JP2011145122A - 無線機能付き電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来例においては、消費電力の大きい受信部の処理時間を伸ばすことができず、さらに受信部から出力される情報は時刻情報であるため、抽出された時刻情報が正常であるか再度判定することができないことによってGPS衛星からの信号強度が弱い場合に受信効率が低下してしまう。
【解決手段】
短い時間で、効率よく航法データを受信して、消費電力の比較的小さな制御手段で時刻情報を生成することで、照合に冗長性を持たせ、時刻情報の抽出における時間を長くすることで、GPS衛星からの信号強度が弱い場合においても、低消費電力で高感度な時刻修正が可能な時刻修正方法を提供すること。
【選択図】 図3

Description

本発明は無線機能付き電子時計に関する。更に詳しくはGPS衛星等の位置情報衛星から送信される信号に基づいて時刻修正を行う無線機能付き電子時計の時刻修正方法に関するものである。
無線機能付きで比較的小型の電子時計としては、例えば自己位置を測位するGPSシステムでは地球を周回する軌道を有するGPS衛星から送信されている信号が用いられており、自己位置情報や時刻情報を得ることができる。GPS衛星には、原子時計が備えられているため、極めて正確な時刻情報(GPS時刻)を有している。このGPS衛星の時刻情報を利用した電子時計の時刻修正方法の従来例を示す。
GPS衛星の時刻情報は、所定の周期で更新されている。GPS信号から時刻情報を抽出するには所定周期に訪れる特定単位の先頭を基準とする必要がある。よってこの特定単位の先頭前から位置情報衛星のサーチを開始して、衛星信号の特定単位を検出すると時刻情報を生成し、受信が停止する受信部があり、この停止するタイミングで時刻修正する方法が提案されている(特許文献1)。
この方法を用いることでGPS衛星から送信される時刻情報を短い時間で、効率よく受信して、消費電力を抑えたまま時刻修正を行うことができる。
特開2009−36748号公報
しかし、この方法では、受信部の内部に時刻を生成する部分があり、航法データから時刻を生成する間も消費電力が大きい状態が継続される。また、小型の電子時計の内部にアンテナを配置した場合、金属部材から構成させるケースなどの影響により、GPS衛星からの信号を十分に受信できない可能性がある。このような場合、時刻情報をGPS衛星から送信される信号の中から抽出するためにはアルゴリズムに冗長性を持たせる必要があるが、従来の方法では、消費電力の大きい受信部の処理時間を伸ばすことが困難である。さらに受信部から出力される情報は時刻情報であるため、抽出された時刻情報が正常であるか再度判定することができない。よってGPS衛星からの信号強度が弱い場合に受信効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、短い時間で、効率よく航法データを受信して、消費電力の比較的小さな制御手段で時刻情報を生成することで、照合に冗長性を持たせ、時刻情報の抽出における時間を長くすることで、GPS衛星からの信号強度が弱い場合においても、低消費電力で高感度な時刻修正が可能な時刻修正方法を提供することを目的とする。
上記の目標を達成するために、本発明の無線機能付き電子時計は以下の特徴を有する。
(1)位置衛星からの衛星信号から航法データを抽出する受信部と、受信部によって得られた航法データを記憶し、時刻情報を生成する時刻情報生成部と、時刻を計時し、計時した時刻を表示する計時部と、を有し、時刻情報生成部と受信部が、独立に動作・停止可
能に構成されること。
(2)また、受信部は、受信部外からの受信動作開始信号により受信動作を開始し、受信部は、位置衛星の捕捉が終了した時点で捕捉終了信号を時刻情報生成部に出力し、時刻情報生成部は捕捉終了信号を受け、動作を開始すること。
(3)また、時刻情報生成部は、時刻情報の生成に成功した場合、生成時刻情報により計時部の時刻情報を修正し、その後、動作を停止すること。
(4)また、受信部より取得した航法データを照合するデータ照合手段を有し、時刻情報生成部は、時刻情報の生成に失敗した場合、データ照合手段が、照合成功し時刻情報の生成に成功するまで、再照合を繰り返すこと。
(5)また、データ照合手段は、照合として少なくともプリアンブル照合を行い、再照合時には、プリアンブル位置を変更して再照合すること。
本発明は、上記に示した構成を採用しているので、GPS衛星からの信号強度が弱い場合においても、消費電力を大きくせず、高感度な時刻修正ができるという効果を発揮するものである。
本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるGPS時刻修正機能付き腕時計のハードウエア構成図である。 本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるGPS時刻修正機能付き腕時計のハードウエア構成図を実形態に近い形で記載したものである。 本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるGPS時刻修正機能付き腕時計の動作タイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるGPS時刻修正機能付き腕時計の動作フローチャートである。 本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるGPS時刻修正装置付き腕時計の動作フローチャートである。
本発明は、GPS衛星から送信される時刻情報を含む衛星信号を受信し、時刻修正を行う無線機能付き電子時計であり、受信処理と時刻生成処理を細分化することで受信処理の効率化と弱い信号を受信した場合にも消費電力を小さくしたまま時刻生成方法に冗長性を持たせ、受信感度を高めるものである。以下、図面を用いて本発明の各実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態である、GPS時刻修正機能付き腕時計のハードウエア構成図であり、制御動作を実施する単位で記載されたものである。
図2は、図1のハードウエア構成図において、実形態に近い形で記載したものである。
図3は、図1のハードウエア構成図において、衛星信号の受信動作が実行された時の受
信部20および時刻情報生成部30の動作手順を示したタイミングチャートである。
図4、図5は、図1のハードウエア構成図において、衛星信号の受信動作が実行された時の受信部20および時刻情報生成部30の動作手順を示したフローチャートであり、図3のタイミングチャートを説明する図である。
図1において、GPS時刻修正機能付き腕時計1はGPS衛星の信号を受信するためのアンテナ10と、アンテナ10によって受信された衛星信号から航法データS2を抽出する受信部20と、受信部20によって得られた航法データS2を記憶し、時刻情報を生成する時刻情報生成部30と文字板、秒針、分針、時針等の指針や駆動用のモータおよびRTCが配置された計時部50と、受信部20および時刻生成部30および計時部50に対して電力を共有する電源部40と、受信部20および時刻生成部30および計時部50からの信号を受け取り、受信部20と時刻生成部30の電源を制御することと、計時部50に対して運針動作を制御する制御部60と、電源部40に対して電力を蓄えるためのソーラーパネル41を有するものである。
図2は、GPS時刻修正機能付き腕時計1を実形態に近い形で記載したものであり、アンテナ10、受信部20、電源部40等を除く主要部分はCPU32内に構成されている。
アンテナ10は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星からの衛星信号を受信するパッチアンテナとなっている。文字板の時刻表示面の反対側にソーラーパネル41が配置され、ソーラーパネル41の文字板面と反対側にアンテナ10が配置され、時計ケースの内部に収納されている。
この時、文字板およびソーラーパネル41は少なくともアンテナ10の上面を覆う部分はGPS衛星からの信号を通す材料であるプラスチック等で形成されている。時計ケースはSUS、チタンなどの金属で構成されている。電源部40の内部には、リチウムイオン電池などの二次電池があり、ソーラーパネル41と接続することで充電機能を有している。
図1に示すように、GPS時刻修正機能付き腕時計1は、GPS衛星から送信された信号はアンテナ10によって受信され、受信部20へと送られる。受信部20の内部ではフィルタ(図示省略)やRF部21を介してベースバンド部22で衛星信号から航法データS2を抽出する構成となっている。
フィルタは、バンドパスフィルタであり、1.5GHzの衛星信号を抜き出すものとなっている。フィルタリングされた衛星信号は、RF部21でIFと呼ばれる中間周波数にダウンコンバートされ、ADC(A/D変換器)で2bitのデジタル信号に変換される。そして、ベースバンド部22で、制御信号に基づき、上空を周回している複数の衛星の中から受信している衛星信号がどの衛星に該当するかと判別する捕捉や捕捉した衛星からデータを抽出するために、位相差を補正する追跡などの動作を行い、衛星信号より50bpsの1bitの航法データS2を出力する。
受信部20より出力された航法データS2は時刻情報生成部30へと送られる。時刻情報生成部30は、航法データを記憶する記憶部31と各種データを制御するための制御手段からなる。記憶部31は、例えばRAMなどで構成される。
航法データS2は記憶部31に記憶され、後述のデータ照合制御部322が航法データS2を解析し、時刻情報を生成する。生成された時刻修正情報S5は計時部50と制御部60へ送られ、制御部60より運針開始を示す運針制御信号S6を出力することで、計時部50の時刻が修正される。
受信部20がアンテナ10からの衛星信号を受信開始するための制御信号は、計時部50から出力されている受信開始時刻情報S7が特定のタイミングであると判断した制御部60から出力される電源部電源制御信号S1である。
時刻情報生成部30が航法データS2の解析を開始するための制御信号は、ベースバンド部22で衛星の捕捉が終了した時点で出力される捕捉終了信号S3を受け取った制御部60から出力される生成部電源制御信号S10である。
ソーラーパネル41は、電源部40の内部にある二次電池に電力を充電し、レギュレータ(図示省略)を介して、受信部20および時刻生成部30、制御部60等に駆動電力を供給するようになっている。受信部20および時刻生成部30への電力供給は制御部60によってスイッチ42、スイッチ43を制御することによって行われる。このように制御部60を介して電源のオン/オフを制御することで、受信部20と時刻生成部30の動作を個々に制御できるようになっている。
スイッチ42、スイッチ43の実施形態は、MOSなどのトランジスタがCPU32内での実現には便利だが、特にこれに限定されない。
また、電源のオン/オフとしてはスイッチによる接続・開放のみに限られるものではなく、所謂イネーブル信号による制御でも良い。
さらに、時刻情報生成部30の場合、時刻情報生成部30を形成するCPU32をホルト(HALT)状態にすることでも同様の状態を実現できる。
図1の時刻情報生成部30および制御部60の内部にある各種制御部は、図2に示すようにCPU32内のROM(図示省略)等に格納された各種プログラムを実行することで、電源制御および航法データの解析などの制御を行っている。
データ取得制御手段321は記憶部31を制御し、受信部20から出力されてきた航法データS2を記憶部31に格納する。
データ照合手段322は、データ取得制御手段321の動作と同時にデータの照合を開始する。この時、記憶部31に記憶されているデータと、GPS衛星信号特有のコードパターンとの比較および内部時刻と受信した時刻との照合を実施し、時刻修正情報S5を生成する。
時刻修正制御手段324は時刻情報生成部30より時刻修正情報S5を受け取り、運針タイミング(例えば、正秒)に合わせて運針制御信号S6を出力し、計時部50の時刻を修正する。また、電源制御部323に対して、時刻修正終了信号S15を出力する。
電源制御手段323は、受信部20および時刻生成部30の動作開始と停止を、電源のオン/オフにより制御する。
電源制御手段323は、受信部20の電源スイッチ42を制御する受信部電源制御部330と、時刻生成部30の電源スイッチ43を制御する生成部電源制御部331から成る。
ある特定のタイミング、例えば、受信開始設定時刻となると、受信開始時刻情報S7が電源制御手段323の受信部電源制御部330に入力され、受信部電源制御部330は、受信部電源制御信号S1を出力し、スイッチ42をオンする。
よって電源部40は受信部20へ電源を供給し、受信部20は衛星の捕捉動作を開始する。
衛星の捕捉が終了したことを示す捕捉終了信号S3が受信部20から電源制御手段323
の生成部電源制御部331に入力されると、生成部電源制御部331は生成部電源制御信号S10を出力し、スイッチ43をオンする。よって電源部40は時刻情報生成部30へ電源を供給し、時刻生成部30はデータの格納および、データ照合を開始する。
ある間隔のデータが記憶部31に記憶されたとデータ取得制御手段321が判断すると、電源制御部323の受信部電源制御部330に対して追跡終了信号S13を出力し、受信部電源制御部330はスイッチ42をオフすることで、受信部20を停止させる。
時刻修正が行われるタイミングであると判断すると、電源制御部323の生成部電源制御部331に対して時刻修正制御手段321は時刻修正終了信号S15し、生成部電源制御部331はスイッチ43をオフすることで、時刻情報生成部30を停止させる。
[第1の実施形態:GPS衛星からの信号強度が強い場合]
次に、本発明の第1の実施の形態の動作を図3、図4、図5に基づいて説明する。本実施形態の第1の動作は、GPS衛星からの信号をある特定のタイミングで受信動作を行うものであり、GPS衛星からの信号強度が強い場合を説明する。
図3において、(A)は本発明の第1の実施の形態の動作を表している。ここで、(A)の動作を説明する前に、GPS衛星から送信される信号である航法データについて、説明する(特許文献1の図17,18参照)。各GPS衛星からは、1フレーム(30秒単位)でデータが送信されて来る。この1フレームは、5個のサブフレームから構成され、サブフレーム1〜サブフレーム5(6秒単位)を有している。また、各サブフレームは、10ワード(0.6秒単位)を有している。各サブフレームの先頭のワードには、プリアンブルデータが格納されている。続くワードの先頭には、TOWというGPS衛星のGPS時刻情報が格納され、毎週日曜日の0時からの経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。よってGPS時刻情報を取得すれば、現在の時刻が分かるようになっている。このため、通常は、このサブフレームの先頭からTOWまでの航法データを取得する構成としておくことで、受信部の受信動作を最小限に抑え、低消費電力とすることができる。その他の詳しいGPS衛星信号フォーマットは特許文献1に記載されているため省略する。
次に図3の(A)の動作について説明する。CPU32において、図4の処理が開始され、ST11において受信開始設定時刻か判断している。受信開始設定時刻とは、サブフレームの先頭からデータを取得するために予め衛星の捕捉動作にかかる時間分だけ前に定められている時刻である。図3の時間T1において計時部50のRTCから出力される受信開始時刻情報S7が受信開始設定時刻と判断すると、受信部電源制御部330は受信部電源制御信号S1を出力することでスイッチ42がオンし、受信部20へ電源部40から電力が供給され、RF部21とベースバンド部22が動作を開始し、ST11からST12捕捉開始へ移行する。
次にST12はST13へ移行し、複数の衛星の中から、特定の衛星を捕捉できたか判断している。この時の特定の衛星とは衛星信号の強度が一番強い衛星である。衛星を捕捉できないと判断した場合はST14へ移行し、捕捉を開始してからの経過時間が1秒以上か?という判断をしている。この1秒とは、通常時に衛星の捕捉動作にかかる最大時間である。ST14において1秒以上時間が経過している場合は、受信不可状態と判断し、電源制御手段323がスイッチ42、スイッチ43をオフにすることで受信終了となる。
一方、捕捉時間が1秒未満であれば、捕捉している途中であると判断し、ST13へ戻る。時間T2においてST13で衛星が捕捉できた場合、追跡する衛星番号と、PN符号位相、キャリア位相を決定し、ST15に移行し追跡を開始する。それと同時に受信部2
0は電源制御部323に対して、捕捉終了信号S3を出力する。捕捉終了信号S3を受け取った生成部電源制御部331は生成部電源制御信号S10を出力することで、スイッチ43がオンし、時刻情報生成部30へ電源部40から電力が供給され、データ取得制御手段321が起動し、ST16に移行する。ST16ではベースバンド部22から出力される航法データS2を記憶部31に格納する。航法データS2の格納を開始したことにより、ST16からST17に移行し、データ照合手段322が記憶部31に格納された記憶データS4とプリアンブルとの照合を開始する。
次に、ST18に移行すると、プリアンブル照合できたか判断する。ST18において、まだプリアンブル照合ができていないと判断するとST19に移行し、航法データS2を取得し始めてからの経過時間が4秒以下であるか判断する。ここで4秒以上データを格納している場合は、電源制御手段323がスイッチ42、スイッチ43をオフにすることで受信終了となる。一方、航法データS2を取得し始めて4秒未満である場合は再度ST18に戻り、プリアンブル照合を継続する。ここで、プリアンブルを照合できた場合は、ST20へ移行する。
次にST20ではプリアンブルの先頭が見つかった位置より、2秒以上航法データS2を格納しているか判断する。航法データS2のデータフォーマットより、プリアンブルの先頭から1.2秒の間に必ず時刻情報を含んだTOWが存在する。よって、ここでは2秒以上の航法データS2を格納した時間T3においてST21へ移行し、データ取得制御手段を停止する。ST20での判定時間はTOWが取得できるギリギリの時間でも構わないが2秒程度に設定することが好ましい。
時間T3において、航法データS2の格納が終了したと、データ取得制御手段321が判断すると、受信部20を停止させるために、追跡終了信号S13を電源制御部323に対して出力し、それを受け取った受信部電源制御部は受信部電源制御信号S1を出力し、スイッチ42をオフにする。これにより、ST21からST22へ移行し、追跡が終了する。その後、データ照合手段322により、TOW照合を行い、ST23において、TOW照合できたかの判断を行う。
時間T4においてTOW照合ができた場合、ST24へ移行し、修正時刻を生成するためにST25へ移行する。データ照合手段322において生成した時刻修正情報S5は計時部50と制御部60の内部にある時刻修正制御手段324に対して出力される。よって時刻修正制御手段324が動作し、ST26において、時刻修正のタイミングを検出する。ST26では正秒のタイミングであるかを検出している。
ここで、時間T5において正秒であるとST26で検出すると、ST27へ移行し、時刻修正制御手段324は計時部50に対して、運針制御信号S6を出力する。運針制御信号S6を受け取った計時部50は時刻修正情報S5に基づいてST27において計時部50のRTC時刻修正を行う。また、時刻修正制御手段324は生成部電源制御部に対して時刻修正終了信号S15を出力し、それを受け取った生成部電源制御部は生成部電源制御信号S10を出力し、スイッチ43をオフにすることで受信終了となる。
[第1の実施形態の効果]
以上の説明で明らかなように、第1の実施形態は以下の効果を有する。
(1)受信時の低消費電力化
衛星捕捉中は動作の不要な時刻情報生成部30を停止し、時刻情報生成部30での処理が必要な衛星捕捉終了後から時刻情報生成部30を起動し、また、衛星追跡終了時には受信部20を停止する構成とし、時刻情報生成部30と受信部20の動作を必要最低限にしているため、従来技術と比較し受信時の大幅な低消費電力化が可能である。
[第2の実施形態:GPS衛星からの信号強度が弱い場合]
次に、本発明の第2の実施の形態の動作を図3、図4、図5に基づいて説明する。本実施形態の第2の動作は、GPS衛星からの信号をある特定のタイミングで受信動作を行うものであり、GPS衛星からの信号強度が弱い場合を説明する。
図3において、(B)は本発明の第2の実施の形態の動作を表している。時間T3までは本発明の第1の動作と同じなので説明を省略する。時間T4においてTOW照合ができない場合、ST28へ移行し、次回の受信開始設定時刻まで1秒以上あるかを判断する。この1秒とは衛星の捕捉動作にかかる時間である。ST28において次回の受信開始設定時刻まで1秒以上時間がある場合は、ST29へ移行し、プリアンブルとして決定した位置が正しいのか判断する。
ここで記憶部31に記憶されている記憶データの中から、プリアンブル候補を探す。プリアンブル候補が無い場合はST31に移行し終了となる。一方、ST29においてプリアンブル候補が有る場合はST30へ移行し、プリアンブル位置の再設定を行い、ST23においてTOW照合を行う。ST23においてTOW照合ができた場合、ST24へ移行し、修正時刻を生成するためにST25へ移行する。ST25以降の動作については、本発明の第1の動作と同じなので説明省略する。
しかし、ST23でTOW照合ができず時刻T6になった場合、電源制御部323はST28において、次回の受信開始設定時刻まで1秒以上あるかを判断する。ここで1秒以上ないと判断すると、直ちにST31へ移行し、電源制御手段323がスイッチ42、スイッチ43をオフにすることでデータ照合手段322を終了し、受信終了となる。
時間T7以降、再度プリアンブルとTOWの受信をコールドスタート状態から行う。よって時間T7〜T11の動作は本発明の第1の動作の時間T1〜時間T5と同じなので説明は省略する。
[第2の実施形態の効果]
以上の説明で明らかなように、第2の実施形態は、第1の実施形態の効果に加え、以下の効果を有する。
(2)プリアンブル位置再設定と照合再トライによる受信成功確率の向上
プリアンブル位置を再設定し、再設定したプリアンブル位置にて照合を再び実行することで受信成功率を向上できる。
また、この再設定・再照合中は時刻情報生成部30のみが動作し受信部20は停止しているので、消費電力の上昇を最低限に抑えることが可能である。
[変形例]
上記第1、第2実施形態はもちろんこれに限定されること無く、以下のような変形例も可能である。
[変形例1]
実施例1、実施例2は時刻情報のみにおいて航法データを取得する場合の例であるが、GPS衛星から送信される情報の中には、カレンダー情報を示す週番号やうるう秒情報などがある。よって、本発明は、時刻情報以外のデータを取得する場合においても適応できる。例えば、週番号を受信する場合、プリアンブルから週番号が来るまでを航法データ取得期間とすれば良い。また、時刻情報がいらない場合は、週番号情報周辺の航法データのみを取得しても良い。
[変形例2]
上記第1、第2実施形態における各数値、例えば、捕捉時間の1秒やプリアンブルデー
タ取得時間の2,4秒はこれに限定されるものではなく、適宜設定可能である。
[変形例3]
上記第1、第2実施形態では、受信開始設定時刻での受信を想定していたが、例えば、外部操作部材の操作による任意タイミングの受信にも、もちろん適用可能である。
[変形例4]
受信部20は、CPU32中の電源制御手段323からの電源制御信号S1により、動作を開始していたが、例えば、受信開始設定時刻における受信の場合、計時部50に含まれるRTCをCPU32とは異なる別回路とし、このRTCからの制御信号により受信動作を開始するようにしても良い。
このようにすれば、受信部20の起動処理のみでCPU32を起動する必要が無いので、CPU32動作に伴う消費電力を低減することが可能となる。
外部操作部材による受信時についても同様であり、外部操作部材からの入力信号で受信部20の受信動作を開始するようにしても良い。
本発明によって、GPS衛星からの信号強度が弱い場合においても、低消費電力で高感度な時刻修正が可能であり、産業状の利用可能性は大きい。
10 アンテナ
20 受信部
21 RF部
22 ベースバンド部
30 時刻情報生成部
31 記憶部
40 電源部
41 ソーラーパネル
42 スイッチ
43 スイッチ
50 計時部
60 制御部
321 データ取得制御手段
322 データ照合手段
323 電源制御手段
324 時刻修正制御手段
S1 受信部電源制御信号
S2 航法データ
S3 捕捉終了信号
S5 時刻修正情報
S6 運針制御情報
S7 受信開始時刻情報
S10 生成部電源制御信号
S13 追跡終了信号
S15 時刻修正終了信号

Claims (6)

  1. 位置衛星からの衛星信号から航法データを抽出する受信部と、
    該受信部によって得られた航法データを記憶し、時刻情報を生成する時刻情報生成部と、時刻を計時し、計時した時刻を表示する計時部と、
    前記受信部、前記時刻情報生成部、前記計時部を制御する制御部と、を有し、
    前記時刻情報生成部と前記受信部が、独立に動作・停止可能に構成される
    ことを特徴とする無線機能付き電子時計。
  2. 前記受信部は、前記制御部からの受信動作開始信号により受信動作を開始し、その後
    前記受信部は、位置衛星の捕捉が終了した時点で捕捉終了信号を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、前記時刻情報生成部は該捕捉終了信号を受け、前記時刻情報生成部を起動することを特徴とする請求項1に記載の無線機能付き電子時計。
  3. 前記受信部は、捕捉終了後航法データを前記時刻情報生成部に出力し、
    前記時刻情報生成部は、衛星の追跡が終了し航法データの出力を終了したら追跡終了信号を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、該追跡終了信号受けて前記受信部の動作を停止させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線機能付き電子時計。
  4. 前記時刻情報生成部は、時刻情報の生成に成功した場合、
    生成された時刻情報を前記計時部と前記制御部に出力し、
    前記制御部は時刻情報を受けて前記時刻情報生成部の動作を停止させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線機能付き電子時計。
  5. 前記受信部より取得した航法データを照合するデータ照合手段を有し、
    前記時刻情報生成部は、時刻情報の生成に失敗した場合、
    前記データ照合手段が、照合成功し時刻情報の生成に成功するまで、再照合を繰り返す
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線機能付き電子時計。
  6. 前記データ照合手段は、照合として少なくともプリアンブル照合を行い、
    再照合時には、プリアンブル位置を変更して再照合する
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線機能付き電子時計。
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