JP2011146832A - 基地局、端末装置、通信制御方法及び無線通信システム - Google Patents

基地局、端末装置、通信制御方法及び無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信チャネルの状況に応じて適応的にインターリーブを実行すること。
【解決手段】複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で端末装置との間の無線通信を行う基地局であって、コンポーネントキャリアごとの前記通信チャネルのチャネル品質を取得する品質取得部と、前記品質取得部により取得される前記チャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、前記通信チャネル上で伝送されるデータ信号をインターリーブするインターリーブ部と、を備える基地局を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基地局、端末装置、通信制御方法及び無線通信システムに関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において討議されている次世代セルラー通信規格であるLTE−A(Long Term Evolution−Advanced)では、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)と呼ばれる技術を導入することが検討されている。キャリアアグリゲーションとは、端末装置(UE:User Equipment)と基地局(BS:Base Station、又はeNB:evolved Node B)との間の通信チャネルを、例えばLTEにおいてサポートされる周波数帯を複数統合することにより形成し、通信のスループットを向上させる技術である。キャリアアグリゲーションにより形成される1つの通信チャネルに含まれる個々の周波数帯を、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)という。LTEにおいて使用可能な周波数帯の帯域幅は1.4MHz、3.0MHz、5.0MHz、10MHz、15MHz又は20MHzである。従って、例えば、20MHzの周波数帯をコンポーネントキャリアとして5つアグリゲーションすると、合計で100MHzの通信チャネルを形成することができる。
キャリアアグリゲーションにおいて1つの通信チャネルに含まれるコンポーネントキャリアは、必ずしも周波数方向に互いに隣接していなくてよい。コンポーネントキャリアを周波数方向に隣接して配置するモードを、隣接(Contiguous)モードという。また、コンポーネントキャリアを隣接させることなく配置するモードを、非隣接(Non-contiguous)モードという。
また、キャリアアグリゲーションにおいてアップリンクにおけるコンポーネントキャリア数とダウンリンクにおけるコンポーネントキャリア数とは、必ずしも等しくなくてよい。アップリンクにおけるコンポーネントキャリア数とダウンリンクにおけるコンポーネントキャリア数とが等しいモードを、シンメトリックモードという。また、アップリンクにおけるコンポーネントキャリア数とダウンリンクにおけるコンポーネントキャリア数とが等しくないモードを、アシンメトリックモードという。例えば、アップリンクにおいて2つのコンポーネントキャリア、ダウンリンクにおいて3つのコンポーネントキャリアを使用する場合には、アシンメトリックなキャリアアグリゲーションであるということができる。
さらに、LTEでは、複信方式としてFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)及びTDD(Time Division Duplex:時分割複信)のいずれかを用いることができる。このうち、FDDの場合には各コンポーネントキャリアのリンクの向き(アップリンク又はダウンリンク)が時間的に変化しないため、TDDと比べてFDDの方がキャリアアグリゲーションには適している。
なお、キャリアアグリゲーション技術については、例えば下記非特許文献1に記載されている。
「LTE-Advanced and the Evolution to 4G Cellular Systems」、[online]、[2010年1月5日検索]、インターネット<URL:http://www.ece.gatech.edu/research/labs/bwn/ltea/projectdescription.html>
上述したように、キャリアアグリゲーション技術を使用すれば、従来に比して高いスループットで無線通信を行うことができる。しかしながら、パケットベースの音声通話又はリアルタイム映像配信などといった無線通信サービスを多くのユーザが利用するようになってきている現状の下、高いサービス品質レベルを維持するためには、通信の特性を向上させるさらなる工夫が求められる。例えば、IEEE802.11nの枠組みの中では、20MHzの帯域幅を有する2つのチャネル間で一連のデータ信号をインターリーブすることにより、データ通信の特性の向上を図ることが提案されている。しかし、IEEE802.11nにおけるチャネル間のインターリーブは、RF回路に予め設定される動作に従った静的なインターリーブである。このようなインターリーブの手法によれば、一部のチャネルの品質が悪化し又は空きリソースの少ないチャネルが存在する場合に、期待される特性が得られない可能性を含んでいた。これに対し、通信チャネルの状況に応じて適応的にインターリーブを行う技術が提供されれば、キャリアアグリゲーションを伴う無線通信においてより確実に通信特性を向上させることができる。
そこで、本発明は、キャリアアグリゲーションを伴う無線通信において、通信チャネルの状況に応じて適応的にインターリーブを実行できる、新規かつ改良された基地局、端末装置、通信制御方法及び無線通信システムを提供しようとするものである。
本発明のある実施形態によれば、複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で端末装置との間の無線通信を行う基地局であって、コンポーネントキャリアごとの上記通信チャネルのチャネル品質を取得する品質取得部と、上記品質取得部により取得される上記チャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、上記通信チャネル上で伝送されるデータ信号をインターリーブするインターリーブ部と、を備える基地局が提供される。
また、上記通信チャネル上で伝送される各データ信号がサービス品質の要件に応じて2つ以上のクラスのうちのいずれかに分類される場合に、上記インターリーブ部は、2つ以上のクラスにそれぞれ分類される複数のデータ信号を、1つのコンポーネントキャリアに混在させてもよい。
また、上記通信チャネル上で伝送される各データ信号がサービス品質の要件に応じて2つ以上のクラスのうちのいずれかに分類される場合に、上記インターリーブ部は、1つのクラスに分類されるデータ信号を、上記品質取得部により取得される上記チャネル品質及び上記通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、複数のコンポーネントキャリア間で周波数インターリーブしてもよい。
また、上記インターリーブ部は、相対的に高いサービス品質が要求されるクラスに分類されるデータ信号のビットを、所定の品質レベルを満たさないコンポーネントキャリアには分配しなくてもよい。
また、上記インターリーブ部は、一定の割合を超える空きリソースが存在し、かつ所定の品質レベルを満たす1つ以上のコンポーネントキャリアに、各データ信号のビットを分配してもよい。
また、2つ以上のコンポーネントキャリアに1つのクラスに分類されるデータ信号のビットが分配される場合に、コンポーネントキャリアごとの上記チャネル品質及び上記通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、ビットの分配の比率が決定されてもよい。
また、上記通信チャネル上で伝送される各データ信号がサービス品質の要件に応じて2つ以上のクラスのうちのいずれかに分類される場合に、上記インターリーブ部は、2つ以上のクラスにそれぞれ分類される複数のデータ信号を、1つのリソースブロック内に混在させてもよい。
また、上記インターリーブ部は、各データ信号をさらに時間インターリーブしてもよい。
また、上記インターリーブ部は、複数のアンテナを用いて各データ信号をさらに空間インターリーブしてもよい。
また、本発明の別の実施形態によれば、複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で基地局との間の無線通信を行う端末装置であって、コンポーネントキャリアごとの上記通信チャネルのチャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じてインターリーブされるデータ信号を、上記基地局との間で送信又は受信する無線通信部、を備える端末装置が提供される。
また、本発明の別の実施形態によれば、複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上での端末装置との間の無線通信を基地局において制御するための通信制御方法であって、上記通信チャネルのチャネル品質をコンポーネントキャリアごとに取得するステップと、無線通信に割り当てられる通信リソースの空き状況をコンポーネントキャリアごとに判別するステップと、上記チャネル品質及び上記通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、上記通信チャネル上で伝送されるデータ信号をインターリーブするステップと、を含む、通信制御方法が提供される。
また、本発明の別の実施形態によれば、複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で互いに無線通信を行う基地局及び端末装置を含む無線通信システムであって、上記基地局は、コンポーネントキャリアごとの上記通信チャネルのチャネル品質を取得する品質取得部と、上記品質取得部により取得される上記チャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、上記通信チャネル上で伝送されるデータ信号をインターリーブするインターリーブ部と、を備え、上記端末装置は、上記基地局の上記インターリーブ部によりインターリーブされるデータ信号を上記基地局から受信する無線通信部、を備える、無線通信システムが提供される。
以上説明したように、本発明に係る基地局、端末装置、通信制御方法及び無線通信システムによれば、通信チャネルの状況に応じて適応的にインターリーブを実行することができる。
一実施形態に係る無線通信システムの概要を示す模式図である。 通信リソースの構成の一例について説明するための説明図である。 データパケットの構成例について説明するための説明図である。 一実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る無線通信部の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係るインターリーブ処理の第1の例について説明するための説明図である。 一実施形態に係るインターリーブ処理の第2の例について説明するための説明図である。 一実施形態に係るインターリーブ処理の第3の例について説明するための説明図である。 コンポーネントキャリアとQoSクラスとの間のマッピングの第1のパターンについて説明するための説明図である。 コンポーネントキャリアとQoSクラスとの間のマッピングの第2のパターンについて説明するための説明図である。 コンポーネントキャリアとQoSクラスとの間のマッピングの第3のパターンにおける第1の例を示す説明図である。 コンポーネントキャリアとQoSクラスとの間のマッピングの第3のパターンにおける第2の例を示す説明図である。 コンポーネントキャリアとQoSクラスとの間のマッピングの第3のパターンにおける第3の例を示す説明図である。 コンポーネントキャリアとQoSクラスとの間のマッピングの第3のパターンにおける第4の例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付すことにより重複説明を省略する。
また、以下の順序にしたがって当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.無線通信システムの概要
1−1.システムの全体像
1−2.通信リソースの構成
1−3.サービス品質要件に応じたクラス分類
2.一実施形態に係る装置の構成例
2−1.端末装置の構成例
2−2.基地局の構成例
2−3.インターリーブ処理の構成例
2−4.コンポーネントキャリアとクラスとの間のマッピング
3.まとめ
<1.無線通信システムの概要>
[1−1.システムの全体像]
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システム1の概要を示す模式図である。図1を参照すると、無線通信システム1は、1つ以上の端末装置100、及び基地局200を含む。
端末装置100は、基地局200により無線通信サービスが提供されるセル202の内部に位置している。端末装置100は、複数のコンポーネントキャリアを統合することにより(即ち、キャリアアグリゲーションにより)形成される通信チャネル上で、基地局200を介してセル202の内部又は外部の他の端末装置との間でデータ通信を行う。基地局200は、複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で、セル202の内部に位置する端末装置100に通信サービスを提供する。また、基地局200は、バックホールリンク(例えばX2インタフェース)を介して、他の基地局との間で通信することができる。さらに、基地局200は、例えばS1インタフェースを介してサービングゲートウェイ(S−GW:Serving‐Gateway)又はMMEなどの上位ノードと通信することもできる。
[1−2.通信リソースの構成]
図2は、本発明を適用可能な通信リソースの構成の一例として、LTEにおける通信リソースの構成を示している。図2を参照すると、LTEにおける通信リソースは、時間方向において、10msecの長さを有する個々のラジオフレームに分割される。さらに、1ラジオフレームは10個のサブフレームを含み、1つのサブフレームは2つの0.5msスロットから構成される。LTEでは、時間方向においてはこのサブフレームが、各端末装置への通信リソースの割り当ての1単位となる。かかる1単位を、リソースブロック(Resource Block)という。1つのリソースブロックは、周波数方向においては、12本のサブキャリアを含む。即ち、1つのリソースブロックは、時間−周波数領域において、1msec×12サブキャリアのサイズを有する。同じ帯域幅、同じ時間長の中では、より多くのリソースブロックがデータ通信のために割り当てられるほど、データ通信のスループットは大きくなる。図1に示した無線通信システム1においては、基地局200が、各端末装置100への通信リソースの割り当てを決定する。そして、例えば、基地局200は、ダウンリンクのブロードキャストチャネル上で、スケジューリング情報を端末装置100へ配信する。
[1−3.サービス品質要件に応じたクラス分類]
無線通信システム1において、上述した通信チャネル上で伝送される各データ信号は、トラフィックのサービス品質の要件(以下、QoS(Quality of Service)要件という)に応じて2つ以上のクラスのうちのいずれかに分類される。QoS要件に応じた2つ以上のクラスとは、例えば、表1に示される4つのクラス(以下、QoSクラスという)であってよい。表1では、4つのQoSクラスのそれぞれについて、クラス名、当該クラスのQoS要件に関する属性の例、及び対応するサービスの例が示されている。
Figure 2011146832
まず、第1のQoSクラスは、“Conversational”クラスである。“Conversational”クラスのトラフィックについては、一例として、エラーレート、許容遅延量(Transfer Delay)及び保証ビットレート(Guaranteed bit rate)の3つの属性が、充足すべきQoS要件として定義され得る。
エラーレートは、例えば、SDU(Service Data Unit error ratio)エラー率又は残留ビットエラー率(Residual bit error ratio)により表現され得る。SDUエラー率は、伝送されたSDUに対するエラーが検出されたSDUの割合を表す。また、残留ビットエラー率は、伝送されたデータビットに対する受信側で検出されなかったビットの割合を表す。許容遅延量は、伝送時に許容され得る遅延量を指す。また、保証ビットレートは、無線通信システム1が端末装置に保証するビットレートを指す。なお、保証ビットレートの代わりに(又はそれに加えて)、最大ビットレートが使用されてもよい。
表1から理解されるように、“Conversational”クラスに属するトラフィックについては、無線通信システム1は、エラーレート、許容遅延量及び保証ビットレートが予め与えられる所定の基準値を下回らないように、通信リソースをスケジューリングする。“Conversational”クラスに対応するサービスの例は、VoIP(Voice over IP)又はビデオ会議などである。
第2のQoSクラスは、“Streaming”クラスである。“Streaming”クラスのトラフィックについても、例えば、エラーレート、許容遅延量及び保証ビットレートの3つの属性が、充足すべきQoS要件として定義され得る。但し、これらの属性についてのQoS要件の基準値は、“Conversational”クラスと異なってよい。“Streaming”クラスに対応するサービスの例は、リアルタイム映像配信などである。
第3のQoSクラスは、“Interactive”クラスである。“Interactive”クラスのトラフィックについては、例えば、充足すべきQoS要件としてエラーレートのみが定義され得る。“Interactive”クラスに対応するサービスの例は、ウェブアクセス又はデータベース検索などである。
第4のQoSクラスは、“Background”クラスである。“Background”クラスのトラフィックについても、例えば、充足すべきQoS要件としてエラーレートのみが定義され得る。但し、エラーレートの基準値は、“Interactive”クラスと異なってよい。“Interactive”クラスに対応するサービスの例は、Eメール又はSMS(Short Messaging Service)などである。
なお、表1に示したQoSクラスの分類は一例に過ぎない。例えば、IMS(Information Management Signaling)などの制御シグナリングのための独立したQoSクラスが定義されてもよい。制御シグナリングのためのQoSクラスについては、データ信号のための上述したQoSクラスよりも厳しい(あるいは優先度の高い)QoS要件が課され得る。各データ信号をこれらQoSクラスのいずれに分類すべきかは、例えば、個々のサービスアプリケーションにより決定され、例えばデータパケットのヘッダ内に表示(indicate)される。
図3は、無線通信システム1において伝送され得るデータパケットの構成例について説明するための説明図である。図3を参照すると、4種類のデータパケット4a、4b、4c及び4dが示されている。
データパケット4aは、ヘッダ部及びデータ部から構成される。また、データパケット4aのデータ部には、クラスCiのデータビットが含まれる。例えば、クラスCiは、C1=“Conversational”、C2=“Streaming”、C3=“Interactive”及びC4=“Background”のいずれかであってよい。即ち、この場合、データパケット4aは、単一のクラスのデータ信号のみを有するパケットである。
データパケット4bのデータ部には、クラスCi及びクラスCjのデータビットが含まれる。例えば、クラスCjもまた、C1=“Conversational”、C2=“Streaming”、C3=“Interactive”及びC4=“Background”のいずれか(但しクラスCiとは異なる)であってよい。このように、1つのデータパケットに異なるQoSクラスのデータビットが複合的に含まれていてもよい。
データパケット4cは、複数のMIMO(Multiple Input Multiple Output)ストリームに分配されたデータパケットである。このうち、第1のMIMOストリームのデータ部には、クラスCiのデータビットが含まれる。また、第2のMIMOストリームのデータ部には、クラスCjのデータビットが含まれる。このように、複数のMIMOストリームに分配されたデータパケットにそれぞれ異なるQoSクラスのデータビットが含まれていてもよい。さらに、データパケット4dのように、複数のMIMOストリームに分配されたデータパケットのそれぞれに、異なる2つ以上のQoSクラスのデータビットが含まれていてもよい。
本実施形態において、無線通信システム1は、このような複数のQoSクラスのデータ信号が混在し得る環境下で、キャリアアグリゲーションを伴う無線通信を行う。その際、端末装置100と基地局200との間で伝送されるデータ信号は、次節において詳細に説明するように、通信チャネルの状況に応じて適応的にインターリーブされる。
<2.一実施形態に係る装置の構成例>
[2−1.端末装置の構成例]
図4は、本実施形態に係る端末装置100の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、端末装置100は、無線通信部110、信号処理部150、制御部160及び測定部170を備える。
(無線通信部)
無線通信部110は、キャリアアグリゲーション技術を用いて複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で、基地局200との間の無線通信を行う。基地局200との間で送受信されるデータ信号は、後にさらに説明するように、コンポーネントキャリアごとのチャネル品質又はコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況に応じてインターリーブされるデータ信号である。
例えば、図4に示しているように、無線通信部110は、インターリーブ部112及びデインターリーブ部114を含む。インターリーブ部112は、制御部160による制御の下で、信号処理部150から入力されるデータ信号のビット列をインターリーブする。そして、無線通信部110は、インターリーブ部112によりインターリーブされたデータ信号を、基地局200との間の通信チャネル上へ送出する。一方、デインターリーブ部114は、制御部160による制御の下で、基地局200との間の通信チャネルを介して受信されるデータ信号のビット列をデインターリーブする。そして、無線通信部110は、デインターリーブ部114によりデインターリーブされたデータ信号を、信号処理部150へ出力する。
(信号処理部)
信号処理部150は、無線通信部110から入力されるデータ信号について、復号及び誤り訂正などの信号処理を行う。そして、信号処理部150は、処理後のデータ信号を上位レイヤへ出力する。また、信号処理部150は、上位レイヤから入力されるデータ信号について、符号化などの信号処理を行う。そして、信号処理部150は、処理後のデータ信号を、無線通信部110へ出力する。
(制御部)
制御部160は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)などの処理装置を用いて、端末装置100の機能全般を制御する。例えば、制御部160は、無線通信部110が基地局200から受信するスケジューリング情報に従って、無線通信部110によるデータ通信のタイミングを制御する。また、制御部160は、測定部170に基地局200からのリファレンス信号を用いてコンポーネントキャリアごと(好適には各コンポーネントキャリア内のリソースブロックごと)のチャネル品質を測定させ、チャネル品質レポートを無線通信部110を介して基地局200へ送信する。また、制御部160は、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングに関連する制御情報を無線通信部110を介して基地局200から受信する。当該制御情報は、上述したスケジューリング情報と同一の情報であってもよく、又は異なる情報であってもよい。そして、制御部160は、当該制御情報に応じて、無線通信部110のインターリーブ部112及びデインターリーブ部114の処理を制御する。
(測定部)
測定部170は、例えば、制御部160からの制御の下で、基地局200からのリファレンス信号を用いてチャネル品質を測定する。測定部170による測定結果は、制御部160により所定のフォーマットに整形され、無線通信部110を介して基地局200へ送信される。かかるチャネル品質の測定結果は、基地局200における各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングのために使用され得る。
[2−2.基地局の構成例]
図5は、本実施形態に係る基地局200の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照すると、基地局200は、無線通信部210、インタフェース部250、記憶部260、品質取得部268、制御部270及びQoS管理部280を備える。
(無線通信部)
無線通信部210は、キャリアアグリゲーション技術を用いて複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で、端末装置100との間の無線通信を行う。また、無線通信部210は、インターリーブ部212及びデインターリーブ部214を含む。インターリーブ部212は、制御部270による制御の下で、インタフェース部250から入力されるデータ信号のビット列をインターリーブする。そして、無線通信部210は、インターリーブ部212によりインターリーブされたデータ信号を、端末装置100との間の通信チャネル上へ送出する。一方、デインターリーブ部214は、制御部270による制御の下で、端末装置100との間の通信チャネルを介して受信されるデータ信号のビット列をデインターリーブする。そして、無線通信部210は、デインターリーブ部214によりデインターリーブされたデータ信号を、インタフェース部250へ出力する。
図6は、無線通信部210のより詳細な構成の一例を示すブロック図である。図6を参照すると、無線通信部210は、アンテナ216、LNA(Low Noise Amplifier)220、複数のダウンコンバータ222a〜222c、複数のフィルタ224a〜224c、複数のADC(Analogue to Digital Convertor)226a〜226c、復調部228、デインターリーブ部214、インターリーブ部212、変調部230、複数のDAC(Digital to Analogue Convertor)232a〜232c、さらなる複数のフィルタ234a〜234c、複数のアップコンバータ236a〜236c、合成器238、PA(Power Amplifier)240、及びアンテナ242を含む。
アンテナ216は、端末装置100から送信される無線信号を受信すると、受信信号をLNA220へ出力する。LNA220は、受信信号を増幅する。ダウンコンバータ222a及びフィルタ224aは、LNA220により増幅された受信信号から、第1のコンポーネントキャリア(CC1)のベースバンド信号を分離する。そして、分離された当該ベースバンド信号は、ADC226aによりデジタル信号に変換され、復調部228へ出力される。同様に、ダウンコンバータ222b及びフィルタ224bは、LNA220により増幅された受信信号から、第2のコンポーネントキャリア(CC2)のベースバンド信号を分離する。そして、分離された当該ベースバンド信号は、ADC226bによりデジタル信号に変換され、復調部228へ出力される。また、ダウンコンバータ222c及びフィルタ224cは、LNA220により増幅された受信信号から、第3のコンポーネントキャリア(CC3)のベースバンド信号を分離する。そして、分離された当該ベースバンド信号は、ADC226cによりデジタル信号に変換され、復調部228へ出力される。その後、復調部228は、各コンポーネントキャリアのベースバンド信号を復調することによりデータ信号を生成し、当該データ信号をデインターリーブ部214へ出力する。デインターリーブ部214は、復調部228から入力されるデータ信号をデインターリーブし、デインターリーブ後のデータ信号を信号処理部250へ出力する。
また、信号処理部250からデータ信号が入力されると、インターリーブ部212は、当該データ信号をインターリーブし、インターリーブ後のデータ信号を変調部230へ出力する。変調部230は、インターリーブ部212から入力されるデータ信号を変調し、コンポーネントキャリアごとのベースバンド信号を生成する。それらベースバンド信号のうち、第1のコンポーネントキャリア(CC1)のベースバンド信号は、DAC232aにより、アナログ信号に変換される。そして、フィルタ234a及びアップコンバータ236aにより、当該アナログ信号から、送信信号のうちの第1のコンポーネントキャリアに対応する周波数成分が生成される。同様に、第2のコンポーネントキャリア(CC2)のベースバンド信号は、DAC232bにより、アナログ信号に変換される。そして、フィルタ234b及びアップコンバータ236bにより、当該アナログ信号から、送信信号のうちの第2のコンポーネントキャリアに対応する周波数成分が生成される。また、第3のコンポーネントキャリア(CC3)のベースバンド信号は、DAC232cにより、アナログ信号に変換される。そして、フィルタ234c及びアップコンバータ236cにより、当該アナログ信号から、送信信号のうちの第3のコンポーネントキャリアに対応する周波数成分が生成される。その後、生成された3つのコンポーネントキャリアに対応する周波数成分が合成器238により合成され、送信信号が形成される。PA240は、かかる送信信号を増幅した後、アンテナ242へ出力する。そして、アンテナ242は、当該送信信号を無線信号として端末装置100へ送信する。
なお、図4に示した端末装置100の無線通信部110は、処理性能の要件等が異なるものの、図6を用いて説明した基地局200の無線通信部210の構成と同様に構成され得る。
また、図6では、無線通信部210が3つのコンポーネントキャリアを扱う例について説明したが、無線通信部210が扱うコンポーネントキャリアの数は、2つであってもよく、又は4つ以上であってもよい。また、図6では、無線通信部210が受信アンテナ216と送信アンテナ242とをそれぞれ1つ有する例について説明した。しかしながら、無線通信部210は、受信アンテナ216と送信アンテナ242とをそれぞれ複数有し、複数のMIMO(Multiple Input Multiple Output)ストリームを扱うように構成されてもよい。
(インタフェース部)
図5に戻り、基地局200の構成の一例についての説明を継続する。インタフェース部250は、例えば、図1に例示したS1インタフェースを介して、無線通信部210、制御部270及びQoS管理部280と上位ノードとの間の通信を仲介する。また、インタフェース部250は、例えば、図1に例示したX2インタフェースを介して、無線通信部210、制御部270及びQoS管理部280と他の基地局との間の通信を仲介する。
(記憶部)
記憶部260は、ハードディスク又は半導体メモリなどの記憶媒体を用いて、基地局200のセルに属している端末装置ごとに、各端末装置がどのコンポーネントキャリアを使用して通信をしているかを表すCC管理データを保持する。かかるCC管理データは、新たな端末装置が基地局200のセルに参加した際、又は既存の端末装置がコンポーネントキャリアを変更した際に、制御部270により更新され得る。従って、制御部270は、かかるCC管理データを参照することにより、端末装置100がどのコンポーネントキャリアを使用しているかを知ることができる。
また、記憶部260は、各トラフィックが充足すべきQoSクラスごとのエラーレート、許容遅延量又は保証ビットレートなどの属性値を表すQoSデータを保持する。かかるQoSデータは、通信リソースのスケジューリングの際に、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングを決定するために用いられる。
(品質取得部)
品質取得部268は、端末装置100との間の通信チャネルのコンポーネントキャリアごとのチャネル品質を取得する。例えば、品質取得部268は、端末装置100から送信されるチャネル品質レポートを無線通信部210を介して取得してもよい。その代わりに、品質取得部268は、無線通信部210における受信信号の電力レベル及びエラーレートなどを測定することにより、コンポーネントキャリアごとのチャネル品質を取得してもよい。品質取得部268は、取得したコンポーネントキャリアごとのチャネル品質の値を、制御部270へ出力する。
(制御部)
制御部270は、CPU又はDSPなどの処理装置を用いて、基地局200の機能全般を制御する。例えば、制御部270は、QoS管理部280から通知される各トラフィックが充足すべきQoSクラスごとの属性値に基づいて、端末装置100によるデータ伝送のために通信リソースをスケジューリングする。その際、制御部270は、品質取得部268により取得されるコンポーネントキャリアごとのチャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況に応じて、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングを決定する。かかるマッピングの典型的な3つのパターン(6つのバリエーション)について、後に例を挙げてさらに説明する。
また、制御部270は、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングの結果に応じて、端末装置100との間の通信チャネル上で伝送されるデータ信号についての、インターリーブ部212によるインターリーブ処理及びデインターリーブ部214によるデインターリーブ処理を制御する。インターリーブ部212によるインターリーブ処理の構成の3つの例について、後に例を挙げてさらに説明する。
(QoS管理部)
QoS管理部(QoSマネージャともいう)280は、各トラフィックが充足すべきQoS要件を、例えば記憶部260により保持されるQoSデータを用いて共通的に管理する。また、QoS管理部280は、通信リソースのスケジューリングに先立って、スケジューリングの対象となるべきデータ信号についてのQoS要件を制御部270へ通知する。なお、QoS管理部280は、QoS要件を充足できない可能性がある場合には、RAN(Radio Access Network)の経路の変更又は有線リンクの活用などによりQoS要件を充足できるように他の基地局又は上位ノードと交渉してもよい。
また、QoS管理部280は、基地局200に配置される代わりに、基地局200の上位ノードに配置されてもよい。基地局200の上位ノードとは、例えば、サービングゲートウェイ又はMMEなどに相当するノードである。
[2−3.インターリーブ処理の構成例]
次に、図7A〜図7Cを用いて、インターリーブ部212によるインターリーブ処理の構成の3つの例について説明する。なお、デインターリーブ部214によるデインターリーブ処理は、インターリーブ処理の逆方向の処理として構成され得る。説明の冗長さを避ける観点から、デインターリーブ処理についての詳細な説明は省略する。
(第1の例)
まず、図7Aを参照すると、データ信号を複数のコンポーネントキャリア間で周波数インターリーブ(CCインターリーブ)するインターリーブ部212aの構成が示されている。図7Aの例では、インターリーブ部212aは、第1から第6までのビットを、3つのコンポーネントキャリア間で1ビットずつ均等にインターリーブしている。その結果、第1のコンポーネントキャリアには第1及び第4のビット、第2のコンポーネントキャリアには第2及び第5のビット、第3のコンポーネントキャリアには第3及び第6のビットが分配されている。
このように、制御部270は、例えば、一定の割合を超える空きリソースが存在し、かつ所定の品質レベルを満たす複数のコンポーネントキャリアの間で、QoSクラスによらず各データ信号を均等に分配させてもよい。それにより、インターリーブの制御が単純化されて処理の負荷が低減されると共に、インターリーブによるリンク特性の改善の効果を見込むことができる。また、例えば、制御部270は、3つのコンポーネントキャリアのうち所定の品質レベルを満たさないコンポーネントキャリアに、相対的に高いサービス品質が要求されるクラスに分類されるデータ信号を分配させなくてもよい。相対的に高いサービス品質が要求されるクラスとは、例えば、表1に示した“Conversational”クラス又は“Streaming”クラスなどであってよい。それにより、厳しい(あるいは優先度の高い)QoS要件が課されるデータ信号について、QoS要件を違反するリスクを回避した上で、インターリーブによるリンク特性の改善の効果を見込むことができる。制御部270は、例えば、インターリーブ部212に制御信号S1aを出力することにより、インターリーブ部212に上述したインターリーブ処理を実行させ得る。
(第2の例)
また、図7Bを参照すると、データ信号を周波数インターリーブする前に時間インターリーブ(ビットインターリーブ)するインターリーブ部212bの構成が示されている。図7Bの例では、まず、第1から第4までのビットの順序が、第4、第1、第3、第2の順に並び替えられている。その後、これら4つのビットは、3つのコンポーネントキャリア間で周波数インターリーブされている。その結果、第1のコンポーネントキャリアには第4及び第2のビット、第2のコンポーネントキャリアには第1のビット、第3のコンポーネントキャリアには第3のビットが分配されている。
このように、周波数インターリーブに加えて時間インターリーブを行うことで、例えば、利用可能なコンポーネントキャリアの数が(例えば所定の基準値よりも)少ない場合に、周波数インターリーブによる特性の改善の効果の弱まりを補うことができる。利用可能なコンポーネントキャリアとは、例えば、所定の品質レベルを満たし、かつ通信リソースに十分な空きを有するコンポーネントキャリアを意味する。従って、制御部270は、例えば、利用可能なコンポーネントキャリアの数が所定の基準値を下回ると判定される場合に、各データ信号をインターリーブ部212bに時間インターリーブさせてもよい。
ここで、時間インターリーブにおけるビットの並び替えのパターンは、例えば、予め通信の仕様として定義される。それにより、例えば、基地局200のインターリーブ部212においてインターリーブしたビット列を、端末装置100のデインターリーブ部114においてデインターリーブすることができる。
(第3の例)
また、図7Cを参照すると、データ信号を周波数インターリーブした後に空間インターリーブ(複数のMIMOストリームへのストリームインターリーブ)するインターリーブ部212cの構成が示されている。図7Cの例では、まず、第1から第6までのビットが、3つのコンポーネントキャリア間で1ビットずつ均等にインターリーブされている。その結果、第1のコンポーネントキャリアには第1及び第4のビット、第2のコンポーネントキャリアには第2及び第5のビット、第3のコンポーネントキャリアには第3及び第6のビットが分配されている。さらに、第1のコンポーネントキャリアに分配されたビットのうち、第1のビットと第4のビットとが異なるMIMOストリームに分配されている。同様に、第2のコンポーネントキャリアに分配されたビットのうち、第2のビットと第5のビットとが異なるMIMOストリームに分配されている。また、第3のコンポーネントキャリアに分配されたビットのうち、第3のビットと第6のビットとが異なるMIMOストリームに分配されている。
このように、周波数インターリーブに加えて空間インターリーブを行うことによっても、例えば、利用可能なコンポーネントキャリアの数が(例えば所定の基準値よりも)少ない場合に、周波数インターリーブによる特性の改善の効果の弱まりを補うことができる。従って、制御部270は、例えば、利用可能なコンポーネントキャリアの数が所定の基準値を下回ると判定される場合に、複数のMIMOアンテナを用いて、インターリーブ部212cにより、各データ信号を複数のMIMOストリームへ空間インターリーブさせてもよい。
ここで、空間インターリーブにおけるMIMOストリームへのビットの配分のパターンは、例えば、予め通信の仕様として定義される。それにより、例えば、基地局200のインターリーブ部212においてインターリーブしたビット列を、端末装置100のデインターリーブ部114においてデインターリーブすることができる。
なお、図7A〜図7Cを用いて説明した周波数インターリーブ、時間インターリーブ及び空間インターリーブは、本明細書において説明した組合せに限定されず、任意の組合せにおいて使用され得る。例えば、周波数インターリーブ、時間インターリーブ及び空間インターリーブの全てを行うようにインターリーブ部212が構成されてもよい。また、これらインターリーブ処理の間に他の処理が介在してもよい。例えば、時間インターリーブと周波数インターリーブとの間、又は周波数インターリーブと空間インターリーブとの間のタイミングで、符号化処理等が行われてもよいことは明白である。
[2−4.コンポーネントキャリアとクラスとの間のマッピング]
次に、図8〜図10Dを用いて、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングの典型的なパターンについて説明する。
(第1のパターン)
図8は、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングの第1のパターン(パターンP1)について説明するための説明図である。第1のパターンは、伝送されるデータ信号が単一のQoSクラスのデータビットのみを含む場合に採用され得るパターンである。
図8を参照すると、データ信号は、クラスC1に属すデータビットのみを含んでいる。基地局200の制御部270は、かかるデータビットを、コンポーネントキャリアごとに均等に又は非均等に分配する。図8の例では、コンポーネントキャリアCC1、CC2及びCC3内のリソースブロックが、それぞれ3:2:1の比率で非均等にスケジューリングされている。このような比率は、コンポーネントキャリアごとのチャネル品質又はリソースの空き状況に応じて決定され得る(例えば、品質の良好なコンポーネントキャリア、又は空きリソースの多いコンポーネントキャリアに、より多くのビットが分配される)。
(第2のパターン)
図9は、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングの第2のパターン(パターンP2)について説明するための説明図である。第2のパターンは、伝送されるデータ信号が複数のQoSクラスのデータビットを含む場合に採用され得るパターンである。
図9を参照すると、データ信号は、クラスC1、C2及びC3に属すデータビットを含んでいる。基地局200の制御部270は、これらデータビットを、異なるクラスに分類されるデータビットが互いに異なるコンポーネントキャリア上で伝送されるように各コンポーネントキャリアに分配する。例えば、クラスC1のQoS要件が最も厳しい(優先度が最も高い)場合には、制御部270は、クラスC1に属すデータビットを最もチャネル品質の良好なコンポーネントキャリアCC1に割り当てる。また、制御部270は、QoS要件が次に厳しい(優先度が次に高い)クラスC2に属すデータビットを、次にチャネル品質の良好なコンポーネントキャリアCC2に割り当てる。さらに、制御部270は、QoS要件が最も緩やかなクラスC3に属すデータビットを、残るコンポーネントキャリアCC3に割り当てる。このような第2のパターンによれば、1つのコンポーネントキャリア内では1種類のQoSクラスに属すデータ信号のみが伝送されるため、QoS管理に要するコストが低減される。
(第3のパターン)
図10A〜図10Dは、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングの第3のパターンについて説明するための説明図である。第3のパターンは、第2のパターンと同様、伝送されるデータ信号が複数のQoSクラスのデータビットを含む場合に採用され得るパターンである。但し、第3のパターンにおいては、互いに異なるクラスに分類されるデータビットが共通する1つのコンポーネントキャリアに分配され得る。以下、第3のパターンの4つのバリエーション、即ち、パターンP3a〜P3dについて順に説明する。
図10A(パターンP3a)を参照すると、データ信号は、クラスC1、C2及びC3に属すデータビットを含んでいる。基地局200の制御部270は、これらデータビットを、各コンポーネントキャリアに同じ比率で分配する。即ち、コンポーネントキャリアCC1に分配されるクラスC1、C2及びC3にそれぞれ属すデータビットの比率は、コンポーネントキャリアCC2及びCC3についてのその比率と等しい。パターンP3aによれば、データビットの分配を共通的な比率によって決定できるため、マッピング処理が単純化され、スケジューリングに際しての処理コストが低減され得る。また、周波数インターリーブの効果により、同じクラスに属すデータビットを同じコンポーネントキャリアに単純に分配するよりも良好なリンク特性が得られる。
図10B(パターンP3b)を参照すると、データ信号は、クラスC1、C2及びC3に属すデータビットを含んでいる。基地局200の制御部270は、これらデータビットを、コンポーネントキャリアごとに異なる割合で分配する。図10Bの例では、コンポーネントキャリアCC1に、クラスC1、C2及びC3にそれぞれ属すデータビットが分配されている。一方、コンポーネントキャリアCC2には、クラスC1に属すデータビットのみが分配されている。また、コンポーネントキャリアCC3には、クラスC2及びC3にそれぞれ属すデータビットのみが分配されている。パターンP3bによれば、コンポーネントキャリアごとに割り当てられる通信リソースの量をQoS要件の厳しさ(優先度の高さ)に応じて増減させることができるため、QoS要件を充足させるためにより柔軟なスケジューリングをすることができる。
図10C(パターンP3c)を参照すると、データ信号は、クラスC1、C2及びC3に属すデータビットを含んでいる。基地局200の制御部270は、これらデータビットの全てを、1つのコンポーネントキャリアに分配している。パターンP3cは、1つのコンポーネントキャリアのチャネル品質が他のコンポーネントキャリアのチャネル品質と比べて格段に良好であって、十分なリソースの空きが存在する場合に採用され得る。
図10D(パターンP3d)を参照すると、データ信号は、クラスC1、C2及びC3に属すデータビットを含んでいる。基地局200の制御部270は、これらデータビットを、コンポーネントキャリアごとに異なる割合で分配する。また、パターンP3dにおいては、図10Bに示したパターンP3bと異なり、制御部270は、1つのリソースブロックに異なるクラスに属すデータビットを分配する。図10Dの例では、コンポーネントキャリアCC2に、クラスC1、C2及びC3にそれぞれ属すデータビットが分配されている。そして、コンポーネントキャリアCC2のリソースブロックRB1に、クラスC1及びC2にそれぞれ属すデータビットが分配されている。また、コンポーネントキャリアCC2のリソースブロックRB2に、クラスC1及びC3にそれぞれ属すデータビットが分配されている。パターンP3dによれば、リソースブロック単位での品質に応じたさらに柔軟なスケジューリングが可能となる。
(マッピングパターンの選択)
制御部270は、通信リソースのスケジューリングに際して、上述したいずれのパターンを採用すべきかを、コンポーネントキャリアごとのチャネル品質のばらつき又はコンポーネントキャリアごとのリソースの空き状況に応じて選択することができる。表2は、マッピングパターンの選択基準の一例を示している。なお、ここでは、伝送されるデータ信号が複数のQoSクラスのデータビットを含む場合について主に説明する。
Figure 2011146832
表2において、リソースの空き状況は、例えば、コンポーネントキャリアごとのリソースの利用率(Availability)に基づいて評価され得る。また、品質のばらつきは、例えば、チャネル品質レポートを通じて得られるコンポーネントキャリアごとのチャネル品質に基づいて評価され得る。
例えば、リソースの空き状況として、全てのコンポーネントキャリアについて利用率が所定の割合を下回る(即ち、十分なリソースの空きがある)ものと仮定する。さらに、全てのコンポーネントキャリアについてチャネル品質が所定の基準を上回る場合には、制御部270は、パターンP2又はパターンP3aを選択し得る(ケース1−1)。このうち、例えば、QoS管理に要するコストを低減することが望ましい場合には、パターンP2が選択されてよい。その代わりに、リンク特性を向上させることが望ましい場合には、パターンP3aが選択されてもよい。
また、リソースの空き状況がケース1−1と同様であって、チャネル品質が所定の基準を満たさないコンポーネントキャリアが存在する場合には、制御部270は、パターンP3dを選択し得る(ケース1−2)。
また、リソースの空き状況として、利用率が所定の基準を上回る(即ち、十分なリソースの空きがない)コンポーネントキャリアが存在し、全てのコンポーネントキャリアについてチャネル品質が所定の基準を上回る場合には、制御部270は、パターンP3bを選択し得る(ケース2−1)。また、リソースの空き状況がケース2−1と同様であって、チャネル品質が所定の基準を満たさないコンポーネントキャリアが存在する場合には、制御部270は、パターンP3cを選択し得る(ケース2−2)。
基地局200の制御部270は、このような一例としての選択基準により、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングを決定する。そして、制御部270は、マッピングに関連する制御情報を、無線通信部210を介して端末装置100へ送信する。マッピングに関連する制御情報とは、例えば、ダウンリンクの制御チャネル又はブロードキャストチャネル上で配信されるスケジューリング情報であってもよい。好適には、マッピングに関連する制御情報は、各コンポーネントキャリアに含まれるリソースブロックと当該リソースブロック内で伝送される各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングを表す。また、マッピングに関連する制御情報は、例えば、採用されたマッピングのパターン及びインターリーブのパターンを識別可能な識別コードを含んでもよい。それにより、端末装置100の制御部160は、基地局200から送信される当該制御情報に応じて、無線通信部110のインターリーブ部112及びデインターリーブ部114を制御することができる。また、制御部270は、各コンポーネントキャリアと各データ信号のQoSクラスとの間のマッピングに応じて、無線通信部210のインターリーブ部212及びデインターリーブ部214を制御する。
<5.まとめ>
ここまで、図1〜図10Dを用いて、本発明の一実施形態に係る無線通信システム1について説明した。本実施形態によれば、基地局200において、コンポーネントキャリアごとのチャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況に応じて、キャリアアグリゲーション技術により形成された通信チャネル上で伝送されるデータ信号がインターリーブされる。即ち、通信チャネルの状況に応じて適応的にインターリーブが実行されるため、インターリーブの効果を享受できる確実性が高まる。その結果、通信特性が向上し、高いサービス品質レベルを維持することが可能となる。また、周波数インターリーブ、時間インターリーブ及び空間インターリーブが相補的に使用されるため、コンポーネントキャリア間の周波数インターリーブの効果が大きく期待できない状況下でもサービス品質レベルが維持され得る。
なお、本明細書において説明した一実施形態に係る一連の処理をハードウェアで実現するかソフトウェアで実現するかは問わない。一連の処理又はその一部をソフトウェアで実行させる場合には、ソフトウェアを構成するプログラムが、ハードディスク又は半導体メモリなどの記憶媒体に記憶され、実行時にRAM(Random Access Memory)に読み込まれ、CPU又はDSPなどの処理装置により実行される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 無線通信システム
100 端末装置
110 無線通信部
160 制御部
200 基地局
210 無線通信部
212 インターリーブ部
214 デインターリーブ部
268 品質取得部
270 制御部
280 QoS管理部

Claims (12)

  1. 複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で端末装置との間の無線通信を行う基地局であって、
    コンポーネントキャリアごとの前記通信チャネルのチャネル品質を取得する品質取得部と、
    前記品質取得部により取得される前記チャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、前記通信チャネル上で伝送されるデータ信号をインターリーブするインターリーブ部と、
    を備える基地局。
  2. 前記通信チャネル上で伝送される各データ信号は、サービス品質の要件に応じて2つ以上のクラスのうちのいずれかに分類され、
    前記インターリーブ部は、2つ以上のクラスにそれぞれ分類される複数のデータ信号を、1つのコンポーネントキャリアに混在させる、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記通信チャネル上で伝送される各データ信号は、サービス品質の要件に応じて2つ以上のクラスのうちのいずれかに分類され、
    前記インターリーブ部は、1つのクラスに分類されるデータ信号を、前記品質取得部により取得される前記チャネル品質及び前記通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、複数のコンポーネントキャリア間で周波数インターリーブする、
    請求項1に記載の基地局。
  4. 前記インターリーブ部は、相対的に高いサービス品質が要求されるクラスに分類されるデータ信号のビットを、所定の品質レベルを満たさないコンポーネントキャリアには分配しない、請求項2又は請求項3に記載の基地局。
  5. 前記インターリーブ部は、一定の割合を超える空きリソースが存在し、かつ所定の品質レベルを満たす1つ以上のコンポーネントキャリアに、各データ信号のビットを分配する、請求項2又は請求項3に記載の基地局。
  6. 2つ以上のコンポーネントキャリアに1つのクラスに分類されるデータ信号のビットが分配される場合に、コンポーネントキャリアごとの前記チャネル品質及び前記通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、ビットの分配の比率が決定される、請求項2又は請求項3に記載の基地局。
  7. 前記通信チャネル上で伝送される各データ信号は、サービス品質の要件に応じて2つ以上のクラスのうちのいずれかに分類され、
    前記インターリーブ部は、2つ以上のクラスにそれぞれ分類される複数のデータ信号を、1つのリソースブロック内に混在させる、
    請求項1に記載の基地局。
  8. 前記インターリーブ部は、各データ信号をさらに時間インターリーブする、請求項2〜7のいずれか1項に記載の基地局。
  9. 前記インターリーブ部は、複数のアンテナを用いて各データ信号をさらに空間インターリーブする、請求項2〜7のいずれか1項に記載の基地局。
  10. 複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で基地局との間の無線通信を行う端末装置であって、
    コンポーネントキャリアごとの前記通信チャネルのチャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じてインターリーブされるデータ信号を、前記基地局との間で送信又は受信する無線通信部、
    を備える端末装置。
  11. 複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上での端末装置との間の無線通信を基地局において制御するための通信制御方法であって:
    前記通信チャネルのチャネル品質をコンポーネントキャリアごとに取得するステップと;
    無線通信に割り当てられる通信リソースの空き状況をコンポーネントキャリアごとに判別するステップと;
    前記チャネル品質及び前記通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、前記通信チャネル上で伝送されるデータ信号をインターリーブするステップと;
    を含む、通信制御方法。
  12. 複数のコンポーネントキャリアを統合することにより形成される通信チャネル上で互いに無線通信を行う基地局及び端末装置を含む無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    コンポーネントキャリアごとの前記通信チャネルのチャネル品質を取得する品質取得部と、
    前記品質取得部により取得される前記チャネル品質、及びコンポーネントキャリアごとの通信リソースの空き状況の少なくとも一方に応じて、前記通信チャネル上で伝送されるデータ信号をインターリーブするインターリーブ部と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記基地局の前記インターリーブ部によりインターリーブされるデータ信号を前記基地局から受信する無線通信部、
    を備える、
    無線通信システム。
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