βに変更してから、着信音を発することで、使用者にとっては突発的な大音量を受聴する可能性を回避することができる。また、着信音の鳴動が完了した後に、増幅率βをαに変更する際には、徐々にβからαに近づくようにすることで、周囲音が突発的に増幅率αで増幅されて使用者が受聴することを避けることが可能となる。
(第3の実施形態)
図9は本発明の第3の実施形態における携帯端末を示す構成図である。
図9に示すように、第3の実施形態の携帯端末は、マイク101と、音声入力部102と、音声増幅部103と、全体制御部304と、報知音生成部305と、報知音出力部106と、スピーカー107と、イヤホン接続部108、イヤホン109と、通信部201と、アンテナ202と、キー操作部303と、報知音生成部305と、受話音出力部207と、レシーバー208と、カメラ部301と、撮影音記憶部302と、を備える。
図9において、図5と共通する構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
全体制御部304は、第2の実施形態と同様にマイク101、音声入力部102、音声増幅部103、音声出力部106、スピーカー107、イヤホン接続部108、イヤホン109、通信部201、キー操作部303、受話音出力部207、レシーバー208の制御を行い、さらに、カメラ部301、報知音生成部305に対して新たな制御を行う。
カメラ部301は、使用者がキー操作部303を介してカメラ撮影を全体制御部304に通知することで、全体制御部304の制御によりカメラ撮影を行う。カメラ撮影をする際に、盗撮抑止を目的として撮影音を鳴動させる場合には、全体制御部304は、報知音生成部305に対して、撮影音記憶部302より撮影音データを読み出し撮影音の音声デジタルデータを生成するよう指示をする。指示を受けた報知音生成部305は、生成した撮影音の音声デジタルデータを音声出力部106に出力し、音声出力部106は入力された音声デジタルデータをアナログ電気信号に変換し、スピーカー107に出力することで、撮影音が周囲の人に対して鳴動される。
ここで、使用者が補聴機能を利用している際に、カメラ撮影が行われる場合の制御部304による制御手順を図10を用いて説明する。
図10において、図6と共通するステップには同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
図10を用いて補聴機能を開始し、終了する手順について説明する。ステップS101からステップS104の実施により、使用者はイヤホン109にて増幅率αで増幅された周囲音を受聴することが可能となる。次にステップS221でカメラ撮影が無いと判定した場合には、ステップS301へと進み、ステップS301で補聴機能が継続的に提供される。次にステップS402にて、補聴機能の終了が選択されると、ステップS501からステップS504を経て補聴機能は終了となる。
次に、ステップS221でカメラ撮影があると判定された場合について説明する。カメラ撮影自体は、使用者がキー操作部303を介してカメラ撮影を全体制御部304に通知することで、全体制御部304の指示によりカメラ部301で行われるため、制御部304はキー操作部303からの通知によりカメラ撮影をすると判定できる。ステップS402で補聴機能の終了を選択せず、かつ、ステップS221でカメラ撮影ありと判定しない限りステップS301が継続的に実行されている状態となる。この状態で、ステップS221にて、カメラ撮影ありと判定すると、ステップS601とステップS602で、音声増幅率βに変更し、スピーカー107の電源をONとする。
ステップS623で報知音生成部305にて撮影音記憶部302から撮影音のデータを読み出して撮影音の音声デジタルデータを生成するよう指示をする。生成された撮影音はステップS624で報知音出力部106を経由してスピーカー107に出力され、撮影音が周囲の人に報知される。ステップS624で撮影音の鳴動が終了すると全体制御部304は報知音生成部305から撮影音鳴動完了が通知され、ステップS625でスピーカーの電源をOFFとし、ステップS606で音声増幅部103に対して増幅率をβからαに変更するように指示し、補聴機能が継続される。
次に、音声増幅部103で設定される増幅率を縦軸、時間を横軸にとった図11を用いて増幅率の変化について説明する。
区間K301は、図10のステップS101からステップS103に相当し、音声増幅部103の増幅率は0となっている。図10のステップS104の制御を受けて区間K302では音声増幅部103での増幅率は0からαへと徐々に変更される。増幅率がαとなることで、マイク101で収音された周囲音が増幅率αで増幅され、使用者はイヤホン109で増幅された周囲音を受聴することが可能となる。
次に、図10のステップS221にてカメラ撮影ありと判定すると、図10のステップS601の制御を受けて音声増幅部103の増幅率はαからβへと変更される。ここまでが区間K202となり、この区間は使用者に対して補聴機能が提供される区間となる。区間K203は図10のステップS602からステップS625の制御が行われる区間となり、マイク101に大音量で鳴動するカメラ撮影音が入力されたとしても、音声増幅部103の増幅率βにより、補聴機能の使用者に不快感を与えないレベルのカメラ撮影音がイヤホン109から出力されることになる。なお、この区間K303ではイヤホン接続部108からのイヤホン109への出力をしなくとも構わない。
カメラ撮影音の鳴動が終了すると、図10のステップS606の制御により、音声増幅部103の増幅率はβからαへと変更され、区間K304では再び補聴機能が有効となる。
次に本発明の第3の実施形態における携帯端末の構成要素の配置について図12を用いて説明する
図12において、図8と共通する構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
図12に示すように、第3の実施形態の携帯端末の外観は、マイク音孔G101と、スピーカー音孔G107と、イヤホン接続部G108と、レシーバー音孔G208と、イヤホンG109と、キー操作部G223と、筐体G521と、表示部G502と、カメラレンズG301と、からなる。
カメラレンズG301はカメラ撮影時に、筐体G521の内部に配置される図9に示したカメラ部301で外部からの光を取り込むレンズである。キー操作部G223はカメラ撮影時の撮影指示などの使用者の意図を図9の全体制御部304に通知するための入力デバイスであり、図9のキー操作部303に対応する。
以上に述べたとおり、この実施形態においては、使用者が補聴機能を利用している際に、カメラ撮影時にカメラ撮影音を発する場合に、音声増幅部103での増幅率を補聴機能に適した増幅率αから、大音量がマイク101に入力されたとしても使用者に不快感を与えない増幅率βに変更してから、カメラ撮影音を発することで、使用者にとっては突発的な大音量を受聴する可能性を回避することができる。また、カメラ撮影音の鳴動が完了した後に、増幅率βをαに変更する際には、徐々にβからαに近づくようにすることで、周囲音が突発的に増幅率αで増幅されて使用者が受聴することを避けることが可能となる。
(第4の実施形態)
図13は本発明の第4の実施形態における携帯端末を示す構成図である。
図13に示すように、第4の実施形態の携帯端末は、マイク101と、音声入力部102と、音声増幅部103と、全体制御部404と、イヤホン接続部108、イヤホン109と、通信部201と、アンテナ202と、キー操作部203と、受話音出力部207と、レシーバー208と、を備える。
図13において、図5と共通する構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
全体制御部404は、第2の実施形態と同様にマイク101、音声入力部102、音声増幅部103、音声出力部106、スピーカー107、イヤホン接続部108、イヤホン109、通信部201、キー操作部203、受話音出力部207、およびレシーバー208の制御を行い、さらに、バイブレータ部401に対して新たな制御を行う。
通信部201がアンテナ202を介して図示しない基地局との呼制御により、着信を受けると、全体制御部404は、バイブレータ部401に対して振動動作をするよう指示をする。指示を受けたバイブレータ部401は、振動を開始し、使用者に対して着信が通知される。使用者が着信に応答する場合には、キー操作部203を介して全体制御部404に着信応答の旨が通知され、音声通話の接続確立を通信部201に指示することになる。
ここで、使用者が補聴機能を利用している際に、着信があった場合の制御部404による制御手順を図14を用いて説明する。
図14において、図6と共通するステップには同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
図14を用いて補聴機能を開始し、終了する手順について説明する。ステップS101からステップS104の実施により、使用者はイヤホン109にて増幅率αで増幅された周囲音を受聴することが可能となる。次にステップS231で着信が無いと判定した場合には、ステップS301へと進み、ステップS301で補聴機能が継続的に提供される。次にステップS402にて、補聴機能の終了が選択されると、ステップS501からステップS504を経て補聴機能は終了となる。
次に、ステップS231で着信があったと判定した場合について説明する。着信自体は、通信部201がアンテナ202を介して図示しない基地局と呼制御を行うことで実現され、制御部404が着信があったと判定を行う。ステップS402で補聴機能の終了を選択せず、かつ、ステップS231で着信ありと判定しない限りステップS301が継続的に実行されている状態となる。この状態で、ステップS231にて、着信ありと判定すると、ステップS601で、音声増幅部103の増幅率をβに変更する。
ステップS634で全体制御部404はバイブレータ部401に動作指示を出し、バイブレータの振動が開始され、振動により使用者または周囲の人に報知される。使用者の着信応答がキー操作部203を介して全体制御部404に伝えられると、ステップS635で全体制御部404からバイブレータ部401にバイブレータ動作停止が指示されバイブレータによる振動が停止され、ステップS606で音声増幅部103での増幅率をβからαに変更する。次に、使用者が着信に応答したため、ステップS402で補聴機能の終了を選択し、S501からS504が実施され補聴機能が終了し、続いて音声通話の制御手順が開始される。なお、ステップS606で音声増幅部103での増幅率をβからαに変更しているが、着信に応答する場合には、補聴機能の終了がステップS402で選択されているため実施されなくとも構わない。
ここで、使用者が着信に応答しないまま通話相手からの発信が終了した場合には、ステップS635でバイブレータの動作を停止し、ステップS606で増幅率がβからαに変更され、補聴機能が継続される。
次に音声増幅部103で設定される増幅率を縦軸、時間を横軸にとった図15を用いて増幅率の変化について説明する。
区間K401は、図14のステップS101からステップS103に相当し、音声増幅部103の増幅率は0となっている。図14のステップS104の制御を受けて区間K402では音声増幅部103での増幅率は0からαへと徐々に変更される。増幅率がαとなることで、マイク101で収音された周囲音が増幅率αで増幅され、使用者はイヤホン109で増幅された周囲音を受聴することが可能となる。
次に、図14のステップS211にて着信ありと判定すると、図14のステップS601の制御を受けて音声増幅部103の増幅率はαからβへと変更される。ここまでが区間K402となり、この区間は使用者に対して補聴機能が提供される区間となる。区間K403は図14のステップS602からステップS615の制御が行われる区間となり、マイク101にバイブレータ部401の振動動作による振動音が入力されたとしても、音声増幅部103の増幅率βにより、補聴機能の使用者に不快感を与えないレベルの着信音がイヤホン109から出力されることになる。なお、この区間K403ではイヤホン接続部108からのイヤホン109への出力をしなくとも構わない。
バイブレータ部401の振動動作が終了すると、図14のステップS606の制御により、音声増幅部103の増幅率はβからαへと変更され、区間K404では再び補聴機能が有効となる。
次に、何らかの要因、例えば使用者が着信に応答した場合、図14のステップS402にて補聴機能の終了が選択されると、図14のステップS501の制御により、音声増幅部103の増幅率はαから0へと変更され、補聴機能の使用者への提供は終了となる。区間K405は、補聴機能が終了となった区間を示す。なお、図15では、増幅率αを一定としているが、マイク101によって入力される音量に応じて増幅率を変化させても構わない。また、着信に応答する場合はステップS606での音声増幅部103の増幅率の変更を省略し、区間K404でも増幅率がβとなるようにしても構わない。
次に本発明の第4の実施形態における携帯端末の構成要素の配置について図16を用いて説明する。
図16において、図8と共通する構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態での説明を省略する。
図16に示すように、第4の実施形態の携帯端末の外観は、マイク音孔G101と、イヤホン接続部G108と、レシーバー音孔G208と、イヤホンG109と、キー操作部G213と、筐体G531と、表示部G502と、からなる。
図8の構成要素と比べてスピーカー音孔が筐体G531に無い以外は同じものである。また、図13のバイブレータ部は筐体G531内部に配置されるものであるため図16には示していない。
以上に述べたとおり、この実施形態においては、使用者が補聴機能を利用している際に、外部からの着信によりバイブレータ部401を振動動作させる場合に、音声増幅部103での増幅率を補聴機能に適した増幅率αから、大音量がマイク101に入力されたとしても使用者に不快感を与えない増幅率βに変更してから、バイブレータ部401を振動動作させることで、使用者にとっては突発的な大音量を受聴する可能性を回避することができる。また、バイブレータ部401の振動動作が停止した後に、増幅率βをαに変更する際には、徐々にβからαに近づくようにすることで、周囲音が突発的に増幅率αで増幅されて使用者が受聴することを避けることが可能となる。
本発明は、携帯電話を代表とする音の再生、記録、通話が可能な携帯端末に幅広く適用可能である。また、携帯電話と無線で接続されるマイクとイヤホンを備えるヘッドセットにも適用可能である。さらに、動画を撮影可能なデジタルカメラやビデオカメラについてもイヤホン接続部を設けることで適用可能となる。
101 マイク
102 音声入力部
103 音声増幅部
104、204、304、404 全体制御部
105、205、305 報知音生成部
106 報知音出力部
107 スピーカー
108 イヤホン接続部
109 イヤホン
201 通信部
202 アンテナ
203、303 キー操作部
206 着信音記憶部
207 受話音出力部
208 レシーバー
301 カメラ部
302 撮影音記憶部
401 バイブレータ部
K101、K105、K201、K205、K301、K305、K401、K405 補聴機能無効区間
K102、K104、K202、K204、K302、K304、K402、K404 補聴機能有効区間
K103 報知音鳴動区間
K203 着信音鳴動区間
K303 カメラ撮影音鳴動区間
K403 バイブレータ振動動作区間
G101 マイク音孔
G107 スピーカー音孔
G108 イヤホン接続部
G109 イヤホン
G203、G213、G223 キー操作部
G208 レシーバー音孔
G301 カメラレンズ
G501、G511、G521、G531 筐体
G502 表示部

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置されたマイクと、
    前記マイクに入力された音声を増幅する音声増幅部と、
    前記音声増幅部によって音量が増幅された音声を出力するイヤホン接続部と、
    前記筐体の内部に配置され、報知音を出力するスピーカと、を備え、
    前記報知音を出力する場合、前記音声増幅部の増幅率を所定値以下にした後に、前記スピーカが鳴動音を出力する携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記イヤホン接続部に、イヤホンが接続された携帯端末。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の携帯端末であって、
    外部と通信する通信部を備え、
    前記報知音は、前記通信部の通信において着信があったことを示す着信音である携帯端末。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の携帯端末であって、
    カメラ部を備え、
    前記報知音は、前記カメラ部にて撮影する際に鳴動させる報知音である携帯端末。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の携帯端末であって、
    前記スピーカが前記報知音を出力した後に、前記増幅率を前記所定値以下から徐々に大きくする携帯端末。
  6. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置されたマイクと、
    前記マイクに入力された音声を増幅する音声増幅部と、
    前記音声増幅部によって音量が増幅された音声を出力するイヤホン接続部と、
    前記筐体の内部に配置され、振動するバイブレータと、を備え、
    前記バイブレータが振動する場合、前記音声増幅部の増幅率を所定値以下にした後に、前記バイブレータが振動する携帯端末。
  7. 請求項6に記載の携帯端末であって、
    前記イヤホン接続部に、イヤホンが接続された携帯端末。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の携帯端末であって、
    前記バイブレータが振動した後に、前記増幅率を前記所定値以下から徐々に大きくする携帯端末。
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