JP2011143836A - 管制支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の移動体の移動状況を同時に容易に視認できる管制支援システムを得る。
【解決手段】移動体の飛行情報を取得する飛行情報取得部と、移動体の飛行計画データを保持する飛行計画データ保持部と、移動体の機能特性データを保持する機能特性データ保持部と、飛行情報、飛行計画データおよび機能特性データに基づいて飛行計画データを補正し、所定地点までの経路長を算出するとともに、経路長および機能特性データに基づいて移動体の経路長を飛行するのに要する時間を算出する経路情報処理部と、経路長を示す軸と所要時間を示す軸を有する2次元空間座標に移動体の移動状況を表示する経路長表示部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、航空機やヘリコプター等の飛行物体の管制を支援する管制支援システムに関するものである。
複数の移動体の運行を支援するために、従来、移動体の位置をセンサで検出し、検出した結果と装置内に格納した管制に必要な経路情報から移動体の走行経路を策定し、策定した走行経路を時間軸と移動の始点から終点までの位置を表す軸の二次元空間で表示する空港面管制システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−350445
このような空港面管制システムにおいては、移動体の移動状況を監視して進行状況を把握したり運行スケジュールとのずれを予測することができる。しかしながら、複数の移動体の移動状況を同時に表示する場合、ある移動体のスケジュールに他の移動体のスケジュールを重ねて表示するため、視認が困難になるという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、複数の移動体の移動状況を同時に容易に視認できる管制支援システムを得ることを目的とする。
本発明に係る管制支援システムは、移動体の飛行情報を取得する飛行情報取得部と、移動体の飛行計画データを保持する飛行計画データ保持部と、移動体の機能特性データを保持する機能特性データ保持部と、飛行情報、飛行計画データおよび機能特性データに基づいて飛行計画データを補正し、所定地点までの経路長を算出するとともに、経路長および機能特性データに基づいて移動体の経路長を飛行するのに要する時間を算出する経路情報処理部と、経路長を示す軸と所要時間を示す軸を有する2次元空間座標に移動体の移動状況を表示する経路長表示部とを備えたものである。
本発明によれば、移動体の飛行情報、飛行計画データおよび機能特性データに基づいて飛行計画データを補正し、所定地点までの経路長を算出するとともに、経路長および機能特性データに基づいて移動体の経路長を飛行するのに要する時間を算出し、経路長を示す軸と所要時間を示す軸を有する2次元空間座標に移動体の移動状況を表示することにより、複数の移動体が存在する場合であっても、各移動体の移動状況を同時に容易に視認できる管制支援システムを得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る管制支援システムの構成を示す図である。 飛行中のオブジェクトの配置例を示す図である。 図1に記載の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る管制支援システムの構成を示す図である。 飛行中のオブジェクトの配置例を示す図である。 図4に記載の表示画面の一例を示す図である。
実施の形態1.
本発明を実施するための実施の形態1における管制支援システムを図1ないし図3を用いて説明する。図1において、管制支援システム1は管制塔の外に設けられ、移動体(以降、オブジェクト2と称する)の飛行情報を捕捉するレーダー等からなるセンサ10と、管制塔内に設けられ、オブジェクト2の管制支援に必要なデータ処理を行うコンピュータ20と、コンピュータ20で処理されたデータを表示するディスプレイ30とから構成され、ディスプレイ30には縦軸にオブジェクト2が目的地点に到達するまでの経路長、横軸にオブジェクト2が経路長を飛行するのに要する所要時間を表示する2次元空間座標を有する表示画面301すなわち経路長表示部が設けられている。
コンピュータ20外部にはキーボード11、マイク12等の外部入力装置も接続されており、内部にはセンサ10から情報を取得するセンサ情報インターフェース201および外部入力装置に接続されたオペレータインターフェース202とからなる飛行情報取得部と、オブジェクト2の飛行計画データをメモリ等に格納した飛行計画データベース203すなわち飛行計画データ保持部と、オブジェクト2に固有の運動特性等の機能特性データをメモリ等に格納したオブジェクト特性データベース204すなわち機能特性データ保持部と、飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204のデータを更新するLANケーブルの差込口等からなる外部情報インターフェース205が設けられている。
なお、外部情報インターフェース205は飛行計画データベース203とオブジェクト特性データベース204で共用しても良いし、個別に設けても良い。
さらに、コンピュータ20にはCPU206と、CPU206からの指令に従い駆動する経路情報処理部207が設けられ、経路情報処理部207にて処理されたデータがディスプレイ30に表示される。
経路情報処理部207は、センサ情報インターフェース201およびオペレータインターフェース202を介して取得した飛行情報と、飛行計画データベース203に格納された飛行計画データおよびオブジェクト特性データベース204に格納された機能特性データに基づいて、オブジェクト2の飛行計画を補正し所定の目的地点までの新たな経路を策定する経路策定部208と、このオブジェクト2が新たに策定した経路長を飛行するのに要する時間を算出する所要時間算出部209と、経路策定部208で策定した経路長情報と所要時間算出部209で算出した所要時間情報をもとにディスプレイ30に表示可能なデータに変換するディスプレイ処理部210とから構成されている。
経路策定部208は、センサ10で捕捉したオブジェクト2の位置、速度、角度等の情報を入力とし、飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204に格納されたデータを参照してオブジェクト2の将来の位置、速度、角度等の飛行情報を出力するカルマンフィルタで構成された追尾処理部211と、追尾処理部211の出力および飛行計画データベースに格納された飛行計画データに基づいて経路を補正し新たな経路長を算出する経路長算出部212を備えている。
なお、ここでは追尾処理部211としてカルマンフィルタを例示したが、他の追尾フィルタを用いても良い。
次に動作について説明する。
図1において、センサ10はオブジェクト2の飛行情報として位置、速度、角度等の情報を捕捉し、コンピュータ20に設けられたセンサ情報インターフェース201を介して経路情報処理部207の経路策定部208に伝達される。一方、管制官によりキーボード11やマイク12を介して入力された飛行情報はオペレータインターフェース202を介して経路情報処理部207の経路策定部208に伝達される。
経路策定部208に飛行情報が伝達されると、経路策定部208内の追尾処理部211は飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204に格納されたデータを参照し、オブジェクト2の将来の位置、角度、速度等を出力する追尾処理を行う。これらの情報は経路策定部208内の経路長算出部212に伝達され、経路長算出部212は飛行計画データベース203に格納された飛行計画データを参照して所定地点までの経路を補正し、新たな経路を策定して経路長を算出する。
経路長算出部212にて算出された経路長は経路情報処理部207の所要時間算出部209とディスプレイ処理部210に伝達され、所要時間算出部209は新たな経路長とオブジェクト特性データベース204に格納された速度情報に基づいて、この経路長を飛行するのに要する時間を算出し、ディスプレイ処理部210に伝達する。経路長および所要時間の更新はセンサ情報インターフェース201またはオペレータインターフェース202へ飛行情報が入力されるタイミングで行われる。
所要時間の算出にはオブジェクト特性データベース204に格納された情報の代わりに追尾処理部211から出力される将来の速度変化プロファイルを用いても良い。
ディスプレイ処理部210は経路長情報と所要時間情報をディスプレイ表示可能なデータに変換し、ディスプレイ30に出力する。ディスプレイ30はディスプレイ処理部210から受信したデータに基づいて、縦軸が経路長、横軸が所要時間の2次元空間座標を表示画面301に表示する。
ここで、複数のオブジェクト2a〜2eの管制支援を行う場合について説明する。
オブジェクト2a〜2eが同一の目的地点40を通過する飛行計画があり、図2に示すように、オブジェクト2a、2c、2dが経路41上を目的地点40に向かって飛行し、オブジェクト2b、2eが経路42上を目的地点40に向かって飛行しているとする。
コンピュータ20に設けられた飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204には管制対象となるすべてのオブジェクト2a〜2eの飛行計画データおよび機能特性データがそれぞれ登録されている。
管制支援システム1は、各オブジェクト2a〜2eについてセンサ10、キーボード11、マイク12から飛行情報を取得し、上記のように取得した飛行情報、飛行計画データ、機能特性データに基づいて目的地点40までの経路長と所要時間をそれぞれ算出し、ディスプレイ30で表示可能なデータに変換した後、同一の表示画面301上に各オブジェクト2a〜2eの移動状況を表示する。
図3は表示画面301の一例を示す図である。縦軸に経路長軸、横軸に所要時間を示す時間軸を有する2次元空間座標上に各オブジェクト2a〜2eに対応するシンボル3a〜3eが表示されている。原点0は目的地点40に相当し、白抜きのシンボル3a、3c、3dは経路41上、網掛けのシンボル3b、3eは経路42上を飛行中であることを示している。なお、シンボルを網掛けする代わりに、色分けやシンボルの形状変更等で同一経路上のオブジェクト2a〜2eを特徴づけて表示し、識別できるようにしても良い。
このように複数のオブジェクト2a〜2eを同一の表示画面301上の2次元空間座標に表示することにより、管制官はオブジェクト2a〜2eの移動状況を同時に容易に視認することができる。管制官は表示画面から得た情報を元に各オブジェクトが規定の時間間隔や距離間隔を保つよう調整してパイロットに指示を出すため、オブジェクト2a〜2eが目的地点40に到達するまでの間、および目的地点40を通過する際に異常接近するコンフリクト状態を防ぐことができ、各オブジェクト間の安全が保障される。
また、2次元空間座標において、原点と各シンボル3a〜3eを結ぶ直線の傾きはオブジェクト2a〜2eが新たに策定した経路を辿って目的地点40に向かう速さを示し、傾きが大きいほど速いことが分かる。
また、同一経路上を飛行中の任意の2つのオブジェクトを結ぶ直線の傾きが負の場合、すなわち図3におけるシンボル3cと3dのような場合、これらのオブジェクト間で追い越しが発生する可能性を視認できる。
なお、ここでは経路情報処理部207をハードウェア構成として説明したが、経路情報処理部207は経路策定部208、所要時間算出部209、ディスプレイ処理部210、追尾処理部211、経路長算出部212の各機能を実行できれば良く、1枚または複数枚の基板で構成され、基板上に設けたROM等に格納されたプログラムとして各ブロックの機能を実装しても良い。
この実施の形態によれば、複数のオブジェクト2a〜2eが同一の目的地点40を通過する飛行計画がある場合に、センサ10、キーボード11、マイク12から取得した飛行情報と、データベースに格納された飛行計画データおよび機能特性データに基づいて飛行計画データを補正し、目的地点40までの経路長と所要時間をそれぞれ算出して縦軸に経路長軸、横軸に所要時間を示す時間軸を有する2次元空間座標上にシンボル表示することにより、複数のオブジェクトの移動状況を同時に容易に視認できる。
また、追尾処理部211を備えたことにより、オブジェクト2の将来の位置、速度、角度等の高精度な飛行情報が得られ、オブジェクト2の正確な移動状況を表示画面301に表示できる。
また、センサ情報インターフェース201とオペレータインターフェース202を併用することにより、オブジェクト2の移動状況の変化に柔軟に対応できる。
また、飛行計画データベース203を外部から更新可能としたことにより、交通状況に応じた飛行計画の変更に対応できる。
また、オブジェクト特性データベース204を外部から更新可能としたことにより、オブジェクト2に用いられる部品を交換した際の機能特性の変更にも対応できる。
また、表示画面301に同一経路上のオブジェクト2を特徴づけて表示したことにより、オブジェクト2を飛行経路ごとに容易に識別できる。
実施の形態2.
飛行中のオブジェクトは3次元空間に存在するため、飛行経路は通常、推奨ルートを中心とする数NM(1NMは約1.8km)の許容領域を有する。本実施の形態では、飛行中のオブジェクトの経路が所定の許容領域内にあるか否かを判定し、許容領域内でなければオブジェクトのパイロットに警告すると共に、オブジェクトの目的地点に対する角度情報も容易に視認できる管制支援システムについて図4ないし図6を用いて説明する。
なお、実施の形態1と同じものについては同一符号を付す。
図4において、管制支援システム1Aはオブジェクト2の飛行情報を捕捉するセンサ10と、管制塔内に設けられ、オブジェクト2の管制支援に必要なデータ処理を行うコンピュータ20Aと、コンピュータ20Aで処理されたデータを表示するディスプレイ30とから構成されている。ディスプレイ30には縦軸が経路長、横軸が所要時間を示す2次元空間座標に加え、縦軸にオブジェクト2の目的地点に対する角度、横軸に所要時間を表示する2次元空間座標を有する表示画面301Aすなわち経路長表示部および角度表示部を兼ねた画面が設けられている。
コンピュータ20Aの外部にはキーボード11、マイク12等の外部入力装置が接続され、内部にはセンサ10から情報を取得するセンサ情報インターフェース201および外部入力装置に接続されたオペレータインターフェース202とからなる飛行情報取得部と、オブジェクト2の飛行計画データをメモリ等に格納した飛行計画データベース203すなわち飛行計画データ保持部と、オブジェクト2に固有の運動特性等の機能特性データをメモリ等に格納したオブジェクト特性データベース204すなわち機能特性データ保持部と、飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204のデータを更新するLANケーブルの差込口等からなる外部情報インターフェース205が設けられている。
なお、外部情報インターフェース205は飛行計画データベース203とオブジェクト特性データベース204で共用しても良いし、個別に設けても良い。
さらに、コンピュータ20AにはCPU206と、CPU206からの指令に従い駆動する経路情報処理部207Aが設けられ、経路情報処理部207Aにて処理されたデータがディスプレイ30に表示される。
経路情報処理部207Aは、センサ情報インターフェース201およびオペレータインターフェース202を介して取得した飛行情報と、飛行計画データベース203に格納された飛行計画データから飛行中のオブジェクト2の経路が所定の許容領域内に属しているか否かを判定する経路判定部213と、経路判定部213による判定結果、取得した飛行情報、飛行計画データベース203内の飛行計画データ、およびオブジェクト特性データベース204に格納された機能特性データに基づいてオブジェクト2の飛行計画を補正し所定の目的地点までの新たな経路を策定する経路策定部208と、このオブジェクト2が新たに策定した経路長を飛行するのに要する時間を算出する所要時間算出部209と、経路策定部208で補正した新たな経路を元にオブジェクト2の目的地点に対する角度を算出する角度算出部214と、経路策定部208で策定した経路長情報と所要時間算出部209で算出した所要時間情報と角度算出部214で算出した角度情報をもとにディスプレイ30に表示可能なデータに変換するディスプレイ処理部210Aとから構成されている。
経路策定部208は、センサ10で捕捉したオブジェクト2の位置、速度、角度等の情報を入力とし、飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204に格納されたデータを参照してオブジェクト2の将来の位置、速度、角度等の飛行情報を出力するカルマンフィルタで構成された追尾処理部211と、追尾処理部211の出力および飛行計画データベースに格納された飛行計画データに基づいて経路を補正し新たな経路長を算出する経路長算出部212を備えている。
なお、ここでは追尾処理部211としてカルマンフィルタを例示したが、他の追尾フィルタを用いても良い。
次に動作について説明する。
図4において、センサ10はオブジェクト2の飛行情報として位置、速度、角度等の情報を捕捉し、コンピュータ20Aに設けられたセンサ情報インターフェース201を介して経路情報処理部207Aの経路判定部213に伝達される。一方、管制官によりキーボード11やマイク12を介して入力された飛行情報はオペレータインターフェース202を介して経路情報処理部207Aの経路判定部213に伝達される。
経路判定部213は、飛行情報が伝達されると飛行計画データベース203に格納されたデータを参照し、オブジェクト2が推奨ルートを中心として数NMの幅で設定された許容領域を飛行しているか否か、および進入禁止ゾーンに進入する恐れがあるか否かを判定し、許容領域から外れている場合はパイロットへ注意喚起を促す信号を、オブジェクト2が進入禁止ゾーンに進入している場合および進入する恐れのある場合はパイロットに警告するための信号を出力する。
経路策定部208は経路判定部213から飛行情報やパイロットへの注意信号および警告信号を受信すると、経路策定部208内の追尾処理部211は飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204に格納されたデータを参照し、オブジェクト2の将来の位置、角度、速度等を出力する追尾処理を行う。
これらの情報は経路策定部208内の経路長算出部212に伝達され、経路長算出部212は飛行計画データベース203に格納された飛行計画データを参照して所定地点までの経路を補正し、新たな経路を策定して経路長を算出する。
経路長算出部212にて算出された経路長は経路情報処理部207Aの所要時間算出部209とディスプレイ処理部210Aに伝達される。経路判定部213からパイロットへの注意信号および警告信号を受信している場合、これらの情報も経路長と共にディスプレイ処理部210Aに伝達される。
所要時間算出部209は新たな経路長とオブジェクト特性データベース204に格納された速度情報に基づいて、この経路長を飛行するのに要する時間を算出し、ディスプレイ処理部210Aに出力する。
所要時間の算出には、オブジェクト特性データベース204に格納された情報の代わりに、追尾処理部211から出力される将来の速度変化プロファイルを用いても良い。
ところで、経路長算出部212は新たに策定した経路情報を角度算出部214にも送信する。角度算出部214は新たな経路情報に基づいてオブジェクト2の目的地点に対する角度を算出し、ディスプレイ処理部210Aに出力する。この角度は目的地点を含む複数経路のうち任意の経路を基準とし、対象とするオブジェクト2の経路がなす角度として算出される。
経路長、所要時間および角度の各データの更新は、それぞれセンサ情報インターフェース201またはオペレータインターフェース202へ飛行情報が入力されるタイミングで行われる。
なお、ここでは経路判定部213で経路判定をした後に経路策定部208にて経路策定する場合について説明したが、経路策定した後に経路判定しても良い。経路判定部213を経路策定部208より前に組込むと簡易処理により処理スピードを促進することができ、経路策定部208より後に組込むと、より正確なデータを用いた緻密な判定が可能となる。
ディスプレイ処理部210Aは経路長情報、所要時間情報、角度情報をディスプレイ表示可能なデータに変換し、ディスプレイ30に出力する。ディスプレイ30はディスプレイ処理部210Aから受信したデータに基づいて、縦軸が経路長、横軸が所要時間の2次元空間座標、および縦軸が角度、横軸が所要時間の2次元空間座標を表示画面301Aに表示する。
ここで、複数のオブジェクト4a〜4eの管制支援を行う場合について説明する。
オブジェクト4a〜4eが同一の目的地点43を通過する飛行計画があり、図5に示すように、オブジェクト4a、4bが経路44上を目的地点43に向かって飛行し、オブジェクト4c〜4eが経路45を目的地点43に向かって飛行中であるとする。ただし、オブジェクト4eの飛行計画は経路45上にあるものの、経路45の許容範囲を超えた位置を飛行しているものとする。
コンピュータ20Aに設けられた飛行計画データベース203およびオブジェクト特性データベース204には管制対象となるすべてのオブジェクト4a〜4eの飛行計画および機能特性データが登録されており、管制支援システム1Aは各オブジェクト4a〜4eについてセンサ10、キーボード11、マイク12から飛行情報を取得し、上記のように取得した飛行情報、および飛行計画データに基づいて経路判定した後、さらに機能特性データを追加して目的地点43までの経路長、所要時間、目的地点43に対する角度をそれぞれ算出し、ディスプレイ30で表示可能なデータに変換して同一の表示画面301A上に各オブジェクト4a〜4eの移動状況を表示する。
図6は表示画面301Aの一例を示す図である。図内左側の座標は縦軸に経路長軸、横軸に時間軸を有する2次元空間座標であり、縦軸、横軸にはそれぞれ目盛りとラベルが付され、各オブジェクト4a〜4eに対応するシンボル5a〜5eが表示されている。一方、図内右側の座標は縦軸に角度軸、横軸に時間軸を有する2次元空間座標であり、縦軸、横軸にはそれぞれ目盛りとラベルが付され、各オブジェクト4a〜4eに対応するシンボル6a〜6eが表示されている。
原点0は共に目的地点43に相当し、白抜きのシンボル5a、5b、6a、6bは経路44上、網掛けのシンボル5c〜5e、6c〜6eは経路45上を飛行する計画にあることを示している。また、輪郭が強調されたシンボル5e、6eは経路判定部213にて所定経路の許容領域範囲を超えて飛行していると判定されたことを示している。
なお、シンボルを網掛けする代わりに、色分けやシンボルの形状変更等で識別できるようにしても良いし、輪郭を強調する代わりにシンボルを明滅させたり色分けすることで飛行経路が所定の領域内に無いと判定したオブジェクト2a〜2eのシンボル5a〜5eをそれぞれ特徴づけ、識別できるように表示しても良い。
経路長と所要時間を示す2次元空間座標には、原点0から第1象限に向かって延びるオブジェクト4a〜4eの許容される速さを示す補助線50〜52が表示されている。補助線50は推奨される標準の速さ、補助線51は許容される最小の速さ、補助線52は許容される最大の速さをそれぞれ示している。補助線51と補助線52に挟まれた領域外に表示されたオブジェクトは許容範囲外の速さで飛行していることが容易に視認できるため、管制官はこの表示に基づいてパイロットに速度調整指示をすることができる。
また、この2次元空間座標にはオブジェクト4a〜4eの管制指示を終了する目安として、経路長軸と平行に設けられた補助線53と時間軸と平行に設けられた補助線54が表示されている。管制官は管制指示を終了するまでに全てのオブジェクト4a〜4eが適切に配列するようパイロットへ指示することで、オブジェクト4a〜4eが補助線53よりも原点0に接近すると、このオブジェクトのパイロットに対して所要時間に関する管制指示を終了することができる。同様に、オブジェクト4a〜4eが補助線54よりも原点0に接近すると、このオブジェクトのパイロットに対して経路長に関する管制指示を終了することができる。
一方、角度と所要時間を示す2次元空間座標には、経路45の経路44に対する角度が時間軸と平行な補助線55として表示されている。この2次元空間座標を用いることにより、オブジェクト4eの角度変更量が容易に視認でき、管制官はパイロットに対して針路変更指示を円滑にできる。
ここでは経路情報処理部207Aをハードウェア構成として説明したが、実施の形態1と同様に、経路情報処理部207Aは経路策定部208、所要時間算出部209、ディスプレイ処理部210A、追尾処理部211、経路長算出部212、経路判定部213、角度算出部214の各機能を実行できれば良く、1枚または複数枚の基板で構成され、基板上に設けたROM等に格納されたプログラムとして各ブロックの機能を実装しても良い。
この実施の形態によれば、実施の形態1の効果に加えて、角度算出部214を設け、表示画面301Aに縦軸に角度、横軸に所要時間を示す2次元空間座標にオブジェクト2の移動状況を表示することにより、パイロットに指示するオブジェクトの角度変更量を容易に視認することができる。
また、飛行中のオブジェクト2の経路が許容領域内にあるか否かを判定する経路判定部213を設けたことにより、オブジェクト2の経路が許容領域内に無い場合に、管制官がパイロットに注意喚起や警告するための情報を得ることができる。
また、表示画面301Aに表示される経路長と所要時間を示す2次元空間座標および角度と所要時間を示す2次元空間座標上のオブジェクト2であって、飛行経路が所定の領域内に無いと判定されたものを色分け等で特徴づけることにより、注意喚起や警告が必要なオブジェクトを容易に視認することができる。
また、経路長と所要時間を示す2次元空間座標にオブジェクトの許容される速さを表示する補助線を設けたことにより、管制官は領域外を飛行中のオブジェクトを容易に視認できる。
1、1A 管制支援システム
2、2a〜2e、4a〜4e オブジェクト
10 センサ
201 センサ情報インターフェース
202 オペレータインターフェース
203 飛行計画データベース
204 オブジェクト特性データベース
205 外部情報インターフェース
207、207A 経路情報処理部
208 経路策定部
209 所要時間算出部
211 追尾処理部
212 経路長算出部
213 経路判定部
214 角度算出部
30 ディスプレイ
301、301A 表示画面
50〜55 補助線

Claims (10)

  1. 移動体の飛行情報を取得する飛行情報取得部と、
    前記移動体の飛行計画データを保持する飛行計画データ保持部と、
    前記移動体の機能特性データを保持する機能特性データ保持部と、
    前記飛行情報、前記飛行計画データおよび前記機能特性データに基づいて前記飛行計画データを補正し、所定地点までの経路長を算出するとともに、前記経路長および前記機能特性データに基づいて前記移動体の前記経路長を飛行するのに要する時間を算出する経路情報処理部と、
    前記経路長を示す軸と前記所要時間を示す軸を有する2次元空間座標に前記移動体の移動状況を表示する経路長表示部と
    を備えた管制支援システム。
  2. 移動体の飛行情報を取得する飛行情報取得部と、
    前記移動体の飛行計画データを保持する飛行計画データ保持部と、
    前記移動体の機能特性データを保持する機能特性データ保持部と、
    前記飛行情報、前記飛行計画データおよび前記機能特性データに基づいて前記飛行計画データを補正し、所定地点までの経路長を算出するとともに、前記経路長および前記機能特性データに基づいて前記移動体の前記経路長を飛行するのに要する時間を算出し、前記飛行情報、前記飛行計画データおよび前記機能特性データに基づいて前記移動体の前記所定地点に対する角度を算出する経路情報処理部と、
    前記経路長を示す軸と前記所要時間を示す軸を有する2次元空間座標に前記移動体の移動状況を表示する経路長表示部と、
    前記角度を示す軸と前記所要時間を示す軸を設けた2次元空間座標に前記移動体の移動状況を表示する角度表示部と
    を備えた管制支援システム。
  3. 前記経路情報処理部は、前記飛行情報に基づいて、前記移動体の将来の飛行情報を出力する追尾処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の管制支援システム。
  4. 前記経路情報処理部は、前記飛行情報および前記飛行計画データに基づいて前記移動体の飛行経路が所定の領域内であるか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の管制支援システム。
  5. 前記飛行情報取得部は、前記移動体の飛行状態を検知するセンサ部と、外部入力信号から前記移動体の飛行情報を取得するインターフェース部とを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の管制支援システム。
  6. 前記飛行計画データ保持部は、外部装置と接続可能に設けられ、前記外部装置から更新飛行計画データを受信する第1の外部情報インターフェースとを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の管制支援システム。
  7. 前記機能特性データ保持部は、外部装置と接続可能に設けられ、前記外部装置から更新機能特性データを受信する第2の外部情報インターフェースとを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の管制支援システム。
  8. 前記経路長表示部は、同一経路上の前記移動体を特徴づけて表示することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の管制支援システム。
  9. 前記経路長表示部は、飛行経路が所定の領域内に無いと判定した前記移動体を特徴づけて表示することを特徴とする請求項4に記載の管制支援システム。
  10. 前記経路長表示部は、前記移動体の許容される速さを表示する補助線を有することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の管制支援システム。
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