JP2011142508A - ゲートウェイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶領域を効率的に利用することができるゲートウェイ装置を提供する。
【解決手段】複数のチャネルLnが接続されたゲートウェイ処理部1であって、チャネルLnを介して受信された受信フレームが保存される受信バッファ30nと、特定のチャネルを用いて送信される送信フレームが保存される送信バッファ33nと、受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を送信バッファ33nの所定の格納位置に転送するルールが定義された転送テーブル32と、転送テーブル32を参照し、受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を送信バッファ33nへ転送する転送部31と、を備え、転送テーブル32は、送信フレームが1つのカテゴリの受信フレームに含まれるデータから構成されるように所定のカテゴリ別に定義される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ゲートウェイ装置に関するものである。
従来、ゲートウェイ装置として、複数の通信ノード間のデータを中継するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の装置は、通信ノードから受信した受信データを一時保存する受信バッファと、受信バッファ又は一時的に受信データを保存するメインバッファから受信データが転送される送信バッファと、各バッファ間のデータの転送を制御するデータコントローラとを備えている。受信バッファ及び送信バッファは、装置に接続された伝送路(チャネル)ごとに配置されている。
特開2004−350138号公報
ところで、データコントローラによるバッファ間のデータ転送制御として、例えば、転送元や転送先を定義する転送ルールをゲートウェイの一時的な記憶領域にテーブルとして格納し、当該転送ルールを参照してデータの転送を行う制御が考えられる。ここで、従来のゲートウェイ装置では、装置に接続されるチャネル数が多くなるほど受信バッファ及び送信バッファが多く配置される。このため、従来のゲートウェイ装置にあっては、テーブルを用いて転送ルールを管理する場合には、チャネル数が多くなるほど転送ルールの数が増加するので、テーブルの容量が増大するおそれがある。
そこで、本発明はこのような技術課題を解決するためになされたものであって、記憶領域を効率的に利用することができるゲートウェイ装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明に係るゲートウェイ装置は、複数のチャネルが接続されたゲートウェイ装置であって、前記チャネルを介して受信された受信フレームが保存される受信バッファと、特定の前記チャネルを用いて送信される送信フレームが保存される送信バッファと、前記受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を前記送信バッファの所定の格納位置に転送するルールが定義された転送テーブルと、前記転送テーブルを参照し、前記受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を前記送信バッファへ転送するデータ転送手段と、を備え、前記転送テーブルは、前記送信フレームが1つのカテゴリの前記受信フレームに含まれる前記データから構成されるように所定のカテゴリ別に定義されて構成される。
本発明に係るゲートウェイ装置では、受信バッファから送信バッファへの転送を定義する転送テーブルが、1つのカテゴリの受信フレームに含まれるデータから送信フレームが構成されるように、所定のカテゴリ別に定義されている。このように構成することで、同一のカテゴリに属する受信フレームのみを用いて、フレームを統合したり組み換えたりすることができる。このため、カテゴリの異なる受信フレームの統合・組み換えについては考慮する必要がないので、転送テーブルで管理すべきルールの数を減少させることが可能となる。よって、転送テーブルの容量を削減することができる。さらに、転送元や転送先を定義するためのデータ量も削減することが可能となる。したがって、記憶領域を効率的に利用することができる。
ここで、前記転送テーブルには、前記受信フレームに含まれるデータのうち前記送信バッファへ転送するデータのデータ長及び当該データが格納される格納先を示す転送元アドレスと、前記送信バッファの所定の格納位置を示す転送先アドレスとを関連付けする前記ルールが定義されてもよい。
また、前記転送テーブルは、フレームを受信する前記チャネル別に定義されてもよい。このように構成することで、送信フレームをチャネル別に再構成して保存することができる。また、前記転送テーブルは、前記受信フレームの周期別に定義されてもよい。このように構成することで、送信フレームを受信フレームの周期別に再構成して保存することができる。さらに、前記転送テーブルは、プロトコル別に定義されてもよい。このように構成することで、送信フレームをプロトコル別に再構成して保存することができる。
本発明によれば、記憶領域を効率的に利用することができる。
実施形態に係るゲートウェイ装置を備える車両の構成概要を示すブロック図である。 実施形態に係るゲートウェイ装置の構成概要を示すブロック図である。 実施形態に係るゲートウェイ装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るゲートウェイ装置の動作を説明する概要図である。 実施形態に係るゲートウェイ装置の動作を説明する概要図である。 実施形態に係るゲートウェイ装置の動作を説明する概要図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係るゲートウェイ装置は、例えば複数のECUを備える車両に好適に採用されるものである。
最初に、本実施形態に係るゲートウェイ装置を備える車両の概要から説明する。図1は、本実施形態に係るゲートウェイ装置を備える車両の構成概要を示すブロック図である。図1に示すように、車両3は、例えば、統合ECU(Electronic Control Unit)10〜12、ECU20〜25及びチャネルL1〜L4を備えている。ECUは、電子制御する自動車デバイスのコンピュータであり、CPU(CentralProcessing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ、及び入出力インターフェイスなどを備えて構成されている。チャネルL1〜L4は、所定の通信プロトコルに従って通信を行う伝送路であり、ECUが用いる情報をフレームとして伝送する。
統合ECU10〜12及びECU20〜25は、通信により取得した情報等を用いてそれぞれが所定の車両機能を発揮する。図1に示す車両3では、チャネルL1には統合ECU10〜12がそれぞれ接続され、チャネルL2には統合ECU10、ECU20,21がそれぞれ接続され、チャネルL3には、統合ECU10,11、ECU22,23がそれぞれ接続され、チャネルL4には、統合ECU12、ECU24,25がそれぞれ接続されている。統合ECU10〜12及びECU20〜25は、チャネルL1〜L4を介して情報を通信する。
ECU20〜25としては、例えば、走行制御を行うパワートレイン系ECU、走行の安全性を高めるシャーシ系ECU、乗員とのインターフェイスを実現するマルチメディア系ECU、車両設備の動作を実現するボディ系ECU等が用いられる。パワートレイン系ECUとしては、エンジンECU、ABS(Anti-lock brake system)に関するECU等が用いられる。また、シャーシ系ECUとしては、エアバックECU、衝突センサに関するECU等が用いられる。また、ボディ系ECUとしては、ドアECU,シートECU等が用いられる。また、マルチメディア系ECUとしては、ナビECU,オーディオECU等が用いられる。
チャネルL1〜L4の通信プロトコルとしては、例えば、CAN(ControllerArea Network)、LIN(Local Interconnect Network)、FlexRay、MOST(Media OrientedSystem Transport)、EtherNet(登録商標)等が用いられる。チャネルL1〜L4の通信プロトコルは、接続するECUに合わせて決定される。例えば、統合ECU10〜12を接続するチャネルL1は、CAN等の通信プロトコルに従って通信を行う。また、パワートレイン系ECUを接続するチャネルは、CAN,LIN,FlexRay等の通信プロトコルに従って通信を行う。また、シャーシ系ECUを接続するチャネルは、FlexRay等の通信プロトコルに従って通信を行う。また、ボディ系ECUを接続するチャネルは、CAN,LIN等の通信プロトコルに従って通信を行う。また、マルチメディア系ECUを接続するチャネルは、CAN,LIN,MOST等の通信プロトコルに従って通信を行う。
統合ECU10〜12は、チャネルL1を介して互いに通信可能に構成されているとともに、チャネルL2〜L4を用いてECU20〜25と通信可能に構成されている。統合ECU10〜12は、例えば、通信可能なECU20〜25の中で重複する機能を取りまとめて実行する機能を有している。また、統合ECU10〜12は、例えば、通信可能なECU20〜25の動作を制御する機能を有している。さらに、統合ECU10〜12は、データを中継するゲートウェイ処理部(ゲートウェイ装置)を備えている。
統合ECU10が備えるゲートウェイ処理部の機能の概要について、図2を用いて説明する。図2は、図1の一部(図中2)を拡大した構成図である。図2では、例えば、チャネルL1がCAN通信、チャネルL2,L3がFlexRay規格に準拠した通信を行うものとする。また、チャネルL1をグローバル、チャネルL2,L3をローカルとして説明する。図2に示すように、チャネルL2,L3は統合ECU10を介してチャネルL1に接続されている。ここで、ローカルのチャネルL2,L3に接続されたECUからチャネルL2,L3にフレーム(ローカルフレームF1,F2)が送信されたとする。この場合、ローカルフレームF1,F2は、ゲートウェイ処理部により中継されてチャネルL1に向けて伝送される。このとき、ゲートウェイ処理部は、チャネルL1の許容量限界を考慮して不要なデータを削除・間引きして新たなグローバルフレームFg1を生成し、生成したグローバルフレームFg1をチャネルL1に送信する。このように、ゲートウェイ処理部は、フレームの中継機能だけでなく、必要な情報を用いて新たなフレームを生成することで通信容量を制御する機能を備えている。
図3を用いて、ゲートウェイ処理部の構成の詳細を説明する。図3は、ゲートウェイ処理部1の構成概要を示すブロック図である。図3に示すように、ゲートウェイ処理部1は、複数のチャネルL1〜Ln(n:自然数)が接続されており、複数の受信バッファ30n(n:自然数)、転送部(データ転送手段)31、転送テーブル32及び複数の送信バッファ33n(n:自然数)を備えている。
複数の受信バッファ30n及び複数の送信バッファ33nは、チャネルLnに対応してそれぞれ設けられている。例えば、1つのチャネルに対してそれぞれ1つの受信バッファ及び送信バッファが設けられている。複数の受信バッファ30nは、接続されたそれぞれのチャネルLnを介して受信されたフレーム(受信フレーム)を保存する機能を有している。例えば、受信バッファ301は、チャネルL1を介して受信した受信フレームを保存する。また、複数の送信バッファ33nは、当該送信バッファに対応するチャネルを用いて送信されるフレーム(送信フレーム)を保存する機能を有している。例えば、送信バッファ331は、チャネルL1を介して送信される送信フレームを保存する。
転送部31は、複数の受信バッファ30n及び複数の送信バッファ33nに接続されており、複数の受信バッファ30nに保存された受信フレームを特定の送信バッファへ転送する機能を有している。転送部31は、例えば、転送テーブル32を参照し、受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を特定の送信バッファへ転送する機能を有している。この機能によって、図2を用いて説明した通信容量を制御する機能が実現される。
転送テーブル32は、受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を送信バッファの所定の格納位置に転送するルールを定義するものであり、例えば統合ECU10内のROM等に格納される。転送テーブル32には、例えば、受信フレームに含まれるデータのうち所定の送信バッファ33nへ転送するデータのデータ長及び当該データが格納される格納先を示す転送元アドレスと、所定の送信バッファ33nの所定の格納位置を示す転送先アドレスとを関連付けするルールが定義されている。また、この転送テーブルは、例えば、送信フレームが1つのカテゴリの受信フレームに含まれるデータから構成されるように所定のカテゴリ別に定義されて構成される。フレームのカテゴリは、例えば、受信フレームを受信したチャネルごと、受信フレームを受信したチャネルのプロトコルごと、又は受信フレームの周期ごとに分類してもよい。例えば、カテゴリとしてチャネルごとにフレームを分類する場合には、チャネルL1を介して受信された受信フレームに関しては、当該受信フレームに含まれるデータのみから送信フレームが構成され、チャネルL2を介して受信された受信フレームに関しては、当該受信フレームに含まれるデータのみから送信フレームが構成されるように、チャネル別に転送テーブルがそれぞれ定義される。
次に、本実施形態に係るゲートウェイ処理部1の動作について説明する。図4は、本実施形態に係るゲートウェイ処理部1のバッファ間転送動作を示すフローチャートである。図4に示す制御処理は、例えば車両がイグニッションオンされたタイミングから所定の間隔で繰り返し実行される。なお、説明理解の容易性を考慮して、チャネルごとにフレームを分類した場合の例を説明する。
図4に示すように、ゲートウェイ処理部1は、最初に受信フレーム入力処理から開始する(S10)。S10の処理では、転送部31が、受信バッファ30nに保存された受信フレームを受信したチャネル及び当該受信フレームのバンク番地を確認する。バンク番地は、メモリ上の格納位置を示すアドレスである。
S10の処理について、図5を用いて詳細に説明する。図5は、ゲートウェイ処理部1の動作を説明する概要図である。なお、説明理解の容易性を考慮して、図5に示すゲートウェイ処理部1に接続されるチャネルは、チャネルL1,L2,L3とする。また、伝送されるフレーム又はチャネルごとにバンク番地が設定されているものとする。ここでは、チャネルL1で受信したフレームは、全て0x0XXX(X:0〜F)で標記されるバンク番地に格納されるものとする。そして、チャネルL1を介して受信フレームFr1〜Fr4を順に受信し、チャネルL3を介して伝送するものとする。そして、アドレス0x0000〜0x0007に受信フレームFr1が格納され、アドレス0x0008〜0x000Fに受信フレームFr2が格納され、アドレス0x0010〜0x0017に受信フレームFr3が格納され、アドレス0x0018〜0x001Fに受信フレームFr4が格納されるものとする。転送部31は、受信バッファを確認して受信フレームFr1〜Fr4のバンク番地をそれぞれ取得する。そして、転送部31が、バンク番地に基づいて当該受信フレームFr1〜Fr4を受信したチャネルL1を特定する。S10の処理が終了すると、転送テーブル参照処理へ移行する(S12)。
S12の処理では、転送部31が転送テーブル32を参照する処理である。転送テーブル32は、転送元アドレス(転送元バンク番地)、転送対象のデータ長、転送先アドレス(転送先バンク番地)が関連付けされたテーブルであり、ここではチャネルごとに定義されている。すなわち、転送部31は、チャネルL1から受信した受信フレームを転送する場合には、チャネルL1に対応した転送テーブル32を参照する。例えば、転送部31は、以下の表1に示す転送テーブル32を参照する。
Figure 2011142508

表1に示す転送テーブル32では、アドレス0x01から格納されたデータのうち1バイト分のデータをアドレス0x00へ転送するルールが定義されている。また、アドレス0x09から2バイト分のデータをアドレス0x01へ転送されるルールが定義されている。ここで、表1中のアドレス0x00は以下の表2に示すアドレス0xYZ00のYZで示す部分を省略して割り振られたアドレスである。
Figure 2011142508

Yで示される部分は、例えば受信したチャネルごとに割り当てられるアドレスであって、例えばチャネルL1では0、チャネルL3では8である。また、Zで示される部分は、例えばバッファごとに割り当てられるアドレスであって、例えばチャネルL1に対応する受信バッファでは0、チャネルL3に対応する送信バッファは8である。チャネルL1を介して受信フレームFr1〜Fr4を順に受信し、チャネルL3を介して伝送する場合には、YZで示す部分は受信バッファ内では00、送信バッファ内では08の定数となるので、表1に示すチャネルごとに定義された転送テーブル32を用いることにより、転送テーブル32のYZのアドレスを省略しても全ての受信フレームのバンク番地を指定することができる。すなわち、受信バッファにおいて、表1に示すアドレス0x00と図5に示すアドレス0x0000とは対応しており、表1に示すアドレス0x09と図5に示すアドレス0x0009とは対応している。また、送信バッファにおいて、表1に示すアドレス0x00と図5に示すアドレス0x0800とは対応している。転送部31は、表1の転送テーブル32に基づいて、転送元アドレス及びデータ長を取得し、転送元データ及び転送先アドレスを特定する。なお、上記ではチャネルL1と対応する転送テーブルのみを説明したが、チャネルL2と対応する転送テーブルもほぼ同様に定義され、チャネルL1と対応する転送テーブルで定義されたバンク番地とは異なるバンク番地を有する点のみが相違する。S12の処理が終了すると、バッファ間転送処理へ移行する(S14)。
S14の処理では、転送部31がS14の処理で特定された転送元データを転送先アドレスへ転送する処理である。これにより、図5に示すように、受信フレームFr1,Fr2に含まれるデータがそれぞれバンク番地0x0800,0x0801に送信されて、バンク番地0x0800〜0x0807に送信フレームFs1が生成される。S14の処理が終了すると、図4に示す制御処理を終了する。
以上で図4に示す制御処理を終了する。図4に示す制御処理を実行することにより、受信するチャネルごとに異なる転送テーブル32が参照され、異なるチャネル間でのフレームの統合及び組み替えが禁止される。例えば図6に示すように、チャネルL1で受信されたローカルフレームF1,F2は、チャネルL1と対応する転送テーブルに基づいて、チャネルL2で受信されたローカルフレームF3,F4とは統合・組み換えが行われることなく、ローカルフレームF1,F2に含まれるデータのみでグローバルフレームFg1が生成される。同様に、チャネルL2で受信されたローカルフレームF3,F4は、チャネルL2と対応する転送テーブルに基づいて、チャネルL1で受信されたローカルフレームF1,F2とは統合・組み換えが行われることなく、ローカルフレームF3,F4に含まれるデータのみでグローバルフレームFg2が生成される。これにより、異なるチャネル間でのフレームの統合及び組み替えを行うルールを管理する必要がないので、転送テーブル32で管理すべきルールの数を減少させることが可能となる。さらに、異なるチャネル間でのフレームの統合及び組み替えを禁止することで、チャネルごとに特定されるアドレス部分を省略した転送テーブル32を利用することが可能となる。例えば、ECUが採用するマイコンが16ビットであれば転送元アドレスで1バイト、転送先アドレスで1バイトの計2バイトを省略することができる。あるいは、ECUが採用するマイコンが8ビットであれば転送元アドレスで3バイト、転送先アドレスで3バイトの計6バイトを省略することができる。よって、転送テーブル32の容量を低減することが可能となる。
以上、本実施形態に係るゲートウェイ処理部1によれば、受信バッファ30nから送信バッファ33nへの転送を定義する転送テーブル32が、1つのカテゴリの受信フレームに含まれるデータから送信フレームが構成されるように、所定のカテゴリ別に定義されている。このように構成することで、同一のカテゴリに属する受信フレームのみを用いて、フレームを統合したり組み換えたりすることができる。このため、カテゴリの異なる受信フレームの統合・組み換えについては考慮する必要がないので、転送テーブルで管理すべきルールの数を減少させることが可能となる。よって、転送テーブルの容量を削減することができる。さらに、転送元や転送先を定義するためのデータ量も削減することが可能となる。したがって、ゲートウェイ処理部1が利用するROM等の記憶領域を効率的に利用することができる。
なお、上述した実施形態は本発明に係るゲートウェイ装置の一例を示すものである。本発明に係るゲートウェイ装置は、実施形態に係るゲートウェイ処理部1に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で、実施形態に係るゲートウェイ装置を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上述した実施形態では、転送テーブルはチャネル別に定義される例を説明したが、プロトコル別に定義されてもよいし、受信フレームの周期別に定義されてもよい。例えば、CAN、FlexRayでカテゴリ分けし、それぞれのカテゴリ別に転送テーブル32のバンク番地を切替えてもよい。また、例えば、受信フレームの周期が周期10ms以下、10〜100ms、100〜1000ms、1000ms以上でカテゴリ分けし、それぞれのカテゴリ別に転送テーブル32のアドレス番地を切替えてもよい。
また、上述した実施形態では、1つのチャネルに対して1つの受信バッファ及び送信バッファが備わる例を説明したが、複数のチャネルに対して1つの受信バッファ及び送信バッファが備わってもよいし、1つのチャネルに対して複数の受信バッファ及び送信バッファが備わってもよい。
1…ゲートウェイ装置、2…ECU、3…車両、30n…受信バッファ、31…転送部(データ転送手段)、32…転送テーブル、33n…送信バッファ、Ln…チャネル。

Claims (5)

  1. 複数のチャネルが接続されたゲートウェイ装置であって、
    前記チャネルを介して受信された受信フレームが保存される受信バッファと、
    特定の前記チャネルを用いて送信される送信フレームが保存される送信バッファと、
    前記受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を前記送信バッファの所定の格納位置に転送するルールが定義された転送テーブルと、
    前記転送テーブルを参照し、前記受信フレームに含まれるデータの一部又は全部を前記送信バッファへ転送するデータ転送手段と、
    を備え、
    前記転送テーブルは、前記送信フレームが1つのカテゴリの前記受信フレームに含まれる前記データから構成されるように所定のカテゴリ別に定義されること、
    を特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記転送テーブルには、前記受信フレームに含まれるデータのうち前記送信バッファへ転送するデータのデータ長及び当該データが格納される格納先を示す転送元アドレスと、前記送信バッファの所定の格納位置を示す転送先アドレスとを関連付けする前記ルールが定義される請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記転送テーブルは、フレームを受信する前記チャネル別に定義される請求項1又は2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記転送テーブルは、前記受信フレームの周期別に定義される請求項1又は2に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記転送テーブルは、プロトコル別に定義される請求項1又は2に記載のゲートウェイ装置。
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