JP2011144467A - 丸編靴下 - Google Patents

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JP2011144467A JP2010004895A JP2010004895A JP2011144467A JP 2011144467 A JP2011144467 A JP 2011144467A JP 2010004895 A JP2010004895 A JP 2010004895A JP 2010004895 A JP2010004895 A JP 2010004895A JP 2011144467 A JP2011144467 A JP 2011144467A
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Ichiro Tatsumoto
一郎 達本
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Abstract

【課題】足甲部に皺が発生しにくくて、履き心地のよい丸編靴下を提供する。
【解決手段】爪先袋12の逢着端部14aが、前記踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みして、前記踵袋11の深さを、前記ゴア線13の延長線上に位置する足甲部15よりも深くなるようにしたこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、丸編靴下に関し、特に、踵を包み込むことになる踵袋の反対側の甲側部分を短くして、この甲側部分に皺が発生しにくいようにした丸編靴下に関するものである。
靴下は、種々な方法によって製造されるが、中でも「丸編み」は、少なくとも1本の原料糸を連続的に繰り出しながら織製できることから、現在では靴下製造の主流となっている。
「丸編み」は、一本の固定されたシリンダの回りに多数の「メリヤス針」を配列し、このメリヤス針の上下によって、一本の原料糸から連続し絡み合う「ループ」を形成していくことにより靴下等を製造する方法であるから、所謂「編み放しくつ下」(丸編機から出てきたばかりで調整されていないくつ下)は、図2の(a)に示すように、原則「筒状」を呈するものである。つまり、この「編み放しくつ下」では、「はき口」となる部分(図2の(a)の下端)から順に編んで行き、最終的には、爪先近くに後に「リンキング」(閉鎖のための縫製)がなされる「開口」が形成される「筒状」に編み放されるものである。この開口をリンキングして出来るのが、図1の(b)に示した逢着線24なのである。
このように編み放されたくつ下は、図2の(b)に示すように、開口をリンキングすることによって「はき口」以外が閉じた靴下となるのであるが、この開口を形成している部分は、二つ折りすればリンキングミシンに均等に掛かる大きさにする必要がある。そのためには、シリンダの回りに多数配列した「メリヤス針」を半分に分け、半分を丸編み時に休止させて爪先袋を形成することにより行うようにしている。
「メリヤス針」の半分を休止させることは、踵を包み込むことになる「踵袋」を形成する場合にも行われる。つまり、この「踵袋」を形成する場合にも、リンキングされる部分を形成する場合と同じメリヤス針が休止されるのであり、この休止時に足甲部の丸編みが休止されて踵袋だけが丸編みされるのである。一方、休止されていないメリヤス針は半分の往復動に代わるのであるが、例えば一往復の丸編みされる毎に2本宛休止され、全部休止されると再び2本宛復活される。そうして、できるのが、図1の(b)に示すような「ゴア線23」なのである。
以上の結果、「ゴア線23」と「逢着線24」とは、靴下20の周囲の半分の長さになっている。メリヤス針の休止を「半分」にしているからである。換言すると、図1の(b)に示したゴア線23の長さと、このゴア線23を延長させた足甲部25の長さとは、同じになる、あるいは同じにならざるを得ないことになる。
ゴア線23の長さと、足甲部25の長さとが同じになっていることは、ゴア線23を延長させた足甲部25の長さが当該靴下20を履いたときに「皺」を発生させ易いことを意味し、結果的に履き心地の悪い靴下20とならざるを得ないことになるのである。
このような履き心地の悪さを解消しようとする技術は、特許文献1に記載されている。
特開平10−168605号公報、要約、代表図
この特許文献1に記載された「丸編靴下」は、「踵が締めつけられずに履き心地がよく、しかも靴を履いて歩行しても脚部がずり落ち難い丸編靴下とすること」を目的としてなされたもので、図3にも示すように、「丸編靴下Aの踵部1の側面に、Y字形のゴア線2の複線部2a、2bを、足首部3から踵部1に向かって拡開するよう配置し、複線2a、2b間の扇状の編地4およびこれに連続する周辺の編地でもって踵側面の膨らみを収容する袋状部を編成した丸編靴下とする」ものであり、これにより「踵が締めつけられるような装着感を受けずに履き心地が向上し、しかも踵部の編地が弾性的に伸びる割合が小さく、靴を履いた状態で靴下が下方にたぐり寄せられ難い」丸編靴下が得られるものと考えられる。
しかしながら、この特許文献1に記載された「丸編靴下」は、「Y字形のゴア線2の複線部2a、2bを、足首部3から踵部1に向かって拡開するよう配置し」なければならず、このような操作を丸編機に設定することは、複雑な操作を要することになり、また「Y字形のゴア線2」は、見た目にも余り良くないものとなっている。
そこで、本発明者等は、ゴア線23を延長させた足甲部25の長さを短くすることによって、足甲部25に皺が発生しにくくて、履き心地のよい丸編靴下とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、足甲部25に皺が発生しにくくて、履き心地のよい丸編靴下を提供することにある。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「丸編みされて、足指全体が挿入される爪先袋12と、踵を包み込むことになる踵袋11とを有する丸編靴下10であって、
爪先袋12の逢着端部14aが、踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みして、
踵袋11の深さを、ゴア線13の延長線上に位置する足甲部15よりも深くなるようにしたことを特徴とする丸編靴下10」
である。
すなわち、この丸編靴下10は、丸編みされて、足指全体が挿入される爪先袋12と、踵を包み込むことになる踵袋11とを有するものであって、一般的な丸編み機によって製造され得る基本構成を有しているものであるが、爪先袋12の逢着端部14aが、踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みされたものである。
一般的な丸編み機によって、爪先袋12の逢着端部14aが、踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みするには、踵袋11を形成する際に休止させるメリヤス針(これはそれまで足甲部15を丸編みしていた)を半分より少なくなるようにするとともに、爪先袋12にできる爪先ゴア12aが当該丸編靴下10の周囲の半分となるようにすればよい。そのためには、爪先袋12の爪先ゴア12aを形成するメリヤス針を全体の半分となるようにしながら、踵袋11を形成する際に休止させるメリヤス針を半分より少なくなるようにする言わば「中間のメリヤス針」を用意すればよい。
爪先袋12の逢着端部14aが、踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みされると、図1の(a)に示すように、踵袋11に形成されるゴア線13の端部(図1の(a)では上端となる)が、爪先袋12に形成される爪先ゴア12aの延長線より上方に位置することにもなる。
以上の結果、本発明に係る丸編靴下10にあっては、踵袋11の深さが、ゴア線13の延長線上に位置する足甲部15よりも深くなるのである。また、以上のようにした丸編靴下10では、図1の(b)に示した従来の一般的な丸編靴下20の足甲部25と脚部26とのなす角θ2に比較すれば、足甲部15と脚部16とのなす角θ1はより小さくなり、人の足甲と脚部とのなす角90度により近づいたものとなるのである。
従って、本発明に係る丸編靴下10は、踵袋11が従来のものより大きくなってこの踵袋11に対向する足甲部15が小さくなり、足甲部15と脚部16とのなす角θ1もより小さくなって、履いたときに踵袋11に対向する足甲部15が足にぴったりとなるだけでなく、皺も発生しにくいものとなるのである。
以上のとおり、本発明に係る丸編靴下10は、
「丸編みされて、足指全体が挿入される爪先袋12と、踵を包み込むことになる踵袋11とを有する丸編靴下10であって、
爪先袋12の逢着端部14aが、踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みして、
踵袋11の深さを、ゴア線13の延長線上に位置する足甲部15よりも深くなるようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、足甲部25に皺が発生しにくくて、履き心地のよい丸編靴下10を提供することができるのである。
本発明に係る丸編靴下10と従来の丸編靴下10とを比較して示したもので、(a)は本発明に係る丸編靴下10の平面図、(b)は従来の丸編靴下10の平面図である。 一般的な丸編靴下の爪先袋の形成方法を示すもので、(a)はリンキング前の開口を示す平面図、(b)は開口をリンキングしている様子を示す部分拡大正面図である。 特許文献1に示された丸編靴下の平面図である。
図1の(a)には、本発明に係る丸編靴下10が示してあるが、この丸編靴下10は逢着線14においてリンキングされたもので、その逢着端部14aは、踵袋11に形成されたゴア線13の図示上端より下方に位置しているものである。勿論、この図1の(a)に示した丸編靴下10は、プレス等の最終処理も完了した状態のものであり、丸編み機にて編み放された直後のものとは異なって、完全に整形されたものである。そして、この図1の(a)に示した実施例に係る丸編靴下10は、その裏面にも同じ位置で同じ寸法の踵袋11、爪先袋12、逢着線14、その逢着端部14a、及びゴア線13が形成されているものである。
勿論、この実施例に係る丸編靴下10は、これを履くときに使用されるはき口17を、図1の(a)の図示上端に有していることは当然であるし、このはき口17の下側には脚部16が形成されることも当然である。
この丸編靴下10では、爪先袋12の逢着端部14aが、通常使用されている丸編み機によって、踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みされているのであるが、具体的には、踵袋11に形成されたゴア線13の上端が、爪先袋12に形成されているゴア線13の延長線より約10mm〜20mm上方となっているものである。これにより、この実施例に係る丸編靴下10では、その踵袋11の深さが、ゴア線13の延長線上に位置する足甲部15よりも深くなっているのである。
このため、この実施例に係る丸編靴下10では、図1の(b)に示した従来の丸編靴下20に比較すると、その踵袋11の深さが約10mm〜20mm深くなっていて、ゴア線13の長さも従来のゴア線23に比較して長くなっているのである。なお、爪先袋12に形成される爪先ゴア12aや、爪先袋12の開口をリンキングしてできた逢着線14の長さ及びこの逢着端部14aの位置は、図1の(b)に示した従来の丸編靴下20における各々と同じである。
爪先袋12の逢着端部14aが、踵袋11に形成されるゴア線13の甲側端部より足裏側になるように丸編みするには、まず、丸編み機において、踵袋11を形成する際に休止させるメリヤス針を半分より少なくなるようにする。具体的には、メリヤス針の合計が100本であるとき、その半分の50本より12本少なくする。踵袋11を形成する際に休止させるメリヤス針は、休止するまでは足甲部15を丸編みして完全休止時には停止するものである。
一方、踵袋11を形成する際に休止させるメリヤス針以外のメリヤス針は、半周より少し多い往復動をする間、踵袋11を丸編みし踵袋11の全部を丸編みした時点で、休止していたメリヤス針を復活させながら、丸編靴下10の全周を丸編みするようにするのである。
勿論、爪先袋12を丸編みするに当たっては、この爪先袋12にできる爪先ゴア12aが当該丸編靴下10の周囲の半分となるようにする。そのためには、爪先袋12の爪先ゴア12aを形成するメリヤス針を全体の半分となるようにしながら、踵袋11を形成する際に休止させるメリヤス針を半分より少なくなるようにする言わば「中間のメリヤス針」を用意するのである。本実施例では、この「中間のメリヤス針」は、休止されるメリヤス針列の左右に各6本宛とした。
以上の結果、本実施例に係る丸編靴下10にあっては、踵袋11の深さが、ゴア線13の延長線上に位置する足甲部15よりも深くなるのである。また、以上のようにした丸編靴下10では、図1の(b)に示した従来の一般的な丸編靴下20の足甲部25と脚部26とのなす角θ2に比較すれば、足甲部15と脚部16とのなす角θ1はより小さくなり、人の足甲と脚部とのなす角90度により近づいたものとなるのである。
従って、本実施例に係る丸編靴下10は、踵袋11が従来のものより大きくなってこの踵袋11に対向する足甲部15が小さくなり、足甲部15と脚部16とのなす角θ1もより小さくなって、履いたときに踵袋11に対向する足甲部15が足にぴったりとなるだけでなく、皺も発生しにくいものとなるのである。
10 本発明に係る丸編靴下10
20 従来の丸編靴下10
11・21 踵袋11
12・22 爪先袋12
12a・22a 爪先ゴア12a
13・23 ゴア線13
14・24 逢着線14
14a 逢着端部14a
15・25 足甲部15
16・26 脚部16
17・27 はき口17

Claims (1)

  1. 丸編みされて、足指全体が挿入される爪先袋と、踵を包み込むことになる踵袋とを有する丸編靴下であって、
    前記爪先袋の逢着端部が、前記踵袋に形成されるゴア線の甲側端部より足裏側になるように丸編みして、
    前記踵袋の深さを、前記ゴア線の延長線上に位置する足甲部よりも深くなるようにしたことを特徴とする丸編靴下。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10487426B2 (en) 2016-10-03 2019-11-26 Okamoto Corporation Tubular fabric, method of knitting tubular fabric, and sock

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