JP2011142951A - 医療機器 - Google Patents

医療機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011142951A
JP2011142951A JP2010004180A JP2010004180A JP2011142951A JP 2011142951 A JP2011142951 A JP 2011142951A JP 2010004180 A JP2010004180 A JP 2010004180A JP 2010004180 A JP2010004180 A JP 2010004180A JP 2011142951 A JP2011142951 A JP 2011142951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging unit
unit
camera
imaging
abdominal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010004180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5340971B2 (ja
Inventor
Wataru Ono
渉 大野
Daisuke Asada
大輔 浅田
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Sho Nakajima
翔 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2010004180A priority Critical patent/JP5340971B2/ja
Publication of JP2011142951A publication Critical patent/JP2011142951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5340971B2 publication Critical patent/JP5340971B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】 低侵讐な検査、治療を行え、体内にある患部を狙いとおりの角度、および位置から観察することができる医療機器を提供すること。
【解決手段】 本発明の医療機器1は、体内に導入されて留置され、体内101を撮像する第1の撮像部2と、体内101に第1の撮像部2と共に導入され、第1の撮像部2と異なる体内101の所定の位置から撮像する第2の撮像部3と、第1の撮像部2、および第2の撮像部3を体内101の体壁102に留置固定する固定部5と、少なくとも、第2の撮像部3が固定部5を基点として可動自在となるように、第1の撮像部2と第2の撮像部3とを連設する可動機構と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、体内に留置固定されて、前記体内の被検体を撮像する撮像装置を備えた医療機器に関する。
周知のように、医療機器である内視鏡装置は、撮像手段である撮像装置を備えており、患者の体腔内へ導入されて、撮像装置によって撮影された観察像により、体内患部の各種検査、各種処置などを行うためのものである。また、内視鏡装置には、体内の管腔管路である、食道、胃、大腸、十二指腸などの消化臓器内に口腔、または肛門から導入するもの、臍部近傍から体壁を穿刺して貫通させて、腹腔内へ導入するものがある。このような内視鏡装置などの医療機器は、以下に記載するような種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1(特開2009−72368号公報)には、体腔内に導入され、被姿勢制御部を有する医療機器と、この医療機器を体腔内の体壁に固定するための固定部と、医療機器と固定部との間に介装され、固定部に対して医療機器を可動自在に連結した可動部と、体外に設置され、固定部に対して医療機器を可動させる姿勢制御部を有する体外装置と、を具備する医療装置が開示されている。この特許文献1に記載の従来の医療装置は、腹腔内を検査、治療などするために、腹腔内全体を観察する撮像装置を備え、この撮像装置を姿勢制御部によって病変部位などの患部に向けた角度に視野方向を変更することができる。
また、例えば、特許文献2(WO2007/78003号公報)には、腹壁に固定した制御ノブを回すと、シャフト部品の相対的な位置が変わり撮像カプセルの向きが変わる医療システムが開示されている。この特許文献2に記載の医療システムは、撮像カプセルが体壁内面に固定された状態とし、腹腔内を固定視点により観察できると共に、経口的に挿入された内視鏡によって、腹腔内の所望の観察が行なうことができる。
特開2009−72368号公報 WO2007/78003号公報
しかしながら、特許文献1に開示される従来の医療装置は、撮像ユニットの視野方向を可変することはできるが、体壁内面に固定された状態であるため、撮像ユニットが固定視点でのみ体腔内の観察しか行なえず、処置具、ガーゼなどによって、病変部位である患部が遮られたり、撮像ユニットが撮影する患部に死角が生じたりして、狙いとおりに患部の観察が行なえないことがあるという問題が生じてしまう。
また、特許文献2に開示される従来の医療システムでは、経口的に挿入された内視鏡によって、腹腔内の所望の観察が行なえるが、胃などの正常な臓器を切開した開口から内視鏡を腹腔内に導入しなければならなく、患者への負担が大きく、低侵讐な治療が行なえないという問題がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、低侵讐な検査、治療を行え、体内にある患部を狙いとおりの角度、および位置から観察できる医療機器を提供することである。
上記目的を達成すべく、本発明の医療機器は、体内に導入されて留置され、前記体内を撮像する第1の撮像部と、前記体内に前記第1の撮像部と共に導入され、前記第1の撮像部と異なる前記体内の所定の位置から撮像する第2の撮像部と、前記第1の撮像部、および前記第2の撮像部を前記体内の体壁に留置固定する固定部と、少なくとも、前記第2の撮像部が前記固定部を基点として可動自在となるように、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とを連設する可動機構と、を備えることを特徴とする。
本発明の医療機器によれば、低侵讐な検査、治療を行え、体内にある患部を狙いとおりの角度、および位置から観察することができる。
本発明の第1の実施の形態に係り、腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、腹腔内設置カメラの内部構成を示す模式図 同、腹腔内設置カメラの第2の撮像部が前後方向に移動する動作を示す側面図 同、腹腔内設置カメラの第2の撮像部が上下方向に移動する動作を示す側面図 同、腹腔内設置カメラの第2の撮像部が左右方向に移動する動作を示す前面図 同、変形例の腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、図6の腹腔内設置カメラの第1の撮像部と第2の撮像部とを連結する湾曲部の内部構成の一例を示す斜視図 同、図6の腹腔内設置カメラの第1の撮像部と第2の撮像部とを連結する湾曲部の構成の一例を示す斜視図 同、図6の腹腔内設置カメラの第1の撮像部と第2の撮像部とを連結する湾曲部の構成の変形例を示す斜視図 同、図9の湾曲部の構成を示す断面図 本発明の第2の実施の形態に係り、腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、第1の撮像部と第2の撮像部が直線状態になった腹腔内設置カメラを示す側面図 同、トラカールに挿通された状態の腹腔内設置カメラを示す部分断面図 同、第1の変形例の腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、第2の変形例の腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 本発明の第3の実施の形態に係り、腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、アームと錘の構成を示す斜視図 同、アームと錘の構成を示す断面図 同、第1の変形例の錘の構成を示す断面図 同、第2の変形例のアームと錘の構成を示す斜視図 同、図20のアームと錘の構成を示す断面図 同、錘を移動するときの状態を示す断面図 本発明の第4の実施の形態に係り、腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、アームと錘の構成を示す斜視図 同、アームと錘の構成を示す断面図 本発明の第5の実施の形態に係り、腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、腹腔内設置カメラの内部構成を示す模式図 同、第2の撮像部の腹壁固定針が突没する構成を説明するための斜視図 同、第1の撮像部内に設けられるケーブルワイヤを巻回するドラム部の構成を示す斜視図 本発明の第6の実施の形態に係り、腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、腹腔内設置カメラの内部構成を示す模式図 同、第2の撮像部の構成を示す斜視図 同、第2の撮像部の構成を示す部分断面図 同、第2の撮像部が腹壁を這って自走する動作を説明するための第1の図 同、第2の撮像部が腹壁を這って自走する動作を説明するための第2の図 同、第2の撮像部が腹壁を這って自走する動作を説明するための第3の図 同、変形例の第2の撮像部の構成を示す斜視図 本発明の第7の実施の形態に係り、腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図 同、腹腔内設置カメラの内部構成を示す模式図 同、第2の撮像部の構成を示す斜視図
以下、本発明である医療機器について説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態に基づく図面は、模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、夫々の部分の厚みの比率などは現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。尚、以下の説明において、例えば、腹腔鏡下外科手術時に用いられる撮像手段を備えた医療機器を例示する。
(第1の実施の形態)
先ず、腹腔鏡下外科手術に用いられる本発明の医療機器である腹腔内設置カメラについて、図1から図10に基づいて、以下に説明する。尚、図1から図10は本発明の第1実施形態に係り、図1は腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図2は腹腔内設置カメラの内部構成を示す模式図、図3は腹腔内設置カメラの第2の撮像部が前後方向に移動する動作を示す側面図、図4は腹腔内設置カメラの第2の撮像部が上下方向に移動する動作を示す側面図、図5は腹腔内設置カメラの第2の撮像部が左右方向に移動する動作を示す前面図、図6は変形例の腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図7は図6の腹腔内設置カメラの第1の撮像部と第2の撮像部とを連結する湾曲部の内部構成の一例を示す斜視図、図8は図6の腹腔内設置カメラの第1の撮像部と第2の撮像部とを連結する湾曲部の構成の一例を示す斜視図、図9は図6の腹腔内設置カメラの第1の撮像部と第2の撮像部とを連結する湾曲部の構成の変形例を示す斜視図、図10は図9の湾曲部の構成を示す断面図である。
本実施の形態の医療機器である腹腔内設置カメラ(以下、単にカメラと言う。)1は、図1に示すように、撮像手段が内蔵された外形がカプセル形状の医療機器本体となる俯瞰用カメラである第1の撮像部2と、この第1の撮像部2と連結されたフレキシブルカメラとなる近接観察用カメラである第2の撮像部と、第1の撮像部2と第2の撮像部3とを連結する可動部となる方向変換部である湾曲部4と、第1の撮像部2の上部に嵌着された固定手段であって腹壁固定部である吸盤5と、この吸盤5の中央から延設され固定されたワイヤ6と、を有して主に構成されている。
なお、第1の撮像部2は、所定の視野角αが設定されており、吸盤5が設けられる外周上部と反対側となる外周下部に観察用の第1の観察窓2aと、この第1の観察窓2aの両側に2つの照明窓2bと、が配設されている。また、第2の撮像部3は、ここでは第1の撮像部2の視野角αよりも狭角となる所定の視野角βが設定されており、先端に観察用の第2の観察窓3aが配設されている。なお、第1の撮像部2と第2の撮像部3は、勿論、同じ視野角を有していても良い。
本実施の形態のカメラ1は、腹腔鏡下外科手術に用いられ、患者の体腔の1つである腹腔101内の臓器などの処置具、ここでは例えば、把持部111が先端に設けられた把持鉗子110によって治療するときに治療部位である患部100を撮影するために用いられる。
先ず、カメラ1は、腹壁102に穿刺された、ここでは図示しないトラカールを介して、患者の腹腔101内へ導入される。そして、カメラ1は、腹腔101に穿刺された、図示しない穿刺針などによりワイヤ6が掛止され、このワイヤ6が腹壁102を貫通するように体外に引き出される。
次に、カメラ1のワイヤ6は、患者の腹部側に準備された固定ユニット7の孔部7aに通され、腹壁102側に牽引される。そして、カメラ1は、腹壁102に近づくように持ち上げられ、吸盤5が腹壁102の内面に吸着されるまで、ワイヤ6が体外側へ牽引される。このように、カメラ1は、吸盤5が腹壁102に吸着することで、腹腔101内に留置固定される。
尚、固定ユニット7には、カメラ1のワイヤ6を体外側で固定する固定レバー8が設けられている。この固定レバー8は、中途部にワイヤ6が貫挿する孔部8aが形成され、この孔部8aの位置が固定ユニット7の孔部7aの位置とズレが生じるように固定ユニット7内に設けられたバネ9により、固定ユニット7の一側方向へ付勢されている。
つまり、ユーザは、固定ユニット7の孔部7aと、固定レバー8の孔部8aが略一致する位置まで、固定レバー8をバネ9の付勢力に抗して固定ユニット7内へ押し込むと、ワイヤ6を容易に牽引することができる。そして、ユーザは、固定レバー8の固定ユニット7内への押し込みを解除すると、バネ9の付勢力を受けて固定レバー8がスライドする。
そのため、固定ユニット7の孔部7aの位置に対して、固定レバー8の孔部8aの位置にズレが生じるため、各孔部7a,8aに挿通するカメラ1のワイヤ6は、固定ユニット7内で挟持固定される。こうして、カメラ1は、腹腔101内において腹壁102の体内側の壁面に吸盤5が吸着した安定した状態で留置固定される。
次に、上述したように、体内、ここでは、腹腔101内に留置固定されるカメラ1の具体的な構成について、図2を用いて、詳しく説明する。
図2に示すように、カメラ1の第1の撮像部2には、第1の制御手段となる制御基板である制御部10と、この制御部10に給電する電源部であるバッテリ11と、制御部10と電気的に接続された送受信機12と、制御部10から延出された4本の配線ケーブル13a〜13dと、配線盤14と、この配線盤14にて、各配線ケーブル13a〜13dと個別に接続される4本のSMAワイヤ(形状記憶合金ワイヤ)15a〜15dと、各SMAワイヤ15a〜15dを個別に被覆するシース16a〜16bと、制御部10と電気的に接続された第1の撮像手段である撮像ユニット20と、この撮像ユニット20の両脇に配設され、制御部10と電気的に接続された、ここではLED光源25を有する照明部26と、が内蔵されている。
第1の撮像部2の撮像ユニット20は、CCD、またはCMOSである固体撮像素子21と、この固体撮像素子21が実装された基板部22と、固体撮像素子21の前方に配置された対物レンズ群23と、第1の観察窓2aに配置されたカバーガラス24と、を有して構成されている。
なお、送受信機12は、撮像ユニット20が光電変換した画像信号を体外機器となる図示しないビデオプロセッサに無線送信出力する。また、送受信機12には、体外の図示しないコントローラからの操作指示信号が無線送信入力される。
カメラ1の第2の撮像部3には、第2の撮像手段である撮像ユニット30と、この撮像ユニット30と電気的に接続された第2の制御手段となる制御基板である制御部35と、この制御部35に給電する電源部であるバッテリ36と、制御部35と電気的に接続された送受信機37と、が内蔵されている。
第2の撮像部3の撮像ユニット30も、CCD、またはCMOSである固体撮像素子31と、この固体撮像素子31が実装された基板部32と、固体撮像素子31の前方に配置された対物レンズ群33と、第2の観察窓3aに配置されたカバーガラス34と、を有して構成されている。
なお、送受信機37も、撮像ユニット30が光電変換した画像信号を外部機器となる図示しないビデオプロセッサに無線送信出力する。
以上に説明した、第1の撮像部2と第2の撮像部3との間に配設される湾曲部4は、第1の撮像部2の一側部から延出するように配設された疎巻スプリング18を有している。この疎巻スプリング18の内部には、第1の撮像部2に設けられた各SMAワイヤ15a〜15dに接続された4本のワイヤ17a〜17dが挿通配置されている。
これらワイヤ17a〜17dは、疎巻スプリング18の内周回りに均等間隔で直線状に配置され、第2の撮像部3の基端部に先端が固定されている。また、ワイヤ17a〜17dは、第2の撮像部3の第2の撮像ユニット30が撮影する画像の上下左右に合わせて、ワイヤ17a,17dが上下位置に配置され、ワイヤ17b,17cが左右位置に配置されている。
また、第1の撮像部2には、疎巻スプリング18を収縮した状態で、第2の撮像部3を掛止するフック19が回動自在に配設されている。このフック19は、先端部が折り曲げられた部分が第2の撮像部3の基端外周部に形成された掛止穴部3bに嵌入して掛止することで、疎巻スプリング18が収縮した状態を維持して、第2の撮像部3を第1の撮像部2に近接する状態で保持する。この状態において、カメラ1は、小型となると共に、第2の撮像部3が第1の撮像部2に固定されるため、図示しないトラカールを介して、腹腔101内へ導出入し易くなる。
以上のように構成された本実施の形態のカメラ1は、図1に示したように、腹腔101内に留置固定された状態で、図示しない体外のコントローラの操作によって、図3から図5に示すように、上下左右方向に湾曲部4を伸縮させて第2の撮像部3を第1の撮像部2を腹壁102に固定する吸盤5を基点として可動する可動機構を備えた構成となっている。
つまり、ユーザは、図示しない体外のコントローラの操作によって、第2の撮像部3を第1の撮像部2を腹壁102に固定する吸盤5を基点として、例えば、図3に示すように、ここでは紙面に向かって見た左右方向に進退させたり、例えば、図4に示すように、ここでは紙面に向かって見た上下方向に湾曲させたり、例えば、図5に示すように、ここでは紙面に向かって見た左右方向に湾曲させたりすることができる。
このように、カメラ1は、第1の撮像部2を腹壁102に固定する吸盤5を基点として、第2の撮像部3を進退、上下方向、および左右方向へ湾曲させる場合、体外のコントローラから第1の撮像部2の送受信機12に入力された操作指示信号に基づいて、第1の撮像部2の制御部10が4本のSMAワイヤ15a〜15dへの通電を制御する。つまり、第1の撮像部2の制御部10は、配線ケーブル13a〜13dを介して、各SMAワイヤ15a〜15dへ通電制御する。
各SMAワイヤ15a〜15dは、制御部10から通電されると、発熱して疎巻スプリング18の付勢力に抗して収縮し、通電が停止されると疎巻スプリング18の付勢力も加わり常温時の長さに戻るように伸長する。この各SMAワイヤ15a〜15dの伸縮によって、ワイヤ17a〜17dが牽引弛緩されて、湾曲部4の湾曲コントロールが制御される。
以上に説明したように、本実施の形態のカメラ1は、俯瞰観察用の第1の撮像部2によって、腹腔101内を広範囲に撮影し、湾曲部4の湾曲操作によって、体壁固定部である吸盤5を基点として、所望の角度、近接した位置などに可変して、近接観察用の第2の撮像部3で腹腔101内の患部100を観察でき、良好な検査、処置などが行なえる構成となる。特に、カメラ1は、俯瞰観察用の第1の撮像部2では、死角となってしまう患部100の箇所を、湾曲部4の湾曲操作によって近接観察用の第2の撮像部3を所望の位置に移動させて撮影することができ、第1の撮像部2だけでは観察できない、狙いとおりの種々の角度、および位置から患部100の観察が行なえる。また、本実施の形態のカメラ1は、大きく切開することなく、腹腔101内へ導入することができるため、低侵讐な検査、および治療ができ、患者に極力負担をかけることがない。
なお、湾曲部4は、上述したような疎巻スプリング18を用いた構成に限定されることなく、図6、および図7に示すように、湾曲ゴムなどの湾曲外皮41が被覆された複数の湾曲駒42が回動自在に連結される蛇管構造としても良い。また、第2の撮像部3は、照明部が内蔵された構成でも良く、第2の観察窓3aに隣接するように照明光の照明窓3cが設けられていても良い。さらに、湾曲部4は、図8に示すように、疎巻スプリング18に代えて、蛇腹管(ベローズチューブ)43としても良い。
以上に記載した本実施の形態のカメラ1は、通電されたSMAワイヤ15a〜15dの伸長により、ワイヤ17a〜17dを牽引弛緩する構成であるが、ワイヤ17a〜17dを吸盤5から延出させ、腹壁102から体外側に貫通させて人的操作によって牽引弛緩する構成としても良い。
なお、カメラ1の湾曲部4は、図9、および図10に示すように、蛇腹管(ベローズチューブ)43内に4本のワイヤ17a〜17dに代えて、方向制御用の4本の細径蛇腹管43a〜43dを設けて、CO2ガスなどを送排気させて内部圧力を変更する構成として、湾曲制御するようにしても良い。なお、CO2ガスに限らず、エアーなどの気体でも良い。
つまり、CO2ガスが送気されて内部圧力が上昇すると、細径蛇腹管43a〜43dが伸長するため、CO2ガスによる細径蛇腹管43a〜43dの内部圧力を制御して、細径蛇腹管43a〜43dの伸縮状態を可変して、湾曲部4の湾曲制御を行なうことができる。なお、蛇腹管(ベローズチューブ)43、および細径蛇腹管43a〜43dは、通常時(およそ1Pa)の状態のときに、収縮する状態となっている。このような構成とすることで、カメラ1は、比較的軽量な構成となる。
また、以上に説明したカメラ1は、第1の撮像部2、および第2の撮像部3が撮影した画像信号を無線通信する構成としたが、勿論、有線通信する構成としても良い。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態の撮像ユニットについて、図11から図15に基づいて、以下に説明する。
なお、図11から図15は、本発明の第2の実施の形態に係り、図11は腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図12は第1の撮像部と第2の撮像部が直線状態になった腹腔内設置カメラを示す側面図、図13はトラカールに挿通された状態の腹腔内設置カメラを示す部分断面図、図14は第1の変形例の腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図15は第2の変形例の腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図である。また、以下の説明において、第1の実施の形態と同一の構成要素については、説明の便宜のため、同じ符号を用いて、それら構成要素の詳細な説明、および作用効果を省略する。
図11に示すように、本実施の形態の腹腔内設置カメラ(以下、カメラという)1は、第1の観察窓51aを備えた俯瞰用カメラである第1の撮像部51と、この第1の撮像部51に連設された棒状のアーム52と、第2の観察窓53aを備えた近接観察用カメラである第2の撮像部53と、この第2の撮像部53に連設された棒状のアーム54と、各アーム52,54の端部に設けられたリンク部52a,54aに回動自在に接続され、吸盤5に対して回動自在に連結された軸部55と、を有して構成されている。
なお、第1の撮像部51、および第2の撮像部53のそれぞれには、第1の実施の形態と同様に、撮像ユニット、照明部、制御部、バッテリ、送受信機などが内蔵されている。また、第1の撮像部51のアーム52と第2の撮像部53のアーム54は、それぞれ異なる長さを有している。勿論、これらアーム52,54は、同じ長さでも良い。
このように構成されたカメラ1は、軸部55が吸盤5に対して回動自在であって、第1の撮像部51、および第2の撮像部53が各アーム52,54を介して軸部55に対して回動自在(図中、X軸回り)な構成となっている。これにより、カメラ1は、腹壁102に吸着した吸盤5を基点として、把持鉗子110などの処置具によって、吸盤5に連結される軸部55を旋回させたり、軸部55の軸回り(図中、X軸回り)に回動させたりして、第1の撮像部51、および第2の撮像部53を所望の角度に可動変更する可動機構を備えた構成となっている。
以上に説明したように、本実施の形態のカメラ1は、俯瞰観察用の第1の撮像部51によって、腹腔101内を広範囲に撮影し、体壁固定部である吸盤5を基点として、近接観察用の第2の撮像部53を所望の角度、近接した位置などに変更して、良好な検査、処置などが行なえ、第1の撮像部2だけでは観察できない、狙いとおりの種々の角度、および位置から患部100の観察が行なえる。特に、本実施の形態においても、カメラ1は、第1の実施の形態と同様に、俯瞰観察用の第1の撮像部51では、死角となってしまう患部100の箇所を撮影するように、近接観察用の第2の撮像部53を所望の位置に移動させることができる。また、本実施の形態のカメラ1も、大きく切開することなく、腹腔101内へ導入することができるため、低侵讐な検査、および治療ができ、患者に極力負担をかけることがない。
なお、図12、および図13に示すように、カメラ1は、各アーム52,54を並行な状態にすることで、体外から腹腔101内へ導出入するときのためのトラカール120に挿通可能な形状となる。
また、カメラは、第1の撮像部51に磁石などの磁性体45が内蔵され、体外側から磁石46を用いて、腹壁102に吸着した吸盤5を基点として、この吸盤5に連結される軸部55を旋回させたり、軸部55の軸回り(図中、X軸回り)に回動させたりして、第1の撮像部51、および第2の撮像部53を所望の角度、近接した位置などに変更するようにしても良い。
さらに、カメラ1は、図15に示すように、第2の観察窓53aを第2の撮像部53の端部側に配設しても良い。このような構成とすることで、カメラ1は、導入時に第2の撮像部53によって、腹腔101内へ導入方向側を撮影することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態の撮像ユニットについて、図16から図22に基づいて、以下に説明する。
なお、図16から図22は、本発明の第3の実施の形態に係り、図16は腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図17はアームと錘の構成を示す斜視図、図18はアームと錘の構成を示す断面図、図19は第1の変形例の錘の構成を示す断面図、図20は第2の変形例のアームと錘の構成を示す斜視図、図21は図20のアームと錘の構成を示す断面図、図22は錘を移動するときの状態を示す断面図である。
また、以下の説明においても、第1の実施の形態と同一の構成要素については、説明の便宜のため、同じ符号を用いて、それら構成要素の詳細な説明、および作用効果を省略する。
図16に示すように、本実施の形態の腹腔内設置カメラ(以下、カメラという)1は、第1の観察窓61aを備えた俯瞰用カメラである第1の撮像部61と、第2の観察窓62aを備えた近接観察用カメラである第2の撮像部62と、これら第1の撮像部61と第2の撮像部62とに端部が接続された弓形のアーム63と、このアーム63が挿通して可動自在に設けられ、吸盤5に対して回動自在に連結されたリング部64と、このリング部64を挟んでアーム63に外挿して移動自在に設けられる略筒状の2つの錘65と、を有して構成されている。
なお、アーム63には、リング部64が略中央で位置するように規制する外周から突起した2つのリング状のストッパ64aが固定されている。
本実施の形態においても、第1の撮像部51、および第2の撮像部53のそれぞれには、第1の実施の形態と同様に、撮像ユニット、照明部、制御部、バッテリ、送受信機などが内蔵されている。
図17、および図18に示すように、アーム63は、表面がPTFEなどの滑り性が高い表面加工処理が施され、リング部64が位置する中央部でS極とN極とに磁極区分けされている。そして、アーム63に外挿設置される錘65は、配設位置のアーム63の磁極に対応して引力が生じる磁極(S極、またはN極)を内周側に備えている。また、錘65の内周面もPTFEなどの滑り性が高い表面加工処理が施されており、アーム63に沿ってスライド移動し易い構成となっている。
そして、各錘65は、把持鉗子110などの処置具を用いて、アーム63に沿って位置がスライド移動されて、移動された位置で所定の磁力によってアーム63と吸着して留まる構成となっている。さらに、各錘65には、アーム63の所望の位置で留まるように滑り止め用のゴムリングなどを設けても良い。
このように構成されたカメラ1は、リング部64が吸盤5に対して回動自在であって、第1の撮像部61、および第2の撮像部62がアーム63に設けられる2つの錘65の位置関係によって所望のバランスを保った状態に可動させて、腹壁102に吸着した吸盤5を基点として、第1の撮像部51、および第2の撮像部53を所望の角度位置に変更することができる構成となっている。これにより、カメラ1は、腹壁102に吸着した吸盤5を基点として、把持鉗子110などの処置具によって、吸盤5に連結される軸部55を旋回させたり、軸部55の軸回り(図中、X軸回り)に回動させたりして、第1の撮像部51、および第2の撮像部53を所望の角度位置に変更する可動機構を備えた構成となっている。
以上に説明したように、本実施の形態のカメラ1も、俯瞰観察用の第1の撮像部61によって、腹腔101内を広範囲に撮影し、体壁固定部である吸盤5を基点として、近接観察用の第2の撮像部62を所望の角度、近接した位置などに変更して、良好な検査、処置などが行なえ、第1の撮像部2だけでは観察できない、狙いとおりの種々の角度、および位置から患部100の観察が行なえる。特に、本実施の形態においても、カメラ1は、第1の実施の形態と同様に、俯瞰観察用の第1の撮像部61では、死角となってしまう患部100の箇所を撮影できるように、近接観察用の第2の撮像部62を所望の位置に移動させることができる。また、本実施の形態のカメラ1も、大きく切開することなく、腹腔101内へ導入することができるため、低侵讐な検査、および治療ができ、患者に極力負担をかけることがない。
なお、図19に示すように、各錘66は、略筒状の磁石であって、内周側に、複数の円環部材66bの間で保持されるように複数の球体66aをリング状に配置した、所謂、ベアリング構造として、アーム63に沿ってスライド移動し易い構成としても良い。
さらに、図20から図21に示すように、各錘67は、中空の中央が盛り上がった略円筒形状の弾性部材であって、中央側に、通常時にアーム63と非接触となる摩擦係数が低い第1の弾性体67aと、この第1の弾性体67aの両端の開口側部分に、通常時にアーム63と接触する摩擦係数が高い第2の弾性体67bと、から形成されている。つまり、第2の弾性体67bは、通常時において、アーム63の所望の位置で留まるように、アーム63の外周部と接触するストッパとなる。
また、各錘67は、図22に示すように、中央部の第1の弾性体67a部分を把持鉗子110などの処置具によって押しつぶされて(図中、F方向)、第2の弾性体67bがアーム63と非接触にされ、摩擦の低い状態でアーム63に沿ってスライド移動し易くなる構成としても良い。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態の撮像ユニットについて、図23から図25に基づいて、以下に説明する。
なお、図23から図25は、本発明の第4の実施の形態に係り、図23は腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図24はアームと錘の構成を示す斜視図、図25はアームと錘の構成を示す断面図である。また、以下の説明においても、第1の実施の形態と同一の構成要素については、説明の便宜のため、同じ符号を用いて、それら構成要素の詳細な説明、および作用効果を省略する。
図23に示すように、本実施の形態の腹腔内設置カメラ(以下、カメラという)1は、第1の観察窓71aを備えた俯瞰用カメラである第1の撮像部71と、第2の観察窓72aを備えた近接観察用カメラである第2の撮像部72と、第2の撮像部72と端部が接続され、第1の撮像部71の側周部の2箇所で回動自在に接続された2本のアーム73と、第1の撮像部71と回動自在に配設された腹壁固定部である吸盤5の盤面から延設するように第1の撮像部71と連結された針部74と、を有して構成されている。なお、本実施の形態においても、第1の撮像部71、および第2の撮像部72のそれぞれには、第1の実施の形態と同様に、撮像ユニット、照明部、制御部、バッテリ、送受信機などが内蔵されている。
また、針部74の端部には、腹壁102を貫通するように穿刺する穿刺部74aが設けられている。この穿刺部74aは、複数の鋭利な針片から構成されており、これらの針片が針部74の端部にて、図23に示すように展開する状態と、図24に示すように閉じて鋭利な状態とに可変できる構造となっている。なお、カメラ1は、針片が閉じた状態とした針部74にして、各アーム73を第1の撮像部71に対して回動させて、体外から腹腔101内へ導出入するときのためのトラカール120に挿通可能な直線形状とすることができる(図24参照)。
また、針部74には、2本の操作ワイヤ75が挿通しており、これら操作ワイヤ75が針部74の端部から延出させることができる。これら操作ワイヤ75は、第1の撮像部71内まで挿通され、第1の撮像部71内に設けられている、図示しないプーリに係合されている。このプーリは、2本のアーム73を回動する軸と接続されている。
これにより、2本の操作ワイヤ75を牽引弛緩することで、各アーム73を第1の撮像部71に対して回動操作(図中、X軸回りに操作)して、各アーム73の端部に固定された第2の撮像部72を所望の角度に変更することができる。
このように構成されたカメラ1は、針部74を回動することで、腹壁102と固定している吸盤5を基点として、第1の撮像部71を所望の方向に回動変更でき、第2の撮像部72を旋回操作することができる。また、カメラ1は、腹壁102に吸着した吸盤5を基点として、操作ワイヤ75を牽引弛緩操作することで、第2の撮像部53を所望の角度位置に変更する可動機構を備えた構成となっている。
以上に説明したように、本実施の形態のカメラ1も、俯瞰観察用の第1の撮像部71によって、腹腔101内を広範囲に撮影し、体壁固定部である吸盤5を基点として、近接観察用の第2の撮像部72を所望の角度、近接した位置などに変更して、良好な検査、処置などが行なえ、第1の撮像部2だけでは観察できない、狙いとおりの種々の角度、および位置から患部100の観察が行なえる。特に、本実施の形態においても、カメラ1は、第1の実施の形態と同様に、俯瞰観察用の第1の撮像部71では、死角となってしまう患部100の箇所を、近接観察用の第2の撮像部72を所望の位置に移動させて撮影することができる。また、本実施の形態のカメラ1も、大きく切開することなく、腹腔101内へ導入することができるため、低侵讐な検査、および治療ができ、患者に極力負担をかけることがない。
なお、カメラ1は、図25に示すように、ここでは第1の実施の形態と同様な構成の俯瞰観察用の第1の撮像部2と、近接観察用の第2の撮像部72と、を複数のリンク部材が回動自在に接続して伸縮するリンク機構76を介して連結した構成としても良い。
このリンク機構76は、第2の撮像部72と接続された一端と反対側の他端に設けられる接続体76aを有しており、この接続体76aが第1の撮像部2の一端に設けられた保持体77と回動自在に接続されている。なお、この保持体77は、第1の撮像部2の他端から延設された操作体78と連結されている。
これにより、カメラ1は、リンク機構76を伸長させることで、体壁固定部である吸盤5を基点として、第2の撮像部72を患部100に近接した位置に移動させることができて、操作体78を把持鉗子110などの処置具を用いて回動操作することで、吸盤5を基点として、リンク機構76、および第2の撮像部72を旋回(図中、X軸回りに回動)操作させることができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態の撮像ユニットについて、図26から図29に基づいて、以下に説明する。
なお、図26から図29は、本発明の第5の実施の形態に係り、図26は腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図27は腹腔内設置カメラの内部構成を示す模式図、図28は第2の撮像部の腹壁固定針が突没する構成を説明するための斜視図、図29は第1の撮像部内に設けられるケーブルワイヤを巻回するドラム部の構成を示す斜視図である。また、以下の説明においても、第1の実施の形態と同一の構成要素については、説明の便宜のため、同じ符号を用いて、それら構成要素の詳細な説明、および作用効果を省略する。
図26に示すように、本実施の形態の本実施の形態の腹腔内設置カメラ(以下、カメラという)1は、俯瞰用カメラである第1の撮像部2と、第2の観察窓81aを備えた近接観察用カメラである第2の撮像部81と、を有し、この第2の撮像部81が第1の撮像部2の一側部分に着脱自在な構成されている。そして、第1の撮像部2と第2の撮像部81とは、第1の撮像部2内に設けられたドラム部86に巻回収容されているケーブルワイヤ84が引き出される構成となっており、このケーブルワイヤ84によって電気的に接続されている。
図27に示すように、第2の撮像部81は、第1の実施の形態に記載した撮像ユニット30と、ここでは3つの腹壁固定針82が一列に固定された台座83と、この台座83を上下に移動させるアクチュエータ85と、第1の撮像部2に設けられる第1のセンサ85aと対を構成する第2のセンサ85bと、が内蔵されている。また、第2の撮像部81は、先端部分に把持鉗子110などの処置具により把持する把持部81bが突起しており、第2の観察窓81aと反対側の外周部に後方側となる第1の撮像部2側に湾曲形成された3つの腹壁固定針82が設けられた台座83が突没する凹部81cが形成されている。
第1の撮像部2から第2の撮像部81が引き離されると、第1のセンサ85aと第2のセンサ85bとが離れると、第1のセンサ85aから第1の撮像部2の制御部10に検出信号が入力される。すると、制御部10は、ケーブルワイヤ84を介して、第2の撮像部81のアクチュエータ85に駆動信号を出力する。この駆動信号が入力されたアクチュエータ85は、台座83を押し上げて、3つの腹壁固定針82が第2の撮像部81の凹部81cから突出する。また、第1のセンサ85aと第2のセンサ85bとが近接すると、アクチュエータ85の駆動によって、台座83と共に3つの腹壁固定針82が第2の撮像部81の凹部81cに収容される。
なお、第2の撮像部2内のドラム部86は、図29に示すように、軸体86aの一側にゼンマイバネ87が配設されおり、このゼンマイバネ87がケーブルワイヤ84を巻回する方向に付勢している。
このように構成されたカメラ1は、第2の撮像部81が第1の撮像部2から離されて、第2の撮像部81から3つの腹壁固定針82が突出され、これら3つの腹壁固定針82を腹壁102に穿刺される(図1参照)。この状態において、第2の撮像部81は、第1の撮像部2から導出し、ゼンマイバネ87の付勢力によってドラム部86の巻回方向への応力作用によってケーブルワイヤ84の張力を受けて、第1の撮像部2側へ引っ張られる。そのため、第2の撮像部81は、後方側へ湾曲形成されている3つの腹壁固定針82が腹壁102に掛止して穿刺した状態となるため、腹壁102に固定される。
以上に説明したように、本実施の形態のカメラ1も、俯瞰観察用の第1の撮像部2によって、腹腔101内を広範囲に撮影し、体壁固定部である吸盤5を基点として、近接観察用の第2の撮像部81を所望の腹壁102の位置に設置固定して、良好な検査、処置などが行なえ、第1の撮像部2だけでは観察できない、狙いとおりの種々の角度、および位置から患部100の観察が行なえる。特に、本実施の形態においても、カメラ1は、第1の実施の形態と同様に、俯瞰観察用の第1の撮像部2では、死角となってしまう患部100の箇所を、近接観察用の第2の撮像部81を所望の位置に移動させて撮影することができる。また、本実施の形態のカメラ1も、大きく切開することなく、腹腔101内へ導入することができるため、低侵讐な検査、および治療ができ、患者に極力負担をかけることがない。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態の撮像ユニットについて、図30から図38に基づいて、以下に説明する。
なお、図30から図37は、本発明の第6の実施の形態に係り、図30は腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図31は腹腔内設置カメラの内部構成を示す模式図、図32は第2の撮像部の構成を示す斜視図、図33は第2の撮像部の構成を示す部分断面図、図34から図36は第2の撮像部が腹壁を這って自走する動作を説明するための図、図37は変形例の第2の撮像部の構成を示す斜視図である。また、以下の説明においても、第1の実施の形態と同一の構成要素については、説明の便宜のため、同じ符号を用いて、それら構成要素の詳細な説明、および作用効果を省略する。
図30、および図31に示すように、本実施の形態の本実施の形態の腹腔内設置カメラ(以下、カメラという)1は、俯瞰用カメラである第1の撮像部2と、近接観察用カメラである第2の撮像部91と、を有し、この第2の撮像部91が第1の撮像部2の一側部の上部側に開口が形成された穴部である収容部89に収容自在に構成されている。そして、第1の撮像部2と第2の撮像部91とは、第1の撮像部2内に設けられている、第6の実施の形態と同一構成のドラム部86に巻回収容されたケーブルワイヤ84が引き出される構成となっており、このケーブルワイヤ84によって電気的に接続されている。なお、ここでの第1の撮像部2には、ケーブルワイヤ84の方向を変更するプーリ88が設けられている。
第2の撮像部91は、図32、および図33に示すように、先端側に配設されたカメラユニット92と、突起部93a、または93bを有した円環状の関節部である関節輪94a〜96aと、ケーブルワイヤ84の先端が接続され、突起部93bを有する基端部96bと、基端部96bから前方へ延設されてカメラユニット92と接続される4本のSMAワイヤ97a〜97dと、カメラユニット92、関節輪94a〜96a、および基端部96とを所定の距離だけ離間する方向に付勢するバネ98と、を有して主に構成されている。
カメラユニット92には、第2の観察窓92aが設けられ、内部に図示しない、撮像ユニット、照明部、制御部、バッテリ、送受信機などを有している。また、第2の撮像部91のカメラユニット92は、基端面に4本のSMAワイヤ97a〜97dの先端が周方向に略等間隔となるように接続されている。
関節輪94a〜96a、および基端部96bは、先端側から関節輪94a,94bと、関節輪95a,95bと、関節輪96aと基端部96bと、がそれぞれ対を構成している。
そして、これら対を構成する関節輪94a〜96a、および基端部96bに設けられた各突起部93a、93bは、突起端が先細な爪形状をしており、互いの突起端が対向するように配設されている。なお、基端部96b内には、SMAワイヤ97a〜97dへの通電コントロールを行なう通電制御基板96cが配設されている。この通電制御基板96cは、ケーブルワイヤ84内の配線と接続されており、第1の撮像部2の制御部10と電気的に接続されている。
4本のSMAワイヤ97a〜97dは、各関節輪94a〜96aに、挿通、または固定されている。具体的には、第2の撮像部91において、上下に位置する2本のSMAワイヤ97a,97dは、最先端側に位置する対の関節輪94a,94b、および最基端側に位置する関節輪96aに固定され、中央に位置する対の関節輪95a,95bとスライド自在となるように挿通配置されている。また、第2の撮像部91において、左右に位置する2本のSMAワイヤ97b,97cは、中央に位置する対の関節輪95a,95bと、最基端側に位置する関節輪96aと、に固定され、最先端側に位置する対の関節輪94a,94bとスライド自在となるように挿通配置されている。
以上のように構成された、カメラ1の第2の撮像部91は、先ず、把持鉗子110などの処置具によって、第1の撮像部2から引き出される。そして、カメラ1の第2の撮像部91は、外部の図示しないコントローラによる操作によって、腹壁102に這うように自走する。
具体的には、カメラ1の第2の撮像部91は、第1の撮像部2の制御部10に制御された通電制御基板96cから、上下に位置する2本のSMAワイヤ97a,97dに通電が行なわれ、これらSMAワイヤ97a,97dが発熱することで収縮して、図34に示すように、最先端側に位置する対の関節輪94a,94b、関節輪94b,95a、および最基端側に位置する関節輪96aと基端部96bがバネ98の付勢力に抗して、近接するように離間距離が縮まる。そして、中央に位置する対の関節輪95a,95b、および関節輪95b,96aは、バネ98の付勢力によって離間距離が伸びる。
このとき、最先端側に位置する対の関節輪94a,94b、および最基端側に位置する関節輪96aと基端部96bに設けられた各突起部93a、93bは、近接するように対向する距離も縮まり、腹壁102を掴持する。
そして、カメラ1の第2の撮像部91は、2本のSMAワイヤ97a,97dへの通電が停止されると共に、第1の撮像部2の制御部10に制御された通電制御基板96cから、左右に位置する2本のSMAワイヤ97b,97cに通電されて、これらSMAワイヤ97b,97cが発熱することで収縮して、図35に示すように、中央に位置する対の関節輪95a,95b、および関節輪95b,96aがバネ98の付勢力に抗して、近接するように離間距離が縮まる。そして、最先端側に位置する対の関節輪94a,94b、関節輪94b,95a、および最基端側に位置する関節輪96aと基端部96bは、2本のSMAワイヤ97a,97dが常温に戻ることで伸長するため、バネ98の付勢力によって離間距離が伸びる。
このとき、中央に位置する対の関節輪95a,95bに設けられた各突起部93a、93bは、近接するように対向する距離も縮まり、腹壁102を掴持する。これにより、カメラ1の第2の撮像部91は、図34の位置から図35の位置に前進する。
さらに、カメラ1の第2の撮像部91は、2本のSMAワイヤ97b,97cへの通電が停止されると共に、第1の撮像部2の制御部10に制御された通電制御基板96cから、上下に位置する2本のSMAワイヤ97a,97dに通電が行なわれ、これらSMAワイヤ97a,97dが発熱することで収縮して、図34に示すように、最先端側に位置する対の関節輪94a,94b、関節輪94b,95a、および最基端側に位置する関節輪96aと基端部96bがバネ98の付勢力に抗して、近接するように離間距離が縮まる。そして、中央に位置する対の関節輪95a,95b、および関節輪95b,96aは、2本のSMAワイヤ97b,97cが常温に戻ることで伸長するため、バネ98の付勢力によって離間距離が伸びる。
このとき、最先端側に位置する対の関節輪94a,94b、および最基端側に位置する関節輪96aと基端部96bに設けられた各突起部93a、93bは、近接するように対向する距離も縮まり、再度、腹壁102を掴持する。これにより、カメラ1の第2の撮像部91は、図35の位置から図36の位置に前進する。
カメラ1の第2の撮像部91は、以上に説明した、図34から図35の一連の動作を繰り返し行うことで、腹壁102を各突起部93a、93bで掴持しながら腹壁102に這うように自走する。なお、ユーザは、カメラ1の第2の撮像部91が所望の位置まで自走したら、外部のコントローラにより、上記一連の動作を停止させる。
以上に説明したように、本実施の形態のカメラ1でも、俯瞰観察用の第1の撮像部2によって、腹腔101内を広範囲に撮影し、体壁固定部である吸盤5を基点として、所望の角度、近接した位置などに、近接観察用の第2の撮像部91を移動させて、良好な検査、処置などが行なえ、第1の撮像部2だけでは観察できない、狙いとおりの種々の角度、および位置から患部100の観察が行なえる。特に、カメラ1は、俯瞰観察用の第1の撮像部2では、死角となってしまう患部100の箇所を、近接観察用の第2の撮像部3を所望の位置に移動させて撮影することができ、第1の撮像部2だけでは観察できない、狙いとおりの種々の角度、および位置から患部100の観察が行なえる。また、本実施の形態のカメラ1も、大きく切開することなく、腹腔101内へ導入することができるため、低侵讐な検査、および治療ができ、患者に極力負担をかけることがない。また、本実施の形態のカメラ1も、大きく切開することなく、腹腔101内へ導入することができるため、低侵讐な検査、および治療ができ、患者に極力負担をかけることがない。
なお、第2の撮像部91は、図37に示すように、各関節輪94a〜96a、および基端部96bに設けられる突起部93a,93bが、これら節輪94a〜96a、および基端部96bの周囲に数箇所、ここでは周回りの等間隔に4箇所に設けても良い。
また、第2の撮像部91は、ここでは、突起部93a,93bにより、3箇所で腹壁102を掴持する構成であるが、関節輪をさらに設けて、3箇所以上で腹壁102を掴持するようにしても良い。
(第7の実施の形態)
次に、第7の実施の形態の撮像ユニットについて、図38から図40に基づいて、以下に説明する。
なお、図38から図40は、本発明の第7の実施の形態に係り、図38は腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図、図39はトラカールに挿通された状態の腹腔内設置カメラを示す部分断面図、図40は腹腔内に設置された状態の腹腔内設置カメラの構成を示す斜視図である。
図38に示すように、本実施の形態の本実施の形態の腹腔内設置カメラ(以下、カメラという)200は、観察窓201aを備えた撮像部201を有し、この撮像部201の背面に3本の脚部202が可動自在に配設されている。なお、撮像部201は、内部に図示しない、撮像ユニット、照明部、制御部、バッテリ、送受信機などを有している。
各脚部202は、端部に腹壁固定部である、可動自在な吸盤203がそれぞれ設けられており、これら吸盤203から操作ワイヤ204がそれぞれ延出している。また、各脚部202は、複数、ここでは径の異なる3つの筒体から構成され、内部に図示しない付勢バネを有して、これら3つの筒体の互いがスライドして伸縮自在な構成となっている。
なお、操作ワイヤ204は、各脚部202内に挿通されており、端部が撮像部201と接続されている。
以上のように構成されたカメラ200は、各脚部202が撮像部201に対して可動するため、各脚部202を束ねた状態とすることで、図39に示すように、トラカール120に挿通可能となり、腹腔101内へ導入される。そして、腹腔101に導入されたカメラ200は、図40に示すように、それぞれの操作ワイヤ204が離間した位置で穿刺針などにより体外側に引き出され、腹壁102の内面に各吸盤203が離間して吸着することで、腹腔101内に留置固定される。
このように、腹腔101内に留置固定された本実施の形態のカメラ200は、体外に引き出された各操作ワイヤ204を牽引弛緩することで、脚部202を伸縮させることができる。これにより、撮像部201の視野方向を自在に可変することができる構成となっている。
以上に記載した発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得るものである。
例えば、各実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする不具合に対して、述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るものである。
1…腹腔内設置カメラ
2…第1の撮像部
2a…第1の観察窓
2b…照明窓
3…第2の撮像部
3a…第2の観察窓
4…湾曲部
5…吸盤
6…ワイヤ
7…固定ユニット
10…制御部
11…バッテリ
12…送受信機
13a-13d…配線ケーブル
14…配線盤
15a-15d…SMAワイヤ
16a-16b…シース
17a-17d…ワイヤ
18…疎巻スプリング
19…フック
20…撮像ユニット
25…LED光源
26…照明部
30…撮像ユニット
31…固体撮像素子
35…制御部
36…バッテリ
37…送受信機
100…患部
101…腹腔
102…腹壁
110…把持鉗子
120…トラカール
α…視野角
β…視野角

Claims (11)

  1. 体内に導入されて留置され、前記体内を撮像する第1の撮像部と、
    前記体内に前記第1の撮像部と共に導入され、前記第1の撮像部と異なる前記体内の所定の位置から撮像する第2の撮像部と、
    前記第1の撮像部、および前記第2の撮像部を前記体内の体壁に留置固定する固定部と、
    少なくとも、前記第2の撮像部が前記固定部を基点として可動自在となるように、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部とを連設する可動機構と、
    を備えることを特徴とする医療機器。
  2. 前記第1の撮像部は、前記固定部を基点として可動するように前記可動機構と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記可動機構に設けられた複数のワイヤを個別に牽引弛緩制御を行う制御部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  4. 前記制御部によって通電制御されることで伸縮して、前記複数のワイヤを牽引弛緩して前記可動機構を所定に可動させる形状記憶合金ワイヤを備えていることを特徴とする請求項3に記載の医療機器。
  5. 前記複数のワイヤが挿通する疎巻状のスプリングを備えていることを特徴とする請求項3、または請求項4に記載の医療機器。
  6. 前記複数のワイヤが挿通し、回動自在に連結された複数の湾曲駒を備えていることを特徴とする請求項3、または請求項4に記載の医療機器。
  7. 前記複数のワイヤが挿通して被覆される蛇腹管を備えていることを特徴とする請求項3、または請求項4に記載の医療機器。
  8. 前記第1の撮像部、および前記第2の撮像部が前記固定部を基点として回動自在に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の医療機器。
  9. 前記第1の撮像部に一端が回動自在に配設されたアームを備え、前記第2の撮像部が前記アームの他端に配設されていることを特徴とする請求項8に記載の医療機器。
  10. 前記第1の撮像部内で巻回収納され、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部を連結するケーブルワイヤと、
    前記第2の撮像部に配設され、前記体内の体壁に前記第2の撮像部を留置固定する固定針と、
    前記第1の撮像部から前記第2の撮像部が離れた状態を検知する検知部と、
    を備え、
    前記固定針が前記検知部の検知結果に応じて、前記第2の撮像部において突没することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  11. 前記第1の撮像部内で巻回収納され、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部を連結するケーブルワイヤと、
    前記第2の撮像部に配設され、前記体腔の体壁を掴持する突起部を備えた複数の関節部と、
    前記複数の関節部間に配設された付勢バネと、
    前記複数の関節部に挿通、または固定され、前記複数の関節部の離間距離を伸縮することで可変する複数の形状記憶合金ワイヤと、
    前記複数の形状記憶合金ワイヤを通電制御する制御部と、
    を備え、
    前記複数の関節部の前記突起部が前記体壁を掴持する状態が制御されて、前記第2の撮像部が前記体壁を這うように自走することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
JP2010004180A 2010-01-12 2010-01-12 医療機器 Active JP5340971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004180A JP5340971B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 医療機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010004180A JP5340971B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 医療機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011142951A true JP2011142951A (ja) 2011-07-28
JP5340971B2 JP5340971B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=44458343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010004180A Active JP5340971B2 (ja) 2010-01-12 2010-01-12 医療機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5340971B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9332242B2 (en) 2012-11-26 2016-05-03 Gyrus Acmi, Inc. Dual sensor imaging system
JP2018140102A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 キヤノン株式会社 ワイヤ駆動マニピュレータ
JPWO2018131247A1 (ja) * 2017-01-13 2019-11-07 シャープ株式会社 体内撮像装置
CN113425227A (zh) * 2021-06-24 2021-09-24 哈尔滨工业大学 一种诊断-治疗一体化软体肠胃镜医疗机器人

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03272728A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPH04144533A (ja) * 1990-10-05 1992-05-19 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JP2000342526A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Asahi Optical Co Ltd 飲み込み型内視鏡装置
JP2003038425A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Olympus Optical Co Ltd カプセル内視鏡
JP2005204806A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Olympus Corp カプセル内視鏡
JP2009072368A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Olympus Medical Systems Corp 医療装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03272728A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPH04144533A (ja) * 1990-10-05 1992-05-19 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JP2000342526A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Asahi Optical Co Ltd 飲み込み型内視鏡装置
JP2003038425A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Olympus Optical Co Ltd カプセル内視鏡
JP2005204806A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Olympus Corp カプセル内視鏡
JP2009072368A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Olympus Medical Systems Corp 医療装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9332242B2 (en) 2012-11-26 2016-05-03 Gyrus Acmi, Inc. Dual sensor imaging system
JPWO2018131247A1 (ja) * 2017-01-13 2019-11-07 シャープ株式会社 体内撮像装置
JP2018140102A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 キヤノン株式会社 ワイヤ駆動マニピュレータ
CN113425227A (zh) * 2021-06-24 2021-09-24 哈尔滨工业大学 一种诊断-治疗一体化软体肠胃镜医疗机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP5340971B2 (ja) 2013-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5161714B2 (ja) 医療機器
US9427223B2 (en) Frame device
JP5204564B2 (ja) 医療装置
Kassim et al. Locomotion techniques for robotic colonoscopy
JP4898709B2 (ja) 経自然開口的または経皮的な医療システム
JP5173930B2 (ja) 手術装置
JP5296351B2 (ja) 内視鏡挿入装置
US20070161855A1 (en) Medical procedure through natural body orifice
JP4500015B2 (ja) 内視鏡用オーバーチューブ
US8212861B2 (en) Medical apparatus
US20090012356A1 (en) Endoscopic delivery devices and methods
EP2371264B1 (en) Medical apparatus
US20070260214A1 (en) Medical procedure through natural body opening
WO2007128084A2 (en) The controllable microcapsule type robot-endoscope
JP2009517167A (ja) 生体内処置システムおよび装置
JPWO2011024515A1 (ja) 医療装置
JP5340971B2 (ja) 医療機器
JP2010035825A (ja) 医療装置
Wang et al. Robotics for natural orifice transluminal endoscopic surgery: a review
WO2010041548A1 (ja) 医療機器
Forgione In vivo microrobots for natural orifice transluminal surgery. Current status and future perspectives
JP2018068518A (ja) 固定台
JP2009195321A (ja) 内視鏡及び内視鏡装置
WO2010087330A1 (ja) 軟性内視鏡用リトラクター
JP2011156267A (ja) 医療装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120910

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130807

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5340971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250