JP2011141880A - 指紋認証装置、指紋認証方法、指紋認証プログラム及び携帯端末装置 - Google Patents

指紋認証装置、指紋認証方法、指紋認証プログラム及び携帯端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】指紋認証に関し、検知形態による誤差を払拭して指紋認証機能を向上させる。
【解決手段】指紋を検知する指紋センサ部(4)と、指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録する登録部(指紋データ格納領域104)と、登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、指紋センサ部から得た入力データと比較する比較部(制御部8)とを含む構成としている。複数の登録データから比較対象を選択して入力データと比較するので、認証精度が向上し、認証機能が高められる。
【選択図】図13

Description

本発明は、指紋認証機能を備える携帯電話機等に用いることができる指紋認証に関し、指紋検出部と指紋検出対象である指との相対的な位置の変化に対応させた指紋認証装置、指紋認証方法、指紋認証プログラム及び携帯端末装置に関する。
携帯電話機等の携帯端末装置には、利用者を特定するために指紋認証機能を備えるものが普及している。このような指紋認証に関し、特許文献1には、装置本体に認証入力手段を備え、指紋入力手段から受け取った指紋画像の特徴抽出を行い、その指紋特徴が登録されている指紋特徴に存在するか否かを調べるものが開示されている。
特開2000−270385公報
ところで、指紋認証は入力指紋情報が登録指紋情報にあるか否かで行うので、入力指紋情報が登録指紋情報に合致しなければ、本人であることを確認することができない。携帯電話機のように、例えば、2つの筐体部をヒンジ部で連結して開閉可能に構成された機器では、指紋検出部が特定の箇所に設置されていても、開かれた筐体部から指紋入力を行う場合と、閉じられた筐体部から指紋入力を行う場合では、指紋検出部に対する指紋の入力形態が異なる場合があり、このような使用形態により検出パターンが変化するため、認証検出率が低下すると、認証に手間取るといった不都合も予想される。このため、利用者は、指紋検出部に対する指や、指の置かれる向きを意識する等、不都合を感じる場合がある。
このような課題について、特許文献1にはその開示や示唆はなく、それを解決するための構成の開示や示唆もない。
そこで、本発明の目的は、指紋認証に関し、検知形態による誤差を払拭して指紋認証機能を向上させることにある。
また、本発明の他の目的は、指紋認証機能を向上させた携帯端末装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、検知形態の異なる複数の指紋データを登録し、その指紋データから比較対象を選択し、入力指紋データと比較することにより、指紋の認証機能を向上させている。
上記目的を達成するため、本発明の第1の側面は、指紋認証装置であって、指紋を検知する指紋センサ部と、前記指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録する登録部と、前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する比較部とを含む構成としてもよい。斯かる構成によれば、複数の登録データから比較対象を選択して入力データと比較するので、認証精度が向上し、認証機能が高められる。
上記目的を達成するためには、上記指紋認証装置において、メッセージを表示する表示部と、前記指紋センサ部に対する指紋の検知形態を表すメッセージを前記表示部に表示させ、前記指紋センサ部から得られた複数の指紋データを前記登録部に登録させる処理部とを備える構成としてもよい。斯かる構成によっても、上記目的が達成される。
上記目的を達成するため、本発明の第2の側面は、指紋認証方法であって、指紋を検知する処理と、指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録部に登録する処理と、前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する処理とを含む構成である。斯かる構成によっても、上記目的が達成される。
上記目的を達成するため、本発明の第3の側面は、コンピュータに実行させる指紋認証プログラムであって、指紋を検知するステップと、指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録部に登録するステップと、前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較するステップとを含む構成である。
上記目的を達成するため、本発明の第4の側面は、携帯端末装置であって、指紋を検知する指紋センサ部と、前記指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録する登録部と、前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する比較部とを含む構成である。斯かる構成によれば、複数の登録データから比較対象を選択して入力データと比較するので、認証精度が向上し、認証機能が高められた携帯端末装置を実現することができる。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 指紋の検知形態を表す検出情報を認証処理に参照するので、使用形態による認証誤差を低減でき、認証機能を向上させることができる。
(2) 指紋の検知形態を表す検出情報を参照する認証処理を携帯電話機等の携帯端末装置に用いれば、指紋認証の精度が高められ、認証機能を向上させた携帯端末装置を実現できる。
第1の実施の形態に係る携帯電話装置の構成例を示すブロック図である。 携帯電話装置の機能部の構成例を示す斜視図である。 携帯電話装置の指紋センサ部に対する指紋入力の形態の一例を示す図である。 携帯電話装置の指紋センサ部に対する指紋入力の形態の一例を示す図である。 指紋データ登録のメインルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャートである。 表示部に表示される表示メッセージを示す図である。 指紋認証のメインルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 指紋データ入力処理の処理手順を示すフローチャートである。 指紋認証処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャートである。 認証処理の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る携帯電話装置の構成例を示す図である。 指紋データ登録のメインルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャートである。 表示部に表示される表示メッセージを示す図である。 指紋認証のメインルーチンの処理手順を示すフローチャートである。 指紋データ入力処理の処理手順を示すフローチャートである。 指紋認証処理の処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係る携帯電話装置に関する指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャートである。 指紋データ入力処理の処理手順を示すフローチャートである。 指紋認証処理の処理手順を示すフローチャートである。 その他の実施の形態に係るパーソナルコンピュータを示す図である。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、携帯電話装置の構成例を示すブロック図、図2は、携帯電話装置の機能部の構成例を示す斜視図である。図1及び図2において、同一部分には同一符号を付してある。この携帯電話装置は指紋認証装置又は携帯端末装置の一例であって、本発明が携帯電話装置に限定されるものではない。
携帯電話装置2は、指紋認証装置、又は指紋認証装置を備える電子機器又は携帯端末装置の一例である。この携帯電話装置2には、本人か他人かを指紋により認証する指紋認証機能を備えており、この指紋認証機能は、指紋センサ部4、形態検出部6、制御部8、メモリ部10、操作入力部12、表示部14等によって実現される。指紋センサ部4は、指紋の入力部であって、ユーザの指の接触等により入力される指紋を検知する。この検知により、指紋パターンデータ又は指紋が持つ特徴データが得られるが、これらを指紋データと称する。指紋認証は、携帯電話装置2の他人の使用制限等、セキュリティ強化のために用いられ、指紋認証によって本人確認ができない場合には、携帯電話装置2の全機能又は一部機能の使用を制限し、認証ができた場合には、携帯電話装置2の全ての機能又は選択された一部機能の使用制限の解除を行う。この指紋認証に用いられる指紋センサ部4には、静電容量、抵抗変化、光等を媒介とする指紋検知を用いてもよい。
形態検出部6は、携帯電話装置2の使用形態として例えば、開かれた状態か閉じられた状態かを検出する。指紋センサ部4に検知される指紋は指紋センサ部4に当てられる指の角度、即ち、指紋センサ部4と指との位置によって検知形態が変化するが、この検知形態は携帯電話装置2の使用形態に依存している。そこで、この実施の形態の携帯電話装置2(図2)では、開閉2つ折り構造であることから、形態検出部6を備えて開状態か閉状態かを検出し、その状態を表す形態データを制御部8に通知する。この場合、携帯電話装置2が2つの筐体部を備え、各筐体部をスライドさせて伸縮させるものでは、そのスライド状態を検出すればよいし、2つの筐体部を2軸ヒンジを用いて開閉及び回転するものでは、その開閉又は表裏の状態を検出すればよい。このような携帯電話装置2の状態が指紋センサ部4に対する指からの指紋の検知形態を直接的に検知する構成としてもよい。
制御部8は、CPU(Central Processing Unit )等で構成され、メモリ部10に格納されたプログラムの実行等の処理を行うデータの比較部であるとともに、処理部であって、指紋センサ部4や形態検出部6の制御やそれらの検知信号の処理を行い、指紋認証処理では、指紋認証用の指紋データ登録、指紋認証時には指紋データの入力、入力データ又は登録データのデータ補正等の処理を行う。
メモリ部10は、制御部8でアクセスされるROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)等の記録媒体で構成され、ROMには制御部8で実行される指紋登録プログラム101、指紋認証プログラム102、その他のプログラム103が格納され、RAMはワークエリアとして用いられる。また、メモリ部10には、指紋データを格納する指紋データ格納領域104、形態データを格納する形態データ格納領域105が設定されている。
操作入力部12は、キーボード等を備えて電話番号入力や表示部14に表示されたカーソルの操作等を行う。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成され、操作入力部12からの入力情報、制御部8で処理されている制御内容、その制御結果等を表示する。
また、この携帯電話装置2には、無線部20、ベースバンド信号処理部22、音声処理部24、電源制御部26等が備えられている。無線部20は、アンテナ28を備えて無線により通話やパケット通信等を行う。ベースバンド信号処理部22は、音声信号のベースバンド信号処理や受信した無線信号から音声信号の取出し等を行う。音声処理部24は、マイクロフォンやスピーカ等を備えて送話音声の入力や受話音声の出力等の信号処理を行う。また、電源制御部26は、バッテリ30からの給電により制御部8等の各種機能部の電力供給や、バッテリ30の充電制御を行う。
この携帯電話装置2では、図2に示すように、合成樹脂や金属で形成された第1及び第2の筐体部32、34が備えられ、これら筐体部32、34はヒンジ部36を以て連結され、ヒンジ部36を中心に開閉されて折畳み可能である。筐体部32には、形態検出部6、操作入力部12、無線部20、ベースバンド信号処理部22、音声処理部24、電源制御部26、アンテナ28等が実装され、筐体部34には、指紋センサ部4、制御部8、メモリ部10、表示部14が実装されているとともに、スピーカ38が搭載されている。形態検出部6は例えば、磁気スイッチ及びマグネットで構成され、マグネットを筐体部34側に配置し、筐体部34によって移動するマグネットの磁界を検知することにより、筐体部32、34が閉状態か否かの状態を検知する。
次に、携帯電話装置2の指紋センサ部4に対する指紋の入力形態について、図3及び図4を参照して説明する。図3及び図4は、指紋センサ部、その指紋センサ部に対する指紋入力の形態の一例を示す図である。図3及び図4において、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してある。
図3の(A)に示すように、携帯電話装置2では、筐体部34のヒンジ部36の近傍に指紋センサ部4が設置されている。そこで、閉じられた携帯電話装置2では、図3の(B)に示すように、指紋センサ部4を上側にして筐体部34を手で把持しつつ、人指し指40を指紋センサ部4に当てて走査(スキャン)することにより、指紋を入力する。
図4の(A)に示すように、開かれた携帯電話装置2では、アンテナ28を上側にすると、筐体部34側にある指紋センサ部4は、図3の(A)の状態からすると、反転した状態となる。この状態は、形態検出部6の筐体部32、34の開閉状態の検出により、形態データとして出力される。この場合、図4の(B)に示すように、筐体部32を把持しつつ、人指し指40を指紋センサ部4に当てて走査することにより、指紋を感知させることができる。この場合の指紋データは、図3の(B)の指紋データに対して反転した状態、即ち、180度だけ変転した検知形態となっているとともに、携帯電話装置2の指紋センサ部4を貫く仮想中心軸Oを基準に取ると、人差し指40の方向は角度θだけ変移している。また、この角度θは、個人差によって変化することが予想される。このため、このような検知形態では、指紋センサ部4に検知される指紋を表す指紋データには、このような角度θを踏まえた形態データの補正が必要である。
次に、指紋データの登録について、図5、図6及び図7を参照して説明する。図5は、指紋データの登録のメインルーチンの処理手順を示すフローチャート、図6は、指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャート、図7は、表示部に表示される表示メッセージを示す図である。
指紋認証には指紋データの登録が必要である。そこで、図5に示すように、携帯電話装置2を起動し、指紋登録プログラム101を実行させることにより、メニュー画面から設定メニューを選択し、その設定メニューからセキュリティモードに移行し、指紋登録に入り、指紋データ登録処理を実行する(ステップS1)。
この指紋データ登録処理では、図6に示すように、形態検出部6の検出情報として筐体部32、34の開閉状態を表す形態データを取得し(ステップS11)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のA)に基づき、指紋センサ部4に指を載せる。指紋センサ部4では指置きの有無が検出され(ステップS12)、指が検出されるまで、この状態を維持し、指が検出された場合(ステップS12のYES)には、指紋の読込み操作として指紋スキャンを行う(ステップS13)。指紋スキャンによる入力データが正常であるか否かの判定が行われ(ステップS14)、異常又は無効である場合には(ステップS14のNO)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のB)に従ってステップS12から再度の指紋入力を行う。入力データが正常であれば(ステップS14のYES)、その入力データに係る指紋データを指紋データ格納領域104に格納するとともに、その指紋データに対応する形態データを形態データ格納領域105に格納し(ステップS15)、ステップS1(図5)に戻る。この場合、指紋データ格納領域104の指紋データと形態データ格納領域105の形態データとは関係付けられており、指紋データは指紋のパターンデータ又は特徴データの何れでもよいことは既述の通りである。
この処理において、筐体部32、34の形態データの取得の後、図7の(A)に示すように、表示部14の画面42には、ユーザに対する告知情報として、
「センサに指を押し当て、指紋を読み込ませてください。」
なるメッセージが表示される。また、スキャンデータが異常又は無効の場合(ステップS14のNO)には、図7の(B)に示すように、再入力を促す告知情報として、
「再度、指紋を読み込ませてください。」
なるメッセージが表示される。このような告知情報により、ユーザは指紋センサ部4に指紋を読み込ませることができる。
次に、指紋認証について、図8、図9及び図10を参照して説明する。図8は、指紋認証のメインルーチンの処理手順を示すフローチャート、図9は、指紋データ入力処理の処理手順を示すフローチャート、図10は、指紋認証の処理手順を示すフローチャートである。
指紋認証では、図8に示すように、携帯電話装置2を起動し、指紋認証プログラム102を実行させることにより、メニュー画面から認証メニューを選択し、その認証メニューから指紋認証に入り、指紋データ入力処理を実行し(ステップS21)、入力処理の後、認証処理(ステップS22)が実行される。
この指紋データ入力処理では、図9に示すように、形態検出部6の検出情報として筐体部32、34の開閉状態を表す形態データを取得し(ステップS31)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のA)に基づき、指紋センサ部4に指を載せる。指紋センサ部4では指置きの有無が検出され(ステップS32)、指が検出されるまで、この状態を維持し、指が検出された場合(ステップS32のYES)には、指紋の読込み操作として指紋のスキャンを行う(ステップS33)。検知された指紋の入力データが正常であるか否かの判定が行われ(ステップS34)、異常又は無効である場合には(ステップS34のNO)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のB)に従ってステップS32から再度の指紋入力を行う。入力データが正常であれば(ステップS34のYES)、これにより指紋データが取得される(ステップS35)。この指紋データが指紋認証に用いられる。
指紋認証処理では、図10に示すように、登録されている形態データと検出された形態データが一致しているか否か、即ち、登録時と入力時の開閉状態が一致しているか否かが形態データを用いて判定され(ステップS41)、一致している場合には(ステップS41のYES)、登録データと入力データとの比較が行われ(ステップS42)、一致していれば(ステップS42のYES)、一致を表す判定結果が得られ(ステップS43)、この認証処理を終了する。
また、形態が不一致であれば(ステップS41のNO)、入力データの検知形態を一致させる処理として、入力データを所定角度として例えば、180度だけ回転させるデータ補正を施し、形態を一致させる(ステップS44)。この場合、登録データにデータ補正を施して形態を一致させてもよい。
このようにして形態を一致させた後、登録データと入力データとを比較し(ステップS42)、一致していれば(ステップS42のYES)、一致を表す判定結果が得られ(ステップS43)、この処理を終了し、また、不一致であれば(ステップS42のNO)、不一致を表す判定結果が得られ(ステップS45)、この認証処理を終了する。不一致の場合には、本人確認が不調となり、機能抑止等の制御が行われる。
この実施の形態によれば、指紋データの登録の後、指紋認証のための指紋データの入力の際に携帯電話装置2の使用形態を表す形態データを取り込み、指紋認証時に入力データ及び登録データに形態データによるデータ補正を施すので、ユーザが指紋認証時の認証操作の制約から開放される。特に、可動部分を持つ携帯電話装置2(図2〜図4)では、使用形態によって、指紋センサ部4の検知形態が変化することによりデータ不一致となる不都合を回避でき、指紋センサ部4に操作し易い指や指の置かれる向き(角度)を意識することなく、指紋認証を行える。この結果、本人認証の検出率を向上させることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャート、図12は、認証処理の処理手順を示すフローチャートである。
この実施の形態においても、図1及び図2に示す携帯電話装置2が使用され、登録処理にあっては、図5に示すフローチャート、認証処理にあっては、図8及び図9に示すフローチャート、画面処理にあっては、図7に示すメッセージが用いられるので、その説明は省略する。
この実施の形態にあっては、指紋データに形態データを対応付けて指紋データ格納領域104に登録し、この登録データに基づいて認証処理を行っている。
この指紋データ登録処理では、図11に示すように、形態検出部6の検出情報として筐体部32、34の開閉状態を表す形態データを取得し(ステップS51)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のA)に基づき、指紋センサ部4に指を載せる。指紋センサ部4では指置きの有無が検出され(ステップS52)、指が検出されるまで、この状態を維持し、指が検出された場合(ステップS52のYES)には、指紋の読込み操作として指紋のスキャンを行う(ステップS53)。検知された指紋の入力データが正常であるか否かの判定が行われ(ステップS54)、異常又は無効である場合には(ステップS54のNO)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のB)に従ってステップS52から再度の指紋入力を行う。入力データが正常であれば(ステップS54のYES)、指紋データと形態データをメモリ部10の指紋データ格納領域104に格納する(ステップS55)。形態データは指紋データに対応付けて格納され、ステップS1(図5)に戻る。この場合、指紋データは、指紋のパターンデータ又は特徴データの何れでもよいことは既述の通りである。
次に、指紋認証については、図12に示すように、対応付けられて登録されている登録形態データ及び登録指紋データに、入力形態データ及び入力指紋データが比較され(ステップS61)、一致している場合には(ステップS61のYES)、一致を表す判定結果が得られ(ステップS62)、この認証処理を終了する。
また、不一致であれば(ステップS61のNO)、不一致を表す判定結果が得られ(ステップS63)、この認証処理を終了する。
このような処理によっても、上記実施の形態と同様に、指紋入力の指や指の置かれる向き(角度)に捕らわれることなく、指紋認証が行え、本人認証の検出率を向上させることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について、図13、図14、図15及び図16を参照して説明する。図13は、この実施の形態に係る携帯電話装置の構成例を示す図、図14は、指紋データ登録のメインルーチンの処理手順を示すフローチャート、図15は、指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャート、図16は、表示部に表示される表示メッセージを示す図である。図13、図16において、図1、図2及び図7と同一部分には同一符号を付してある。
この実施の形態に用いられる携帯電話装置2は、図13に示すように、形態検出部6(図1)に代えて、指紋センサ部4から複数の異なる形態の指紋データを取り込むように構成したものである。その他の構成は、第1の実施の形態と同一であるので、その説明は省略する。
この実施の形態においても、指紋認証には指紋データの登録が必要である。そこで、図14に示すように、携帯電話装置2を起動し、指紋登録プログラム101を実行させることにより、メニュー画面から設定メニューを選択し、その設定メニューからセキュリティモードに移行し、指紋登録に入り、指紋データ登録処理を実行する(ステップS70)。
この指紋データ登録処理では、図15に示すように、表示部14に表示されたメッセージ(図16のA)に基づき、指紋センサ部4に指を載せる。指紋センサ部4では指置きの有無が検出され(ステップS71)、指が検出されるまで、この状態を維持し、指が検出された場合(ステップS71のYES)には、指紋の読込み操作として指紋のスキャンを行う(ステップS72)。検知された指紋の入力データが正常であるか否かの判定が行われ(ステップS73)、異常又は無効である場合には(ステップS73のNO)、表示部14に表示されたメッセージ(図16のB)に従ってステップS71から再度の指紋入力を行う。入力データが正常であれば(ステップS73のYES)、形態Nとして指紋データを指紋データ格納領域104に格納し(ステップS74)、その形態を表す数値Nが規定数Neであるか否かを判定し(ステップS75)、Nが規定数Neと同一であるかそれ以上である場合(N≧Ne)には、指紋データ登録処理を終了し、ステップS70(図14)に復帰し、Nが規定数Neに満たない場合(N<Ne)には、Nをインクリメント(N=N+1)し(ステップS76)、表示部14に表示されたメッセージ(図16のC)に従って入力処理を行い、形態Nを規定数Neに到達させ、ステップS70(図14)に復帰する。
この処理において、指紋入力の際、図16の(A)に示すように、表示部14の画面42には、ユーザに対する告知情報として、
「センサに指を押し当て、指紋を読み込ませてください。」
なるメッセージが表示される。また、入力データが異常又は無効の場合(ステップS73のNO)には、図16の(B)に示すように、再入力を促す告知情報として、
「再度、指紋を読み込ませてください。」
なるメッセージが表示される。また、形態を変えて入力する場合には、図16の(C)に示すように、その告知情報として、
「次の形態で指紋を読み込ませて下さい。」
なるメッセージが表示されると同時に、入力形態の表示が画面42上に生成される。このような告知情報により、ユーザは指紋センサ部4に種々の形態で指紋を読み込ませることができる。
次に、指紋認証について、図17、図18及び図19を参照して説明する。図17は、指紋認証のメインルーチンの処理手順を示すフローチャート、図18は、指紋データ入力処理の処理手順を示すフローチャート、図19は、指紋認証の処理手順を示すフローチャートである。
指紋認証には、図17に示すように、携帯電話装置2を起動し、指紋認証プログラム102を実行させることにより、メニュー画面から認証メニューを選択し、その認証メニューから指紋認証に入り、指紋データ入力処理を実行し(ステップS81)、入力処理の後、認証処理(ステップS82)が実行される。
この指紋データ入力処理では、図18に示すように、表示部14に表示されたメッセージ(図16のA)に基づき、指紋センサ部4に指を載せる。指紋センサ部4では指置きの有無が検出され(ステップS91)、指が検出されるまで、この状態を維持し、指が検出された場合(ステップS91のYES)には、指紋の読込み操作として指紋のスキャンを行う(ステップS92)。検知された入力データが正常であるか否かの判定が行われ(ステップS93)、入力データが異常又は無効である場合には(ステップS93のNO)、表示部14に表示されたメッセージ(図16のB)に従ってステップS91から再度の指紋入力を行う。入力データが正常であれば(ステップS93のYES)、指紋データが取得される(ステップS94)。これらの指紋データが指紋認証に用いられる。
そして、指紋認証処理では、図19に示すように、登録されている異なる形態を表すNの登録データと入力データとが比較され(ステップS101)、これらが一致している場合には(ステップS101のYES)、一致を表す判定結果が得られ(ステップS102)、この認証処理を終了する。
また、形態Nの登録データと入力データとが不一致であれば(ステップS101のNO)、形態Nが規定数Neであるか否かを判定し(ステップS103)、Nが規定数Neと同等かそれ以上である場合(N≧Ne)には(ステップS103のYES)、形態Nの登録データに対して入力データは不一致であり、不一致を表す判定結果が得られ(ステップS104)、この認証処理を終了する。
また、Nが規定数Neに満たない場合(N<Ne)には(ステップS103のNO)、Nが規定数Neに到達するまで、形態Nの変更、即ち、Nをインクリメントし(N=N+1)(ステップS105)、Nの更新に応じて登録データから選択される異なる形態の登録データと入力データとの比較処理を続行する。登録データと入力データとが一致した場合には(ステップS101のYES)、一致を表す判定結果が得られ(ステップS102)、登録データと入力データとが一致しなければ、不一致を表す判定結果が得られ(ステップS104)、この認証処理を終了する。
そして、入力データが登録データに一致すれば、携帯電話装置2では、機能抑止の解除や、機能抑止の設定が行われ、登録データに入力データが不一致の場合には、本人確認が不調となり、機能抑止を解除することができない。
以上のように、この実施の形態では、異なる形態の複数の指紋データが登録され、形態の異なる登録データから比較対象を選択して入力データと比較するので、ユーザが指紋認証時の認証操作の制約から開放される。既述したように、図2〜図4に示すように、可動部分を持つ携帯電話装置2において、使用形態によって指紋センサ部4の検出パターンが変化することによる不都合を回避でき、指紋センサ部4に操作し易い指や指の置かれる向き(角度)を意識することなく、指紋認証を行える。この実施の形態によっても、本人認証の検出率を向上させることができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について、図20、図21及び図22を参照して説明する。図20は、指紋データ登録処理の処理手順を示すフローチャート、図21は、指紋データ入力処理の処理手順を示すフローチャート、図22は、指紋認証の処理手順を示すフローチャートである。
この実施の形態にあっては、図13に示す携帯電話装置2が用いられ、指紋データの登録処理にあっては、図14に示すフローチャート、認証処理にあっては、図17に示すフローチャート、画面処理にあっては、図7に示すメッセージが用いられるので、これらの説明は省略する。
そこで、この指紋データ登録処理では、図20に示すように、表示部14に表示されたメッセージ(図7のA)に基づき、指紋センサ部4に指を載せる。指紋センサ部4では指置きの有無が検出され(ステップS111)、指が検出されるまで、この状態を維持し、指が検出された場合(ステップS111のYES)には、指紋の読込み操作として指紋のスキャンを行う(ステップS112)。検知された入力データが正常であるか否かの判定が行われ(ステップS113)、入力データが異常又は無効である場合には(ステップS113のNO)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のB)に従ってステップS111から再度の指紋入力を行う。入力データが正常であれば(ステップS113のYES)、入力された指紋データが指紋データ格納領域104に格納され(ステップS114)、この処理を終了する。(図14)。
また、指紋認証で実行される指紋データ入力処理では、図21に示すように、表示部14に表示されたメッセージ(図7のA)に基づき、指紋センサ部4に指を載せる。指紋センサ部4では指置きの有無が検出され(ステップS121)、指が検出されるまで、この状態を維持し、指が検出された場合(ステップS121のYES)には、指紋の読込み操作として指紋のスキャンを行う(ステップS122)。検知された入力データが正常であるか否かの判定が行われ(ステップS123)、入力データが異常又は無効である場合には(ステップS123のNO)、表示部14に表示されたメッセージ(図7のB)に従ってステップS121から再度の指紋入力を行う。入力データが正常であれば(ステップS123のYES)、指紋データを取得し(ステップS124)、指紋データ入力処理に復帰し、認証処理に移行する(図17)。
そして、認証処理では、図22に示すように、入力データと登録データとが比較され(ステップS131)、それらが一致していれば(ステップS131のYES)、一致を表す判定結果が得られ(ステップS132)、この認証処理を終了する。
また、登録データと入力データとが不一致であれば(ステップS131のNO)、入力データを所定角度θnだけ変転させ、その変転角度θnが最大角度θmaxとして例えば、270〔°〕であるか否かを判定し(ステップS133)、変転角度θn=θmax≧270〔°〕であれば(ステップS133のYES)、角度θnを変化させても入力データと登録データとが一致しないことから、不一致を表す判定結果が得られ(ステップS134)、この認証処理を終了する。
また、入力データの変転角度θnが最大角度θmax未満であれば(ステップS133のNO)、現在の角度θnに変転ステップ角度Δθを加算し(θn=θn+Δθ)(ステップS135)、この変転ステップ角度Δθを例えば、90〔°〕とすれば、入力データを90〔°〕だけ変転させて入力データにデータ補正を施し(ステップS136)、比較処理を継続する(ステップS131〜134)。その変転角度θnが最大角度θmaxに到達する間に、登録データに入力データが一致すれば(ステップS131のYES)、一致を表す判定結果が得られ(ステップS132)、不一致であれば(ステップS131のNO)、不一致を表す判定結果が得られ(ステップS134)、この処理を終了する。
この実施の形態では、入力データの角度を変転させているが、出力データの角度を変転させて比較処理を行ってもよい。
このように上記実施の形態によっても、登録データ又は入力データの角度を変化させて両者の比較を行うので、図2〜図4に示すように、可動部分を持つ携帯電話装置2の使用形態によって、指紋センサ部4の検出パターンが変化することによる不都合を回避でき、指紋センサ部4に操作し易い指や指の置かれる向き(角度)を意識することなく、指紋認証を行え、本人認証の検出率を向上させることができる。
〔その他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、指紋認証装置又は指紋認証機能を備える電子機器として携帯電話装置2を例示したが、本発明は、単体の指紋認証装置として構成してもよく、また、図23に示すように、パーソナルコンピュータ44に適用させてもよく、その他の電子機器、自動車等、各種の機器に適用することができ、上記実施の形態の携帯電話装置に限定されるものではない。図23において、図1、図13と同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(2) この検知形態の検出は、指紋センサ部4に対する指の方向等を直接検出してもよく、また、携帯電話装置2の操作から指の接触方向等を予測する検知であってもよい。
(3) 上記実施の形態では、折り畳み型の携帯電話機を想定して、筐体部32、34の開閉の2状態としているが、筐体部がスライド型又は2軸ヒンジ型の携帯電話機では、それぞれの筐体部のスライドや回転等の変位形態に応じて、指紋データの登録、又は認証データの回転を行ってもよい。
次に、以上述べた本発明の各実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 指紋を検知する指紋センサ部と、
前記指紋センサ部に対する指紋の検知形態を検出する形態検出部と、
前記指紋センサ部で検知された前記指紋を表す指紋データを登録する登録部と、
前記登録部の登録データと前記指紋センサ部から得た入力データとを前記検知形態によってデータ補正を施して比較する比較部と、
を含むことを特徴とする指紋認証装置。
斯かる構成によれば、入力データ又は登録データの検知形態を表す形態データを認証処理に用いてデータ補正を施すので、認証精度が向上し、認証機能が高められる。
(付記2) 付記1の指紋認証装置において、
前記登録部に前記指紋データと前記検知形態を表す形態データとを対応付けて登録させたことを特徴とする指紋認証装置。
(付記3) 指紋を検知する指紋センサ部と、
前記指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録する登録部と、
前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する比較部と、
を含むことを特徴とする指紋認証装置。
(付記4) 付記3の指紋認証装置において、
メッセージを表示する表示部と、
前記指紋センサ部に対する指紋の検知形態を表すメッセージを前記表示部に表示させ、前記指紋センサ部から得られた複数の指紋データを前記登録部に登録させる処理部と、
を備えることを特徴とする指紋認証装置。
(付記5) 指紋を検知する指紋センサ部と、
前記指紋センサ部で検知された前記指紋を表す指紋データを登録する登録部と、
前記登録部の登録データと前記指紋センサ部から得た入力データとを予想される検知形態に補正して比較する比較部と、
を含むことを特徴とする指紋認証装置。
(付記6) 指紋を検知する処理と、
前記指紋の検知形態を検出する処理と、
検知された前記指紋を表す指紋データを登録する処理と、
登録データと入力データとを前記検知形態によってデータ補正を施して比較する処理と、
を含むことを特徴とする指紋認証方法。
(付記7) 付記6の指紋認証方法において、
前記指紋データと前記検知形態を表す形態データとを対応付けて登録させる処理を含むことを特徴とする指紋認証方法。
(付記8) 指紋を検知する処理と、
指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録部に登録する処理と、
前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する処理と、
を含むことを特徴とする指紋認証方法。
(付記9) 付記8の指紋認証方法において、
前記指紋の検知形態を表すメッセージを表示する処理を含むことを特徴とする指紋認証方法。
(付記10) 指紋を検知する処理と、
前記指紋を表す指紋データを登録する処理と、
登録データと入力データとを予想される検知形態に補正して比較する処理と、
を含むことを特徴とする指紋認証方法。
(付記11) コンピュータに実行させる指紋認証プログラムであって、
指紋を検知するステップと、
前記指紋の検知形態を検出するステップと、
検知された前記指紋を表す指紋データを登録するステップと、
登録データと入力データとを前記検知形態によってデータ補正を施して比較するステップと、
を含むことを特徴とする指紋認証プログラム。
(付記12) 付記11の指紋認証プログラムにおいて、
前記指紋データと前記検知形態を表す形態データとを対応付けて登録させる処理を含むことを特徴とする指紋認証プログラム。
(付記13) コンピュータに実行させる指紋認証プログラムであって、
指紋を検知するステップと、
指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録部に登録するステップと、
前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較するステップと、
を含むことを特徴とする指紋認証プログラム。
(付記14) 付記13の指紋認証方法において、
前記指紋の検知形態を表すメッセージを表示する処理を含むことを特徴とする指紋認証プログラム。
(付記15) コンピュータに実行させる指紋認証プログラムであって、
指紋を検知するステップと、
前記指紋を表す指紋データを登録するステップと、
登録データと入力データとを予想される検知形態に補正して比較するステップと、
を含むことを特徴とする指紋認証プログラム。
(付記16) 指紋を検知する指紋センサ部と、
前記指紋センサ部に対する指紋の検知形態を検出する形態検出部と、
前記指紋センサ部で検知された前記指紋を表す指紋データを登録する登録部と、
前記登録部の登録データと前記指紋センサ部から得た入力データとを前記検知形態によってデータ補正を施して比較する比較部と、
を含むことを特徴とする携帯端末装置。
斯かる構成によれば、入力データ又は登録データの検知形態を表す形態データを認証処理に用いてデータ補正を施すので、認証精度が向上し、認証機能が高められた携帯端末装置を実現することができる。
(付記17) 付記16の携帯端末装置において、
前記登録部に前記指紋データと前記検知形態を表す形態データとを対応付けて登録させたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記18) 指紋を検知する指紋センサ部と、
前記指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録する登録部と、
前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する比較部と、
を含むことを特徴とする携帯端末装置。
(付記19) 付記18の携帯端末装置において、
メッセージを表示する表示部と、
前記指紋センサ部に対する指紋の検知形態を表すメッセージを前記表示部に表示させ、前記指紋センサ部から得られた複数の指紋データを前記登録部に登録させる処理部と、
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記20) 指紋を検知する指紋センサ部と、
前記指紋センサ部で検知された前記指紋を表す指紋データを登録する登録部と、
前記登録部の登録データと前記指紋センサ部から得た入力データとを予想される検知形態に補正して比較する比較部と、
を含むことを特徴とする携帯端末装置。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、指紋認証機能を備える携帯電話機等に用いることができる指紋認証に関し、検知形態の異なる登録された複数の指紋データから比較対象を選択して入力データと対比、指紋認証を行うので、認証機能の精度を向上させることができ、有用である。
2 携帯電話装置
4 指紋センサ部
6 形態検出部
8 制御部
10 メモリ部
14 表示部
104 指紋データ格納領域
105 形態データ格納領域

Claims (5)

  1. 指紋を検知する指紋センサ部と、
    前記指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録する登録部と、
    前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する比較部と、
    を含むことを特徴とする指紋認証装置。
  2. 請求項1の指紋認証装置において、
    メッセージを表示する表示部と、
    前記指紋センサ部に対する指紋の検知形態を表すメッセージを前記表示部に表示させ、前記指紋センサ部から得られた複数の指紋データを前記登録部に登録させる処理部と、
    を備えることを特徴とする指紋認証装置。
  3. 指紋を検知する処理と、
    指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録部に登録する処理と、
    前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する処理と、
    を含むことを特徴とする指紋認証方法。
  4. コンピュータに実行させる指紋認証プログラムであって、
    指紋を検知するステップと、
    指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録部に登録するステップと、
    前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較するステップと、
    を含むことを特徴とする指紋認証プログラム。
  5. 指紋を検知する指紋センサ部と、
    前記指紋センサ部に検知させた異なる形態の複数の指紋データを登録する登録部と、
    前記登録部にある複数の登録データから比較対象を選択し、前記指紋センサ部から得た入力データと比較する比較部と、
    を含むことを特徴とする携帯端末装置。
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