JP2006345025A - 電話装置およびその音声処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】難聴者や健常者が通話するときに、迅速に最適な音量および音質に変更可能とすることで、満足のいく会話が楽しめる電話装置およびその音声処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する音声処理部32を有するコードレス電話装置の子機において、音声処理部32が調整する音量や周波数特性を操作する操作部37と、操作部37で操作された音声処理部32の調整値が格納される記憶部38と、操作部37で調整された調整値を、操作部37のプリセットキーの識別情報に関連付けて記憶部38に登録し、プリセットキーが押下されると、このプリセットキーの識別情報に対応付けられた調整値で音声処理部32を調整する制御部39とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整することが可能な電話装置およびその音声処理方法に関する。
難聴者にとっては、健常者が普通に聞こえる音でも聞こえない場合がある。例えば電話装置で難聴者が通話している場合には、音量を大きくしたり、周波通特性を変えることで音質を変えたりして、聞き取れるようにしないと、通話相手の表情や仕草が見えない通話では、相手を前にして会話する場合に比べて、よりコミュニケーションが取りづらい。
例えば、特許文献1に記載の補聴装置では、マイクロホンで吸音された信号を増幅器で増幅した後に、カットオフ周波数が調整可能な帯域フィルタで3つの周波数帯域に分割し、更にアッテネータを調整することで各周波数帯域のダイナミックレンジを変更する。そして3つの周波数帯域の信号を混合器で混合させてイヤホンにて再生させるものである。
このように、帯域フィルタのカットオフ周波数を調整しながらアッテネータを調整することが可能なので、難聴者にとって各周波数帯域における増幅度およびダイナミックレンジを最適にすることができる。
特開昭57−159199号公報
特許文献1に記載の補聴装置は、周囲の音を吸音して最適な音量および音質にして難聴者に提供するものではあるが、装着者のみが使用するものなので、他の者が使用する場合には、再度最良の状態に設定をし直す必要がある。
電話装置では、難聴者が使用する場合や、健常者が使用する場合もある。また難聴者でもそれぞれ聞こえにくい状態が異なるので、特許文献1に記載の補聴装置のように音量および音質を調整可能とした電話装置としても、通話者が変わる度に、その設定をし直す必要があり煩雑である。
また、一般的に老齢者に多い難聴者は、電話装置などの機械操作に不慣れなため、通話するときになって通話相手の音声が聞こえず、調整しようとしても調整方法が分からない状態となることも想定され、満足な会話も楽しめないおそれもある。
そこで本発明は、難聴者や健常者が通話するときに、迅速に最適な音量および音質に変更可能とすることで、満足のいく会話が楽しめる電話装置およびその音声処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する音声処理部を有する電話装置において、前記音声処理部が調整する前記音量や周波数特性を操作する操作部と、前記操作部で操作された前記音声処理部の調整値が格納される記憶部と、前記操作部で調整された調整値を、前記操作部の呼び出しボタンの識別情報に関連付けて前記記憶部に登録し、前記呼び出しボタンが押下されると、当該呼び出しボタンの識別情報に対応付けられた調整値で前記音声処理部を調整する制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明は、予め登録された呼び出しボタンに対応した調整値で音声信号が調整されるので、難聴者や健常者が通話するときに、迅速に最適な音量および音質に変更することができる。よって、満足のいく会話が楽しめる電話装置とすることができる。
本願の第1の発明は、電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する音声処理部を有する電話装置において、音声処理部が調整する音量や周波数特性を操作する操作部と、操作部で操作された音声処理部の調整値が格納される記憶部と、操作部で調整された調整値を、操作部の呼び出しボタンの識別情報に関連付けて記憶部に登録し、呼び出しボタンが押下されると、当該呼び出しボタンの識別情報に対応付けられた調整値で音声処理部を調整する制御部とを備えたことを特徴としたものである。
難聴者や健常者が、予め操作部を操作して、電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する。その調整値を制御部が、呼び出しボタンに対応付けて記憶部に登録する。そして次に使用するときに、もし音声が自分に最適でない状態であれば、つまり音声信号の音量、周波数特性が自分に適していない場合には、呼び出しボタンを押下する。そうすると予め登録された呼び出しボタンに対応した調整値が制御部により記憶部から呼び出され、その調整値で音声処理部が音声信号を調整するので、呼び出しボタンを難聴者や健常者にそれぞれ割り当てれば、それぞれ最適な状態の音量や最適な状態の周波数特性とした音質とすることができる。この操作は、呼び出しボタンを押下するだけでできるので、機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても容易に行うことができる。
本願の第2の発明は、制御部は、電話回線から呼び出しボタン押下の通知を受信すると、呼び出しボタン押下の通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報に関連付けられた調整値で、音声処理部を調整する機能を備えたことを特徴としたものである。
通話相手の電話装置から所定の操作を行うことで送信された呼び出しボタン押下の通知を、電話回線を介して受信すると、制御部がこの呼び出しボタン押下の通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報に基づいて記憶部を検索する。そして制御部が、この識別情報に関連付けられた調整値を読み出して音声処理部を調整する。従って、予め本発明の電話装置を使用する難聴者や健常者に最適な調整値が記憶部に登録されていれば、遠隔地からでも難聴者や健常者に最適な音量や周波数特性とした調整値を読み出して音声処理部を調整することができる。つまり機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても、通話相手が最適な状態にしてあげることができる。
本願の第3の発明は、制御部は、電話回線から音量や周波数特性を調整する旨の音声信号調整通知を受信すると、音声信号調整通知に応じた調整値で音声処理部を調整する機能を備えたことを特徴としたものである。
通話相手の電話装置から所定の操作を行うことで送信された音声信号調整通知を、電話回線を介して受信すると、制御部が音声信号調整通知に応じて音声処理部を調整するので、予め本発明の電話装置を使用する難聴者や健常者に最適な調整値が記憶部に登録されていなくても、遠隔地からでも難聴者や健常者に最適な音量や周波数特性に調整することができる。従って、機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても、通話相手が最適な状態にしてあげることができる。
本願の第4の発明は、制御部は、音声信号調整通知に引き続いて、調整された調整値の登録を要求する登録要求通知を受信すると、登録要求通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報を、音声処理部を調整した調整値に関連付けて記憶部に登録する機能を備えたこと
を特徴としたものである。
制御部が、音声信号調整通知に引き続いて、調整された調整値の登録を要求する登録要求通知を受信することで、登録通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報を、現在の音声調整処理部が調整する調整値に関連付けて記憶部に登録するので、遠隔地からでも難聴者や健常者に最適な音量や周波数特性に調整した後に、その調整値を記憶部に登録することができる。従って、機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても、通話相手が最適な状態を保存してあげることができる。
本願の第5の発明は、音声処理部により調整された音声信号を音声および振動に変換する骨伝導部を備えたことを特徴としたものである。
音声処理部により調整された音声信号を音声および振動に変換する骨伝導部を備えることで、健常者でも難聴者でも不都合なく調整された音声信号で会話を行うことができる。
本願の第6の発明は、電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する音声処理部と、音声処理部が調整する音量や周波数特性を操作する操作部と、操作部で操作された音声処理部の調整値が格納される記憶部と、音声処理部を調整する制御部とを有する電話装置の音声処理方法において、制御部が、操作部で調整された調整値を操作部の呼び出しボタンの識別情報に関連付けて記憶部に登録するステップと、制御部が、呼び出しボタンが押下されると、当該呼び出しボタンに対応付けられた調整値で音声処理部に調整させるステップとを含むことを特徴としたものである。
難聴者や健常者が、予め操作部を操作して、電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する。その調整値を制御部が、呼び出しボタンに対応付けて記憶部に登録する。そして次に使用するときに、もし音声が自分に最適でない状態であれば、つまり音声信号の音量、周波数特性が自分に適していない場合には、呼び出しボタンを押下する。そうすると予め登録された呼び出しボタンに対応した調整値が制御部により記憶部から呼び出され、その調整値で音声処理部が音声信号を調整するので、呼び出しボタンを難聴者や健常者にそれぞれ割り当てれば、それぞれ最適な状態の音量や最適な状態の周波数特性とした音質とすることができる。この操作は、呼び出しボタンを押下するだけでできるので、機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても容易に行うことができる。
本願の第7の発明は、制御部が、電話回線から呼び出しボタン押下の通知を受信すると、呼び出しボタン押下の通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報に関連付けられた調整値で、音声処理部を調整するステップを含むことを特徴としたものである。
通話相手の電話装置から所定の操作を行うことで送信された呼び出しボタン押下の通知を、電話回線を介して受信すると、制御部がこの呼び出しボタン押下の通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報に基づいて記憶部を検索する。そして制御部が、この識別情報に関連付けられた調整値を読み出して音声処理部を調整する。従って、予め本発明の電話装置を使用する難聴者や健常者に最適な調整値が記憶部に登録されていれば、遠隔地からでも難聴者や健常者に最適な音量や周波数特性とした調整値を読み出して音声処理部を調整することができる。つまり機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても、通話相手が最適な状態にしてあげることができる。
本願の第8の発明は、制御部が、電話回線から音量や周波数特性を調整する旨の音声信号調整通知を受信すると、音声信号調整通知に応じた調整値で音声処理部を調整するステップを含むことを特徴としたものである。
通話相手の電話装置から所定の操作を行うことで送信された音声信号調整通知を、電話回線を介して受信すると、制御部が音声信号調整通知に応じて音声処理部を調整するので、予め本発明の電話装置を使用する難聴者や健常者に最適な調整値が記憶部に登録されていなくても、遠隔地からでも難聴者や健常者に最適な音量や周波数特性に調整することができる。従って、機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても、通話相手が最適な状態にしてあげることができる。
本願の第9の発明は、制御部が、音声信号調整通知に引き続いて、調整された調整値の登録を要求する登録要求通知を受信すると、登録要求通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報を、音声処理部を調整した調整値に関連付けて記憶部に登録するステップを含むことを特徴としたものである。
制御部が、音声信号調整通知に引き続いて、調整された調整値の登録を要求する登録要求通知を受信することで、登録通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報を、現在の音声調整処理部が調整する調整値に関連付けて記憶部に登録するので、遠隔地からでも難聴者や健常者に最適な音量や周波数特性に調整した後に、その調整値を記憶部に登録することができる。従って、機械操作に不慣れな難聴者や健常者であっても、通話相手が最適な状態を保存してあげることができる。
本発明の実施の形態に係る電話装置の構成を図1から図4に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る電話装置の一例であるコードレス電話装置の構成を説明する図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るコードレス電話装置1は、親機2と子機3とが無線で接続され、子機3を使用して難聴者や健常者などの操作者が通話を行う電話装置である。親機2は、電話回線Tで加入者電話網やISDN(Integrated Services Digital Network)に接続され、図示しない受話器を備え、この受話器から操作者は通話することもできる。電話回線Tは、コードレス電話装置1がIP電話機であれば、電話回線Tはインターネットなどのネットワークとなる。なお、図1においては、子機3は2台のみ図示しているが、1台としても3台以上としてもよい。
次に、コードレス電話装置1の親機2の構成について図2に基づいて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る電話装置の一例であるコードレス電話装置1の親機2の構成を説明する図である。
図2に示すように親機2は、AD/DA変換部21と、無線部22と、DTMF検知部23と、制御部24とを備えている。なお図2においては、主要な構成のみを図示しており、操作部、表示部、マイクやスピーカを備えた受話器などは図示していない。
AD/DA変換部21は、電話回線Tからの音声信号をデジタル信号である音声データに変換したり、子機3からの音声データを電話回線Tへアナログ信号に変換して送出したりする。
無線部22は、子機3と無線通信する通信手段であり、AD/DA変換部21からの音声データを変調して無線でアンテナ22aを介して子機3へ送信したり、子機3からの電波をアンテナ22aを介して受信して復調し音声データとする。
DTMF検知部23は、電話回線TからのDTMF(Dial Tone Multi
Frequency)信号を検知して制御部24へ通知する。
制御部24は、親機2の全体を統括制御する制御手段であり、制御部24は、CPU(Central Processing Unit)とCPUのタイミングを制御する回路と、CPUが実行するプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)と、プログラムの作業領域として使用されるRAM(Random Access
Memory)とを備えている。制御部24は、このCPUがプログラムを実行することで、DTMF検知部23からDTMF信号を検知した旨の通知や、通話相手の電話装置からのコマンドなどを無線部22を介して子機3へ送信したり、子機3からの応答を通話相手の電話装置へ送信したりする。
次に、本実施の形態のコードレス電話装置1の子機3の構成について図3に基づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る電話装置の一例であるコードレス電話の子機3の構成を説明する図である。
図3に示すように子機3は、無線部31と、音声処理部32と、DA変換部33と、増幅部34と、骨伝導部35と、表示部36と、操作部37と、記憶部38と、制御部39とを備えている。なお図3においては主要な構成のみを図示しており、音声を入力して音声信号とするマイクや、入力した音声信号を音声データとするAD変換部などは図示していない。
無線部31は、親機2と無線通信する通信手段であり、親機2からの電波をアンテナ31aを介して受信して復調し音声データとしたり、音声処理部32からの音声データを変調して無線でアンテナ31aを介して親機2へ送信したりする。
音声処理部32は、制御部39から通知された調整値に基づいて音量や周波数特性を調整したり、側音やノイズを除去したりする機能を有しており、音量調整部32aと、音質調整部32bと、側音処理部32cと、ノイズ除去部32dとを備えている。音声処理部32では、制御部39から指示された調整値を保持する機能を有しており、通話中に調整されると、次回通話するときには最後の調整値に基づいて、音量や周波数特性が調整される。
音量調整部32aは、無線部31から入力した音声データを、制御部39からの調整値に基づいて音量を大きくしたり、または小さくしたりして調整する。
音質調整部32bは、無線部31から入力した音声データを、制御部39からの調整値に基づいて周波数特性を調整した音質とする。この周波数特性の調整は、特に難聴者用に調整されていなければ、音量調整部32aで調整される音量に応じて行われる。例えば、音量が小さい場合には音声データの低音域を強調した音質としたり、音量が大きい場合には音声データの高音域を強調した音質としたりすることで、聞き取りやすい音声としている。
側音処理部32cは、回り込むことでエコーのように聞こえる側音を除去する。ノイズ除去部32dは、音声データに含まれたノイズを除去する。
DA変換部33は、音声処理部32で調整された音声データをアナログの音声信号に変換する。増幅部34は、音声信号を増幅する。
骨伝導部35は、音声信号を可聴範囲の音声として鳴動するとともに、難聴者の頭蓋骨に直接振動を与える骨伝導素子を備えている。
表示部36は、発信先電話番号を表示したり、音声の調整を行う際の調整度合いを表示したりする。この表示部36には、LCD(Liquid Crystal Display)などが使用できる。
操作部37は、発信先の電話番号を入力したり、音声の調整を行ったりする際に使用される複数のキーを備えている。
ここで操作部37について図4に基づいて詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るコードレス電話装置1の子機3に備えられた操作部37を説明する図である。
図4に示すように、子機3を操作する操作者側の面の上部に骨伝導部35が設けられるとともに、中央部よりやや上となる位置に表示部36が、そして操作部37が設けられている。また子機3の一方の側面にも操作部37の一部が設けられている。
操作部37として、一方の側面に、略三角形状に形成され、音量を大きくするキーと、小さくするキーとを備えた音量キー37aと、その隣に音質変更キー37bとが設けられている。また、子機3を操作する操作者側の面に、電話番号を入力するダイヤルキー37cと、調整した音量または音質を確定させる決定キー37dと、調整された調整値に応じた音量と音質とするプリセットキー(呼び出しボタン)37eとが設けられている。本実施の形態では、プリセットキー37eが3つ設けられているので、3種類の音量および音質の登録が可能である。
図3に戻って、記憶部38は、操作部37で操作された音声処理部32の調整値が格納される。
制御部39は、子機3の全体を統括制御する制御手段であり、CPUとCPUのタイミングを制御する回路と、CPUが実行するプログラムが格納されたROMと、プログラムの作業領域として使用されるRAMとを備えている。制御部39は、このCPUがプログラムを実行することで、操作部37の操作による音量や音質の変更を音声処理部32へ指示したり、操作部37のプリセットキー37eに割り当てられて調整値を登録したりする。
以上のように構成される本発明の実施の形態に係るコードレス電話装置1の動作を、更に図5から図8に基づいて説明する。
まず、難聴者または健常者である操作者が、通話中に音量または音質を変更して、その変更した状態を登録して保存するときのコードレス電話装置1の動作を、図5に基づいて説明する。図5は、音量または音質を変更した状態を登録して保存するときのコードレス電話装置1の動作を説明するフローチャートである。
図5に示すように、操作者が通話相手と通話している(S10)。このときコードレス電話装置1は、図2に示すようにAD/DA変換部21が、電話回線Tからの音声信号を受信してデジタル信号の音声データに変換し、無線部22へ出力する。無線部22では音声データをアナログ信号に変換して変調し、アンテナ22aを介して子機3へ送信する。子機3では、アンテナ31aを介して無線部31が受信し、復調するとともに、デジタル信号である音声データへ変換して音声処理部32へ出力する。音声処理部32では、音声データを、前回通話したときの調整値が示す状態に音量および音質に調整する。そしてDA変換部33でアナログ信号に変換し、増幅部34で増幅した後、骨伝導部35で音声や振動で操作者へ通話を伝える。このようにコードレス電話装置1が動作することで、通話
相手と健常者または難聴者が音声や振動で会話をすることができる。
操作者は、音声処理部32で調整された現在の音量および音質では聞き取り難い場合には、図4に示すように音量に関しては音量キー37aのうち、音量を大きくするキーまたは小さくするキーのいずれかを、音質の場合には音質変更キー37bを、それぞれ押下して調整する。この操作により、図3に示す操作部37から制御部39に、音量キー37aまたは音質変更キー37bの押下が通知される。押下の通知がされた制御部39は、音量の変更または音質の変更に応じた調整値を記憶部38に格納するとともに、音声処理部32に音量または音質の変更を指示する。音声処理部32は、制御部39からの音量または音質の変更の指示により、調整値に応じた調整を行う。例えば、音量を大きくするような調整値である場合には、音量調整部32aが音声データの音量を大きくする。また、高音域を変更するような調整値である場合には、音質調整部32bが高音域を強調した周波数特性に音声データを調整する。そして変更された音声データに基づいて、DA変換部33、増幅部34を介して骨伝導部35が操作者に通話を伝える。操作者は、音量キー37aまたは音質変更キー37bの操作を繰り返して、骨伝導部35からの通話が最適となるように調整する(S20)。
そして最適な状態となると、操作者は、3つプリセットキー37eのいずれかを押下する(図4参照)。図3に示すように、このプリセットキー37eの押下により操作部37から制御部39へプリセットキー37eの押下の通知がされる。制御部39は、登録確認のメッセージを表示部36に表示する。例えば「この音量、音質で登録します。よろしければ決定キーを押下してください。」と表示することで、操作者に調整値をプリセットキー37eに対応付けて登録するか否かの確認をする。
操作者が、決定キー37dを押下すると、操作部37から決定キー37dの押下が制御部39へ通知される。制御部39は、記憶部38に格納された最適とした調整値に、先程に押下したプリセットキー37eを識別する識別情報を対応付ける。この識別情報は、例えば、図4に示されるプリセットキー37eであれば、右から「1」,「2」,「3」とすることができる(S30)。
このようにして、操作者は、音量や音質を最適な状態とした調整値をプリセットキー37eに割り当てて登録する。つまり操作者は、例えば識別情報「1」が割り当てられたプリセットキー37eを押下して調整値を記憶部38に登録すると、その操作者にとって最適な状態の音量および音質とした調整値が、識別情報「1」のプリセットキー37eに割り当てられたことになる。
次に、操作者が、着信して通話するときに、プリセットキー37eを押下して最適な状態とするときのコードレス電話装置1の動作を、図6に基づいて説明する。図6は、操作者が、着信して通話するときに、プリセットキー37eを押下して最適な状態とするときのコードレス電話装置1の動作を説明するフローチャートである。
図6に示すように、まず着信があると、親機2の制御部24は、親機2に設けられたスピーカ(図2において図示せず)からベル音を鳴動させる。また制御部24は、子機3に対しても着信通知を送信する。着信通知を受信した子機3の制御部39は、子機3に設けられたスピーカ(図3において図示せず)からベル音を鳴動させる(S100)。
次に、操作者が操作部37を操作してオフフックした場合をS110から説明する。操作者が操作部37を操作してオフフックすると(S110)、子機3の音声処理部32は、音声処理部32内に保持している前回の音量と音質で音声データを調整する(S120)。
操作者は、その調整された音声で通話をする(S130)。しかし、その通話の音声が聞き取り難いと判断すると、その操作者用に登録したプリセットキー37eを押下する(S140)。
プリセットキー37eが押下されると、操作部37からプリセットキー37eの押下が制御部39へ通知される。制御部39は、プリセットキー37eの押下の通知に含まれるプリセットキー37eの識別情報から、記憶部38のその識別情報に対応付けられた調整値を読み込む。そしてその調整値を音声処理部32へ通知することで、最適な音量および音質の変更を指示する(S150)。そして操作者は、新たな音量および音質となった状態で通話をする(S160)。
このように、健常者が前回通話していたために、次に通話をする難聴者が聴き取りにくい状態となっていても、プリセットキー37eを押下するだけで、難聴者にとって最適の音量および音質とした音声で会話することができるので、機械操作に不慣れであっても、容易に満足のいく会話を楽しむことできる。
これまでは、S100にてベル音が鳴動していたときに、S110で操作者が一旦オフフックする場合を説明した。次に、ベル音が鳴動したときにプリセットキー37eで応答する場合を説明する。
S100にてベル音が鳴動すると、操作者は、自分用に割り当てたプリセットキー37eを押下する。例えば識別情報「1」が割り当てられたプリセットキー37eを押下する(S200)。制御部39は、この識別情報「1」に対応付けられた調整値を記憶部38から読み出して音声処理部32へ通知するとともに、オフフック動作する(S210)。
音声処理部32は、その通知された調整値に基づいて音量および音質を調整する。そして操作者は、新たな音量および音質となった状態で通話をする(S220)。
このようにして、オフフック動作と音声の調整を1つのプリセットキー37eを押下できるので非常に利便性が高い。
次に、音量および音質の調整を、通話相手の相手電話装置から遠隔操作するときのコードレス電話装置1の動作を、図7に基づいて説明する。図7は、音量および音質の調整を、通話相手の電話装置から遠隔操作するときのコードレス電話装置1の動作を説明するシーケンスチャートである。
通話相手による遠隔操作は、例えば操作者が機械操作に不慣れな難聴者で、通話相手がその難聴者の近親者である場合に、操作者に代わって通話相手である近親者が、音量や音質の調整を行うようなときに行われる。
図7に示すように、まず操作者は、子機3を使用して、相手電話装置と親機2を介して通話している(S300)。
コードレス電話装置1に対して認証を得るために、相手電話装置からDTMF信号で暗証コードを送出される(S310)。
この暗証コードであるDTMF信号を親機2が受信すると、DTMF検知部23が制御部24にその内容を通知する。制御部24は、予め制御部24内に設定された暗証コードと比較して一致していれば、リモートモードに状態遷移するとともに、リモートモードに
状態遷移した旨の通知を制御部24から子機3へ通知する。この通知により子機3の制御部39もリモートモードに状態遷移する(S320)。
このように、遠隔操作にて音量や音質の変更に先立って認証を得るようにしているので、悪意のある通話相手であっても勝手に、コードレス電話装置1の音量や音質の変更ができないようにしている。
通話していて、通話相手が操作者に音声の音量について問診を行い、操作者が聞こえ難いとの応答であった場合に、通話相手は、相手電話装置の数字キーである「2」キーを押下する。この押下により「2」のDTMF信号がコードレス電話装置1へ送出される。つまりリモートモードでは、この「2」のDTMF信号がコードレス電話装置1に対しての音量アップコマンド(音声信号調整通知)となる(S330)。
このDTMF信号を受信した親機2のDTMF検知部23は、数字キーの「2」キーの押下を制御部24へ通知する。制御部24は、この通知により音量アップコマンドを子機3へ送信する(S340)。
音量アップコマンドを受信した子機3の制御部39は、音量のアップに応じた調整値を記憶部38に格納するとともに、音量のアップの変更を指示するため、その調整値を音声処理部32へ出力する(S350)。
そして子機3の制御部39は、音声処理部32の調整を指示すると、親機2へ設定完了の通知を送信する(S360)。
親機2の制御部24は、子機3から設定完了の通知を受信すると、相手電話装置へ設定完了の通知を送信する(S370)。
例えば、通話相手が操作者に音声の音量について問診で、操作者が音量が大きすぎる旨の応答であった場合には、通話相手は、相手電話装置の数字キーである「8」キーを押下する。この押下により「8」のDTMF信号がコードレス電話装置1へ送出される。つまりリモートモードでは、この「8」のDTMF信号がコードレス電話装置1に対しての音量ダウンコマンド(音声信号調整通知)となる(S380)。
このDTMF信号を受信した親機2は、S340と同様に子機3へ音量ダウンコマンド通知する(S390)。
音量ダウンコマンドを受信した子機3の制御部39は、S350と同様に、音量のダウンに応じた調整値を記憶部38に格納するとともに、音量のダウンの変更を指示するため、その調整値を音声処理部32へ出力する(S400)。
そして子機3の制御部39による調整が完了すると、設定完了の通知が子機3から親機2へ(S410)、親機2から相手電話装置へ(S420)、送信される。
音質の変更を行う場合には、通話相手は、相手電話装置の数字キーである「5」キーを押下する。この押下により「5」のDTMF信号がコードレス電話装置1へ送出される。つまりリモートモードでは、この「5」のDTMF信号がコードレス電話装置1に対しての音質変更コマンド((音声信号調整通知)となる(S430)。
このDTMF信号を受信した親機2は、S340と同様に子機3へ音質変更コマンドを通知する(S440)。
音質変更コマンドを受信した子機3の制御部39は、S350と同様に、音質の変更に応じた調整値を記憶部38に格納するとともに、音質の変更を指示するため、その調整値を音声処理部32へ出力する(S450)。
そして子機3の制御部39による調整が完了すると、設定完了の通知が子機3から親機2へ(S460)、親機2から相手電話装置へ(S470)へ送信される。
このようにして、遠隔操作により音量や音質の変更が可能なので、機械操作に不慣れな難聴者であっても、通話相手の協力を得ながら最適な状態の音声で会話を楽しむことができる。
また、難聴者でなく健常者であっても、前回難聴者が使用して最適な音声の状態となっていないときに、自分で調整しようにも機械操作が不慣れで調整できないときには、通話相手が遠隔操作することで、最適な音声とすることができる。
なお、設定完了の通知は、コードレス電話装置1から相手電話装置に送信されたときに、その旨の通知を通話相手に音声で知らせる必要はないが、変更されたか否かを確実に通話相手に把握させるために、音声で「変更されました。」としたり、またはDTMFの音声で通知したりするのが望ましい。
次に、上記のように遠隔操作で変更された音量や音質を、プリセットキー37eに割り当てて登録する際のコードレス電話装置1の動作を図8に基づいて説明する。図8は、遠隔操作で変更された音量や音質を、プリセットキー37eに割り当てて登録する際のコードレス電話装置1の動作を説明するシーケンスチャートである。なお図8においての操作は、図7に引き続いて行われるものとする。
図8において、最適となった音量と音質を、プリセットキー37eに割り当てるために、通話相手は、相手電話装置の数字キーである「0」キーを押下する。この押下により「0」のDTMF信号がコードレス電話装置1へ送出される。つまりリモートモードでは、この「0」のDTMF信号がコードレス電話装置1に対してのプリセットキー登録コマンドとなる(S500)。
このDTMF信号を受信した親機2のDTMF検知部23は、数字キーの「0」キーの押下を制御部24へ通知する。制御部24は、この通知によりプリセットキー登録コマンドを子機3へ送信する(S510)。
子機3の制御部39は、プリセットキー登録コマンドを受け付けた旨の応答が子機3から親機2へ(S520)、親機2から相手電話装置へ(S530)へ送信される。
このとき親機2から相手電話装置へのプリセットキー登録コマンドを受け付けた旨の応答は、音声で通話相手に、引き続いてプリセットキー37eに相当する数字キーを押下させることを促す内容とするのが望ましい。例えば「プリセット番号を入力してください。」等の音声とすると、通話相手がプリセットキー37eに相当する数字キーを入力する契機となり分かりやすい。
通話相手は、数字キーの「0」キーに引き続いてプリセットキー37eに相当させる数字キー「1」キー、「2」キーまたは「3」キーを押下することで、その数字キーに対応するDTMF信号がコードレス電話装置1へ送信される。これらの数字キーのDTMF信号が、プリセットキー37eの識別情報と対応することになる。相手装置からプリセット
キー登録コマンドと、数字キーとで、調整された調整値を登録する登録要求通知となる(S540)。
このDTMF信号を受信した親機2のDTMF検知部23は、数字キーの「1」キー、「2」キーまたは「3」キーのいずれかの押下を制御部24へ通知する。制御部24は、この通知によりプリセット番号コマンドを子機3へ送信する(S550)。
プリセットキー番号コマンドを受信した子機3の制御部39は、記憶部38に登録されている現在の音量および音質の調整値に、プリセット番号コマンドでのプリセットキー37eの識別情報を対応付けて登録する(S560)。
そして子機3の制御部39による登録が完了すると、登録完了の通知が子機3から親機2へ(S570)、親機2から相手電話装置へ(S580)へ送信される。
このときの親機2から相手電話装置へ送信される登録完了を、登録完了を示す内容とした音声とするのが、通話相手に登録されたことを把握させることができるので望ましい。
登録が完了したことで、通話相手は数字キーの一つである「#」キーを押下する。この押下により「#」のDTMF信号がコードレス電話装置1へ送出される(S590)。
このDTMF信号を受信した親機2のDTMF検知部23は、数字キーの「#」キーの押下を制御部24へ通知する。制御部24は、この通知によりリモートモードを解除するとともに、リモートモード解除の通知を子機3へ送信して、通常のモードに遷移する(S600)。
このように、遠隔操作で、最適な状態とした音量および音質の調整値を登録することができるので、調整の操作は分からなくても、次回の通話の際には、プリセットキー37eのいずれかのキーを押下するだけで、最適な状態で会話を楽しむことができる。
本発明は、難聴者や健常者が通話するときに、迅速に最適な音量および音質に変更可能とすることで、満足のいく会話が楽しめるので、周波数特性を調整して音質の変更や、音量の変更が可能な電話装置およびその音声処理方法に好適である。
本発明の実施の形態に係る電話装置の一例であるコードレス電話装置の構成を説明する図 本発明の実施の形態に係る電話装置の一例であるコードレス電話装置の親機の構成を説明する図 本発明の実施の形態に係る電話装置の一例であるコードレス電話の子機の構成を説明する図 本発明の実施の形態に係るコードレス電話装置の子機に備えられた操作部を説明する図 音量または音質を変更した状態を登録して保存するときのコードレス電話装置の動作を説明するフローチャート 操作者が、着信して通話するときに、プリセットキーを押下して最適な状態とするときのコードレス電話装置の動作を説明するフローチャート 音量および音質の調整を、通話相手の電話装置から遠隔操作するときのコードレス電話装置の動作を説明するシーケンスチャート 遠隔操作で変更された音量や音質を、プリセットキーに割り当てて登録する際のコードレス電話装置の動作を説明するシーケンスチャート
符号の説明
1 コードレス電話装置
2 親機
21 AD/DA変換部
22 無線部
22a アンテナ
23 DTMF検知部
24 制御部
3 子機
31 無線部
31a アンテナ
32 音声処理部
32a 音量調整部
32b 音質調整部
32c 側音処理部
32d ノイズ除去部
33 DA変換部
34 増幅部
35 骨伝導部
36 表示部
37 操作部
37a 音量キー
37b 音質変更キー
37c ダイヤルキー
37d 決定キー
37e プリセットキー
38 記憶部
39 制御部
T 電話回線

Claims (9)

  1. 電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する音声処理部を有する電話装置において、
    前記音声処理部が調整する前記音量や周波数特性を操作する操作部と、
    前記操作部で操作された前記音声処理部の調整値が格納される記憶部と、
    前記操作部で調整された調整値を、前記操作部の呼び出しボタンの識別情報に関連付けて前記記憶部に登録し、前記呼び出しボタンが押下されると、当該呼び出しボタンの識別情報に対応付けられた調整値で前記音声処理部を調整する制御部とを備えたことを特徴とする電話装置。
  2. 前記制御部は、前記電話回線から呼び出しボタン押下の通知を受信すると、前記呼び出しボタン押下の通知に含まれる前記呼び出しボタンの識別情報に関連付けられた調整値で、前記音声処理部を調整する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の電話装置。
  3. 前記制御部は、前記電話回線から前記音量や周波数特性を調整する旨の音声信号調整通知を受信すると、前記音声信号調整通知に応じた調整値で前記音声処理部を調整する機能を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電話装置。
  4. 前記制御部は、前記音声信号調整通知に引き続いて、調整された調整値の登録を要求する登録要求通知を受信すると、前記登録要求通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報を、前記音声処理部を調整した調整値に関連付けて前記記憶部に登録する機能を備えたことを特徴とする請求項3記載の電話装置。
  5. 前記音声処理部により調整された音声信号を音声および振動に変換する骨伝導部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電話装置。
  6. 電話回線からの音声信号の音量や周波数特性を調整する音声処理部と、
    前記音声処理部が調整する前記音量や周波数特性を操作する操作部と、
    前記操作部で操作された前記音声処理部の調整値が格納される記憶部と、
    前記音声処理部を調整する制御部とを有する電話装置の音声処理方法において、
    前記制御部が、前記操作部で調整された調整値を前記操作部の呼び出しボタンの識別情報に関連付けて前記記憶部に登録するステップと、
    前記制御部が、前記呼び出しボタンが押下されると、当該呼び出しボタンに対応付けられた調整値で前記音声処理部に調整させるステップとを含むことを特徴とする電話装置の音声処理方法。
  7. 前記制御部が、前記電話回線から呼び出しボタン押下の通知を受信すると、前記呼び出しボタン押下の通知に含まれる前記呼び出しボタンの識別情報に関連付けられた調整値で、前記音声処理部を調整するステップを含むことを特徴とする請求項6記載の電話装置の音声処理方法。
  8. 前記制御部が、前記電話回線から前記音量や周波数特性を調整する旨の音声信号調整通知を受信すると、前記音声信号調整通知に応じた調整値で前記音声処理部を調整するステップを含むことを特徴とする請求項6または7記載の電話装置の音声処理方法。
  9. 前記制御部が、前記音声信号調整通知に引き続いて、調整された調整値の登録を要求する登録要求通知を受信すると、前記登録要求通知に含まれる呼び出しボタンの識別情報を、前記音声処理部を調整した調整値に関連付けて前記記憶部に登録するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の電話装置の音声処理方法。
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