JP2011144914A - 急速継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】急速継手は、嵌入口縁部20に複数の保持孔21を形成したソケットボディ2と、その内部に配置するスプール4と、保持孔内に配置する複数のボール6と、ホディの先端部側に外環させたロックリング7と、その内側面に形成した環状カム71と、ボディ側のガイド凸部23とこれが係合する略L字状のロックリング側のガイド溝82とからなるガイド手段8と、とから構成している。そして、特定保持孔形状を長孔21aに形成すると共に長孔のボール移動量をスプール移動量よりも大きくし、かつ環状カムにはロックリングの周回移動時に特定ボールがプラグ9のくびれ部91からロックリング側へ移動できる切欠き73を形成する。また、ガイド手段はガイド凸部がガイド溝を係合移動時にその移動を阻止し得る係止部を周溝側に形成する。
【選択図】図3
Description
また「ロック」、「半ロック」、及び「フリー」の用語は、プラグを主体としてソケットへの関わり状況を示す語句として用いている。
ロックリングを上記した適正な手動操作した場合は、すなわちロックリングに押し力を掛けることなく周回移動させた後に、押し力を掛けて軸方向へ移動させた場合は、半ロック状態において残留エアの排気を完了させることができるが、これに反して「押し回し操作」を行った場合は、ガイド凸部が係止部に当接してそれ移行の周回方向及び軸方向の移動が阻止される。この場合、一端、操作の手を緩めて再度行うが、押し回し操作である限り、再度係止部で阻止されることとなる。その結果、操作者は押し圧を掛けない回し操作を試みるなどして、適正な操作を認識することとなる。これにより不適正な操作を排除することができると共に適正操作を認識かつ習得させることができる。
さらに、環状カム71には、図4に示すように、ロックリング7がソケットボディ2に対して所定の回転角θ(実施例では約30度)だけ周回した時に、前記長形保持孔21aに保持されたボール6a以外の特定のボール6bが、ソケットボディ2の内周面から突出しない程度に移動し得る空間をもった切欠き73を、周回上で等間隔となる3カ所に形成している。
このガイド手段8は、図5に示すように、前記のガイド凸部23とガイド溝82との連係手段である。
[本実施例の作用]
(1)ロック状態における作動状況(図2、図4(B)を参照。)
(2)半ロック状態における作動状況(図3、図4(C)を参照。)
(3)フリー状態における作動状況(図1、図4(A)を参照。)
上記(2)の半ロック状態からプラグ9を完全に分離させるには、従来と同様に上記渦巻きばね74によって定常的に作用している周回力(矢印f方向)に逆らうようにロックリング7を指先手動で後端側へ移動(このとき上記屈曲部81の位置にあるガイド凸部23は縦溝82aの端部82dまで移動)させると、拡径内周面72が長形保持孔21aに保持されていた3個のボール6a、6a、6a、を外側に移動させる。これにより、3個のボール6a、6a、6a、は、くびれ部91から外れて拡径内周面72側に移動する。この結果、他の3個のボール6bは半ロック状態において既にプラグ9のくびれ部91から外れているため、全てのボール6、6、6、・・・がくびれ部91の係合から外れたこととなる。これに連動して、スプール4と弁座環5との間に配置したコイルばね45の直動力(付勢反発力)によって、プラグ9は嵌入受口44から弾発的に放出される。これと共に嵌入受口44の先端部44bが、先端側に進出して、全ボール6、6、・・のソケットボディ2内への突出を規制すると共に、長形保持孔21a内のボール6aが環状カム71の前方側の段部面71aに当接し、ロックリング7は、ソケットボディ2の先端側の開口部から若干後退した位置で停止することとなる。この状況が「フリー状態」における各構成要素の位置関係である。この状態では、渦巻きばね74は圧縮されて拡張力(付勢力)を蓄えた状態にある。
以後、分離と連結においては、上記の各行程が繰り返されることになる。
[他の実施例の可能性]
このように若干の交差角を持たせて斜め縦溝82aに設定することにより、例えば、α<90°に設定した場合は、分離時の行程である周溝から縦溝へ移動させるための操作法を明確に意識させることができる効果を有する。一方、α>90°に設定した場合は、接合時の行程である縦溝から周溝への移動行程を円滑に行うことができる効果を有する。
なお、αの設定範囲(90°の前後範囲)は、前記した切欠き73におけるボール6の移動と干渉しない範囲に制限する必要がある。
2 ソケットボディ
20 嵌入口縁部
21 保持孔
21a 長形保持孔
22 ストッパリング
23 ガイド凸部
3 ジョイント環
31 スイーベルリング
4 スプール
41a 外段部
41b 小径シャンク部
41c 大径シャンク部
42 通気孔
43 シールリング
44 嵌入受口
44a 内段部
44b 先端部
45 コイルばね
46 間隙
5 弁座環
50 後端縁部
51 Oリング
6 ボール
6a 長形保持孔に保持されたボール
6b 切欠きに対応したボール
7 ロックリング
71 環状カム
71a 段部面
72 拡径内周面
73 切欠き
74 渦巻きばね
74a 一端部(ロックリング側)
74b 他端部(ソケットリング側)
8 ガイド手段
81 屈曲部
82 ガイド溝
82a 縦溝
82b 周溝
82c 溝側面
82d (縦溝の〜)端部
82e (周溝の〜)端部
82f 斜め縦溝
83 係止部
83a 凹部
9 プラグ
91 くびれ部
91a 円錐面
Hs ホース(ソケット側)
Hp ホース(プラグ側)
C ソケット軸
m (ロックリングの)母線
Sa 長形保持孔内のボールの移動量
Sb スプールの移動量
Sc プラグの相対移動量
V 通気路
W 切欠きの幅(周方向間の距離)
矢印f ロック状態に至るロックリングの周回方向
矢印g フリー状態に至るロックリンの周回方向
矢印d1 横溝内の後端側寄りの行程
矢印d2 横溝内の溝側面に倣った行程
矢印d3 縦溝内の移動の行程
α 交差角
θ 回転角
Claims (8)
- プラグと嵌合離脱してエアの供給を継断する急速継手であって、
該急速継手の外殻本体を構成するソケットボディ内に配置して通気路を開閉塞するスプールと、
該ソケットボディの嵌入口縁部の周回位置に形成した複数の保持孔と、
該各保持孔内に保持されてソケットボディ側面を内外側へ進退移動する複数のボールと、
前記ソケットホディの先端部に外環させ、かつ先端側方向への直動力と外側面に沿って周回移動させる回転力とを備えたロックリングと、
該ロックリングの内側面に形成して前記ボールの移動を規制する環状カムと、
該環状カムの所定位置に形成してロックリングを周回移動させたときに、特定位置のボールを収納し得る窪みを持った切欠きと、
前記ロックリングの内側面側、又はソケットボディの外側面側の何れか一方側にガイド凸部を形成すると共に、他方側に略軸方向に延長した縦溝と周回方向に延びる周溝とがその端部において屈曲部をもって連通接続したガイド溝を形成して、これらガイド凸部とガイド溝との係合によってロックリングの軸方向と周方向の移動を規制するガイド手段と、からなり、
さらに、
前記ソケットボディに形成した複数の保持孔から特定した保持孔の形状を、保持したボールを先端側に直動させ得る特定長さの長形保持孔に形成すると共に、該長形保持孔内のボールの移動量をスプールの移動量よりも大きく設定し、かつ上記環状カムにはロックリングを周回移動させたときに特定のボールに対応させてプラグのくびれ部からロックリング側へ移動できる程度の収納空間を持った切欠きを形成してなり、
さらに、前記ガイド手段におけるガイド凸部が前記周溝の先端側の溝側面に当接して相対移動してきた場合に、当該ガイド凸部の縦溝側へのさらなる相対移動を阻止し得る係止部を周溝側に形成したことを特徴とする急速継手。 - 前記特定位置のボールがプラグのくびれ部からソケットリング側へ移動して前記切欠きへの移動開始が、
周溝を相対移動してきたガイド凸部が前記係止部への適合前であることを特徴とする請求項1記載の急速継手。 - 周溝側に形成した係止部が、
周溝の屈曲部の近傍であることを特徴とする請求項1、又は2記載の急速継手。 - 周溝側に形成した係止部が、
周溝の溝側面から後端側に突出した凸部であること特徴とする請求項1、2、又は3記載の急速継手。 - 周溝側に形成した係止部が、
周溝の溝側面から先端側に窪んだ凹部であることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の急速継手用ソケット。 - 周溝の溝幅が、
屈曲部の係止部に向かって漸次幅広であることを特徴とする請求項1、2、3、4、又は5記載の急速継手。 - 縦溝の溝幅を、
屈曲部から端部に向かって漸次幅狭であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、又は6記載の急速継手。 - 縦溝が、その延長方向の端部をロックリングの内周面の母線より所定距離だけ周方向の何れかの方向へ移動させて構成した斜め縦溝であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は7記載の急速継手。
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