JP2009284156A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信データを誤り訂正復号する受信装置において、受信/復調中の電波に干渉波が重畳されたときには、受信信号のレベル変動が小さい場合でも、その旨を正確に検出して、復号動作に対する干渉波の影響を抑制できるようにする。
【解決手段】CSMA/CA方式の送信装置からの送信電波を受信し、受信信号を受信器22にてOFDM復調し、復号器24にて、受信器22からの出力を軟判定、デインターリーブ、誤り訂正復号することにより、送信装置からの送信データを復元する受信装置20において、受信器22で復調されるOFDM信号の1シンボル毎に、信号の分散を表す分散値σを算出する分散算出器30を設け、分散算出器30にて算出された分散値σが予め設定された分散閾値σth以上になると、受信電波に干渉波が重畳されたと判断して、復号器24内の軟判定値を、誤り訂正復号への寄与度が低下するように補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信データを誤り訂正符号にて符号化すると共に、その符号化データのビット配置をインターリーブにより並び替えて無線送信する送信装置からの送信電波を受信し、その受信信号から元の送信データを復元する受信装置に関する。
従来、無線伝送路を介して複数の通信装置間でデータを送受信する無線通信システムとして、データを送信しようとする通信装置が、データ通信に使用する通信チャンネルの空き状態をキャリアセンスにより検出し、その後、所定のランダム時間(バックオフ時間)が経過しても通信チャンネルが空いていれば、データ送信を開始するように構成されたCSMA/CA方式の無線通信システムが知られている。
この無線通信システムでは、キャリアセンスによるアクセス制御によって、複数の通信装置が同時にデータ送信を開始して、各通信装置からの送信電波が干渉するのを防止しているが、実際には、これら各通信装置からの送信電波を受信する通信装置側で、各送信装置からの送信電波が干渉してしまい、データを正常に受信できないことがある。
例えば、図6に示すように、CSMA/CA方式の通信装置を複数の車両に搭載して、車車間通信を行う場合、データを送信しようとする車両Bと車両Cとが離れていて、互いに相手の送信電波を受信できないときには、各車両B、Cは、キャリアセンスによるアクセス制御によって、同一通信チャンネルで送信権を取得し、データ送信を開始することになる。
しかし、車両Bと車両Cとの間で、これら各車両B、Cからの送信電波を受信可能な位置に車両Aが存在する場合、車両Aの位置では車両B、Cからの電波が干渉し、車両Aは各車両B、Cからの送信データを正常に受信することができなくなる。
一方、こうした干渉による受信不良を防止するのに適した無線通信システムとして、データを送信する送信装置側で、送信データを誤り訂正符号(ビタビ符号)にて符号化すると共に、その符号化したデータのビット配置をインターリーブにより並び替えることにより送信用のビット列を生成し、そのビット列を所定ビット長のシンボル単位で無線伝送用の信号に変調(例えばOFDM変調)して、無線送信するものが知られている。
そして、この種の無線通信システムにおいては、受信装置側で、電波の干渉による影響を受けることなく、受信データをより正確に復元できるようにするために、受信装置側では、受信信号を復調(例えばOFDM復調)することにより得られたベースバンドの信号(ビット列に対応した信号)を各ビット毎に軟判定すると共に各ビット列の配置を元に戻し(デインターリーブ)、その軟判定により得られた軟判定値に基づく誤り訂正復号を行うことが知られている。
また、こうした誤り訂正復号を行う場合、受信中の電波(希望波)に干渉波が重畳されると、軟判定値が干渉波の影響を受けて、誤り訂正を正常に実行できないことがあるので、誤り訂正復号の実行時に受信信号の信号レベルが大きくなると、希望波に干渉波が重畳された(換言すれば電波の干渉が生じた)と判断して、軟判定値を尤度ゼロの値に補正することで、軟判定値が誤り訂正復号(ビタビ復号)に寄与しないようにすることも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−257604号公報
上記提案の無線通信システムによれば、受信装置側で、希望波に干渉波が重畳された際に、その旨を検出して、軟判定値を尤度ゼロの値に補正する、所謂NULL制御を実行することから、干渉期間中に得られた受信信号が受信データの復元に用いられるのを防止して、データ受信の信頼性を向上することができる。
しかし、上記提案の無線通信システムは、干渉波は、他のシステム(例えば、気象用レーダ等)から送信されるパルス状の電波であり、その干渉波の送信電力は、希望波よりも極端に大きい(換言すれば、干渉波と希望波との受信電力差が極端に大きい)ものとして、受信信号の信号レベルから電波の干渉を検出するようにされている。
このため、図6に示した車車間通信を行う無線通信システムのように、車両B、Cに搭載された通信装置からの送信電力が略同じで、各車両B、Cからの送信電波を受ける車両A側では、電波が干渉する前と干渉した後とで、受信信号の信号レベルが大きく変化しない(換言すれば、干渉波と希望波の受信電力差が小さい)システムでは、電波の干渉を検出して、NULL制御等の干渉時の対策を実行することができないという問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、受信信号を復調した信号の軟判定及びデインターリーブにより、受信データを誤り訂正復号する受信装置において、受信/復調中の電波に干渉波が重畳されたときには、受信信号のレベル変動が小さい場合でも、その旨を正確に検出して、復号動作に対する干渉波の影響を抑制できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の受信装置は、送信データを誤り訂正符号にて符号化し、そのビット配置をインターリーブにより並び変えることにより送信用のビット列を生成し、その生成したビット列を所定ビット長のシンボル単位でOFDM変調した信号を無線送信する送信装置からの送信電波を受信して、送信データを復元するためのものであり、送信装置からの送信電波を受信するアンテナを備える。
そして、復調手段が、このアンテナからの受信信号を受けて、送信装置側で生成されたビット列に対応した信号をOFDM復調し、復号手段が、その復調された信号を軟判定及びデインターリーブし、軟判定により得られた軟判定値に基づく誤り訂正復号を行うことで、送信データを復元する。
また、請求項1に記載の受信装置には、復調手段にて復調されるOFDM信号の1シンボル毎に、信号の分散値を算出する分散算出手段が設けられており、この分散算出手段にて算出された分散値が予め設定された閾値以上になると、干渉検出手段が、アンテナが受信中の電波(希望波)に干渉波が重畳されたことを検出する。
つまり、復調手段では、受信信号のダウンコンバート、フィルタリング等によりOFDM信号が復元されるが、OFDM信号は直交関係にある複数のサブキャリアからなることから、受信信号に干渉波が重畳されると、OFDM信号1シンボル内での信号の分散が大きくなる。
そこで、請求項1に記載の受信装置では、復調手段にて復調されるOFDM信号の1シンボル毎に、信号の分散値を算出し、その分散値が閾値以上になったときに、電波の干渉を検出するようにされている。
このため、請求項1に記載の受信装置によれば、受信信号のレベル変動が小さい場合であっても、受信信号から電波の干渉を検出して、上述したNULL制御等の対策を施すことができるようになる。
次に、請求項2に記載の受信装置は、請求項1に記載の受信装置と略同様に構成されており、請求項1に記載の受信装置とは、分散算出手段に代えて、信号差算出手段が設けられている点が異なる。
そして、請求項2に記載の受信装置において、信号差算出手段は、OFDM信号1シンボル毎のガードインターバル期間中及び該ガードインターバル期間に対応したデータ期間中に、それぞれ、復調手段にて復調された信号を取り込み、その取り込んだ各期間中の信号の差を算出し、その算出した信号の差が閾値以上であるとき、干渉検出手段が、アンテナが受信中の電波(希望波)に干渉波が重畳されたことを検出する。
つまり、OFDM方式での無線通信では、受信装置側で、送信装置からの送信電波のマルチパスの影響を受けることなく送信データを復元できるようにするために、OFDM信号1シンボル毎に、データの冗長部となるガードインターバルが付与される。
このガードインターバルは、OFDM信号1シンボル毎に、送信データの後方の一部(例えば、1/4,1/8,1/16,…)を、送信データの先頭部分にコピーすることにより付与されることから、アンテナにて希望波のみが正常に受信されている場合、復調手段にて復調された信号は、1シンボル毎に、ガードインターバル期間と、このガードインターバル期間に対応したデータ期間とで一致することになる。
そこで、請求項2に記載の受信装置では、このガードインターバル期間中に復調された信号と、ガードインターバル期間に対応したデータ期間中に復調された信号との差を求め、その差が閾値以上であるときに、電波の干渉を検出するようにされている。
このため、請求項2に記載の受信装置によれば、請求項1に記載の受信装置と同様、受信信号のレベル変動が小さい場合であっても、受信信号から電波の干渉を検出して、上述したNULL制御等の対策を施すことができるようになる。
また次に、請求項3に記載の受信装置は、請求項2に記載の受信装置と略同様に構成されており、請求項2に記載の受信装置とは、信号差算出手段に代えて、相関値算出手段が設けられている点が異なる。
そして、請求項3に記載の受信装置において、相関値算出手段は、OFDM信号1シンボル毎のガードインターバル期間中及びこのガードインターバル期間に対応したデータ期間中に、それぞれ、復調手段にて復調された信号を取り込み、その取り込んだ信号の相関値を差を算出し、その算出した相関値が予め設定された閾値以下であるとき、干渉検出手段が、アンテナが受信中の電波(希望波)に干渉波が重畳されたことを検出する。
従って、請求項3に記載の受信装置によれば、請求項1,2に記載の受信装置と同様、受信信号のレベル変動が小さい場合であっても、受信信号から電波の干渉を検出して、上述したNULL制御等の対策を施すことができるようになる。
なお、請求項1〜請求項3の何れかに記載の受信装置において、干渉検出手段が、希望波への干渉波の重畳(つまり電波の干渉)が検出されたときには、請求項4に記載のように、復号手段内で誤り訂正復号に使用される軟判定値を、誤り訂正復号への寄与度が低下するように補正するようにするとよい。この時,本発明のインターリーブは、インターリーブ前の入力ビット列を構成する各ビット間の連続した並びが不連続となるように予め定められた規則に従って、インターリーブ前の各ビットを、パケット内のそれぞれ異なる時刻に受信される複数のシンボルに亘って振り分けることが望ましい。
つまり、このようにすれば、例えばパケットの後半部分で電波の干渉が発生しても、デインターリーブにより干渉の発生したビットをパケット内に散在させることができ,加えてその軟判定値が誤り訂正復号に寄与しないようにするため、希望波からの送信データの復元精度を向上することができる。
なお、軟判定値の補正は、上述したNULL制御のように、軟判定値を尤度がゼロを示す値となるように補正するようにしてもよく、或いは、電波の干渉の程度に応じて軟判定値を補正するようにしてもよい。
また、干渉検出手段にて電波の干渉が検出された際には、希望波からの送信データの復元動作に加えて、干渉波からの送信データの復元動作を並列的に実行し、希望波及び干渉波からそれぞれデータを復元するようにしてもよい。
次に、請求項5に記載の受信装置は、送信データを誤り訂正符号にて符号化し、そのビット配置をインターリーブにより並び変えることにより送信用のビット列を生成し、その生成したビット列を所定ビット長のシンボル単位で無線送信用の信号に変調して無線送信する送信装置からの送信電波を受信し、その受信信号から送信データを復元するためのものであり、送信装置からの送信電波を受信するアンテナを備える。
そして、復調手段が、このアンテナからの受信信号を受けて、送信装置側で生成されたビット列に対応した信号を復調し、復号手段が、その復調された信号を軟判定及びデインターリーブし、軟判定により得られた軟判定値に基づく誤り訂正復号を行うことで、送信データを復元する。
また、請求項5に記載の受信装置には、受信信号の信号レベルからアンテナが受信中のデータの長さを計測するデータ長計測手段が設けられており、その計測されたデータの長さが予め設定されたパケット長を超えると、干渉検出手段が、アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出する。
つまり、請求項5に記載の受信装置は、受信信号がOFDM変調された信号であっても、他の変調方式で変調された信号であっても、干渉波を検出できるようにするために、アンテナが受信中のデータの長さを計測し、その計測したデータ長が、予め設定されたパケット長よりも長い場合に、希望波の受信中に干渉波が送信されて、データの受信期間(データ長)が長くなった(換言すれば電波の干渉が生じた)と判断するようにされている。
従って、この請求項5に記載の受信装置によれば、上述した請求項1〜4に記載の受信装置と同様、受信信号のレベル変動が小さい場合であっても、受信信号から電波の干渉を検出することができ、しかも、送信電波の変調方式がOFDM方式とは異なる無線通信システムであっても、適用することができる。
なお、請求項5に記載の受信装置において、干渉検出手段は、データの受信時間(データ長)とパケット長とから電波の干渉を判定するが、送信装置から送信されるパケット長は、送信データの長さによって変化するため、送信装置が一回の送信動作で送信するデータ長が固定されていない場合には、判定に用いるパケット長を、送信装置からの送信データの長さに応じて変化させる必要がある。
そして、このためには、請求項6に記載のように、干渉検出手段は、復号手段にて誤り訂正復号された受信データのヘッダ領域から、アンテナが受信中のデータのパケット長を取得し、その取得したパケット長を、干渉波検出用のパケット長として設定するようにすればよい。
また、請求項5、6に記載の受信装置においては、データ長計測手段にて計測したデータ長から干渉を検出するが、計測したデータ長が予め設定されたパケット長よりも長く、電波の干渉が生じていても、希望波に対する干渉波のレベルが低い場合には、NULL制御等によって軟判定値を補正することなく、希望波から送信データを復元できることがある。
そこで、送信データを復元できないときにだけ、電波の干渉を検出して、NULL制御等の対策を施すようにするには、請求項7に記載のように、干渉検出手段において、データ長計測手段にて計測されたデータの長さが予め設定されたパケット長を超えたと判断すると、前記受信信号のうち、パケット長を超えた部分の信号レベルから干渉波の電力を求め、その電力が予め設定された閾値を超えているときに、希望波に干渉波が重畳されたと判断するようにしてもよい。
また次に、請求項5〜7に記載の受信装置においては、データ長計測手段にて計測されたデータ長に基づき電波の干渉を判定することから、干渉検出手段にて電波の干渉が検出されるタイミングは、送信装置からの希望波の送信が完了した後であり、希望波の受信中にリアルタイムで干渉波を検出して、送信データの復元精度を高める制御(つまり軟判定値の補正)を実行することはできない。
そこで、請求項5〜7に記載の受信装置において、電波の干渉を検出した際に、請求項4と同様の軟判定値の補正を行い、送信データの復元精度を高めるようにするには、請求項8に記載のように、復調手段からの出力を記憶する記憶手段を設け、干渉検出手段は、アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出すると、データ長計測手段にて計測されたデータの長さと予め設定されたパケット長とから干渉波の重畳位置を特定し、復号手段に対し、その特定した重畳位置以降の軟判定値を誤り訂正復号への寄与度が低下するように補正しつつ、記憶手段に記憶された信号に基づき受信データを復元させるようにすればよい。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された第1実施形態の無線通信装置の構成を表すブロック図である。
本実施形態の無線通信装置は、図6に示したような車車間通信を行う無線通信システムを構築するために、各種自動車に車載機として搭載されるものである。
図1に示すように、無線通信装置は、サーキュレータ2を介してアンテナ4に接続された送信装置10及び受信装置20と、車両に搭載された電子制御装置(図示せず)から送信要求を受けてCSMA/CA方式のアクセス制御を行い、送信装置10からのデータ送信を許可する送信制御部6と、を備える。
また、送信装置10は、電子制御装置から入力される送信データを誤り訂正符号(例えば畳み込み符号)にて符号化する誤り訂正符号器12と、誤り訂正符号器12にて符号化されたデータのビット配列を並び替えるインターリーブ処理を行うインターリーバ14と、インターリーバ14からの出力にプリアンブルデータを挿入するプリアンブル挿入部16と、このプリアンブル挿入部16にてプリアンブルが挿入されたデータを、所定ビット長のシンボル単位でOFDM変調する送信器18と、を備える。
そして、送信装置10は、送信制御部6から送信許可を受けると、誤り訂正符号器12、インターリーバ14、及び、プリアンブル挿入部16によって、送信データの誤り訂正符号による符号化、インターリーブ、及びプリアンブルの挿入を行うことにより、送信用のビット列を生成し、送信器18にて、そのビット列を所定ビット長のシンボル単位でOFDM変調して、サーキュレータ2に出力することにより、アンテナ4から自車両周囲に送信データを無線送信させる。
なお、送信装置10において、送信器18は、例えば、プリアンブル挿入部16からの出力をNビット毎に2N QAMのシンボル点にマッピングするマッパと、マッパの出力(以下、一次変調シンボルという)を直交周波数多重(OFDM)に使用するM本のサブキャリアに対応させて逆FFT変換を実行することにより、OFDMシンボル(以下、二次変調シンボルという)のI成分及びQ成分を表す二つのデータ列を生成するOFDM変調器と、OFDM変調器が生成した二つのデータ列をそれぞれデジタル−アナログ変換することにより、I成分及びQ成分を表す二つのベースバンド信号を生成するDA変換器と、DA変換器が生成した二つのベースバンド信号を混合して送信信号を生成する直交変調器と、直交変調器が生成した送信信号を予め設定された周波数帯の信号にアップコンバートして、サーキュレータ2へ出力するRF送信部と、から構成されている。
次に、送信制御部6は、電子制御装置から送信要求を受けると、受信装置20内の受信器22から出力されるキャリアセンス信号CSにより通信チャンネルの空き状態を判定し、その空き状態が所定のランダム時間(バックオフ時間)継続したときに、通信チャンネルでの送信権を取得したと判断して、送信装置10からのデータ送信を許可する、周知のものである。
一方、受信装置20は、サーキュレータ2を介してアンテナ4からの受信信号を取り込み、自車両周囲の自動車に搭載された無線通信装置の送信装置10からの送信データを復元するためのものであり、受信信号を処理してOFDM復調することにより、送信側で生成されたM本のサブキャリアに対応した一次変調シンボルを復調する受信器22と、受信器22にて復調された一次変調シンボルに基づいてNビットの軟判定値を生成すると共に、その軟判定値からなる符号列の順番をデインターリーブ処理により元の順番に並べ替えて、誤り訂正(最尤復号)を行うことで、受信ビット列を生成する復号器24と、復号器24にて生成された受信ビット列から送信データを抽出し、これを受信データとして電子制御装置に出力する受信信号処理部26と、を備える。
なお、受信器22は、例えば、受信信号を信号処理に適した周波数帯の信号にダウンコンバートするRF受信部と、RF受信部の出力から不要な周波数成分を除去するフィルタと、このフィルタを通過した受信信号を、平均電力が所定の目標値となるよう利得調整しながら増幅する自動利得制御(AGC)増幅器と、AGC増幅器にて増幅された受信信号から、I成分及びQ成分を表すベースバンド信号を生成する直交復調器と、直交復調器が生成した二つのベースバンド信号をそれぞれサンプリングして、I成分及びQ成分を表す二つのデータ列を生成するAD変換器と、AD変換器が生成した二つのデータ列をFFT変換することにより、M本のサブキャリアに対応させた一次変調シンボルを復調するOFDM復調器と、から構成されている。
また、受信装置20には、この受信器22にて復調された一次変調シンボルに基づいてOFDM信号1シンボル内での信号(スペクトル)の分散を表す分散値σを算出する分散算出器30と、この分散算出器30にて算出された分散値σと予め設定された分散閾値σthとを比較し、分散値σが分散閾値σth以上であれば、受信信号に妨害波信号が重畳されている(つまり電波の干渉が生じている)と判断する比較器32が備えられている。
そして、比較器32は、希望波に対する妨害波の干渉を検出すると、分散値σ等から受信信号のばらつき度合いを評価して、復号器24内で生成される軟判定値に対する補正値である重み付け値、若しくは、軟判定値を尤度ゼロを示す値に補正するNULL制御情報を設定し、復号器24に出力することで、復号器24に対し、誤り訂正復号への寄与度が低下するように軟判定値を補正させる。
以上説明したように、本実施形態の受信装置20においては、分散算出器30にて、受信器22で受信/復調されるOFDM信号の1シンボル毎に、信号の分散を表す分散値σを算出し、その算出した分散値σが予め設定された分散閾値σth以上になると、比較器32にて、現在受信中の電波(希望波)に妨害波(干渉波)が重畳されていると判断されて、復号器24内で生成される軟判定値が、重み付け値若しくはNULL制御情報により、誤り訂正復号への寄与度が低下するように補正される。
このため、本実施形態の受信装置20によれば、干渉波の信号レベルが低く、希望波に干渉波が重畳された際の受信信号のレベル変動が小さい場合であっても、受信信号から電波の干渉を検出して、軟判定値を補正し、送信データの復号精度を高めることができるようになる。
なお、本実施形態の受信装置20は、請求項1に記載の受信装置に対応するものである。そして、受信器22は、本発明の復調手段に相当し、復号器24は、本発明の復号手段に相当し、分散算出器30は、本発明の分散算出手段に相当し、比較器32は、本発明の干渉検出手段に相当する。
[第2実施形態]
次に、図2は、第2実施形態の受信装置20の構成を表すブロック図である。
本実施形態の受信装置20は、請求項2に記載の受信装置に対応するものであり、第1実施形態の受信装置20と同様、復調手段としての受信器22と、復号手段としての復号器24と、受信信号処理部26と、を備える。
そして、本実施形態の受信装置20には、図1に示した分散検出器30及び比較器32に代えて、OFDM信号1シンボル毎のガードインターバル(GI)期間中及びこのGI期間に対応したシンボル後方のデータ期間中に、それぞれ、受信器22からの出力を取り込むGI抽出器42及びシンボル後方抽出器44と、これら各抽出器42,44にて取り込まれた信号同士を比較し、その差△Dを算出する減算部46と、減算部46にて算出された信号の差△Dが予め設定された閾値△Dth以上であるとき、受信信号に妨害波信号が重畳されている(つまり電波の干渉が生じている)と判断する比較器48と、が備えられている。
つまり、OFDM方式での無線通信では、受信装置側でマルチパスの影響を受けることなく送信データを復元できるようにするために、OFDM信号1シンボル毎に、送信データの後方の一部(例えば、1/4,1/8,1/16,…)をそのまま先頭部分にコピーすることにより、データの冗長部となるガードインターバル(GI)が付与されることから、本実施形態では、これら各期間中に受信器22にて復調された信号をGI抽出器42及びシンボル後方抽出器44にてサンプリングして、そのサンプリングした信号同士を比較することで、各期間中の信号の差△Dを求め、その差△Dが閾値△Dth以上であるときに、電波の干渉を検出するようにされている。
このため、本実施形態の受信装置20によれば、第1実施形態のものと同様、干渉波の信号レベルが低く、希望波に干渉波が重畳された際の受信信号のレベル変動が小さい場合であっても、受信信号から電波の干渉を検出することができるようになる。
また、比較器48は、第1実施形態の比較器32と同様、希望波に対する妨害波の干渉を検出すると、減算部46での減算結果(△D)等から、受信信号のばらつき度合いを評価して、復号器24内で生成される軟判定値に対する重み付け値若しくはNULL制御情報を設定し、復号器24に出力することで、復号器24に対し、誤り訂正復号への寄与度が低下するように軟判定値を補正させる。
従って、本実施形態の受信装置20においても、第1実施形態のものと同様、電波の干渉を検出した際には、その干渉の程度に応じて軟判定値を補正(重み付け値による補正、若しくは尤度ゼロを示す値への補正)し、送信データの復号精度を高めることができる。
なお、本実施形態の受信装置20においては、GI抽出器42、シンボル後方抽出器44及び減算部46が、本発明の信号差算出手段に相当し、比較器48が、本発明の干渉検出手段に相当する。
ここで、本実施形態では、希望波に対する妨害波(干渉波)の干渉を検出するために、減算部46を設けて、GI抽出器42及びシンボル後方抽出器44にてサンプリングした信号の差△Dを求めるものとして説明したが、図3に示すように、減算部46に代えて相関演算部47を設け、GI抽出器42及びシンボル後方抽出器44にてサンプリングした信号の相関値Cを求め、比較器48にて、その相関値Cが予め設定された閾値△Cth以下であるときに、電波の干渉を検出するようにしてもよい。
なお、図3に示す受信装置20は、請求項3に記載の受信装置に対応するものであり、GI抽出器42、シンボル後方抽出器44及び相関演算部47は、本発明の相関値算出手段に相当する。
また、本実施形態では、GI期間の信号とGI期間に対応したシンボル後方のデータ期間を比較するとしたが、マルチパスの影響が大きく、GI期間の信号に1つ前のシンボルの信号が多く混入する場合も考えられる。その場合には、前記GI期間のうち、マルチパスの影響の少ない区間に限定し、比較するようにすれば良い。
[第3実施形態]
図4(a)は、第3実施形態の受信装置20の構成を表すブロック図であり、図4(b)は、第3実施形態の受信装置20における干渉検出動作を表すタイムチャートである。
本実施形態の受信装置20は、請求項5に記載の受信装置に対応するものであり、第1、第2実施形態の受信装置20と同様、復調手段としての受信器22と、復号手段としての復号器24と、受信信号処理部26と、を備える。
そして、受信器22からの出力のうち、プリアンブル(P)シンボルについては、復号器24にそのまま出力し、プリアンブルシンボルに続くデータ(D)シンボルについては、メモリ28に一時記憶するようにされている。
また、受信器22は、フィルタを通過した受信信号の信号レベル(電力)を測定して、その測定結果を表すRSSI(Receive Signal Strength Indicator) 信号を出力するように構成されており、受信装置20には、このRSSI信号に基づき受信電力を監視し、受信電力が予め設定された閾値以上であるとき、他の無線通信装置からの送信電波を受信していると判断して、その受信継続時間を計時する受信電力監視部50が設けられている。
また、本実施形態の受信装置20には、受信電力監視部50による計時時間Taと他の無線通信装置が実際に送信してくる送信データのパケット長Tp(具体的にはパケット長を表す時間)とを比較し、計時時間Taがパケット長Tpよりも大きくなると、受信信号に妨害波信号が重畳された(つまり電波の干渉が生じた)と判断して、希望波に対する妨害波の干渉時間を算出する干渉時間算出部52も設けられている。
この干渉時間算出部52は、図4(b)に示すように、受信器22にて希望波の受信が開始され(時点t1)、復号器24にて、その受信信号の先頭に付与されているプリアンブル(P)が復号されると、そのプリアンブル(P)の中から、今回受信した受信データのパケット長Tpを取得し、このパケット長Tpと受信電力監視部50による計時時間Taとを比較する。
そして、その計時時間Taとパケット長Tpとが一致(若しくは略一致)していれば、復号器24に対し、メモリ28に記憶されたデータ(D)シンボルを用いて受信データを復号化(上述した軟判定、デインターリーブ、誤り訂正)させる。
一方、計時時間Taがパケット長Tpに達しても(時刻t3)、RSSI信号が閾値未満とならず、受信電力監視部50による計時が継続されているときには、受信電力監視部50による計時が終了した時点t4で、受信電力監視部50により最終的に得られた計時時間Taからパケット長Tpを減じることで、希望波が干渉波の影響を受けてない正常受信期間τを求め、受信器22にて希望波の受信が開始された時点t1から正常受信期間τが経過した時点t2を、電波の干渉開始タイミング(換言すれば干渉波の重畳位置)として設定する。
そして、その後は、復号器24に対し、メモリ28に記憶されたデータ(D)シンボルを用いて受信データを復号化(上述した軟判定、デインターリーブ、誤り訂正)させるが、その復号化の際にメモリ28に記憶されたデータ(D)シンボルから設定される軟判定値のうち、干渉開始タイミングt2以降に得られたデータ(D)シンボルに対応した軟判定値に対しては、重み付け値若しくはNULL制御情報を設定することで、誤り訂正復号への寄与度が低下するように軟判定値を補正させる。
以上説明したように、本実施形態の受信装置20においては、受信信号の信号レベルを表すRSSI信号に基づき、受信器22によるデータの受信時間(換言すれば受信データの長さ)を計測し、その計測した時間(計時時間)Taが、受信信号のヘッダ領域に付与されたプリアンブルデータから取得したパケット長Tpを超えると、希望波に干渉波が重畳されたと判断する。
このため、本実施形態の受信装置20によれば、第1、第2実施形態のものと同様、干渉波の信号レベルが低く、希望波に干渉波が重畳された際の受信信号のレベル変動が小さい場合であっても、受信信号から電波の干渉を検出することができる。
また、本実施形態の受信装置20においては、受信データのデータ長を表す計時時間Taと、送信データのパケット長Tpとを比較することで、電波の干渉を検出することから、干渉検出タイミングは、希望波の受信が完了した後であり、希望波の受信中にリアルタイムで干渉波を検出して、送信データを復元することはできない。
しかし、本実施形態では、受信器22からの出力をメモリ28に記憶することで、電波の干渉の有無を判定してから、復号器24にて、メモリ28に記憶された受信器22からの出力に基づき送信データを復元できるようにし、しかも、電波の干渉を検出した際には、干渉開始タイミングを特定して、その干渉開始タイミング以降、復号器24による復号化処理で求められる軟判定値を、誤り訂正復号への寄与度が低下するように補正する。
このため、本実施形態の受信装置20においても、第1、第2実施形態のものと同様、希望波に干渉波が重畳された際に、軟判定値を補正して、送信データの復号精度を高めることができる。
なお、本実施形態においては、受信電力監視部50が、本発明のデータ長計測手段に相当し、干渉時間算出部52が、本発明の干渉検出手段に相当し、メモリ28が、本発明の記憶手段に相当する。
ここで、本実施形態では、受信電力監視部50による計時時間Taがパケット長Tpよりも長くなると、希望波に妨害波(干渉波)が重畳されたと判断して、誤り訂正復号への寄与度が低下するように軟判定値を補正するものとして説明したが、希望波に対する干渉波の信号レベルが充分低い場合には、こうした軟判定値の補正を行うことなく、希望波から送信データを復元できることがある。
このため、例えば、本実施形態の受信装置20においては、図5に示すように、干渉時間算出部52にて計時時間Taがパケット長Tpよりも長くなったと判断されると、その後受信器22から出力されるRSSI信号に基づき、干渉波の電力Pを求め、干渉波の電力Pが予め設定された閾値Phtを超えると、送信データを正常に復元するには軟判定値の補正が必要であると判断して、重み付け値若しくはNULL制御情報を復号器24に出力する、干渉電力算出部54を設けるようにしてもよい。
なお、図5に示す受信装置20は、請求項7に記載の受信装置に対応するものであり、干渉時間算出部52及び干渉電力算出部54が、本発明の干渉検出手段に相当することになる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、第3実施形態の受信装置は、受信信号の信号レベルに基づき、他の無線通信装置からの送信電波の受信継続時間を計時し、その計時時間Taが送信データのパケット長Tpよりも長いときに、電波の干渉を検出することから、送信電波の変調方式がOFDM方式とは異なる無線通信システムであっても、適用することができる。
また、上記実施形態では、本発明を、車車間通信を行うために自動車に搭載される無線通信装置に適用した場合について説明したが、本発明は、誤り訂正符号にて符号化され、インターリーブによりビット配置が並び変えられたデータを受信して、元のデータを復元する受信装置であれば、上記実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
第1実施形態の無線通信装置の構成を表すブロック図である。 第2実施形態の受信装置の構成を表すブロック図である。 第2実施形態の受信装置の変形例を表すブロック図である。 第3実施形態の受信装置及びその干渉検出動作を表す説明図である。 第3実施形態の受信装置の変形例を表すブロック図である。 車車間通信において発生する電波干渉の問題を説明する説明図である。
符号の説明
2…サーキュレータ、4…アンテナ、6…送信制御部、10…送信装置、12…誤り訂正符号器、14…インターリーバ、16…プリアンブル挿入部、18…送信器、20…受信装置、22…受信器、24…復号器、26…受信信号処理部、28…メモリ、30…分散算出器、32…比較器、42…GI抽出器、44…シンボル後方抽出器、46…減算部、47…相関演算部、48…比較器、50…受信電力監視部、52…干渉時間算出部、54…干渉電力算出部。

Claims (8)

  1. 送信データを誤り訂正符号にて符号化すると共に、そのビット配置をインターリーブにより並び替えることにより送信用のビット列を生成し、該ビット列を所定ビット長のシンボル単位でOFDM変調して無線送信する送信装置からの送信電波を、アンテナにて受信し、前記送信データを復元する受信装置であって、
    前記アンテナからの受信信号から前記ビット列に対応した信号をOFDM復調する復調手段と、
    該復調手段にて復調された信号を軟判定及びデインターリーブすると共に、該軟判定により得られた軟判定値に基づく誤り訂正復号を行うことで、前記送信データを復元する復号手段と、
    前記復調手段にて復調されるOFDM信号の1シンボル毎に、信号の分散値を算出する分散算出手段と、
    該分散算出手段にて算出された分散値が予め設定された閾値以上であるとき、前記アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出する干渉検出手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 送信データを誤り訂正符号にて符号化すると共に、そのビット配置をインターリーブにより並び替えることにより送信用のビット列を生成し、該ビット列を所定ビット長のシンボル単位でOFDM変調して無線送信する送信装置からの送信電波を、アンテナにて受信し、前記送信データを復元する受信装置であって、
    前記アンテナからの受信信号から前記ビット列に対応した信号をOFDM復調する復調手段と、
    該復調手段にて復調された信号を軟判定及びデインターリーブすると共に、該軟判定により得られた軟判定値に基づく誤り訂正復号を行うことで、前記送信データを復元する復号手段と、
    OFDM信号1シンボル毎のガードインターバル期間中及び該ガードインターバル期間に対応したデータ期間中に、それぞれ、前記復調手段にて復調された信号を取り込み、その取り込んだ各期間中の信号の差を算出する信号差算出手段と、
    該信号差算出手段にて算出された前記各期間中の信号の差が予め設定された閾値以上であるとき、前記アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出する干渉検出手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  3. 送信データを誤り訂正符号にて符号化すると共に、そのビット配置をインターリーブにより並び替えることにより送信用のビット列を生成し、該ビット列を所定ビット長のシンボル単位でOFDM変調して無線送信する送信装置からの送信電波を、アンテナにて受信し、前記送信データを復元する受信装置であって、
    前記アンテナからの受信信号から前記ビット列に対応した信号をOFDM復調する復調手段と、
    該復調手段にて復調された信号を軟判定及びデインターリーブすると共に、該軟判定により得られた軟判定値に基づく誤り訂正復号を行うことで、前記送信データを復元する復号手段と、
    OFDM信号1シンボル毎のガードインターバル期間中及び該ガードインターバル期間に対応したデータ期間中に、それぞれ、前記復調手段にて復調された信号を取り込み、その取り込んだ各期間中の信号の相関値を算出する相関値算出手段と、
    該相関値算出手段にて算出された相関値が予め設定された閾値以下であるとき、前記アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出する干渉検出手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  4. 前記干渉検出手段は、前記アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出すると、前記復号手段内で誤り訂正復号に使用される軟判定値を、誤り訂正復号への寄与度が低下するように補正することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の受信装置。
  5. 送信データを誤り訂正符号にて符号化すると共に、そのビット配置をインターリーブにより並び替えることにより送信用のビット列を生成し、該ビット列を所定ビット長のシンボル単位で無線送信用の信号に変調して無線送信する送信装置からの送信電波を、アンテナにて受信し、前記送信データを復元する受信装置であって、
    前記アンテナからの受信信号から前記ビット列に対応した信号を復調する復調手段と、
    該復調手段にて復調された信号を軟判定及びデインターリーブすると共に、該軟判定により得られた軟判定値に基づく誤り訂正復号を行うことで、前記送信データを復元する復号手段と、
    前記受信信号の信号レベルから前記アンテナが受信中のデータの長さを計測するデータ長計測手段と、
    前記データ長計測手段にて計測されたデータの長さが予め設定されたパケット長を超えると、前記アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出する干渉検出手段と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  6. 前記干渉検出手段は、前記復号手段にて誤り訂正復号された受信データのヘッダ領域から、前記アンテナが受信中のデータのパケット長を取得し、その取得したパケット長を、干渉波検出用のパケット長として設定することを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記干渉検出手段は、前記データ長計測手段にて計測されたデータの長さが前記パケット長を超えると、前記受信信号の信号レベルから干渉波の電力を求め、該電力が予め設定された閾値を超えているときに、前記アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたと判断することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記復調手段からの出力を記憶する記憶手段を備え、
    前記干渉検出手段は、前記アンテナが受信中の電波に干渉波が重畳されたことを検出すると、前記データ長計測手段にて計測されたデータの長さと前記パケット長とから干渉波の重畳位置を特定し、前記復号手段に対し、その特定した重畳位置以降の軟判定値を誤り訂正復号への寄与度が低下するように補正しつつ、前記記憶手段に記憶された信号に基づき受信データを復元させることを特徴とする請求項5〜請求項7の何れかに記載の受信装置。
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