JP2011142429A - エラー訂正制御回路、通信装置及びエラー訂正制御方法 - Google Patents

エラー訂正制御回路、通信装置及びエラー訂正制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号品質に基づいたエラー訂正精度を向上させることができるエラー訂正制御回路、通信装置及びエラー訂正制御方法、を提供すること
【解決手段】本発明にかかるエラー訂正回路は、マルチパス伝送により受信する複数の信号に含まれる反射信号に基づいて発生するマルチパスノイズを除去するノイズ除去部14を備えている。さらに、ノイズ除去部14によりマルチパスノイズを除去された後のノイズ除去後信号の信号品質を測定する信号品質測定部15と、ノイズ除去後信号14の信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正制御を行うエラー訂正制御部20と、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、エラー訂正制御回路、通信装置及びエラー訂正制御方法に関し、特にマルチパス妨害発生時のエラー訂正制御回路、通信装置及びエラー訂正制御方法に関する。
移動体通信、放送等のデータ通信を行う際に、マルチパス妨害が発生することにより、受信信号の品質が劣化することが知られている。マルチパス妨害とは、移動通信システムにおける基地局もしくは放送局等の送信器から送信される電波を、移動通信端末もしくはラジオ受信端末等の受信器を用いて受信する際に、当該電波に、ビルや山などに反射又は回折する反射波によりノイズが生じる事象である。反射波は、送信器から受信器へ直接到達する直接波に対して位相が異なっている。さらに、反射波は、直接波よりも遅延して受信器に到達する。
反射波が直接波に混入することにより、直接波を復調したときにノイズが発生し、歪率、SN比等が悪化する。また、マルチパス妨害の強さは一定ではなく、マルチパス妨害は、反射波の数、直接波に対する反射波の位相のずれ、直接波に対する反射波の到達時間の遅延の長さ、反射波の信号レベル等によって変化する。
ここで、マルチパス妨害が発生することにより、影響を受ける無線システムの一つとしてRDS(Radio Data System)がある。RDSとは、一般の放送局のプログラムを放送している時に、その番組内容に関連する情報を多重変調にて送信し、復調したデータを用いたサービスを、ラジオ聴取者に対して提供できるようにしたシステムである。日本では、FM多重放送において同様のシステムが用いられている。以下に、マルチパス妨害及びRDSに関連する技術について説明する。
特許文献1には、マルチパス妨害を検出するマルチパス検出回路を備えるFMラジオ放送受信機が開示されている。図5〜図7を用いて、特許文献1に記載されている内容について説明する。はじめに、図5を用いてFMラジオ受信機の構成について説明する。
ラジオ受信機は、アンテナ101と、フロントエンド102と、IFアンプ103と、FM検波器(DET)104と、MPX復調回路105と、フィルタ106と、PLL回路107と、ディジタルPLL回路108と、デコーダ109と、ゲート回路110と、ロック検出回路111と、グループブロック同期及びエラー検出回路112と、エラー訂正回路113と、コントローラ114と、RAM(Random Access Memory)115と、操作部116と、マルチパス検出回路117と、を備えている。
FMラジオ受信機は、アンテナ101において受信されたFM多重放送波を、フロントエンド102及び中間周波数(IF)アンプを介して、FM検波器(DET)104に出力する。ここで、マルチパス検出回路117は、FM検波器104から出力される信号に基づいて、マルチパス妨害を検出する。コントローラ114は、マルチパス検出回路117により検出されたマルチパスの発生回数をカウントする。コントローラ114は、マルチパスの発生回数に基づいて、エラー訂正回路113におけるエラー訂正能力の制御を行う。エラー訂正能力の制御とは、例えば、エラー訂正ビット数を、マルチパスの発生回数に基づいて変更することである。
図6は、マルチパス発生回数のカウントに関する処理の流れを示している。マルチパス検出回路117は、マルチパス発生有無を確認し(ステップS101)、マルチパスを検出した場合は、コントローラ114にてマルチパス発生回数をカウントする(ステップS102)。
図7は、エラー訂正能力の制御に関する処理の流れを示している。コントローラ114は、マルチパス状態の検出によりインクリメントしたカウント値を記憶し(ステップS111)、さらに記憶されているカウント値を読み出し(ステップS112)、当該カウント値が所定値より大きいか否かを判定する(ステップS113)。例えば所定値を3としたときに、カウンタの値が3未満であれば、エラー訂正回路113は、それまでに実施していたエラー訂正ビット数でエラー訂正されたデータを取り込む(ステップS115)。カウンタの値が3以上であれば、コントローラ114は、エラー訂正能力を変更する(ステップS114)。例えば、コントローラ114は、それまでに実施していたエラー訂正ビット数よりも、エラー訂正ビット数を多くする。ステップ115もしくはステップ116の後に、記憶されているカウンタ値をリセットする(ステップ116)。
特許文献2には、イグニッショノイズ等のパルス性の自動車ノイズを除去し、当該ノイズを除去した信号を復調するFM多重受信機が開示されている。さらに、イグニッショノイズを検出するとともに、マルチパス妨害により発生するノイズレベルに基づいて、デコーダ回路へ出力する信号の出力を制御する内容について、開示されている。
特開昭64−44635号公報 特開平6−232775号公報
上述した特許文献1に開示されている技術においては、マルチパス妨害発生回数に基づいて、エラー訂正能力の制御を行っている。しかし、マルチパス妨害発生回数とFM変調信号への影響量は必ずしも比例しない。つまり、マルチパス妨害発生回数が多かった場合でも、反射波の到達遅延時間が短く、反射波の信号レベルが小さい場合には、FM変調信号への影響量は小さく、ノイズの発生も相対的に少ないものと考えられる。また、マルチパス妨害発生回数が少ない場合でも、反射波の到達遅延時間が大きく、反射波の信号レベルが大きい場合もある。このような場合は、FM変調信号への影響量が大きくなり、ノイズの発生も相対的に多くなるものと考えられる。
また、上述した特許文献2には、ノイズの除去に関しては開示されているが、エラー訂正能力の制御について、開示されていない。
これより、特許文献1及び2に開示されている技術では、エラー訂正能力の制御を適切に行うことができなかった。
本発明の実施の態様1にかかるエラー訂正回路は、マルチパス伝送により受信する複数の信号に含まれる反射信号に基づいて発生するノイズを除去するノイズ除去部と、前記ノイズ除去部によりノイズを除去された後のノイズ除去後信号の信号品質を測定する信号品質測定部と、前記ノイズ除去後信号の信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正制御を行うエラー訂正制御部と、を備えるものである。
このようなエラー訂正回路により、ノイズが除去された後のノイズ除去後信号の信号品質に基づいて、ノイズ除去後信号のエラー訂正制御を行っているため、信号品質毎にエラー訂正の制御内容を設定することができる。
本発明の実施の態様2にかかる通信装置は、マルチパス伝送により受信する複数の信号に含まれる反射信号に基づいて発生するノイズを除去するノイズ除去部と、前記ノイズ除去部によりノイズを除去された後のノイズ除去後信号の信号品質を測定する信号品質測定部と、前記ノイズ除去後信号の信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正制御を行うエラー訂正制御部と、前記エラー訂正制御部の制御に基づいて決定されたエラー訂正ビット数のエラー訂正を実行するエラー訂正部と、を備えるものである。
このような通信装置により、信号品質毎に設定されたエラー訂正制御内容に基づいて、エラー訂正を実行することができるため、エラー混入の割合が少ない品質の良いデータを受信することができる。
本発明の実施の態様3にかかるエラー訂正制御方法は、マルチパス伝送により受信する信号に含まれる反射波の影響で発生するノイズを除去し、前記ノイズを除去された後のノイズ除去後信号の信号品質を測定し、前記測定されたノイズ除去後信号の信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正を禁止するか否かについて決定するものである。
このようなエラー訂正制御方法により、マルチパスノイズが除去された後のノイズ除去後信号の信号品質に基づいて、ノイズ除去後信号のエラー訂正制御を行っているため、信号品質毎にエラー訂正の制御内容を設定することができる。
本発明により、信号品質に基づいたエラー訂正精度を向上させることができるエラー訂正制御回路、通信装置及びエラー訂正制御方法、を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態1にかかるエラー訂正制御のフローチャートである。 実施の形態2にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態2にかかるエラー訂正制御のフローチャートである。 特許文献1に記載のRDS受信機の構成図である。 特許文献1に記載のデータ処理方法の図である。 特許文献1に記載のデータ処理方法の図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて、本発明の実施の形態1にかかる通信装置の構成例について説明する。通信装置は、マルチパスノイズの影響を受ける装置であり、例えば、移動通信端末、放送受信端末等がある。図1においては、RDSデータを受信することができる放送受信端末を例に説明する。通信装置1は、アンテナ11と、フロントエンド部12と、IFフィルタ部13と、ノイズ除去部14と、信号品質測定部15と、FM復調部16と、RDS復調部17と、RDSデコード部18と、同期/エラー検出部19と、エラー訂正制御部20と、エラー訂正部21と、を備えている。また、ノイズ除去部14と、信号品質測定部15と、エラー訂正制御部20とは、エラー訂正制御回路2を構成している。
フロントエンド部12は、アンテナ11が受信した受信電波を取得し、当該受信電波の中から所望の受信周波数成分を抽出する。所望の周波数成分とは、選局した放送局を示す周波数成分である。また、アンテナ11から受信した受信電波とは、FM放送局が変調して送信した信号を含む電波であり、FM変調波とも呼ばれる。フロントエンド部12は、抽出した周波数成分をIFフィルタ部13へ出力する。
IFフィルタ部13は、フロントエンド部12から取得した周波数成分を中間周波数(IF)成分に変換する。もしくは、IFフィルタ部13は、フロントエンド部12から取得した周波数成分から、中間周波数成分を抽出する。また、IFフィルタ部13は、変換した中間周波数を増幅するアンプを備えてもよい。もしくは、後に説明するノイズ除去部14の後段にアンプを配置してもよい。FMラジオシステムにおいては、中間周波数は、主に10.7MHzが用いられる。IFフィルタ部13は、中間周波数に変換した中間周波数信号をノイズ除去部14及び信号品質測定部15に出力する。
ノイズ除去部14は、取得した中間周波数信号に含まれるノイズを除去する。具体的には、ノイズ除去部14は、マルチパス妨害において発生するノイズを除去する。つまり、ノイズ除去部14は、マルチパスキャンセラにより構成される。以下に、マルチパスキャンセラによるノイズ除去処理について説明する。
マルチパスキャンセラは、中間周波数信号のレベル変動を検出する。中間周波数信号のレベル変動は、信号の振幅値の変動もしくは受信電力の変動等により示される。マルチパスキャンセラは、検出したレベル変動の大きさに応じて、あらかじめ定められた係数を中間周波数信号に乗算する。例えば、レベル変動が大きければ乗算する係数を小さい値に設定し、レベル変動が小さければ乗算する係数を大きい値に設定する。あらかじめ定められた係数を中間周波数信号に乗算して得られた信号が、ノイズと推定され、マルチパスキャンセラは、当該ノイズを中間周波数信号から除去する。上述した処理は、マルチパスキャンセラによるノイズ除去処理についての1例にすぎず、ノイズ除去部14の動作を上述した処理に限定するものではない。ノイズ除去部14は、ノイズを除去した中間周波数信号(以下、ノイズ除去後信号)を、信号品質測定部15及びFM復調部16に出力する。
信号品質測定部15は、IFフィルタ部13から中間周波数信号(以下、ノイズ除去前信号)と、ノイズ除去部14からノイズ除去後信号を取得する。信号品質測定部15は、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号の信号品質を測定する。信号品質測定部15は、信号品質として例えば振幅分散値を測定する。
振幅分散値とは、一定期間におけるある所定の振幅値からの、振幅のばらつきを示す値である。たとえば、所定の振幅値を、一定期間内における振幅の平均値とする。次に、一定期間における振幅値のサンプリングを行い、サンプリングされた振幅値と、振幅の平均値の差を2乗し、これらの値を加算することにより、振幅分散値を算出することができる。
信号品質測定部15は、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号について算出した振幅分散値を、エラー訂正制御部20へ出力する。ここで、信号品質測定部15が測定する信号品質は、振幅分散値に限定されるものではない。例えば、信号品質測定部15は、取得したノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号のそれぞれの、最大振幅値、最小振幅値、平均振幅値、最大振幅値と最小振幅値との差分、又は、最大振幅値と平均振幅値との差分等を信号品質として算出してもよい。さらに、信号品質測定部15は、取得したノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号のそれぞれの、受信電力を信号品質としてもよい。
FM復調部16は、ノイズ除去部14からノイズ除去後信号を取得する。FM復調部16は、取得したノイズ除去後信号から、中間周波数である10.7MHz近傍の信号を抽出し、復調を行う。さらに、RDS復調部17は、FM復調部16において復調された信号からラジオデータ信号を抽出する。RDSデコード部18は、RDS復調部17により抽出されたラジオデータ信号をデコードする。RDSデコード部18においてデコードされたラジオデータ信号は、同期/エラー検出部19へ出力される。
同期/エラー検出部19は、取得したラジオデータ信号の所望のデータを抽出するために、同期を行う。さらに、同期/エラー検出部19は、取得したデータについて、エラー検出を行う。エラー検出は、パリティ符号、CRC、チェックサム、ハッシュ関数等を用いて行うことができ、エラー検出方法には、様々な方法を用いることができる。同期/エラー検出部19は、エラー検出を行ったデータ信号を、エラー訂正部21へ出力する。
エラー訂正制御部20は、信号品質測定部15から、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号の振幅分散値を取得する。エラー訂正制御部20は、取得したノイズ除去後信号の振幅分散値が、エラー訂正不可能と判定する基準値を超えている場合は、ノイズ除去後信号の信号品質の低さにより、エラー訂正不可能と判定し、エラー訂正を禁止することを決定する。エラー訂正不可能と判定する基準値は、前述したように振幅の最大値、最小値、平均値等でもよく、受信電力の値でもよい。
エラー訂正制御部20は、ノイズ除去後信号の振幅分散値が、エラー訂正不可能と判定する基準値を下回っていると判定した場合に、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号の振幅分散値の差分を算出する。当該差分がノイズ除去量の第1の基準値(第1の基準値)を下回っている場合、ノイズ除去前信号における、マルチパス妨害によるノイズの影響は少ないと考えられる。これは、ノイズ除去前信号とノイズ除去後信号との振幅分散値の差分が少ないため、ノイズ除去部14が除去するノイズ量が少ないものであったと考えられるからである。これより、当該差分がノイズ除去量の第1の基準値を下回っている場合、エラー訂正の必要はないと判定し、エラー訂正を禁止することを決定する。
エラー訂正制御部20は、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号の振幅分散値の差分がノイズ除去量の第1の基準値を上回っている場合であって、さらにノイズ除去量の第2の基準値(第2の基準値)を上回っている場合、ノイズ除去後信号のエラー訂正は不可能と判定し、エラー訂正を禁止することを決定する。ここで、ノイズ除去量の第2の基準値は、ノイズ除去量の第1の基準値よりも高い値となる。つまり、ノイズ除去量の第2の基準値は、ノイズ除去量の第1の基準値と比較して、ノイズ除去量が多い状態を示している。ノイズ除去量の第2の基準値を上回っている場合にエラー訂正は不可能と判定するのは、ノイズ除去前信号において、ノイズが多く混入されており、ノイズ除去部14がこれらノイズを過度に除去することにより、信号が劣化するからである。このような場合、ノイズ除去後信号は、エラー訂正によりエラーを回復することができる範囲を超えて信号が劣化しているものと考えられるため、エラー訂正を禁止する。
エラー訂正制御部20は、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号の振幅分散値の差分がノイズ除去量の第2の基準値を下回っている場合、エラー訂正能力の制御を行う。具体的には、エラー訂正制御部20は、ノイズ除去後信号の振幅分散値に基づいて、エラー訂正を行うビット数を変更する。例えば、ノイズ除去後信号の振幅分散値が高い場合、つまり信号品質が低い場合は、エラー訂正ビット数を多く設定し、ノイズ除去後信号の振幅分散値が低くなるにつれて、エラー訂正ビット数を少なく設定してもよい。また、エラー訂正制御部20は、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号の振幅分散値の差分に基づいて、エラー訂正ビット数の変更を行ってもよい。エラー訂正制御部20は、決定した制御内容をエラー訂正部21に通知する。エラー訂正部21は、通知を受けた制御内容にてエラー訂正を実行する。
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態1にかかるエラー訂正制御の処理の流れについて説明する。
はじめに、エラー訂正制御部20は、信号品質測定部15からノイズ除去後信号の信号品質を取得する。図2においては、信号品質を振幅分散値として説明する。そのため、信号品質測定部15は、ノイズ除去後信号の振幅分散値(以下、振幅分散値A)を取得する(ステップS1)。次に、エラー訂正制御部20は、取得した振幅分散値Aがエラー訂正不可能と判定する基準値を上回っているか否かを判定する(ステップS2)。振幅分散値Aがエラー訂正不可能と判定する基準値よりも大きい場合、エラー訂正不可と判断して、エラー訂正の禁止を決定する(ステップS7)。振幅分散値Aがエラー訂正不可能と判定する基準値以下である場合、エラー訂正制御部20は、ノイズ除去前信号の振幅分散値(以下、振幅分散値B)を取得する(ステップS3)。ここで、エラー訂正制御部20は、ステップS1において、振幅分散値Aを取得する際に、振幅分散値Bをあわせて取得してもよい。
次に、エラー訂正制御部20は、振幅分散値Bから振幅分散値Aを減算した値と、ノイズ除去量の第1の基準値との比較を行う(ステップS4)。振幅分散値Bから振幅分散値Aを減算した値が、ノイズ除去量の第1の基準値よりも小さい場合、ノイズ除去前信号の信号品質は良いと判断し、エラー訂正の禁止を決定する(ステップS7)。エラー訂正制御部20は、振幅分散値Bから振幅分散値Aを減算した値が、ノイズ除去量の第1の基準値よりも大きい場合、ステップS5の処理を行う。
次に、エラー訂正制御部20は、振幅分散値Bから振幅分散値Aを減算した値と、ノイズ除去量の第2の基準値との比較を行う(ステップS5)。エラー訂正制御部20は、振幅分散値Bから振幅分散値Aを減算した値が、ノイズ除去量の第2の基準値よりも大きい場合、ノイズ除去前信号の信号品質は、エラー訂正を行うことができないほど悪いと判断され、エラー訂正の禁止を決定する(ステップS7)。エラー訂正制御部20は、振幅分散値Bから振幅分散値Aを減算した値が、ノイズ除去量の第2の基準値よりも小さい場合、エラー訂正を行うことにより、信号品質を回復することができると判断し、エラー訂正の許可を決定する(ステップS6)。
次に、エラー訂正制御部20は、振幅分散値Aに応じて、エラー訂正能力制御を行う(ステップS8)。具体的には、エラー訂正制御部20は、振幅分散値Aに基づいて、エラー訂正を行うビット数を変更する。例えば、振幅分散値Aが大きい場合は、エラー訂正ビット数を多く設定し、振幅分散値Aが小さくなるにつれて、エラー訂正ビット数を少なく設定してもよい。ここで、エラー訂正制御部20は、振幅分散値Bから振幅分散値Aを減算した値に基づいて、エラー訂正能力制御を行ってもよい。
次に、エラー訂正部21は、FM復調、RDS復調、及びRDSデコードを行い、さらにエラー検出されたノイズ除去後信号を取得し、エラー訂正制御部20の制御内容に基づいて、エラー訂正を行う(ステップS9)。
以上説明したように、ノイズ除去部14を備えることにより、マルチパスに対する耐性が向上する。また、ノイズ除去部14及び信号品質測定部15を備えることにより、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号の信号品質を測定することができる。さらに、エラー訂正制御部20を備えることにより、ノイズ除去後信号、又は、ノイズ除去前信号及びノイズ除去後信号に基づいて、エラー訂正ビット数を変更することができるため、エラー訂正精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
続いて、図3を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信装置について説明する。図3における通信装置1は、IFフィルタ部13から信号品質測定部15へ出力する信号はなく、ノイズ除去部14が、エラー訂正制御部20へノイズ除去部14におけるノイズ除去量に関する情報を出力する点が、図1と異なる点である。ノイズ除去部14におけるノイズ除去量とは、ノイズ除去部14が検出したレベル変動の大きさに応じて、あらかじめ定められた係数を中間周波数信号に乗算して得られた信号に基づいて得られる、振幅値もしくは受信電力等である。振幅値の例としては、最大振幅値、最少振幅値、平均振幅値、最大振幅値と最少振幅値との差分、又は、最大振幅値と平均振幅値との差分等がある。
ノイズ除去部14は、ノイズ除去後信号を信号品質測定部15へ出力するとともに、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量をエラー訂正制御部20へ出力する。信号品質測定部15は、ノイズ除去後信号の振幅分散値を測定する。もしくは、最大振幅値、最少振幅値、平均振幅値、最大振幅値と最少振幅値との差分、又は、最大振幅値と平均振幅値との差分等を信号品質として測定してもよい。信号品質測定部15は、測定した振幅分散値をエラー訂正制御部20へ出力する。
エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14から取得したノイズ除去部14におけるノイズ除去量と、信号品質測定部15から取得した振幅分散値とに基づいて、エラー訂正能力制御を行う。具体的には、エラー訂正制御部20は、振幅分散値とノイズ除去量とに基づいて、エラー訂正可否判断及びエラー訂正を行うビット数を変更する。
その他の構成については、図1と同様であるため、説明を省略する。
続いて、図4を用いて本発明の実施の形態2にかかるエラー訂正制御の処理の流れについて説明する。
はじめに、エラー訂正制御部20は、信号品質測定部15からノイズ除去後信号の振幅分散値(以下、振幅分散値A)を取得する(ステップS11)。次に、エラー訂正制御部20は、取得した振幅分散値Aがエラー訂正不可能と判定する基準値を上回っているか否かを判定する(ステップS12)。振幅分散値Aがエラー訂正不可能と判定する基準値よりも大きい場合、エラー訂正不可と判断して、エラー訂正の禁止を決定する(ステップS17)。振幅分散値Aがエラー訂正不可能と判定する基準値以下である場合、エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量を取得する(ステップS13)。ここで、エラー訂正制御部20は、ステップS1において、振幅分散値Aを取得する際に、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量をあわせて取得してもよい。
次に、エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量と、ノイズ除去量の第1の基準値との比較を行う(ステップS14)。ノイズ除去部14における制御量が、ノイズ除去量の第1の基準値よりも小さい場合、ノイズ除去前信号の信号品質は良いと判断し、エラー訂正の禁止を決定する(ステップS17)。エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量が、ノイズ除去量の第1の基準値よりも大きい場合、ステップS15の処理を行う。
次に、エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量と、ノイズ除去量の第2の基準値との比較を行う(ステップS15)。エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量が、ノイズ除去量の第2の基準値よりも大きい場合、ノイズ除去前信号の信号品質は、エラー訂正を行うことができないほど悪いと判断され、エラー訂正の禁止を決定する(ステップS17)。エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14におけるノイズ除去量が、ノイズ除去量の第2の基準値よりも小さい場合、エラー訂正を行うことにより、信号品質を回復することができると判断し、エラー訂正の許可を決定する(ステップS16)。
次に、エラー訂正制御部20は、振幅分散値Aに応じて、エラー訂正能力制御(ステップS18)を行う。具体的には、エラー訂正制御部20は、振幅分散値Aに基づいて、エラー訂正を行うビット数を変更する。例えば、振幅分散知Aが大きい場合は、エラー訂正ビット数を多く設定し、振幅分散値Aが小さくなるにつれて、エラー訂正ビット数を少なく設定してもよい。ここで、エラー訂正制御部20は、ノイズ除去部14における制御量に基づいて、エラー訂正能力制御を行ってもよい。
次に、エラー訂正部21は、FM復調、RDS復調、及びRDSデコードを行い、さらにエラー検出されたノイズ除去後信号を取得し、エラー訂正制御部20の制御内容に基づいて、エラー訂正を行う(ステップS19)。
以上説明したように、ノイズ除去部14及び信号品質測定部15を備えることにより、ノイズ除去部14における制御量及びノイズ除去後信号の信号品質を測定することができる。さらに、エラー訂正制御部20を備えることにより、ノイズ除去後信号、又は、ノイズ除去部14に基づいて、エラー訂正ビット数を変更することができるため、エラー訂正精度を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 通信装置
2 エラー訂正制御回路
11 アンテナ
12 フロントエンド部
13 IFフィルタ部
14 ノイズ除去部
15 信号品質測定部
16 FM復調部
17 RDS復調部
18 RDSデコード部
19 同期/エラー検出部
20 エラー訂正制御部
21 エラー訂正部

Claims (15)

  1. マルチパス伝送により受信する複数の信号に含まれる反射信号に基づいて発生するノイズを除去するノイズ除去部と、
    前記ノイズ除去部によりノイズを除去された後のノイズ除去後信号の信号品質を測定する信号品質測定部と、
    前記ノイズ除去後信号の信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正制御を行うエラー訂正制御部と、を備えるエラー訂正制御回路。
  2. 前記エラー訂正制御部は、前記ノイズ除去後信号の信号品質が、あらかじめ定められた信号品質よりも下回る場合、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正を行わないことを特徴とする請求項1記載のエラー訂正制御回路。
  3. 前記エラー訂正制御部は、前記ノイズ除去部により除去されたノイズ除去量に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のエラー訂正制御回路。
  4. 前記エラー訂正制御部は、前記ノイズ除去量があらかじめ定められた第1の基準値より下回る場合、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正を行わないことを特徴とする請求項3記載のエラー訂正制御回路。
  5. 前記エラー訂正制御部は、ノイズ除去量が、前記第1の基準値を上回りかつ当該第1の基準値よりもノイズ除去量が多いことを示すあらかじめ定められた第2の基準値よりも下回る場合、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正を行うことを特徴とする請求項4記載のエラー訂正回路。
  6. 前記エラー訂正制御部は、前記ノイズ除去後信号の信号品質又は前記ノイズ除去量に基づいて、エラー訂正ビット数を決定することを特徴とする請求項5記載のエラー訂正制御回路。
  7. 前記信号品質測定部は、前記ノイズ除去部によりノイズが除去される前のノイズ除去前信号の信号品質を測定し、
    前記ノイズ除去量は、前記ノイズ除去前信号の信号品質と前記ノイズ除去後信号の信号品質とに基づいて定められることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のエラー訂正制御回路。
  8. 前記ノイズ除去量は、前記ノイズ除去部により除去されたノイズ量に基づいて定められることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のエラー訂正制御回路。
  9. 前記信号品質は、前記信号取得部が取得した信号の振幅分散値であることを特徴とする請求項1〜8記載のいずれか1項に記載のエラー訂正制御回路。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のエラー訂正制御回路と、
    前記エラー訂正制御部の制御に基づいて決定されたエラー訂正ビット数のエラー訂正を実行するエラー訂正部と、を備える通信装置。
  11. マルチパス伝送により受信する信号に含まれる反射波の影響で発生するノイズを除去し、
    前記ノイズを除去された後のノイズ除去後信号の信号品質を測定し、
    前記測定されたノイズ除去後信号の信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正を禁止するか否かについて決定する、エラー訂正制御方法。
  12. 前記エラー訂正を禁止するか否かについての決定において、当該エラー訂正を禁止しないと判定した後、前記ノイズを除去する前のノイズ除去前信号の信号品質を測定し、
    前記ノイズ除去後信号と前記ノイズ除去前信号との信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正を禁止するか否かについて決定する、請求項11記載のエラー訂正制御方法。
  13. 前記ノイズ除去後信号と前記ノイズ除去前信号の信号品質に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正を禁止するか否かの決定において、当該エラー訂正を禁止しないと判断した後、当該ノイズ除去後信号に基づいて、当該ノイズ除去後信号のエラー訂正ビット数を決定する、請求項12記載のエラー訂正制御方法。
  14. 前記エラー訂正を禁止するか否かについての決定において、当該エラー訂正を禁止しないと判定した後、前記除去されたノイズ量に基づいて、前記ノイズ除去後信号のエラー訂正を禁止するか否かについて決定する、請求項11記載のエラー訂正制御方法。
  15. 前記除去されたノイズ量に基づいて、前記ノイズ除去後信号のエラー訂正を禁止するか否かの決定において、当該エラー訂正を禁止しないと判断した後、当該ノイズ量又は当該ノイズ除去後信号に基づいて、前記ノイズ除去後信号のエラー訂正ビット数を決定する請求項14記載のエラー訂正制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013183827A1 (ko) * 2012-06-05 2013-12-12 한국과학기술원 간섭 채널 환경에서의 오류 정정 방법 및 회로, 이를 이용한 플래시 메모리 장치

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