JP2011147018A - 通信制御装置、通信制御システム、及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置、通信制御システム、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動端末の通信接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる通信制御装置、通信制御システム、及び通信制御方法を提供する。
【解決手段】通信接続による通信の中継が許可されている許容基地局22と携帯電話端末Mとの間に通信路P1が確立されているか否かを判定する判定部と、判定部によって通信路P1が確立されていると判定された場合にのみ、携帯電話端末Mとの間で通信路P2を確立することが可能な位置に存在しつつ通信の中継が許可されていない拒否基地局31に、通信路P2の確立及び当該通信の中継を許可する許可信号を送信する許可指示部と、通信路P1が確立されていないと判定された場合に、携帯電話端末Mとの間に確立されている通信路P2の削除を指示する削除信号を拒否基地局31に送信する停止指示部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動端末との通信路を確立することが可能な複数の基地局のうち少なくとも一の基地局を経由した当該移動端末による通信接続を制御する通信制御装置、通信制御システム、及び通信制御方法に関する。
携帯電話機などの移動端末が移動している間も、この移動端末にとって、基地局を介した良好な無線通信経路を確立することが行われている。例えば、下記の特許文献1に記載の発明において、中継基地局装置は、端末装置から、基幹基地局装置への無線通信経路の確立のための通信の認証を求められた場合、基幹基地局装置に中継できるか否かについて判定する。そして、中継のための有効な無線通信経路が存在すると判定した場合、中継基地局装置は、無線通信経路を確立するとともに、端末装置に対して、通信の認証を許可する旨を通知する。一方、有効な無線通信経路が1つも存在しないと判定された場合、中継基地局装置は、端末装置に対して、通信の認証をしない旨を通知する。このように、中継のための有効な無線通信経路が存在するか否かを判定することによって、端末装置などの移動端末が求める通信経路の確立が可能であれば、この通信経路を確立している。
ところで、この端末装置などの移動端末を用いた移動体通信サービスを提供する通信事業者は、移動中における通信の継続のためのローミング接続を可能にするために、一般的に、他の通信事業者とローミング契約を締結している。例えば、第一の通信事業者が有する基地局が提供する通信エリアには、第二の通信事業者との通信が可能なローミング接続を許容する基地局が提供する許容エリアと、このローミング接続を拒否する基地局が提供する拒否エリアとの二種類ある場合がある。これら基地局と移動端末との間に確立される通信路と、ローミング接続の許容または拒否の設定との関係について、図1を用いて説明する。図1は、この関係を説明するための説明図である。
移動端末としての携帯電話端末Mは、他の移動端末や情報提供装置との通信を行おうとするが、上記の第二の通信事業者との通信が可能な通信エリア(図示せず)外に位置している。このため、携帯電話端末Mは、上記の第一の通信事業者が提供する第一の通信サービスを実現するための基地局のうち少なくとも一基と通信を行うことで、上記の第二の通信事業者との通信(即ちローミング接続)を行う。即ち、この基地局は、ローミング接続による通信の中継を行う。なお、携帯電話端末Mは、上記の第二の通信事業者が提供する第二の通信サービスを実現するための端末である。ローミング接続による通信の中継を行わせる基地局の選択といった管理制御は、無線制御装置Cによって行われる。
ここで、第一の通信事業者が有する基地局が提供する通信エリアには、第二の通信事業者との通信が可能なローミング接続を許容する基地局21,22が提供する許容エリアA1と、このローミング接続を拒否する基地局31,32が提供する拒否エリアA2との二種類ある。携帯電話端末Mは、基地局21及び基地局22の少なくとも一方(例えば基地局21)との通信路を確立した後に、ローミング接続が可能となる。なお、携帯電話端末Mの移動等によって電波の受信感度(即ち無線通信品質)が所定感度より高い基地局(例えば基地局22)が測定によって検知されると、この感度検知結果報告に基づいて通信路(ここでは通信路P1)の追加設定及び確立が行われる(即ちハンドオーバ)。一方、携帯電話端末Mの移動等によって電波の受信感度が所定感度より低い基地局(例えば基地局22)が検知されると、この感度検知結果に基づいて通信路(ここでは通信路P1)の切断(即ち解放)が行われる。このような通信路の確立及び開放は、基地局間をまたがる移動が行われた場合でも継続して行われる。
特開2007−243752号公報
移動中の携帯電話端末Mは、拒否エリアA2を提供する基地局31及び基地局32との通信路P2を確立することはできない。このため、図1に示すように、基地局22との通信路P1よりも短いために電波の受信感度がより高い、基地局31との通信路P2を検知しても、この通信路P2を用いたローミング接続を行うことができない。これにより、携帯電話端末Mと基地局22との距離が長くなって電波の受信感度が低くなるほど、基地局22からの電波の送信電力が余計に大きくなってしまう。
ここで、一の基地局(例えば基地局22)から当該一の基地局(ここでは基地局22)と通信中の移動端末全てへの電波の送信電力の総和は、当該一の基地局(ここでは基地局22)の送信可能電力の上限以下である必要がある。このため、上記のように電波の送信電力が余計に大きい状態が継続されると、他の移動端末に対して割り当て可能な送信電力が小さくなる。この結果、当該一の基地局(ここでは基地局22)からの電波の送信電力の使用効率が低くなってしまう。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、移動端末の通信接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる通信制御装置、通信制御システム、及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る通信制御装置は、移動端末との通信路を確立することが可能な複数の基地局のうち少なくとも一の基地局を経由した当該移動端末による通信接続を制御する通信制御装置において、通信接続による通信の中継が許可されている第一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する判定手段と、判定手段によって第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在しつつ通信の中継が許可されていない第二の基地局に、当該第二の通信路の確立及び当該通信の中継を許可する許可信号を送信する第一送信手段と、判定手段によって第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、移動端末との間に確立されている第二の通信路の削除を指示する削除信号を第二の基地局に送信する第二送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信制御装置では、判定手段によって第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在しつつ通信の中継が許可されていない第二の基地局に許可信号を第一送信手段が送信するため、第二の基地局を経由した移動端末による通信接続が可能となる。なお、判定手段によって第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、移動端末との間に確立されている第二の通信路の削除を指示する削除信号を第二の基地局に第二送信手段が送信する。
このため、図1に示したように、基地局22(第一の基地局に相等)との通信路P1よりも短いために電波の受信感度がより高い、基地局31(第二の基地局に相等)との通信路P2を検知しても、検知したこの通信路P2を用いた通信を行うことができない、といった不都合を回避することができる。即ち、第一の基地局(即ち基地局22)との通信路P1が確立されていると判定された場合にのみ、第二の基地局(即ち基地局31)を経由した移動端末による通信接続が可能となる。これにより、移動端末と第一の基地局(即ち基地局22)との距離が長くなって電波の受信感度が低くなるほど第一の基地局(即ち基地局22)からの電波の送信電力が余計に大きくなってしまうといった問題点を、解決することができる。この結果、移動端末の通信接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる。
また、他の通信制御装置によって制御されつつ移動端末との間で通信路を確立した他の基地局は通信の中継が許可されているか否かに関する基地局情報を、当該他の通信制御装置から受信して記憶する受信手段を更に備え、判定手段は、第一の基地局と、受信手段によって記憶された基地局情報に示された通信の中継が許可されている第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定するのも好ましい。
これにより、判定手段は、第一の基地局と、他の通信制御装置によって制御されている、基地局情報に示された第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する。そして、第一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されていなくても、他の通信制御装置によって制御されている第三の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されていれば、第二の基地局に許可信号を第一送信手段が送信するため、第二の基地局を経由した移動端末による通信接続が可能となる。このため、移動端末の移動の結果、第一の基地局との間の第一の通信路が確立されなくなっても、他の通信制御装置によって制御されている第三の基地局との間の第一の通信路が確立されていれば、通信接続の継続が可能となる。
上記目的を達成するために、本発明に係る通信制御システムは、移動端末と、当該移動端末との通信路を確立することが可能な複数の基地局と、当該移動端末による当該複数の基地局のうち少なくとも一の基地局を経由した通信接続を制御する通信制御装置と、を備える通信制御システムにおいて、複数の基地局には、通信の中継が許可されている第一の基地局と、通信の中継が許可されていない第二の基地局と、があり、通信制御装置は、第一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する判定手段と、判定手段によって第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在している第二の基地局に、当該第二の通信路の確立及び当該通信の中継を許可する許可信号を送信する第一送信手段と、判定手段によって第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、移動端末との間に確立されている第二の通信路の削除を指示する削除信号を第二の基地局に送信する第二送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る通信制御システムでは、通信制御装置の判定手段によって第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在しつつ通信の中継が許可されていない第二の基地局に許可信号を第一送信手段が送信するため、第二の基地局を経由した移動端末による通信接続が可能となる。なお、通信制御装置の判定手段によって第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、移動端末との間に確立されている第二の通信路の削除を指示する削除信号を第二の基地局に第二送信手段が送信する。
このため、図1に示したように、基地局22(第一の基地局に相等)との通信路P1よりも短いために電波の受信感度がより高い、基地局31(第二の基地局に相等)との通信路P2を検知しても、検知したこの通信路P2を用いた通信を行うことができない、といった不都合を回避することができる。即ち、第一の基地局(即ち基地局22)との通信路P1が確立されていると判定された場合にのみ、第二の基地局(即ち基地局31)を経由した移動端末による通信接続が可能となる。これにより、移動端末と第一の基地局(即ち基地局22)との距離が長くなって電波の受信感度が低くなるほど第一の基地局(即ち基地局22)からの電波の送信電力が余計に大きくなってしまうといった問題点を、解決することができる。この結果、移動端末の通信接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる。
また、通信制御装置は、他の通信制御装置によって制御されつつ移動端末との間で通信路を確立した他の基地局は通信の中継が許可されているか否かに関する基地局情報を、当該他の通信制御装置から受信して記憶する受信手段を更に備え、判定手段は、第一の基地局と、受信手段によって記憶された基地局情報に示された通信の中継が許可されている第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定するのも好ましい。
これにより、通信制御装置の判定手段は、第一の基地局と、他の通信制御装置によって制御されている、基地局情報に示された第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する。そして、第一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されていなくても、他の通信制御装置によって制御されている第三の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されていれば、第二の基地局に許可信号を第一送信手段が送信するため、第二の基地局を経由した移動端末による通信接続が可能となる。このため、移動端末の移動の結果、第一の基地局との間の第一の通信路が確立されなくなっても、他の通信制御装置によって制御されている第三の基地局との間の第一の通信路が確立されていれば、通信接続の継続が可能となる。
上記目的を達成するために、本発明に係る通信制御方法は、移動端末との通信路を確立することが可能な複数の基地局のうち少なくとも一の基地局を経由した当該移動端末による通信接続を制御する通信制御装置で行われる通信制御方法において、通信接続による通信の中継が許可されている第一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップで第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在しつつ通信の中継が許可されていない第二の基地局に、当該第二の通信路の確立及び当該通信の中継を許可する許可信号を送信する第一送信ステップと、判定ステップで第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、移動端末との間に確立されている第二の通信路の削除を指示する削除信号を第二の基地局に送信する第二送信ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る通信制御方法では、判定ステップで第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在しつつ通信の中継が許可されていない第二の基地局に許可信号を第一送信ステップで送信するため、第二の基地局を経由した移動端末による通信接続が可能となる。なお、判定ステップで第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、移動端末との間に確立されている第二の通信路の削除を指示する削除信号を第二の基地局に第二送信ステップで送信する。
このため、図1に示したように、基地局22(第一の基地局に相等)との通信路P1よりも短いために電波の受信感度がより高い、基地局31(第二の基地局に相等)との通信路P2を検知しても、検知したこの通信路P2を用いた通信を行うことができない、といった不都合を回避することができる。即ち、第一の基地局(即ち基地局22)との通信路P1が確立されていると判定された場合にのみ、第二の基地局(即ち基地局31)を経由した移動端末による通信接続が可能となる。これにより、移動端末と第一の基地局(即ち基地局22)との距離が長くなって電波の受信感度が低くなるほど第一の基地局(即ち基地局22)からの電波の送信電力が余計に大きくなってしまうといった問題点を、解決することができる。この結果、移動端末の通信接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる。
また、他の通信制御装置によって制御されつつ移動端末との間で通信路を確立した他の基地局は通信の中継が許可されているか否かに関する基地局情報を、当該他の通信制御装置から受信して記憶する受信ステップを更に有しており、判定ステップでは、第一の基地局と、受信ステップで記憶された基地局情報に示された通信の中継が許可されている第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定するのも好ましい。
これにより、判定ステップでは、第一の基地局と、他の通信制御装置によって制御されている、基地局情報に示された第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する。そして、第一の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されていなくても、他の通信制御装置によって制御されている第三の基地局と移動端末との間に第一の通信路が確立されていれば、第二の基地局に許可信号が第一送信ステップで送信されるため、第二の基地局を経由した移動端末による通信接続が可能となる。このため、移動端末の移動の結果、第一の基地局との間の第一の通信路が確立されなくなっても、他の通信制御装置によって制御されている第三の基地局との間の第一の通信路が確立されていれば、通信接続の継続が可能となる。
本発明によれば、移動端末の通信接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる通信制御装置、通信制御システム、及び通信制御方法を提供することが可能となる。
基地局と移動端末との間に確立される通信路と、ローミング接続の許容または拒否の実施との関係を説明するための説明図である。 通信制御システムの構成及びその処理を説明するための説明図である。 通信制御システムの構成及びその処理を説明するための説明図である。 無線制御装置の機能構成を示す構成図である。 無線制御装置のハードウェア構成を示す構成図である。 通信路の追加及び削除を行う処理について説明するためのシーケンス図である。 通信路の追加及び削除を行う処理について説明するためのシーケンス図である。 通信路の追加を行う処理について説明するためのシーケンス図である。 通信制御システムの構成を説明するための説明図である。 通信制御システムの構成を説明するための説明図である。 基地局情報の内容を説明するための説明図である。 無線制御装置における処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)通信制御システムの構成
まず、本実施形態である通信制御システムについて、図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3は、移動端末による通信接続を制御する通信制御システムの構成及びその処理を説明するための説明図である。
通信制御システム100は、第一の通信事業者が提供する第一の通信サービスを実現するための複数の基地局(ここでは基地局21,22,31,32)と、この第一の通信サービスの実現を制御するための無線制御装置C1(通信制御装置)と、第二の通信事業者が提供する第二の通信サービスを実現するための携帯電話端末M(移動端末)と、を備える。なお、携帯電話端末Mと基地局21,22,31,32のそれぞれとの間では無線通信が行われ、基地局21,22,31,32のそれぞれと無線制御装置C1との間には通信接続機器(図示せず)が存在している。
携帯電話端末Mは、複数の基地局21,22,31,32のうち少なくとも一の基地局を経由したローミング接続(即ち通信接続の一種)による通信が可能な移動端末である。携帯電話端末Mは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System:ユニバーサル移動体通信システム)規格を採用するネットワークにおいて、複数の基地局のそれぞれとの間に通信路を確立すること(即ちDiversity Handover)が可能であり、この確立された通信路を用いた通信を行う。携帯電話端末Mは、上記の第二の通信サービスが実現可能な通信エリア外に位置しているため、他の携帯電話端末や情報提供装置(例えばWEBサイトを構成するサーバ)等との通信を行うには、上記の少なくとも一の基地局を経由した第二の通信事業者との通信、即ちローミング接続を行う必要がある。
なお、携帯電話端末Mは、電波の受信感度(即ち無線通信品質)が所定感度より高い基地局を検知すると、この基地局との通信路の追加を指示して要求する要求信号を無線制御装置C1に送信する。一方、携帯電話端末Mは、通信路を既に確立した基地局からの電波の受信感度が所定感度より低いことを検知すると、この基地局との通信路の削除(即ち開放)を指示して要求する開放信号を無線制御装置C1に送信する。携帯電話端末Mは、移動端末であれば特に限定されず、例えば通信機能を有するノートパソコンやPDA等といったモバイル通信端末でもよい。
基地局21,22,31,32のそれぞれは、携帯電話端末Mとの通信路(例えば、基地局22であれば通信路P1)を確立することが可能な基地局装置である。基地局21,22(第一の基地局)は、第二の通信事業者との通信が可能なローミング接続を許容する基地局であり、携帯電話端末Mに対して許容エリアA1を提供する。一方、基地局31,32(第二の基地局)は、このローミング接続を拒否する基地局であり、携帯電話端末Mに対して拒否エリアA2を提供する。ローミング接続の許容及び拒否は、無線制御装置C1によって規定されており、無線制御装置C1を操作するオペレータによって変更される。図2においては、許容エリアA1一つに対して基地局21,22二基が対応し、拒否エリアA2一つに対して基地局31,32二基が対応しているとして説明するが、各エリアに対応する基地局の数は特に限定されない。
無線制御装置C1は、携帯電話端末Mによる複数の基地局21,22,31,32のうち少なくとも一の基地局を経由したローミング接続を、制御する制御装置である。より詳しくは、図2に示すように、許容エリアA1を提供する基地局21,22のうち少なくとも一基(ここでは基地局22)と携帯電話端末Mとの間に通信路P1が確立されていると判定された場合に、携帯電話端末Mとの間に通常は通信路を確立できない基地局31との間での通信路P2の確立を許可する制御や、携帯電話端末Mとの間に通常は通信路を確立できない基地局32との間での通信路P3の確立を許可する制御を、無線制御装置C1が行う。一方、図3に示すように、基地局21,22と携帯電話端末Mとの間に通信路P1が確立されていないと判定された場合に、上記の通信路P2,P3を切断(即ち解放)してローミング接続を停止させる制御を、無線制御装置C1が行う。
(2)無線制御装置の構成
次に、本実施形態である無線制御装置C1の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、無線制御装置C1の機能構成を示す構成図である。また、図5は、無線制御装置C1のハードウェア構成を示す構成図である。図5に示すように、無線制御装置C1は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103、外部と通信を行うための通信モジュール104、並びにハードディスク等の補助記憶装置105等のハードウェアを備えるコンピュータとして構成される。これらの構成要素が動作することにより、無線制御装置C1の機能が発揮される。
また、図4に示すように、無線制御装置C1は、機能的な構成要素として、受信部11(受信手段)と、判定部12(判定手段)と、中継指示部13と、許可指示部14(第一送信手段)と、停止指示部15(第二送信手段)と、を有している。
受信部11は、携帯電話端末Mから、要求信号や開放信号といった各種信号を受信する部分である。要求信号は、未だ確立していない通信路の追加を指示して要求する信号である。また、開放信号は、既に確立している通信路の削除(即ち開放)を指示して要求する信号である。要求信号及び開放信号の送受信と、この送受信後に行われる処理との詳細については、後述する。
また、受信部11は、他のローミング制御装置(即ち後述の無線制御装置C2)から、基地局情報を受信して、上記の主記憶装置や補助記憶装置に記憶する。基地局情報は、他のローミング制御装置によって制御されつつ携帯電話端末Mとの間で通信路を既に確立した他の基地局は通信の中継が許可されているのか否か、を示す情報である。
判定部12は、受信部11によって受信された要求信号や開放信号の内容に従った処理が行われる直前に、以下の判定を行う部分である。即ち、判定部12は、この処理が行われたと仮定した場合に、第二の通信事業者との通信が可能なローミング接続を許容する基地局のうち少なくとも一基と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路が現時点で確立されているか否かを判定する。以下、このような基地局を許容基地局(例えばここでは許容基地局21とする)と呼ぶ。判定部12は、携帯電話端末Mとの間に第一の通信路を確立している許容基地局が一基でもあれば、現時点で確立されていると判定する。
なお、判定部12は、上記の処理が行われたと仮定した場合に、上記の許容基地局(ここでは許容基地局21)と、受信部11によって記憶された基地局情報に示された許容基地局(即ち後述の許容基地局23〜25)と、のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路が確立されているか否かを判定してもよい。このように基地局情報に基づいて行う判定の詳細については、後述する。
中継指示部13は、受信部11によって受信された要求信号の内容に従って、通信路の追加の確立を指示する指示信号を許容基地局(例えばここでは許容基地局22)に送信する。これにより、携帯電話端末Mにおいて、許容基地局(ここでは許容基地局21,22)との間で通信路が確立され、ローミング接続による通信が可能になる。
許可指示部14は、判定部12によって上記の第一の通信路(ここでは上記の通信路P1)が確立されていると判定された場合にのみ、上記の第二の通信路(ここでは上記の通信路P2)の確立及び通信の中継を許可する許可信号を、拒否基地局(例えば拒否基地局32)に送信する。この許可信号は、携帯電話端末Mとの間で通信路P2を確立することが可能な位置に存在するために携帯電話端末Mからの要求信号によって通信路の追加を要求された拒否基地局(例えば拒否基地局32)に、送信される。これにより、携帯電話端末Mにおいて、上記の通信路(ここでは上記の通信路P1)が確立されている間に限って、許可信号を受信した拒否基地局(ここでは拒否基地局32)との間で第二の通信路(ここでは上記の通信路P2)が確立され、ローミング接続による通信が可能になる。
停止指示部15は、判定部12によって上記の第一の通信路(ここでは上記の通信路P1)が確立されていないと判定された場合に、携帯電話端末Mとの間に確立されている第二の通信路の削除を指示する削除信号を、既に許可信号を受信して通信路(ここでは上記の通信路P2)を確立している拒否基地局の全て(ここでは拒否基地局32)に送信する部分である。これにより、携帯電話端末Mにおいて、拒否基地局との間で確立されていた通信路(ここでは上記の通信路P2)が開放され、ローミング接続による通信が不可能になる。
(3)通信制御システムにおける処理の流れ
次に、通信制御システムにおける処理の流れについて、図6〜図9を用いて説明する。図6は、携帯電話端末Mと許容基地局21〜24との間で通信路の追加及び削除を行う処理の一例について説明するためのシーケンス図である。また、図7は、携帯電話端末Mと許容基地局21,22及び拒否基地局31,32との間で通信路の追加及び削除を行う処理の一例について説明するためのシーケンス図である。また、図8は、無線制御装置C1と無線制御装置C2との間で基地局情報が送受信される場合において、携帯電話端末Mと許容基地局21,22及び拒否基地局31,32との間で通信路の追加を行う処理の一例について説明するためのシーケンス図である。また、図9は、無線制御装置C1と無線制御装置C2との間で基地局情報が送受信される場合における通信制御システムの構成を説明するための説明図である。
まず、図6に示すように、携帯電話端末Mと許容基地局21〜24との間で通信路の追加及び削除を行う処理について説明する。許容基地局21〜24は、全て無線制御装置C1によって制御されている。なお、許容基地局21,22が無線制御装置C1によって制御され、且つ、許容基地局23,24が無線制御装置C1とは異なる他の無線制御装置(図示せず)によって制御されていてもよい。この場合、無線制御装置C1と無線制御装置C2との間では、後述の交換機S1を経由した通信が可能であり、これによって上記の基地局情報が送受信される。なお、この基地局情報に、通信事業者を一意に識別するための事業者コードが含まれていてもよい。基地局情報の送受信の詳細については後述する。
最初に、携帯電話端末Mが、許容基地局21との通信路を確立しており、これによって許容基地局21を経由したローミング接続による通信が行われている(ステップS01)状態から、携帯電話端末Mが、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局22を検知すると、許容基地局22との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する(ステップS02)。この要求信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局22との通信路の追加の確立処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局21,22のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路P1が確立されている、と判定する(ステップS03、判定ステップ)。そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を指示する指示信号を、許容基地局22に送信する(ステップS03)。この指示信号を受信した許容基地局22は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップS04)。この結果、許容基地局21,22のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップS05)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局23を検知すると、許容基地局23との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する(ステップS06)。この要求信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局23との通信路の追加の確立処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局21,22,23のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路P1が確立されている、と判定する(ステップS07、判定ステップ)。そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を指示する指示信号を、許容基地局23に送信する(ステップS07)。この指示信号を受信した許容基地局23は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップS08)。この結果、許容基地局21,22,23のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップS09)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局24と所定感度より低い許容基地局21とを検知すると、許容基地局24との通信路の追加の確立を要求する要求信号と、許容基地局21との通信路の削除(即ち解放)を要求する開放信号とを、無線制御装置C1に送信する(ステップS10)。この要求信号及び開放信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局21との通信路の削除処理と、許容基地局24との通信路の追加の確立処理とが行われたと仮定した場合には、許容基地局22,23,24のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路P1が確立されている、と判定する(ステップS11、判定ステップ)。
そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定を指示する指示信号を、許容基地局21に送信する(ステップS11)。この指示信号を受信した許容基地局21は、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップS12)。更に、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を指示する指示信号を、許容基地局24に送信する(ステップS13)。この指示信号を受信した許容基地局24は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップS14)。この結果、許容基地局22,23,24のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップS15)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より低い許容基地局22を検知すると、許容基地局22との通信路の削除(即ち解放)を要求する開放信号を、無線制御装置C1に送信する(ステップS16)。この開放信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局22との通信路の削除処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局23,24のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路P1が確立されている、と判定する(ステップS17、判定ステップ)。そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定を指示する指示信号を、許容基地局22に送信する(ステップS17)。この指示信号を受信した許容基地局22は、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップS18)。この結果、許容基地局23,24のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップS19)状態となる。
次に、図7に示すように、携帯電話端末Mと許容基地局21,22及び拒否基地局31,32との間で通信路の追加及び削除を行う処理について説明する。
最初に、携帯電話端末Mが、許容基地局21との通信路を確立しており、これによって許容基地局21を経由したローミング接続による通信が行われている(ステップT01)状態から、携帯電話端末Mが、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局22を検知すると、許容基地局22との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する(ステップT02)。この要求信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局22との通信路の追加の確立処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局21,22のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路P1が確立されている、と判定する(ステップT03、判定ステップ)。そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を指示する指示信号を、許容基地局22に送信する(ステップT03)。この指示信号を受信した許容基地局22は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップT04)。この結果、許容基地局21,22のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップT05)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局31を検知すると、拒否基地局31との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する(ステップT06)。この要求信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、拒否基地局31との通信路の追加の確立処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局21,22のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に通信路が確立されている、と判定する(ステップT07、判定ステップ)。そして、許可指示部14が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を許可する許可信号を、拒否基地局31に送信する(ステップT07、第一送信ステップ)。この許可信号を受信した拒否基地局31は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップT08)。この結果、許容基地局21,22及び拒否基地局31のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップT09)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局32と所定感度より低い許容基地局21を検知すると、拒否基地局32との通信路の追加の確立を要求する要求信号と、許容基地局21との通信路の削除(即ち解放)を要求する開放信号とを、無線制御装置C1に送信する(ステップT10)。この要求信号及び開放信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局21との通信路の削除処理と、拒否基地局32との通信路の追加の確立処理とが行われたと仮定した場合には、許容基地局22と携帯電話端末Mとの間に通信路が確立されている、と判定する(ステップT11、判定ステップ)。
そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定を指示する指示信号を、許容基地局21に送信する(ステップT11)。この指示信号を受信した許容基地局21は、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップT12)。更に、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を許可する許可信号を、拒否基地局32に送信する(ステップT13、第一送信ステップ)。この許可信号を受信した拒否基地局32は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップT14)。この結果、許容基地局22及び拒否基地局31,32のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップT15)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より低い許容基地局22を検知すると、許容基地局22との通信路の削除(即ち解放)を要求する開放信号を、無線制御装置C1に送信する(ステップT16)。この開放信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局22との通信路の削除処理が行われたと仮定した場合には、携帯電話端末Mとの間に通信路を確立した許容基地局は存在しない、と判定する(ステップT17、判定ステップ)。そして、停止指示部15が、通信路の切断(即ち解放)を伝達する伝達信号を携帯電話端末Mに送信して応答する(ステップT17)。この後、停止指示部15が、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定による通信の中継停止を指示する削除信号を、許容基地局22及び拒否基地局31,32のそれぞれに送信する(ステップT18、第二送信ステップ)。この削除信号を受信した許容基地局22及び拒否基地局31,32のそれぞれは、携帯電話端末Mとの通信路の削除設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する。
次に、図8及び図9に示すように、無線制御装置C1と無線制御装置C2との間で基地局情報が送受信される場合において、携帯電話端末Mと許容基地局21,22及び拒否基地局31,32との間で通信路の追加を行う処理について説明する。
無線制御装置C1と無線制御装置C2との間には、図9に示すように、交換機S1が設けられており、これによって、無線制御装置C1と無線制御装置C2との間ではこの交換機S1を経由した通信が可能になっている。この無線制御装置C1は、許容基地局21及び拒否基地局31を管理しており、この無線制御装置C2は、許容基地局25及び拒否基地局35を管理している。そして、上記の交換機S1は、無線制御装置C1及び無線制御装置C2を管理しており、他の無線制御装置(図示せず)を管理する交換機S2と通信接続されている。ここで、当初は無通信状態である携帯電話端末Mは、矢印によって示された方向に移動するとし、拒否基地局31との間で当初は通信路を確立できないため、最初に許容基地局21との通信路の確立を要求する。
最初に、図8に示すように、携帯電話端末Mが、いずれの基地局とも通信路を確立していない無通信状態(ステップU01)から、携帯電話端末Mが、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局21を検知すると、許容基地局21との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する(ステップU02)。この要求信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局21との通信路の追加の確立処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局21と携帯電話端末Mとの間に通信路が確立されている、と判定する(ステップU03、判定ステップ)。そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を指示する指示信号を、許容基地局21に送信する(ステップU03)。この指示信号を受信した許容基地局21は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップU04)。この結果、許容基地局21を経由したローミング接続による通信が行われる(ステップU05)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局25を検知すると、無線制御装置C2に管理された許容基地局25との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、許容基地局21経由で無線制御装置C1に送信する(ステップU06)。この要求信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、許容基地局25との通信路の追加の確立処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局21,25のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に通信路が確立されている、と判定する(ステップU07、判定ステップ)。そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を指示する指示信号を、無線制御装置C2に送信する(ステップU07)。この指示信号を受信した無線制御装置C2は、この指示信号を許容基地局25に送信する(ステップU08)。この指示信号を受信した許容基地局25は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C2に送信して応答する(ステップU09)。この伝達信号を受信した無線制御装置C2は、この伝達信号と、許容基地局25に関する基地局情報とを無線制御装置C1に送信して応答する(ステップU10)。無線制御装置C1は、この基地局情報を受信して記憶する(受信ステップ)。この結果、許容基地局21,25のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップU11)状態となる。
そして、携帯電話端末Mが、この状態から、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局35を検知すると、無線制御装置C2に管理された拒否基地局35との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、許容基地局21経由で無線制御装置C1に送信する(ステップU12)。この要求信号を受信した無線制御装置C1において、判定部12が、拒否基地局35との通信路の追加の確立処理が行われたと仮定した場合には、許容基地局21,25のうち少なくとも一の許容基地局と携帯電話端末Mとの間に通信路が確立されている、と判定する(ステップU13、判定ステップ)。そして、中継指示部13が、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定及び通信の中継を許可する許可信号を、無線制御装置C2に送信する(ステップU13、第一送信ステップ)。この許可信号を受信した無線制御装置C2は、この許可信号を拒否基地局35に送信する(ステップU14、第一御送信ステップ)。この許可信号を受信した拒否基地局35は、携帯電話端末Mとの通信路の追加設定処理を行い、処理の完了を伝達する伝達信号を無線制御装置C2に送信して応答する(ステップU15)。この伝達信号を受信した無線制御装置C2は、この伝達信号を無線制御装置C1に送信して応答する(ステップU16)。この結果、許容基地局21,25及び拒否基地局35のそれぞれを経由したローミング接続による通信が行われる(ステップU17)状態となる。
(4)記憶された基地局情報
次に、無線制御装置のそれぞれにおいて記憶された基地局情報について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、無線制御装置C1,C2,C3間で基地局情報が送受信される場合における通信制御システムの構成を説明するための説明図である。また、図11(a)〜(c)のそれぞれは、無線制御装置C3,C1,C2のそれぞれにおいて記憶された基地局情報の内容を説明するための説明図である。記憶された基地局情報は、隣接する他の通信制御装置によって制御されている許容基地局と携帯電話端末Mとの間に上記の第一の通信路(即ち通信路P1)が確立されているか否かを判断するために用いられる。この第一の通信路が確立されていれば、拒否基地局を経由した携帯電話端末Mによるローミング接続が可能となる。
まず、図10に示すように、無線制御装置C1と無線制御装置C2との間と、無線制御装置C1と無線制御装置C3との間とでは、交換機(図示せず)を経由した通信が可能になっている。無線制御装置C1は、許容基地局21,22及び拒否基地局31,32を管理しており、無線制御装置C2は、許容基地局24,25及び拒否基地局35を管理しており、無線制御装置C3は、許容基地局23及び拒否基地局33,34を管理している。ここで、図示されていない許容基地局との第一の通信路を常に確立している携帯電話端末M1〜M5のそれぞれは、矢印によって示された方向に移動するとする。
最初に、図10に示すように、携帯電話端末M1〜M5のそれぞれの移動について説明する。携帯電話端末M1は、まず許容基地局21との通信路の追加の確立を行った後で、許容基地局23、拒否基地局34との通信路の追加の確立を順に行うように移動する。携帯電話端末M2は、まず拒否基地局32との通信路の追加の確立を行った後で、拒否基地局35との通信路の追加の確立を順に行うように移動する。携帯電話端末M3は、まず許容基地局23との通信路の追加の確立を行った後で、許容基地局21、許容基地局22、拒否基地局31との通信路の追加の確立を順に行うように移動する。
同様に、携帯電話端末M4は、まず拒否基地局32との通信路の追加の確立を行った後で、拒否基地局35、許容基地局24、許容基地局25との通信路の追加の確立を順に行うように移動する。携帯電話端末M5は、まず拒否基地局35との通信路の追加の確立を行った後で、拒否基地局32、拒否基地局31、許容基地局22、許容基地局21、許容基地局23、拒否基地局34との通信路の追加の確立を順に行うように移動する。
上記したような携帯電話端末M1〜M5のそれぞれの移動の結果、無線制御装置C3は、図11(a)に示される内容の基地局情報をテーブルとして記憶している。また、無線制御装置C1は、図11(b)に示される内容の基地局情報をテーブルとして記憶している。無線制御装置C2は、図11(c)に示される内容の基地局情報をテーブルとして記憶している。
なお、無線制御装置C1〜C3のそれぞれに記憶されている基地局情報は、新たな基地局情報が受信されると、上書き更新されて記憶される。比較的古い内容の基地局情報を用いることによる誤作動を防ぐため、所定期間上書き更新されなかった基地局情報は、所定期間ごとに定期的に消去(即ちクリア)されるように構成してもよい。
ここで、例として携帯電話端末M1,M3,M4,M5のそれぞれの移動の結果による基地局情報の記憶について説明する。まず、携帯電話端末M1が、無線制御装置C1により管理された許容基地局21との通信路の確立を行った領域から、無線制御装置C3により管理された許容基地局23との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局23を検知し、許容基地局23との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C3に送信する。これにより、図11(b)に示すように、許容基地局23は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C3から移動元である無線制御装置C1に送信されて記憶される。なお、この基地局情報は、携帯電話端末M1にとって無線制御装置C1がAnchor(Serving)となっている場合に、携帯電話端末M1の移動によって通信路が追加で確立される度に、無線制御装置C3から無線制御装置C1に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M1が、無線制御装置C1により管理された許容基地局21との通信路の確立を行った領域から、上記の許容基地局23との通信路の確立を行った領域を経て、無線制御装置C3により管理された拒否基地局34との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局34を検知し、拒否基地局34との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C3に送信する。これにより、図11(b)に示すように、拒否基地局34は「非許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C3から移動元である無線制御装置C1に送信されて記憶される。
同様に、携帯電話端末M4が、無線制御装置C1により管理された拒否基地局32との通信路の確立を行った領域から、無線制御装置C2により管理された拒否基地局35との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局35を検知し、拒否基地局35との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C2に送信する。これにより、図11(b)に示すように、拒否基地局35は「非許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C2から移動元である無線制御装置C1に送信されて記憶される。なお、この基地局情報は、携帯電話端末M4にとって無線制御装置C1がAnchor(Serving)となっている場合に、携帯電話端末M4の移動によって通信路が追加で確立される度に、無線制御装置C2から無線制御装置C1に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M4が、無線制御装置C1により管理された拒否基地局32との通信路の確立を行った領域から、上記の拒否基地局35との通信路の確立を行った領域を経て、無線制御装置C2により管理された許容基地局24との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局24を検知し、許容基地局24との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C2に送信する。これにより、図11(b)に示すように、許容基地局24は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C2から移動元である無線制御装置C1に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M4が、無線制御装置C1により管理された拒否基地局32との通信路の確立を行った領域から、上記の拒否基地局35及び許容基地局24のそれぞれとの通信路の確立を順に行った領域を経て、無線制御装置C2により管理された許容基地局25との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局25を検知し、許容基地局25との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C2に送信する。これにより、図11(b)に示すように、許容基地局25は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C2から移動元である無線制御装置C1に送信されて記憶される。
同様に、携帯電話端末M3が、無線制御装置C3により管理された許容基地局23との通信路の確立を行った領域から、無線制御装置C1により管理された許容基地局21との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局21を検知し、許容基地局21との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する。これにより、図11(a)に示すように、許容基地局21は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C1から移動元である無線制御装置C3に送信されて記憶される。なお、この基地局情報は、携帯電話端末M3にとって無線制御装置C3がAnchor(Serving)となっている場合に、携帯電話端末M3の移動によって通信路が追加で確立される度に、無線制御装置C1から無線制御装置C3に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M3が、無線制御装置C3により管理された許容基地局23との通信路の確立を行った領域から、上記の許容基地局21との通信路の確立を行った領域を経て、無線制御装置C1により管理された許容基地局22との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局22を検知し、許容基地局22との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する。これにより、図11(a)に示すように、許容基地局22は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C1から移動元である無線制御装置C3に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M3が、無線制御装置C3により管理された許容基地局23との通信路の確立を行った領域から、上記の許容基地局21,22との通信路の確立を順に行った領域を経て、無線制御装置C1により管理された拒否基地局31との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局31を検知し、拒否基地局31との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する。これにより、図11(a)に示すように、拒否基地局31は「非許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C1から移動元である無線制御装置C3に送信されて記憶される。
同様に、携帯電話端末M5が、無線制御装置C2により管理された拒否基地局35との通信路の確立を行った領域から、無線制御装置C1により管理された拒否基地局32との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局32を検知し、拒否基地局32との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する。これにより、図11(c)に示すように、拒否基地局32は「非許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C1から移動元である無線制御装置C2に送信されて記憶される。なお、この基地局情報は、携帯電話端末M5にとって無線制御装置C2がAnchor(Serving)となっている場合に、携帯電話端末M5の移動によって通信路が追加で確立される度に、無線制御装置C1(又は後述の無線制御装置C3)から無線制御装置C2に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M5が、無線制御装置C2により管理された拒否基地局35との通信路の確立を行った領域から、上記の拒否基地局32との通信路の確立を行った領域を経て、無線制御装置C1により管理された拒否基地局31との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局31を検知し、拒否基地局31との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する。これにより、図11(c)に示すように、拒否基地局31は「非許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C1から移動元である無線制御装置C2に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M5が、無線制御装置C2により管理された拒否基地局35との通信路の確立を行った領域から、上記の拒否基地局32,31との通信路の確立を順に行った領域を経て、無線制御装置C1により管理された許容基地局22との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局22を検知し、許容基地局22との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する。これにより、図11(c)に示すように、許容基地局22は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C1から移動元である無線制御装置C2に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M5が、無線制御装置C2により管理された拒否基地局35との通信路の確立を行った領域から、上記の拒否基地局32,31及び許容基地局22との通信路の確立を順に行った領域を経て、無線制御装置C1により管理された許容基地局21との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局21を検知し、許容基地局21との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C1に送信する。これにより、図11(c)に示すように、許容基地局21は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C1から移動元である無線制御装置C2に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M5が、無線制御装置C2により管理された拒否基地局35との通信路の確立を行った領域から、上記の拒否基地局32,31及び許容基地局22,21との通信路の確立を順に行った領域を経て、無線制御装置C3により管理された許容基地局23との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い許容基地局23を検知し、許容基地局23との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C3に送信する。これにより、図11(c)に示すように、許容基地局23は「許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C3から、無線制御装置C1を経由して、移動元である無線制御装置C2に送信されて記憶される。
更に、携帯電話端末M5が、無線制御装置C2により管理された拒否基地局35との通信路の確立を行った領域から、上記の拒否基地局32,31及び許容基地局22,21,23との通信路の確立を順に行った領域を経て、無線制御装置C3により管理された拒否基地局34との通信路の確立が可能な領域に移動した際に、電波の受信感度が所定感度より高い拒否基地局34を検知し、拒否基地局34との通信路の追加の確立を要求する要求信号を、無線制御装置C3に送信する。これにより、図11(c)に示すように、拒否基地局34は「非許容エリア」に存在している旨の内容の基地局情報が、移動先である無線制御装置C3から、無線制御装置C1を経由して、移動元である無線制御装置C2に送信されて記憶される。
(5)無線制御装置における処理の流れ
次に、無線制御装置における処理の流れについて、図12を用いて説明する。図12は、無線制御装置における処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
最初に、受信部11が、携帯電話端末Mから、要求信号または開放信号を受信する(ステップV01)。このとき、受信部11は、交換機から、この要求信号または開放信号を送信した携帯電話端末Mはローミング接続が可能なローミング移動機であるか否かに関する移動機情報も受信している。そして、判定部12が、受信部11により受信された要求信号又は開放信号と、移動機情報とを解析する(ステップV02)。ここで、判定部12が、この移動機情報に基づいて、携帯電話端末Mはローミング移動機であるか否かを判定する(ステップV03)。
ここで、携帯電話端末Mはローミング移動機でないと判定部12によって判定された場合、携帯電話端末Mから送信された要求信号または開放信号の要求に従った処理を実現する(ステップV04、第一送信ステップ)。一方、携帯電話端末Mはローミング移動機であると判定された場合、判定部12が、次の判定処理を行う。即ち、判定部12が、携帯電話端末Mから送信された要求信号または開放信号の要求を実現する処理が行われたと仮定した場合に、拒否基地局と携帯電話端末Mとの間の通信路のみ存在する状態か、許容基地局と携帯電話端末Mとの間の通信路が確立されていない状態か、のいずれかの状態であるか否かを判定する(ステップV05、判定ステップ)。
ここで、上記のいずれの状態でもない場合、即ち、許容基地局と携帯電話端末Mとの間の通信路が確立されている状態であると判定された場合、携帯電話端末Mから送信された要求信号または開放信号の要求に従った処理を実現する(ステップV04、第一送信ステップ)。一方、上記のいずれかの状態であると判定された場合、停止指示部15は、通信の中継停止を指示する削除信号を、既に許可信号を受信して通信の中継が可能になっている拒否基地局の全てに送信して、全ての通信路を削除(即ち解放)させ、呼切断を行う(ステップV06、第二送信ステップ)。
(6)無線制御装置による作用及びその効果
本実施形態であるローミング制御装置C1では、図2に示すように、判定部12によって第一の通信路P1が確立されていると判定されている場合にのみ、携帯電話端末Mとの間で第二の通信路P2を確立することが可能な位置に存在している拒否基地局31に許可信号を許可指示部14が送信するため、拒否基地局31を経由した携帯電話端末Mによるローミング接続が可能となる。なお、判定部12によって第一の通信路P1が確立されていないと判定された場合に、削除信号を拒否基地局31に停止指示部15が送信する。
このため、通信路P1が確立されていると判定された場合にのみ、拒否基地局31を経由した携帯電話端末Mによるローミング接続が可能となる。これにより、携帯電話端末Mと許容基地局22との距離が長くなって電波の受信感度が低くなるほど許容基地局22からの電波の送信電力が余計に大きくなってしまうといった問題点を、解決することができる。この結果、携帯電話端末Mのローミング接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる。
ここで、拒否基地局(例えば拒否基地局31)との通信路の確立に関する要求信号を携帯電話端末Mから受信したときに全ての通信路の切断を行う仕様が考えられる。しかしながら、この仕様では、携帯電話端末Mにおいて許容基地局22との通信路が確立されているにも関わらずローミング接続できなくなってしまうという不都合が発生し、その後で許容基地局22との通信路が確立されてローミング接続可能となっても、再度、上記の要求信号を受信すると上記の不都合が再発してしまう。これによって、接続状態と通信状態を何度も繰り返してしまう。
これに対して、本実施形態であるローミング制御装置C1では、携帯電話端末Mにおいて許容基地局22との通信路が確立されている場合には、上記の要求信号を受信しても携帯電話端末Mにおいてローミング接続は継続して可能となるため、上記の不都合の発生を防ぐことができる。更に、携帯電話端末Mにおいて許容基地局22との通信路が切断(即ち解放)された場合、携帯電話端末Mは拒否基地局のみとしか通信路が確立できない距離に位置しているため、上記の不都合の発生を防ぐことができる。
また、図9に示すように、許容基地局21と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路が確立されていなくても、他の無線制御装置C2によって制御されている許容基地局25と携帯電話端末Mとの間に第一の通信路が確立されていれば、拒否基地局31に許可信号を許可指示部14が送信するため、拒否基地局31を経由した携帯電話端末Mによるローミング接続が可能となる。この結果、携帯電話端末Mと許容基地局21との距離が長くなって電波の受信感度が低くなるほど許容基地局21からの電波の送信電力が余計に大きくなってしまうといった問題点を、解決することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、無線制御装置C1は、複数のサーバから構成されて、これら複数のサーバが連携して動作することにより、無線制御装置C1として機能するように変形してもよい。また、上記の実施形態では、携帯電話端末Mから開放信号を受信した無線制御装置C1が上記の判定及び削除設定処理(即ちステップT17,T18)を行っているが、携帯電話端末Mと唯一残された許容基地局との間の第一の通信路P1が確立されていないことを無線制御装置C1が検知した際に上記の判定及び削除処理を行うようにしてもよい。
また、上記の第二の通信事業者は第一の通信事業者と同一であるとし、上記の第二の通信サービスは第一の通信サービスと同一であるとし、且つ、上記した接続形態であるローミング接続は通常の通信接続であるとして置き換えてもよい。これによって、携帯電話端末Mのユーザに対して、この第一の通信サービスの実現が可能な通信エリアは限定されてしまうが、このユーザに請求する通信料金を低く設定してこの第一の通信サービスを提供できる、などといったことが可能となる。
本発明によれば、移動端末の通信接続を許容する際に使用される電波の送信電力の使用効率をより高くすることができる。
11…受信部、12…判定部、13…中継指示部、14…許可指示部、15…停止指示部、21〜25…許容基地局、31〜35…拒否基地局、100…通信制御システム、104…通信モジュール、105…補助記憶装置、A1,A2…許容エリア、C,C1〜C3…無線制御装置、M,M1〜M5…携帯電話端末、P1〜P3…通信路、S1,S2…交換機。

Claims (6)

  1. 移動端末との通信路を確立することが可能な複数の基地局のうち少なくとも一の基地局を経由した当該移動端末による通信接続を制御する通信制御装置において、
    前記通信接続による通信の中継が許可されている第一の基地局と前記移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、前記移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在しつつ前記通信の中継が許可されていない第二の基地局に、当該第二の通信路の確立及び当該通信の中継を許可する許可信号を送信する第一送信手段と、
    前記判定手段によって前記第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、前記移動端末との間に確立されている前記第二の通信路の削除を指示する削除信号を前記第二の基地局に送信する第二送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 他の通信制御装置によって制御されつつ前記移動端末との間で通信路を確立した他の基地局は前記通信の中継が許可されているか否かに関する基地局情報を、当該他の通信制御装置から受信して記憶する受信手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記第一の基地局と、前記受信手段によって記憶された前記基地局情報に示された前記通信の中継が許可されている第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と前記移動端末との間に前記第一の通信路が確立されているか否かを判定することを特徴とする、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 移動端末と、当該移動端末との通信路を確立することが可能な複数の基地局と、当該移動端末による当該複数の基地局のうち少なくとも一の基地局を経由した通信接続を制御する通信制御装置と、を備える通信制御システムにおいて、
    前記複数の基地局には、
    前記通信の中継が許可されている第一の基地局と、
    前記通信の中継が許可されていない第二の基地局と、
    があり、
    前記通信制御装置は、
    前記第一の基地局と前記移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、前記移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在している前記第二の基地局に、当該第二の通信路の確立及び当該通信の中継を許可する許可信号を送信する第一送信手段と、
    前記判定手段によって前記第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、前記移動端末との間に確立されている前記第二の通信路の削除を指示する削除信号を前記第二の基地局に送信する第二送信手段と、
    を有することを特徴とする通信制御システム。
  4. 前記通信制御装置は、
    他の通信制御装置によって制御されつつ前記移動端末との間で通信路を確立した他の基地局は前記通信の中継が許可されているか否かに関する基地局情報を、当該他の通信制御装置から受信して記憶する受信手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記第一の基地局と、前記受信手段によって記憶された前記基地局情報に示された前記通信の中継が許可されている第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と前記移動端末との間に前記第一の通信路が確立されているか否かを判定することを特徴とする、請求項3に記載の通信制御システム。
  5. 移動端末との通信路を確立することが可能な複数の基地局のうち少なくとも一の基地局を経由した当該移動端末による通信接続を制御する通信制御装置で行われる通信制御方法において、
    前記通信接続による通信の中継が許可されている第一の基地局と前記移動端末との間に第一の通信路が確立されているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記第一の通信路が確立されていると判定された場合にのみ、前記移動端末との間で第二の通信路を確立することが可能な位置に存在しつつ前記通信の中継が許可されていない第二の基地局に、当該第二の通信路の確立及び当該通信の中継を許可する許可信号を送信する第一送信ステップと、
    前記判定ステップで前記第一の通信路が確立されていないと判定された場合に、前記移動端末との間に確立されている前記第二の通信路の削除を指示する削除信号を前記第二の基地局に送信する第二送信ステップと、
    を有することを特徴とする通信制御方法。
  6. 他の通信制御装置によって制御されつつ前記移動端末との間で通信路を確立した他の基地局は前記通信の中継が許可されているか否かに関する基地局情報を、当該他の通信制御装置から受信して記憶する受信ステップを更に有しており、
    前記判定ステップでは、前記第一の基地局と、前記受信ステップで記憶された前記基地局情報に示された前記通信の中継が許可されている第三の基地局と、のうち少なくとも一の基地局と前記移動端末との間に前記第一の通信路が確立されているか否かを判定することを特徴とする、請求項5に記載の通信制御方法。
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