JP2011143988A - エレベータ案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流センサの異常により移動体とガイドレールとを非接触に保持する保持力が乱れることに起因して機器破損が発生することを防止する。
【解決手段】エレベータ案内装置3において、ガイドレールまでの離間距離を測定する距離測定部S1と、その離間距離に応じて、移動体をガイドレールに沿って非接触で移動させるように電磁石(コイル13b)に印加する制御電流を調整する調整手段21と、制御電流の初期値を記憶する電流記憶部23と、電磁石の電流値を測定する電流測定部S2と、ガイドレールの段差位置情報に基づいて、電流測定部S2により測定された電磁石の電流値を取得し、ガイドレールの段差位置における電磁石の電流値を検出する電流検出部22と、電流記憶部23により記憶された初期値と電流検出部22により検出された電流値との比較を行い、電流測定部S2の異常発生の有無を判断する異常判断手段24とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータ案内装置に関し、特に、移動体をガイドレールに沿って非接触で案内するエレベータ案内装置に関する。
エレベータ装置は、乗客や荷物などが積載された乗りかご(移動体)を巻上機により移動させ、乗客や荷物などを目的階まで搬送する装置である。このエレベータ装置に適用される装置として、移動体をガイドレールに沿って非接触で案内するエレベータ案内装置が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
エレベータ案内装置は、磁石(永久磁石)及び電磁石を用いてガイドレールに沿って非接触、すなわち磁気浮上状態で乗りかごを案内する装置である。このエレベータ案内装置には、電磁石の電流値を測定する電流センサが設けられており、乗りかごが移動する際には、その電流センサにより測定された電流値に応じて、電磁石、すなわちその電磁石のコイルに印加する制御電流が調整され、乗りかごがガイドレールに非接触で移動するように制御される。
特開2001−19286号公報 特開2001−261260号公報
しかしながら、前述のエレベータ案内装置では、電磁石の電流値を測定する電流センサに異常(例えば、ゲイン異常やオフセット異常など)が発生すると、その電流センサにより測定された電流値が異常値となるため、その異常値に基づいて制御電流が調整されると、電磁石は規定の起磁力を発生することができなくなる。このため、浮上制御のバランスが崩れ、すなわち移動体である乗りかごとガイドレールとを非接触に保持する保持力が乱れ、その乗りかごが走行中にガイドレールに衝突するなどし、機器破損が発生することがある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、電流センサの異常により移動体とガイドレールとを非接触に保持する保持力が乱れることに起因して機器破損が発生することを防止することができるエレベータ案内装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、エレベータ案内装置において、移動体を延伸方向に沿って案内するガイドレールと、移動体とガイドレールとを非接触に保持する保持力を発生する磁石及び電磁石を有する磁石ユニットと、ガイドレールまでの離間距離を測定する距離測定部と、距離測定部により測定された離間距離に応じて、移動体をガイドレールに沿って非接触で移動させるように電磁石に印加する制御電流を調整する調整手段と、制御電流の初期値を記憶する電流記憶部と、電磁石の電流値を測定する電流測定部と、ガイドレールの段差位置に関する段差位置情報に基づいて、電流測定部により測定された電磁石の電流値を取得し、ガイドレールの段差位置における電磁石の電流値を検出する電流検出部と、電流記憶部により記憶された制御電流の初期値と電流検出部により検出された電磁石の電流値との比較を行い、電流測定部の異常発生の有無を判断する異常判断手段とを備えることである。
本発明によれば、電流センサの異常により移動体とガイドレールとを非接触に保持する保持力が乱れることに起因して機器破損が発生することを防止することができる。
本発明の実施の一形態に係るエレベータ装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示すエレベータ装置が備えるエレベータ案内装置の磁石ユニットを示す模式図である。 図2に示す磁石ユニットを制御するエレベータ案内装置の概略構成を示すブロック図である。 図3に示すエレベータ案内装置が備える段差電流検出部による段差電流の検出を説明するための説明図である。 図3に示すエレベータ案内装置が備える電流センサ異常チェック部による異常チェックを説明するための説明図である。 図3に示すエレベータ案内装置の他の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るエレベータ装置1は、エレベータシャフト(昇降路)内を移動する移動体2と、その移動体2をエレベータシャフトの延伸方向に沿って案内するエレベータ案内装置3とを備えている。
移動体2は、フレームとして機能する移動枠2aと、その移動枠2aに取り付けられた乗りかご2bとにより構成されている。乗りかご2bにはロープ4が取り付けられており、そのロープ4を巻き上げる巻上機により乗りかご2bが各階にわたって昇降する。この乗りかご2b内には、人や荷物などが積載される。
エレベータ案内装置3は、移動体2をエレベータシャフトの延伸方向に沿って案内する一対のガイドレール3a、3bと、その一対のガイドレール3a、3b上に磁力により移動体2を浮上させる複数の磁石ユニット3cとにより構成されている。なお、図1では、ガイドレール3aの一部を切り欠き、1つの磁石ユニット3cの全体を視認可能にしている。
一対のガイドレール3a、3bは、互いに対向させてエレベータシャフトの延伸方向に沿わしてその壁面に設けられている。これらのガイドレール3a、3bは強磁性体により形成されている。なお、ガイドレール3a、3bはエレベータシャフトの長さに応じて連結されるため、ガイドレール3a、3bには多少なりにも段差が存在する。また、ガイドレール3a、3bの加工精度によっても、ガイドレール3a、3bに段差が存在することがある。
各磁石ユニット3cは、四角状の移動枠2aの四隅にそれぞれ配設されており、ガイドレール3a、3bと移動体2との間に位置している。なお、本発明の実施の形態では、磁石ユニット3cが4つ設けられているが、これに限るものではなく、その数は限定されない。これらの磁石ユニット3cには、離間距離(ギャップ)測定用のギャップセンサS1がそれぞれ設けられている。ギャップセンサS1は、対向するガイドレール3a、3bまでの離間距離を測定するセンサである。このギャップセンサS1が距離測定部として機能する。
図2に示すように、磁石ユニット3cは、中央鉄心11、磁石12A、12B及び電磁石13A、13Bにより構成されており、磁石12A及び磁石12Bの同極同士が中央鉄心11を介して向かい合う状態で全体としてE字形状に組み立てられている。また、電磁石13A、13Bは、L字形状の鉄心13aをコイル13bに挿入後、鉄心13aの先端部に平板形状の鉄心13cを取り付けて組み立てられている。磁石12A、12Bとしては、例えば永久磁石が用いられる。
この磁石ユニット3cは、磁石12A、12B及び電磁石13A、13Bによる磁力により、移動体2とガイドレール3a、3bとを非接触に保持する保持力を発生する。特に、磁石ユニット3cにおいて、電磁石13A及び電磁石13Bの各々のコイル13bを個別に励磁することにより、ガイドレール3a、3bに作用する吸引力をy方向及びx方向に個別に制御することが可能である。したがって、各磁石ユニット3cの各々の吸引力が制御され、移動体2とガイドレール3a、3bとを非接触に保持する保持力(浮上制御のバランス)が調整され、移動体2がガイドレール3a、3bに非接触でその延伸方向に案内される。
ここで、図2では、磁石12A−電磁石13A−ガイドレール3a−中央鉄心11を含む磁気回路M1が形成され、磁石12B−電磁石13B−ガイドレール3a−中央鉄心11を含む磁気回路M2が形成される。これらの磁気回路M1、M2において、電磁石13A及び電磁石13Bの各々のコイル13bに印加する制御電流が調整され、移動体2とガイドレール3a、3bとを非接触に保持する保持力が制御される。
なお、中央鉄心11及び各電磁石13A、13Bにおける各々のガイドレール3a側の先端部には、例えばテフロンなどの固体潤滑部材(図示せず)が設けられている。これにより、電磁石13A、13Bが励磁されていない場合に、磁石ユニット3cが磁石12A、12Bの吸引力でガイドレール3a、3bに吸着して固着することが防止され、また、吸着しても移動体2の昇降に対する影響が生じないようになっている。
次に、エレベータ案内装置3の制御機構について説明する。
図3に示すように、エレベータ案内装置3は、磁石ユニット3c毎のギャップセンサS1やコイル13bに加え、案内制御部21、電流センサS2、段差電流検出部22、段差電流記憶部23及び電流センサ異常チェック部24を備えている。以下の説明では、1つの磁石ユニット3cに対する制御について説明するが、他の磁石ユニット3cに対する制御も同様である。
案内制御部21は、移動体2をガイドレール3aに沿って非接触で移動させるように、ギャップセンサS1により測定された離間距離に応じて、磁石ユニット3cの電磁石13A、13B、すなわち電磁石13A及び電磁石13Bの各々のコイル13bに印加する制御電流を調整して各コイル13bに出力する。これにより、制御電流が全てのコイル13bに印加されて各コイル13bの吸引力が制御され、移動体2とガイドレール3a、3bの非接触が維持される。なお、案内制御部21としては、例えば電圧制御用のチョッパ回路などが用いられる。この案内制御部21が調整手段として機能する。
電流センサS2は、電磁石13A及び電磁石13Bの各々のコイル13bに流れる電流(電流値)を測定するセンサである。この電流値は案内制御部21に出力され、案内制御部21によるフィードバック制御に用いられる。これにより、各コイル13bの磁力が所定値(ガイドレール3a、3bに非接触で移動体2をガイドレール3a、3bに沿って案内可能な値)に維持される。この電流センサS2が電流測定部として機能する。
段差電流検出部22は、エレベータ主制御装置1aから出力された段差位置情報に基づいて、電流センサS2により測定された電磁石13A、13Bの電流値を取得し、ガイドレール3a、3bの段差位置における電磁石13A、13Bの電流値を検出する。段差位置情報は、ガイドレール3a、3bの段差位置を示す情報である。この段差電流検出部22が電流検出部として機能する。
例えば、図4に示すように、段差電流検出部22は、段差位置情報からガイドレール3a、3bの段差位置X1、X2を把握し、それらの段差位置X1、X2に対応する電磁石13A、13Bの電流値を電流センサS2から取得し、電流センサ異常チェック部24に出力する。なお、段差電流の検出は、乗りかご2内に乗客がいない、すなわち荷重ゼロの条件下で行われる。また、初期設定において、段差電流検出部22は、段差位置X1、X2に対応する電磁石13A、13Bの電流値を電流センサS2から取得し、制御電流の初期値として段差電流記憶部23に出力する。
段差電流記憶部23は、段差電流検出部22から出力された制御電流の初期値を記憶する。また、段差電流記憶部23は、電流センサ異常チェック部24からの出力要求に応じてその電流センサ異常チェック部24に制御電流の初期値を出力する。この段差電流記憶部23が電流記憶部として機能する。
電流センサ異常チェック部24は、段差電流記憶部23から出力された制御電流の初期値と段差電流検出部22により検出された電流値との比較を行い、電流センサS2の異常発生の有無を判断する。この電流センサ異常チェック部24が異常判断手段として機能する。
例えば、図5に示すように、電流センサ異常チェック部24は、段差電流記憶部23から出力された制御電流の初期値の最高値(図5中の実線参照)と段差電流検出部22により検出された電流値の最高値(図5中の点線参照)との差Y1を算出し、その差Y1が第1許容範囲内であるか否かを判断する。差Y1が第1許容範囲内であると判断した場合には、電流センサS2に異常はないと判定し、一方、差Y1が第1許容範囲外である場合には、その差Y1が第2許容範囲内であるか否かを判断する。
その後、差Y1が第2許容範囲内であると判断した場合には、電流センサS2に異常があると判定し、制御補正の指示を案内制御部21に出力する。これ応じて、案内制御部21はコイル13bに対する制御量(制御電流の電流量)に補正を加える。一方、差Y1が第2許容範囲外であると判断した場合には、異常発報の指示をエレベータ主制御装置1aに出力する。これに応じて、エレベータ主制御装置1aは情報管理センターに電流センサS2の異常を通知したり、あるいは、異常ランプの点灯を行ったりし、最後に、エレベータ装置1の運転を停止する。
ここで、段差が1段である場合には、その段差に対してのみ電流センサS2の異常チェックを行うが、段差が複数段ある場合には、段差毎に電流センサS2の異常チェックを行うようにしても良いし、あるいは、複数段のうちの特定の段差に対してのみ電流センサS2の異常チェックを行うようにしても良い。
なお、複数の段差に対して電流センサS2の異常チェックを行い、各段差の各々の電流値が同一傾向でずれている場合には、電流センサS2が異常であると判断するのと同時に、オフセットずれかゲインずれかも判断する。このとき、電流センサS2のオフセットずれ、あるいは、ゲインずれが微小であれば、制御量を補正し、それらのずれが補正不可能な程大きいようであれば、電流センサS2の異常を発報する。
このようにエレベータ案内装置3は、エレベータ主制御装置1aとの通信により移動体2をガイドレール3a、3bに沿って移動させながら、エレベータ主制御装置1aから段差位置情報を取得して段差通過時の電流値(コイル電流)を検出し、その電流値と予め同一条件で記憶した制御電流の初期値との比較を行い、電流センサS2が異常であるか否かのチェックを行う。
詳述すると、エレベータ案内装置3は、乗りかご2内に乗客がいない状態、すなわち荷重ゼロの条件下で、レール段差通過時の電磁石13A、13Bに対する制御電流の初期値を予め記憶しておき、該当する段差を通過するときに、電流センサS2の電流値と、既に記憶した初期値との比較を行い、電流センサS2に異常があるか否かのチェックを行う。ここで、乗客が乗りかご2内にいる場合には、乗客の動きによってコイル13bの制御電流が変化することがあるため、電流センサS2の異常チェックを実行しない。また、乗りかご2の荷重変化は荷重センサ(図示せず)により検出可能である。
前述のようにして、電流センサS2の異常を監視することが可能となり、その異常が発生した場合には、事前にエレベータ装置1を停止することができるので、走行中の機器破損を回避することが可能となる。また、電流センサS2の異常が補正可能であれば、電磁石13A、13B、すなわちコイル13bに対する制御量を補正することから、走行中の機器破損の回避に加え、安定した制御性能を得ることができる。
なお、本発明の実施の形態では、一日一回程度、電流センサS2の異常チェック動作を実行するが、異常チェック動作の回数やタイミングは運用に応じて設定されており、それらは限定されるものではない。また、段差電流比較結果が大きい場合には、エレベータ停止時にガイドレール3a、3bに磁石ユニット3cをくっつけて固定し、微小電流を流してコイルレアショートチェックを行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、ガイドレール3a、3bの段差位置に関する段差位置情報に基づいて、電流センサS2により測定された電磁石13A、13Bの電流値を取得し、ガイドレール3a、3bの段差位置における電磁石13A、13Bの電流値を検出し、さらに、段差電流記憶部23により記憶された制御電流の初期値と電流センサS2により検出された電磁石13A、13Bの電流値との比較を行い、電流センサS2の異常発生の有無を判断することによって、電流センサS2の異常を監視することが可能になる。
これにより、異常が発生した場合にはエレベータ装置1を停止したり、電磁石13A、13Bに対する制御電流の電流量(制御量)を補正することが可能となるので、電磁石13A、13Bは規定の起磁力を確実に発生することができ、その結果、浮上制御のバランスが崩れることがなくなり、移動体2が走行中にガイドレール3a、3bに衝突することを抑止することが可能となる。したがって、電流センサS2の異常により移動体2とガイドレール3a、3bとを非接触に保持する保持力が乱れることに起因して機器破損が発生することを防止することができる。
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、前述の実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよく、さらに、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
前述の実施の形態においては、段差電流の初期値の再設定機能を設けていないが、これに限るものではなく、その再設定機能を設けるようにしてもよい。すなわち、ギャップセンサS1により検出しているガイドレール3a、3bの段差値が初期値から許容範囲外にずれた場合には、段差電流記憶部23に記憶された段差電流の初期値を再設定する。これにより、地震によりガイドレール3a、3bの段差値が変わったり、あるいは、ガイドレール3a、3bの修復や交換が行われてその段差値が変わったりした場合などでも、段差電流の初期値が自動的に再設定されるので、保守員などが行う再設定作業を省略することが可能であり、エレベータ案内装置3の利便性を向上させることができる。
図6に示すように、再設定を行う場合、エレベータ案内装置3は、前述の各部に加え、レール段差検出部31、レール段差記憶部32及びレール段差ずれチェック部33を備えている。
レール段差検出部31は、ギャップセンサS1により検出された離間距離(ギャップ)からガイドレール3a、3bの段差値を検出し、レール段差ずれチェック部33に出力する。このレール段差検出部31が段差検出部として機能する。なお、段差値の検出は、乗りかご2内に乗客がいない、すなわち荷重ゼロの条件下で行われる。また、初期設定において、レール段差検出部31は、段差位置に対応する段差値をギャップセンサS1から取得し、段差値の初期値としてレール段差記憶部32に出力する。
レール段差記憶部32は、レール段差検出部31から出力された段差値の初期値を記憶する。また、レール段差記憶部32は、レール段差ずれチェック部33からの出力要求に応じてそのレール段差ずれチェック部33に段差値の初期値を出力する。このレール段差記憶部32が段差記憶部として機能する。
レール段差ずれチェック部33は、レール段差記憶部32から出力された段差値の初期値とレール段差検出部31により検出された段差値との比較を行い、段差ずれ発生の有無を判断する。このレール段差ずれチェック部33が再設定判断手段として機能する。
例えば、レール段差ずれチェック部33は、レール段差記憶部32から出力された段差値の初期値とレール段差検出部31により検出された段差値との差を算出し、その差が許容範囲内であるか否かを判断する。差が許容範囲内であると判断した場合には、段差ずれが発生してないと判定し、一方、差が許容範囲外である場合には、段差ずれが発生したと判定し、段差電流の初期値を再設定する再設定の指示を段差電流検出部22に出力する。これに応じて、段差電流検出部22は、前述の実施の形態と同様にして段差電流の初期値を再設定する。なお、段差ずれが発生した場合には、前述の判定に用いた段差値を初期値としてレール段差記憶部32に再設定する。
最後に、エレベータ案内装置3を構成する機能部(図3及び図6参照)はハードウェアだけで実現されてもよく、あるいは、その一部がソフトウェアであるプログラムが実行されることによって実現されてもよい。
2 移動体
3 エレベータ案内装置
3a、3b ガイドレール
12A、12B 磁石
13A、13B 電磁石
21 案内制御部(調整手段)
22 段差電流検出部(電流検出部)
23 段差電流記憶部(電流記憶部)
24 電流センサ異常チェック部(異常判断手段、再設定手段)
31 レール段差検出部(段差検出部)
32 レール段差記憶部(段差記憶部)
33 レール段差ずれチェック部(再設定判断手段)
S1 ギャップセンサ(距離測定部)
S2 電流センサ(電流測定部)

Claims (2)

  1. 移動体を延伸方向に沿って案内するガイドレールと、
    前記移動体と前記ガイドレールとを非接触に保持する保持力を発生する磁石及び電磁石を有する磁石ユニットと、
    前記ガイドレールまでの離間距離を測定する距離測定部と、
    前記距離測定部により測定された前記離間距離に応じて、前記移動体を前記ガイドレールに沿って非接触で移動させるように前記電磁石に印加する制御電流を調整する調整手段と、
    前記制御電流の初期値を記憶する電流記憶部と、
    前記電磁石の電流値を測定する電流測定部と、
    前記ガイドレールの段差位置に関する段差位置情報に基づいて、前記電流測定部により測定された前記電磁石の電流値を取得し、前記ガイドレールの段差位置における前記電磁石の電流値を検出する電流検出部と、
    前記電流記憶部により記憶された前記制御電流の初期値と前記電流検出部により検出された前記電磁石の電流値との比較を行い、前記電流測定部の異常発生の有無を判断する異常判断手段と、
    を備えることを特徴とするエレベータ案内装置。
  2. 前記ガイドレールの段差値の初期値を記憶する段差記憶部と、
    前記距離測定部により測定された前記離間距離から前記ガイドレールの段差値を検出する段差検出部と、
    前記段差記憶部に記憶された前記段差値の初期値と前記段差検出部により検出された前記段差値とを比較し、前記電流記憶部に記憶された前記制御電流の初期値の再設定の要否を判断する再設定判断手段と、
    前記再設定判断手段により前記再設定が必要であると判断された場合、前記電流検出部により前記ガイドレールの段差位置における前記電磁石の電流値を再度検出し、検出した前記電磁石の電流値を前記制御電流の初期値として前記電流記憶部に再設定する再設定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータ案内装置。
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